JP6446016B2 - 燃料供給システム - Google Patents
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Description
下方湾曲部を有するブリーザパイプでは、蒸発燃料が液化した燃料、燃料タンクの揺れによって流れ込んだ燃料が、下方湾曲部に滞留する。ブリーザパイプの下方湾曲部に燃料が滞留していると、ブリーザパイプを介して燃料タンクの上部空間にある気体を給油口の側へ送り出すことができない。その結果、燃料タンクが満タンになっていないのにもかかわらず、唐突に給油ができなくなるおそれがある。
仮に、リザーバの室内における滞留燃料吸引パイプの噴出口の配置が、リザーバの最大液面高さと比べて低い位置に設定されていたとする。すると、滞留燃料吸引パイプの噴出口から噴き出される流体の勢いによってリザーバの室内に溜まっていた燃料がリザーバの外側に押し出されてしまう。このようにして、リザーバの室内に所定量の燃料を溜めることを阻害する事態を生じるおそれがあったのである。
(1)に係る発明によれば、ブリーザパイプの湾曲部に溜まっている流体がリターンパイプの噴出口から噴き出たとしても、その噴出の勢いでリザーバの室内に溜まっている燃料がリザーバの室外に押し出されることはない。その結果、リザーバの室内に所定量の燃料を安定して溜めておくことができる。
はじめに、本発明の実施形態に係る燃料供給システム11の概要について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る燃料供給システム11の概要を表す概念図である。
以下に示す図面において、同一の部材または相当する部材間には同一の参照符号を付するものとする。また、部材のサイズや形状は、説明の便宜のため変形または誇張して概念的に表す場合がある。
次に、燃料ポンプモジュール15の構成について、図2を参照して説明する。図2は、リザーバ16を有する燃料ポンプモジュール15の周辺構成を表す説明図である。
燃料ポンプ37は、不図示の燃料噴射制御装置から送られてくる制御信号に従って、サクションフィルタ35、吸入配管36を通して燃料を吸引すると共に、吸引した燃料を、ストレーナ39、吐出配管40を通してエンジンへと圧送する機能を有する。
前記のようにジェットポンプ33の噴出口31cを配置したため、ブリーザパイプ25の湾曲部25aに溜まっている流体が噴出口31cから噴き出たとしても、噴出した流体はリザーバ16の縦壁16bにぶつかるようにふるまう。すると、噴出した流体の勢いはリザーバ16の縦壁16bにぶつかることで速やかに消される。そのため、噴出した流体の勢いでリザーバ16の室内に溜められている燃料がリザーバ16の外側に押し出されることはない。その結果、リザーバ16の室内に所定量の燃料を安定して溜めておくことができる。
本発明の第1の観点(請求項1に対応)に基づく燃料供給システム11は、エンジン(内燃機関)に供給される燃料を貯留する燃料タンク13と、燃料タンク13と給油口17との間を連通するフィラーパイプ19と、鉛直方向の下方に湾曲した湾曲部25aを有し、給油口17の近傍と燃料タンク13の室内の気相域13bとの間を連通するブリーザパイプ25と、ブリーザパイプ25の湾曲部25aを臨む吸入口31aを設ける一方、燃料タンク13の室内に噴出口31cを設け、湾曲部25aと燃料タンク13の室内との間を連通するリターンパイプ31と、湾曲部25aに存する流体を、リターンパイプ31を介して燃料タンク13の室内の噴出口31cに戻す吸引作用を行うジェットポンプ(吸引作用部)33と、燃料タンク13の室内に設けられ、燃料タンク13に貯留する燃料をエンジンに供給する燃料ポンプモジュール(燃料供給装置)15と、を備える燃料供給システム11である。
燃料ポンプモジュール15は、燃料タンク13の室内を縦壁16bにより区切ることで燃料タンク13に貯留される燃料の一部を貯留するリザーバ16を有する。リザーバ16の室内には、リターンパイプ31の噴出口31c及びジェットポンプ33が設けられている。リザーバ16の縦壁16bには、リザーバ16の室内外にわたる燃料の流通を許容する切欠き部(連通部)16cが設けられている。リターンパイプ31の噴出口31cは、切欠き部16cと比べて高位に設けられている。
本発明の第1の観点に基づく燃料供給システム11によれば、ブリーザパイプ25の湾曲部25aに溜まっている流体がリターンパイプ31の噴出口31cから噴き出たとしても、その噴出の勢いでリザーバ16の室内に溜まっている燃料がリザーバ16の室外に押し出されることはない。その結果、リザーバ16の室内に所定量の燃料を安定して溜めておくことができる。
本発明の第2の観点に基づく燃料供給システム11によれば、噴出した流体の勢いでリザーバ16の室内に溜められている燃料がリザーバ16の外側に押し出されることはない。その結果、第1の観点に基づく燃料供給システム11と比べて、リザーバ16の室内に所定量の燃料を安定して溜めておく効果を高い水準で実現することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の具現化の例を示したものである。したがって、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
13 燃料タンク
15 燃料ポンプモジュール(燃料供給装置)
16 リザーバ
16b リザーバの側壁
16c 側壁の切欠き部(連通部)
17 給油口
19 フィラーパイプ
25 ブリーザパイプ
25a ブリーザパイプの湾曲部
31 リターンパイプ
31c リターンパイプの噴出口
Claims (3)
- 内燃機関に供給される燃料を貯留する燃料タンクと、
前記燃料タンクと給油口との間を連通するフィラーパイプと、
鉛直方向の下方に湾曲した湾曲部を有し、前記給油口の近傍と前記燃料タンクの室内の気相域との間を連通するブリーザパイプと、
前記ブリーザパイプの前記湾曲部を臨む吸入口を設ける一方、前記燃料タンクの室内に噴出口を設け、前記湾曲部と前記燃料タンクの室内との間を連通するリターンパイプと、
前記湾曲部に存する流体を、前記リターンパイプを介して前記燃料タンクの室内の前記噴出口に戻す吸引作用を行う吸引作用部と、
前記燃料タンクの室内に設けられ、該燃料タンクに貯留する燃料を前記内燃機関に供給する燃料供給装置と、を備える燃料供給システムであって、
前記燃料供給装置は、前記燃料タンクの室内を縦壁により区切ることで該燃料タンクに貯留される燃料の一部を貯留するリザーバを有し、
前記リザーバの室内には、前記リターンパイプの前記噴出口及び前記吸引作用部が設けられ、
前記リザーバの縦壁には、該リザーバの室内外にわたる燃料の流通を許容する連通部が設けられ、
前記リターンパイプの前記噴出口は、
前記連通部と比べて高位に設けられると共に、
前記リザーバの室内に溜められた燃料の液面に対して浮上し、かつ前記リザーバの縦壁に囲われるように配置されている
ことを特徴とする燃料供給システム。 - 請求項1に記載の燃料供給システムであって、
前記リターンパイプの前記噴出口は、前記リザーバの縦壁に正対するように横向きに配置されている
ことを特徴とする燃料供給システム。 - 請求項1又は2に記載の燃料供給システムであって、
前記リザーバの最大液面レベル(L1)は、前記燃料タンクの最大液面レベル(L0)と比べて高位に設定され、
前記リターンパイプの前記噴出口の配置レベル(L2)は、前記リザーバの最大液面レベル(L1)と比べて高位に設定されると共に、前記リザーバの縦壁の上端部の高さレベル(L3)と比べて低位に設定されている
ことを特徴とする燃料供給システム。
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