JP2006123768A - ウイング車両におけるレール部材と屋根との連結構造 - Google Patents

ウイング車両におけるレール部材と屋根との連結構造 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の走行時に生ずるウイング屋根、レール部材の振動を吸収することができるウイング車両を提供する。
【解決手段】ウイング車両は、前枠および後枠と、前後枠を連結するレール部材と、天井部壁および該天井部壁の一端から垂直に伸長する側部壁からなる断面L字形ウイング屋根と、該ウイング屋根の天井部壁の他端とレール部材とを連結するヒンジ手段と、を有してなり、レール部材は水平に伸長する張り出し部を有し、ウイング屋根の他端は、ウイング屋根が閉じたとき、張り出し部の表面に接する弾性体が取り付けられる水平な突出部を有する。ウイング屋根が閉じたとき、弾性体はウイング屋根とレール部材とではさみ付けられているため、ウイング屋根、レール部材が走行時に上下に振動しても、急速に振動を吸収する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ウイング車両におけるレール部材と断面L字形の屋根との連結構造に関し、特に、車両の走行時に生ずるレール部材やウイング屋根に生ずる振動を吸収することができる構造に関する。
図1は、典型的なウイング車両の後方斜視図を示す。ウイング車両1は、前枠2(図示せず)と後枠3の中央にレール部材4が連結され、天井屋根を構成する天井部壁11とその一端から垂直に伸長する側方屋根を構成する側部壁12から構成される断面がL字形のウイング屋根13、14がレール部材に連結されている。シリンダー等(図示せず)により、ウイング屋根13、14はレール部材4を中心に回動して、車両の側面全体を開閉することができる。
図2は、図1のA−A線にそった部分断面図であって、ウイング屋根とレール部材との間の典型的な従来の連結機構を示す(特許文献1を参照)。レール部材4に固定されたピン固定部材20とウイング屋根13の天井部壁12の端部に設けられた枠材21(ウイング屋根14も同様の構造)に設けられたヒンジ22とがピン23により連結され、ウイング屋根13(14)は、シリンダー等によりピン23を中心に回動される。
実開平1−107623号公報
枠材21のレール部材4に面する側に、ゴム部材24が固定されている。レール部材4にも、ゴム部材24に対応してゴム部材25が固定されている。ウイング屋根13(ウイング屋根14も同様)が閉じられるとき、これらゴム部材24、25は当接して、騒音を生じることなく衝撃力を吸収する。
しかし、ゴム部材は互いに垂直な面で当接するために、車両の走行時に、ウイング屋根やレール部材が上下に振動する際に、ゴム部材同士が一緒になって上下動し、その振動を吸収できない。
また、レール部材が車内に張り出し、荷台の有効使用空間を狭めている。さらに、ゴム部材が露出しているため、美観も悪い。
そこで、本発明は、車両の走行時に生ずるウイング屋根、レール部材の振動を吸収することができるウイング車両を提供することを目的をする。
本発明の他の目的は、ウイング屋根を閉じるときも衝撃の発生を抑えることができる上記ウイング車両を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、荷室内において、レール部材が突出することなく、天井部が平坦になる上記ウイング車両を提供することである。
上記目的を達成する本発明のウイング車両は、前枠および後枠と、前後枠を連結するレール部材と、天井部壁および該天井部壁の一端から垂直に伸長する側部壁からなる断面L字形ウイング屋根と、該ウイング屋根の天井部壁の他端とレール部材とを連結するヒンジ手段と、を有してなり、レール部材は水平に伸長する張り出し部を有し、ウイング屋根の他端は、ウイング屋根が閉じたとき、張り出し部の表面に接する弾性体が取り付けられる水平な突出部を有する。
弾性部は、突出部の下表面に取り付けられ、張り出し部の上表面と接することが望ましい。また弾性部は、突出部の上表面に取り付けられ、張り出し部の下表面と接することが望ましい。
