JP2006116820A - タイヤ成形機 - Google Patents

タイヤ成形機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006116820A
JP2006116820A JP2004307297A JP2004307297A JP2006116820A JP 2006116820 A JP2006116820 A JP 2006116820A JP 2004307297 A JP2004307297 A JP 2004307297A JP 2004307297 A JP2004307297 A JP 2004307297A JP 2006116820 A JP2006116820 A JP 2006116820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding machine
main body
axial direction
bladder
support shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004307297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4573101B2 (ja
Inventor
Atsushi Tanaka
田中  敦
Tatsuya Takaoka
達也 高岡
Toshihiko Take
武  敏彦
Toshio Tanaka
利夫 田中
Kazuo Mogi
一雄 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2004307297A priority Critical patent/JP4573101B2/ja
Publication of JP2006116820A publication Critical patent/JP2006116820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4573101B2 publication Critical patent/JP4573101B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

【課題】各保持部材を成形機本体に対してそれぞれ軸方向に移動させなくとも、筒状部材を軸方向中央部が軸方向に移動しないようにトロイダル状に成形することのできるタイヤ成形機を提供する。
【解決手段】成形機本体1に一端側を回転自在に支持された支軸10の他端側に第1のドラム20を取付けるとともに、第1のドラム20と成形機本体1との間の支軸10に第2のドラム30を軸方向に移動可能に設け、第2のドラム30を支軸10に対して他端側に移動させる際にその移動量の半分の移動量だけ支軸10の一端側に成形機本体1を移動させるようにしたので、移動の前後で各ドラム間20,30間の軸方向中央位置が変位しないように、各ドラム20,30を互いに接近する方向に移動させることができ、内周側未加硫タイヤTAを軸方向中央部が軸方向に移動しないようにトロイダル状に成形することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車用タイヤの製造工程において、バンド部材と一対のビード部材とからなる筒状の内周側未加硫タイヤを径方向に膨張させてトロイダル状に成形するタイヤ成形機に関するものである。
一般に、この種の自動車用タイヤは、複数種類の未加硫ゴム部材から構成される未加硫タイヤを成形し、未加硫タイヤを加硫型内で加硫成型することにより製造される。また、未加硫タイヤを成形する場合は、先ず、インナーライナー部材、サイドウォール部材、カーカス部材からなる筒状のバンド部材を成形し、バンド部材の外周面の軸方向所定位置に一対のビード部材を装着して内周側未加硫タイヤを成形する。次に、内周側未加硫タイヤの各ビード部材を一対の保持部材によってバンド部材の内周面側からそれぞれ保持し、内周側未加硫タイヤを圧縮空気によって径方向に膨張させながら各保持部材を互いに接近させるようにそれぞれ移動し、内周側未加硫タイヤを軸方向中央部が軸方向に移動しないようにトロイダル状に成形する。また、その外周面にベルト部材、トレッド部材からなる外周側未加硫タイヤを圧着し、未加硫タイヤが成形される。
