JP2006088358A - 切断ガイド用定規 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被切断物の大きさに応じて長さの異なる複数種の切断ガイド板を選択使用できるようにしたことで、被切断物の大きさを問わず良好に切断を行うことが可能となる切断ガイド用定規を提供すること。
【解決手段】 切断ガイド板2と、角度報知板3とを着脱分離自在に連結し得るように構成して少なくとも長さの異なる複数種の切断ガイド板2を選択連結し得るように構成し、この切断ガイド板2と角度報知板3との連結構造は、角度報知板3に設けた略U状の被嵌部5を切断ガイド板2の長手方向の外側縁に被嵌連結する構造とし、この被嵌部5は、角度報知板3を構成する板材から一体に切り出し形成した切り出し片5Aを略U状に屈曲形成することで構成すると共に、間隔を置いて前記角度報知板3の複数箇所に設ける。
【選択図】 図3
【解決手段】 切断ガイド板2と、角度報知板3とを着脱分離自在に連結し得るように構成して少なくとも長さの異なる複数種の切断ガイド板2を選択連結し得るように構成し、この切断ガイド板2と角度報知板3との連結構造は、角度報知板3に設けた略U状の被嵌部5を切断ガイド板2の長手方向の外側縁に被嵌連結する構造とし、この被嵌部5は、角度報知板3を構成する板材から一体に切り出し形成した切り出し片5Aを略U状に屈曲形成することで構成すると共に、間隔を置いて前記角度報知板3の複数箇所に設ける。
【選択図】 図3
Description
本発明は、木材や外壁材や建築用ボードなどの被切断物を、電動丸鋸などの切断工具を用いて所要形状に切断する際に使用する切断ガイド用定規に関する。
従来から、木材や外壁材や建築用ボードなどの被切断物1を所要形状に切断する際には、長尺な切断ガイド板2の一端部に略半円形をなす角度報知板3(分度板)を設けると共に、この角度報知板3に角度指示板4を回動角度調整自在に設けた構造の切断ガイド用定規が用いられている。
この切断ガイド用定規の使用方法は、角度指示板4を角度報知板3を見ながら被切断物1を切断したい所望角度となるように回動角度調整し、この角度指示板4を被切断物1の外端縁に沿設係止して切断ガイド板2を被切断物1の上面に載置すると、角度指示板4を沿設係止した被切断物1の外端縁に対して切断ガイド板2が被切断物1の上面に前記所望角度を示した状態で載置するので、この切断ガイド板2に沿って例えば電動丸鋸9を移動せさることで被切断物1を所望設定角度に切断できる(図8乃至図10参照)。
ところで、この切断ガイド用定規には、長尺な切断ガイド板が装備されるが、被切断物の大きさによってはこの切断ガイド板の長さが足りなくなって上手く切断できない場合がある。
本発明は、このような問題点に注目し、これを解決することができる切断ガイド用定規を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
被切断物1の上面に載置せしめる長尺な切断ガイド板2の一端部に角度報知板3を設け、この角度報知板3に、被切断物1の外端縁に沿設係止せしめる角度指示板4を回動角度調整自在に設け、角度報知板3に対して所望設定角度となるように回動角度調整を行ったこの角度指示板4を被切断物1の外端縁に沿設係止すると共に前記切断ガイド板2を被切断物1の上面に載置し、この際、角度指示板4を沿設係止した被切断物1の外端縁に対し設定角度で被切断物1上に載置する前記切断ガイド板2に沿って被切断物1を切断し得るように構成した切断ガイド用定規において、前記切断ガイド板2は、前記角度報知板3に対し着脱分離自在に連結し得るように構成して少なくとも長さの異なる複数種の切断ガイド板2を選択連結し得るように構成し、この切断ガイド板2と角度報知板3との連結構造は、角度報知板3に設けた略U状の被嵌部5を切断ガイド板2の長手方向の外側縁に被嵌連結する構造とし、この被嵌部5は、角度報知板3を構成する板材から一体に切り出し形成した切り出し片5Aを略U状に屈曲形成することで構成すると共に、間隔を置いて前記角度報知板3の複数箇所に設けたことを特徴とする切断ガイド用定規に係るものである。