本発明の他のウイング車両は、前枠および後枠と、前後枠を中央で連結するレール部材と、天井部壁および該天井部壁の一端から垂直に伸長する側部壁からなる断面L字形ウイング屋根と、該ウイング屋根の天井部壁の他端とレール部材とを連結するヒンジ手段と、を有してなり、レール部材は水平に伸長する張り出し部を有し、該張り出し部の表面に弾性体が取り付けられ、ウイング屋根の他端は、ウイング屋根が閉じたとき、張り出し部の表面に取り付けられた弾性体と接する水平な突出部を有する。
弾性部は、張り出し部の上表面に取り付けられ、突出部の下表面と接するよう7に、または、張り出し部の下表面に取り付けられ、突出部の上表面と接するようにしてもよい。
本発明のウイング車両において、ウイング屋根が閉じたとき、弾性体はウイング屋根とレール部材とではさみ付けられているため、ウイング屋根、レール部材が走行時に上下に振動しても、急速に振動を吸収する。また、ガタつきに伴うビビリも吸収することができる。
さらに、弾性部材は、ウイング屋根が閉じるとき、ウイング屋根とレール部材との間で圧縮されることから、衝撃音を吸収する。また、ウイング屋根とレール部材との間が気密となり、外側と内側との遮断が可能となる。
図3は、本発明にしたがった、左右のウイング屋根とレール部材との連結構造を示す、ウイング車両の部分断面図である。
なお、以下で説明する連結構造をもつウイング車両は、図1に示されたようなレール部材に関して、左右対称なウイング屋根をもつ車両であるが、本発明はこのような車両における連結構造に限定されず、たとえば、レール部材が中央ではなく、いずれかに偏った位置にある車両における連結構造にも適用できる。また、二本のレール部材が使用される車両における連結構造にも適用できる。この場合、一方のウイング屋根とレール部材との連結構造について本発明が適用される。
レール部材30は、断面が矩形の中空部31と中空部31の底面から左右に水平に伸長する張り出し部32、33とからなる。さらに、中空部31の両側には、ピン固定部材34、35が設けられている。
レール部材30に連結されるウイング屋根13(屋根は左右対称であり、ここでは一方の屋根13について説明する)は、天井部壁11の端部に、レール部材30と平行になる枠材40が固定されている。枠材は、好適にはアルミ押出成形材であり、ヒンジ41が設けられている。このヒンジ41はピン36により、ピン固定部材34に連結され、したがって、ウイング屋根13は、このピン36を中心に回動自在となる(ウイング屋根14も同様である)。
枠材40はさらに下方に水平に突き出た突出部42を有する。この突出部42は、レール部材30の張り出し部32の上方で、レール部材30にそって伸長している。そして、突出部42は、ウイング屋根13がピン36を中心に回動することの妨げとならない水平方向の長さをもつ。
突出部42には凹部が形成され、その中に、好適にはゴム製の弾性部材44の上部端が嵌め込まれて、固定されている。弾性部材44は、突出部42にそって伸長している。
ここで説明した突出部およびこれに固定された弾性部材は、レール部材にそって連続して伸長するものであるが、これに限定されず、以下で説明するように、振動の吸収が行えるならば、不連続に、点在するように設けられてもよい。
弾性部材44は中空体で、圧縮された状態で、突出部42と、レール部材30の張り出し部32との間に位置する。なお、弾性部材44の大きさも、ウイング屋根13がピン36を中心に回動することが妨げられないものとなっている。
図示の実施例では、弾性部材が枠材に設けられたが、逆に、レール部材の張り出し部に設けることもできる。
図3に示されているように、枠材40の下端が、レール部材30の底面と面が一致するように形成されると、左右の屋根の枠材、レール部材の下側の面が平坦になって、荷箱の天井部全体が平坦になり、荷箱内の空間を有効に使用することができる。
このように天井部全体が平坦にする必要がない場合、あるいはレール部材の中空部をより太くする必要がある場合などでは、左右の張り出し部を、中空部の両側の側壁に形成することも可能である。