このように内周側未加硫タイヤを軸方向中央部が軸方向に移動しないようにトロイダル状に成形するタイヤ成形機として、成形機本体に一端側を回転自在に支持された支軸と、支軸の他端側に取付けられた一対の保持部材と、各保持部材を互いに軸方向反対方向に等しい距離ずつ移動させる移動手段とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、前述のような移動手段として、図6に示すように、支軸を外側の支軸60と、外側の支軸60の内部を挿通する内側の支軸61とから構成し、外側の支軸60の先端部に一方の保持部材62を取付けるとともに、内側の支軸の先端部に他方の保持部材63を取付け、外側の支軸60と内側の支軸61とを互いに軸方向に移動可能に形成するとともに、成形機本体64内に設けられたボールネジ65aとモータ65bとからなる移動機構65によって、各支軸60,61をそれぞれ成形機本体64に対して軸方向に移動させるようにしたものがある。
ここで、各支軸60,61とボールネジ65aとの連結部には、ボールネジ65aに対する各支軸60,61の回転を許容するためのベアリング66,67が設けられ、また、外側の支軸60と内側の支軸61とは互いに回転方向に係合するように形成されている。
特公平6−35161号公報
しかしながら、一対の保持部材62,63をそれぞれ成形機本体64に対して軸方向に移動させるために支軸を外側の支軸60及び内側の支軸61の2本の支軸から構成すると、各支軸60,61を一体に回転させるとともにそれぞれ軸方向に移動させる必要があるため、構造が複雑になり、故障や製造コストの増大を招来するという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各保持部材を成形機本体に対してそれぞれ軸方向に移動させなくとも、筒状部材を軸方向中央部が軸方向に移動しないようにトロイダル状に成形することのできるタイヤ成形機を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、バンド部材と一対のビード部材とからなる筒状部材の軸方向一端側及び他端側をそれぞれ保持可能な軸方向一対の保持部材と、各保持部材を回転可能に支持する成形機本体とを備え、筒状部材を保持した各保持部材を互いに軸方向に接近するように移動しながら筒状部材を径方向に膨張させてトロイダル状に成形するタイヤ成形機において、一方の保持部材を成形機本体に対して軸方向に移動させる保持部材移動機構と、成形機本体を各保持部材と共に軸方向に移動させる本体移動機構とを備え、本体移動機構を、保持部材移動機構によって移動させる一方の保持部材の移動方向と反対方向にその移動量の半分の移動量だけ成形機本体を移動可能に構成している。
これにより、例えば、保持部材移動機構によって一方の保持部材を他方の保持部材側に移動させる際、一方の保持部材の移動方向と反対方向にその移動量の半分の移動量だけ成形機本体及び各保持部材が移動することから、各保持部材間の軸方向中央位置が変位しないように各保持部材を互いに接近するように移動させることができる。また、他方の保持部材を成形機本体に対して軸方向に移動させる必要がない。
本発明によれば、各保持部材間の軸方向中央位置が変位しないように各保持部材を互いに接近するように移動させることができるので、筒状部材を軸方向中央部が軸方向に移動しないようにトロイダル状に成形することができる。また、他方の保持部材を成形機本体に対して軸方向に移動させる必要がないので、各保持部材を成形機本体に対してそれぞれ移動させるために複雑な機構を設ける必要がなく、構造の簡素化及び耐久性の向上を図ることができる。
図1乃至図5は本発明の一実施形態を示すもので、図1はタイヤ成形機の一部断面正面図、図2はタイヤ成形機の要部断面図、図3乃至図5はタイヤ成形機の動作説明図である。
本実施形態のタイヤ成形機は、成形機本体1に一端側を回転自在に支持された支軸10と、支軸10の他端側に取付けられた他方の保持部材としての第1のドラム20と、第1のドラム20と成形機本体1との間に配置された一方の保持部材としての第2のドラム30と、支軸10の他端側における支軸10の同一軸線上に配置可能な他方のブラダ押圧部材としての第1のプッシュリング40と、ドラム30と成形機本体1との間に各ドラム20,30と同一軸線上に配置された一方のブラダ押圧部材としての第2のプッシュリング50とから構成されている。
成形機本体1は下面を可動ベース2に固定され、可動ベース2は固定ベース3に設けられたレール3aに移動可能に支持されている。レール3aは支軸10の軸方向に延びるように形成され、可動ベース2は周知のサーボモータからなるモータ3b及びボールネジ3cによってレール3aに沿って移動するようになっている。即ち、成形機本体1は、本体移動機構としてのレール3a、モータ3b及びボールネジ3cによって支軸10の軸方向に移動するようになっている。
支軸10は円柱状に形成された部材からなり、一端側がベアリング10aを介して成形機本体1に回転可能に支持されている。また、支軸10の一端側は成形機本体1から突出し、突出した支軸10にはプーリ10bが取付けられている。成形機本体1の上面には周知の電気モータからなるモータ11が固定され、プーリ10bとモータ11との間に巻き掛けられたベルトを介して支軸10が回転するようになっている。また、支軸10の外周面の一部には支軸10の軸方向に延びる係合溝10cが設けられている。
