JP2006116514A - 下水汚泥をバイオマス源とした水素エネルギー回収システム及び水素エネルギー回収方法 - Google Patents

下水汚泥をバイオマス源とした水素エネルギー回収システム及び水素エネルギー回収方法 Download PDF

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Shoichi Kume
正一 久米
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Abstract

【課題】一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2中の有機物をガス化させ、水素ガス15や一酸化炭素ガス16のエネルギーガスにすることと、無機物を安定化処理することにより、環境への影響負荷低減を向上させた、水素エネルギー回収システム及び水素エネルギー回収方法を提供する。
【解決手段】本発明の水素エネルギー回収システムは、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2中の有機物を、水素ガス15と一酸化炭素ガス16にするガス化手段3と、無機物を高温溶融させて高温液状物9として最終的に無害化する溶融手段4とを具えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は有機物からの水素回収方法に関するものであり、特に、汚泥中の有機物から水素ガスを回収するシステム及び方法に関する。
現在、我が国において、下水汚泥の発生量は固形分として、年間約200万tに達すると言われており、その約8割が有効利用されずに埋立てにより廃棄処理されている。下水汚泥の残りの約2割はコンポスト(堆肥)化等によって利用されているが、充分なリサイクルがなされているとは言えない状況である。
従来から下水汚泥は、コンポスト(堆肥)化等による有効利用が行なわれてきたが、最近、この下水汚泥の脱水ケーキを乾燥し、炭化し、賦活して、活性炭を製造し、例えば都市ごみの焼却炉からの排ガス中に含まれるダイオキシン等の有害物質の吸着除去剤として利用する方法が提案されている。また、これ以外にも、活性炭を下水処理場での脱臭用に利用する方法も提案されている。
また、プロパンガスや重油をバーナーで燃焼させて600〜800℃の温度で焼却する焼却炉や350〜600℃の不活性雰囲気で炭化する炭化炉、嫌気性の雰囲気で微生物を利用してメタン発酵させるメタン発酵装置等での処理も行われてきた。
しかしながら、下水汚泥の脱水ケーキの固形分中に灰分が25〜30%含まれていて、この灰分が、下水汚泥の有効利用の妨げとなっていることが挙げられていた。
また、焼却炉からは焼却灰が発生し、その処理が問題となっていた。
炭化炉で炭化した炭化物は、その成分に不純物が多く、組成の品質にむらができるため、再利用品としては適さない。
メタン発酵では、処理量全体の5%程度しかメタンガスとして利用されずエネルギーの回収としては低効率であるのと、処理の過程において残渣として消化液が発生するため、その処理が問題となっていた。
さらに、特許文献1に記載された濾過残渣を回収する方法は、全てが再利用できるわけではなく、最終的に廃棄する残渣が出てしまう点で問題がある。
特開平2003−251398号公報
本発明の目的は、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2中の有機物をガス化させ、水素ガス15や一酸化炭素ガス16のエネルギーガスにすることと、汚泥2中の無機物を安定化処理することにより、環境への影響負荷低減を向上させた、水素エネルギー回収システム及び水素エネルギー回収方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の水素エネルギー回収システムは、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2中の有機物を、水素ガス15と一酸化炭素ガス16にするガス化手段3と、汚泥2中の無機物を高温溶融させて高温液状物9として最終的に無害化する溶融手段4とを具えることにある。
ガス化手段3を還元性の雰囲気下で水素ガス15や一酸化炭素ガス16に変換するには、おおむね1000℃以上にすることが好ましい。
溶融手段4から排出される高温液状物9は、おおむね1200℃以上でスラグ化することが好ましい。無機物をスラグ化することにより、重金属を流出させずに安定して固定化することができる。
一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2に含まれる塩素系の有機物の処理についても、ガス化手段3で塩化水素としてガス化し、排ガス処理手段7で塩酸又は、塩化カルシウムとして回収する。
一方、炭化の手段として、窒素ガス等の不活性ガスを炭化炉内において充填させて還元雰囲気にして炭化させるか、水蒸気を過熱した過熱水蒸気を直接炭化対象物に当てて炭化させることもある。
炭化手段10にて生成された炭化物14は、溶融手段4の燃料として利用することが、運転費又は燃料費の軽減の点から非常に好ましい。
本発明の水素エネルギー回収方法は、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2中の有機物を、1000℃以上の還元性雰囲気内において、水素ガス15と一酸化炭素ガス16にするガス化工程3と、汚泥2中の無機物を1200℃以上にて高温溶融させて高温液状物9として最終的に無害化する溶融工程4とを具えることにある。
本発明によれば、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2中の有機物をガス化することで、水素ガス15や一酸化炭素ガス16のエネルギーガスを生成させることができ、無機物は高温で溶融することにより、重金属の安定固定を図ることが可能となり、重金属やダイオキシン類の流出防止に大きく貢献できる。
さらに、溶融工程4により生成した高温液状物9も路盤材やコンクリート骨材、セメント混和材等の土木建築材料に利用できる。しかも、新たな廃棄物や残渣の発生がなくなり、かつ容積も少なくとも40分の1以上に減容化できるため、土地の有効利用や延命化が図れる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、発明に従う水素エネルギー回収システム1を用いて一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2中の有機物から、水素ガス15や一酸化炭素ガス16を回収する場合のフローチャートを示したものである。
図1に示す水素エネルギー回収システム1は、主として、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2を処理する、ガス化手段3、溶融手段4、ガス燃焼手段5、ガス冷却手段6、排ガス処理手段7及び通風手段8によって構成されている。
ガス化手段3は、汚泥2を通風手段8によって酸素含有ガスを汚泥2中の炭素又は炭素化合物並びに水素を含む物質及び使用燃料の炭素や水素と反応させ、還元性の雰囲気で水素ガス15や一酸化炭素ガス16として回収する。ガス化手段3としては、例えばガス化炉が挙げられる。炭素とのカーボンソリューション反応を起こす還元性雰囲気の特徴を持つ炉が望ましい。
一方、溶融手段4は、高温雰囲気下で溶融させて高温液状物9として最終的にスラグのような物質に安定無害化処理する。溶融手段4としては、例えば溶融炉が挙げられる。溶融方法としては、例えば、天然ガスや重油や軽油や灯油等を燃料としたバーナーで溶融する方法がある。また、例えば、電気を熱源として溶融する方法がある。さらに、例を挙げると化石燃料を利用して溶融する方法がある。
ガス燃焼手段5は、ガス化手段3内で発生した可燃性のガスを、酸素含有ガスにより完全燃焼する。ガス燃焼手段5としては、例えばガス燃焼炉が挙げられる。
このガス燃焼手段5の手前で、ガス化手段3により発生した水素ガス15並びに一酸化炭素ガス16を回収してエネルギーとして利用するのが好ましい。
ガス燃焼炉の代わりにボイラー等で燃焼させて温水熱回収や蒸気タービンと組み合わせて発電を行うことも好ましい。
また、ガスタービンやガスエンジンへ燃料として供給し発電や熱を回収する方法も熱回収の一つとして有効な手段である。
ガス冷却手段6は、ガス燃焼手段5内で発生した高温のガスを、所定温度まで冷却する。ガス冷却手段6としては、例えばガス冷却塔が挙げられる。冷却終了温度が所定温度よりも高いと、ダイオキシン類の再合成が促進されるのと、次の工程である排ガス処理手段7の設備が劣化しやすくなる。
排ガス処理手段7は、該ガス冷却手段6で冷却された排ガス中に含まれる飛灰等のダストを取り除く。
以上の工程で無害化された排ガスを通風手段8により放散する。
排ガス処理手段7は、排ガス中に含まれるダストを回収する前段の集塵装置と、前段集塵装置を抜けたダストを回収する後段集塵装置とを有した方が、ダスト除去効率を向上させる上で好ましい。
次に、本発明に従う水素エネルギー回収方法の一例を以下で説明する。
まず、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2をガス化手段3内に装入し、ガス化手段3内で、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2を1000℃以上の還元性雰囲気下でガス化させ、水素ガス15並びに一酸化炭索ガス16を回収する。
一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2を、溶融手段4によって1200℃以上で高温溶融させて、高温液状物9として最終的にスラグのような物質に無害化する。
次に、ガス化手段3内で発生した可燃性のガスをガス燃焼手段5によって完全燃焼する。ガス燃焼手段の手前で、水素ガス15、一酸化炭素ガス16を回収し、発電用の燃料に利用したり、温水の熱源にしたり、エネルギーガスとして貯留する。
ガス燃焼手段5によって燃焼させたガスを、ガス冷却手段6によって150〜200℃まで冷却する。
その後、ガス冷却手段6で冷却された排ガス中に含まれるダストを、排ガス処理手段7で取り除くとともに、前段集塵機と後段集塵機を直列でつないで設置する場合は、ダスト除去効率を向上させる上で好ましい。
上述したところは、この発明の実施形態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。
一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2を用いた水素エネルギー回収システム1として上記記載の方法の他に、炭化手段10を用いる方法もある。
一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2を炭化手段10により100℃以上で炭化することにより、炭化物14として排出する。その生成した炭化物14は、溶融手段4における溶融炉の燃料として使用することが燃料の低減の面で好ましい。
本発明の水素エネルギー回収システム1(図1)を用いて汚泥2を処理した場合の残渣量を計測したところ、残渣量の発生は確認できなかった。つまり、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2は、すべてが、水素ガス15や一酸化炭素ガス16を含む排ガス、又は高温液状物9としてスラグになるので、残渣としては何も残らないためである。
本発明の水素エネルギー回収システム1(図3)を用いて、回収した水素ガス15並びに一酸化炭素ガス16の利用方法を説明する。
一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2をガス化手段3においてガス化させて回収した水素ガス15並びに一酸化炭素ガス16を、そのまま直接ガスエンジン11の燃料として使用した。
次にガス化手段3によってガス化した後、窒素ガスや炭酸ガス等のガスの除去を行う吸着分離手段13を設けた。その吸着分離手段13により、水素ガス15並びに一酸化炭素ガス16の濃度が高くなった。その濃度が高い水素ガス15並びに一酸化炭素ガス16をガスエンジン11の燃料とすることで、高い発熱量を得られ、効率的な発電を行えた。
さらに、吸着分離手段13を2段以上設けることによって、水素ガス15と一酸化炭素ガス16を分離することが可能となる。一酸化炭素ガス16は、ガスエンジン11の燃料として供給することで、さらに高効率な発電が可能となった。
一方、水素ガス15は、濃度が99%以上の高濃度で回収でき、水素燃料電池12の燃料として使用できた。
ガスエンジン11に利用した場合のガス組成毎の発電量の違いを表1に示す。
Figure 2006116514
水素ガス15と一酸化炭素ガス16の濃度が上がるにつれ、発電出力も向上していくのがわかる。
本発明によれば、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥2中の有機物を水素ガス15や一酸化炭素ガス16に変換することにより、新たなエネルギーの利用として、環境や新エネルギーの技術促進に繋がる。
さらに、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥を処理することによって、土壌汚染等の環境負荷が低減されるので、環境問題への対応の一環として大きく寄与できる。
本発明に従う水素エネルギー回収システムの代表的なフローチャートである。 本発明に従う水素エネルギー回収システムの他のフローチャートである。 本発明に従う水素エネルギー回収システムの水素ガスと一酸化炭素ガスの使用方法の例である。
符号の説明
1 水素エネルギー回収システム
2 汚泥
3 ガス化手段(又は還元ガス化炉)
4 溶融炉手段(又は溶融炉)
5 ガス燃焼手段(又はガス燃焼炉)
6 ガス冷却手段(又はガス冷却塔)
7 排ガス処理手段(又は集塵装置)
8 通風手段(又は通風機)
9 高温液状物
10 炭化手段(又は炭化炉)
11 ガスエンジン
12 水素燃料電池
13 吸着分離手段(又は吸着分離装置)
14 炭化物
15 水素ガス
16 一酸化炭素ガス
17 窒素ガス又は炭酸ガス

Claims (6)

  1. 還元性雰囲気にて、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥中の有機物を水素ガスと一酸化炭素ガスにガス化するガス化手段と、
    一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥中の無機物を高温溶融させて高温液状物として最終的に無害化する溶融手段と、
    を具えることを特徴とする水素エネルギー回収システム。
  2. 前記溶融手段で燃料として利用する炭化物を、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥中の炭素から炭化物を生成する炭化手段を有する請求項1記載の水素エネルギー回収システム。
  3. 1000℃以上の還元性雰囲気にて、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥中の有機物を水素ガスと一酸化炭素ガスにガス化するガス化工程と、
    一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥中の無機物を、1200℃以上で高温溶融させて高温液状物として最終的に無害化する溶融工程と、
    を具えることを特徴とする水素エネルギー回収方法。
  4. 前記溶融工程で燃料として利用する炭化物を、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥中の炭素から生成する炭化工程を有する請求項3記載の水素エネルギー回収方法。
  5. 還元性雰囲気にて、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥中の有機物を水素ガスと一酸化炭素ガスにガス化するガス化炉と、
    一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥中の無機物を高温溶融させて高温液状物として最終的に無害化する溶融炉と、
    を具えることを特徴とする水素エネルギー回収装置。
  6. 前記溶融炉で燃料として利用する炭化物を、一般家庭から排出される下水汚泥や工場から排出される汚泥や河川の汽水汚泥や海洋の浚渫汚泥や海辺の汚泥やヘドロ等の汚泥中の炭素から炭化物を生成する炭化炉を有する請求項5記載の水素エネルギー回収装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103496833A (zh) * 2013-10-22 2014-01-08 山东省环境保护科学研究设计院 底泥重金属污染模块化异位治理方法

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