JP2006125173A - 屋根材の縁切り部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は屋根材の補修を目的に再塗装した後、屋根材の重ね合せ部の縁切りを行うと同時に、挿入された縁切り部材の直上に過度の力がかかっても屋根材の亀裂・破損等が発生しない、また、機械組み込みのが容易であり、保管スペースも取らない、更に長期の使用で縁切り部材が屋根の重ね合わせ部から抜け出さないようにする縁切り部材を得るにある。
【解決手段】 屋根の補修のため再塗装した後、屋根材の重ね合せ部に打ちこんだまま使用する縁切り部材であって,前記屋根材の重ね合せ部に挿入する本体と、前記本体の手前端部に所定の位置に設定するためのストッパーと、前記本体は波形状をなし、且つ、複数個に分離あるいは一体で構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 屋根の補修のため再塗装した後、屋根材の重ね合せ部に打ちこんだまま使用する縁切り部材であって,前記屋根材の重ね合せ部に挿入する本体と、前記本体の手前端部に所定の位置に設定するためのストッパーと、前記本体は波形状をなし、且つ、複数個に分離あるいは一体で構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、屋根材を補修を目的に再塗装した後、屋根材の重ね合せ部の塗膜を縁切りする縁切り部材に関する。
従来、屋根材は野地板に等間隔に重ね合せて配列し設置されている。
屋根材は、長期間経過すると表面が劣化するので、補修を目的に定期的に再塗装する。
屋根材は、長期間経過すると表面が劣化するので、補修を目的に定期的に再塗装する。
しかしながら、屋根材を再塗装すると、屋根材の水平方向の重ね合わせ部が塗膜で密閉され、屋根材の縦方向の繋ぎ合わせ部の隙間から侵入した雨水等は水平方向の下方部に排泄されることなく、水溜りができる。この水溜りが、長期間放置されると、野地板を腐蝕させ天井の雨漏りに繋がる。
このため、屋根材の再塗装後、屋根材の重ね合せ部に縁切りを目的に板状の部材を挿入し、縁切りをおこない長期間使用する手法がある。
しかし、この縁切り部材は板状で、一定の厚さで挿入されているため、屋根部材の直上に人が足で踏む等過度の荷重がかかると、縁切り部材と屋根材との段差部に亀裂・破損が発生し、雨水の侵入が懸念される。
また、従来の縁切り部材は、剛体のものが多く、屋根の重ね合せ部に挿入する時大きな力を要した。更に、従来の縁切り部材はストッパー付きのものが多く、機械組み込みがし難く、縦方向に整列して保管するにはスペースを取り経済的ではなかった。
特開平11−44072 特願2003−388561
また、従来の縁切り部材は、剛体のものが多く、屋根の重ね合せ部に挿入する時大きな力を要した。更に、従来の縁切り部材はストッパー付きのものが多く、機械組み込みがし難く、縦方向に整列して保管するにはスペースを取り経済的ではなかった。
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、屋根材の補修を目的に再塗装した後、屋根材の重ね合せ部の縁切りを行うと同時に、挿入された縁切り材の直上に過度の力がかかっても屋根材の亀裂・破損等が発生しない、また、機械組み込みが容易であり、保管スペースも取らない、更に長期の使用で縁切り部材が屋根の重ね合わせ部から抜け出さないようにする縁切り部材を提供することを目的とする。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は次ぎの説明と添付図と照らし合わせ読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、発明の技術的な範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、発明の技術的な範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するため、本発明は屋根の補修のため再塗装した後、屋根材の重ね合せ部に打ちこんだまま使用する縁切り部材であって,前記屋根材の重ね合せ部に挿入する本体と、前記本体の手前端部に所定の位置に設定するためのストッパーと、前記本体は波形状をなし、且つ、複数個に分離あるいは一体とされていることで屋根材の縁切り部材を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次ぎに列挙する効果が得られる。
(1)屋根の補修のため再塗装した後、屋根材の重ね合せ部に打ちこんだまま使用する縁切り部材であって,前記屋根材の重ね合せ部に挿入する本体と、前記本体の手前端部に所定の位置に設定するためのストッパーと、前記本体は波形状をなし、且つ、複数個に分離あるいは一体とされていることで屋根材の縁切り部材を構成している。縁切り部材の本体は薄肉で変形容易な波形状であるため、挿入しやすく、挿入後もその直上に過度の荷重がかかっても直ぐ変形する。
