JP2006121233A - 弾性表面波素子片および弾性表面波フィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】横モードスプリアスを低減し、電極指の交差幅を大きくできるようにする。
【解決手段】弾性表面波素子片10は、圧電基板12がタンタル酸リチウムのXカット板から形成してある。圧電基板12の表面には、すだれ状電極からなる一対のIDT(14a、14b)と、これらのIDTを挟むように一対の反射器(20a、20b)とが設けてある。IDT(14a、14b)を形成している電極指部18(18a、18b)は、アルミニウム系金属膜からなる電極指本体30を有する。電極指本体30の表面には、電極指本体30を陽極酸化して形成した陽極酸化膜32が設けてある。陽極酸化膜32は、二酸化ケイ素膜26によって覆われている。また、電極指部(18a、18b)の交差幅は、弾性表面波の波長の20倍以上にしてある。
【選択図】図2
【解決手段】弾性表面波素子片10は、圧電基板12がタンタル酸リチウムのXカット板から形成してある。圧電基板12の表面には、すだれ状電極からなる一対のIDT(14a、14b)と、これらのIDTを挟むように一対の反射器(20a、20b)とが設けてある。IDT(14a、14b)を形成している電極指部18(18a、18b)は、アルミニウム系金属膜からなる電極指本体30を有する。電極指本体30の表面には、電極指本体30を陽極酸化して形成した陽極酸化膜32が設けてある。陽極酸化膜32は、二酸化ケイ素膜26によって覆われている。また、電極指部(18a、18b)の交差幅は、弾性表面波の波長の20倍以上にしてある。
【選択図】図2
Description
本発明は、圧電基板の表面にすだれ状電極を設けた弾性表面波素子片に係り、特に圧電基板としてタンタル酸リチウム(LiTaO3)を用いた弾性表面波素子片および弾性表面波フィルタに関する。
近年は、移動体通信機器の分野において高周波数化が図られており、高周波化に対応して弾性表面波(Surface Acoustic Wave:SAW)を利用した弾性表面波フィルタが用いられるようになってきている。このような弾性表面波フィルタとして、タンタル酸リチウムのXカット板を圧電基板として採用したものが開発されている。しかし、タンタル酸リチウムのXカット板は、温度特性が−18ppm/℃と大きく、所望の特性を有するフィルタを形成することが困難である。そこで、特許文献1には、IDT(Interdigital Transducer)を構成しているすだれ状電極の上に、厚い二酸化ケイ素(SiO2)膜を形成して周波数温度特性の改善、電気機械結合係数の増加、横スプリアスの改善等を図ることが提案されている。
特開平7−254835号公報
ところで、弾性表面波フィルタは、IDTを構成しているすだれ状電極の電極指の交差幅が小さいと、圧電基板を伝播する弾性表面波の反射率が小さく、挿入損失が大きくなりフィルタとしての機能を果たすことができない。このため、弾性表面波フィルタは、電極指の交差幅をできるだけ大きくする必要がある。ところが、電極指の交差幅を大きくすると、横モードスプリアスがフィルタの通過帯域に発生するようになる。
図6は、電極指の交差幅と横モードスプリアスの発生位置との関係の一例を示したもので、横軸が電極指の交差幅を弾性表面波の波長λで表してある。また、横軸は、スプリアスの発生位置を示しており、スプリアスの周波数fsとフィルタの中心周波数f0との差の絶対値で表してある。図6から明らかなように、電極指の交差幅が大きくなると、横モードスプリアスの発生位置が次第にフィルタの中心周波数f0に接近し、フィルタの通過帯域に横モードスプリアスが現れるようになる。このため、特許文献1においては、通過帯域に横モードスプリアスが生じるのを避けるため、電極指の交差幅Wを弾性表面波の波長λの12倍以下に設定している。しかし、交差幅を弾性表面波の波長の12倍以下にしたのでは、前記したようにIDTにおける弾性表面波の反射率が小さく、フィルタの挿入損失が大きくなる。
本発明は、前記従来技術の欠点を解消するためになされたもので、横モードスプリアスを低減し、電極指の交差幅を大きくできるようにすることを目的としている。
また、本発明は、挿入損失を小さくすることを目的としている。
さらに、本発明は、IDTにおける弾性表面波の反射率を向上し、小型化を図れるようにすることなどを目的としている。
また、本発明は、挿入損失を小さくすることを目的としている。
さらに、本発明は、IDTにおける弾性表面波の反射率を向上し、小型化を図れるようにすることなどを目的としている。
