JP2006119230A - 光ファイバコードの配管通線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバコードが配管内に引き戻されることを防止する。
【解決手段】長さ方向の少なくとも一部が螺旋状にカールした光カールコード100の端部に付設された光コネクタ101を保持する保持部20と、少なくとも一部が配管110の端部から内部に挿入された状態で保持部20を支持する支持片21とを有する戻り防止治具Cを備える。戻り防止治具Cの保持部20に光コネクタ101を保持させるとともに支持片21を配管110の端部から内部に挿入すれば、戻り防止治具Cによって光カールコード100が配管110内に引き戻されることを防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光通信線を建物内に配線するに当たって建物内に布設された筒状の配管に光通信線としての光ファイバコードを通線するための配管通線装置に関するものである。
近年、一般家庭へのインターネットの普及に伴い、高速・大容量のデータ通信が可能なデータ伝送路として光ファイバが普及しつつある。建物内に光ファイバコードを配線するに当たって、光ファイバコードを保護する観点から建物内に布設した配管を用いる場合がある(例えば、特許文献1参照)。
ところで建物内に配線する際、光ファイバコードを必要な長さに切り取るとともに端部に光コネクタを取り付ける作業が必要であったが、かかる作業は熟練の作業者が高価な光ファイバ用カッタなどの専用治具を用いて行わなければならず、作業効率が低いものであった。また光ファイバコードには伝送損失を損なわない最小曲げ半径が規定されており、余った部分については最小曲げ半径を下回らないように束ねる処理(余長処理)が必要なため、さらに作業効率が低下していた。
これに対して、長さ方向の少なくとも一部が螺旋状にカールし、長さ方向の両端における非カール部の先端にそれぞれ光コネクタが付設された光ファイバコード(以下、「光カールコード」と呼ぶ)が提供され始めている。図13に示すように、かかる光カールコード120を配管110内に配線すれば、光カールコード120が伸縮する範囲で種々の長さの配管110に対応することが可能となり、施工現場で光ファイバコード120をカットしたり光コネクタ121を付設する作業が減少あるいは不要になる。ここで、光コネクタ121の許容張力と通線時の摩擦力を考慮すると、光コネクタ121を把持して通線可能であることが判っている。
特開2003−125520号公報
ところが、配管内に通線した光カールコードはカールした部分に生じる復元力によって縮もうとするため、光カールコードの端部又は端部に付設されている光コネクタが配管内に引き込まれてしまうことがあり、光カールコードを建物内の機器などに接続する際に作業に支障をきたす虞がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、光ファイバコードが配管内に引き戻されることを防止した光ファイバコードの配管通線装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、光通信線を建物内に配線するに当たって建物内に布設された筒状の配管に光通信線としての光ファイバコードを通線するための配管通線装置であって、長さ方向の少なくとも一部が螺旋状にカールした光カールコードからなる前記光ファイバコードの端部又は該端部に付設された光コネクタを保持する保持部と、少なくとも一部が配管の端部から内部に挿入された状態で前記保持部を支持する支持部とを有する戻り防止治具を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記光ファイバコードの端部又は前記光コネクタを保持する保持部と、光ファイバコードを牽引するための呼び線が接続される接続部と、少なくとも牽引方向と略直交する平面内で回動自在に前記保持部と前記接続部を連結する連結部とを有する牽引治具を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、一方の開口径が前記配管の内径よりも大きく且つ他方の開口径が前記配管の内径と同じ若しくは小さい漏斗形に形成された本体部と、該本体部の小径の開口側に設けられて前記配管の端部に固定される固定部とを有する送り込み治具を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記光ファイバコードのカールした部分に内挿される内挿部と、該内挿部における前記光ファイバコードの長手方向に沿った両端部で当該光ファイバコードを抜け止めする抜け止め部とを有して前記配管内に収容されるコード収容治具を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、戻り防止治具の保持部に光ファイバコード(光カールコード)の端部又は光コネクタを保持させるとともに支持部を配管の端部から内部に挿入すれば、戻り防止治具によって光ファイバコードが配管内に引き戻されることを防止でき、配管通線装置による通線作業の作業性が向上するという効果がある。
