JP2006116815A - 切断機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電源コードを本体へ確実に巻き付け収納可能とする。
【解決手段】 ハンドル6の外面でモータハウジング5への付け根部分には、ガイド壁23とリブ25とによって電源コード10の嵌合部26が夫々形成されている。よって、マルノコ1を片付ける際には、電源コード10を、ハンドル6への接続側から、ハンドル6とブレードケース8との間からモータハウジング5の下方に掛けて巻き付け、巻き終わりの際には、プラグ11近くのコード部分を例えば上側の嵌合部26に嵌め込めば、プラグ11はガイド壁23とリブ25及び補助リブ27との間でばらけることなく固定される。
【選択図】 図4
【解決手段】 ハンドル6の外面でモータハウジング5への付け根部分には、ガイド壁23とリブ25とによって電源コード10の嵌合部26が夫々形成されている。よって、マルノコ1を片付ける際には、電源コード10を、ハンドル6への接続側から、ハンドル6とブレードケース8との間からモータハウジング5の下方に掛けて巻き付け、巻き終わりの際には、プラグ11近くのコード部分を例えば上側の嵌合部26に嵌め込めば、プラグ11はガイド壁23とリブ25及び補助リブ27との間でばらけることなく固定される。
【選択図】 図4
Description
本発明は、円盤状の切断刃で被切断材を切断するカッタやマルノコ等の切断機に関する。
例えばマルノコでは、平面矩形のベース上に、モータを収容する横向き筒状のモータハウジングと、そのモータハウジングの側面に連結されるハンドルと、モータによって回転駆動する円盤状の鋸刃(切断刃)とを備えた本体を設け、ベースの下方に鋸刃を突出させて、被切断材上でベースをスライドさせることで、鋸刃による被切断材の切断が可能となっている。また、交流機の場合は、本体に設けた電源コードのプラグを商用電源のコンセントに差し込んで電源を得ることになる(例えば特許文献1参照)。
マルノコを保管、運搬等する場合、電源コードは、本体のモータハウジングへ適当に巻き付け収納されることが多い。しかし、電源コードを巻き付けても終端のプラグがフリーになるため、そのままにしておくと電源コードがばらけやすく、巻き付けたコードの間にプラグを差し込んだりするとコードを痛めるおそれもある。
そこで、請求項1に記載の発明は、電源コードをばらけさせたり傷付けたりすることなく本体へ確実に巻き付け収納できる切断機を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハンドルの表面に、電源コードのプラグ或いはその近傍のコード部分を嵌め込み固定可能な嵌合部を、モータハウジングの周方向に沿って複数設けたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、電源コードをばらけることなく本体へ確実に巻き付け収納可能となり、保管や運搬に至便となる。特に、嵌合部への嵌め込み固定である上、各嵌合部を横向きのモータハウジングの周方向に沿って形成しているため、モータハウジングを利用して巻き付けた電源コードの終端を、そのまま巻き付け方向に沿って固定できる。よって、電源コードをモータハウジングを利用して無理なく巻き付け収納可能となり、電源コードが損傷するおそれもなくなる。
さらに、嵌合部が複数あるため、適当な嵌合部を選択することにより、電源コードの終端部の飛び出し量をできるだけ少なくして固定可能となる。
さらに、嵌合部が複数あるため、適当な嵌合部を選択することにより、電源コードの終端部の飛び出し量をできるだけ少なくして固定可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は切断機の一例であるマルノコの斜視図、図2は背面図で、ここに示されるマルノコ1は、平面矩形のベース2上に、モータによって回転駆動する切断刃となる円盤状の鋸刃4を備えた本体3を設置してなる。本体3は、内部にモータを収容した横向き筒状のモータハウジング5と、モータハウジング5の側面に連結され、モータハウジング5側に延設された半割部分と合わせてハンドル6を形成するハンドルハウジング7と、ハンドルハウジング7に連結され、鋸刃4の上部を覆うブレードケース8とから形成される。9は、ハンドル6に設けられたトリガースイッチ、10は、ハンドル6から引き出されて先端にプラグ11を有する電源コードである。
図1は切断機の一例であるマルノコの斜視図、図2は背面図で、ここに示されるマルノコ1は、平面矩形のベース2上に、モータによって回転駆動する切断刃となる円盤状の鋸刃4を備えた本体3を設置してなる。本体3は、内部にモータを収容した横向き筒状のモータハウジング5と、モータハウジング5の側面に連結され、モータハウジング5側に延設された半割部分と合わせてハンドル6を形成するハンドルハウジング7と、ハンドルハウジング7に連結され、鋸刃4の上部を覆うブレードケース8とから形成される。9は、ハンドル6に設けられたトリガースイッチ、10は、ハンドル6から引き出されて先端にプラグ11を有する電源コードである。