発明者らは、タンタル酸リチウムのXカット板を用いた弾性表面波フィルタを鋭意研究し、種々実験を行った結果、アルミニウム膜から形成したIDTの電極を陽極酸化したのち、二酸化ケイ素の膜を薄く形成すると、横モードスプリアスを低減できることを見出した。本発明は、このような知見に基づいてなされたものである。すなわち、本発明に係る弾性表面波素子片は、圧電基板に設けたアルミニウム系金属膜からなるすだれ状電極と、前記すだれ状電極の表面に形成した陽極酸化膜と、前記陽極酸化膜を覆って設けた二酸化ケイ素膜とを有し、前記すだれ状電極の電極指の交差幅が、前記圧電基板を伝播する弾性表面波の波長の20倍以上である、ことを特徴としている。なお、この発明におけるアルミニウム系金属膜は、アルミニウムの膜およびアルミニウム合金の膜を含んでいる。
このようになっている本発明は、理論的な解析がまだなされていないが、横モードスプリアスを低減することができる。この結果、通過帯域内に横モードスプリアスが発生してもフィルタの特性にほとんど支障がなく、電極指の交差幅を大きくすることが可能となる。また、電極指の交差幅が弾性表面波の波長の20倍以上となっているため、IDTにおける弾性表面波の反射率が大きくなり、弾性表面波フィルタを形成した場合の挿入損失を小さくすることができる。さらに、IDTにおける弾性表面波の反射率が高まるため、IDTの両側に形成する反射器を構成する導体ストリップの数を少なくすることが可能で、弾性表面波素子片の小型化を図ることができる。
圧電基板は、タンタル酸リチウムのXカット板であってよい。これにより、タンタル酸リチウムのXカット板を用いた挿入損失の小さく、横モードスプリアスの小さい弾性表面波フィルタを得ることができる。
そして、前記圧電基板を伝播する弾性表面波の波長をλ、前記二酸化ケイ素膜の膜厚をt1としたときに、前記膜厚t1と前記波長λとの比t1/λは、0.02≦t1/λ≦0.04であることが望ましい。すなわち、二酸化ケイ素膜は、すだれ状電極を構成しているアルミニウム系金属膜と同程度の厚さであってよい。また、前記すだれ状電極を構成するアルミニウム系金属膜の膜厚をt2、前記二酸化ケイ素膜の膜厚をt1としたときに、前記膜厚t2と前記膜厚t1との比t2/t1を、0.7≦t2/t1≦1.3とすることができる。さらに、前記すだれ状電極を構成するアルミニウム系金属膜の膜厚をt2、前記陽極酸化膜の膜厚をt3としたときに、前記膜厚t3と前記膜厚t2との比t3/t2を、0.1≦t3/t2≦0.7とすることができる。このような厚さの陽極酸化膜を形成すると、すだれ状電極の耐電力性を向上することができ、マイグレーションの発生を防止することができる。
本発明に係る弾性表面波素子片および弾性表面波フィルタの好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る弾性表面波素子片を模式的に示した平面図である。図1において、弾性表面波素子片10は、平面視矩形状の圧電基板12を備えている。圧電基板12は、実施形態の場合、タンタル酸リチウムのXカット板から形成してあるが、ニオブ酸リチウム、水晶などの他の圧電材料を用いることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る弾性表面波素子片を模式的に示した平面図である。図1において、弾性表面波素子片10は、平面視矩形状の圧電基板12を備えている。圧電基板12は、実施形態の場合、タンタル酸リチウムのXカット板から形成してあるが、ニオブ酸リチウム、水晶などの他の圧電材料を用いることができる。
弾性表面波素子片10は、圧電基板12の表面中央部に一対のIDT14(14a、14b)が弾性表面波の伝播方向であるタンタル酸リチウムのY方向に沿って配置してある。これらのIDT14は、それぞれ一対の櫛型電極16(16a、16b)からなっている。そして、各櫛型電極16a、16bは、それぞれの電極指部18(18a、18b)が交互に、かつ相互に平行、等間隔となるように組み合わされて配置され、全体としてすだれ状をなしている。
また、弾性表面波素子片10は、一対のIDT14a、14bを挟むように反射器20(20a、20b)を有している。各反射器20は、電極指部18と平行に形成した複数の電極片部22からなっていて、各電極片部22の両端が相互に連結してある。なお、各櫛型電極16には、電極指部18の一端を接続したバスバーに入出力用の接続ランド24a、または接地用の接続ランド24bが設けてある。そして、弾性表面波素子片10は、図1に斜線で示したように、IDT14および反射器20を覆って二酸化ケイ素膜26が設けてある。
櫛型電極16の電極指部18と反射器20の電極片部22とは、同じように形成してあって、実施形態の場合、図2に示したようになっている。すなわち、電極指部18は、アルミニウム系金属膜(実施形態の場合、アルミニウム膜)からなる電極指本体30と、電極指本体30の表面に設けた陽極酸化膜32とから構成してある。陽極酸化膜32は、電極指本体30を陽極酸化して形成してある。また、反射器20の電極片部22は、電極指部18と同様に形成してあって、アルミニウム系金属膜(実施形態の場合、アルミニウム膜)からなる導体ストリップ34と、導体ストリップ34を陽極酸化して導体ストリップ34の表面に設けた陽極酸化膜36とから構成してある。
