JP2006120530A - 圧接装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電線被覆の極端な変形、損傷を防止できるとともに、生産性の良好な、多様なハーネスの製造に好適な圧接装置を提供する。
【解決手段】 圧接装置1は、電線Wを端子70に圧接するための1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41と、前記電線Wとは別の2本の電線Wを圧接するための2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42とを備えている。第2押圧部材42のスタッファ刃44a,44b間のピッチP2と、第2押圧部材42の一方のスタッファ刃44bと第1押圧部材41のスタッファ刃43との間のピッチP1とが同一となるように、第1押圧部材41及び第2押圧部材42は隣接して配置される。第1押圧部材41及び第2押圧部材42はそれぞれ独立して動作可能となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】 圧接装置1は、電線Wを端子70に圧接するための1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41と、前記電線Wとは別の2本の電線Wを圧接するための2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42とを備えている。第2押圧部材42のスタッファ刃44a,44b間のピッチP2と、第2押圧部材42の一方のスタッファ刃44bと第1押圧部材41のスタッファ刃43との間のピッチP1とが同一となるように、第1押圧部材41及び第2押圧部材42は隣接して配置される。第1押圧部材41及び第2押圧部材42はそれぞれ独立して動作可能となっている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電線を端子に圧接するための圧接装置に関する。
電線を端子に接続する方法として、圧着及び圧接等の接続方法が従来から用いられている。これら接続方法のうち、接続作業の生産性の観点から圧接が有利であるため、圧接が多用されている。
複数極の電気コネクタにおける端子に対する電線の圧接においては、生産性を重視して端子全極に対する電線を一括して圧接するか、端子全極ではなく所定数の端子に対して電線を一括して圧接するか、あるいは電線を1本づつ端子に圧接する方法が一般的に採られている。
複数極の電気コネクタにおける端子に対する電線の圧接においては、生産性を重視して端子全極に対する電線を一括して圧接するか、端子全極ではなく所定数の端子に対して電線を一括して圧接するか、あるいは電線を1本づつ端子に圧接する方法が一般的に採られている。
電気コネクタの端子に電線を圧接するための従来の圧接装置として、例えば、図9に示すものが知られている(特許文献1参照)。
この図9に示す圧接装置は、押型組立体101を備え、この押型組立体101は、上下動自在に設けられた押圧部材110を備えている。押圧部材110には、電線Wを端子130に圧接する複数のスタッファ刃111が下方に突出するように設けられている。また、押圧部材110には、スタッファ刃111に隣接して配置された複数のピン112が設けられ、各ピン112は、常時スタッファ刃111の下端より突出するように下方に付勢されるようになっている。そして、各ピン112の幅は、端子130を収容するハウジング120のキャビティ121の幅と略等しくなっている。
この図9に示す圧接装置は、押型組立体101を備え、この押型組立体101は、上下動自在に設けられた押圧部材110を備えている。押圧部材110には、電線Wを端子130に圧接する複数のスタッファ刃111が下方に突出するように設けられている。また、押圧部材110には、スタッファ刃111に隣接して配置された複数のピン112が設けられ、各ピン112は、常時スタッファ刃111の下端より突出するように下方に付勢されるようになっている。そして、各ピン112の幅は、端子130を収容するハウジング120のキャビティ121の幅と略等しくなっている。
この圧接装置によれば、所定数の端子130に対して電線Wを一括して圧接するか、あるいは電線Wを1本づつ端子130に順次に圧接することができる。そして、圧接時にピン112がハウジング120のキャビティ121間の隔壁122の外側への拡開を防止するので、押圧部材110内に設けられた側面押さえ片(図示せず)を受容するための切欠を、隔壁122に形成する必要がなく、圧接時の端子130の拡開を防止できる。
特許第3331185号公報
ところで、近年においては、事務機器や電子機器等に装着される複数極を有するコネクタの小型化が一層進み、これに伴ってこれらコネクタにおける端子間ピッチが極めて小さいものが要求されている。また、環境問題から、電線の被覆に使用される材料も比較的軟らかい電線(以下、環境電線という)、即ちハロゲン材料を含まない材料を被覆に用いている電線の使用の需要が高まっている。