また、突出部を下端に設けることもできる。この場合は、弾性部材は、突出部の上面に取り付けられ、張り出し部の下面と当接することになる。この場合、張り出し部を中空部の両側の側壁に形成し、枠材の突出面が、レール部材の底面と一致するようにしてもよい。このことにより、枠材とレール部材とが平坦とる。
動作
図3に示されているように、ウイング屋根13(14)が閉じた状態から、シリンダー等の手段が起動(伸長)することで、ウイング屋根13はピン36を中心に開くように、回動する。このとき、弾性部材44は、圧縮された状態から開放されながら、張り出し部32の上表面にそって枠材40とともに移動し、ウイング屋根13は必要なだけ開く。ウイング屋根13を閉じるときは、シリンダー等の手段が起動(収縮)することが、ウイング屋根13はピン36を中心に回転(図では反時計回りに)する。そして、突出部43に設けられ弾性部材44は、レール部材30の張り出し部32の先端に接し、そして圧縮されながら、そして張り出し部32の上表面上に位置する。このように、弾性部材が圧縮されながら、張り出し部32に当接することから、ウイング屋根13(14も同様)が閉じるときの騒音の発生が防止される。
図3のように、ウイング屋根13が完全に閉じると、弾性部材44は、突出部42と、レール部材30の張り出し部32の間にはさみ付けられるように位置する。ウイング屋根が閉じた状態で、ウイング車両が走行すると、荷箱、特にレール部材、ウイング屋根が振動するが、間にはさまれた弾性部材44が膨張、伸縮することで、また弾性部材44が張り出し部の上表面を擦るように接することで、生じた振動は吸収され、収束する。
図1は典型的なウイング車両の後方斜視図を示す。 図2は、図1の線A−Aにそった部分断面図で、ウイング屋根とレール部材との従来の連結構造を示す。 図3は、本発明にしたがった、ウイング屋根とレール部材との連結構造を示す。
符号の説明
12 天井部壁
13、14 ウイング屋根
30 レール部材
31 中空部
32,33 張り出し部
40 枠材
41 ヒンジ
42 突出部
44 弾性部材

Claims (8)

  1. 前枠および後枠と、
    前記前後枠を連結するレール部材と、
    天井部壁および該天井部壁の一端から垂直に伸長する側部壁からなる断面L字形ウイング屋根と、
    該ウイング屋根の天井部壁の他端と前記レール部材とを連結するヒンジ手段と、
    を有し、
    前記レール部材は水平に伸長する張り出し部を有し、
    前記ウイング屋根の前記他端は、ウイング屋根が閉じたとき、前記張り出し部の表面に接する弾性体が取り付けられる水平な突出部を有する、
    ことを特徴とするウイング車両。
  2. 前記弾性部は、前記突出部の下表面に取り付けられ、前記張り出し部の上表面と接する、請求項1に記載のウイング車両。
  3. 前記弾性部は、前記突出部の上表面に取り付けられ、前記張り出し部の下表面と接する、請求項1に記載のウイング車両。
  4. 前枠および後枠と、
    前記前後枠を連結するレール部材と、
    天井部壁および該天井部壁の一端から垂直に伸長する側部壁からなる断面L字形ウイング屋根と、
    該ウイング屋根の天井部壁の他端と前記レール部材とを連結するヒンジ手段と、
    を有し、
    前記レール部材は水平に伸長する張り出し部を有し、
    該張り出し部の表面に弾性体が取り付けられ、
    前記ウイング屋根の前記他端は、ウイング屋根が閉じたとき、前記張り出し部の表面に取り付けられた前記弾性体と接する水平な突出部を有する、ことを特徴とするウイング車両。
  5. 前記弾性部は、前記張り出し部の上表面に取り付けられ、前記突出部の下表面と接する、請求項4に記載のウイング車両。
  6. 前記弾性部は、前記張り出し部の下表面に取り付けられ、前記突出部の上表面と接する、請求項4に記載のウイング車両。
  7. 前記張り出し部は、前記レール部材の底部面と一致するように伸長する、請求項1または4に記載のウイング車両。
  8. 前記突出部は、前記レール部材の底部面と一致するように伸長する、請求項3または6に記載のウイング車両。
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