よって、屋根材の重ね合せ部上に人が足で踏む等の過度の荷重がかかっても、縁切り部材は薄肉で波形状をなしているため、容易に変形し、屋根材の亀裂・破損は回避できる。
(1)屋根の補修のため再塗装した後、屋根材の重ね合せ部に打ちこんだまま使用する縁切り部材であって,前記屋根材の重ね合せ部に挿入する本体と、前記本体の手前端部に所定の位置に設定するためのストッパーと、前記本体は波形状をなし、且つ、複数個に分離あるいは一体とされていることで屋根材の縁切り部材を構成している。縁切り部材の本体は薄肉で変形容易な波形状であるため、挿入しやすく、挿入後もその直上に過度の荷重がかかっても直ぐ変形する。
よって、屋根材の重ね合せ部上に人が足で踏む等の過度の荷重がかかっても、縁切り部材は薄肉で波形状をなしているため、容易に変形し、屋根材の亀裂・破損は回避できる。
(2)請求項2では請求項1と同等の効果が得られる上、ストッパーがないため、縁切り部材の縦方向に容易に整列することが可能となるので、例えば、機械組み込みを行うとき、縁切り部材を打ちこみケースから1枚1枚抜き出すのも容易となり、作業効率も上がる。また、ストッパーがない分、縦方向の整列が容易に出来、保管スペースの削減に繋がり、経済的である。
(3)請求項3では、縁切り部材本体の水平方向の断面が本体中心から外側に向かい、その断面が傾斜状になっているので、縁切り部材端部は屋根材との段差が微少に止まるため、縁切り部材直上を人が足等で踏む等、過度な荷重がかかっても、屋根材の亀裂・破損は発生しない。
(4)請求項4では、屋根材、縁切り部材の長期にわたる使用による劣化で縁切り部材が抜け出す懸念があった時でも、その底部に楔形状の溝があるため、楔効果で抜け出しの懸念は解消できる。
以下、図面に示す実施するための最良の形態により本発明を説明する。
図1ないし図7の本発明の第1の実施するための最良の形態において、1は本発明の屋根材の縁切り部材で、2はその本体で、3はその波形状であり、4は適性な位置決めをするストッパーである。本体(2)は波形状(3)に荷重がかかった時、容易に変形するよう薄肉にするのが好ましい。
適用する材料は、金属、非金属、樹脂等が考えられる。
本体(2)の形状は図1のように2分割したもの、図5のように一体にしたもの等がある。
波形状(3)は図2のように1条の波形状でストッパー(4)の底部から立ちあがるもの、また、図4のようにストッパー(4)の底部から下降するもの等が考えられる。
波形状(3)の数も図6のように複数条のものがある。
波形状(3)は図2のように1条の波形状でストッパー(4)の底部から立ちあがるもの、また、図4のようにストッパー(4)の底部から下降するもの等が考えられる。
波形状(3)の数も図6のように複数条のものがある。
図8は屋根材の重ね合せ部(7)と縁切り部材(1)の挿入位置を示したものである。
図9は縁切り部材(1)を屋根材の重ね合わせ部(7)に挿入したときの状態を示したものである。
図9は縁切り部材(1)を屋根材の重ね合わせ部(7)に挿入したときの状態を示したものである。
次に、図10ないし図32に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明にあたって、前記本発明の第1の実施するための最良の形態と同一構成部分には同一符合を付して重複する説明を省略する。
図10ないし図13は本発明の第2の実施例においては、図1と比較してストッパー(4)が付いていないところである。図13は図11に示す本体(2)を重ね合わせた状態を示したもので、機械組み込みを行うには左端部をCの矢印の方向に力を与え移動させることで、屋根材の重ね合わせ部に挿入することが可能である。
また、ストッパー(4)がないため、縦方向に余分なスペースを取ることなく整列、保管が可能となり、管理保管面で経済的である。
また、ストッパー(4)がないため、縦方向に余分なスペースを取ることなく整列、保管が可能となり、管理保管面で経済的である。
図14ないし図17の本発明の第3の実施例においては、縁切り部材(1)に過度な荷重がかかった時、その直上の屋根材(5)に亀裂・破損等が発生しないよう、図15の中心部(8)から左右に向け傾斜させ端部を薄肉にしたものである。その状態を図16、図17に示す。
図18は通常の縁切り部材(1)を屋根材の重ね合わせ部に挿入し、その直上に過度の荷重が掛かった状態を示したもので、両端に段差が発生したため、亀裂の発生する状態を示したものである。
図19は図14の縁切り部材(1)を屋根の重ね合わせ部(7)に挿入したものであるが、断面が傾斜状になっていて、その端部に段差が発生しないため、直上に過度の荷重がかかっても屋根材の亀裂・破損は回避できる。