この種の複数極を有するコネクタの一例を図10に示す。このコネクタ201は、絶縁性のハウジング210と、このハウジング210に設けられた複数(図示例にあっては5つ)の端子収容キャビティ211a〜211eのそれぞれに収容された複数の端子220とを具備している。そしてハウジング210の後端(図10において手前端)であって各端子収容キャビティ211a〜211eの両側には、電線係止部212a〜212fが設けられている。各電線係止部212a〜212fは、端子220の圧接部221に圧接された電線Wを係止し、圧接された電線Wの端子収容キャビティ211a〜211eからの抜け出しを防止するようになっている。各電線係止部212a〜212fの両側(左右端の電線係止部212f、212aにあっては端子収容キャビティ側のみ)には、圧接された電線Wの端子収容キャビティ211a〜211eからの抜け出しを防止する弾性舌片213が形成されている。
ここで、複数の電線Wを端子220に一括して圧接すると、例えば、図9に示した圧接装置を用いて複数の電線Wを端子220に一括して圧接すると、電線Wの被覆Wbが変形し、破れて芯線Waが露出してしまうことがある。コネクタ201における端子220間ピッチ(隣接する電線係止部間のピッチ)が極めて小さく、かつ、環境問題から、電線Wの被覆Wbに使用される材料が、ハウジング210に形成された弾性舌片213よりもかなり軟らかいからである。
複数の電線Wを端子210に一括して圧接する際の、電線Wの被覆Wbの変形の様子を図10を参照して説明する(図10には便宜のため最右の過程1から左に向けて順々に端子が圧接されていく過程が示されているが、全ての端子収容キャビティ211a〜211eにおいて過程1から過程5までの現象が起こる)。
先ず、過程1では、電線Wがコネクタ201の上方に位置し、圧接装置のスタッファ刃230が電線Wに接触せず、電線Wも弾性舌片213に接触していない。
先ず、過程1では、電線Wがコネクタ201の上方に位置し、圧接装置のスタッファ刃230が電線Wに接触せず、電線Wも弾性舌片213に接触していない。
過程2では、スタッファ刃230が降下し、電線Wが下方に押圧されてそのキャビティ211b内の両側の弾性舌片213の上方部に接触する。
そして、過程3では、スタッファ刃230が更に降下し、電線Wが更に下方に押圧されてキャビティ211c内の両側の弾性舌片213により被覆Wbがやや変形する。このとき、隣接する端子収容キャビティ211b、211dにも電線Wが入り込もうとしているので(図示はしていない)、端子収容キャビティ211cの両側にある電線係止部212c、212dが隣接する端子収容キャビティ211b、211d側に拡開しない。
そして、過程3では、スタッファ刃230が更に降下し、電線Wが更に下方に押圧されてキャビティ211c内の両側の弾性舌片213により被覆Wbがやや変形する。このとき、隣接する端子収容キャビティ211b、211dにも電線Wが入り込もうとしているので(図示はしていない)、端子収容キャビティ211cの両側にある電線係止部212c、212dが隣接する端子収容キャビティ211b、211d側に拡開しない。
そして、過程4では、スタッファ刃230が更に降下し、電線Wが更に下方に押圧されて両側の弾性舌片213により被覆Wbが更に変形し、被覆Wbの下端が弾性舌片213よりもやや下方に突出する。
最後に、過程5では、スタッファ刃230が最下端に降下し、電線Wが更に下方に押圧されて両側の弾性舌片213により被覆Wbが破れ、場合によってば芯線Waが露出してしまうのである。
最後に、過程5では、スタッファ刃230が最下端に降下し、電線Wが更に下方に押圧されて両側の弾性舌片213により被覆Wbが破れ、場合によってば芯線Waが露出してしまうのである。
一方、電線Wを1本づつ端子210に順次に圧接すると、例えば、図9に示した圧接装置を用いて電線Wを1本づつ端子210に順次に圧接すると、電線Wの被覆Wbが変形し、破れて芯線Waが露出してしまう危険性を回避することができる。圧接の過程において、圧接されようとする電線Wを収容する端子収容キャビティの両側にある電線係止部がその両側に拡開することによって、弾性舌片213の変形だけでは電線Wの被覆Wbが変形し、破れて芯線Waが露出してしまう欠点を補っているからである。また、電線Wを1本づつ端子210に順次に圧接する方法では、端子を挿入しない空きポジションのあるハーネスや電線をクロスさせるクロスハーネス等の多様なハーネスの製造をすることができる。
しかしながら、電線Wを1本づつ端子210に順次に圧接する方法では、生産性が著しく低下してしまうという問題点があった。
従って、本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、電線被覆の極端な変形、損傷を防止できるとともに、生産性の良好な、多様なハーネスの製造に好適な圧接装置を提供することにある。
従って、本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、電線被覆の極端な変形、損傷を防止できるとともに、生産性の良好な、多様なハーネスの製造に好適な圧接装置を提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明に係る圧接装置は、電線を端子に圧接するための1個のスタッファ刃を有する第1押圧部材と、前記電線とは別の2本の電線を圧接するための2個のスタッファ刃を有する第2押圧部材とを備え、該第2押圧部材のスタッファ刃間のピッチと、前記第2押圧部材の一方のスタッファ刃と前記第1押圧部材のスタッファ刃との間のピッチとが同一となるように、前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材は隣接して配置され、前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材はそれぞれ独立して動作可能となっていることを特徴としている。
