JP2016002685A - 生タイヤ成形装置、生タイヤ成形方法及びタイヤの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産性の低下を招くことなく、トレッドリングの全体を生タイヤ基体に接合させることが可能な生タイヤ成形装置等を提供する。
【解決手段】生タイヤ成形装置1は、円筒状のカーカスプライを含む生タイヤ基体100をトロイド状に膨張させることにより、生タイヤ基体100を、予めその外側で待機しているトレッドリング150の内周面に仮接合させて生タイヤ200を成形しうるタイヤフォーマー2と、生タイヤ200のトレッドリング150を生タイヤ基体100側に押し付けて密着させる接合手段3とを備える。接合手段3は、トレッドリング150に押し付けられることにより、トレッドリング150の表面形状に沿って弾性変形可能なブラダー31を含む。
【選択図】図1
【解決手段】生タイヤ成形装置1は、円筒状のカーカスプライを含む生タイヤ基体100をトロイド状に膨張させることにより、生タイヤ基体100を、予めその外側で待機しているトレッドリング150の内周面に仮接合させて生タイヤ200を成形しうるタイヤフォーマー2と、生タイヤ200のトレッドリング150を生タイヤ基体100側に押し付けて密着させる接合手段3とを備える。接合手段3は、トレッドリング150に押し付けられることにより、トレッドリング150の表面形状に沿って弾性変形可能なブラダー31を含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、生タイヤを成形する生タイヤ成形装置等に関する。
従来から、円筒状のカーカスプライを含む生タイヤ基体をトロイド状に膨張させてトレッドリングと接合させて生タイヤを成形する生タイヤ成形装置が、種々提案されている。
例えば、下記特許文献1では、周方向に分割された複数のセグメントからなるトランスファーリングと、軸方向に移動しながらトレッドリングを生タイヤ基体に密着させるステッチローラーとを備えた生タイヤ成形装置が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の生タイヤ成形装置では、トレッドリングの外周面に、例えば、溝等の凹部が形成されている場合、その部分を生タイヤ基体に密着させることが困難であった。このため、ステッチローラーで長時間に亘って、トレッドリングを生タイヤ基体側に押圧する必要があり、生産性の低下を招いていた。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、生産性の低下を招くことなく、トレッドリングの全体を生タイヤ基体に接合させることが可能な生タイヤ成形装置等を提供することを主たる目的としている。
本発明の第1発明は、円筒状のカーカスプライを含む生タイヤ基体をトロイド状に膨張させることにより、前記生タイヤ基体を、予めその外側で待機しているトレッドリングの内周面に仮接合させて生タイヤを成形しうるタイヤフォーマーと、前記生タイヤの前記トレッドリングを前記生タイヤ基体側に押し付けて密着させる接合手段とを備えた生タイヤ成形装置であって、前記接合手段は、前記トレッドリングに押し付けられることにより、前記トレッドリングの表面形状に沿って弾性変形可能なブラダーを含むことを特徴とする。
第1発明に係る前記生タイヤ成形装置において、前記ブラダーは、タイヤ軸と平行な軸線回りに回転可能に支持されていることが望ましい。
第1発明に係る前記生タイヤ成形装置において、前記接合手段は、前記ブラダーを前記トレッドリングへと押し付ける駆動手段を有することが望ましい。
第1発明に係る前記生タイヤ成形装置において、前記トレッドリングの外周面には、溝が設けられ、前記ブラダーは、弾性変形により前記溝の内部に進入可能であることが望ましい。
第1発明に係る前記生タイヤ成形装置において、前記接合手段は、前記トレッドリングの軸方向の端部を前記生タイヤ基体側に押圧するためのステッチローラをさらに有することが望ましい。
第1発明に係る前記生タイヤ成形装置において、前記ブラダーの内圧は、150〜200kPaであることが望ましい。
本発明の第2発明は、カーカスプライを含む円筒状の生タイヤ基体を成形する工程と、前記生タイヤ基体をトロイド状に膨張させることにより、前記生タイヤ基体を、予めその外側で待機しているトレッドリングの内周面に仮接合させて生タイヤを成形する工程と、前記生タイヤをタイヤ軸回りに回転させる工程と、前記トレッドリングの表面形状に沿って弾性変形可能なブラダーを、前記トレッドリングの外周面に押し付けて、前記トレッドリングを前記生タイヤ基体に密着させる工程とを含むことを特徴とする生タイヤ成形方法である。