電極指本体30と導体ストリップ34とは、同時に形成される。すなわち、電極指本体30と導体ストリップ34とを形成する場合、まず、蒸着やスパッタリングなどによって、圧電基板12の表面全体にアルミニウム系金属膜を所定の厚さ成膜する。その後、アルミニウム系金属膜の上にフォトレジストを塗布してレジスト膜を形成する。次に、レジスト膜をフォトリソグラフィー技術によって所定の形状にパターニングし、レジスト膜をマスクにしてアルミニウム系金属をエッチングして電極指本体30と導体ストリップ34とを形成する。その後、電極指本体30と導体ストリップ34とを同時に陽極酸化し、これらの表面に陽極酸化膜32、36を形成する。陽極酸化膜32、36の厚さは、陽極酸化電圧に比例するので、所望の厚さの陽極酸化膜を容易に形成することができる。このようにしてIDT14と反射器20とに陽極酸化膜32、36を形成したのち、テトラエトキシシラン(TEOS)を用いたCVDなどにより、圧電基板12の表面(上面)全体に二酸化ケイ素膜26を所定の厚さ堆積する。
二酸化ケイ素膜26の膜厚、すなわち陽極酸化膜32、36上の厚さをt1とし、電極指本体30と導体ストリップ34とを形成しているアルミニウム膜の膜厚をt2、電極指本体30と導体ストリップ34との表面に形成した陽極酸化膜32、36の膜厚をt3とする。実施形態の場合、圧電基板12を伝播する弾性表面波の波長をλとすると、二酸化ケイ素26の膜厚t1と、弾性表面波の波長λとの比t1/λは、0.02≦t1/λ≦0.04にしてある。また、電極指本体30および導体ストリップ34を構成しているアルミニウム膜の膜厚t2と、二酸化ケイ素膜26の膜厚t1との比t2/t1は、実施形態の場合、0.7≦t2/t1≦1.3にしてある。さらに、陽極酸化膜32、36の膜厚t3と、電極指本体30および導体ストリップ34を構成しているアルミニウム膜の膜厚t2との比t3/t2は、実施形態の場合、0.1≦t3/t2≦0.7にしてある。
二酸化ケイ素26の膜厚を上記のように電極指本体30と同程度の厚さにすると、弾性表面波素子片10をフィルタに使用した場合おける横モードスプリアスを大幅に低減することができる。この結果、実施形態の弾性表面波素子片10は、IDT14を構成している櫛型電極16a、16bの電極指18a、18bの交差幅W(図3参照)を大きくすることができる。すなわち、弾性表面波素子片10は、圧電基板12を伝播する弾性表面波の波長をλとした場合、電極指18の交差幅Wを波長λの20倍以上、上限値40倍程度まで大きくすることができる。もちろん、W<20λの場合であっても、横モードスプリアスを低減することができる。
また、交差幅W≧20λとした弾性表面波素子片10を用いてフィルタを形成した場合、通過帯域に横モードスプリアスが現れたとしても、横モードスプリアスの影響を小さくすることができ、フィルタの特性に大きな影響を与えることがない。しかも、弾性表面波素子片10は、電極指18の交差幅Wを大きくすることができるため、IDT14における弾性表面波の反射率が向上し、挿入損失を小さくすることができる。さらに、弾性表面波素子片10は、交差幅Wを大きくしてIDT14における弾性表面波の反射率を大きくできるため、反射器20の電極片部22の数を少なくすることが可能で、弾性表面波素子片10の小型化を図ることができる。
なお、IDT14に形成した陽極酸化膜32の厚さを上記のように設定すると、IDT14の耐電力性が向上し、マイグレーションの発生などを防ぐことができる。また、二酸化ケイ素膜26の厚さが、上記のように電極指本体30と同程度の厚さに形成した場合、弾性表面波素子片10の温度特性が従来とほとんど変わらず、実測したところ、約−17ppm/℃であった。
このようになっている弾性表面波素子片10は、図4に示したように、パッケージ42に収容して弾性表面波フィルタ40にすることができる。パッケージ42は、パッケージ本体44と蓋体46とから構成してある。パッケージ本体44は、セラミックなどから形成してあって、弾性表面波素子片10を収容する収容空間48を有する箱状をなしている。そして、弾性表面波素子片10は、シリコーン系接着剤などを介してパッケージ本体44の底部に固着される。弾性表面波素子片10は、櫛型電極16に形成した接続ランド24a、24bがボンディングワイヤ50を介してパッケージ本体44の段部52に形成した電極パターン(図示せず)に電気的に接続される。これらの電極パターンは、パッケージ本体44の下面に設けた図示しない外部端子に電気的に接続してある。そして、弾性表面波素子片10を収容したパッケージ本体44は、上部開口がセラミックや金属板などからなる蓋体46によって気密に封止される。