本発明に係る圧接装置によれば、第1押圧部材及び第2押圧部材がそれぞれ独立して動作可能となっているので、第1押圧部材及び第2押圧部材の任意の組合せによって様々な圧接ができ、例えば、普通の硬さの被覆を有する電線に対しては2個のスタッファ刃を有する第2押圧部材で2本の電線を同時に圧接し、軟らかい被覆を有する電線(例えば、環境電線)に対しては1個のスタッファ刃を有する第1押圧部材で1本の電線を圧接し、隣り合う電線を一括して圧接しても破れない程度の硬さの被覆を有する電線に対しては1個のスタッファ刃を有する第1押圧部材及び2個のスタッファ刃を有する第2押圧部材の双方で3本の電線を同時に圧接することができる。このため、電線の種類やハーネス(コネクタ)の種類によって常に最適な圧接刃数を選択でき、電線被覆の極端な変形、損傷を防止できるとともに、生産性の良好な、多様なハーネスの製造に好適な圧接装置を提供できる。
なお、前記第2押圧部材のスタッファ刃間のピッチと、前記第2押圧部材の一方のスタッファ刃と前記第1押圧部材のスタッファ刃との間のピッチとが同一となるように、前記第1押圧部材及び前記前記第2押圧部材は隣接して配置されているので、2個のスタッファ刃を有する第2押圧部材で2本の電線を同時に圧接する場合と、1個のスタッファ刃を有する第1押圧部材及び2個のスタッファ刃を有する第2押圧部材の双方で3本の電線を同時に圧接する場合とで、スタッファ刃間ピッチが異ならず、いずれの圧接方法を選択することもできる。
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る圧接装置の実施形態の概略斜視図である。図2は、図1に示す圧接装置の要部の斜視図である。図3は、1個のスタッファ刃を有する第1押圧部材で1本の電線を圧接する様子を説明する説明図である。図4は、2個のスタッファ刃を有する第2押圧部材で2本の電線を同時に圧接する様子を説明する説明図である。図5は、1個のスタッファ刃を有する第1押圧部材及び2個のスタッファ刃を有する第2押圧部材の双方で3本の電線を同時に圧接する様子を説明する説明図である。
図1及び図2において、圧接装置1は、複数のコネクタ50を支持し、矢印A方向に移動可能なコネクタ支持部材10と、電線Wを支持し、矢印A方向と同一方向である矢印B方向に移動可能な電線支持部材20と、電線Wを案内する電線案内部材30と、電線Wをコネクタ50に設けられた端子70(図3参照)に圧接する圧接部材40とを備えている。
コネクタ支持部材10には、上縁に歯12を形成したラック11が設けられ、その歯12にピニオン13が噛合して、複数のコネクタ50を支持したコネクタ支持部材10が矢印A方向に移動可能となっている。
コネクタ支持部材10には、上縁に歯12を形成したラック11が設けられ、その歯12にピニオン13が噛合して、複数のコネクタ50を支持したコネクタ支持部材10が矢印A方向に移動可能となっている。
電線支持部材20には、下縁に歯22を形成したラック21が取り付けられ、その歯22にピニオン23が噛合して、複数の電線Wを支持した電線支持部材20が矢印B方向に移動可能となっている。
電線案内部材30の下端には、電線Wを案内する複数の櫛歯31が形成されている。隣接する櫛歯31間には、電線W及び後述するスタッファ刃43、44a,44bが通過可能な切欠32が形成され、その切欠32の上縁には、スタッファ刃43、44a,44bと協働して電線Wを切断する切断刃33が形成されている。
電線案内部材30の下端には、電線Wを案内する複数の櫛歯31が形成されている。隣接する櫛歯31間には、電線W及び後述するスタッファ刃43、44a,44bが通過可能な切欠32が形成され、その切欠32の上縁には、スタッファ刃43、44a,44bと協働して電線Wを切断する切断刃33が形成されている。
圧接部材40は、電線Wを端子70に圧接するための1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41と、前記電線Wとは別の2本の電線Wを圧接するための2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42とを備えている。ここで、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44b間のピッチP2と、第2押圧部材42の一方のスタッファ刃44bと第1押圧部材41のスタッファ刃43との間のピッチP1とが同一となるように、第1押圧部材41及び第2押圧部材42は隣接して配置されている。そして、第1押圧部材41及び第2押圧部材42はそれぞれ独立して動作可能(矢印A方向と直交する矢印C方向に動作可能)となっている。第1押圧部材41は、第1押圧部材41を矢印A方向と直交する矢印C方向に動作させるための第1シリンダ45に連結され、第2押圧部材42は、第2押圧部材42を矢印A方向と直交する矢印C方向に動作させるための第2シリンダ46に連結されている。
