JP2006115150A - 無線通信システム、無線送信機、無線受信機、無線通信方法、無線送信方法および無線受信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線送信機、無線受信機、無線通信方法、無線送信方法および無線受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システムにおいて搬送波の使用に伴って必要となる回路を省略してシステムの簡易化を図る。
【解決手段】無線送信機は、送信すべきデータ信号を、このデータ信号の論理値に対応して状態遷移する信号S1に変換する信号変換部1と、信号S1の状態遷移に同期した矩形波信号S2を生成する矩形波信号生成部2と、矩形波信号S2を送信する送信アンテナ3とを有し、矩形波信号S2のパルス幅をTとしたときに、送信アンテナ3の中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致するように設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁波によってデジタル信号を送受する無線通信システム、無線送信機、無線受信機、無線通信方法、無線送信方法および無線受信方法に関し、特に近距離の微弱無線通信に好適に用いられるものに関する。
無線通信では、直流信号や周波数の低い信号をそのまま伝送するのは難しい。このため、通常、高周波の搬送波(キャリア)に情報変調を施して信号を送信することとしている。具体的には、送信側では、搬送波に送信したい信号波によって変調を施し、被変調波を送信する。一方、受信側では、受信した被変調波を復調することで搬送波から信号波を取り出し送信データを得る(例えば、非特許文献1参照)。
図17に従来の無線通信システムの構成の一例を示す。図17において、送信側では、電圧制御発振器(VCO: Voltage Controlled Oscillators )1001は、搬送波を発生させる。この搬送波は、乗算器1002において、送信したいベースバンド信号INが乗算されることにより変調される。得られた被変調波は、パワーアンプ1005により増幅され、送信アンテナ1006から送信される。受信側では、受信アンテナ1011によって受信された被変調波は、ローノイズアンプ(LNA:Low Noise Amplifier )1012により増幅され、イメージ除去フィルタ1013によりイメージ成分が除去される。イメージ成分が除去された被変調波は、乗算器1017において、VCO1016により発生した搬送波が乗算されることによってダウンコンバートされ、チャネル選択フィルタ1018を通過した後に、検波器1019により送信されたベースバンド信号に変換される。図17は位相変復調により無線通信を行う場合の一例であるが、他の無線通信方式においても搬送波を発生させ、搬送波に変復調を施して無線通信を行うのが一般的である。
一方、搬送波を用いずに通信を行うシステムとして、超広帯域(UWB:Ultra Wideband)技術を用いた無線通信システムが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。UWBの送信機は、数GHzという極めて広い周波数帯域にわたって1秒間に10億回以上の非常に時間軸の短いパルスを送出し、受信機は、送信機から送られてきたパルスのシーケンスを受信して、パルスをデータに変換する。
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
特表2003−529273号公報 特表2003−535552号公報 大庭英雄,提坂秀樹,「無線通信機器」,日本理工出版会,p.120−121,p.178−181,ISBN 4−89019−136−4
以上のように、図17に示した従来の無線通信システムでは、送信時および受信時に搬送波を発生させ、この搬送波に変復調を施して無線通信を行う。このため、搬送波を発生する回路や搬送波に変復調を施す回路が必要となり、無線通信システムが複雑化し、無線通信システムを構成する送受信機の規模やハードウェア量が増大して無線通信システムのコストや消費電力が増大するという問題点があった。
また、UWBを用いた無線通信システムにおいても、パルス幅の短い帯域制限されたガウシアンモノパルスを生成する回路が必要となり、このパルス生成回路の構成が複雑なため、無線通信システムを構成する送受信機の規模やハードウェア量が増大して無線通信システムのコストや消費電力が増大するという問題点があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、その目的は、搬送波の発生や変復調のための回路等を不要とすることにより、システムの簡易化、低コスト化、低消費電力化を図ることができる無線通信システム、無線送信機、無線受信機、無線通信方法、無線送信方法および無線受信方法を提供することにある。
本発明の無線通信システムは、無線送信機と無線受信機とを備え、前記無線送信機は、送信すべきデータ信号を、このデータ信号の論理値に対応して状態遷移する信号に変換する信号変換手段と、この信号変換手段から出力された信号の状態遷移に同期した矩形波信号を生成する矩形波信号生成手段と、前記矩形波信号を送信する送信アンテナとを有し、前記無線受信機は、前記送信された信号を受信する受信アンテナと、この受信アンテナで受信された信号を検波する検波器と、この検波器の出力信号に基づいて前記データ信号を復元する復元手段とを有し、前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、前記送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致するようにしたものである。
