JP2006120897A - 炭化珪素素子及びその製造方法 - Google Patents

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邦方 高橋
Makoto Kitahata
真 北畠
Osamu Kusumoto
修 楠本
Masao Uchida
正雄 内田
Masaya Yamashita
賢哉 山下
Ryoko Miyanaga
良子 宮永
Koichi Hashimoto
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Abstract

【課題】半導体素子において、半導体基板に存在するBasalPlane転位に起因する素子特性の低下を抑制する。
【解決手段】半導体基板11と、半導体基板11の表面に形成された半導体層20と、半導体層20の上に形成されたゲート絶縁膜16と、ゲート絶縁膜16によって半導体層20から絶縁されたゲート電極19とを備え、半導体基板11におけるBasalPlane転位の密度は104cm-2以上であり、半導体層20の表面のうちゲート電極19に対向する部分におけるBasalPlane転位の密度は103cm-2以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、炭化珪素を用いた半導体素子及びその製造方法に関する。
炭化珪素(シリコンカーバイド:SiC)は、珪素(Si)に比べてバンドギャップが大きく、絶縁破壊電界強度が高いこと、また高硬度かつ薬品にも犯されにくいことなどから、次世代の低損失パワーデバイス等へ応用されることが期待される半導体材料である。炭化珪素は、立方晶系の3C−SiCや六方晶系の6H−SiC、4H−SiC等、多くのポリタイプを有する。この中で、実用的な炭化珪素半導体素子を作製するために一般的に使用されているポリタイプは6H−SiC及び4H−SiCである。
MOSFETなどの炭化珪素半導体素子を作製する際には、通常、c軸の結晶軸に対し垂直な(0001)面にほぼ一致する面を主面とする6H−SiC基板や4H−SiC基板が用いられる。6H−SiCまたは4H−SiC基板(SiC基板)上には、炭化珪素半導体素子の活性領域となるエピタキシャル成長層が形成される。エピタキシャル成長層のうち選択された領域には、作製しようとする半導体素子の種類に応じて、導電型やキャリア濃度が制御された不純物ドープ層が形成される。不純物ドープ層は、例えばMOSFETではp型ウェル領域やn+ソース領域として機能する。
SiC基板には、その結晶成長機構などに起因して結晶欠陥が生じることが知られている。結晶欠陥の1つは、マイクロパイプと呼ばれる基板を貫通する欠陥である。この欠陥が基板からエピタキシャル成長層に引き継がれると、良好な結晶性を有するエピタキシャル成長層が得られず、素子特性を低下させるという問題があった。これに対し、基板に生じるマイクロパイプの密度を低減させる技術や、基板に存在するマイクロパイプがエピタキシャル成長層に引き継がれることを抑制する技術(例えば特許文献1)などが種々提案されており、マイクロパイプに起因する問題は解決されつつある。
一方、SiC基板には、マイクロパイプの他にも、BasalPlane転位と呼ばれる結晶欠陥が存在する。以下、BasalPlane転位による問題点を説明する。
図6はBasalPlane転位を説明するための図である。図6に示すSiC基板51は、(0001)面より数度(オフ角)傾けてステップ密度を増大させた表面(ステップ構造表面)を有するオフアングル基板である。SiC基板51の上にはエピタキシャル成長層52が形成されている。BasalPlane転位53は、図6に示すように、SiC基板中では(0001)面内に生じる方向性のない転位53aであり、通常、SiC基板51に104cm-2以上の密度で存在する。この転位53aは、エピタキシャル成長層52に引き継がれる。エピタキシャル成長層52におけるBasalPlane転位53bは、図示するように、所定の方向(オフ方向)に直線状に延びる転位53bとなる。なお、基板中のBasalPlane転位53aの一部は、エピタキシャル成長層52に伝播することにより、c軸方向に延びる刃状(threading edge)転位54となる。