次に、コネクタ支持部材10に支持されるコネクタ50の構成について、図3を参照して説明する。
コネクタ50は、絶縁性のハウジング60と、このハウジング60に設けられた複数(本実施形態にあっては5つ)の端子収容キャビティ61a〜61eのそれぞれに収容された複数の端子70とを具備している。そしてハウジング60の後端(図3において手前端)であって各端子収容キャビティ61a〜61eの両側には、電線係止部62a〜62fが設けられている。各電線係止部62a〜62fは、端子70の圧接部71に圧接された電線Wを係止し、圧接された電線Wの端子収容キャビティ61a〜61eからの抜け出しを防止するようになっている。各電線係止部62a〜62fの両側(左右端の電線係止部62f、62aにあっては端子収容キャビティ側のみ)には、圧接された電線Wの端子収容キャビティ61a〜61eからの抜け出しを防止する弾性舌片63が形成されている。
コネクタ50は、絶縁性のハウジング60と、このハウジング60に設けられた複数(本実施形態にあっては5つ)の端子収容キャビティ61a〜61eのそれぞれに収容された複数の端子70とを具備している。そしてハウジング60の後端(図3において手前端)であって各端子収容キャビティ61a〜61eの両側には、電線係止部62a〜62fが設けられている。各電線係止部62a〜62fは、端子70の圧接部71に圧接された電線Wを係止し、圧接された電線Wの端子収容キャビティ61a〜61eからの抜け出しを防止するようになっている。各電線係止部62a〜62fの両側(左右端の電線係止部62f、62aにあっては端子収容キャビティ側のみ)には、圧接された電線Wの端子収容キャビティ61a〜61eからの抜け出しを防止する弾性舌片63が形成されている。
次に、圧接装置1を用いてコネクタ50の端子70に電線Wを圧接する方法を図1乃至図5を参照して説明する。
先ず、1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41で1本の電線Wを圧接する場合について説明すると、最初に第1押圧部材41のスタッファ刃43に対応する位置に、所定の端子70が位置するように、コネクタ支持部材10が矢印A方向に移動する。また、第1押圧部材41のスタッファ刃43の対応する位置に、所定の電線Wが位置するように電線支持部材20が矢印B方向に移動する。
先ず、1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41で1本の電線Wを圧接する場合について説明すると、最初に第1押圧部材41のスタッファ刃43に対応する位置に、所定の端子70が位置するように、コネクタ支持部材10が矢印A方向に移動する。また、第1押圧部材41のスタッファ刃43の対応する位置に、所定の電線Wが位置するように電線支持部材20が矢印B方向に移動する。
次いで、図1及び図2に示すように、第1シリンダ45により第1押圧部材41が矢印C方向に移動する。すると、スタッファ刃43が電線Wを押圧し、図3に示すように、位置決めされた端子70が収容されている端子収容キャビティ61c(位置決めされた端子70が収容されている端子収容キャビティは61cに限らずその他であってもよい。図3においては、端子収容キャビティ61a,61bにも電線Wが既に収容されている。)の両側にある電線係止部62c、62dの弾性舌片63上部に電線Wが接触する。
そして、スタッファ刃43が更に矢印C方向に進行すると、電線Wが更に押圧されて端子70の圧接部71に圧接が開始されると共に、電線Wの両側の弾性舌片63により被覆Wbがやや変形する。このとき、電線W1本だけを圧接しているので、端子収容キャビティ61cに隣接する端子収容キャビティ61b、61dには電線Wが入り込もうとしていないので、端子収容キャビティ61cの両側にある電線係止部62c、62dがそれぞれ矢印D、E方向、即ち隣接する端子収容キャビティ61b、61d側に拡開する。このため、弾性舌片63の矢印F、G方向、即ち電線係止部62c、62d側への弾性変形とあいまって、電線Wが通過する箇所の幅が広がり、圧接時に電線Wの被覆Wbの損傷が軽減される。従って、軟らかい、例えば、環境電線の場合であっても、電線Wの被覆Wbが損傷することはない。
そして、スタッファ刃43が最終位置まで進行すると、電線Wの圧接が完了する。電線Wの圧接が完了すると、弾性舌片63が元の位置に復帰し、電線Wの抜け出しを規制する。また、切断刃33により電線Wが切断される。
また、2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42で2本の隣り合う電線Wを同時に圧接する場合について説明すると、最初に第2押圧部材42のスタッファ刃44a,44bに対応する位置に、所定の端子70が位置するように、コネクタ支持部材10が矢印A方向に移動する。また、第2押圧部材42のスタッファ刃44a,44bの対応する位置に、所定の電線Wが位置するように電線支持部材20が矢印B方向に移動する。