請求項2の発明によれば、予め配管内に通線した呼び線の端を牽引治具の接続部に接続するとともに保持部に光ファイバコード(光カールコード)の端部又は光コネクタを保持させた状態で呼び線を反対側から配管の外へ引き出せば、呼び線に接続された牽引治具を介して光ファイバコードが牽引されて配管内に通線されるが、保持部と接続部を連結する連結部が少なくとも牽引方向と略直交する平面内で回動自在であるため、牽引中に光ファイバコードに生じる撚れを連結部の回動によって戻すことができるという効果がある。
請求項3の発明によれば、配管の端部から光ファイバコードを挿入する際、固定部によって配管の端部に固定された漏斗形の本体部を通して光ファイバコードを挿入することにより、光ファイバコードを配管内にスムーズに挿入することができるという効果がある。
請求項4の発明によれば、配管に通線した後に配管内に挿入されなかった光ファイバコードの余長部分にコード収容治具の内挿部を内挿し且つ内挿部における光ファイバコードの長手方向に沿った両端部で光ファイバコードを抜け止め部で抜け止めした状態でコード収容治具を配管内に収容すれば、光ファイバコードの余長部分をスムーズに配管内に収容できるとともに余長部分が伸縮することによる不具合の発生が防止できるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
本実施形態の配管通線装置は、牽引治具A、送り込み治具B、戻り防止治具C、コード収容治具Dを備える。
牽引治具Aは、図3に示すように光カールコード100の端部に付設された光コネクタ101を保持する保持部1と、光カールコード100を牽引するための呼び線102が接続される接続部2と、少なくとも牽引方向と略直交する平面内で回動自在に保持部1と接続部2を連結する連結部3とを有する。
保持部1は、合成樹脂により一端側が開口した角筒状に形成され、開口を通して内部に圧入された光コネクタ101を保持するものである。但し、保持部1が光コネクタ101を保持する方法は圧入に限定されるものではなく、それ以外の周知の方法でも構わない。保持部1の底壁には中央に貫通孔1aが設けられるとともに内底面における貫通孔1aの周囲には球面状の凹所1bが形成されている。また貫通孔1aは内側の開口径に対して外側の開口径が大きくなるようにテーパ状に形成されている。
接続部2は、楕円体形状の主体2aと、主体2aの一面側の中央に突出する半円環状の接続環2bとを有し、接続環2bに呼び線の端が結ばれて接続される。連結部3は、接続部2の主体2aにおける接続環2bと反対面側の中央に突出する円柱状の支持体3aと、球体の一部をなす鉢状であって球面の中央で支持体3aの先端と結合された回動体3bとを有する。尚、接続部2と連結部3とは、例えば、金属材料によって一体に構成されている。そして、回動体3bを保持部1の内側に収めるようにして支持体3aを保持部1の貫通孔1aに挿通することにより、牽引方向(図3における矢印イの方向)と略直交する平面内で回動自在に保持部1と接続部2とが連結部3によって連結される。さらに保持部1の内底面には凹所1bが形成されるとともに、支持体3aが挿通される貫通孔1aがテーパ状に形成されているため、図3(a)〜(c)に示すように牽引方向と略平行する平面内においても保持部1に対して接続部2が回動自在となっている。
而して、予め配管110内に通線した呼び線の端を牽引治具Aの接続部2の接続環2bに結んで接続するとともに保持部1に光コネクタ101を保持させた状態で呼び線を反対側から配管の外へ引き出せば、呼び線に接続された牽引治具Aを介して光カールコード100が牽引されて配管110内に通線される。ここで、保持部1と接続部2とが固定されていた場合、牽引中に光カールコード100が撚れてしまい、その撚れに起因して光カールコード100が最小曲げ半径以下に曲がってしまうといった不具合が生じる虞があるが、本実施形態では、保持部1と接続部2を連結する連結部3を牽引方向(図3における矢印イの方向)と略直交する平面内で回動自在としているから、牽引中に光カールコード100に生じる撚れを連結部3の回動によって戻すことができる。さらに、牽引方向と略平行する平面内においても保持部1に対して接続部2が回動自在となっているため、図3(a)及び(c)に示すように配管110が曲がる向きに接続部2が回動して配管110の曲がった部分を牽引治具Aがスムーズに通過することができる。