このようにして形成した実施形態の弾性表面波フィルタ40は、図5に示したように、横モードスプリアスを低減することができる。図5は、タンタル酸リチウムのXカット板を用いて、弾性表面波がY方向に伝播する従来の弾性表面波フィルタと、実施形態の弾性表面波フィルタとの帯域幅における横モードスプリアスの比較を示す図である。図5の横軸は帯域幅をMHzで示し、縦軸は減衰量をdBで示してある。
図5の破線の曲線aは、中心周波数が314MHzの従来の弾性表面波フィルタの特性図であって、IDTと反射器とがアルミニウム膜によって形成してあり、表面に陽極酸化膜が設けてある。しかし、曲線aの場合、二酸化ケイ素膜とが設けられていない。一方、図5に示した実線の曲線bは、中心周波数が314MHzの実施形態に係る弾性表面波フィルタ40の特性図である。なお、いずれの場合も電極指本体と導体ストリップとの厚さが約1700Å、これらの表面に設けた陽極酸化膜の厚さが約700Åであり、電極指の交差幅Wが40λにしてある。そして、曲線bの特性を有する実施形態の場合、陽極酸化膜の上に厚さ約2000Åの二酸化ケイ素膜が設けてある。
図5の左肩部Bから明らかなように、すだれ状電極の電極指部18を陽極酸化して陽極酸化膜32を形成し、この陽極酸化膜32を覆って二酸化ケイ素膜26を設けた実施形態の弾性表面波フィルタ40は、従来の弾性表面波フィルタに比較して、横モードスプリアスを大幅に低減することができる。この実施形態に係る弾性表面波フィルタ40は、微弱電波を用いた通信機器、特定小電力による無線通信を行なう通信機器などに適用することができる。
10………弾性表面波素子片、12………圧電基板、14a、14b………IDT、16a、16b………すだれ状電極(櫛型電極)、18a、18b………電極指部、20a、20b………反射器、22………電極片部、26………二酸化ケイ素膜、30………電極指本体、32、36………陽極酸化膜、40………弾性表面波フィルタ、42………パッケージ。
Claims (6)
- 圧電基板に設けたアルミニウム系金属膜からなるすだれ状電極と、
前記すだれ状電極の表面に形成した陽極酸化膜と、
前記陽極酸化膜を覆って設けた二酸化ケイ素膜とを有し、
前記すだれ状電極の電極指の交差幅が、前記圧電基板を伝播する弾性表面波の波長の20倍以上である、
ことを特徴とする弾性表面波素子片。 - 請求項1に記載の弾性表面波素子片において、
前記圧電基板は、タンタル酸リチウムのXカット板であることを特徴とする弾性表面波素子片。 - 請求項1または請求項2に記載の弾性表面波素子片において、
前記圧電基板を伝播する弾性表面波の波長をλ、前記二酸化ケイ素膜の膜厚をt1としたときに、前記膜厚t1と前記波長λとの比t1/λが、
0.02≦t1/λ≦0.04
であることを特徴とする弾性表面波素子片。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の弾性表面波素子片において、
前記すだれ状電極を構成するアルミニウム系金属膜の膜厚をt2、前記二酸化ケイ素膜の膜厚をt1としたときに、前記膜厚t2と前記膜厚t1との比t2/t1が、
0.7≦t2/t1≦1.3
であることを特徴とする弾性表面波素子片。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の弾性表面波素子片において、
前記すだれ状電極を構成するアルミニウム系金属膜の膜厚をt2、前記陽極酸化膜の膜厚をt3としたときに、前記膜厚t3と前記膜厚t2との比t3/t2が、
0.1≦t3/t2≦0.7
であることを特徴とする弾性表面波素子片。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の弾性表面波素子片を有することを特徴とする弾性表面波フィルタ。
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2004
- 2004-10-19 JP JP2004304801A patent/JP2006121233A/ja active Pending
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US9159900B2 (en) | 2010-12-29 | 2015-10-13 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Surface acoustic wave device |
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