また、本発明の無線通信システムの1構成例において、前記無線送信機の矩形波信号生成手段は、前記パルス幅がTの第1のパルスを備えた第1の矩形波信号を生成する第1の矩形波信号生成回路と、前記パルス幅がTの第2のパルス及び第3のパルスを備えた第2の矩形波信号を生成する第2の矩形波信号生成回路と、前記パルス幅がTで、かつ前記第2の矩形波信号とパルスの間隔が異なる第4のパルス及び第5のパルスを備えた第3の矩形波信号を生成する第3の矩形波信号生成回路と、前記第1の矩形波信号生成回路の出力端子と前記送信アンテナとの間に配設された第1のスイッチと、前記第2の矩形波信号生成回路の出力端子と前記送信アンテナとの間に配設された第2のスイッチと、前記第3の矩形波信号生成回路の出力端子と前記送信アンテナとの間に配設された第3のスイッチと、前記データ信号に応じて前記第1のスイッチ、第2のスイッチ及び第3のスイッチの開閉を制御するスイッチ制御回路とからなるものである。
また、本発明の無線通信システムの1構成例は、前記第2の矩形波信号の第2のパルスに対する前記第3のパルスの遅延時間を2mT(mは正の整数)とし、前記第3の矩形波信号の前記第4のパルスに対する前記第5のパルスの遅延時間を(2n+1)T(nはmと同一もしくは異なる正の整数)とするものである。
また、本発明の無線通信システムの1構成例において、前記無線受信機の検波器は、前記受信アンテナで受信された信号を包絡線検波する包絡線検波器と、前記受信アンテナで受信された信号を遅延検波する遅延検波器とからなり、前記無線受信機の復元手段は、前記包絡線検波器と前記遅延検波器の出力結果の組み合わせに基づいて、前記受信アンテナで受信された信号の状態を判別して前記データ信号を復元する信号判別器を備えるものである。
また、本発明の無線送信機は、送信すべきデータ信号を、このデータ信号の論理値に対応して状態遷移する信号に変換する信号変換手段と、この信号変換手段から出力された信号の状態遷移に同期した矩形波信号を生成する矩形波信号生成手段と、前記矩形波信号を送信する送信アンテナとを有し、前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、前記送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致するようにしたものである。
また、本発明は、送信すべきデータ信号をパルス幅がTの矩形波信号に変換して、中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致する送信アンテナにより前記矩形波信号を送信する無線送信機から、信号を受信する無線受信機であって、前記送信された信号を受信する受信アンテナと、この受信アンテナで受信された信号を検波する検波器と、この検波器の出力信号に基づいて前記データ信号を復元する復元手段とを有するものである。
また、本発明の無線通信方法は、送信すべきデータ信号を、このデータ信号の論理値に対応して状態遷移する信号に変換する信号変換手順と、この信号変換手順で変換された信号の状態遷移に同期した矩形波信号を生成する矩形波信号生成手順と、前記矩形波信号を送信アンテナから送信する送信手順と、前記送信された信号を受信アンテナで受信する受信手順と、前記受信された信号を検波する検波手順と、この検波手順で得られた出力信号に基づいて前記データ信号を復元する復元手順とを有し、前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、前記送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致するようにしたものである。
また、本発明の無線送信方法は、送信すべきデータ信号を、このデータ信号の論理値に対応して状態遷移する信号に変換する信号変換手順と、この信号変換手順で変換された信号の状態遷移に同期した矩形波信号を生成する矩形波信号生成手順と、前記矩形波信号を送信アンテナから送信する送信手順とを有し、前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、前記送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致するようにしたものである。
また、本発明は、送信すべきデータ信号をパルス幅がTの矩形波信号に変換して、中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致する送信アンテナにより前記矩形波信号を送信する無線送信機から、信号を受信する無線受信方法であって、前記送信された信号を受信アンテナで受信する受信手順と、前記受信された信号を検波する検波手順と、この検波手順で得られた出力信号に基づいて前記データ信号を復元する復元手順とを有するものである。