本発明者らが検討したところ、BasalPlane転位53bは、他の転位(刃状転位54など)と比べて、半導体素子の特性に与える影響が大きいことがわかった。特に、エピタキシャル成長層52の表面に形成されるゲート絶縁膜の信頼性を低下させる一因となるため、BasalPlane転位53bを有するエピタキシャル層52を用いて半導体素子を形成すると、SiCの優れた物性値から期待されるような高耐圧の半導体素子が得られないという問題がある。
しかしながら、現時点では、SiC基板51やエピタキシャル成長層52におけるBasalPlane転位を低減する技術は提案されていない。
特開2002−329670号公報
上述のように、従来のSiC半導体素子では、SiC基板から半導体層(SiCエピタキシャル層)に引き継がれたBasalPlane転位によって、ゲート絶縁膜の信頼性が低下するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、半導体素子において、BasalPlane転位に起因する素子特性の低下を抑制することにある。
本発明の半導体素子は、半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成された半導体層と、前記半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜によって前記半導体層から絶縁されたゲート電極とを備え、前記半導体基板におけるBasalPlane転位の密度は104cm-2以上であり、前記半導体層の表面のうち前記ゲート電極に対向する部分におけるBasalPlane転位の密度は103cm-2以下である。
好ましくは、前記半導体層の表面のうち前記ゲート電極に対向する部分におけるBasalPlane転位の密度は102cm-2以上である。
ある好ましい実施形態において、前記半導体層は、BasalPlane転位を刃状転位に変化させるための転位変化領域を含んでおり、前記転位変化領域の上面におけるBasalPlane転位の密度は、前記半導体層のうち前記転位変化領域の下面におけるBasalPlane転位の密度よりも小さい。
前記半導体層はドリフト領域を含み、前記転位変化領域は前記ドリフト領域の少なくとも一部に形成されていてもよい。
ある好ましい実施形態において、前記半導体基板は、(0001)面を主面とする炭化珪素基板である。
前記半導体層の一部に電気的に接続されたソース電極と、前記半導体基板の裏面に電気的に接続されたドレイン電極とをさらに備えていてもよい。
本発明の他の半導体素子は、半導体基板と、前記半導体基板の表面に形成された半導体層と、前記半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜によって前記半導体層から絶縁されたゲート電極とを備え、前記半導体層の表面のうち前記ゲート電極に対向する部分におけるBasalPlane転位の密度は103cm-2以下である。
本発明のエピ基板は、半導体基板と、前記半導体基板の表面にエピタキシャル成長によって形成された半導体層とを備えたエピ基板であって、前記半導体基板におけるBasalPlane転位の密度は104cm-2以上であり、前記半導体層の表面におけるBasalPlane転位の密度は103cm-2以下である。
本発明の半導体素子の製造方法は、(A)半導体基板上に半導体層を形成する工程と、(B)前記半導体層の少なくとも一部を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、(C)前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程とを包含し、前記工程(A)は、BasalPlane転位を刃状転位に変化させる転位変化領域を形成する工程(A1)を含む。
ある好ましい実施形態において、前記工程(A)は、前記半導体層における前記転位変化領域以外の領域を形成する工程(A2)を含む。
ある好ましい実施形態において、前記工程(A)は、炭素を含むガスおよび珪素を含むガスを原料ガスとして用い、炭化珪素をエピタキシャル成長させる工程であり、前記工程(A1)は、前記原料ガスにおける珪素の含有量に対する炭素の含有量の比C/Siを、前記工程(A2)における珪素の含有量に対する炭素の含有量の比C/Siよりも増加させる工程を含む。
前記工程(A1)における前記原料ガスの珪素の含有量に対する炭素の含有量の比C/Siは1よりも大きいことが好ましい。
前記工程(A1)における前記原料ガスの珪素の含有量に対する炭素の含有量の比C/ Siは1以上3以下であってもよい。