ところで、図4に示すように保持部1における底壁以外の部分を軸方向に2分割して半円柱状の半割体1c,1dを形成し、底壁と一体である一方の半割体1cと他方の半割体1dを薄肉部1eで開閉自在に連結する構成としてもよい。2つの半割体1c,1dの結合面には各々光コネクタ101が嵌合する嵌合溝1f,1gが凹設されており、一方の半割体1cの嵌合溝1fに光コネクタ101を嵌合した状態で他方の半割体1dを閉じて嵌合溝1gに光コネクタ101を嵌合すれば、保持部1によって光コネクタ101を保持することができる。このような構成とすれば、保持部1に光コネクタ101を保持させる作業が容易になるという利点がある。尚、図示は省略しているが、2つの半割体1c,1dには結合状態でロックされる従来周知のロック機構が設けられる。
次に送り込み治具Bについて説明する。
牽引治具Aを介して呼び線で光カールコード100を牽引する際、配管110内に送り込まれる光カールコード100が配管110の端縁に接触することによって送り込みの抵抗が増大するため、呼び線の牽引力が増加して光カールコード100への負担が増えてしまったり、配管110の端縁で光カールコード100の外被に傷がつくといった不具合が生じる虞がある(図5参照)。
そこで本実施形態では、配管110内に光カールコード110を送り込む際の抵抗を低減するとともに光カールコード100の外被に傷がつくのを防止するための送り込み治具Bを備えている。この送り込み治具Bは、図6に示すように一方の開口径が配管110の内径よりも大きく且つ他方の開口径が配管110の内径よりも小さい漏斗形に形成された本体部10と、本体部10の小径の開口側に設けられて配管110の端部に固定される固定部とを有する。固定部は配管110内に挿入される円筒形の小径部11と、配管110の端部に外挿されて小径部11との間で配管110の端部を狭持する円筒形の大径部12とからなる。尚、本体部10と小径部11並びに大径部12とは合成樹脂成型品として一体に形成される。
而して、図7に示すように小径部11を配管110内に挿入すると同時に大径部12を配管110の端部に外挿することで送り込み治具Bが配管110の端部に固定され、送り込み治具Bの本体部10を通して光カールコード110が配管110内に送り込まれるが、光カールコード110が送り込まれる本体部10が漏斗形に形成してあるために光カールコード110が端縁に接触し難くなり、光カールコード100を配管110内にスムーズに挿入することができ、呼び線の牽引力が増加して光カールコード100への負担が増えたり、配管110の端縁で光カールコード100の外被に傷がつくといった不具合の発生が防止できる。
次に戻り防止治具Cについて説明する。
従来技術でも説明したように配管110内に通線した光カールコード100はカールした部分に生じる復元力によって縮もうとするため、光カールコード100の端部に付設されている光コネクタ101が配管110内に引き込まれてしまうことがあり、光カールコード100を建物内の機器などに接続する際に作業に支障をきたす虞がある。
そこで本実施形態では、光カールコード100が配管110内に引き戻されることを防止するための戻り防止治具Cを備えている。この戻り防止治具Cは、図2に示すように光コネクタ101を保持する保持部20と、配管110の端部から内部に挿入された状態で保持部20を支持する支持部とを有する。保持部20は、光カールコード100の外径よりも大きく且つ光コネクタ101の外径よりも小さい開口径を有した円筒形に形成されるとともに内外に通じる縦溝20aが軸方向に沿って設けられている。支持部は、保持部20の一方の開口縁からそれぞれ後方へ突出する4本の支持片21からなり、支持片21同士の間隔が保持部20から遠ざかるにつれて拡がるように配設されている。ここで、保持部20と支持片21とは合成樹脂成型品として一体に形成されており、4本の支持片21は互いに近付く向きに撓み自在となっている。
而して、図1(a)(b)に示すように配管110に通線された光カールコード100の先端部分を縦溝20aを通して保持部20内に挿入することで光コネクタ101を保持部20に保持させた状態で、支持片21を撓ませながら配管110内に挿入すると、配管110内で元に戻ろうとする支持片21の先端が蛇腹状に形成されている配管110内壁の凹凸に引っ掛かるから(図1(c)参照)、戻り防止治具Cによって光カールコード100が配管110内に引き戻されることが防止できて通線作業の作業性が向上するものである。なお、支持片21の先端を配管110の内径より大きく拡げることで、戻り防止治具Cを配管110の端部に引っ掛ける方法は自明である。
最後にコード収容治具Dについて説明する。