第1のドラム20は、ドラム本体21の外周面側に設けられたビードロックリング22と、ドラム本体21の外周面に取付けられた周知のブラダ23とを備えている。
ビードロックリング22はドラム本体21の外周面側に周方向に配列された複数のビードロック部材22aからなり、各ビードロック部材22aはドラム本体21に径方向に移動可能に支持されるとともに、その径方向内側は連結部材22bを介してピストン22cにそれぞれ連結されている。また、各ピストン22cは圧縮空気によってドラム本体21の軸方向にそれぞれ移動するようになっている。即ち、各ピストン22cの軸方向の移動によって各ビードロック部材22aが径方向にそれぞれ移動し、ビードロックリング22が拡縮するようになっている。また、ビードロックリング22の外周面は全周に亘って凹状に形成されている。
ブラダ23はビードロックリング22の外周面を覆うように取付けられ、圧縮空気によって径方向外側に膨張し、ビードロックリング22に保持されてトロイダル状に成形された内周側未加硫タイヤTAに軸方向外側から全周に亘って当接するように形成されている。
第2のドラム30は、ドラム本体31の外周面側に設けられたビードロックリング32と、ドラム本体31の外周面に取付けられた周知のブラダ33とを備えている。
ビードロックリング32はドラム本体31の外周面側に周方向に配列された複数のビードロック部材32aからなり、各ビードロック部材32aはドラム本体31に径方向に移動可能に支持されるとともに、その径方向内側は連結部材32bを介してピストン32cにそれぞれ連結されている。また、各ピストン32cは圧縮空気によってドラム本体31の軸方向にそれぞれ移動するようになっている。即ち、各ピストン32cの軸方向の移動によって各ビードロック部材32aが径方向にそれぞれ移動し、ビードロックリング32が拡縮するようになっている。また、ビードロックリング32の外周面は全周に亘って凹状に形成されている。
ブラダ33はビードロックリング32の外周面を覆うように取付けられ、圧縮空気によって径方向外側に膨張し、ビードロックリング32に保持されてトロイダル状に成形された内周側未加硫タイヤTAに軸方向外側から全周に亘って当接するように形成されている。
ドラム本体31の内周面には係合溝10cに支軸10の回転方向に係合する係合突起31aが設けられ、第2のドラム30は支軸10との相対的な回転が規制されるとともに、支軸10に対して軸方向に移動可能となっている。また、ドラム本体31の外周面の成形機本体1側にはベアリング31bを介して連結リング31cが取付けられ、連結リング31cの成形機本体1側にはボールネジ34及びシャフト35が固定されている。
ボールネジ34にはプーリ34aが螺合し、プーリ34aはベアリング34bを介して成形機本体1に回転可能に支持されている。また、成形機本体1の上面には周知のサーボモータからなるモータ36が固定され、ベルトを介してプーリ34aが回転するとともに、プーリ34aの回転によってボールネジ34が軸方向に移動するようになっている。即ち、保持部材移動機構としてのボールネジ34、プーリ34a及びモータ36によって、第2のドラム30が支軸10に対して軸方向に移動するようになっている。
ここで、モータ36によってプーリ34aを回転させて第2のドラム30を支軸10に対して軸方向に移動させる際、その移動方向と反対方向にその移動量の半分の移動量だけ成形機本体1が移動するように、本体移動機構としてのレール3a、モータ3b及びボールネジ3cが構成されている。さらに、本体移動機構は、各ドラム20,30間の中央位置を軸方向所定位置に保持するように、第2のドラム30の移動に同期して成形機本体1を移動するようになっている。
シャフト35は円柱状に形成された部材からなり、シャフト35の外周面には周知のボールブッシュからなるブッシュ35aがシャフト35の軸方向に摺動自在に取付けられている。また、ブッシュ35aは成形機本体1に固定されている。即ち、第2のドラム30が支軸10に対して軸方向に円滑に移動するように、シャフト35は第2のドラム30を成形機本体1に支持している。
第1のプッシュリング40は中央部が開口した円板状の部材からなり、その外周側には支軸10の一端側に向かって延びる延設部40aが全周に亘って設けられている。また、第1のプッシュリング40の内周面の内径は第1のドラム20の外径より大きく形成されるとともに、フレーム41に固定されている。フレーム41は固定ベース42に設けられたレール42aに移動可能に支持され、図示しないサーボモータ及びボールネジによってレール42aに沿って移動するようになっている。ここで、レール42aは支軸10の軸線と直交する方向に延びるように形成され、第1のプッシュリング40が前方に移動した際に、第1のプッシュリング40が支軸10と同一軸線上に配置されるようになっている。