また、前記角度報知板3は、略半円形に形成して直線縁部30Aの存する側を前記切断ガイド板2に対する連結側とし、この角度報知板3の複数箇所から切り出し形成した前記切り出し片5Aを前記直線縁部30Aに向けて略U状に屈曲することで前記被嵌部5を構成し、この複数の被嵌部5の半数以上は、この被嵌部5を構成する切り出し片5Aの先端縁が前記直線縁部30Aよりも外方へ突出しない構成としたことを特徴とする請求項1記載の切断ガイド用定規に係るものである。
また、前記角度報知板3は、略半円形に形成して直線縁部30Aの存する側を前記切断ガイド板2に対する連結側とし、この直線縁部30Aの両端部に、この直線縁部30Aから円弧縁部31A側へ向けて所定長の取付溝6を切欠形成し、この夫々の取付溝6に挿入する取付杆7を前記切断ガイド板2に設けて、前記被嵌部5を前記切断ガイド板2の長手方向の外側縁に被嵌連結した際、夫々の取付溝6に取付杆7が挿入する構成とし、この取付溝6の一方を、前記直線縁部30Aに対して直交する方向に溝長を有する形状とし、他方を、直線縁部30Aに対して斜め方向に溝長を有する形状とし、この他方の傾斜取付溝6A側の直線縁部30Aと前記円弧縁部31Aとの連設端縁をR形状に形成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の切断ガイド用定規に係るものである。
また、前記角度報知板3は、中央部が開口する枠形状に切欠形成し、この中央開口部3Aを切欠形成する際、前記切り出し片5Aを複数残すようにして切欠し、この残された複数の切り出し片5Aを略U状に屈曲形成することで前記被嵌部5を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の切断ガイド用定規に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、被切断物の大きさに応じて長さの異なる複数種の切断ガイド板を選択使用できるので、被切断物の大きさを問わず良好に切断を行うことが可能となり、しかも、切断ガイド板と角度報知板との着脱連結構造は、角度報知板に設けた略U状の被嵌部を切断ガイド板の外側縁に被嵌連結するだけの簡易な連結構造のため、着脱作業を容易に行うことができ、また、被嵌部は角度報知板と一体物としたので、容易に形成可能であると共に強度が高く商品の長寿命化が実現でき、その上、被嵌部を間隔を置いて複数箇所に設けたため、被嵌部内にゴミや切断屑などが溜まりにくいし、この被嵌部内の清掃等のメンテナンスも容易に行うことができるなど、極めて実用性に秀れた切断用ガイド定規となる。
また、請求項2記載の発明においては、角度報知板を切断ガイド板と分離した状態でこの角度報知板の直線縁部側を不意に何かにぶつけてしまっても、半数以上の被嵌部は損傷を生じにくので、一層の商品の長寿命化が実現することになる極めて実用性に秀れた構成の切断用ガイド定規となる。
また、請求項3記載の発明においては、傾斜取付溝に挿入した取付杆が簡単に挿脱することがないため、切断ガイド板と角度報知板とを分離する際に、切断ガイド板あるいは角度報知板が突然分離落下して損傷してしまうようなことを防止でき、しかも、取付溝の他方だけを傾斜取付溝としたために、切断ガイド板と角度報知板とを連結する際には、先ず傾斜取付溝に片方の取付杆を挿入し、次いでこの傾斜取付溝に挿入した取付杆を支点に角度報知板を回動させて一方の取付溝にもう片方の取付杆を挿入するが、この際、実施例で示した構造のように、切断ガイド板の取付杆付近に膨出段差部分がある場合でも、R形状に形成した傾斜取付溝側の直線縁部と前記円弧縁部との連設端縁が前記段差部分を逃げて角度報知板の回動移動の支障とならないために、この連結作業を容易に行うことができるなど、一層実用性に秀れた構成の切断用ガイド定規となる。
