JP2006124427A - 樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents
樹脂発泡体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006124427A JP2006124427A JP2004311174A JP2004311174A JP2006124427A JP 2006124427 A JP2006124427 A JP 2006124427A JP 2004311174 A JP2004311174 A JP 2004311174A JP 2004311174 A JP2004311174 A JP 2004311174A JP 2006124427 A JP2006124427 A JP 2006124427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyol
- glass fiber
- resin foam
- foam
- reinforced resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Abstract
【解決手段】ポリオール化合物、発泡剤及び整泡剤を含むポリオール組成物とポリイソシアネート成分とを混合した発泡原液組成物を繊維体に供給し、発泡硬化させて繊維体を含む発泡体とする繊維強化樹脂発泡体とする製造方法であって、繊維強化樹脂発泡体は密度が90〜150kg/m3 であり、発泡剤は水であり、ポリオール化合物は芳香族ポリエステルポリオール50〜95重量部、芳香族アミンポリエーテルポリオール5〜15重量部を含み、ポリオール組成物の水酸基価が250〜550mgKOH/gであるポリオール組成物を使用する。
【選択図】 なし
Description
前記ガラス繊維強化樹脂発泡体は密度が90〜150kg/m3 であり、
前記発泡剤は水であり、
前記ポリオール化合物は、水酸基価200〜600mgKOH/gの芳香族ポリエステルポリオール50〜95重量部、水酸基価300〜500mgKOH/gの芳香族アミンを開始剤とする第3級アミノ基含有ポリエーテルポリオール3〜15重量部を含み、
前記ポリオール組成物の水酸基価が250〜550mgKOH/gであることを特徴とする。
1)下紙面材を原反ロールから巻き戻してコンベアに供給する。
2)下面材上にガラス繊維を供給する。
3)ガラス繊維上に、発泡機にてポリオール組成物とポリイソシアネート成分とを混合して形成された発泡原液組成物を、紙面材の幅方向に均一に供給する。
4)上紙面材を供給する。上紙面材供給後にニップロールなどにより押さえることにより、発泡原液組成物をガラス繊維マットに十分含浸させることが好ましい。
5)加熱オーブンに送り込んで加熱し、発泡・硬化反応を行わせて両面に紙面材が積層された樹脂発泡体とする。所定の厚さにするために、フォームの上下面を押さえるダブルコンベアを使用してもよい。
6)加熱オーブンから連続的に出てくるガラス繊維強化樹脂発泡体を、裁断機にて所定長さに裁断する。
(実施例1〜10、比較例1〜5)
ポリオール組成物の配合並びにポリオール組成物とイソシアネート成分との混合比率は、実施例1〜10については表1に、比較例1〜5については表2にそれぞれ示した。
・芳香族ポリエステルポリオール1:フタル酸とジエチレングリコールからなるポリエステルポリオール(水酸基価=260mgKOH/g)
・芳香族ポリエステルポリオール2:フタル酸とジエチレングリコールからなるポリエステルポリオール(水酸基価=400mgKOH/g)
・芳香族系第3級アミノ基含有ポリエーテルポリオール1:TDAを開始剤としてプロピレンオキサイドを付加したポリオール化合物(水酸基価=350mgKOH/g)
・芳香族系第3級アミノ基含有ポリエーテルポリオール2:TDA/グリセリン=6/4(モル比)を開始剤としてプロピレンオキサイドを付加したポリオール化合物(水酸基価=400mgKOH/g)
・ポリエーテルポリオール1:ソルビトール系ポリエーテルポリオール(水酸基価550mgKOH/g)
・ポリエーテルポリオール2:トリメチロールプロパン系ポリエーテルポリオール(水酸基価865mgKOH/g)
・ポリエーテルポリオール3:グリセリン系ポリエーテルポリオール(水酸基価50mgKOH/g)
・TMCPP:リン系難燃剤(可塑剤)(大八化学工業)
・触媒1:ジメチルシクロヘキシルアミン
・触媒2:カオライザーNo.1(花王)
・ポリイソシアネート成分:粗製MDIであるミリオネートMR200(日本ポリウレタン工業)
・整泡剤:SH−193(東レダウコーニングシリコン)
表1、2中の芳香族系第3級アミノ基含有ポリエーテルポリオール2は、含まれているTDAを開始剤とするポリオールを表示し、全体の添加量を( )内に示した。
<密度>
作製した樹脂発泡体から10cm×10cm×10cmのサンプルを切り出し、重量を測定して求めた。
<熱伝導率>
フォーム中央部から200mm×200mm、厚さ30mmのサンプルを切り出し、熱伝導率測定装置AUTO−Λ HC−074(英弘精機)を使用し、測定条件は、JIS A 9511に準拠して測定した。
<曲げ強度>
JIS K 7221に準拠して測定した。
<耐クラック性評価方法>
フォーム製造1日後にバンドソーにてフォーム中央部を縦に裁断し、裁断面に発生するクラックの有無を目視にて評価した。評価は、クラックの発生がないものを○、クラック発生が認められたものを×として表示した。
実施例1〜10にて得られた樹脂発泡体の評価結果は、表1の下段に、比較例1〜5にて得られた樹脂発泡体の評価結果は、表2の下段に、それぞれ示した。総合評価は、熱伝導率が296×10-4W/m・K以下、曲げ強度が2.45MPa以上、耐クラック性が○の3要件を満たしたものを○、一つでも要件を満足しないものを×として示した。これらの結果より、実施例1〜10のフォームは熱伝導率が296×10-4W/m・K以下であり、水発泡のガラス繊維強化樹脂発泡体としては、従来達成できなかった断熱性を有し、かつ曲げ強度も高く。また耐クラック性にも優れたものであった。
Claims (3)
- ポリオール化合物、発泡剤及び整泡剤を含むポリオール組成物とポリイソシアネート成分とを混合した発泡原液組成物をガラス繊維に供給し、発泡硬化させてガラス繊維を含む発泡体とするガラス繊維強化樹脂発泡体の製造方法であって、
前記ガラス繊維強化樹脂発泡体の密度が90〜150kg/m3 であり、
前記発泡剤は水であり、
前記ポリオール化合物は、水酸基価200〜600mgKOH/gの芳香族ポリエステルポリオール50〜95重量部、水酸基価300〜500mgKOH/gの芳香族アミンを開始剤とする第3級アミノ基含有ポリエーテルポリオール3〜15重量部を含み、
前記ポリオール組成物の水酸基価が250〜550mgKOH/gであることを特徴とするガラス繊維強化樹脂発泡体の製造方法。 - 前記ポリオール化合物100重量部は、さらに水酸基価400〜900mgKOH/gのポリエーテルポリオールを45重量部以下含有することを特徴とする請求項1に記載のガラス繊維強化樹脂発泡体の製造方法。