配管110に通線された光カールコード110に余り(余長部分)が生じた場合、その余長部分を配管110内に収容する必要がある。ところが、光カールコード110は長手方向に伸縮する特性を有しているので、余長部分を配管110内にスムーズに収容することができない場合がある。
そこで本実施形態では、光カールコード110の余長部分を配管110内にスムーズに収容するためのコード収容治具Dを備えている。このコード収容治具Dは、図8及び図9に示すように光カールコード100のカールした部分に内挿される内挿部30と、内挿部30における光カールコード100の長手方向に沿った両端部で光カールコード100を抜け止めする抜け止め部31,31とを有する。内挿部30は、合成樹脂により両端が開口した円筒形に形成されている。また抜け止め部31は、内挿部30の端部に圧入される短筒状の圧入部31aと、圧入部31aの一端側に設けられた円板状の鍔部31bと、鍔部31bの周縁より圧入部31aと平行に突出して光カールコード110を引っ掛ける複数(4つ)の爪31dとが合成樹脂成型品として一体に形成されている。尚、鍔部31bには光カールコード110が挿通される複数(3個)の溝31cが形成されている。
而して、図9(a)に示すように光カールコード110の余長部分(カールした部分)に内挿部30を内挿した後、内挿部30の両端開口に圧入部31aを圧入して抜け止め部31を取り付け、図9(b)に示すように爪31dに引っ掛けた後に何れかの溝31cに挿通することで光カールコード110をコード収容治具Dに収容し、図9(c)に示すように光カールコード110を収容したコード収容治具Dを配管110内に差し込めば、光カールコード100の余長部分をスムーズに配管110内に収容できるとともに余長部分が伸縮することによる不具合の発生が防止できる。
(実施形態2)
本実施形態は、牽引治具Aの構造に特徴があり、その他の構成については実施形態1と共通である。
本実施形態における牽引治具Aは、図10に示すように光カールコード100及び光コネクタ101を保持する保持部と、光カールコード100を牽引するための呼び線102が接続される接続部5と、牽引方向と略直交する平面内で回動自在に保持部4と接続部5を連結する連結部6とを有する。保持部は、布やビニルテープなどで帯状に形成された一対の保持帯4a,4bからなり、光カールコード100並びに光コネクタ101に螺旋状に巻き付けて両者を保持する。但し、各保持帯4a,4bは互いに逆向きに巻き付けることが望ましい。また接続部5は、円板形の主片5aと、主片5aの一面側に設けられた半円環状の接続環5bとを有し、接続環2bに呼び線102の端が結ばれて接続される。連結部6は、円板形の主片6aと、主片6aの一面側に設けられて保持帯4a,4bの端部が接続される半円環状の接続環6bと、接続部5の主片5a中央に貫通する挿通孔と主片6a中央に貫通する挿通孔とにそれぞれ挿通されて両主片5a,6aを互いに回動自在に連結する連結金具6cとを有する。
而して、予め配管110内に通線した呼び線102の端を牽引治具Aの接続部5の接続環5bに結んで接続するとともに保持帯4a,4bを互いに逆向きに巻き付けることで光カールコード110並びに光コネクタ101を保持させた状態で呼び線102を反対側から配管の外へ引き出せば、呼び線102に接続された牽引治具Aを介して光カールコード100が牽引されて配管110内に通線される。そして、連結部6によって接続片5の主片5aと連結部6の主片6aとが牽引方向と略直交する平面内で回動自在となっているから、牽引中に光カールコード100に生じる撚れを戻すことができる。
(実施形態3)
本実施形態は、戻り防止治具Cの構造に特徴があり、その他の構成については実施形態1又は2と共通である。
本実施形態における戻り防止治具Cは、図11に示すように光コネクタ101を保持する保持部22と、配管110の端部から内部に挿入された状態で保持部22を支持する支持部23とを有する。保持部22は、円板形の大径片22aと、大径片22aよりも小さい外径を有して大径片22aの一面より突出する円柱形の小径片22bとからなり、大径片22aと小径片22bの中心軸には光コネクタ101の端部及び光カールコード110の端部が挿通される挿通孔22cが設けられ、この挿通孔22cに通じる縦溝22dが軸方向に沿って大径片22a及び小径片22bに形成されている。支持部23は、配管110の内径よりも小さくない外径を有した円柱形であって保持部22の小径片22bと連結した主体23aと、主体23aの先端に設けられた円錐台形の差込体23bとからなり、主体23aと差込体23bの中心軸にも光カールコード110の端部が挿通される挿通孔23cが設けられるとともに、この挿通孔23cに通じ且つ保持部22の縦溝22dと直線上に繋がった縦溝23dが軸方向に沿って主体23a及び差込体23dに形成されている。尚、保持部22と支持部23とは合成樹脂成型品として一体に形成されている。
而して、図11(a)(b)に示すように配管110に通線された光カールコード100の先端部分を縦溝22d及び23dを通して保持部22並びに支持部23の挿通孔22c,23c内に挿入することで光コネクタ101を保持部22に保持させた状態で、支持部23の差込体23bを配管110内に差し込むとともに主体23aを配管110の端部に圧入することによって(図11(c)参照)、光カールコード100が配管110内に引き戻されることが戻り防止治具Cにより防止できる。
(実施形態4)
本実施形態は、戻り防止治具Cの構造に特徴があり、その他の構成については実施形態1又は2と共通である。
本実施形態における戻り防止治具Cは、図12に示すように側面が開口する扁平な箱形に形成され、開口面に隣接する前面に設けられて光カールコード110が挿入される幅細の保持溝24と、開口面に隣接し且つ前面と対向する背面に設けられて配管110の端部が挿入して固定される略円形の配管固定孔25とを有する。
而して、図12(a)(b)に示すように配管110に通線された光カールコード100の先端部分を保持溝24及び配管固定孔25に通すことで光コネクタ101を保持させ、配管110の端部を配管固定孔25に挿入し、蛇腹状の配管110外周面における谷部分に配管固定孔25の周縁を係止して固定することにより(図12(c)参照)、光カールコード100が配管110内に引き戻されることが戻り防止治具Cにより防止できる。
(a)〜(c)は実施形態1における戻り防止治具の使用方法を説明するための一部省略した斜視図である。 同上の戻り防止治具の斜視図である。 (a)〜(c)は同上における牽引治具の使用方法を説明するための一部省略した断面図である。 他の構造の牽引治具を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 配管内に光カールコードを送り込む状態を示した斜視図である。 同上における送り込み治具を示し、(a)は斜視図、(b)は配管に固定された状態の断面図である。 (a)(b)は同上における送り込み治具の使用方法を説明するための一部省略した斜視図である。 同上におけるコード収容治具の平面図である。 (a)〜(c)は同上におけるコード収容治具の使用方法を説明するための一部省略した斜視図である。 実施形態2における牽引治具の斜視図である。 (a)〜(c)は実施形態3における戻り防止治具の使用方法を説明するための一部省略した斜視図である。 (a)〜(c)は実施形態4における戻り防止治具の使用方法を説明するための一部省略した斜視図である。 一般住宅への配管を利用した光ファイバコードの先行配線の様子を示す概略図である。
符号の説明
C 戻り防止治具
20 保持部
21 支持片
100 光カールコード
101 光コネクタ
110 配管

Claims (4)

  1. 光通信線を建物内に配線するに当たって建物内に布設された筒状の配管に光通信線としての光ファイバコードを通線するための配管通線装置であって、長さ方向の少なくとも一部が螺旋状にカールした光カールコードからなる前記光ファイバコードの端部又は該端部に付設された光コネクタを保持する保持部と、少なくとも一部が配管の端部から内部に挿入された状態で前記保持部を支持する支持部とを有する戻り防止治具を備えたことを特徴とする光ファイバコードの配管通線装置。
  2. 前記光ファイバコードの端部又は前記光コネクタを保持する保持部と、光ファイバコードを牽引するための呼び線が接続される接続部と、少なくとも牽引方向と略直交する平面内で回動自在に前記保持部と前記接続部を連結する連結部とを有する牽引治具を備えたことを特徴とする請求項1記載の光ファイバコードの配管通線装置。
  3. 一方の開口径が前記配管の内径よりも大きく且つ他方の開口径が前記配管の内径と同じ若しくは小さい漏斗形に形成された本体部と、該本体部の小径の開口側に設けられて前記配管の端部に固定される固定部とを有する送り込み治具を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバコードの配管通線装置。
  4. 前記光ファイバコードのカールした部分に内挿される内挿部と、該内挿部における前記光ファイバコードの長手方向に沿った両端部で当該光ファイバコードを抜け止めする抜け止め部とを有して前記配管内に収容されるコード収容治具を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の光ファイバコードの配管通線装置。
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