また、請求項4記載の発明においては、角度報知板と一体の被嵌部を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の切断用ガイド定規となる。
少なくとも切断ガイド板2は、小型の被切断物1から大型の被切断物1まで対応使用できるように、長さの異なるものを複数種用意する。
被切断物1の大きさに応じて選択した切断ガイド板2の一端側の長手方向の外側縁に、角度報知板3の略U状の被嵌部5を被嵌連結することで切断ガイド板2と角度報知板3とを容易に連結することができる。
角度指示板4を角度報知板3を見ながら被切断物1を切断したい所望角度となるように回動角度調整し、この角度指示板4を被切断物1の外端縁に沿設係止して切断ガイド板2を被切断物1の上面に載置すると、角度指示板4を沿設係止した被切断物1の外端縁に対して切断ガイド板2が被切断物1の上面に前記所望角度を示した状態で載置することになる。
次いで、この切断ガイド板2に沿って例えば電動丸鋸9を移動させることで、被切断物1を所望角度に切断できる。
従って、本発明では、被切断物1の大きさに応じて長さの異なる複数種の切断ガイド板2を選択使用できるので、どのような大きさの被切断物1であっても切断長を満たした切断ガイド板2によって確実に所要形状に切断することができ、極めて実用的となる。
また、角度報知板3を構成する板材から一体に切り出し形成した切り出し片5Aを略U状に屈曲形成して構成した本発明の被嵌部5は、容易に設計実現可能であり、しかも、例えば、別部品の板材を略U状に屈曲形成して成る被嵌部5を角度報知板3に接合するような構造に比べると、角度報知板3と一体物であるが故に強度が高く、商品の長寿命化が実現することになる。
また、間隔を置いて角度報知板3の複数箇所に設けた本発明の被嵌部5は、例えば、長く広範囲に略U状の被嵌部5を設けるような構造に比べて、この被嵌部5内にゴミや切断屑などが溜まりにくく、この被嵌部5内の清掃等のメンテナンスも容易に行うことができる。
また、例えば、前記角度報知板3は、略半円形に形成して直線縁部30Aの存する側を前記切断ガイド板2に対する連結側とし、この角度報知板3の複数箇所から切り出し形成した前記切り出し片5Aを前記直線縁部30Aに向けて略U状に屈曲することで前記被嵌部5を構成し、この複数の被嵌部5の半数以上は、この被嵌部5を構成する切り出し片5Aの先端縁が前記直線縁部30Aよりも外方へ突出しない構成とすれば、例えば、被嵌部5を構成する切り出し片5Aの先端縁が前記直線縁部30Aよりも外方へ突出する構造であると、切断ガイド板2から分離した状態の角度報知板3を万一落としたりして直線縁部30A側を何かにぶつけた際にこの突出する被嵌部5の先端縁が損傷し易いが、先端縁が直線縁部30Aよりも外方へ突出しない半数以上の被嵌部5はこのような場合でも損傷を生じにくくなるので、商品の長寿命化が実現することとなる。
また、例えば、前記角度報知板3は、略半円形に形成して直線縁部30Aの存する側を前記切断ガイド板2に対する連結側とし、この直線縁部30Aの両端部に、この直線縁部30Aから円弧縁部31A側へ向けて所定長の取付溝6を切欠形成し、この夫々の取付溝6に挿入する取付杆7を前記切断ガイド板2に設けて、前記被嵌部5を前記切断ガイド板2の長手方向の外側縁に被嵌連結した際、夫々の取付溝6に取付杆7が挿入する構成とし、この取付溝6の一方を、前記直線縁部30Aに対して直交する方向に溝長を有する溝に形成し、他方を、直線縁部30Aに対して斜め方向に溝長を有する溝に形成し、この他方の傾斜取付溝6A側の直線縁部30Aと前記円弧縁部31Aとの連設端縁をR形状に形成すれば、傾斜取付溝6Aに挿入した取付杆7は簡単には挿脱しないから、切断ガイド板2と角度報知板3とを分離する際に、切断ガイド板2から角度報知板3が、あるいは角度報知板3から切断ガイド板2が突然分離落下して