JP2006115549A - 画像管理装置、画像管理方法、ファクシミリ装置及び通信装置 - Google Patents

画像管理装置、画像管理方法、ファクシミリ装置及び通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、蓄積する画像データのファイル毎にファイル番号を付与して画像データを管理するファクシミリ装置に関し、表示部の表示能力に拘らず、管理情報を容易に知ることができるようにする。
【解決手段】電話回線を介して伝送する画像データを蓄積する画像メモリ19と、該データに付与するファイル番号や画像データの管理情報を記憶登録するRAM13と、各種情報を表示出力する表示部14と、オペレータが入力操作するデータ入力手段15とを有し、CPU11は、メモリ送信時に入力手段15から入力された番号をファイル番号としてRAM13内に登録する。そして、このCPU11は、待機時に入力手段15からファイル番号が入力されたとき、その番号に対応する画像データの管理情報をRAM13内から呼び出して表示部14に表示出力させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信回線を介して画像データを伝送するファクシミリ装置に関し、特に、画像データのファイル毎にファイル番号を付与して画像データを管理するファクシミリ装置に関する。
従来より、接続された電話回線を介して画像データを伝送するファクシミリ装置が知られており、近年のファクシミリ装置には伝送する画像データを画像メモリ内に蓄積するメモリ機能(メモリ送信/受信など)を備えるものが普及している。
この種のファクシミリ装置としては、画像メモリに蓄積する画像データのファイル毎にファイル番号を付与してその画像データの管理情報を対応させて記憶し、送信結果や送信時刻などを知りたいときに、ファイル番号および送信先とともにその管理情報を出力させることができるように工夫されているものがあり、蓄積を行なった近辺の時刻を入力することにより、容易に管理情報を出力させることができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−30208号公報
しかしながら、このような従来のファクシミリ装置にあっては、表示部として大型のグラフィックディスプレイを装備するものでは、文字情報等を大量に表示することができるので、RTI(Receiver Terminal Identification)等の送信先情報、送信時刻、送信先電話番号、および送信結果などの管理情報を最新のものから複数通信分を表示することができるようになっている。これに対して、感熱紙を使用しているような普及型ファクシミリ装置(例えば、パーソナルファックス装置)では、コストの関係から表示部として1行の10キャラクタ程度を表示可能なドットマトリックスタイプの液晶表示器等が採用されているため、複数の管理情報を表示出力することは難しく、例えば、メモリ送信が正常に行なわれたかを知りたい場合には管理情報を用紙に記録した管理レポートを出力させ確認しなければならないという問題があった。また、このときには、知りたい画像データの管理情報を複数から探さなければならないという煩雑さがあった。なお、上記公報に記載のファクシミリ装置にあっては、操作(画像データの蓄積)を行なった時刻を記憶しておく必要がある。
そこで、本発明は、画像データのファイル番号としてオペレータが任意の番号を付与できるようにすることにより、所望の画像データの管理情報のみを容易に呼び出すことをできるようにして、表示部の大きさに拘らず、必要な管理情報を容易に知ることのできるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本発明は、次のように構成することを特徴とする。
請求項1記載の発明は、通信回線を介して伝送する画像データを蓄積する画像蓄積手段を備え、ファイル番号を付与して該画像データを管理するファクシミリ装置であって、オペレータが入力操作する入力手段を有し、該入力手段から入力された入力情報を前記ファイル番号として登録する登録手段を設けたことを特徴とするものである。
この請求項1記載の発明では、画像データを送信する際に、入力手段から入力された入力情報が入力ファイル番号として登録手段に登録される。また、相手先に応じて入力ファイル番号として登録手段に登録しておくことにより、画像データを受信する際に、その画像データに相手先に対応するファイル番号を付与するように構成することもできる。したがって、蓄積した画像データには任意の番号、例えば、オペレータが覚え易い番号やオペレータ毎に予め決められた番号などをファイル番号として付与することができる。ここで、オペレータが入力するファイル番号としては、算用数字の組み合せだけではなく、英数字や記号などを含む情報としてもよい。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、前記入力手段から入力された入力ファイル番号を登録手段に既に登録されている登録ファイル番号と比較する番号比較手段と、該比較結果に基づいて入力ファイル番号の使用の可否をオペレータに報知する報知手段と、を設けたことを特徴とするものである。
