JP2006115481A - 配電設備、分電盤、及び配電設備の配線方法 - Google Patents

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Shigeyuki Satomura
成行 里村
Toshihei Kashihara
敏平 樫原
Setsu Asakura
摂 朝倉
Hiroshi Shibuya
紘 渋谷
Takahiro Okanishi
孝浩 岡西
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Abstract

【課題】電力線通信の通信品質を向上する。
【解決手段】引込線12を通じて供給される電力を、屋内に配線され引込線12に分岐点14を介して接続する複数の分岐線111に供給する構成からなる配電設備1において、少なくともいずれかの分岐線111の分岐点14の近傍に、円環状のコアに2本の導線をキャンセル巻きしてなるインダクタ23と、2本の導線の間に介在するコンデンサ24とを含んで構成される第1のフィルタ回路17を設ける。また複数の分岐線111のうち電力線通信を行う通信機器31,41が接続されていない分岐線111にのみ、第1のフィルタ回路17を設けるようにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電力線通信に用いられる配電設備、分電盤、及び配電設備の配線方法に関し、とくに電力線通信の通信品質を向上するための技術に関する。
建物の屋内に配線されている既設の電力線(電灯線)を通信線として利用する電力線通信(PLC:Power Line Communication)が知られている。電力線通信に適用される屋内配電設備1の一例を図6に示している。同図において、建物Kの屋内には、柱上変圧器11から延びる低圧配電線である引込線12を介して供給される電力を複数の分岐線111(電力線)に分配する分電盤13が設けられている。
分電盤13には、主幹ブレーカ15、分岐線111ごとに設けられる分岐ブレーカ16、及び屋内で行われる電力線通信の伝送信号が屋外に漏洩するのを防ぐブロッキングフィルタ18等が収容されている。引込線12は単相3線式である。各分岐線111(1)〜(5)を構成している2本の導線は、夫々、引込線12を構成する活線L1、活線L2、及び中性線Nの3つの配線上のいずれか2つに接続し、建物Kの屋内の各部屋に向けて配線されている。
特開2002−232332号公報 特開2004−7497号公報 特開2000−244376号公報
上記屋内配電設備に示すように、引込線12には複数の分岐線111(1)〜(5)が接続している。従って、ある分岐線111を用いて電力線通信を行う場合、引込線12を介して結合している他の分岐線111から混入するノイズや、これら分岐線111に接続している電気機器が生じるノイズの影響が問題となる。また通信路のインピーダンスは分岐点14を介して結合される他の分岐線やこれら分岐線111に接続している電気機器の種類や動作状態に影響されて不安定となり、また伝送信号が通信路以外の分岐線111に伝搬することによる伝送損失も問題となる。
ここで例えば特許文献1には電力線通信における通信の安定化を図る技術が開示されているが、当該文献では、電力線通信に直接関与しない他の分岐線111の影響については何ら考慮がされていない。また特許文献2には、電力線通信の通信速度を向上させ通信の信頼性を高める技術が開示されているが、同文献に開示されている技術ではシステム構成が複雑となり製造コストも高くなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、電力線通信の通信品質を向上することができる配電設備、分電盤、及び配電設備の配線方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のうちの主たる発明は、引込線を通じて供給される電力を、屋内に配線され前記引込線に分岐点を介して接続する複数の分岐線に供給する構成からなる配電設備であって、少なくともいずれかの前記分岐線の前記分岐点の近傍に、円環状のコアに2本の導線をキャンセル巻きしてなるインダクタ、及び前記2本の導線の間に接続されるコンデンサを含む第1のフィルタ回路を設けることとする。