損傷してしまうようなことを防止でき、しかも、取付溝6の他方だけを傾斜取付溝6Aとしたために、切断ガイド板2と角度報知板3とを連結する際には両方の取付溝6に同時に取付杆7を挿入することはできず、先ず傾斜取付溝6Aに片方の取付杆7を挿入し、次いでこの傾斜取付溝6Aに挿入した取付杆7を支点に角度報知板3を回動させて一方の取付溝6にもう片方の取付杆7を挿入するが、この際、実施例で示した構造のように、切断ガイド板2の取付杆7付近に膨出段差部分がある場合でも、R形状に形成した傾斜取付溝6A側の直線縁部30Aと前記円弧縁部31Aとの連設端縁が段差部分を逃げるために角度報知板3を回動移動の支障とならず、この連結作業を容易に行うことができる。
また、例えば、前記角度報知板3は、中央部が開口する枠形状に切欠形成し、この中央開口部3Aを切欠形成する際、前記切り出し片5Aを複数残すようにして切欠し、この残された複数の切り出し片5Aを略U状に屈曲形成することで前記被嵌部5を構成すれば、角度報知板3と一体の被嵌部5を簡易に設計実現可能となり、一層実用的となる。
本実施例は、被切断物1の上面に載置せしめる長尺な切断ガイド板2の一端部に角度報知板3を設け、この角度報知板3に、被切断物1の外端縁に沿設係止せしめる角度指示板4を回動角度調整自在に設けた切断ガイド用定規に係るものである。
具体的には、切断ガイド板2は、ストレート帯板状の定規体を採用している。
また、この切断ガイド板2の上面には、この切断ガイド板の長さ方向に沿って細帯状の膨出ガイド部2Aを一体に突設し、この膨出ガイド部2Aの上面には図示省略の目盛を表示すると共に、電動丸鋸9を載置可能なスライド体8をこの膨出ガイド部2Aに沿ってスライド可能に設け、このスライド体8上に載置した電動丸鋸9を切断ガイド板2に沿ってスライド移動させることで被切断物1をこの切断ガイド板2に沿って切断できる構成としている。
角度報知板3は、略半円形を呈すると共に、円弧縁部に沿って図示省略の分度目盛が表示された分度板を採用している。
また、この角度報知板3は、その中央部を角度報知板3の外形状に同調した一回り小さな半円形状に切欠形成して図示のような枠形状とし、軽量化を図っている。
角度指示板4は、ストレート帯板体を採用し、下面には被切断物1の外端縁に沿設係止する係止段部4Aを形成している。
また、この角度指示板4は、一端部を前記角度報知板3の円弧に対する略中心点位置に枢着して角度報知板3の円弧縁部31Aに沿って回動可能に設けることで、前記分度目盛に合せた角度調整設定を行える構成としている。
また、この角度指示板4の一側面(図1における上面)には操作用ハンドル10を突設し、この操作用ハンドル10を操作して角度指示板4を角度報知板3に対し簡単に回動角度調整できるようにしている。
また、この角度指示板4は、角度報知板3の円弧板部31の下面に重合するように設け、この円弧板部31の(分度目盛が表示された)上面に帯板状の抑え板11を配設し、この抑え板11は、その一端部を角度指示板4の前記枢着部に枢着して角度報知板3に対し回動可能に設けている。
また、この抑え板11の他端部は、円弧板部31よりも外側に位置している角度指示板4の途中に設けた挿通台部12に挿通して位置決めし、これによりこの抑え板11は角度指示板4と共に回動可能となるように設けている。
また、この挿通台部12には、締付摘み13を螺着してこの締付摘み13の締付回動螺動により抑え板11が角度指示板4に押し付けられるように作用する構成とし、これによって抑え板11と角度指示板4とが前記円弧板部31を挟み込み固定することとなって、角度指示板4を角度報知板3に対し任意の角度位置で固定保持できる構成としている。尚、図中符号11Aは抑え板11の円弧板と重合する部位に開口切欠形成した目盛読み取り窓である。
本実施例では、前記切断ガイド板2は、前記角度報知板3に対し着脱分離自在に連結し得るように構成して少なくとも長さの異なる複数種の切断ガイド板2を選択連結し得るように構成している。