本発明によれば、送信すべきデータ信号をパルス幅Tの矩形波信号に変換することによって、送信信号の電力スペクトルのメインローブを高周波の交流成分にすることにより、パルス伝送通信を可能とし、搬送波を用いずに無線通信することとしているので、搬送波の発生に必要な電圧制御発信器やアップコンバージョンおよびダウンコンバージョンに必要な乗算器といったアナログの高周波回路が不要となり、システムを構成する無線送信機および無線受信機のハードウェア量を大幅に削減することができ、システムの簡易化、低コスト化、低消費電力化が可能となる。特に、無線送信機については、デジタル信号処理がメインとなるため、アナログ回路を大幅に削減でき、大幅な低コスト化、低消費電力化を図ることができる。また、送信アンテナの中心周波数を、2Tを1周期とする周波数の3倍、5倍といった周波数に設定すれば、矩形波信号の3次高調波成分、5次高調波成分といった高次高調波成分を送信することとなり、この場合、無線送信機の各構成が必要とする動作速度を低減することができるので、高速動作する回路が不要となる。
また、矩形波信号生成手段を、第1〜第3の矩形波信号生成回路、第1〜第3のスイッチ及びスイッチ制御回路から構成することにより、4値の情報を送信することができるので、通信可能なビットレートを2倍に向上させることができる。また、2値の情報を送信する場合とデータレートが同じ場合には、通信路の帯域は半分で済む。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの無線送信機の構成を示すブロック図、図2は、この無線送信機の各部の信号波形の一例を示す図である。
図1に示す無線送信機は、データがコードされたディジタル信号(以下、データ信号という)を、データ信号の論理値「1」に対応して状態遷移する信号S1に変換する信号変換部1と、信号変換部1から入力される信号S1の状態遷移に同期して矩形波信号S2を生成する矩形波信号生成部2と、矩形波信号生成部2から供給される矩形波信号S2により励振される送信アンテナ3とから構成される。
信号変換部1は、データ信号とこのデータ信号に同期したクロック信号との論理和を演算するAND回路11と、AND回路11の出力信号がクロック端子clkに入力されるDフリップフロップ回路(DFF)12と、DFF12の出力端子outに入力端子が接続され、出力端子がDFF12の入力端子inに接続されるインバータ回路13とから構成される。
クロック信号は、図2(A)、図2(B)に示すようにデータ信号に同期している。AND回路11の出力信号は、図2(C)に示すようにデータ信号の論理値が「1」で、かつクロック信号が「1」のときに「1」となる。DFF12の入力端子inには、DFF12の出力端子outから出力された信号S1がインバータ回路13によって反転された上で入力されるので、クロック端子clkに入力されるAND回路11の出力信号が「1」から「0」に遷移する度に、信号S1が「0」→「1」または「1」→「0」に遷移する。したがって、信号S1は、図2(D)に示すように、データ信号の論理値「1」に対応して状態遷移する。より具体的には、信号S1はデータ信号のDuty50%(中央)の位置で状態遷移し、信号S1の立ち上がりおよび立ち下がりが、データ信号の論理値「1」に対応している。
なお、信号変換部1は図1に示した構成に限らず、同等の機能を有するものであればよく、データ信号の論理値「1」の中央付近のタイミングで状態遷移する信号S1を出力するものであればよい。また、データ信号の論理値「0」に対応して状態遷移する信号S1を出力するものでもよい。
矩形波信号生成部2は、信号S1を任意の時間T遅延させて出力する遅延回路21と、信号S1と遅延回路21の出力信号との排他的論理和(XOR:Exclusive OR)を演算する排他的論理和回路22とから構成される。
信号S1と信号S1を遅延させた信号との排他的論理和演算により、図2(E)に示すように、信号S1の立ち上がりおよび立ち下がりに同期してパルス幅Tの矩形波信号S2が生成される。矩形波信号S2のパルス幅Tは、遅延回路21の遅延量によって決まる。
矩形波信号生成部2で生成された矩形波信号S2が送信アンテナ3に供給されることにより、送信アンテナ3から図2(F)に示すように矩形波信号S2に一致した高周波パルス信号(RFパルス信号)が出力される。したがって、無線送信機からは、データ信号の論理値「1」に対応してRFパルス信号が出力されることとなる。
本実施の形態の遅延回路21を実現する手段としてはフリップフロップがある。遅延回路21としてフリップフロップを用いる場合は、フリップフロップへ供給するクロック信号によって遅延回路21の遅延時間Tが決まる。すなわち、フリップフロップへ供給するクロック信号の周波数を変えることで、矩形波信号S2のパルス幅Tを動的に変化させることができる。
また、フリップフロップを用いずにインバータを複数段直列に接続して遅延回路21を実現することも可能である。矩形波信号S2のパルス幅Tを動的に制御する必要がなければ、あらかじめ定めた遅延時間になるようにインバータを必要な個数だけ直列に接続して遅延回路21を実現すればよい。この場合はクロックを供給する必要がなくなり遅延線が簡易に実現できる。また、抵抗と容量を用いて遅延回路21を実現してもよい。この場合は抵抗Rと容量CのRC時定数により遅延量が制御できる。いずれにせよ本実施の形態においては遅延回路21の構成は限定されるものではない。