前記工程(A1)および前記工程(A2)は同一の炉内で連続して実行されてもよい。
前記工程(A2)は前記工程(A1)の後に行われてもよい。
ある好ましい実施形態において、前記工程(A1)における炭化珪素の成長温度は、前記工程(A2)における炭化珪素の成長温度よりも低い。
前記工程(A1)における炭化珪素の成長温度は1300℃以上1500℃以下であってもよい。
前記工程(A)の前に、前記半導体基板の表面を水素雰囲気で加熱する工程を含んでもよい。
本発明のエピ基板の製造方法は、炭化珪素基板を用意する工程と、前記炭化珪素基板の表面に炭化珪素層を形成する工程とを包含し、前記炭化珪素層を形成する工程は、BasalPlane転位を刃状転位に変化させる転位変化領域を形成する工程を含む。
本発明の半導体素子によると、半導体層のうち所望の領域におけるBasalPlane転位の密度が低減されているので、BasalPlane転位に起因するゲート絶縁膜の信頼性の低下を抑制できる。また、本発明の製造方法によると、プロセスを複雑にすることなく、上記半導体素子を製造できる。
本発明の半導体素子は、半導体基板の表面に形成された半導体層表面のうちゲート電極に対向する部分におけるBasalPlane転位の密度が、半導体基板におけるBasalPlane転位の密度よりも低いことを特徴としている。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態の半導体素子を、縦型の炭化珪素MOSFETを例に説明する。
図1に示す半導体素子100は、低抵抗のn型炭化珪素基板11と、炭化珪素基板11の主面上に形成された炭化珪素エピタキシャル層20と、炭化珪素エピタキシャル層20の上に形成されたソース電極17およびゲート電極19と、ゲート電極19および炭化珪素エピタキシャル層20の間に設けられたゲート絶縁膜16と、炭化珪素基板11の裏面に形成されたドレイン電極18とを有している。
炭化珪素基板11は、(0001)面を主面とする炭化珪素基板であり、例えば、4H−SiCからなり、(0001)Si面より数度(オフ角)傾けてステップ密度を増大させた表面を有するオフカット基板である。炭化珪素基板11におけるBasalPlane転位は、例えば104cm-2以上(本実施形態では3×104cm-2)である。
炭化珪素エピタキシャル層20は、複数のp型ウェル領域14とドリフト領域13とを有している。ドリフト領域13は、炭化珪素エピタキシャル層20のうちウェル領域14が形成されていない部分から構成され、炭化珪素基板11よりも低濃度でn型不純物を含む炭化珪素層である。ウェル領域14の内部には、高濃度でn型不純物を含むn型ソース領域15が形成されている。ソース領域15の一部は、ソース電極17とオーミック接触を形成している。
また、炭化珪素エピタキシャル層20は、BasalPlane転位を刃状転位に変化させるための転位変化領域12を有しており、転位変化領域12の上面におけるBasalPlane転位の密度は、転位変化領域12の下面におけるBasalPlane転位の密度よりも小さくなっている。半導体素子100では、転位変化領域12の下面、すなわち炭化珪素基板11と炭化珪素エピタキシャル層20との境界面におけるBasalPlane転位の密度は3×104cm-2であるが、転位変化領域12の上面におけるBasalPlane転位の密度は例えば3×102cm-2となる。
炭化珪素エピタキシャル層20のうち転位変化領域12の上に位置する領域(「BasalPlane転位低減領域」)21では、転位変化領域12の上面におけるBasalPlane転位の密度が保持される。あるいは、成長条件によっては、転位変化領域12の上面におけるBasalPlane転位の密度よりも小さくなる。BasalPlane転位低減領域21におけるBasalPlane転位の密度は103cm-2以下である。
前述のように、炭化珪素エピタキシャル層20の上にはゲート絶縁膜16を介してゲート電極19が設けられている。ゲート電極19は、炭化珪素エピタキシャル層20のうち少なくともチャネル領域が形成される部分を覆っている。ゲート絶縁膜16は、例えば炭化珪素エピタキシャル層20の表面を熱酸化することによって形成される。ここで、ゲート絶縁膜16は、炭化珪素エピタキシャル層20のうちBasalPlane転位低減領域21の上に形成されるので、従来よりも高い信頼性を確保できる。
半導体素子100では、ゲート電極19に電圧を印加すると、ソース領域15とドリフト領域13との間に位置するウェル領域14の表面にチャネルが形成され、ドレイン電極18からドリフト領域13、チャネル領域およびソース領域15を介してソース電極17へ電流が流れる(オン状態)。
本実施形態では、炭化珪素エピタキシャル層20の最下部に転位変化領域12が形成されているが、転位変化領域12は、炭化珪素エピタキシャル層20の少なくとも一部に形成されればよく、その位置は特に限定されない。ただし、炭化珪素エピタキシャル層20の表面のうちゲート電極19に対向する部分が、上記BasalPlane転位低減領域21に位置するように、転位変化領域12の形成位置を選択する必要がある。典型的には、転位変化領域12はドリフト領域13の少なくとも一部に形成される。なお、炭化珪素エピタキシャル層20は、複数の転位変化領域12を有していてもよく、例えば転位変化領域12および転位変化領域以外の領域の層状構造を有していてもよい。さらに、炭化珪素エピタキシャル層全体が転位変化領域12であってもよい。
本実施形態では、炭化珪素エピタキシャル層20の表面のうちゲート電極19に対向する部分におけるBasalPlane転位の密度が103cm-2以下、好ましくは3×102cm-2以下まで低減されているので、上記部分上に形成されるゲート絶縁膜16の信頼性を確保できる。一方、BasalPlane転位の密度が104cm-2程度の炭化珪素基板11を用いる場合、上記部分におけるBasalPlane転位の密度は、転位変化領域12の厚さなどによって異なるが、例えば102cm-2以上となる。
上述した半導体素子100は反転型のMOSFETであるが、蓄積型のMOSFETであってもよい。例えば、炭化珪素エピタキシャル層20は蓄積チャネル層をさらに備えており、蓄積チャネル層上にゲート絶縁膜16が形成されていてもよい。
以下、図面を参照しながら、半導体素子100を製造する方法の一例を説明する。
まず、図2(a)に示すように、炭化珪素基板11の主面上に炭化珪素からなる転位変化領域12を形成する。炭化珪素基板11として、例えば、主面が(0001)面から[11−20](112バー0)方向に8度のオフ角度がついた直径50mmの4H−SiC基板を用いる。基板11はn型であり、基板11におけるキャリア濃度は1×1018cm-3である。転位変化領域12は、CVD法を用いて、基板11の表面に炭化珪素をエピタキシャル成長させることによって形成できる。
ここで、転位変化領域12の具体的な形成方法を説明する。
転位変化領域12は、例えば図3に示すような縦型薄膜成長装置200を用いて形成できる。まず、縦型薄膜成長装置200の構成を説明する。
縦型薄膜成長装置200は、反応炉213と、反応炉213を加熱するためのコイル204とを備えている。コイル204は、反応炉213の周りに設けられており、高周波誘導加熱により反応炉213を加熱する。反応炉213は周囲を断熱材212で覆われている。反応炉213の内部には、支持軸203によって支持されたカーボン製のサセプタ202が配置されており、炭化珪素基板などの試料201は、サセプタ202によって反応炉213の内部に固定される。反応炉213は、ガス排気系209およびガス供給系208にそれぞれ接続されている。ガス排気系209は、排気用配管210と圧力調整バルブ211とを備え、必要に応じて反応炉213のガスを排気する。ガス供給系208は、炭化珪素のエピタキシャル成長に用いる原料ガス205、希釈ガス206、ドーパントガス207などを必要に応じて反応炉213に供給する。
本実施形態では、試料201として炭化珪素基板11をサセプタ202で反応炉213に固定する。次いで、ガス排気系209により、反応炉213の内部を10-6〜10-5Pa程度の真空度にまで真空排気する。続いて、希釈ガス206として水素ガス(流量:2L/min)をガス供給系208から反応炉213に供給し、圧力調整バルブ211を用いて反応炉213の圧力を10kPaに制御する。
この後、水素ガスの流量を維持しながら、反応炉213の周囲に設けられたコイル204に、誘導加熱装置を用いて20.0kHz、20kWの高周波電力を印加し、サセプタ202を加熱する。炭化珪素基板11の温度は1400℃で一定となるように制御される。次いで、原料ガス205として、プロパンガス(流量:3mL/min)およびシランガス(流量:2mL/min)を反応炉213に供給する。プロパンガスおよびシランガスは、それぞれ50mL/minの水素ガスで希釈して供給する。さらに、原料ガス205と同時に、ドーパントガス207として窒素(流量:0.1mL/min)を供給する。このようにして、炭化珪素基板11の上に転位変化領域12が形成される。形成された転位変化領域12の厚さは300nm以上800nm以下、例えば500nmである。
続いて、図2(b)に示すように、転位変化領域12の上に、さらに炭化珪素をエピタキシャル成長させてBasalPlane転位低減領域21を形成する。これにより、炭化珪素基板11の表面に形成され、転位変化領域12を含む炭化珪素エピタキシャル層20が得られる。具体的には、炭化珪素基板11を反応炉213に設置したまま、炭化珪素基板11を加熱し、炭化珪素基板11の温度が1600℃で一定となるように制御する。また、原料ガス205のうち、プロパンガスの含有量を1mL/minまで減少させるとともに、シランガスを3mL/minまで増加させる。これにより、転位変化領域12の上に、厚さが例えば10μmの炭化珪素を成長させることができる。
このようにして、炭化珪素基板11と、炭化珪素基板11の上に形成された炭化珪素エピタキシャル層20とを備えたエピ基板300が得られる。本実施形態におけるエピ基板300では、炭化珪素エピタキシャル層20は転位変化領域12を有しているので、炭化珪素エピタキシャル層20の表面におけるBasalPlane転位の密度は、炭化珪素基板11におけるBasalPlane転位の密度よりも低い。
なお、本明細書において、半導体基板と、半導体基板上にエピタキシャル成長により形成された半導体層とを備えた基板を「エピ基板」という。従って、「エピ基板」は、図2(b)に示す基板300のみでなく、図2(a)に示すように、炭化珪素基板11と、転位変化領域12からなる半導体層とを有する基板も含む。
次に、図2(c)に示すように、エピ基板300の炭化珪素エピタキシャル成長層20のうち選択された領域に不純物イオンを注入する。具体的には、炭化珪素エピタキシャル層20の一部にp型不純物(例えばAl)イオンを注入した後、活性化アニールを行うことによって、ウェル領域14を形成する。さらに、ウェル領域14の一部にn型不純物(例えばN)イオンを注入し、活性化アニールすることにより、ソース領域15を形成する。
この後、図2(d)に示すように、ゲート絶縁膜16、ゲート電極19、ソース電極17およびドレイン電極18を形成する。ゲート絶縁膜16は、厚さが40nmであるSiO2膜であり、約1100℃の温度下で炭化珪素エピタキシャル層20の表面を熱酸化することによって形成できる。ソース電極17およびドレイン電極18は、それぞれ、電子ビーム(EB)蒸着装置を用いてソース領域15および炭化珪素基板11の裏面にNiを蒸着し、続いて加熱炉を用いて1000℃で加熱することによって形成される。ソース電極17はソース領域15とオーミック接合を形成しており、また、ドレイン電極18は炭化珪素基板11とオーミック接合を形成している。ゲート電極19は、ゲート絶縁膜16上にAlを蒸着することによって形成できる。これにより、半導体素子100が得られる。
なお、本実施形態の半導体素子の製造方法は、上記方法に限定されない。例えば、炭化珪素基板11として4H−SiC以外のポリタイプからなる基板を用いてもよい。また、上記方法では、ゲート絶縁膜16は、炭化珪素エピタキシャル層20を熱酸化することによって形成された熱酸化(SiO2)膜であるが、炭化珪素エピタキシャル層20の上にCVD法で堆積された堆積(SiO2)膜であってもよい。
ここで、エピ基板300の炭化珪素エピタキシャル層20の表面におけるBasalPlane転位の密度を測定したので、その方法および結果を説明する。
上述した方法と同様の方法で、エピ基板300のサンプル(サンプル基板)を作製した。次いで、500℃に加熱して溶融させた水酸化カリウム(KOH)の中に、サンプル基板を5分間浸すことにより、炭化珪素エピタキシャル層表面に対してKOHエッチングを行った。次いで、エッチングされた表面を顕微鏡で観察し、BasalPlane転位の密度を調べた。
観察の結果を図4(a)に示す。貝殻状のピットがBasalPlane転位であり、単位面積当たりのピット数を調べることによって転位密度を測定できる。この結果、サンプル基板の炭化珪素エピタキシャル層表面におけるBasalPlane転位の密度は約102cm-2であった。