上記構造からなる第1のフィルタ回路を分岐線の分岐点の近傍に設けることで、電力線通信において障害となる差動信号成分及び同相信号成分の双方を有効に除去することができる。またコンデンサの作用によって、電力線通信の伝送信号の周波数帯の全域にわたって通信路のインピーダンスをフラットな値に保つことができる。また1つのコアを用いて構成したインダクタによって差動信号成分及び同相信号成分の双方を有効に除去できるフィルタ回路を構成できるため、小型化が可能であり、分電盤のような狭いスペースに設置できるフィルタ回路を容易に実現することができる。とくに引込線が単相3線式である場合において、隣接相接続の関係にある分岐線を用いて通信する場合には、差動信号成分及び同相信号成分の双方が問題となるが、上記構成からなる第1のフィルタ回路を設けることで、差動信号成分及び同相信号成分の双方を同時に除去することができる。また本発明によれば、電力線通信に用いられる分岐線以外の他の分岐線や、これら他の分岐線に接続している電気機器によるノイズやインピーダンスの影響を防ぐことができる。さらに第1のフィルタ回路によって電力線通信における通信信号が、当該通信に用いられている分岐線以外の分岐線に伝搬してしまうのを防ぐことができ、伝送信号の伝送損失を減らすことができる。
また、より好ましくは、前記第1のフィルタ回路は、前記分岐線のうち電力線通信を行う通信機器が接続されていない前記分岐線にのみ設けることとする。
このように、電力線通信を行う通信機器が接続されていない分岐線にのみ第1のフィルタ回路を設けることで、電力線通信に用いられる分岐線以外の他の分岐線や、これら他の分岐線に接続している電気機器によるノイズやインピーダンスの影響を防ぐことができ、通信機器を結ぶ通信路の通信品質を向上することができる。
また、上記配電設備は、より具体的には、引込線を通じて供給される電力を、屋内に配線され前記引込線に分岐点を介して接続する複数の分岐線に供給する構成と、少なくともいずれかの前記分岐線の前記分岐点の近傍に設けられ、円環状のコアに2本の導線をキャンセル巻きしてなるインダクタ、及び前記2本の導線の間に接続されるコンデンサとを含んで構成される第1のフィルタ回路と、前記引込線に介在させて設けられ、電力線通信の伝送信号の周波数帯において高インピーダンスとなり、少なくとも前記電力の商用周波数において低インピーダンスとなる第2のフィルタ回路と、前記引込線に介在させて設けられ、前記分岐線への電力の供給を遮断する主幹ブレーカと、前記分岐線の前記分岐点の近傍に前記分岐線に介在させて設けられ、前記分岐線に対する電力の供給を遮断する分岐ブレーカと、前記分岐点、前記第1のフィルタ回路、前記第2のフィルタ回路、前記主幹ブレーカ、及び前記分岐ブレーカを収容する分電盤とを備えることとする。
また、本発明の他の発明の一つは、引込線を通じて供給される電力を、屋内に配線され前記引込線に分岐点を介して接続する複数の分岐線に供給する構成からなる配電設備の配線方法であって、少なくともいずれかの前記分岐線の前記分岐点の近傍に、円環状のコアに2本の導線をキャンセル巻きしてなるインダクタ、及び前記2本の導線の間に接続されるコンデンサを含む第1のフィルタ回路を設けることとする。
さらに、本発明の他の発明の一つは、請求項7に記載の配電設備の配線方法であって、前記分岐線のうち電力線通信を行う通信機器が接続されていない前記分岐線にのみ、前記第1のフィルタ回路を設けることとする。
本発明によれば、電力線通信の通信品質を向上することができる。
図1に本発明の一実施形態として説明する建物Kにおける配電設備1の概略的な構成を示している。配電設備1は、一端が柱上変圧器11に接続され、他端が建物Kの屋内に引き込まれる単相3線式の引込線12と、引込線12に接続され、建物Kの各部屋に電力を供給する電力線(電灯線)である複数の分岐線111(1)〜(5)とを含んで構成されている。
分電盤13には、引込線12、夫々が2本の導線からなる分岐線111(1)〜(5)、主幹ブレーカ15、分岐ブレーカ16、第1のフィルタ回路17、及び第2のフィルタ回路18が収容されている。なお、引込線12が屋外へのアクセス経路として用いられる場合には、分岐線111にはPLCモデムを介して接続されるルータやメディアコンバータが分電盤13内に収容されていることもある。
各分岐線111(1)〜(5)の2本の導線は、夫々、引込線12を構成している活線L1(以下、赤相L1)、活線L2(以下、黒相L2)、及び中性線N(以下、白相N)の3つの線うちのいずれか2つに接続されている。
図1において、主幹ブレーカ15は、分岐線111(1)〜(5)への電力の供給/遮断を制御する。なお、主幹ブレーカ15と柱上変圧器11との間の引込線12には、電力量計が設けられていることもある。また、各分岐線111(1)〜(5)の分岐点14(1)〜(5)の近傍には、分岐ブレーカ16(1)〜(5)が設けられている。分岐ブレーカ16(1)〜(5)は、夫々、分岐線111(1)〜(5)への電力の供給/遮断を制御する。分岐線111(1)は、建物内の部屋Aの照明用の配線であり、分岐線111(2)は部屋Aの電源(コンセント)用の配線、分岐線111(3)は部屋Bの照明用の配線、分岐線111(4)は部屋Bの電源(コンセント)用の配線、分岐線111(5)はエアコン用の配線である。