第2のプッシュリング50は中央部が開口した円板状の部材からなり、その外周側には支軸10の他端側に向かって延びる延設部50aが全周に亘って設けられている。また、第2のプッシュリング50の内周面の内径は第2のドラム30の外径より大きく形成されるとともに、第2のプッシュリング50の成形機本体1側にはボールネジ51及びシャフト52が固定されている。
ボールネジ51にはプーリ51aが螺合し、プーリ51aはベアリング51bを介して成形機本体1に回転可能に支持されている。また、成形機本体1の上面には周知のサーボモータからなるモータ53が固定され、ベルトを介してプーリ51aが回転するとともに、プーリ51aの回転によってボールネジ51が軸方向に移動するようになっている。即ち、押圧部材移動機構としてのボールネジ51、プーリ51a及びモータ53によって、第2のプッシュリング50が支軸10の軸方向に移動するようになっている。
ここで、モータ53によってプーリ51aを回転させて第2のプッシュリング50を第2のドラム30のブラダ33に軸方向に当接させる際、それと同時に第1のドラム20のブラダ23が第1のプッシュリング40に軸方向に当接するように、本体移動機構としてのレール3a、モータ3b及びボールネジ3cが構成されている。
シャフト52は円柱状に形成された部材からなり、シャフト52の外周面には周知のボールブッシュからなるブッシュ52aがシャフト52の軸方向に摺動自在に取付けられている。また、ブッシュ52aは成形機本体1に固定されている。即ち、第2のプッシュリング50が支軸10の軸方向に円滑に移動するように、シャフト52は第2のプッシュリング50を成形機本体1に支持している。
以上のように構成されたタイヤ成形機においては、図3に示すように、各ドラム20,30を互いに軸方向に所定間隔をおいて配置するとともに、各ビードロックリング22,32を縮径させた状態で、各ドラム20,30の外周面側に内周側未加硫タイヤTAを配置する。ここで、内周側未加硫タイヤTAとして、インナーライナー部材、サイドウォール部材、カーカス部材からなる筒状のバンド部材を成形し、バンド部材の外周面の軸方向所定位置に一対のビード部材をそれぞれ配置したものを用いる。
次に、図4に示すように、各ビードロックリング22,32を拡径させて内周側未加硫タイヤTAのビード部材をバンド部材の内側からそれぞれ保持し、内周側未加硫タイヤTAを圧縮空気によって径方向に膨張させながら各ドラム20,30を互いに接近させるように移動し、内周側未加硫タイヤTAをトロイダル状に成形する。この際、内周側未加硫タイヤTAの軸方向中央部が軸方向に移動しないように、即ち、図3及び図4において、軸方向中央部M1と軸方向中央部M2とを一致させるように、成形機本体1を各ドラム20,30と共に移動させる。
具体的には、第2のドラム30を支軸10に対して他端側に移動させる際、その移動量の半分の移動量だけ支軸10の一端側に向かって成形機本体1を移動させることにより、成形機本体1の移動によって各ドラム20,30も支軸10の一端側に移動することから、移動の前後で各ドラム20,30間の軸方向中央位置が変位することがない。この時、第2のドラム30の移動に同期して成形機本体1が移動するので、各ドラム20,30の移動中も各ドラム20,30間の中央位置を軸方向所定位置に保持することができる。
次に、各ブラダ23,33を圧縮空気によって径方向外側に膨張させ、トロイダル状に成形された内周側未加硫タイヤTAの軸方向両側から各ブラダ23,33を全周に亘って当接させる。これにより、膨張させる前の各ブラダ23,33の外周面側に配置された内周側未加硫タイヤTAのサイドウォール部材が軸方向内側に折り返される。
続いて、図5に示すように、第2のプッシュリング50を支軸10の他端側に移動させ、第2のプッシュリング50によってブラダ33を押圧すると同時に、成形機本体1を支軸10の他端側に移動させ、第1のプッシュリング40によってブラダ23を押圧する。これにより、各ブラダ23,33によって折り返したサイドウォール部材を内周側未加硫タイヤTAに密着させることができる。
この後、内周側未加硫タイヤTAの外周面にベルト部材及びトレッド部材からなる外周側未加硫タイヤを圧着し、未加硫タイヤが形成される。
このように、本実施形態のタイヤ成形機によれば、成形機本体1に一端側を回転自在に支持された支軸10の他端側に第1のドラム20を取付けるとともに、第1のドラム20と成形機本体1との間の支軸10に第2のドラム30を軸方向に移動可能に設け、第2のドラム30を支軸10に対して他端側に移動させる際にその移動量の半分の移動量だけ支軸10の一端側に成形機本体1を移動させるようにしたので、移動の前後で各ドラム間20,30間の軸方向中央位置が変位しないように、各ドラム20,30を互いに接近する方向に移動させることができ、内周側未加硫タイヤTAを軸方向中央部が軸方向に移動しないようにトロイダル状に成形することができる。
