JP2006116987A - 燃料タンク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料タンク本体の上側突出部に燃料が衝突して生じる衝撃音を低減させた燃料タンク装置を提供する。
【解決手段】 燃料タンク本体10の上面1に、上方に突出して形成される上側突出部2を有する燃料タンク装置17において、上側突出部2に対向した位置における燃料の液面上昇を抑制するバッフル部材8を燃料タンク本体10の上側突出部2に対向した下側突出部4に設けて、車両の急制動による慣性が前記燃料に作用して燃料タンク本体10の前面13近傍に移動し、前面13により前記燃料が上方に移動しても、バッフル部材8内に前記燃料が入り込むので、前記燃料の液面上昇が抑制されると共に、バッフル部材8内に前記燃料が入り込んだ際に気泡が生じて前記燃料と混ざり合い、前記気泡が緩衝材として作用して、燃料Fが上側突出部2に衝突して生じる衝撃音が低減される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両に設けられる燃料タンク装置に関する。
近年、車室内の空間を一層広くするため、車室内の床を低くすると共に、平らにした車両が開発されている。そのため、車室の床下に配置される燃料タンク装置では、その形状が制限されている。このような燃料タンク装置の一例として、図6乃至図8に示すように、鞍型状に形成された燃料タンク装置20がある。これらの図に示すように、燃料タンク本体21の上面22には、上方に突出して形成される上側突出部23を有する。上側突出部23に対向する燃料タンク本体21の底面24には、上方に突出して下側突出部25が形成されている。燃料タンク装置20をこのような形状にすることにより、車室内のフロア下部に配置される周辺部品を避けることができると共に、燃料タンク装置20の下方に配置される配管などの部品を避けることができる。
上側突出部23内には、液体の燃料Fが蒸発してなるガスを排出する一方、燃料Fの漏出を抑止する燃料閉止手段である燃料閉止弁26(燃料閉止弁:Fuel Cut Valve)が設けられている。よって、燃料閉止弁26は、燃料Fに浸かりにくくなっている。
上述した燃料タンク装置20では、この燃料タンク装置20内に貯蔵される燃料が急激に移動して内面に衝突すると、異音/衝撃音(以下、衝撃音と略す)が発生する。このため、このような衝撃音を抑制する技術が種々開発されている(例えば、下記特許文献1および下記特許文献2を参照)。
実公平6−3184号公報 実用新案登録第2519148号公報
前記燃料タンク装置20を、従来の燃料タンク装置に比べてその高さをより低く形成して、室内空間を広く確保しようとすると、前記燃料Fの移動により前記燃料Fが上面22、特に燃料タンク本体21の上側突出部23に衝突し易くなり、耳障りな衝撃音が生じ易くなる。
すなわち、走行中の車両が急制動した場合などは、燃料Fに作用する慣性により、燃料Fが燃料タンク本体21の前面21a側に移動し、その液面は図7および図8に示すように、高さH1まで上昇する。さらに、前記慣性が燃料Fに作用し続けると、前面21a側に移動した燃料Fは、燃料タンク本体21の前面21aにより前側への移動が阻害され、図7に示すように、燃料タンク本体21の前面21aにて燃料Fの液面が高さH2まで上昇し、燃料タンク本体21の上面22に衝突する。ただし、この場合は、燃料Fの液面が上昇する速度が遅いため、衝突により生じる音は小さく、車室内にいる乗員までは伝わらない。
その後、燃料タンク本体21の上面22に達した燃料Fにさらに前記慣性が作用し続けると、燃料Fが燃料タンク本体21の上側突出部23内に流れ込み、燃料Fの液面が高さH3まで上昇する。この上側突出部23で囲まれる空間は、燃料タンク本体21の上面22と底面24で囲まれる空間よりも狭くなっているので、燃料Fの液面が上昇する速度は速くなる。そのため、燃料Fの液面が上側突出部23の内面に衝突すると大きな衝撃音が発生し、この衝撃音が車内にいる乗員まで伝わって、乗員に不快感を与えてしまうことがあった。
上記特許文献1に記載の車両用ヒュエルタンクでは、燃料タンク本体の前面に衝突する衝撃音については抑制することができるものの、燃料タンク本体の上側突出部に衝突する衝撃音については抑制することができなかった。
上記特許文献2に記載の車両用燃料タンク装置でも、上記特許文献1に記載の車両用ヒュエルタンクと同様に、前板部と後板部を天板部で連結してなる横断面が開脚した状態の脚立状部と、後板部の下端から水平方向に連続する凹凸状部とからなる多数の小孔を穿設してなるバッフルボードにより燃料タンク本体の前面に衝突する衝撃音については抑制することができるものの、燃料タンク本体の上側突出部に衝突する衝撃音については抑制することができなかった。
そこで、本発明は、前述した問題に鑑み提案されたもので、燃料タンク本体の上側突出部に燃料が衝突して生じる衝撃音を低減させた燃料タンク装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明に係る燃料タンク装置は、車両に設けられる燃料タンク本体の上面に、上方に突出して形成される上側突出部を有する燃料タンク装置において、前記上側突出部における燃料の液面上昇を抑制するバッフル手段を前記燃料タンク本体内に設けたことを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る燃料タンク装置は、車両に設けられる燃料タンクの上面に、上方に突出して形成される上側突出部を有する燃料タンク装置において、前記上側突出部における燃料の液面上昇を抑制するバッフル手段を前記燃料タンクの底面における前記上側突出部に対向した位置に設けたことを特徴とする。
上述した課題を解決する第3の発明に係る燃料タンク装置は、第1の発明または第2の発明に記載された燃料タンク装置であって、前記バッフル手段が、上方が開放した箱状に形成されると共に、その側面に内部と外部とを連通する連通部が形成されていることを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る燃料タンク装置は、第1の発明乃至第3の発明の何れかに記載された燃料タンク装置であって、前記上側突出部に燃料が蒸発してなるガスを排出すると共に、前記燃料の漏出を抑止する燃料閉止手段が設けられ、前記バッフル手段が、前記燃料タンク本体内における前記燃料閉止手段の下方に配置されることを特徴とする。
上述した課題を解決する第5の発明に係る燃料タンク装置は、第1の発明乃至第3の発明の何れかに記載された燃料タンク装置であって、前記上側突出部が、前記車両の車幅方向に伸びるように形成され、前記バッフル手段が、前記上側突出部の端部近傍の下方に配置されることを特徴とする。
上述した課題を解決する第6の発明に係る燃料タンク装置は、第1の発明乃至第3の発明の何れかに記載された燃料タンク装置であって、前記上側突出部が、前記車両の前後方向に伸びるように形成され、前記バッフル手段が、前記上側突出部の前端部近傍の下方に配置されることを特徴とする。
上述した課題を解決する第7の発明に係る燃料タンク装置は、第1の発明乃至第3の発明の何れかに記載された燃料タンク装置であって、前記燃料タンク本体の底面における前記上側突出部に対向した位置に上方に突出した下側突出部が形成され、前記バッフル手段が前記下側突出部に配置されることを特徴とする。
第1の発明に係る燃料タンク装置によれば、車両に設けられる燃料タンク本体の上面に、上方に突出して形成される上側突出部を有する燃料タンク装置において、前記上側突出部における燃料の液面上昇を抑制するバッフル手段を前記燃料タンク本体内に設けたことにより、前記上側突出部に対向した位置における前記燃料の液面上昇が抑制される。その結果、前記燃料の液面が上昇し前記上側突出部に衝突して生じる衝撃音が抑制されるので、この衝撃音が車室内にいる乗員まで伝わる可能性が低減する。また、前記燃料の前記上側突出部への衝突が緩和されるので、前記上側突出部に配置される部品の損傷を防ぐことができる。
第2の発明に係る燃料タンク装置によれば、車両に設けられる燃料タンクの上面に、上方に突出して形成される突出部を有する燃料タンク装置において、前記上側突出部における燃料の液面上昇を抑制するバッフル手段を前記燃料タンクの底面における前記上側突出部に対向した位置に設けたことにより、上記第1の発明と同様な作用効果を奏すると共に、バッフル手段の取付スペースも容易に確保できる。
第3の発明に係る燃料タンク装置によれば、第1の発明または第2の発明に記載された燃料タンク装置であって、前記バッフル手段は、上方が開放した箱状に形成されると共に、その側面に内部と外部とを連通する連通部が形成されていることにより、前記燃料を前記バッフル手段内に流入させることができると共に、前記バッフル手段内に入った燃料を、前記連通部を通って外部に排出させることができる。よって、前記バッフル手段内の燃料の液面上昇が抑制され、前記上側突出部に衝突して生じる衝撃音が抑制されるので、この衝撃音が車室内にいる乗員まで伝わる可能性が低減する。また、前記バッフル手段が簡易な形状であるので、安価に製造することができる。
第4の発明に係る燃料タンク装置によれば、第1の発明乃至第3の発明の何れかに記載された燃料タンク装置であって、前記上側突出部に燃料が蒸発してなるガスを排出すると共に、前記燃料の漏出を抑止する燃料閉止手段が設けられ、前記バッフル手段が、前記燃料タンク本体内における前記燃料閉止手段の下方に配置されることにより、上記第1の発明と同様な作用効果を奏する他に、前記燃料閉止手段の下方に位置する燃料の液面上昇が抑制されるので、燃料閉止手段と燃料とが接触する可能性を抑制することができる。
第5の発明に係る燃料タンク装置によれば、第1の発明乃至第3の発明の何れかに記載された燃料タンク装置であって、前記上側突出部は、前記車両の車幅方向に伸びるように形成され、前記バッフル手段は、前記上側突出部の端部近傍の下方に配置されることにより、車両が旋回したとき、前記上側突出部の端部近傍に対向した位置における燃料の液面上昇が抑制される。よって、前記燃料が前記上側突出部に衝突して生じる衝撃音が低減されるので、この衝撃音が車室内にいる乗員まで伝わる可能性が低減する。
第6の発明に係る燃料タンク装置によれば、第1の発明乃至第3の発明の何れかに記載された燃料タンク装置であって、前記上側突出部は、前記車両の前後方向に伸びるように形成され、前記バッフル手段は、前記上側突出部の前端部近傍の下方に配置されることにより、走行中の車両が急停車などしたときに、前記燃料が前記燃料タンク本体の前側に移動し、さらに前記燃料タンク本体の前面を伝って燃料の液面が上昇したとき、前記燃料が前記バッフル手段内に入り込み、前記バッフル手段が前記燃料で満たされてから、前記燃料の液面が再び上昇するので、前記上側突出部の前端部近傍に対向した位置における前記燃料の液面上昇が抑制される。よって、前記燃料の液面が前記上側突出部に衝突して生じる衝撃音が低減され、この衝撃音が車内にいる乗員まで伝わる可能性が低減する。
第7の発明に係る燃料タンク装置によれば、第1の発明乃至第3の発明の何れかに記載された燃料タンク装置であって、前記燃料タンク本体の底面における前記上側突出部に対向した位置に上方に突出した下側突出部が形成され、前記バッフル手段が前記下側突出部に配置されることにより、上記第1の発明と同様な作用効果を奏する。
以下に、本発明に係る燃料タンク装置を実施するための最良の形態を実施例に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る燃料タンク装置の斜視図であり、図2は、その断面図であり、図3は、本発明の第1の実施例に係る燃料タンク装置に用いられるバッフル部材の一例を示し、図3(a)はその展開図であり、図3(b)はその斜視図である。図4は、本発明の第1の実施例に係る燃料タンク装置に用いられるバッフル部材へ燃料が流入したときの状態の説明図であり、図4(a)に前記バッフル部材内に燃料が入り込むときの状態、図4(b)に前記バッフル部材に燃料が溜まったときの状態を示す。図5は、本発明の第1の実施例に係る燃料タンク装置に用いられるバッフル部材の他例を示す斜視図である。なお、図1中のFR矢印は車両の前側を示す。
本発明の第1の実施例に係る燃料タンク装置は、車両の床下に設けられ、図1および図2に示すように、燃料タンク本体10の上面1には、上方に突出する上側突出部2が形成されている。上側突出部2は、車両の前後方向に伸びるように形成されている。燃料タンク本体10の底面3には、上側突出部2に対向して、上方に突出する下側突出部4が形成されている。上側突出部2の内面における前端部近傍および後端部近傍には、液体の燃料Fが蒸発してなるガスを排出する一方、液体の燃料Fの漏出を抑止する燃料閉止手段である燃料閉止弁5,6がそれぞれ設けられている。燃料閉止弁5,6にはパイプ7が接続されており、燃料閉止弁5,6を通ってパイプ7内に入ったガス状の燃料は図示しないキャニスタや内燃機関の吸気側に流通するようになっている。
燃料タンク本体10の上側突出部2には、図示しない燃料ポンプやゲージ類あるいはリザーバカップなどの内装部品が設けられている。さらに燃料タンク本体10には、給油時などに燃料Fを外部からタンク本体10に供給するための燃料注入パイプ(図示せず)が接続される。