以下、矩形波信号S2を送信アンテナ3に供給することにより、送信アンテナ3からRFパルス信号が出力される原理について説明する。ここでは、矩形波信号生成部2が遅延回路21と排他的論理和回路22とから構成される場合を例にとって説明する。
図3は、矩形波信号S2および矩形波信号S2に含まれる高調波信号成分を示す波形図である。図3に示すように、矩形波信号S2は、矩形波信号S2と同じ周波数の正弦波信号成分(基本波、1次高調波)、3倍の周波数の正弦波信号成分(3次高調波)、5倍の周波数の正弦波信号成分(5次高調波)といったように奇数次の高調波信号成分からなる。したがって、矩形波信号S2のようなパルス幅Tのパルス信号には、2Tを1周期とした正弦波信号およびその高次高調波信号が含まれることになる。具体的には矩形波信号S2のパルス幅Tを5nsecとすると、矩形波信号S2の基本波成分の周波数は100MHz(1周期は10nsec)となり、高次高調波成分の周波数は300MHz、500MHz・・・・となる。
以上のような矩形波信号S2の基本波成分、あるいは高次高調波成分を送信アンテナ3から送信するには、送信アンテナ3の中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍となるようにすればよい。つまり、矩形波信号S2のパルス幅Tが5nsecの場合、中心周波数が100MHz、300MHzあるいは500MHzといった送信アンテナ3を用いることで、送信アンテナ3からRFパルス信号を送信することが可能となる。
なお、2k+1(k=0,1,2,3・・・・)次高調波信号の信号振幅は、図3に示すように矩形波信号S2の信号振幅に比べて(2k+1)分の1になる。例えば、矩形波信号S2の振幅を1とすると、3次高調波の振幅は3分の1、5次高調波の振幅は5分の1である。したがって、高次の高調波成分を送信する場合ほど、送信信号電力が小さくなる。
図4は、矩形波信号S2の3次高調波成分を送信する場合の信号波形を示す概念図である。図4(A)に示すように矩形波信号S2のパルス幅Tを5nsecとすると、図4(B)に示す矩形波信号S2の3次高調波成分の信号周波数は300MHzとなる。したがって、この矩形波信号S2を中心周波数が300MHzの送信アンテナ3に供給すると、送信アンテナ3からは300MHzの周波数で振動する図4(C)に示すようなRFパルス信号が出力される。このRFパルス信号のパルス幅は、送信アンテナ3のインパルス応答およびアンテナ帯域で決まる。アンテナ帯域が広い場合にはこのパルス幅は短くなり、逆にアンテナ帯域が狭い場合にはこのパルス幅は長くなる。
一般的な近距離の微弱無線通信では、電波法等の法規により、その送信信号電力がかなり小さな値に規制されている。このため、矩形波信号S2の基本波成分を送信しようとすると、送信信号電力が大きく、規制値を超えてしまうことがある。この場合には、減衰器で信号電力を弱めて送信すればよい。また、送信したい信号周波数帯に対応した高次高調波成分を含む矩形波信号S2を生成し、この矩形波信号S2の3次高調波、5次高調波といった信号成分を送信するようにしてもよい。この場合には、高次高調波になるほど信号振幅が小さくなり送信信号電力が小さくなるので、規制値に適合した信号電力の高次高調波成分を選択して使えばよい。高次高調波成分を送信する場合には、基本波成分を送信する場合に比べて、次のような効果も得られる。
矩形波信号S2の基本波成分を送信する場合には、遅延回路21で実現しなければならない遅延量が高次高調波成分を送信する場合に比べて短くなり、遅延回路21の実現が難しくなる。具体的には、500MHz帯のRFパルス信号を送信する場合に、矩形波信号S2の基本波成分を利用すると、遅延回路21の遅延時間を1nsecにする必要があるのに対し、矩形波信号S2の5次高調波成分を利用するならば、遅延時間を5nsecにすればよい。フリップフロップを用いて遅延回路21を実現する場合、1nsecの遅延時間を実現するためには1GHzのクロック信号が必要になるのに対し、5nsecの遅延時間を実現するには200MHzのクロック信号であればよく、高次高調波成分を利用する場合の方がクロック生成が容易である。
さらに、遅延回路21の遅延時間が短いほど、矩形波信号S2を出力する排他的論理和回路22も高速に動作する必要がある。遅延回路21の遅延時間が長い場合は、排他的論理和回路22に要求される動作速度は緩和される。また、送信信号電力の規制値に対応した高次高調波成分を利用することで、基本波成分を利用する場合に必要となる減衰器を用いる必要がなくなるといった効果も得られる。
以上のとおり、本実施の形態の無線送信機は、搬送波、特にアナログの高周波キャリアを用いることなく送信信号を送信する。このため、無線送信機は、搬送波を発生させるためのVCO、搬送波にデータ信号を乗算するための乗算器等、搬送波の使用に伴って必要となる回路等を有していない。
次に、受信側について説明する。図5は、本実施の形態に係る無線通信システムの無線受信機の1構成例を示すブロック図である。図1の無線送信機からはデータ信号の「1」,「0」に対応してRFパルス信号がオンオフされて送信されるので、無線受信機ではこのオンオフ信号を検波すればよい。図5の無線受信機は、受信アンテナ4と、ローノイズアンプ(LNA)5と、検波器であるダイオード6と、復元手段であるADコンバータ7とから構成される。図1の無線送信機から送信された信号は、受信アンテナ4により受信され、LNA5により増幅され、ダイオード6に供給される。そして、LNA5から出力された信号をダイオード6により包絡線検波し、包絡線検波した信号をADコンバータ7でデジタル信号に変換することにより、データ信号を復元する。