また、第2のドラム30の移動に同期させて成形機本体1を移動するようにしたので、各ドラム20,30間の中央位置を軸方向所定位置に保持したまま各ドラム20,30を互いに接近する方向に移動させることができ、内周側未加硫タイヤTAを軸方向中央部が常に移動しないようにトロイダル状に成形することができる。
さらに、第1のドラム20を支軸10に対して軸方向に移動させることなく、各ドラム20,30を互いに接近する方向に移動させることができるので、例えば、各ドラム20,30をそれぞれ成形機本体1に対して軸方向に移動させるために複数の支軸を用いた複雑な機構を用いる必要がなく、構造の簡素化及び耐久性の向上を図ることができる。
また、第1のドラム20を支軸10の他端側に取付けるとともに、第2のドラム30を第1のドラム20と成形機本体1との間の支軸10に軸方向に移動可能に設け、第2のドラム30と支軸10との相対的な回転を規制するようにしたので、一本の支軸10によって各ドラム20,30を回転させることができるとともに、各ドラム20,30間の間隔を変更することができる。
さらに、支軸10の外周面に軸方向に延びる係合溝10cを設けるとともに、第2のドラム30には係合溝10cに支軸10の回転方向に係合する係合突起31aを設けたので、第2のドラム30の支軸10に対する相対的な回転を確実に規制しながら、第2のドラム30を支軸10に対して軸方向に移動することができる。
また、各ドラム20,30の軸方向両側にそれぞれプッシュリング40,50を配置するとともに、支軸10の一端側に配置された第2のプッシュリング50を支軸10の軸方向に移動自在に支持し、第2のプッシュリング50を支軸10の他端側に移動させることにより第2のプッシュリング50が膨張させたブラダ33に軸方向に当接するとともに、成形機本体1を支軸10の他端側に移動させることによりブラダ23が第1のプッシュリング40に軸方向に当接するようにしたので、各ブラダ23、33によって折り返されたサイドウォール部材を内周側未加硫タイヤTAに密着させることができ、サイドウォール部材と内周側未加硫タイヤTAとの間の空気を効率的に除去することができる。
さらに、第1のプッシュリング40を支軸10の軸方向に移動させることなく、ブラダ23と第1のプッシュリング40とを軸方向に当接させることができるので、第1のプッシュリング40の支持構造の簡素化を図ることができる。
また、各プッシュリング40,50を内周側未加硫タイヤTAの軸方向両側から各ブラダ23,33に同時に当接させるようにしたので、各プッシュリング40,50を当接させた際に内周側未加硫タイヤTAに無用な力を加えることがなく、内周側未加硫タイヤTAを常に適正な形状に成形することができる。
さらに、第2のプッシュリング50を支軸10の軸方向に移動させる押圧部材移動機構としてのボールネジ51、プーリ51a及びモータ53を成形機本体1と一体に設け、成形機本体1と共に第1のプッシュリング40が移動するようにしたので、第1のプッシュリング40を押圧部材移動機構によって無用に移動させる必要がなく、作動プログラムの作成及び変更を行う上で極めて有利である。
本発明における一実施形態を示すタイヤ成形機の一部断面正面図 タイヤ成形機の一部断面正面図 タイヤ成形機の動作説明図 タイヤ成形機の動作説明図 タイヤ成形機の動作説明図 従来のタイヤ成形機の一部断面正面図
符号の説明
1…成形機本体、3a…レール、3b…モータ、3c…ボールネジ、10…支軸、10c…係合溝、20…第1のドラム、21…ドラム本体、22…ビードロックリング、23…ブラダ、30…第2のドラム、31…ドラム本体、31a…係合突起、32…ビードロックリング、33…ブラダ、34…ボールネジ、34a…プーリ、34b…ベアリング、35…シャフト、35a…ベアリング、36…モータ、40…第1のプッシュリング、50…第2のプッシュリング、51…ボールネジ、51a…プーリ、51b…ベアリング、52…シャフト、52a…ブッシュ、53…モータ、60…外側の支軸、61…内側の支軸、62…一方の保持部材、63…他方の保持部材、64…成形機本体、65…移動機構、65a…ボールネジ、65b…モータ、66…ベアリング、67…ベアリング、TA…内周側未加硫タイヤ。

Claims (6)

  1. バンド部材と一対のビード部材とからなる筒状部材の軸方向一端側及び他端側をそれぞれ保持可能な軸方向一対の保持部材と、各保持部材を回転可能に支持する成形機本体とを備え、筒状部材を保持した各保持部材を互いに軸方向に接近するように移動しながら筒状部材を径方向に膨張させてトロイダル状に成形するタイヤ成形機において、