本発明の第3発明は、第2発明の生タイヤ成形方法を経て得られた前記生タイヤを加硫してタイヤを製造することを特徴とするタイヤの製造方法である。
本発明の第1発明では、円筒状のカーカスプライを含む生タイヤ基体をトロイド状に膨張させることにより、生タイヤ基体を、予めその外側で待機しているトレッドリングの内周面に仮接合させて生タイヤを成形しうるタイヤフォーマーと、生タイヤのトレッドリングを生タイヤ基体側に押し付けて密着させる接合手段とを備える。接合手段は、トレッドリングに押し付けられるブラダーを含む。ブラダーは、トレッドリングの表面形状に沿って弾性変形可能であるので、トレッドリングの凹部を生タイヤ基体に密着させることが可能となる。これにより、トレッドリングと生タイヤ基体との密着性が向上し、生タイヤの生産性を高めることができる。
本発明の第2発明では、カーカスプライを含む円筒状の生タイヤ基体を成形する工程と、生タイヤ基体をトロイド状に膨張させることにより、生タイヤ基体を、予めその外側で待機しているトレッドリングの内周面に仮接合させて生タイヤを成形する工程とを含む。これにより、生タイヤ基体がトレッドリングの内周面に仮接合された生タイヤが成形される。さらに、第2発明では、生タイヤをタイヤ軸回りに回転させる工程と、トレッドリングを生タイヤ基体に密着させる工程とを含む。トレッドリングを生タイヤ基体に密着させる工程では、弾性変形可能なブラダーが用いられる。ブラダーがトレッドリングの外周面に押し付けられてトレッドリングの表面形状に沿って弾性変形することにより、トレッドリングの凹部がブラダーに押されて、生タイヤ基体に密着する。これにより、トレッドリングと生タイヤ基体との密着性が向上し、生タイヤの生産性を高めることができる。
本発明の第3発明では、上記生タイヤ成形方法を経て得られた生タイヤを加硫してタイヤを製造する。これにより、生タイヤの生産性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の第1発明の一実施形態である生タイヤ成形装置1の斜視図である。図1に示されるように、本実施形態の生タイヤ成形装置1は、生タイヤ基体100をトレッドリング150の内周面に仮接合させて生タイヤ200を成形しうるタイヤフォーマー2と、トレッドリング150を生タイヤ基体100側に密着させる接合手段3とを備えている。
図1は、本発明の第1発明の一実施形態である生タイヤ成形装置1の斜視図である。図1に示されるように、本実施形態の生タイヤ成形装置1は、生タイヤ基体100をトレッドリング150の内周面に仮接合させて生タイヤ200を成形しうるタイヤフォーマー2と、トレッドリング150を生タイヤ基体100側に密着させる接合手段3とを備えている。
図2は、タイヤフォーマー2に装着された生タイヤ基体100及びトレッドリング150を示している。生タイヤ基体100は、例えば、円筒状のカーカスプライ101等を含んで成形され、タイヤフォーマー2に供給される。タイヤフォーマー2は、生タイヤ基体100のビード部102をタイヤ軸回りに回転可能に支持する。
トレッドリング150の内周部には、ベルト層160等の補強層が形成されている。トレッドリング150は、トランスファー5によって外側から支持された状態でタイヤ軸方向に移動され、生タイヤ基体100の外側で、予め待機している。トレッドリング150の待機位置では、生タイヤ基体100のタイヤ軸方向の中心とトレッドリング150タイヤ軸方向の中心とが一致している。
トレッドリング150の外周面には、凹部151が形成されている。本実施形態では、凹部151の一例として、トレッドリング150の周方向に連続してのびる溝152(図1参照)が、トレッドリング150に形成されている。凹部151の他の例として、トレッドリング150の軸方向に連続してのびる溝が、トレッドリング150に形成されていてもよい。
タイヤフォーマー2によって一対のビード部102が、タイヤ軸方向内側に移動され、生タイヤ基体100の内側に内圧が充填されると、生タイヤ基体100は、トロイド状に膨張する。
図3は、内圧Pの充填により、トロイド状に膨張した生タイヤ基体100を示している。生タイヤ基体100が膨張することにより、生タイヤ基体100は、トレッドリング150の内周面に仮接合され、生タイヤ200が成形される。この仮接合の段階では、トレッドリング150は、生タイヤ基体100に対して正確に位置決めされているが、両者の密着は不完全な状態である。