この請求項2記載の発明では、入力ファイル番号が登録ファイル番号と比較され、その比較結果に基づいて入力ファイル番号の使用の可否がオペレータに報知される。したがって、先に蓄積されている画像データのファイル番号と同一となってしまうことがない。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、前記画像蓄積手段に蓄積する画像データについての管理情報を記憶する情報記憶手段と、前記ファイル番号を入手して対応する画像データの管理情報を情報記憶手段から呼び出し要求先に送出する送出手段と、を設けたことを特徴とするものである。
この請求項3記載の発明では、画像データの管理情報として、その通信結果、通信時刻、相手先の名称や電話番号、通信ページ数、通信に掛かった時間、あるいは通信に掛かった料金等の少なくとも1種以上が記憶され、ファイル番号を入手したときには、対応する画像データの管理情報が呼び出されてそのファイル番号を入力し管理情報の取得を要求した要求先に送出される。したがって、任意のファイル番号で蓄積されている画像データの管理情報のみを取得することができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に加え、前記送出手段は、前記入力手段の入力情報からファイル番号を入手するように構成したことを特徴とするものである。
さらに、請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の発明の構成に加え、前記送出手段の送出先として、前記管理情報を出力する出力手段を設けたことを特徴とするものである。
この請求項4または5記載の発明では、管理情報の取得を要求する画像データのファイル番号は入力手段から入力される。したがって、登録時と同様に入力手段から入力するだけなので、容易にファイル番号を入力(入手)することができる。そして、そのファイル番号に対応する管理情報は出力手段に送出され出力される。したがって、この出力手段が表示手段のときには知りたい画像データの管理情報のみが表示出力され、また出力手段が記録手段のときには知りたい画像データの管理情報のみが記録出力され、また、出力手段が音声出力手段のときには知りたい画像データの管理情報のみが音(例えば、管理情報を表す信号音や音声メッセージ)にされて出力される。
請求項6記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に加え、前記通信回線を介して受信した情報からファイル番号を識別する識別手段を設け、前記送出手段は、識別手段による識別情報からファイル番号を入手するように構成したことを特徴とするものである。
さらに、請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の構成に加え、前記送出手段は、前記通信回線を介してファイル番号を送信してきた送信元に情報記憶手段から呼び出した管理情報を送出するように構成したことを特徴とするものである。
この請求項6または7記載の発明では、管理情報の取得を要求する画像データのファイル番号は受信情報から識別される。したがって、例えば、外部に設置された他の電話機やファクシミリ装置等からファイル番号を送り付け(入手させ)ることができる。そして、そのファイル番号に対応する管理情報は送信元に送出される。したがって、送信元で表示/記録出力することができ、また管理情報を表す信号音や音声メッセージのときには送信元で聞くことができる。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加え、前記画像蓄積手段に画像データを蓄積する際に入力手段から入力ファイル番号の入力がないとき、自動的に付与したファイル番号を登録手段に登録させる番号付与手段を設けたことを特徴とするものである。
この請求項8記載の発明では、入力手段からの入力のないとき、ファイル番号は自動的に付与される。したがって、画像データの送信時に常に入力手段からファイル番号を入力する必要はない。
請求項9記載の発明は、請求項1または4記載の発明の構成に加え、前記ファイル番号を入力手段から入力する入力モードを選択する専用の選択手段を設けたことを特徴とするものである。
この請求項9記載の発明では、専用の選択手段を操作するだけでファイル番号を入力するモードにすることができる。したがって、他の機能と兼用する場合のような煩雑な操作を行なうことなく、例えばワンタッチするだけの簡単な操作でファイル番号を入力することができる。