ブレードケース8は、ベース2における切断方向の前方側(図1の左下側)が、平面コ字状の連結板12に軸13によって上下方向へ回転可能に軸着されており、その連結板12が、ベース2上に立設されて円弧状のガイド溝15を有する扇状のガイド板14に、ツマミネジ16によってガイド溝15に沿った任意の位置で固定可能に連結されている。一方、ブレードケース8の後方側でも同様に、ベース2上に立設されて円弧状のガイド溝を有する扇状のガイド板17に、前方へ向かって円弧状にカーブするデプスガイド18が、ツマミネジ19によってガイド溝に沿った任意の位置で固定可能に連結されている。このデプスガイド18が、ブレードケース8の内部に遊挿されて、ボルト20及びカムレバー21によってブレードケース8と任意の位置でクランプ可能となっている。
よって、本体3は、デプスガイド18に沿ったブレードケース8のクランプ位置を変更することで、軸13を中心として回転させて、鋸刃4のベース2下方への突出量(切込量)を調整可能となる。また、前後のガイド板14,17における連結板12とデプスガイド18との固定位置を変更することで、本体3を、鋸刃4がベース2と直交する直角位置から、右側へ倒伏して鋸刃4がベース2と45°の角度で傾斜する最大傾斜位置までの任意の傾斜角度で固定可能となる。なお、ベース2の前端には、鋸刃4の直角位置と45°位置で側縁が夫々鋸刃4の延長面上に位置する切込み22,22が形成されており、被切断材の上面に表記した墨線に切込み22,22の側縁を合わせることで、墨線に沿った切断が容易に可能となっている。
一方、ハンドル6におけるモータハウジング5側(背面側)で、モータハウジング5との付け根部分の二箇所には、図2,3にも示すように、ガイド壁23,23が立設されている。このガイド壁23は、モータハウジング5から所定間隔をおいてモータハウジング5の周方向に沿って形成される板状体で、両端部には、モータハウジング5側に向けて折曲する折曲部24,24が夫々形成されている。また、各ガイド壁23に対向するモータハウジング5の外面には、ガイド壁23と同じ高さのリブ25が、ガイド壁23と交差方向でガイド壁23の略中央に向けて突設されている。各ガイド壁23の折曲部24先端とリブ25との間隔は、モータハウジング5の半径方向で電源コード10のコード部分の直径と略同じとなるように設定されて、両者の間にモータハウジング5の周方向に沿った嵌合部26,26を夫々形成している。なお、モータハウジング5において、上側に位置するリブ25の近傍で、ガイド壁23の真下からモータハウジング5の周方向にずれる位置には、リブ25よりやや長い補助リブ27が、リブ25と平行に突設されている。
以上の如く構成されたマルノコ1においては、電源コード10のプラグ11を商用電源のコンセントに差し込み、ベース2を被切断材上にセットした状態で、トリガースイッチ9を押し込んでモータを駆動させると、鋸刃4が回転する。よって、そのままベース2を前方へスライドさせると、鋸刃4による被切断材の切断が可能となる。
作業終了後、マルノコ1を片付ける際には、プラグ11をコンセントから抜き取った電源コード10を、ハンドル6への接続側から、ハンドル6とブレードケース8との間からモータハウジング5の下方に掛けて巻き付ける。巻き終わりの際には、プラグ11をハンドル6の背面側へ引き回し、コード部分を、図4のように、例えば上側の嵌合部26に嵌め込めば、プラグ11はガイド壁23とリブ25及び補助リブ27との間で固定される。よって、そのまま保管や運搬等が可能となる。特にここでは、ガイド壁23の折曲部24とリブ25,27の先端との先端が互い違いに接触する格好となるため、コードは嵌合部26から抜けにくくなっている。
作業終了後、マルノコ1を片付ける際には、プラグ11をコンセントから抜き取った電源コード10を、ハンドル6への接続側から、ハンドル6とブレードケース8との間からモータハウジング5の下方に掛けて巻き付ける。巻き終わりの際には、プラグ11をハンドル6の背面側へ引き回し、コード部分を、図4のように、例えば上側の嵌合部26に嵌め込めば、プラグ11はガイド壁23とリブ25及び補助リブ27との間で固定される。よって、そのまま保管や運搬等が可能となる。特にここでは、ガイド壁23の折曲部24とリブ25,27の先端との先端が互い違いに接触する格好となるため、コードは嵌合部26から抜けにくくなっている。
このように上記形態のマルノコ1によれば、ハンドル6の表面に、電源コード10のプラグ11近傍のコード部分を嵌め込み固定可能な嵌合部26,26を、モータハウジング5の周方向に沿って複数設けたことで、電源コード10をばらけることなく本体3へ確実に巻き付け収納可能となり、保管や運搬に至便となる。特に、嵌合部26への嵌め込み固定である上、各嵌合部26を横向きのモータハウジング5の周方向に沿って形成しているため、モータハウジング5を利用して巻き付けた電源コード10の終端を、そのまま巻き付け方向に沿って固定できる。よって、電源コード10をモータハウジング5を利用して無理なく巻き付け収納可能となり、電源コード10が損傷するおそれもなくなる。
さらに、嵌合部26が複数あるため、適当な嵌合部26を選択することにより、電源コード10の終端部の飛び出し量をできるだけ少なくして固定可能となる。