生タイヤ200は、トロイド状に膨張した生タイヤ基体100に、板状のベルト層及びトレッドゴムを巻き付けることによっても、成形されうる。
図1に示されるように、接合手段3は、トレッドリング150を生タイヤ基体100側に押し付けて密着させる。接合手段3は、弾性変形可能なブラダー31を有している。
ブラダー31は、生タイヤ基体100に仮接合されているトレッドリング150に押し付けられる。このとき、ブラダー31は、トレッドリング150の表面形状に沿って弾性変形し、トレッドリング150を生タイヤ基体100側に押し付ける。従って、トレッドリング150を生タイヤ基体100に密着させることが可能となる。これにより、トレッドリング150と生タイヤ基体100との密着性が向上し、生タイヤ200の生産性を高めることができる。
ブラダー31がトレッドリング150を生タイヤ基体100側に押し付けている状態で、タイヤフォーマー2によって生タイヤ基体100が矢印A方向に回転駆動される。これにより、トレッドリング150が、ブラダー31によって押圧されている領域で、全周に亘って生タイヤ基体100に密着される。
図4は、接合手段3の断面を示している。接合手段3は、ブラダー31を回転可能に支持するブラダー支持軸32を有する。ブラダー31は、支持部材33及び軸受け34を介して、ブラダー支持軸32に支持されている。
支持部材33はブラダー支持軸32の外周側に設けられ、ブラダー31の内周側を支持している。軸受け34は、ブラダー支持軸32の両端部に設けられている。ブラダー支持軸32は、タイヤ軸と平行に設けられている。これにより、ブラダー31は、タイヤ軸と平行な軸線回りに回転可能に支持されている。
ブラダー31は、例えば、合成ゴム等の弾性材料からなり、トロイド状に形成されている。ブラダー31の内部には空気等が充填されている。ブラダー31の内圧は、常時充填されていてもよく、また、ブラダー31がトレッドリング150に押し付けられる毎に充填されていてもよい。
ブラダー31は、弾性変形により溝152の内部に進入可能である。これにより、ブラダー31は、溝152の溝底部152aと当接し、溝底部152aを生タイヤ基体100側に押し付け、より確実にトレッドリング150と生タイヤ基体100とを密着させることができる。
溝底部152aを生タイヤ基体100側に十分に押し付けるために、ブラダー31の内圧は、例えば、150〜200kPaが望ましい。ブラダー31の内圧が150kPa未満の場合、十分な圧力で溝底部152aを押し付けることができないおそれがある。ブラダー31の内圧が200kPaを超える場合、ブラダー31が内圧に耐えうるように、ブラダー31の肉厚を大きくする必要がある。その結果、ブラダー31が溝152に沿って変形しづらくなるおそれがある。
接合手段3は、ブラダー31をトレッドリング150に押し付ける駆動手段35をさらに有している。駆動手段35は、ブラダー支持軸32をトレッドリング150の側、すなわち生タイヤ200の半径方向内側に駆動する。
図4に示されるように、駆動手段35は、例えば、ボールねじ機構40によって実現される。すなわち、駆動手段35は、ブラダー支持軸32が固着されているナット部材41と、ナット部材41を生タイヤ200の半径方向に移動可能に支持するナット支持軸42と、ナット支持軸42に対して平行に配置されたボールねじ軸43と、ボールねじ軸43を回転駆動するモーター44とを有している。ナット支持軸42及びボールねじ軸43は、ナット部材41を貫通している。これにより、ナット支持軸42又はボールねじ軸43回りのナット部材41の回転が防止される。
ナット部材41の内部には、複数個のボール(図示せず)が内挿されている。ナット部材41及びボールねじ軸43には、各ボールが循環するための溝が形成されている。ボールねじ軸43とモーター44との間には、歯車が適宜設けられている。
モーター44によってボールねじ軸43が回転駆動されると、ナット部材41が生タイヤ200の半径方向に移動する。これに伴い、ブラダー支持軸32は、生タイヤ200の半径方向の内側又は外側に駆動される。これにより、ブラダー31は、適度な力でトレッドリングに押し付けられる。
本実施形態では、駆動手段35によって、外径の異なる生タイヤ200のトレッドリング150に適正に対応可能である。
駆動手段35は、ブラダー31のブラダー支持軸32を生タイヤ200の半径方向の内側又は外側に駆動しうる機構であれば、上述したボールねじ機構40に限られない。例えば、駆動手段35は、油圧又は空気圧等によって、ブラダー支持軸32を生タイヤ200の半径方向の内側又は外側に駆動しうるアクチュエーターやスライダー等の機械要素であってもよい。