具体的には、切断ガイド板2は、450mm,600mm,900mm,1200mm,1800mm,2100mmの7種類の長さ寸法のものを用意し、これにより様々な大きさの被切断物1に選択対応できるようにしている。
また、角度報知板3も、大きさ(分度板の直径寸法)の異なる大小2種類を用意し、使用する切断ガイド板2の長さに応じて適当なものを選択使用できるようにしている。
また、この切断ガイド板2と角度報知板3との連結構造は、角度報知板3に設けた略U状の被嵌部5を切断ガイド板2の長手方向の外側縁に被嵌連結する構造としている。
具体的には、角度報知板3の直線縁部30Aの存する側を前記切断ガイド板2に対する連結側とし、この直線縁部30Aを有する直線板部30の内側縁部(図2乃至図7において上側縁部)に、この角度報知板3の中央開口部3Aを切欠(例えば、打ち貫き形成)する際同時に内側(図面上方)に向かって突出する切り出し片5Aを複数残すようにして切欠形成し、この残されるように切欠形成された各切り出し片5Aを直線縁部30Aへ(図面下方へ)向けて略U状に屈曲することによって断面形状が略U状となる前記被嵌部5を構成している。
また、この被嵌部5は、前記角度指示板4の枢着部を境にした直線板部30の左右部二箇所に間隔を置いて形成すると共に、直線板部30の一端部に円弧縁部31Aよりも外方へ突出するように延設形成した延設板部30Bにも同様にして前記被嵌部5を形成している。
即ち、本実施例では、間隔を置いて三箇所に被嵌部5を形成し、この三箇所の被嵌部5が切断ガイド板2一端側の外側縁の所定の三箇所に被嵌連結する構成としている。
また、この被嵌部5は、この被嵌部5を構成する切り出し片5Aの先端縁が前記直線縁部30Aよりも外方へ突出しないように切り出し片5Aの切り出し長を設定して、角度報知板3の直線縁部30A側を何かにぶつけたりした際でも被嵌部5が変形などの損傷を生じにくい構成としている。
具体的には、少なくとも中央開口部3Aからの切り出し片5Aによって構成された左右二箇所の被嵌部5については、その先端縁が直線縁部30Aよりも外側へ突出しないように構成すると良い。また、図面では、これらの被嵌部5よりも幅の小さい延設板部30Bの被嵌部5も、同様にその先端縁が直線縁部30Aよりも外側へ突出しないように構成した場合を示している。尚、被嵌部5の先端縁が直線縁部30Aから外側へ短く突出する構造としても良い。
また、本実施例では、この直線縁部30Aの両端部に、この直線縁部30Aから円弧縁部31A側へ向けて所定長の取付溝6を切欠形成し、一方、前記切断ガイド板2の一端側の一側面(図1において上面)の前記膨出ガイド部2Aを避けた二箇所に、前記各取付溝6の間隔幅に対応した間隔を置いてこの各取付溝6に挿入する取付杆7を突設して、前記被嵌部5を前記切断ガイド板2の長手方向の外側縁に被嵌連結した際には、各取付溝6に各取付杆7が挿入する構成としている。
また、この取付溝6の一方を、前記直線縁部30Aに対して直交する方向に溝長を有する溝に形成し、他方を、直線縁部30Aに対して斜め方向に溝長を有する溝に形成して、連結状態の角度報知板3を切断ガイド板2の長さ方向と直交する方向に分離させた際には、前記傾斜取付溝6Aに挿入した取付杆7が簡単に挿脱しない構成としている。
具体的には、直線板部30の前記延設板部30Bが存する側の反対側端部に、傾斜取付溝6Aを形成し、この傾斜取付溝6Aは、図示したようにその開放部側が前記角度指示板4の枢着部側に向かって傾斜するように斜設している。
また、前記被嵌部5のうち、直線板部30の延設板部30Bに形成した被嵌部5には、固定ネジ15を挿通する貫通孔14を形成し、前記取付溝6に前記取付杆7を挿入して切断ガイド板2と角度報知板3とを連結した際に、この貫通孔14に対応する切断ガイド板2位置に固定ネジ15を螺着する螺着孔16を形成している。