図1に示すように、分岐線111(2)に設けられているコンセントの一つには、第1の通信機器31が、PLC(Power Line Communication)モデム32を介して接続されている。また、部屋Bに延びる分岐線111(4)に設けられているコンセントの一つには、第2の通信機器41が、PLCモデム42を介して接続されている。第1の通信機器31及び第2の通信機器41は、CPU、メモリ、ハードディスク等を備えたパーソナルコンピュータである。
ここで第1の通信機器31と第2の通信機器41とが夫々異なる分岐線111に接続されている場合、これら2つの分岐線111の関係には、同相接続の関係と隣接相接続の関係とがある。このうち前者の同相接続の関係とは、2つの分岐線111が、引込線12を構成している3つの線のうち同じ2つの線に接続している関係(例えば一方の分岐線111が赤相L1と白相Nに接続され、他方の分岐線111も赤相L1と白相Nに接続されている場合)をいう。また、後者の隣接相接続の関係とは、2つの分岐線111が、引込線12を構成している3つの線のうち異なる2つの線に接続している関係(例えば一方の分岐線111が赤相L1と白相Nに接続され、他方の分岐線111が黒相L2と白相Nに接続されている場合)をいう。図1では、第1の通信機器31が接続する分岐線111(2)は赤相L1と白相Nに接続しており、第2の通信機器41が接続する分岐線111(4)は黒相L2と白相Nに接続しているので、分岐線111(2)と分岐線111(4)とは隣接相接続の関係にある。
分岐線111(2)のコンセントの一つには、PLCモデム33を介してブロードバンドに対応したルータ34が接続されている。ルータ34には、FTTH(Fiber To The Home)回線網に接続されたメディアコンバータ35が接続されている。第1の通信機器31及び第2の通信機器41は、これらルータ34やメディアコンバータ35を介してインターネットにアクセスすることができる。
図1に示すように、主幹ブレーカ15と分岐点14(5)との間の引込線12には、電力線通信の伝送信号が引込線12を通じて屋外に漏洩するのを防ぐための第2のフィルタ回路18が設けられている。第2のフィルタ回路18は、インダクタ、コンデンサ、抵抗等を用いて構成され、電力線通信の伝送信号の周波数帯では高インピーダンスとなり、商用周波数では低インピーダンスとなる回路である(例えば特開平3−296313号公報を参照)。
分電盤13内に収容されている分岐線111(1),(3),(5)の分岐点14(1),(3),(5)の近傍には、電力線通信の伝送信号の周波数帯(例えば10kHz〜450kHz、2MHz〜30MHz)において高インピーダンスとなり、商用周波数において低インピーダンスとなる第1のフィルタ回路17(1),(3),(5)が設けられている。
図2は、隣接相接続された通信機器間で通信が行われる場合における開放端の影響を説明する図である。同図において、第1の通信機器31は、赤相L1と白相Nに接続する分岐線111(2)に接続しており、一方、第2の通信機器41は、黒相L2と白相Nに接続する分岐線111(4)に接続している。ここで第1の通信機器31から第2の通信機器41に対して通信信号S1が送信されると、通信信号S1は、白相Nを介して第2の通信機器41に到達する。また、通信信号S1についての第2の通信機器41からの還りの通信信号S2は、黒相L2に出力され、通信信号S2は、赤相L1と黒相L2の間の浮遊容量C1を介して赤相L1に伝わる。
ここで第2の通信機器41が接続している分岐線111(4)に開放端が存在すれば、第1の通信機器31から白相Nに出力された通信信号S1については、赤相L1と白相Nの間の浮遊容量C2を介して赤相L1に還ってくる経路が存在し、赤相L1と白相Nの間に差動信号成分が生じる。また、第2の通信機器41の黒相L2に出力された通信信号S2については、赤相L1と黒相L2との間の浮遊容量C3を介して第1の通信機器31の赤相L1に還ってくる経路が存在し、白相Nと黒相L2の間に同相信号成分が生じる。このように、隣接相接続されている2つの分岐線111の夫々に接続されている2つの通信機器の間で通信が行われる場合には、差動信号成分と同相信号成分の双方が問題となる。このため、第1のフィルタ回路(1),(3),(5)を設けることで、これら差動信号成分や同相信号成分が除去されて、電力線通信の通信品質を向上することができる。
なお、第1のフィルタ回路17(1),(3),(5)を設けることで、電力線通信に用いられる分岐線111以外の他の分岐線111や、これら他の分岐線111に接続している電気機器によるノイズやインピーダンスの影響も抑えることができる。また、電力線通信における通信信号が、当該通信に用いられている分岐線111以外の分岐線111に伝搬するのを防ぐことができ、伝送損失も減らすことができる。
第1のフィルタ回路17の一例を図3A,図3Bに示している。なお、図3Aは第1のフィルタ回路17の回路図であり、図3Bは第1のフィルタ回路17の外観図である。図3A,図3Bに示すフィルタ回路は、フェライト等からなる中空円筒状のコア21にエナメル線や銅線等の2本の導線22をコア21の中空部を通して巻回した構造であり、コモンモードフィルタとして機能する。
図4A,図4Bは、第1のフィルタ回路17の他の構成例である。なお、図4Aは第1のフィルタ回路17の回路図、図4Bは第1のフィルタ回路17の一部外観図(インダクタ部分のみ)である。図4A,図4Bに示すフィルタ回路は、フェライト等からなる円環状のコア21(トロイダルコア)に、エナメル線や銅線等の2本の導線22をキャンセル巻きしてなるインダクタ23と、2本の導線22の間に接続されるコンデンサ24とを含んで構成されている。
導線22は、差動信号成分に対してコア21内の磁束が互いに打ち消されるようにコア21に巻回されている。なお、コア21への導線22の巻き方は、コンベンショナルトランス的であるため漏洩インダクタンスが存在し、このフィルタ回路は差動信号成分を除去することもできる。また、磁束が打ち消されるため、磁気飽和の影響を考慮する必要もない。また、導線22は、同相信号成分に対してコア21内の磁束が互いに強め合うようにコア21に巻回されており、同相信号成分に対しては、このフィルタ回路はコモンモードフィルタとして機能する。
コンデンサ24は、第1の通信機器31と第2の通信機器41との間を結ぶ電力線通信の通信路のインピーダンスを伝送信号の周波数帯の全域にわたってフラットにする役割を果たす。コンデンサ24の効果を調べるために行った上記通信路のインピーダンスの測定結果を図5A乃至図5Dに示す。このうち図5Aはコンデンサを用いずに構成したフィルタ回路を分岐線111に設けた場合の通信路のインピーダンスの測定結果であり、一方、図5B乃至図5Dは、コンデンサを用いて構成したフィルタ回路を分岐線111に設けた場合である。なお、図5Bはコンデンサの静電容量を470pFとした場合、図5Cはコンデンサの静電容量を690pFとした場合、図5Dはコンデンサの静電容量を0.01μFとした場合である。測定は図5A乃至図5Dのいずれの場合についても、インピーダンスの測定は第1の通信機器の側から行った。
図5A乃至図5Dを比較すると、コンデンサ24によってインピーダンスのハンプ(跳ね上がり)が抑えられ、電力線通信の伝送信号の周波数帯の全域にわたって通信路のインピーダンスがフラットな値(100〜300Ω程度)に保たれていることがわかる。このように、図4A,図4Bに示す構成からなるフィルタ回路を第1のフィルタ回路17として用いることで、隣接相接続の関係にある2つの分岐線111の夫々に接続する2つの通信機器間で通信が行われる場合に問題となる差動信号成分と同相信号成分の双方を有効に除去することができる。また、図4A,図4Bに示すフィルタ回路は、トロイダルコア1つで構成することができるので、小型化が可能であり、分電盤13内のような狭いスペースにも容易に設置できるフィルタ回路を実現することができる。
以上の実施形態の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
例えば、分岐線111に第1のフィルタ回路17を容易に脱着することができるように第1のフィルタ回路17に分電盤13にネジ止めするための取付具を設けてもよい。また、第1のフィルタ回路17の脱着をソケット式に行えるようにしてもよい。また、あらかじめ各分岐線111に第1のフィルタ回路17を設けておき、スイッチをオンオフすることにより第1のフィルタ回路17の分岐線111への接続有無を切り替えられるようにしてもよい。なお、以上の実施形態の説明は、引込線12が単相3線式である場合であったが、本発明は単相2線式などの他の配電方式を採用する配電設備に適用することもできる。
本発明の一実施形態による屋内配電設備1の概略的な構成を示す図である。 隣接相接続された通信機器間で通信が行われる場合における開放端の影響を説明する図である。 本発明の一実施形態による、一例として示す第1のフィルタ回路17の回路図である。 本発明の一実施形態による、一例として示す第1のフィルタ回路17の外観図である。 本発明の一実施形態による、一例として示す第1のフィルタ回路17の回路図である。 本発明の一実施形態による、一例として示す第1のフィルタ回路17の一部外観図である。 本発明の一実施形態による、コンデンサ24を用いずに構成したフィルタ回路17を分岐線111に設けた場合の通信路のインピーダンスの測定結果を示すグラフである。 本発明の一実施形態による、コンデンサ24を用いて構成したフィルタ回路17を分岐線111に設けた場合の通信路のインピーダンスの測定結果を示すグラフである。 本発明の一実施形態によるコンデンサ24を用いて構成したフィルタ回路17を分岐線111に設けた場合の通信路のインピーダンスの測定結果を示すグラフである。 本発明の一実施形態による、コンデンサ24を用いて構成したフィルタ回路17を分岐線111に設けた場合の通信路のインピーダンスの測定結果を示すグラフである。 電力線通信に用いられる屋内配電設備1の一例を示す図である。
符号の説明
1 屋内配電設備 111 分岐線
11 柱上変圧器 12 引込線
13 分電盤 14 分岐点
15 主幹ブレーカ 16 分岐ブレーカ
17 第1のフィルタ回路 18 第2のフィルタ回路
21 コア 22 導線
23 インダクタ 24 コンデンサ
31 第1の通信機器 32 PLCモデム
41 第2の通信機器 42 PLCモデム

Claims (8)

  1. 引込線を通じて供給される電力を、屋内に配線され前記引込線に分岐点を介して接続する複数の分岐線に供給する構成からなる配電設備であって、
    少なくともいずれかの前記分岐線の前記分岐点の近傍に、円環状のコアに2本の導線をキャンセル巻きしてなるインダクタ、及び前記2本の導線の間に接続されるコンデンサを含む第1のフィルタ回路を設けること
    を特徴とする配電設備。
  2. 請求項1に記載の配電設備であって、
    前記分岐線のうち電力線通信を行う通信機器が接続されていない前記分岐線にのみ、前記第1のフィルタ回路を設けること
    を特徴とする配電設備。
  3. 請求項2に記載の配電設備であって、
    前記通信機器が接続している前記分岐線は、隣接相接続の関係にあること
    を特徴とする配電設備。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の配電設備であって、
    前記引込線は単相3線式又は単相2線式であること
    を特徴とする配電設備。
  5. 引込線を通じて供給される電力を、屋内に配線され前記引込線に分岐点を介して接続する複数の分岐線に供給する構成と、
    少なくともいずれかの前記分岐線の前記分岐点の近傍に、円環状のコアに2本の導線をキャンセル巻きしてなるインダクタ、及び前記2本の導線の間に接続されるコンデンサを含む第1のフィルタ回路と、
    前記引込線に介在させて設けられ、電力線通信の伝送信号の周波数帯において高インピーダンスとなり、少なくとも前記電力の商用周波数において低インピーダンスとなる第2のフィルタ回路と、
    前記引込線に介在させて設けられ、前記分岐線への電力の供給を遮断する主幹ブレーカと、
    前記分岐線の前記分岐点の近傍に前記分岐線に介在させて設けられ、前記分岐線に対する電力の供給を遮断する分岐ブレーカと、
    前記分岐点、前記第1のフィルタ回路、前記第2のフィルタ回路、前記主幹ブレーカ、及び前記分岐ブレーカを収容する分電盤と
    を備えること
    を特徴とする配電設備。
  6. 請求項5に記載の前記配電設備に用いられる前記分電盤であって、前記分岐点、前記第1のフィルタ回路、前記主幹ブレーカ、及び前記分岐ブレーカが収容されてなる分電盤。
  7. 引込線を通じて供給される電力を、屋内に配線され前記引込線に分岐点を介して接続する複数の分岐線に供給する構成からなる配電設備の配線方法であって、
    少なくともいずれかの前記分岐線の前記分岐点の近傍に、円環状のコアに2本の導線をキャンセル巻きしてなるインダクタ、及び前記2本の導線の間に接続されるコンデンサを含む第1のフィルタ回路を設けること
    を特徴とする配電設備の配線方法。
  8. 請求項7に記載の配電設備の配線方法であって、
    前記分岐線のうち電力線通信を行う通信機器が接続されていない前記分岐線にのみ、前記第1のフィルタ回路を設けること
    を特徴とする配電設備の配線方法。

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