図1に示されるように、接合手段3は、一対のステッチローラー36をさらに有している。ステッチローラー36は、トレッドリング150の軸方向の端部153を生タイヤ基体100側に押圧して生タイヤ基体100に密着させる。
図5は、ステッチローラー36の動作を示している。ブラダー31等が生タイヤ200の半径方向の外側に退避した後、ステッチローラー36は、トレッドリング150の軸方向の端部153との当接位置に移動し、端部153を生タイヤ基体100側に押し付ける。その後、タイヤフォーマー2によって生タイヤ基体100が矢印A方向に回転駆動され、ステッチローラー36は、矢印Bに示されるように、トレッドリング150の軸方向の端部153から生タイヤ基体100のサイドウォール部に向かって移動しながら、上記端部153を生タイヤ基体100側に押圧する。これにより、トレッドリング150の端部153が、全周に亘って生タイヤ基体100に密着される。
図6は、本発明の第2発明に係る生タイヤ成形方法及び第3発明に係るタイヤ製造方法の一実施形態の手順を示すフローチャートを示している。第3発明のタイヤ製造方法は、第2発明の生タイヤ成形方法を経て得られた生タイヤを加硫してタイヤを製造する方法である。
本実施形態の生タイヤ成形方法は、生タイヤ基体成形工程(#1)と、生タイヤ成形工程(#2)と、生タイヤ回転工程(#3)と、トレッドリング接合工程(#4)とを含んでいる。
生タイヤ基体成形工程(#1)では、カーカスプライを含む円筒状の生タイヤ基体100が成形される。生タイヤ基体成形工程(#1)で成形された生タイヤ基体100は、次の生タイヤ成形工程(#2)で、タイヤフォーマー2に装着される。
生タイヤ成形工程(#2)では、生タイヤ基体100の内側に内圧が充填され、生タイヤ基体100がトロイド状に膨張する。生タイヤ基体100の外側には、トレッドリング150が予め待機している。生タイヤ基体100が膨張すると、生タイヤ基体100の外周面は、トレッドリング150の内周面に仮接合され、生タイヤ200が成形される。
生タイヤ回転工程(#3)では、タイヤフォーマー2によって生タイヤ200がタイヤ軸回りに回転駆動される。
トレッドリング接合工程(#4)では、回転している生タイヤ200のトレッドリング150の外周面に、ブラダー31を押し付けることにより、トレッドリング150が生タイヤ基体100に密着される。ブラダー31は、生タイヤ回転工程(#3)で生タイヤ200の回転が開始する前に、トレッドリング150の外周面に押し付けられてもよい。
この後、必要に応じて、回転しているトレッドリング150の端部153の外周面に、ステッチローラー36を押し付ける工程が実行されてもよい。
上記工程(#1)乃至工程(#4)を経ることにより、生タイヤ200が完成する。
第3発明のタイヤ製造方法は、上記工程(#1)乃至工程(#4)及び生タイヤ加硫工程(#5)を含んでいる。生タイヤ加硫工程(#5)では、上記工程(#1)乃至工程(#4)を経て得られた生タイヤ200が加硫成形金型に装填されて、加硫され、タイヤが製造される。
以上、本発明の生タイヤ成形装置、生タイヤ成形方法及びタイヤの製造方法が詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図1の基本構造をなす生タイヤ成形装置によって、生タイヤが試作され、トレッドリングの密着状態及び成形時間がテストされた。テスト方法は、以下の通りである。
<トレッドリングの密着状態>
生タイヤ基体に対するトレッドリングの密着状態が試験者の目視によって評価された。結果は、比較例1を100とする評点であり、数値が大きい程、密着状態が良好であることを示す。
<成形時間>
図6での生タイヤ基体成形工程(#1)乃至トレッドリング接合工程(#4)を経て生タイヤが完成するのに要する時間が測定された。結果は、比較例1の成形時間を100とする指数であり、数値が小さい程、成形時間が短く、生産性に優れていることを示す。
生タイヤ基体に対するトレッドリングの密着状態が試験者の目視によって評価された。結果は、比較例1を100とする評点であり、数値が大きい程、密着状態が良好であることを示す。
<成形時間>
図6での生タイヤ基体成形工程(#1)乃至トレッドリング接合工程(#4)を経て生タイヤが完成するのに要する時間が測定された。結果は、比較例1の成形時間を100とする指数であり、数値が小さい程、成形時間が短く、生産性に優れていることを示す。