即ち、本実施例では、前記取付溝6に前記取付杆7を挿入すると共に、前記被嵌部5を切断ガイド板2の外側縁に被嵌し、この際連通状態となる前記貫通孔14と螺着孔16とに固定ネジ15を螺着することで、切断ガイド板2と角度報知板3との連結状態が固定保持されることになり、この連結固定状態から固定ネジ15を螺脱することで、切断ガイド板2と角度報知板3とを分離させることができる構成としている。
また、本実施例では、他方の傾斜取付溝6A側の直線縁部30Aと前記円弧縁部31Aとの連設端縁をR形状に形成している。
即ち、取付溝6の他方だけを傾斜取付溝6Aとした本実施例の場合、切断ガイド板2と角度報知板3とを連結する際には、両方の取付溝6に両方の取付杆7を同時に挿入することができない。そのため、先ず傾斜取付溝6Aに片方(図3乃至図5において右側)の取付杆7を挿入し(図4参照。)、次いでこの傾斜取付溝6Aに挿入した取付杆7を支点にして角度報知板3を回動させて一方の取付溝6にもう片方(図面左側)の取付杆7を挿入する(図5参照。)が、この際、前記R端縁3Bが角度報知板3の回動移動時に前記膨出ガイド部2Aに接触して支障となることがなく、この連結作業を容易に行うことができるように構成している。
また、本実施例では、前記角度指示板4の前記枢着部寄りの両側外縁部を凹状に切欠して逃げ凹部17を形成し、角度指示板4を0度あるいは180度近くまで回動移動させた際にこの逃げ凹部17が前記被嵌部5を逃げるように構成している。即ち、図7に示すように、より0度,180度に近い位置にまで角度指示板4を回動移動させることができる構成としている。尚、本実施例では、この逃げ凹部17を形成したことにより、10度〜160度の範囲で角度調整可能な構成としている。
次に、本実施例の使用方法を説明すると、被切断物1の大きさに応じて前記7種類のうちの適当な長さの切断ガイド板2を選択すると共に、この選択した切断ガイド板2の長さに応じて前記2種類のうちの適当な大きさの角度報知板3を選択して、切断ガイド板2の一端側に角度報知板3を連結する。切断方法については、従来品での方法と同様である。
尚、図8は小型の被切断物1に対応して最も短い切断ガイド板2と小型の角度報知板3を使用した場合を示し、図9は図8で示したものより大型(中型)な被切断物1に対応して長めの切断ガイド板2と小型の角度報知板3を使用した場合を示し、図10は図9で示したものより更に大型の被切断物1に対応して最も長い切断ガイド板2と大型の角度報知板3を使用した場合を示している。
また、図面では、電動丸鋸9を使用して切断を行う場合を示しているが、もちろん他の切断工具を使用して切断を行うこともできる。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計変更可能である。
1 被切断物
2 切断ガイド板
3 角度報知板
3A 中央開口部
30A 直線縁部
31A 円弧縁部
4 角度指示板
5 被嵌部
5A 切り出し片
6 取付溝
6A 傾斜取付溝
7 取付杆
2 切断ガイド板
3 角度報知板
3A 中央開口部
30A 直線縁部
31A 円弧縁部
4 角度指示板
5 被嵌部
5A 切り出し片
6 取付溝
6A 傾斜取付溝
7 取付杆
Claims (4)
- 被切断物の上面に載置せしめる長尺な切断ガイド板の一端部に角度報知板を設け、この角度報知板に、被切断物の外端縁に沿設係止せしめる角度指示板を回動角度調整自在に設け、角度報知板に対して所望設定角度となるように回動角度調整を行ったこの角度指示板を被切断物の外端縁に沿設係止すると共に前記切断ガイド板を被切断物の上面に載置し、この際、角度指示板を沿設係止した被切断物の外端縁に対し設定角度で被切断物上に載置する前記切断ガイド板に沿って被切断物を切断し得るように構成した切断ガイド用定規において、前記切断ガイド板は、前記角度報知板に対し着脱分離自在に連結し得るように構成して少なくとも長さの異なる複数種の切断ガイド板を選択連結し得るように構成し、この切断ガイド板と角度報知板との連結構造は、角度報知板に設けた略U状の被嵌部を切断ガイド板の長手方向の外側縁に被嵌連結する構造とし、この被嵌部は、角度報知板を構成する板材から一体に切り出し形成した切り出し片を略U状に屈曲形成することで構成すると共に、間隔を置いて前記角度報知板の複数箇所に設けたことを特徴とする切断ガイド用定規。
- 前記角度報知板は、略半円形に形成して直線縁部の存する側を前記切断ガイド板に対する連結側とし、この角度報知板の複数箇所から切り出し形成した前記切り出し片を前記直線縁部に向けて略U状に屈曲することで前記被嵌部を構成し、この複数の被嵌部の半数以上は、この被嵌部を構成する切り出し片の先端縁が前記直線縁部よりも外方へ突出しない構成としたことを特徴とする請求項1記載の切断ガイド用定規。
- 前記角度報知板は、略半円形に形成して直線縁部の存する側を前記切断ガイド板に対する連結側とし、この直線縁部の両端部に、この直線縁部から円弧縁部側へ向けて所定長の取付溝を切欠形成し、この夫々の取付溝に挿入する取付杆を前記切断ガイド板に設けて、前記被嵌部を前記切断ガイド板の長手方向の外側縁に被嵌連結した際、夫々の取付溝に取付杆が挿入する構成とし、この取付溝の一方を、前記直線縁部に対して直交する方向に溝長を有する形状とし、他方を、直線縁部に対して斜め方向に溝長を有する形状とし、この他方の傾斜取付溝側の直線縁部と前記円弧縁部との連設端縁をR形状に形成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の切断ガイド用定規。
- 前記角度報知板は、中央部が開口する枠形状に切欠形成し、この中央開口部を切欠形成する際、前記切り出し片を複数残すようにして切欠し、この残された複数の切り出し片を略U状に屈曲形成することで前記被嵌部を構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の切断ガイド用定規。
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JP2004273111A JP2006088358A (ja) | 2004-09-21 | 2004-09-21 | 切断ガイド用定規 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010269430A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Toshio Ishihara | 工具用定規 |
KR200458607Y1 (ko) | 2009-12-16 | 2012-03-07 | 박은하 | 목재 절단용 목공 공구 안내장치 |
JP2021074929A (ja) * | 2019-11-07 | 2021-05-20 | 株式会社斎藤商会 | 角度測定器用の丸鋸ガイド定規 |
-
2004
- 2004-09-21 JP JP2004273111A patent/JP2006088358A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010269430A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Toshio Ishihara | 工具用定規 |
JP4623757B2 (ja) * | 2009-05-25 | 2011-02-02 | 俊雄 石原 | 工具用定規 |
KR200458607Y1 (ko) | 2009-12-16 | 2012-03-07 | 박은하 | 목재 절단용 목공 공구 안내장치 |
JP2021074929A (ja) * | 2019-11-07 | 2021-05-20 | 株式会社斎藤商会 | 角度測定器用の丸鋸ガイド定規 |
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