また、2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42で2本の隣り合う電線Wを同時に圧接する場合について説明すると、最初に第2押圧部材42のスタッファ刃44a,44bに対応する位置に、所定の端子70が位置するように、コネクタ支持部材10が矢印A方向に移動する。また、第2押圧部材42のスタッファ刃44a,44bの対応する位置に、所定の電線Wが位置するように電線支持部材20が矢印B方向に移動する。
次いで、第2シリンダ46により第2押圧部材42が矢印C方向と同一方向に移動する。すると、2個のスタッファ刃44a,44bが2本の電線Wを押圧し、図4に示すように、位置決めされた端子70が収容されている端子収容キャビティ61c、61d(位置決めされた端子70が収容されている端子収容キャビティは61c、61dに限らずその他であってもよい。図4においては、端子収容キャビティ61a,61bにも電線Wが既に収容されている。)の両側にある電線係止部62c,62d、62d,62eの弾性舌片63上部に電線Wが接触する。
そして、2個のスタッファ刃44a,44bが更に進行すると、2本の電線Wが更に押圧されて端子70の圧接部71に圧接が開始されると共に、各電線Wの両側の弾性舌片63により被覆Wbがやや変形する。このとき、隣り合う2本の電線Wを圧接しているので、両電線W間の電線係止部62dが傾かず、電線係止部62dに設けられた弾性舌片63が矢印H、I方向に弾性変形するだけである。このため、この弾性舌片63に接触する側の電線Wの被覆Wbの変形はやや大きく、軟らかい環境電線などでは、電線Wの被覆Wbが損傷するおそれもある(端子70のピッチの大きさによっては環境電線でも損傷しない)。これに対し、端子収容キャビティ61cに隣接する端子収容キャビティ61b及び端子収容キャビティ61dに隣接する端子収容キャビティ61eには電線Wが入り込もうとしていないので、端子収容キャビティ61cの片側にある電線係止部62c及び端子収容キャビティ61dの片側にある電線係止部62eはそれぞれ矢印J、K方向、即ち端子収容キャビティ61b、61e側に拡開する。このため、電線係止部62c及び電線係止部62eに設けられた弾性舌片63の矢印L、M方向、即ち電線係止部62c、62e側への弾性変形とあいまって、電線Wが通過する箇所の幅が広がるので、この弾性舌片63に接触する側の電線Wの被覆Wbの変形はやや小さくなる。このため、軟らかい環境電線などでも電線Wの被覆Wbが損傷することはない。
そして、2個のスタッファ刃44a,44bが最終位置まで進行すると、2本の電線Wの圧接が完了する。2本の電線Wの圧接が完了すると、弾性舌片63が元の位置に復帰し、2本の電線Wの抜け出しを規制する。また、切断刃33により各電線Wが切断される。
そして、2個のスタッファ刃44a,44bが最終位置まで進行すると、2本の電線Wの圧接が完了する。2本の電線Wの圧接が完了すると、弾性舌片63が元の位置に復帰し、2本の電線Wの抜け出しを規制する。また、切断刃33により各電線Wが切断される。
更に、1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41及び2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42により3本の電線Wを同時に圧接する場合について説明すると、最初に第1押圧部材41のスタッファ刃43、第2押圧部材42のスタッファ刃44a,44bに対応する位置に、所定の端子70が位置するように、コネクタ支持部材10が矢印A方向に移動する。また、第1押圧部材41のスタッファ刃43、第2押圧部材42のスタッファ刃44a,44bの対応する位置に、所定の電線Wが位置するように電線支持部材20が矢印B方向に移動する。
次いで、第1シリンダ45により第1押圧部材41が、第2シリンダ46により第2押圧部材42が矢印C方向と同一方向に同時に移動する。すると、3個のスタッファ刃43、44a,44bが3本の電線Wを同時に押圧し、図5に示すように、位置決めされた端子70が収容されている端子収容キャビティ61b、61c、61d(位置決めされた端子70が収容されている端子収容キャビティは61b、61c、61dに限らずその他であってもよい。)の両側にある電線係止部62b、62c、62c,62d、62d,62eの弾性舌片63上部に電線Wが接触する。
そして、3個のスタッファ刃43、44a,44bが更に進行すると、3本の電線Wが更に押圧されて端子70の圧接部71に圧接が開始されると共に、各電線Wの両側の弾性舌片63により被覆Wbがやや変形する。このとき、端子収容キャビティ61cに挿入される真中の電線Wについては、両側の2本の電線Wも圧接しているので、真中の電線Wと右側の電線Wの間の電線係止部62cは傾かず、また、真中の電線Wと左側の電線Wの間の電線係止部62dも傾かない。このため、電線係止部62cに設けられた端子収容キャビティ61c側の弾性舌片63及び電線係止部62dに設けられた端子収容キャビティ61c側の弾性舌片63の双方が、それぞれ矢印N、O方向に弾性変形するだけである。このため、真中の電線Wについてはこれを挿入するための通り道が拡がらないので、被覆Wbの変形は大きい。このため、軟らかい環境電線及び普通の硬さの電線では、被覆Wbが損傷するおそれもある(端子70のピッチの大きさによってはこれら電線でも損傷しない場合がある)。これに対し、右側の電線W及び左側の電線Wについては、2本の電線Wを同時に圧接する場合と同様の作用をする。