表1から明らかなように、実施例の生タイヤ成形装置は、比較例に比べてトレッドリングの密着状態が同等以上に良好であり、かつ成形時間が短縮されていることが確認できた。
1 生タイヤ成形装置
2 タイヤフォーマー
3 接合手段
31 ブラダー
35 駆動手段
36 ステッチローラ
100 生タイヤ基体
101 カーカスプライ
150 トレッドリング
152 溝
200 生タイヤ
2 タイヤフォーマー
3 接合手段
31 ブラダー
35 駆動手段
36 ステッチローラ
100 生タイヤ基体
101 カーカスプライ
150 トレッドリング
152 溝
200 生タイヤ
Claims (8)
- 円筒状のカーカスプライを含む生タイヤ基体をトロイド状に膨張させることにより、前記生タイヤ基体を、予めその外側で待機しているトレッドリングの内周面に仮接合させて生タイヤを成形しうるタイヤフォーマーと、
前記生タイヤの前記トレッドリングを前記生タイヤ基体側に押し付けて密着させる接合手段とを備えた生タイヤ成形装置であって、
前記接合手段は、前記トレッドリングに押し付けられることにより、前記トレッドリングの表面形状に沿って弾性変形可能なブラダーを含むことを特徴とする生タイヤ成形装置。 - 前記ブラダーは、タイヤ軸と平行な軸線回りに回転可能に支持されている請求項1記載の生タイヤ成形装置。
- 前記接合手段は、前記ブラダーを前記トレッドリングへと押し付ける駆動手段を有する請求項1又は2記載の生タイヤ成形装置。
- 前記トレッドリングの外周面には、溝が設けられ、
前記ブラダーは、弾性変形により前記溝の内部に進入可能である請求項1乃至3のいずれかに記載の生タイヤ成形装置。 - 前記接合手段は、前記トレッドリングの軸方向の端部を前記生タイヤ基体側に押圧するためのステッチローラをさらに有する請求項1乃至4のいずれかに記載の生タイヤ成形装置。
- 前記ブラダーの内圧は、150〜200kPaである請求項1乃至5のいずれかに記載の生タイヤ成形装置。
- カーカスプライを含む円筒状の生タイヤ基体を成形する工程と、
前記生タイヤ基体をトロイド状に膨張させることにより、前記生タイヤ基体を、予めその外側で待機しているトレッドリングの内周面に仮接合させて生タイヤを成形する工程と、
前記生タイヤをタイヤ軸回りに回転させる工程と、
前記トレッドリングの表面形状に沿って弾性変形可能なブラダーを、前記トレッドリングの外周面に押し付けて、前記トレッドリングを前記生タイヤ基体に密着させる工程とを含むことを特徴とする生タイヤ成形方法。 - 請求項7記載の生タイヤ成形方法を経て得られた前記生タイヤを加硫してタイヤを製造することを特徴とするタイヤの製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014123660A JP2016002685A (ja) | 2014-06-16 | 2014-06-16 | 生タイヤ成形装置、生タイヤ成形方法及びタイヤの製造方法 |
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Cited By (1)
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US20230166470A1 (en) * | 2019-10-31 | 2023-06-01 | Vmi Holland B.V. | Stitching roller for stitching a strip |
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2014
- 2014-06-16 JP JP2014123660A patent/JP2016002685A/ja active Pending
Cited By (2)
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US20230166470A1 (en) * | 2019-10-31 | 2023-06-01 | Vmi Holland B.V. | Stitching roller for stitching a strip |
US11993042B2 (en) * | 2019-10-31 | 2024-05-28 | Vmi Holland B.V. | Stitching roller for stitching a strip |
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