    一方の保持部材を成形機本体に対して軸方向に移動させる保持部材移動機構と、成形機本体を各保持部材と共に軸方向に移動させる本体移動機構とを備え、
    本体移動機構を、保持部材移動機構によって移動させる一方の保持部材の移動方向と反対方向にその移動量の半分の移動量だけ成形機本体を移動可能に構成した
    ことを特徴とするタイヤ成形機。
  2. 前記保持部材移動機構及び本体移動機構を、各保持部材間の中央位置を軸方向所定位置に保持したまま一方の保持部材及び成形機本体を互いに同期して移動させるように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のタイヤ成形機。
  3. 前記成形機本体に一端側を回転可能に支持された支軸の他端側に他方の保持部材を取付けるとともに、一方の保持部材を他方の保持部材と成形機本体との間の支軸に軸方向に移動可能に設け、一方の保持部材と支軸とを互いに相対的な回転を規制するように形成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載のタイヤ成形機。
  4. 前記各保持部材にそれぞれ設けられた径方向外側に膨張可能なブラダと、前記各保持部材の軸方向両側に各保持部材と同一軸線上に配置される一対のブラダ押圧部材と、一方のブラダ押圧部材を軸方向に移動させる押圧部材移動機構とを備え、
    押圧部材移動機構を、膨張させた一方のブラダに一方のブラダ押圧部材を軸方向に当接するように一方のブラダ押圧部材を他方のブラダ押圧部材側に移動可能に構成し、
    前記本体移動機構を、他方のブラダ押圧部材に膨張させた他方のブラダを軸方向に当接するように成形機本体を他方のブラダ押圧部材側に移動可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のタイヤ成形機。
  5. 前記押圧部材移動機構及び本体移動機構を、各ブラダと各ブラダ押圧部材とが同時に軸方向に当接するように一方のブラダ押圧部材及び成形機本体を互いに同期して移動させるように構成した
    ことを特徴とする請求項4記載のタイヤ成形機。
  6. 前記一方のブラダ押圧部材を成形機本体側に配置するとともに、押圧部材移動機構を成形機本体と一体に設けた
    ことを特徴とする請求項4または5記載のタイヤ成形機。

JP2004307297A 2004-10-21 2004-10-21 タイヤ成形機 Expired - Fee Related JP4573101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004307297A JP4573101B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 タイヤ成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004307297A JP4573101B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 タイヤ成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006116820A true JP2006116820A (ja) 2006-05-11
JP4573101B2 JP4573101B2 (ja) 2010-11-04

Family

ID=36535164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004307297A Expired - Fee Related JP4573101B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 タイヤ成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4573101B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525447A (ja) * 2009-08-13 2011-09-22 ヴェーエムイー ホーランド ベー. ヴェー. 非加硫タイヤを組み立てるタイヤ組立ドラム
WO2019102638A1 (ja) * 2017-11-24 2019-05-31 株式会社ブリヂストン タイヤ成形装置
KR20190107956A (ko) * 2018-03-13 2019-09-23 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 성형드럼의 구동장치
CN110740857A (zh) * 2017-06-16 2020-01-31 哈布尔格-弗罗伊登贝格尔机械工程有限公司 用于制造轮胎的方法及设备