そして、スタッファ刃43、44a,44bが最終位置まで進行すると、3本の電線Wの圧接が完了する。3本の電線Wの圧接が完了すると、弾性舌片63が元の位置に復帰し、3本の電線Wの抜け出しを規制する。また、切断刃33により各電線Wが切断される。
そして、コネクタ50の全ての端子70について電線Wを圧接するには、前述した1本の電線Wの圧接と、2本の電線Wの圧接と、3本の電線Wの圧接とを任意の組合せで圧接できる。
そして、コネクタ50の全ての端子70について電線Wを圧接するには、前述した1本の電線Wの圧接と、2本の電線Wの圧接と、3本の電線Wの圧接とを任意の組合せで圧接できる。
例えば、普通の硬さの被覆を有する電線に対しては2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42で2本の電線Wを同時に圧接して被覆Wbの損傷を防止し、生産効率を上げる。また、軟らかい被覆を有する電線(例えば、環境電線)Wに対しては1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41で1本の電線Wを圧接して被覆Wbの損傷を防止する。また、硬い被覆を有する電線Wに対しては1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41及び2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42の双方で3本の電線Wを同時に圧接して更に生産効率を上げる。
また、端子70間ピッチが普通の大きさであるコネクタ50に対しては2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42で2本の電線Wを同時に圧接して被覆Wbの損傷を防止するとともに、生産効率を上げる。また、端子70間ピッチが小さいコネクタ50に対しては1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41で1本の電線Wを順次に圧接して被覆Wbの損傷を防止する。また、端子70間ピッチが大きいコネクタ50に対しては1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41及び2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42の双方で3本の電線Wを同時に圧接して生産効率を上げる。
このように、本実施形態によれば、電線Wの種類やハーネス(コネクタ50)の種類によって常に最適な圧接刃数を選択でき、電線被覆Wbの極端な変形、損傷を防止できるとともに、生産性の良好な、多様なハーネスの製造に好適な圧接装置を提供できる。
なお、第2押圧部材42のスタッファ刃44a,44b間のピッチP2と、第2押圧部材42の一方のスタッファ刃44bと第1押圧部材41のスタッファ刃43との間のピッチP1とが同一となるように、第1押圧部材41及び第2押圧部材42は隣接して配置されているので、2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42で2本の電線Wを同時に圧接する場合と、1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41及び2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42の双方で3本の電線Wを同時に圧接する場合とで、スタッファ刃間ピッチが異ならず、いずれの圧接方法を選択することもできる。
なお、第2押圧部材42のスタッファ刃44a,44b間のピッチP2と、第2押圧部材42の一方のスタッファ刃44bと第1押圧部材41のスタッファ刃43との間のピッチP1とが同一となるように、第1押圧部材41及び第2押圧部材42は隣接して配置されているので、2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42で2本の電線Wを同時に圧接する場合と、1個のスタッファ刃43を有する第1押圧部材41及び2個のスタッファ刃44a,44bを有する第2押圧部材42の双方で3本の電線Wを同時に圧接する場合とで、スタッファ刃間ピッチが異ならず、いずれの圧接方法を選択することもできる。
次に、図6乃至図8を参照して、本実施形態の圧接装置を用いて、マルチハーネス(一方側が比較的極数の多い端子を有するコネクタで、他方側が比較的極数の少ない端子を有するコネクタを複数備えたものであるハーネス)における圧接を行う方法の一例を説明する。図6は、マルチハーネスの平面図である。図7は、圧接初期のコネクタ、電線、及び第1及び第2押圧部材の概略配置図である。図8は、圧接方法の説明図である。なお、図6乃至図8において、第1乃至第3コネクタ50a,50b,50cに設けられたすべての端子の図示は省略してある。
図6において、マルチハーネスは、一端側に設けられた、第8番目のポジションを空きポジションとした10極の第1コネクタ50aと、他端側に設けられた、第5番目のポジションを空きポジションとした6極の第2コネクタ50bと、他端側に設けられた、4極の第3コネクタ50cとを備えている。そして、第1コネクタ50aの第1ポジション乃至第5ポジションの端子のそれぞれが、第2コネクタ50bの第6ポジションの端子、第4ポジションの端子、第3ポジションの端子、第2ポジションの端子、及び第1ポジションの端子のそれぞれに対応して電線W1乃至W5で接続される。また、第1コネクタ50aの第6ポジションの端子、第7ポジションの端子、第9ポジションの端子、及び第10ポジションの端子のそれぞれは、第3コネクタ50cの第3ポジションの端子、第4ポジションの端子、第2ポジションの端子、及び第1ポジションの端子のそれぞれに対応して電線W6乃至W9で接続される。電線W1乃至W9の被覆の材質は、比較的硬い材料で構成されている。
電線W1乃至W9をそれぞれの端子に圧接する際には、先ず、図7に示す初期位置から図8(A)に示す位置に、第1乃至第3コネクタ50a乃至50cが矢印A方法に移動し、電線W1乃至W9が矢印B方向に移動する。第1乃至第3コネクタ50a乃至50cはコネクタ支持部材10(図1参照)によって移動され、電線W1乃至W9は電線支持部材20(図1参照)によって移動される。図8(A)に示す位置においては、一端側では、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44b及び第1押圧部材41のスタッファ刃43のそれぞれに対応する位置に、第1コネクタ50aの第1乃至第3ポジションの端子が位置する。また、他端側では、第1押圧部材41のスタッファ刃43に対応する位置に、第2コネクタ50bの第6ポジションの端子が位置する。また、一端側では、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44b及び第1押圧部材41のスタッファ刃43のそれぞれに対応する位置に、電線W1、W2、W3のそれぞれが位置する。また、他端側では、第1押圧部材41のスタッファ刃43に対応する位置に、電線W1が位置する。
そして、一端側では、第1シリンダ45(図1参照)により第1押圧部材41が、第2シリンダ46により第2押圧部材42(図1参照)が図8(A)における矢印方向に同時に移動する。これにより、3個のスタッファ刃43、44a,44bが3本の電線W1、W2、W3を押圧し、第1コネクタ50aの第1乃至第3ポジションの端子のそれぞれに電線W1、W2、W3を同時に圧接する。また、他端側では、第1シリンダ45により第1押圧部材41が図8(A)における矢印方向に移動する。これにより、1個のスタッファ刃43が1本の電線W1を押圧し、第2コネクタ50bの第6ポジションの端子に電線W1を圧接する。
次いで、図8(A)に示す初期位置から図8(B)に示す位置に、第1乃至第3コネクタ50a乃至50cが移動し、電線W1乃至W9(圧接された電線を含む)が移動する。図8(B)に示す位置においては、一端側では、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44bに対応する位置に、第1コネクタ50aの第4及び第5ポジションの端子が位置する。また、他端側では、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44b及び第1押圧部材41のスタッファ刃43に対応する位置に、第2コネクタ50bの第4乃至第2ポジションの端子のそれぞれが位置する。また、一端側では、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44bのそれぞれに対応する位置に、電線W4、W5のそれぞれが位置する。また、他端側では、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44b及び第1押圧部材41のスタッファ刃43に対応する位置に、電線W2乃至W4のそれぞれが位置する。
そして、一端側では、2個のスタッファ刃44a,44bが2本の電線W4、W5を押圧し、第1コネクタ50aの第4、第5ポジションの端子のそれぞれに電線W4、W5を同時に圧接する。また、他端側では、2個のスタッファ刃44a,44b及び1個のスタッファ刃43のそれぞれが、3本の電線W2乃至W4を押圧し、第2コネクタ50bの第4乃至第2ポジションの端子のそれぞれに電線W2乃至W4を同時に圧接する。
次いで、図8(B)に示す位置から図8(C)に示す位置に、第1乃至第3コネクタ50a乃至50cが移動し、電線W1乃至W9(圧接された電線を含む)が移動する。図8(C)に示す位置においては、一端側では、第1押圧部材41の1個のスタッファ刃43に対応する位置に、第1コネクタ50aの第6ポジションの端子が位置する。また、他端側では、第1押圧部材41の1個のスタッファ刃43に対応する位置に、第2コネクタ50bの第1の端子が位置する。また、一端側では、第1押圧部材41の1個のスタッファ刃43に対応する位置に、電線W6が位置する。また、他端側では、第1押圧部材41の1個のスタッファ刃43に対応する位置に、電線W5が位置する。
そして、一端側では、1個のスタッファ刃43が1本の電線W6を押圧し、第1コネクタ50aの第6ポジションの端子に電線W6を圧接する。また、他端側では、1個のスタッファ刃43が、1本の電線W5を押圧し、第2コネクタ50bの第1ポジションの端子に電線W5を圧接する。
そして、一端側では、1個のスタッファ刃43が1本の電線W6を押圧し、第1コネクタ50aの第6ポジションの端子に電線W6を圧接する。また、他端側では、1個のスタッファ刃43が、1本の電線W5を押圧し、第2コネクタ50bの第1ポジションの端子に電線W5を圧接する。
次いで、図8(C)に示す初期位置から図8(D)に示す位置に、第1乃至第3コネクタ50a乃至50cが移動し、電線W1乃至W9(圧接された電線を含む)が移動する。図8(D)に示す位置においては、一端側では、第1押圧部材41の1個のスタッファ刃43に対応する位置に、第1コネクタ50aの第7ポジションの端子が位置する。また、他端側では、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44b及び第1押圧部材41のスタッファ刃43に対応する位置に、第3コネクタ50cの第4乃至第2ポジションの端子のそれぞれが位置する。また、一端側では、第1押圧部材41の1個のスタッファ刃43に対応する位置に、電線W7が位置する。また、他端側では、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44b及び第1押圧部材41のスタッファ刃43に対応する位置に、電線W6乃至W8のそれぞれが位置する。
そして、一端側では、1個のスタッファ刃43が1本の電線W7を押圧し、第1コネクタ50aの第7ポジションの端子に電線W7を圧接する。また、他端側では、2個のスタッファ刃44a,44b及び1個のスタッファ刃43のそれぞれが、3本の電線W6乃至W8を押圧し、第3コネクタ50bの第4乃至第2ポジションの端子のそれぞれに電線W6乃至W8を同時に圧接する。
最後に、図8(D)に示す初期位置から図8(E)に示す位置に、第1乃至第3コネクタ50a乃至50cが移動し、電線W1乃至W9(圧接された電線を含む)が移動する。図8(E)に示す位置においては、一端側では、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44bに対応する位置に、第1コネクタ50aの第9及び第10ポジションの端子が位置する。また、他端側では、第1押圧部材41のスタッファ刃43に対応する位置に、第3コネクタ50cの第1ポジションの端子が位置する。また、一端側では、第2押圧部材42の2個のスタッファ刃44a,44bのそれぞれに対応する位置に、電線W8、W9のそれぞれが位置する。また、他端側では、第1押圧部材41のスタッファ刃43に対応する位置に、電線W9が位置する。
そして、一端側では、2個のスタッファ刃44a,44bが2本の電線W8、W9を押圧し、第1コネクタ50aの第9、第10ポジションの端子のそれぞれに電線W8、W9を同時に圧接する。また、他端側では、1個のスタッファ刃43が、1本の電線W9を押圧し、第3コネクタ50cの第1ポジションの端子に電線W9を圧接する。
これにより、本実施形態の圧接装置1を用いて、マルチハーネスにおいて、電線W1乃至W9をそれぞれの端子に圧接することができる。
これにより、本実施形態の圧接装置1を用いて、マルチハーネスにおいて、電線W1乃至W9をそれぞれの端子に圧接することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに、種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、コネクタ支持装置10、電線支持装置20、電線案内部材30の形状や構成は、図示したものに限られない。
また、本実施形態の圧接装置1は、図6に示すマルチハーネス以外の端子の圧接に用いることができる。
例えば、コネクタ支持装置10、電線支持装置20、電線案内部材30の形状や構成は、図示したものに限られない。
また、本実施形態の圧接装置1は、図6に示すマルチハーネス以外の端子の圧接に用いることができる。
1 圧接装置
41 第1押圧部材
42 第2押圧部材
43 スタッファ刃(第1押圧部材のスタッファ刃)
44a,44b スタッファ刃(第2押圧部材のスタッファ刃)
70 端子
W 電線
41 第1押圧部材
42 第2押圧部材
43 スタッファ刃(第1押圧部材のスタッファ刃)
44a,44b スタッファ刃(第2押圧部材のスタッファ刃)
70 端子
W 電線
Claims (1)
- 電線を端子に圧接するための1個のスタッファ刃を有する第1押圧部材と、前記電線とは別の2本の電線を圧接するための2個のスタッファ刃を有する第2押圧部材とを備え、該第2押圧部材のスタッファ刃間のピッチと、前記第2押圧部材の一方のスタッファ刃と前記第1押圧部材のスタッファ刃との間のピッチとが同一となるように、前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材は隣接して配置され、前記第1押圧部材及び前記第2押圧部材はそれぞれ独立して動作可能となっていることを特徴とする圧接装置。
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