上側突出部2に対向する下側突出部4、具体的には、上側突出部2の前端部近傍に設けられる燃料閉止弁5に対向する下側突出部4には、上側突出部2内における燃料Fの液面上昇を抑制するバッフル手段であるバッフル部材8が配置されている。
バッフル部材8は、図3(b)に示すように、上方が開放した箱状に形成されると共に、その側板9に内部と外部とを連通する連通部11が形成されている。すなわち、バッフル部材8は、図3(a)に示すように、下側突出部4に固定される略四角形状の底板12と、この底板12の側部にそれぞれ接続する側板9とを有し、これらの側板9を上方に折り曲げて箱状に形成されており、上方に折り曲げられた側板9のうち隣接する側板9同士の間に隙間を残すことにより、その内部と外部とを連通する連通部11が形成される。バッフル部材8をこのような形状にすることにより、バッフル部材8内に燃料Fが入り込んでも、バッフル部材8内の燃料Fは、連通部11を通ってバッフル部材8の外側に流れ出るようになっている。上述したように、バッフル部材8は簡易な形状であるので、安価に製造することができる。バッフル部材8の側板9の高さは、その側板9の上部9aと燃料タンク本体10の上側突出部2の基部との間の隙間L(図2を参照)が極力小さくなるように形成されている。隙間Lを通ってバッフル部材8内に入り込む燃料Fの流量が抑制されるので、燃料閉止弁5の下方に位置する燃料Fの液面上昇が効率良く抑制されると共に、燃料閉止弁5と燃料Fとの接触が抑制される。
具体的には、図4(a)に示すように、走行中の車両が急制動した場合などには、このときの慣性が燃料Fに作用して、燃料Fが燃料タンク本体10の前面13側に移動する。さらに、前記慣性が燃料Fに作用し続けると、燃料タンク本体10の前面13側に移動した燃料Fの前側への移動が前面13により阻害されるので、燃料Fは燃料タンク本体10の前面13にて燃料タンク本体10の上面1側へと移動する。燃料タンク本体10の上面1まで達した燃料Fにさらに前記慣性が作用し続けると、燃料Fは隙間Lを通って、バッフル部材8内に入り込む。よって、燃料タンク本体10の上側突出部2に対向した位置における燃料Fの液面上昇が抑制される。また、燃料閉止弁5が燃料Fに浸かる可能性も抑制される。前記燃料Fの上側突出部2への衝突が緩和されるので、上側突出部2に配置される部品の損傷を防ぐことができる。
図4(b)に示すように、バッフル部材8内に燃料Fが入り込んだときに、前記燃料Fがバッフル部材8の側板9の上部9aから底板12へ落ちることにより気泡18が生じて燃料F内に気泡18が混ざり込む。バッフル部材8が燃料Fで満たされても、前記慣性が燃料にさらに作用し続けると、燃料Fの液面がさらに上昇して上側突出部2に衝突する。このとき、衝撃音が生じるものの、燃料Fに混ざり込んだ気泡18が緩衝材として作用するので、前記衝撃音は従来の衝撃音と比べて小さくなる。したがって、この衝撃音が車室内にいる乗員まで伝わる可能性が低減する。
上記では、十字状に形成された板を折り曲げてなるバッフル部材8を用いて説明したが、バッフル部材はこのような形状に限定されるものではない。バッフル部材14の他の例として、図5に示すように、上方が開放し、側板15における下方に内部と外部とを連通する孔16を有する箱状のものを用いても良い。このような形状のバッフル部材14であっても、上述した形状のバッフル部材8と同様に、側板15の上部と燃料タンク本体10の上側突出部2との隙間Lを小さくすることにより、燃料閉止弁5の下方では、燃料が前記隙間Lを通って上記バッフル部材14内に入り込んでバッフル部材14内を燃料で満たしてから上昇するので、上側突出部2に対向した位置における燃料Fの液面上昇が抑制される。よって、燃料Fの液面が上側突出部2に衝突して生じる衝撃音が低減され、この衝撃音が車室内にいる乗員まで伝わる可能性が低減する。また、燃料閉止弁5が燃料Fに浸かる可能性も抑制される。
なお、上記では、上側突出部2が車両の前後方向に伸びる上側突出部2を有する燃料タンク装置17を用いて説明したが、上側突出部が車幅方向に延びる燃料タンク本体であっても良い。このような方向に形成された上側突出部を有する燃料タンク本体では、前記上側突出部の端部近傍に対向する燃料タンク本体の底面に前記バッフル部材8を配置することにより、車両が旋回したとき、前記上側突出部の端部近傍に対向した位置における燃料の液面上昇が抑制される。よって、前記燃料が前記上側突出部に衝突して生じる衝撃音が低減されるので、この衝撃音が車室内にいる乗員まで伝わる可能性が低減する。
上記では、燃料タンク本体10の上側突出部2に対向する下側突出部4にバッフル部材8を取り付けた燃料タンク装置17を用いて説明したが、バッフル部材8を燃料タンク本体10の上側突出部2に隙間を空けて取り付けても良く、下側突出部4に取り付けたときと同様の作用効果を奏する。
本発明は、車両に設けられる燃料タンク装置に利用されるものである。
本発明の第1の実施例に係る燃料タンク装置の斜視図である。 本発明の第1の実施例に係る燃料タンク装置の断面図である。 本発明の第1の実施例に係る燃料タンク装置に用いられるバッフル部材の一例を示し、(a)はその展開図であり、(b)はその斜視図である。 本発明の第1の実施例に係る燃料タンク装置に用いられるバッフル部材へ燃料が流入したときの状態の説明図であり、(a)に前記バッフル部材内に燃料が入り込むときの状態、(b)に前記バッフル部材に燃料が溜まったときの状態を示す。 本発明の第1の実施例に係る燃料タンク装置に用いられるバッフル部材の他例を示す斜視図である。 従来の燃料タンク装置の平面図である。 図6におけるVII−VII矢視断面図である。 図6におけるVIII−VIII矢視断面図である。
符号の説明
1 上面
2 上側突出部
3 底面
4 下側突出部
5,6 燃料閉止弁
7 パイプ
8 バッフル部材
9 側板
10 燃料タンク本体
11 連通部
12 底板
13 前面
14 バッフル部材
15 側板
16 孔
17 燃料タンク装置
18 気泡

Claims (7)

  1. 車両に設けられる燃料タンク本体の上面に、上方に突出して形成される上側突出部を有する燃料タンク装置において、
    前記上側突出部における燃料の液面上昇を抑制するバッフル手段を前記燃料タンク本体内に設けた
    ことを特徴とする燃料タンク装置。
  2. 車両に設けられる燃料タンクの上面に、上方に突出して形成される上側突出部を有する燃料タンク装置において、
    前記上側突出部における燃料の液面上昇を抑制するバッフル手段を前記燃料タンクの底面における前記上側突出部に対向した位置に設けた
    ことを特徴とする燃料タンク装置。
  3. 前記バッフル手段は、上方が開放した箱状に形成されると共に、その側面に内部と外部とを連通する連通部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された燃料タンク装置。
  4. 前記上側突出部に燃料が蒸発してなるガスを排出すると共に、前記燃料の漏出を抑止する燃料閉止手段が設けられ、
    前記バッフル手段が、前記燃料タンク本体内における前記燃料閉止手段の下方に配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された燃料タンク装置。
  5. 前記上側突出部は、前記車両の車幅方向に伸びるように形成され、
    前記バッフル手段は、前記上側突出部の端部近傍の下方に配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された燃料タンク装置。
  6. 前記上側突出部は、前記車両の前後方向に伸びるように形成され、
    前記バッフル手段は、前記上側突出部の前端部近傍の下方に配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された燃料タンク装置。
  7. 前記燃料タンク本体の底面における前記上側突出部に対向した位置に上方に突出した下側突出部が形成され、
    前記バッフル手段が前記下側突出部に配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された燃料タンク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7445082B2 (en) * 2005-04-21 2008-11-04 Nifco Inc. Noise suppressing device and installation structure of same

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