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992007707A1 (en) * 1990-11-02 1992-05-14 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Green tire building apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992007707A1 (en) * 1990-11-02 1992-05-14 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Green tire building apparatus

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525447A (ja) * 2009-08-13 2011-09-22 ヴェーエムイー ホーランド ベー. ヴェー. 非加硫タイヤを組み立てるタイヤ組立ドラム
KR101190584B1 (ko) 2009-08-13 2012-10-15 브이엠아이 홀랜드 비.브이. 미가황 타이어를 성형하기 위한 타이어 성형 드럼
CN110740857A (zh) * 2017-06-16 2020-01-31 哈布尔格-弗罗伊登贝格尔机械工程有限公司 用于制造轮胎的方法及设备
WO2019102638A1 (ja) * 2017-11-24 2019-05-31 株式会社ブリヂストン タイヤ成形装置
JP2019093655A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 株式会社ブリヂストン タイヤ成形装置
CN111448056A (zh) * 2017-11-24 2020-07-24 株式会社普利司通 轮胎成形装置
KR20190107956A (ko) * 2018-03-13 2019-09-23 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 성형드럼의 구동장치
KR102080385B1 (ko) 2018-03-13 2020-02-21 한국타이어앤테크놀로지 주식회사 성형드럼의 구동장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4573101B2 (ja) 2010-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7101451B2 (en) Tire building drum with a turn-up device and method for production of green tires
JP2000511842A (ja) タイヤ組み立てドラム
JP4150216B2 (ja) タイヤ製造方法、及び生タイヤ製造装置
JPS63191018U (ja)
KR101418917B1 (ko) 타이어를 제조하기 위한 방법 및 타이어 제조 드럼
JP3364280B2 (ja) タイヤ成形ドラム及び生タイヤ製造方法
JPH089204B2 (ja) 生タイヤの成形方法及びベルト成形ドラム
JP4573101B2 (ja) タイヤ成形機
CN1982041B (zh) 底部区域翻卷的薄膜
JP2007160941A5 (ja)
JP2009202577A (ja) タイヤ成型装置
JP2008307849A (ja) 成形ドラム
KR102135133B1 (ko) 공기입 타이어의 성형 방법 및 장치
JP2006130748A (ja) タイヤ成型装置
JP4704602B2 (ja) サイドウォール貼付フォーマー
JP4626420B2 (ja) 成形ドラム及び筒状部材の成形方法
JP2006224521A (ja) タイヤ成形機
JP4683372B2 (ja) タイヤ成形機
JP6805701B2 (ja) タイヤ成形機
JP2006044036A (ja) タイヤ成型装置
JP2008012739A (ja) 成形ドラム
JP2009023164A (ja) 空気入りタイヤの加硫成形方法及びその装置
JP2018114646A (ja) タイヤの成形装置
JP2010247332A (ja) タイヤ製造装置及びタイヤ製造方法
JP2016002685A (ja) 生タイヤ成形装置、生タイヤ成形方法及びタイヤの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100722

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4573101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees