JP2006122570A - シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
フロア側に設けられたロアレール53、ロアレール53に移動可能に係合したアッパレール55とからなるシートトラック機構51と、下部がアッパレール55の前部に回転可能に取り付けられ、上部がシートクッションの前部に回転可能に取り付けられたフロントリンク71と、下部がアッパレール55の前部に回転可能に取り付けられ、上部がシートクッションの後部に回転可能に取り付けられたリアリンク81と、フロントリンク71、リアリンク81のうちの少なくとも一方のリンクの回転を禁止するロック機構100と、アッパレール55がロアレール53に対して最後位置に移動させないとロック機構100が作動しないようにするキャンセル機構200とを有する。
【選択図】 図1
Description
このようなシートにおいては、固定リンク以外のリンクの回転を許可/禁止するロック機構を有し、このロック機構をロック解除すると、シートは昇降可能となる。
アッパレールがロアレールに対して最後位置に移動すると、キャンセル機構が解除される。そして、ロック機構を解除すると、シートの昇降が可能となる。
請求項3に係る発明は、前記キャンセル機構は、前記フレームに回転可能に設けられ、半径方向に延びるアーム部を有し、一方の方向に回転することにより前記ロック機構のフックを駆動するフック駆動レバーと、該フック駆動レバーを他方の方向に回転する方向に付勢するフック駆動レバー付勢手段と、該フック駆動レバー付勢手段で付勢された前記フック駆動レバーの移動を禁止するフック駆動レバーストッパと、前記フック駆動レバーの回転中心軸を中心に回転可能に設けられ、半径方向に前記フック駆動レバーのアーム部の先端より更に延びた長穴を有した操作レバーと、前記長穴に移動可能に係合し、前記フック駆動レバーのアーム部の側面に当接可能なキャンセルピンと、前記キャンセルピンが前記フック駆動レバーのアーム部から離れる方向に前記操作レバーを付勢する操作レバー付勢手段と、該操作レバー付勢手段に付勢された前記操作レバーの移動を禁止する操作レバーストッパと、前記フック駆動レバーの近傍に回転可能に設けられ、前記キャンセルピンに係合し、回転することにより、前記キャンセルピンを前記フック駆動レバーのアーム部の側面に当接可能な位置と前記フック駆動レバーのアーム部の側面に当接しない位置との間で前記操作レバーの長穴に沿って移動させるガイド穴を有する第1キャンセルレバーと、前記キャンセルピンが前記フック駆動レバーのアーム部の側面に当接しない位置となるように前記第1キャンセルレバーを付勢する第1キャンセルレバー付勢手段と、前記アッパレールに回転可能に設けられ、回転することにより、前記第1キャンセルレバーを回転させる第2キャンセルレバーと、前記ロアレール側に設けられ、前記アッパレールが最後位置近傍まで後退すると、前記第2キャンセルレバーが当接するキャンセル部材と、前記第2キャンセルレバーが前記キャンセル部材に当接可能な位置以上に回転するのを禁止する第2キャンセルレバーストッパと、前記第2キャンセルレバーが前記第2キャンセルストッパに当接する方向に付勢する第2キャンセルレバー付勢手段とでなることを特徴とする請求項2記載のシートである。
リアリンク81のフレーム61側の回転中心であるピン83より更に上部分には、ピン103を用いてロングリンク105が回転可能に取り付けられている。ロングリンク105には、ロックピン101が嵌合する長穴107を有している。従って、ロングリンク105はロックピン101が長穴107の端部に当接する範囲で移動し、ロックピン101が長穴107の一方の端部に当接する状態(図1に示す状態)にロングリンク105が移動すると、シートが最高位置にあり、ロックピン101が長穴107の他方の端部に当接する状態(図2に示す状態)にロングリンク105が移動すると、シートが最低位置にあるようになっている。
ここで、ロック機構100の作動を説明する。シートが最高位置にあり、ロック機構100がロック状態にある図1に示す状態で、フック付勢手段の付勢力に抗して、フック113を反矢印A方向に回転させると、リアリンク81の回転が可能となるアンロック状態となり、シートは最低位置へ移動可能となる。シートが最低位置まで降下し、フック113を回転させている力を解除すると、図2に示す状態となり、再びロングリンク105の移動が禁止されたロック状態となる。