上記結果と比較するために、比較サンプル基板として、転位変化領域12を含まないエピ基板を作製し、上記と同様の転位密度の測定を行った。比較サンプル基板の作製は、炭化珪素基板11の表面に、図2(b)を参照しながら説明した方法および成長条件と同様の方法および成長条件で炭化珪素エピタキシャル層(厚さ:10μm)を形成することによって行った。得られた比較サンプル基板の表面に対してKOHエッチングを行った後、表面を観察すると、図4(b)に示すように、サンプル基板よりも高い密度でBasalPlane転位が観察された。BasalPlane転位の密度は約104cm-2であり、炭化珪素基板11における密度とほぼ等しかった。
なお、観察されるピットのサイズは、KOHエッチングの時間や進行具合に依存して変わるので、BasalPlane転位の密度には無関係である。
本実施形態では、転位変化領域12を形成する際に、反応炉213に供給する原料ガス中の珪素の含有量に対する炭素の含有量の比C/Siを、炭化珪素エピタキシャル層20における他の領域を形成する際の原料ガス中における比C/Siよりも大きくなるように設定する。転位変化領域12を形成する際における、反応炉213に供給する原料ガス中の珪素の含有量に対する炭素の含有量の比C/Siは1よりも大きいことが好ましく、例えば1以上3以下である。
次に、図面を参照しながら、BasalPlane転位を刃状転位に変換させる原理を説明する。
図5(a)は、本実施形態におけるエピタキシャル成長機構の模式図である。図5(a)に示すように、炭化珪素基板11のステップ構造表面に炭化珪素をエピタキシャル成長させるので、炭化珪素は各ステップ61から横方向に成長する。転位変化領域12を形成するためのエピタキシャル成長工程において、原料ガスに含まれる炭素量を増やすと、C空孔が低減されて、主にCサイトにSiが入ってしまう(アンチサイト)ことによるBasalPlane転位の横方向への伝播を防止しやすくなる。BasalPlane転位の横方向への伝播が止まると、アンチサイトは上方に伝播される。このようにして、BasalPlane転位は上方(c軸方向)に延びる刃状転位に変化する。
転位変化領域12における転位変化の様子を説明するために、図5(b)に本実施形態におけるエピ基板の断面図を示す。図5(b)からわかるように、基板11におけるBasalPlane転位30は、転位変化領域12で刃状転位31に変化する。一旦刃状転位31に変化すると刃状転位31のまま伝播され、炭化珪素エピタキシャル層20の表面に達する。
一方、従来のエピ基板では、転位変化領域12が形成されていないので、図5(c)に示すように、基板11におけるBasalPlane転位30は、そのまま炭化珪素エピタキシャル層20に引き継がれて炭化珪素エピタキシャル層20の表面に達する。なお、転位変化領域12を有していない場合でも、BasalPlane転位30の一部は、エピタキシャル成長工程中に刃状転位31に変化するが、その割合は、転位変化領域12を有する場合における変化の割合よりも極めて小さい。
転位変化領域12における転位変化効果を高めるために、ステップフローの速度を小さくすることが好ましい。例えば、転位変化領域11を形成する際の炭化珪素の成長温度を、転位変化領域以外の領域を形成する際の炭化珪素の成長温度よりも低く設定することにより、転位変化領域12を成長させる速度を抑制して、横方向(すなわち(0001)面内方向)に引き継がれてきた転位がさらに横方向に延びることを効果的に防止できる。転位変化領域11を形成する際の炭化珪素の成長温度は、好ましくは1300℃以上1500℃以下である。
転位変化領域12の厚さは特に限定されないが、例えば100nmよりも大きいと、BasalPlane転位の密度をより確実に低減できる。一方、上述したように転位変化領域12の成長速度を抑制する場合、転位変化領域12の厚さが大きすぎると、エピタキシャル成長に要する時間が長くなってしまう。そのため、転位変化領域12の厚さは例えば1000nm以下に抑えることが好ましい。
炭化珪素エピタキシャル層20を形成する工程において、転位変化領域12とその他の領域とは、同一の炉内で連続して形成されることが好ましい。これらの領域は、原料ガスにおける比率や成長温度などの成長条件を切り換えることにより、容易に連続して形成できる。なお、転位変化領域12の成長温度を他の領域における成長温度よりも低く設定する場合には、はじめに転位変化領域12を形成し、基板温度を所定温度まで上昇させた後にその他の領域を形成すると、製造プロセスを短縮できるので有利である。
次に、本実施形態における半導体素子の特性を調べたのでその結果を説明する。
まず、図2を参照しながら説明した方法と同様の方法で、実施例の縦型パワーMOSFETを作製した。また、比較例として、従来の縦型パワーMOSFETと同様の構成を有するMOSFET(比較例の縦型パワーMOSFET)を、転位変化領域を形成しない点以外は実施例と同様の方法で作製した。
次いで、実施例および比較例の縦型パワーMOSFETにおける電流−電圧特性をそれぞれ測定し、測定結果を比較したところ、実施例の縦型パワーMOSFETでは、比較例の縦型パワーMOSFETに比べて、ゲート絶縁膜の耐圧が約2倍以上高いことがわかった。
この理由は次のように考えられる。比較例の縦型パワーMOSFETでは、炭化珪素エピタキシャル層表面におけるBasalPlane転位密度が炭化珪素基板における密度と同程度(約104cm-2)と高いため、炭化珪素エピタキシャル層上に形成されたゲート絶縁膜の耐圧を大幅に低下させる。これに対し、実施例の縦型パワーMOSFETでは、転位変化領域によって、ゲート絶縁膜の耐圧を低下させるBasalPlane転位が、ゲート絶縁膜の信頼性に影響を与えにくい刃状転位に変化しており、炭化珪素エピタキシャル層表面におけるBasalPlane転位密度は約102cm-2まで約2桁も低減されている。そのため、比較例の縦型パワーMOSFETよりもゲート絶縁膜の耐圧を向上できる。
なお、上記実施例では、炭化珪素エピタキシャル層表面に亘ってBasalPlane転位密度が低減されているが、炭化珪素エピタキシャル層表面のうち少なくともゲート電極に対応する部分のBasalPlane転位密度が低減されていればよい。
本実施形態では反転型のMOSFETについて説明したが、本発明の半導体素子は、蓄積チャネル構造を有するMOSFETであってもよいし、横型MOSFETであってもよい。
本発明によると、半導体層のうち所望の領域におけるBasalPlane転位密度を低減することにより、高耐圧で信頼性の高い半導体素子を提供できる。
本発明を炭化珪素パワー素子に適用すると、炭化珪素の優れた物性値から期待されるような高い耐圧を実現できるので、特に有利である。
本発明による実施形態の半導体素子の断面模式図である。 (a)〜(d)は、本発明による実施形態の半導体素子の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明による実施形態で使用する縦型薄膜成長装置の構造を示す概略図である。 (a)および(b)は、それぞれ、KOHエッチングを行った後のサンプル基板表面および比較サンプル基板表面の顕微鏡写真である。 (a)はエピタキシャル成長機構を説明する模式図であり、(b)および(c)は、それぞれ、本発明のエピ基板および従来のエピ基板における、基板転位のエピタキシャル層への伝播の様子を説明するための断面図である。 BasalPlane転位を説明するための斜視図である。
符号の説明
11 半導体基板(炭化珪素基板)
12 転位変化領域
13 ドリフト領域
14 ウェル領域
15 ソース領域
16 ゲート絶縁膜
17 ソース電極
18 ドレイン電極
19 ゲート電極
20 半導体層(炭化珪素エピタキシャル層)
21 BasalPlane転位低減領域
30 BasalPlane転位
31 刃状転位
100 半導体素子
200 縦型薄膜成長装置
300 エピ基板

Claims (19)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成された半導体層と、
    前記半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜によって前記半導体層から絶縁されたゲート電極と
    を備え、
    前記半導体基板におけるBasalPlane転位の密度は104cm-2以上であり、
    前記半導体層の表面のうち前記ゲート電極に対向する部分におけるBasalPlane転位の密度は103cm-2以下である半導体素子。
  2. 前記半導体層の表面のうち前記ゲート電極に対向する部分におけるBasalPlane転位の密度は102cm-2以上である請求項1に記載の半導体素子。