図6は、無線受信機の他の構成例を示すブロック図である。図6の無線受信機は、受信アンテナ4と、LNA5と、ADコンバータ7と、検波器である乗算器8とから構成される。この無線受信機は、ダイオード検波の代わりに二乗検波を用いて包絡線検波をするものである。すなわち、LNA5から出力された信号を乗算器8により包絡線検波し、包絡線検波した信号をADコンバータ7でデジタル信号に変換することにより、データ信号を復元する。
以上のとおり、無線受信機は、搬送波、特にアナログ高周波キャリアを用いることなく送信された信号を受信する。このため、無線受信機は、搬送波を発生させるためのVCO、受信信号に搬送波を乗算するための乗算器等、搬送波の使用に伴って必要となる回路等を有していない。
なお、図5、図6におけるADコンバータ7によるAD変換は、包絡線検波した信号のパルスの有無を判定していることになるので、ADコンバータ7の代わりにコンパレータを用いてパルスの有無を判定するようにしてもよい。
また、図5、図6では、RF信号をそのまま包絡線検波しているが、RF信号を適当な中間周波数にダウンコンバートしてから包絡線検波する構成にしても良い。この場合、ダウンコンバートを行う回路が必要になるが、RF信号を直接検波する場合に比べて包絡線検波の実現が容易になる。
以下、本実施の形態のように搬送波を用いることなく無線通信できる理由について説明する。無線通信で伝送できるのは交流成分のみであり直流成分は伝送されない。このため、直流成分付近に電力スペクトルのピークがあるデータ信号(ベースバンド信号)を伝送するのは難しい。一方、電力スペクトルのメインローブが交流成分にある信号であれば、その直流付近の信号成分が送受信されなくとも、メインローブとなる交流信号成分が送受信されれば通信可能となる。そこで、本実施の形態の無線送信機では、送信すべきデータ信号を高周波の矩形波信号S2に変換することによって、電力スペクトルのメインローブが交流成分になるように操作している。この結果、本実施の形態においては、搬送波を用いない無線通信が可能となっている。
以上のとおり、本実施の形態によれば、送信信号の電力スペクトルのメインローブを高周波の交流成分にすることにより、パルス伝送通信を可能とし、搬送波を用いずに無線通信することとしているので、搬送波の発生に必要なVCOや、アップコンバージョンおよびダウンコンバージョンに必要な乗算器等が不要となり、システムを構成する無線送信機および無線受信機のハードウェア量が大幅に削減され、システムの簡易化、低コスト化、低消費電力化が可能となる。また、特に無線送信機については、ほぼ全てデジタル回路で構成でき、デジタル信号処理がメインとなる。このため、アナログ回路を大幅に削減でき、大幅な低コスト化、低消費電力化を図ることができる。
本実施の形態では、ガウシアンモノパルスを生成するためのパルス発生器を持たず、デジタルの矩形波信号で送信アンテナを駆動する。この方式は、通信に使用する周波数帯域を使用するアンテナの帯域で選択できるという特徴も持つ。数100MHzに中心周波数があるアンテナを使用すれば、その周波数帯域で電波を送受して通信を行い、数GHzに中心周波数があるアンテナを使用すれば、その周波数帯域で電波を送受して通信を行うことが可能である。これらのいずれの場合にも使用するアンテナに対し、送信すべきデータ信号のメインローブが使用するアンテナの周波数帯域に含まれるように調整すればよい。具体的には図2(E)に示した矩形波信号S2のパルス幅Tを小さくすればよい。パルス幅Tを小さくすればその信号に含まれる周波数成分がより高周波側まで広がる。パルス幅Tは信号変換部1に供給されるクロック信号の周波数で決まり、クロック信号の周波数は周波数シンセサイザーで制御することができる。
したがって、本実施の形態の方式では、使用したい周波数帯域に合わせて送信アンテナと送信機側の周波数シンセサイザーを制御すればよい。周波数シンセサイザーはソフト的に制御することができるので、使用周波数帯域の変更に伴いハードウェア的に変更すべき構成要素はアンテナだけである。以上から他の送信機側の構成要素をハードウェア的に変更することなくアンテナを切り替えるだけで使用する周波数帯域を変更することができるという特徴を本実施の形態は持つ。
これに対して、UWBを用いた従来の無線通信システムでは、ガウシアンモノパルスを生成するためのパルス発生器が必要となる。このパルス発生器はあらかじめ規定した周波数帯域にガウシアンモノパルスの周波数成分が含まれるようにチューニングされて実装される。このパルス発生器は高周波のアナログ回路からなるため設計が難しく、ガウシアンモノパルスの周波数成分を可変するように設計するのはさらに困難である。つまり、UWBを用いた従来の無線通信システムでは、通信に使用する周波数帯域にチューニングしてパルス発生器を実装する必要があるため、使用するアンテナを切り替えてもハードウェア的に送信機側の構成要素であるパルス発生器を可変することが困難であり、通信に使用する周波数帯域を変更することができない。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、RFパルス信号のオンオフで2値情報を伝送したが、本実施の形態は、第1の実施の形態をRF信号で伝送できる情報を4値に多値化したものであり、第1の実施の形態の特徴に加え、送信可能なビットレートを2倍に向上できるという特徴を持つ。