さらに、嵌合部26が複数あるため、適当な嵌合部26を選択することにより、電源コード10の終端部の飛び出し量をできるだけ少なくして固定可能となる。
なお、嵌合部を形成するガイド壁やリブ、補助リブは、上記形態の構造に限らず、リブや補助リブをガイド壁のような板状体としても良いし、その逆にガイド壁をリブ形状としても良い。また、板状体の他、円柱状の突起等によって嵌合部を形成することもできる。さらに、ハンドルの付け根に設けるのに限らず、先端寄りやブレードケース側の外面に設けることもできる。
そして、嵌合部は、上記形態のガイド壁やリブのような突起間に形成するものに限らず、ハンドルに凹設した凹部としても差し支えない。また、コード部分を嵌合する以外に、プラグを嵌合させて固定することも可能である。勿論これらの嵌合部は二箇所に限らず、三箇所以上設けることもできる。
そして、嵌合部は、上記形態のガイド壁やリブのような突起間に形成するものに限らず、ハンドルに凹設した凹部としても差し支えない。また、コード部分を嵌合する以外に、プラグを嵌合させて固定することも可能である。勿論これらの嵌合部は二箇所に限らず、三箇所以上設けることもできる。
1‥マルノコ、2‥ベース、3‥本体、4‥鋸刃、5‥モータハウジング、6‥ハンドル、7‥ハンドルハウジング、8‥ブレードケース、10‥電源コード、11‥プラグ、23‥ガイド壁、25‥リブ、26‥嵌合部。
Claims (1)
- 平面矩形のベース上に、モータを収容する横向き筒状のモータハウジングと、そのモータハウジングの側面に連結されるハンドルと、前記モータによって回転駆動する円盤状の切断刃とを備えた本体を設けると共に、前記本体に、電源コードを接続してなる切断機であって、
前記ハンドルの表面に、前記電源コードのプラグ或いはその近傍のコード部分を嵌め込み固定可能な嵌合部を、前記モータハウジングの周方向に沿って複数設けたことを特徴とする切断機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004307176A JP2006116815A (ja) | 2004-10-21 | 2004-10-21 | 切断機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004307176A JP2006116815A (ja) | 2004-10-21 | 2004-10-21 | 切断機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006116815A true JP2006116815A (ja) | 2006-05-11 |
Family
ID=36535160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004307176A Pending JP2006116815A (ja) | 2004-10-21 | 2004-10-21 | 切断機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006116815A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102211225A (zh) * | 2010-04-07 | 2011-10-12 | 罗伯特·博世工具公司 | 线绕把手 |
EP2532489A1 (en) | 2011-06-10 | 2012-12-12 | Makita Corporation | Electrical power tool |
DE102017109586A1 (de) | 2016-05-16 | 2017-11-16 | Makita Corporation | Bearbeitungsvorrichtungen |
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2004
- 2004-10-21 JP JP2004307176A patent/JP2006116815A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102211225A (zh) * | 2010-04-07 | 2011-10-12 | 罗伯特·博世工具公司 | 线绕把手 |
EP2532489A1 (en) | 2011-06-10 | 2012-12-12 | Makita Corporation | Electrical power tool |
CN102814800A (zh) * | 2011-06-10 | 2012-12-12 | 株式会社牧田 | 电动工具 |
DE102017109586A1 (de) | 2016-05-16 | 2017-11-16 | Makita Corporation | Bearbeitungsvorrichtungen |
US10486251B2 (en) | 2016-05-16 | 2019-11-26 | Makita Corporation | Machining devices |
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