請求項1記載の発明によれば、画像データを送信する際には、入力手段から入力した入力情報を入力ファイル番号として登録することができる。また、相手先に応じて入力ファイル番号を登録しておくことにより、画像データを受信する際には、その画像データにそのファイル番号を付与するように構成することができる。そのため、蓄積した画像データにはオペレータが覚え易い番号やオペレータ毎に予め決められた番号などの任意の番号をファイル番号として付与することができる。したがって、知りたい画像データのファイル番号を確認することなく呼び出し時や再送時などに使用することができる。また、管理レポートなどから知りたい画像データの管理情報を容易に識別することができる。
請求項2記載の発明によれば、入力したファイル番号を使用済み(登録済み)かオペレータに報知するので、ファイル番号の重複を防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、入手したファイル番号に対応する画像データの管理情報を要求先に送出するので、任意のファイル番号の、すなわち所望の管理情報のみを知ることができる。
請求項4および5に記載の発明によれば、知りたい管理情報のファイル番号は入力手段から入力するので、所望の管理情報のみを容易に呼び出すことができ、そして、その管理情報のみを出力させることができる。そのため、知りたい画像データの管理情報のみを容易に出力させることができる。したがって、表示出力する場合には、表示器の表示能力が小さくても、所望の管理情報を表示出力させ知ることができる。また、記録出力や音で出力する場合でも他の必要のない管理情報を省くことができる。
請求項6および7に記載の発明によれば、ファイル番号を通信回線を介する受信情報から識別するので、外部に設置された通信装置からファイル番号を入力することができ、そして、その管理情報のみを送信元に送出するので、送信元で表示/記録出力し、また管理情報を表す信号音や音声メッセージを聞き、管理情報を知ることができる。
請求項8記載の発明によれば、入力手段からの入力のないときには画像データのファイル番号は自動的に付与するので、画像データの送信時に常にファイル番号の入力操作をする必要はない。したがって、管理情報を確認する必要がない画像データの送信する際の手間を省くことができる。
請求項9記載の発明によれば、専用の選択手段を操作するだけでファイル番号を入力するモードにすることができるので、煩雑な操作を行なうことなく、簡単な操作でファイル番号を入力することができる。また、容易に管理情報を知ることができる。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明に係るファクシミリ装置の第1実施形態を示す図であり、本実施形態は請求項1〜5、9に記載の発明に対応する。
まず、構成を説明する。
図1において、ファクシミリ装置は、ROM(Read Only Memory)12内に格納されているファームウェアに従って装置各部を統括制御するとともに本発明の各種処理を実行するCPU(CentralProcessing Unit)11と、装置各部の駆動条件や管理情報等の各種情報を記憶するとともに動作する上で必要なデータを記憶するRAM(RandomAccess Memory)13と、駆動条件、装置状態、あるいは入力情報などの各種情報を表示出力する表示部(出力手段)14と、オペレータによる設定や命令等の入力操作を行なうデータ入力手段15と、発着信の際に所定の回線制御を行なって電話回線(通信回線)との接続を接断するNCU(網制御装置)16と、画像データや各種手順信号を変復調しNCU16を介して画像データを送受信(伝送)するモデム17と、送信する画像データをデータ圧縮して符号化する一方、受信した画像データを伸長して復号化するDCR(符号化復号化部)18と、読取/受信した画像データを蓄積する画像メモリ(画像蓄積手段)19と、送信する原稿の画像を読み取ってデジタル画像データに変換するスキャナ20と、読取/受信した画像データに基づいて記録媒体により画像を用紙に記録して出力するプロッタ21と、NCU16およびモデム17を介して受信したDTMF(DualTone Matrix Frequency)信号を検出するDTMF信号検出部22と、がバス23を介して接続されている。なお、表示部14は、コストの関係から1行の10キャラクタ程度を表示することができるドットマトリックスタイプの液晶表示器が採用されている。
CPU11は、画像メモリ19に蓄積した画像データのファイル毎に対応するファイル番号およびそのアドレスをRAM13内に一時的に登録するようになっており、このRAM13内には画像データの管理情報をファイル番号に対応させて記憶させ画像データを管理する。そして、このCPU11は、管理情報を記録した管理レポートの出力命令がデータ入力手段15から入力されたとき、例えば、メモリ送信する際に蓄積した画像データに関するものとして、送信を行なったか正常に終了したかエラー終了したかの送信結果、送信を行なった送信時刻、送信先(相手先)の名称、送信先の電話番号(ファクシミリ番号)、送信した原稿のページ数(枚数)、送信に掛かった時間、あるいは送信に掛かった通信料金などをRAM13から呼び出してプロッタ21に送出し記録出力させる。
また、CPU11は、画像データを管理するためのファイル番号は、データ入力手段15から任意の番号(記号との組み合せでもよい)を入力して画像データに付与しRAM13内に記憶(登録)させることができるようになっており、入力モードを選択するデータ入力手段15の選択手段を構成する図示していない入力選択キーを押下(ワンタッチ)しテンキーなどによりファイル番号を入力したとき、その番号をRAM13内に登録されている登録ファイル番号と比較し一致した場合にはその旨を表示部14に表示させ入力ファイル番号は既に登録済みで使用不可能であることを報知する。そして、このCPU11は、待機時に、データ入力手段15から入力選択キーにより入力モードを選択し入力ファイル番号を入力したとき、その番号に対応する管理情報をRAM13から順次呼び出して表示部14に送出し表示出力させることもできる。
すなわち、CPU11が番号比較手段、報知手段、および送出手段を構成するとともに、RAM13が登録手段および情報記憶手段を構成している。
次に、メモリ送信時における作用を図2に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、スキャナ20に原稿をセットし(ステップP1)、メモリ送信機能の選択とともにデータ入力手段15の入力選択キーを押下すると、ファイル番号を入力する入力モードが選択されて表示部14にファイル番号をテンキーにより入力することを促す入力指示メッセージが表示される(ステップP2)。
次いで、オペレータがその入力指示メッセージに従って任意の数字(例えば、4つの数字の組み合せ)を入力する(ステップP3)と、その入力ファイル番号がRAM13内の登録ファイル番号と比較され既に登録(使用)されているか確認され(ステップP4)、入力ファイル番号が登録済みの場合には、ステップP2に戻って再度入力指示メッセージ(異なる数字にする旨の内容としてもよい)が表示部14に表示される。その一方、入力ファイル番号が未登録(未使用)の場合には、入力ファイル番号がRAM13内に記憶登録されるとともに、例えば、設定完了メッセージが表示部14に表示される。
そして、その設定完了メッセージによりオペレータが図示していないスタートキーを押下すると、メモリ送信機能の実行が開始され原稿の画像がスキャナ20により読み取られ、その画像データが画像メモリ19に蓄積されるとともに、RAM13内には入力ファイル番号に対応するように画像メモリ19内のそのアドレスが記憶される(ステップP5)。
この後に、オペレータがデータ入力手段15から入力選択キーを押下すると、任意のファイル番号の管理情報の出力命令と判断して、入力指示メッセージが表示部14に表示される。そして、その入力指示メッセージによりオペレータが入力ファイル番号を入力すると、そのファイル番号に該当する画像データの管理情報の送信結果がRAM13内から呼び出され表示部14に表示出力され、続けて入力選択キーの押下毎に、送信時刻、送信先名称、送信先電話番号、送信ページ数、送信時間、および送信料金が順次RAM13内から呼び出され表示部14に表示出力される。すなわち、メモリ送信が終了していない場合にはまだ送信していない旨のメッセージが表示出力され、終了している場合には送信済みのメッセージやその管理情報が表示出力される。
また、オペレータがデータ入力手段15から管理レポートの出力命令を入力したときには、通常通り、画像メモリ19内に蓄積したすべて画像データに関する管理情報がRAM13から呼び出されファイル番号順のリストにされてプロッタ21に送出され記録出力される。
このように本実施形態においては、画像メモリ19に蓄積したファイル番号をデータ入力手段15から入力して任意の番号で登録することができ、そのファイル番号を、例えば、オペレータが覚え易い番号やオペレータ毎に予め決められた番号などとして付与することができる。したがって、管理レポートを記録出力した場合でも自身が送信処理した画像データの管理情報を容易に識別して確認することができる。
また、入力した入力ファイル番号を登録ファイル番号と比較し既に使用されている場合には、再入力を促される(入力ファイル番号の使用の可否がオペレータに報知される)ので、同一のファイル番号が画像データに付与されてしまうことがなく、ファイル番号の重複を防止することができる。
さらに、ファイル番号をデータ入力手段15から入力するだけで、その入力ファイル番号の画像データに関する管理情報を表示部14に送出するので、小さな表示部14であっても入力ファイル番号に対応する管理情報のみを表示出力することができる。
また、このファイル番号は、登録時および出力要求時にデータ入力手段15の入力選択キーをワンタッチするだけで入力モードにして入力することができ、煩雑な操作を行なうことなく、容易に入力操作を行なうことができる。また、この管理情報は、入力選択キーの押下を繰り返すだけで表示部14に表示出力する種別を順次切り換えることができる。
また、入力ファイル番号の管理情報のみの出力は、表示部14による表示出力だけでなく、プロッタ21により管理レポートとして記録出力させた場合でも、知りたい画像データの管理情報を複数の管理情報から知りたいものを探すことなく確認することができる。
なお、本実施形態では、送信時においての作用効果を説明したが、受信時においても予め相手先に応じたファイル番号を登録しておき、その相手先からの画像データをメモリ受信したときにその登録ファイル番号を付与するように構成してもよく、これによって、送信時と同様に知りたい送信元からの管理情報のみを出力できる。
さらに、音声出力装置を設け、例えば、管理情報を表す信号音(例えば、送信終了は1・2回の発信音、送信未終了は5回程度の発信音など)を出力させたり、管理情報を音声メッセージにして出力させてもよい。
また、再送機能を備える場合には、相手先から連絡があったときにファイル番号を確認することなく、入力ファイル番号を再送処理に使用することができる。
次に、図3は本発明に係るファクシミリ装置の第2実施形態を示す図であり、本実施形態は請求項1〜5、8、9に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は、上述第1実施形態と略同様に構成されているため、その全体構成の図示は省略して上述実施形態の図1を流用して説明する。
まず、構成を説明する。
図1において、本実施形態は、上述実施形態の構成に加え、CPU11は、メモリ送信時にデータ入力手段15の入力選択キーの押下により入力モードが選択された場合でファイル番号の入力がないときには、自動的に付与するファイル番号をRAM13に登録するようになっている。すなわち、CPU11は、番号付与手段を構成している。
次に、メモリ送信時における作用を図3に示すフローチャートを用いて説明する。なお、上述実施形態と同様に処理するステップには同一の符号を付してその説明を省略する。
まず、ステップP1、P2が行なわれ、表示部14にファイル番号を入力することを促す入力指示メッセージを表示された後に、ファイル番号の入力が行なわれたか確認され(ステップP11)、ファイル番号が入力された場合には、ステップP4、P5と進んで入力ファイル番号の使用の可否が判断されスキャナ20により読み取られた画像データが画像メモリ19に蓄積されるとともにそのアドレスおよび入力ファイル番号がRAM13内に記憶される。
その一方、ファイル番号の入力が所定時間以上行なわれなかったり、入力モードをスキップする操作、例えばテンキー「0」の押下が行なわれた場合には、例えば登録済みの次(すなわち、通し番号)のファイル番号がRAM13内に記憶登録され(ステップP13)、ステップP5で画像メモリ19に蓄積される画像データにそのファイル番号が自動的に付与される。
このように本実施形態においては、上述実施形態の作用効果に加え、画像メモリ19に蓄積する画像データのファイル番号の入力がないとき、その画像データに付与するファイル番号を自動的にRAM13内に記憶登録するので、画像データのファイル番号を常に入力しなければならないということがなく、管理情報を確認する必要がないような画像データを送信する際の手間を省くことができる。
次に、図4は本発明に係るファクシミリ装置の第3実施形態を示す図であり、本実施形態は請求項1〜9に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は、上述第1実施形態と略同様に構成されているため、その全体構成の図示は省略して上述実施形態の図1を流用して説明する。
まず、構成を説明する。
図1において、本実施形態は、上述実施形態の構成に加え、CPU11は、着呼を行なった後にNCU16およびモデム17を介して受信しDTMF信号検出部22により検出されたDTMF信号(受信情報)がファイル番号を表すものかを「#」のDTMF信号が含まれているかで判断するようになっており、「#」DTMF信号が検出された場合にはそれに続く信号列からファイル番号を識別して対応する管理情報の送信結果をRAM13から呼び出しその内容を表す信号音あるいは音声メッセージを送信元に送信(送出)するようになっている。すなわち、CPU11は、送出手段とともに、識別手段を構成している。なお、「#」DTMF信号を本実施形態による処理を実行するコマンドとしているが、これに限るものではなく、他の「*」や数字等の組み合せでもよいことはいうまでもない。
次に、待機時における作用を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、外部の電話機などの送信元から本実施形態のファクシミリ装置の電話番号をダイヤルする(ステップP21)と、着呼動作が行なわれ(ステップP22)、その着呼を送信元で確認した後に「#・・・・」をダイヤルして(ステップP23)そのDTMF信号を送信する。なお、図面中において、送信元側の処理ステップには( )を付しておく。
次いで、本実施形態のファクシミリ装置側では、ステップP22の着呼の後に、送信元から「#」を含むDTMF信号が送られてきたか確認され(ステップP24)、ステップP23が送信元で行なわれておらず「#」DTMF信号が検出されない場合には通常のファクシミリ受信動作が行なわれる(ステップP25)。その一方、「#」DTMF信号が検出された場合にはそれに続くファイル番号「・・・・」の管理情報がRAM13内を検索されてその送信結果が呼び出される(ステップP26)。
そして、管理情報の送信結果が送信済みとなっているか確認され(ステップP27)、送信済みの場合には例えば、送信済みを表す「ピピッ」というトーン(信号音)が回線接続されている送信元に送信される(ステップP28)。一方、送信済みでない場合には例えば、未送信を表す「ピーピーピーピーピー」というトーンが送信元に送信される(ステップP29)。なお、このようなトーンに替え、「送信しました」や「送信していません」などの送信結果の音声メッセージを送信元に送信するようにしてもよい。
このように本実施形態においては、外部から送信されてきたDTMF信号により知りたい画像データのファイル番号を識別し、そのファイル番号に対応する管理情報の送信結果を表す信号音(あるいは音声メッセージ)をその送信元に送信するので、例えば、外出しているときなどに他の電話機等から電話番号とともにファイル番号をダイヤルするだけでその送信結果を知ることができる。
なお、このとき、送信元に管理情報そのものを送信するようにして、送信元側で管理情報を表示出力や記録出力できるように構成してもよい。
本発明に係るファクシミリ装置の第1実施形態の全体構成を示す図であり、そのブロック図である。 その第1実施形態による作用を説明する説明図であり、そのフローチャートである。 本発明に係るファクシミリ装置の第2実施形態を説明する説明図であり、そのフローチャートである。 本発明に係るファクシミリ装置の第3実施形態を説明する説明図であり、そのフローチャートである。
符号の説明
11 CPU(番号比較手段、報知手段、送出手段、番号付与手段、および、識別手段)
12 ROM
13 RAM(登録手段および情報記憶手段)
14 表示部(出力手段)
15 データ入力手段
16 NCU
17 モデム
19 画像メモリ(画像蓄積手段)
20 スキャナ
21 プロッタ
22 DTMF信号検出部

Claims (9)

  1. 通信回線を介して伝送する画像データを蓄積する画像蓄積手段を備え、ファイル番号を付与して該画像データを管理するファクシミリ装置であって、
    オペレータが入力操作する入力手段を有し、
    該入力手段から入力された入力情報を前記ファイル番号として登録する登録手段を設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記入力手段から入力された入力ファイル番号を登録手段に既に登録されている登録ファイル番号と比較する番号比較手段と、
    該比較結果に基づいて入力ファイル番号の使用の可否をオペレータに報知する報知手段と、を設けたことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 前記画像蓄積手段に蓄積する画像データについての管理情報を記憶する情報記憶手段と、
    前記ファイル番号を入手して対応する画像データの管理情報を情報記憶手段から呼び出し要求先に送出する送出手段と、を設けたことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  4. 前記送出手段は、前記入力手段の入力情報からファイル番号を入手するように構成したことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  5. 前記送出手段の送出先として、前記管理情報を出力する出力手段を設けたことを特徴とする請求項3または4に記載のファクシミリ装置。
  6. 前記通信回線を介して受信した情報からファイル番号を識別する識別手段を設け、
    前記送出手段は、識別手段による識別情報からファイル番号を入手するように構成したことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  7. 前記送出手段は、前記通信回線を介してファイル番号を送信してきた送信元に情報記憶手段から呼び出した管理情報を送出するように構成したことを特徴とする請求項6記載のファクシミリ装置。
  8. 前記画像蓄積手段に画像データを蓄積する際に入力手段から入力ファイル番号の入力がないとき、自動的に付与したファイル番号を登録手段に登録させる番号付与手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  9. 前記ファイル番号を入力手段から入力する入力モードを選択する専用の選択手段を設けたことを特徴とする請求項1または4に記載のファクシミリ装置。
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