以下に内容を詳細に説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの無線送信機の構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。図7に示す無線送信機は、信号変換部1と、矩形波信号生成部20と、送信アンテナ3とから構成される。矩形波信号生成部20は、3つの矩形波信号生成回路2a〜2cと、スイッチ23a〜23cと、スイッチ制御回路24とからなり、第1の矩形波信号生成回路2aは、第1の遅延回路21aと第1の排他的論理和回路22aとから構成され、第2の矩形波信号生成回路2bは、第2の遅延回路21bと第2の排他的論理和回路22bとから構成され、第3の矩形波信号生成回路2cは、第3の遅延回路21cと第3の排他的論理和回路22cとから構成される。
本実施の形態の無線送信機は、第1の矩形波信号生成回路2aの出力端子と送信アンテナ3との間に第1のスイッチ23aを配設し、第2の矩形波信号生成回路2bの出力端子と送信アンテナ3との間に第2のスイッチ23bを配設し、第3の矩形波信号生成回路2cの出力端子と送信アンテナ3との間に第3のスイッチ23cを配設している。スイッチ制御回路24は、スイッチ23a〜23cの開閉を選択的に制御し、矩形波信号生成回路2a〜2cから出力される矩形波信号S2〜S4の何れかを送信アンテナ3に供給する。これにより、本実施の形態は、4値情報を扱える構成になっている。
図8に、信号変換部1から出力される信号S1と矩形波信号生成回路2a〜2cから出力される矩形波信号S2〜S4の代表的な信号波形例を示す。矩形波信号生成回路2aから第1の矩形波信号S2が出力されるまでの動作は第1の実施の形態と同様なので説明は省略する。第1の矩形波信号S2は、スイッチ23a、遅延回路21b,21c、排他的論理和回路22b,22cに入力される。
第2の遅延回路21bは、第1の遅延回路21aの遅延時間Tの偶数倍の時間、すなわち2mT(mは正の整数)の時間だけ矩形波信号S2を遅延させて第2の排他的論理和回路22bに出力する。信号S2と信号S2を遅延させた信号との排他的論理和演算により、第2の排他的論理和回路22bから出力される第2の矩形波信号S3は図8(C)のようになる。第3の遅延回路21cは、第1の遅延回路21aの遅延時間Tの奇数倍の時間、すなわち(2n+1)T(nはmと同一もしくは異なる正の整数)の時間だけ矩形波信号S2を遅延させて第3の排他的論理和回路22cに出力する。信号S2と信号S2を遅延させた信号との排他的論理和演算により、第3の排他的論理和回路22cから出力される第3の矩形波信号S4は図8(D)のようになる。
次に、矩形波信号S2を送信アンテナ3から送信したときのRFパルス信号を図9(A)に示し、矩形波信号S3を送信アンテナ3から送信したときのRFパルス信号を図9(B)に示し、矩形波信号S4を送信アンテナ3から送信したときのRFパルス信号を図9(C)に示す。図9(B)の2つのRFパルス信号は位相が連続しており、図9(C)の2つのRFパルス信号は位相が途中で反転している。
図10(A)〜図10(D)を用いて、矩形波信号S3,S4を送信アンテナ3から送信したときのRFパルス信号の位相の関係について説明する。図10(A)は矩形波信号S3を示し、図10(B)はその3次高調波成分を示している。図10(B)において、破線の部分は矩形波信号S3の1つ目のパルス(第2のパルス)に対応する3次高調波成分、実線の部分は2つ目のパルス(第3のパルス)に対応する3次高調波成分である。図10(B)によれば、矩形波信号S3の3次高調波成分は位相が連続していることが分かる。矩形波信号S3の場合、3次高調波成分に限らず、奇数次の高次高調波成分には位相の不連続は発生しない。
一方、図10(C)は矩形波信号S4を示し、図10(D)はその3次高調波成分を示している。図10(B)と同様に、図10(D)の破線の部分は矩形波信号S4の1つ目のパルス(第4のパルス)に対応する3次高調波成分、実線の部分は2つ目のパルス(第5のパルス)に対応する3次高調波成分である。図10(D)に示したように、矩形波信号S4の1つ目のパルスの三次高調波成分と2つ目のパルスの三次高調波成分では位相が180度異なる。矩形波信号S4の場合、3次高調波成分に限らず、奇数次の高次高調波成分には位相の不連続が発生する。
したがって、図8(C)、図8(D)に示した矩形波信号S3,S4を送信アンテナ3に出力した場合、送信アンテナ3から出力されるRFパルス信号は図9(B)、図9(C)のようになり、矩形波信号S3に基づくRFパルス信号では位相が連続し、矩形波信号S4に基づくRFパルス信号では位相の反転が発生する。
なお、本実施の形態では、遅延回路21b,21cの遅延時間についてはアンテナ帯域を考慮して決定する必要がある。図4(C)を用いて説明したように、1つの矩形波信号に対応したRFパルス信号のパルス幅はアンテナ帯域で決まる。遅延回路21b,21cの遅延時間が短すぎると、矩形波信号の1つ目のパルスに基づくRFパルス信号と同矩形波信号の2つ目のパルスに基づくRFパルス信号とが重なってしまい、この2つのRFパルス信号を区別することができない。したがって、遅延回路21b,21cの遅延時間を、アンテナの帯域を考慮して2つのRFパルス信号が区別できるように設定する必要がある。
以上のように、本実施の形態における無線送信機では、4つの信号状態(信号無しの状態と、RFパルス信号が1つの状態と、2つのRFパルス信号の位相が連続している状態と、2つのRFパルス信号の位相が反転している状態)を扱うことで4値情報を送信することができる。以下、信号無しの状態を「0」、RFパルス信号が1つの状態を「1」、2つのRFパルス信号の位相が連続している状態を「2」、2つのRFパルス信号の位相が反転している状態を「3」とする。
図11(A)、図11(B)に示すように、例えばデータ信号の2ビットが「00」のときを状態「0」とし、データ信号の2ビットが「01」のときを状態「1」とし、データ信号の2ビットが「10」のときを状態「2」とし、データ信号の2ビットが「11」のときを状態「3」とする。この4つの信号状態は、スイッチ制御回路24によりスイッチ23a〜23cを制御することで選択可能である。
スイッチ制御回路24は、例えばデータ信号の2ビットが「00」のとき、スイッチ23a〜23cを全てオフにし、データ信号の2ビットが「01」のとき、スイッチ23aをオンにして、その他のスイッチをオフにし、データ信号の2ビットが「10」のとき、スイッチ23bをオンにして、その他のスイッチをオフにし、データ信号の2ビットが「11」のとき、スイッチ23cをオンにして、その他のスイッチをオフにする。こうして、本実施の形態では、4値情報を送信することができる。
図12は、本実施の形態に係る無線通信システムの無線受信機の構成を示すブロック図である。図12の無線受信機は、受信アンテナ31と、LNA32と、発振器33と、ミキサ34と、包絡線検波器35と、遅延検波器36と、信号判別器37とから構成される。図7の無線送信機から送信された信号は、受信アンテナ31により受信され、LNA32により増幅され、ミキサ34に供給される。LNA32によって増幅された受信信号と発振器33から供給されるローカル信号は、ミキサ34によって掛け合わされる。これにより、受信信号は、適当な中間周波数帯にダウンコンバートされる。
包絡線検波器35は、ミキサ34から入力された受信信号を包絡線検波し、遅延検波器36は、受信信号を遅延検波し、信号判別器37は、包絡線検波器35と遅延検波器36の出力信号に基づいて4値の信号を判別し、データ信号の2ビットを復元する。図13(A)に図9(A)のRFパルス信号を受信したときの包絡線検波器35の出力信号を示し、図13(B)に図9(B)のRFパルス信号を受信したときの包絡線検波器35の出力信号を示し、図13(C)に図9(C)のRFパルス信号を受信したときの包絡線検波器35の出力信号を示す。図13(A)〜図13(C)によれば、RFパルス信号の包絡線が検波されていることが分かる。包絡線検波器35の構成は、図5、図6に示したようにダイオード検波や二乗検波を用いることで実現可能である。
図14(A)に図9(A)のRFパルス信号を受信したときの遅延検波器36の出力信号を示し、図14(B)に図9(B)のRFパルス信号を受信したときの遅延検波器36の出力信号を示し、図14(C)に図9(C)のRFパルス信号を受信したときの遅延検波器36の出力信号を示す。
図15に遅延検波器36の構成例を示す。遅延検波器36は、遅延回路361と、乗算器362とから構成され、ミキサ34からの入力信号と、入力信号を遅延回路361で一定時間遅延させたものとを乗算器362で乗算することにより、遅延検波を行う。遅延回路361の遅延時間は、送信側の遅延回路21b,21cで設定した遅延時間2mTと(2n+1)Tの平均値とする。
図14(A)から明らかなように、矩形波信号S2に基づく図9(A)のRFパルス信号を遅延検波した場合は遅延検波器36からは何も出力されないのに対し、矩形波信号S3に基づく図9(B)のRFパルス信号を遅延検波した場合は、図14(B)のように遅延検波器36から正の極性の出力信号が得られる。正極性の出力信号が得られる理由は、矩形波信号S3に基づく2つのRFパルス信号の位相が連続していることによる。一方、矩形波信号S4に基づく図9(C)のRFパルス信号を遅延検波した場合は、図14(C)のように遅延検波器36から負の極性の出力信号が得られる。負極性の出力信号が得られる理由は、矩形波信号S4に基づく2つのRFパルス信号の位相が反転していることによる。
したがって、包絡線検波器35と遅延検波器36の出力信号の組み合わせから、送信された4つの信号状態が判別できることが分かる。すなわち、4つの信号状態は、包絡線検波器35の出力がない状態と、包絡線検波器35の出力があり、かつ遅延検波器36の出力がない状態と、包絡線検波器35と遅延検波器36共に出力があり、かつ遅延検波器36の出力が正極性の状態と、包絡線検波器35と遅延検波器36共に出力があり、かつ遅延検波器36の出力が負正極性の状態のいずれかである。このような包絡線検波器35と遅延検波器36の出力信号の組み合わせを信号判別器37で判別することにより、4値情報(データ信号の2ビット)を復元することができる。
以上のように、本実施の形態では、4値情報を扱うことができるため、第1の実施の形態の効果に加えて、通信可能なビットレートを2倍に向上させることができるという効果を有する。また、データレートが第1の実施の形態と同じ場合には、通信路の帯域は第1の実施の形態の場合の半分で済む。