  3. 前記半導体層は、BasalPlane転位を刃状転位に変化させるための転位変化領域を含んでおり、前記転位変化領域の上面におけるBasalPlane転位の密度は、前記半導体層のうち前記転位変化領域の下面におけるBasalPlane転位の密度よりも小さい請求項1または2に記載の半導体素子。
  4. 前記半導体層はドリフト領域を含み、前記転位変化領域は前記ドリフト領域の少なくとも一部に形成されている請求項1から3のいずれかに記載の半導体素子。
  5. 前記半導体基板は、(0001)面を主面とする炭化珪素基板である請求項1から4のいずれかに記載の半導体素子。
  6. 前記半導体層の一部に電気的に接続されたソース電極と、前記半導体基板の裏面に電気的に接続されたドレイン電極とをさらに備えた請求項1から5のいずれかに記載の半導体素子。
  7. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面に形成された半導体層と、
    前記半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜によって前記半導体層から絶縁されたゲート電極と
    を備え、
    前記半導体層の表面のうち前記ゲート電極に対向する部分におけるBasalPlane転位の密度は103cm-2以下である半導体素子。
  8. 半導体基板と、
    前記半導体基板の表面にエピタキシャル成長によって形成された半導体層と
    を備えたエピ基板であって、
    前記半導体基板におけるBasalPlane転位の密度は104cm-2以上であり、前記半導体層の表面におけるBasalPlane転位の密度は103cm-2以下であるエピ基板。
  9. (A)半導体基板上に半導体層を形成する工程と、
    (B)前記半導体層の少なくとも一部を覆うゲート絶縁膜を形成する工程と、
    (C)前記ゲート絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程と
    を包含し、
    前記工程(A)は、BasalPlane転位を刃状転位に変化させる転位変化領域を形成する工程(A1)を含む半導体素子の製造方法。
  10. 前記工程(A)は、前記半導体層における前記転位変化領域以外の領域を形成する工程(A2)を含む請求項9に記載の半導体素子の製造方法。
  11. 前記工程(A)は、炭素を含むガスおよび珪素を含むガスを原料ガスとして用い、炭化珪素をエピタキシャル成長させる工程であり、
    前記工程(A1)は、前記原料ガスにおける珪素の含有量に対する炭素の含有量の比C/Siを、前記工程(A2)における珪素の含有量に対する炭素の含有量の比C/Siよりも増加させる工程を含む請求項10に記載の半導体素子の製造方法。
  12. 前記工程(A1)における前記原料ガスの珪素の含有量に対する炭素の含有量の比C/Siは1よりも大きい請求項11に記載の半導体素子の製造方法。
  13. 前記工程(A1)における前記原料ガスの珪素の含有量に対する炭素の含有量の比C/ Siは1以上3以下である請求項12に記載の半導体素子の製造方法。
  14. 前記工程(A1)および前記工程(A2)は同一の炉内で連続して実行される請求項10から13のいずれかに記載の半導体素子の製造方法。
  15. 前記工程(A2)は前記工程(A1)の後に行われる請求項10から14のいずれかに記載の半導体素子の製造方法。
  16. 前記工程(A1)における炭化珪素の成長温度は、前記工程(A2)における炭化珪素の成長温度よりも低い請求項11から15のいずれかに記載の半導体素子の製造方法。
  17. 前記工程(A1)における炭化珪素の成長温度は1300℃以上1500℃以下である請求項11から16のいずれかに記載の半導体素子の製造方法。
  18. 前記工程(A)の前に、前記半導体基板の表面を水素雰囲気で加熱する工程を含む請求項9から17のいずれかに記載の半導体素子の製造方法。
  19. 炭化珪素基板を用意する工程と、
    前記炭化珪素基板の表面に炭化珪素層を形成する工程と
    を包含し、
    前記炭化珪素層を形成する工程は、BasalPlane転位を刃状転位に変化させる転位変化領域を形成する工程を含むエピ基板の製造方法。

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