図19は図14の縁切り部材(1)を屋根の重ね合わせ部(7)に挿入したものであるが、断面が傾斜状になっていて、その端部に段差が発生しないため、直上に過度の荷重がかかっても屋根材の亀裂・破損は回避できる。
図20ないし図22の本発明の第4の実施例においては、縁切り部材(1)を屋根材の重ね合わせ部(7)に挿入し、長期間に亘り使用した際、材料の劣化による永久変形等で縁切り部材(1)の抜け出しを防止するため、縁切り部材(1)の本体(2)の底部に凹凸状の溝(9)を設けたものである。
溝形状は楔効果で抜け出しの防止を狙ったもので、楔形の三角形状等が考えられる。
溝形状は楔効果で抜け出しの防止を狙ったもので、楔形の三角形状等が考えられる。
図23ないし図27の本発明の第5の実施例においては、縁切り部材(1)の本体(2)の水平方向に対し波形状(3)を形成したものである。
図25に示す水平方向の波形状(3)でも、図1の縦方向の波形状(1)と同様、屋根材の重ね合わせ部(7)に挿入する時にも、垂直方向に容易に変形し、また、挿入後の復元で適正な隙間が形成される。
図25に示す水平方向の波形状(3)でも、図1の縦方向の波形状(1)と同様、屋根材の重ね合わせ部(7)に挿入する時にも、垂直方向に容易に変形し、また、挿入後の復元で適正な隙間が形成される。
図28ないし図32の本発明の第6の実施例においては、縁切り部材(1)が一体で形成され、その垂直方向に複数の波形状(3)を形成したものである。
波形状(3)は、縁切り部材(1)が屋根材の重ね合わせ部(7)への容易な挿入と適性な隙間の確保のため、本体先端は低くストッパー近傍は高くしてある。
波形状(3)は、縁切り部材(1)が屋根材の重ね合わせ部(7)への容易な挿入と適性な隙間の確保のため、本体先端は低くストッパー近傍は高くしてある。
本発明は屋根材と塗料を製造販売する産業、および屋根材の再塗装する業者に利用される。
1:縁切り部材、
2:本体、
3:波形状、
4:ストッパー、
5:屋根材、
6:楔形状、
7:屋根材の重ね合わせ部、
8:中心部、
9:凹凸状の溝、
10:屋根材へ縁切り部材を取り付けた位置を示した図。
11:屋根材へ縁切り部材を挿入した状態を示した図。
12:整列した縁切り部材
13:野地板、
14:亀裂個所、
15:塗膜、
2:本体、
3:波形状、
4:ストッパー、
5:屋根材、
6:楔形状、
7:屋根材の重ね合わせ部、
8:中心部、
9:凹凸状の溝、
10:屋根材へ縁切り部材を取り付けた位置を示した図。
11:屋根材へ縁切り部材を挿入した状態を示した図。
12:整列した縁切り部材
13:野地板、
14:亀裂個所、
15:塗膜、
Claims (4)
- 屋根の補修のため再塗装した後、屋根材の重ね合せ部に打ちこんだまま使用する縁切り部材であって,前記屋根材の重ね合せ部に挿入する本体と、前記本体の手前端部に所定の位置に設定するためのストッパーと、前記本体は波形状をなし、且つ、複数個に分離あるいは一体とされていることを特徴とする屋根材の縁切り部材。
- 屋根の補修のため再塗装した後、屋根材の重ね合せ部に打ちこんだまま使用する縁切り部材であって、前記屋根材の重ね合せ部に挿入される本体と、前記本体は波形状をなし、且つ、複数個に分離あるいは一体とされていることを特徴とする屋根の縁切り部材。
- 縁切り部材本体の水平方向の断面は内側から外側に向かい傾斜していることを特徴とした請求項1あるいは請求項2記載の屋根材の縁切り部材。
- 縁切り部材本体の底部に抜け止め防止用の凹凸形状を形成することを特徴とした請求項1あるいは請求項2記載の屋根材の縁切り部材。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010024759A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Same:Kk | 屋根材の縁切り材 |
JP2010059665A (ja) * | 2008-09-03 | 2010-03-18 | Hidetoshi Nakamura | 屋根材の縁切り部材 |
JP2015132064A (ja) * | 2014-01-10 | 2015-07-23 | 株式会社セイム | 屋根材のバネ式補修材、及び縁切り材 |
JP2015227576A (ja) * | 2014-06-02 | 2015-12-17 | ソーラーフロンティア株式会社 | 止水板及び止水構造 |
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2004
- 2004-11-01 JP JP2004347575A patent/JP2006125173A/ja active Pending
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