アッパレール55がロアレール53に対して最後位置以外の位置にあるときには、図1に示すようにアッパレール55の第2キャンセルレバー243は、ロアレール53側のキャンセル部材245に当接していないので、第2キャンセルレバー付勢手段の付勢力により第2キャンセルレバーストッパ247に当接している。一方、第1キャンセルレバー233は第1キャンセルレバー付勢手段の付勢力により、キャンセルピン221がフック駆動レバー205のアーム部213の側面に当接しない位置となるようにキャンセルピン221を移動させている。よって、この状態で操作レバー217を操作レバー付勢手段の付勢力に抗して回転させても、キャンセルピン221はフック駆動レバー205に当接しない位置にあるので、ロック機構100のフックを駆動するフック駆動レバー205は回転せず、ロック機構は駆動されない。
(1) アッパレール55がロアレール53に対して最後位置に移動させないとロック機構100が作動しないようにするキャンセル機構200を有することで、シートがシートトラック機構の最後位置の時にのみ、昇降が可能となる。
53 ロアレール
55 アッパレール
61 フレーム
71 フロントリンク
81 リアリンク
100 ロック機構
200 キャンセル機構
Claims (3)
- フロア側に設けられたロアレール、該ロアレールに移動可能に係合したアッパレールとからなるシートトラック機構と、
下部が前記アッパレールの前部に回転可能に取り付けられ、上部がシートクッションの前部に回転可能に取り付けられたフロントリンクと、
下部が前記アッパレールの後部に回転可能に取り付けられ、上部が前記シートクッションの後部に回転可能に取り付けられたリアリンクと、
前記フロントリンク、前記リアリンクのうちの少なくとも一方のリンクの回転を禁止するロック機構と、
前記アッパレールを前記ロアレールの最後位置まで移動させないと前記ロック機構が作動しないようにするキャンセル機構と、
を有することを特徴とするシート。 - 前記ロック機構は、
前記シートクッションに設けられたロックピンと、
該ロックピンが嵌合する長穴を有し、端部が前記リアリンクのシートクッション側の回転中心より更に上部分に回転可能に取り付けられ、前記リアリンクの移動により、前記ロックピンが長穴の端部に当接する範囲で移動するロングリンクと、
該ロングリンクに回転可能に設けられ、前記ロックピンが前記長穴の一方の端部に当接する状態および他方の端部に当接する状態で前記ロックピンに係合して、前記ロングリンクの移動を禁止するフックと、
該フックが前記ロックピンに係合する方向に前記フックを付勢するフック付勢手段と、
からなることを特徴とする請求項1記載のシート。 - 前記キャンセル機構は、
前記フレームに回転可能に設けられ、半径方向に延びるアーム部を有し、一方の方向に回転することにより前記ロック機構のフックを駆動するフック駆動レバーと、
該フック駆動レバーを他方の方向に回転する方向に付勢するフック駆動レバー付勢手段と、
該フック駆動レバー付勢手段で付勢された前記フック駆動レバーの移動を禁止するフック駆動レバーストッパと、
前記フック駆動レバーの回転中心軸を中心に回転可能に設けられ、半径方向に前記フック駆動レバーのアーム部の先端より更に延びた長穴を有した操作レバーと、
前記長穴に移動可能に係合し、前記フック駆動レバーのアーム部の側面に当接可能なキャンセルピンと、
前記キャンセルピンが前記フック駆動レバーのアーム部から離れる方向に前記操作レバーを付勢する操作レバー付勢手段と、
該操作レバー付勢手段に付勢された前記操作レバーの移動を禁止する操作レバーストッパと、
前記フック駆動レバーの近傍に回転可能に設けられ、前記キャンセルピンに係合し、回転することにより、前記キャンセルピンを前記フック駆動レバーのアーム部の側面に当接可能な位置と前記フック駆動レバーのアーム部の側面に当接しない位置との間で前記操作レバーの長穴に沿って移動させるガイド穴を有する第1キャンセルレバーと、
前記キャンセルピンが前記フック駆動レバーのアーム部の側面に当接しない位置となるように前記第1キャンセルレバーを付勢する第1キャンセルレバー付勢手段と、
前記アッパレールに回転可能に設けられ、回転することにより、前記第1キャンセルレバーを回転させる第2キャンセルレバーと、
前記ロアレール側に設けられ、前記アッパレールが最後位置近傍まで後退すると、前記第2キャンセルレバーが当接するキャンセル部材と、
前記第2キャンセルレバーが前記キャンセル部材に当接可能な位置以上に回転するのを禁止する第2キャンセルレバーストッパと、
前記第2キャンセルレバーが前記第2キャンセルストッパに当接する方向に付勢する第2キャンセルレバー付勢手段と、
でなることを特徴とする請求項2記載のシート。
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2004
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