- ガラス繊維の含有率が8〜12重量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス繊維強化樹脂発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004311174A JP2006124427A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 樹脂発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004311174A JP2006124427A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 樹脂発泡体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006124427A true JP2006124427A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36719476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004311174A Pending JP2006124427A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 樹脂発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006124427A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021233765A1 (en) * | 2020-05-18 | 2021-11-25 | Basf Se | A polyurethane-forming system, a composite comprising the polyurethane-forming system and a fiber-reinforced material, a process for the production of the composite, and the use of the composite |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03287639A (ja) * | 1990-04-05 | 1991-12-18 | Sanyo Chem Ind Ltd | 硬質ポリウレタンおよびポリイソシアヌレートフォームの製法 |
JP2001247647A (ja) * | 2000-03-08 | 2001-09-11 | Nkk Corp | 硬質ポリウレタンフォーム用原液組成物及び超低温用断熱パネルの製造方法 |
-
2004
- 2004-10-26 JP JP2004311174A patent/JP2006124427A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03287639A (ja) * | 1990-04-05 | 1991-12-18 | Sanyo Chem Ind Ltd | 硬質ポリウレタンおよびポリイソシアヌレートフォームの製法 |
JP2001247647A (ja) * | 2000-03-08 | 2001-09-11 | Nkk Corp | 硬質ポリウレタンフォーム用原液組成物及び超低温用断熱パネルの製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021233765A1 (en) * | 2020-05-18 | 2021-11-25 | Basf Se | A polyurethane-forming system, a composite comprising the polyurethane-forming system and a fiber-reinforced material, a process for the production of the composite, and the use of the composite |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5931913B2 (ja) | 硬質ポリウレタンフォームの改善された低温スキン硬化のためのポリオール配合物 | |
JP2014525485A (ja) | ポリウレタン硬質フォーム | |
ITMI20131210A1 (it) | Composizione a base di un espanso poliuretanico per pannelli discontinui preparati a pressione atmosferica ridotta | |
KR100585531B1 (ko) | 경질 폴리우레탄 폼 조성물 및 이를 이용한 보냉재 | |
JP2008088356A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2001247647A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム用原液組成物及び超低温用断熱パネルの製造方法 | |
JP4456376B2 (ja) | ポリオール組成物及びその組成物を用いるガラス繊維強化硬質ポリウレタンフォーム | |
JP2014520909A (ja) | ポリイソシアヌレート硬質フォームの生強度を改善させるためのポリオール配合物 | |
JP2007153989A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物 | |
JP2002155125A (ja) | ポリウレタン変性ポリイソシアヌレートフォームの製造方法 | |
JP2008001805A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2005344079A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP4909505B2 (ja) | 樹脂発泡体の製造方法 | |
JP2008088355A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2006124427A (ja) | 樹脂発泡体の製造方法 | |
JP2006291101A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2006219562A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム、硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2006291124A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP4273815B2 (ja) | 硬質発泡合成樹脂の製造方法 | |
JP2009035686A (ja) | 硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及び硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2008081555A (ja) | 硬質ウレタンフォーム用ポリオール組成物、硬質ウレタンフォームの製造方法及び低温タンク用断熱施工法 | |
JP2021533209A (ja) | 耐火特性に優れたポリウレタンフォーム及びその製造方法 | |
JP5403898B2 (ja) | スプレー発泡硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物及びスプレー発泡硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2009006564A (ja) | 硬質ポリウレタンフォームパネルの製造方法及び硬質ポリウレタンフォーム用ポリオール組成物 | |
JP5625954B2 (ja) | ポリウレタンフォーム及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071022 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090917 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091116 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20091116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20091118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100317 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100512 |