なお、送信側の遅延回路21b,21cで設定した遅延時間2mTと(2n+1)Tが大きく異なる場合には、図14(A)〜図14(C)で説明した出力信号が遅延検波器36から得られない。このような場合には、図16に示すように遅延検波器を2個使用すればよい。図16の構成を使用するかどうかは、(m+n+1/2)の値が2m,2n+1から離れているかどうかで判断し、(m+n+1/2)の値が2m,2n+1から離れている場合には図16の構成を使用することが好ましい。
遅延検波器38,39の構成は図15に示したとおりである。遅延検波器38内の遅延回路の遅延時間は2mTに設定され、一方、遅延検波器39内の遅延回路の遅延時間は(2n+1)Tに設定される。遅延検波器38からは、矩形波信号S3に基づく図9(B)のRFパルス信号を遅延検波した場合のみ、図14(B)と同様の正極性の出力信号が得られ、他のRFパルス信号を遅延検波した場合には何も出力されない。また、遅延検波器39からは、矩形波信号S4に基づく図9(C)のRFパルス信号を遅延検波した場合のみ、図14(C)と同様の負極性の出力信号が得られ、他のRFパルス信号を遅延検波した場合には何も出力されない。したがって、信号判別器37は、包絡線検波器35と遅延検波器38,39の出力信号の組み合わせを判別することにより、4値情報を復元することができる。
また、第1、第2の実施の形態では、矩形波信号生成部2及び矩形波信号生成回路2a〜2cを遅延回路21,21a〜21cと排他的論理和回路22,22a〜22cとから構成しているが、これに限るものではなく、遅延回路21,21a〜21cの代わりに例えば奇数段のインバータ回路からなる反転遅延回路を使用し、排他的論理和回路22,22a〜22cの代わりにExclusive NOR (複数の入力信号のうち、偶数個の入力信号が同じ論理値の場合に「1」を出力し、これ以外の場合は「0」を出力する回路)を使用するようにしてもよい。
本発明は、電磁波によってデジタル信号を送受する無線通信に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの無線送信機の構成を示すブロック図である。 図1に示す無線送信機の各部の信号波形の一例を示す図である。 矩形波信号および矩形波信号に含まれる高調波信号成分を示す信号波形図である。 矩形波信号生成部から出力される矩形波信号の3次高調波成分を送信する場合の信号波形を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの無線受信機の1構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る無線通信システムの無線受信機の他の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの無線送信機の構成を示すブロック図である。 図7に示す無線送信機の信号変換部から出力される信号と矩形波信号生成回路から出力される矩形波信号の信号波形図である。 矩形波信号を送信アンテナから送信したときのRFパルス信号の信号波形図である。 矩形波信号を送信アンテナから送信したときのRFパルス信号の位相の関係を説明するための図である。 データ信号と無線送信機から送信する4つの信号状態との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの無線受信機の構成を示すブロック図である。 図12に示す無線受信機の包絡線検波器の出力信号の信号波形図である。 図12に示す無線受信機の遅延検波器の出力信号の信号波形図である。 図12に示す無線受信機の遅延検波器の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムの無線受信機の他の構成を示すブロック図である。 従来の無線通信システムの構成の1例を示すブロック図である。
符号の説明
1…信号変換部、2、20…矩形波信号生成部、2a〜2c…矩形波信号生成回路、3…送信アンテナ、4、31…受信アンテナ、5、32…ローノイズアンプ、6…ダイオード、7…ADコンバータ、11…AND回路、12…Dフリップフロップ回路、13…インバータ回路、21、21a〜21c…遅延回路、22、22a〜22c…排他的論理和回路、23a〜23c…スイッチ、24…スイッチ制御回路、33…発振器、34…ミキサ、35…包絡線検波器、36、38、39…遅延検波器、37…信号判別器、S2〜S4…矩形波信号。

Claims (16)

  1. 無線送信機と無線受信機とを備え、
    前記無線送信機は、送信すべきデータ信号を、このデータ信号の論理値に対応して状態遷移する信号に変換する信号変換手段と、この信号変換手段から出力された信号の状態遷移に同期した矩形波信号を生成する矩形波信号生成手段と、前記矩形波信号を送信する送信アンテナとを有し、
    前記無線受信機は、前記送信された信号を受信する受信アンテナと、この受信アンテナで受信された信号を検波する検波器と、この検波器の出力信号に基づいて前記データ信号を復元する復元手段とを有し、
    前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、前記送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線送信機の矩形波信号生成手段は、前記パルス幅がTの第1のパルスを備えた第1の矩形波信号を生成する第1の矩形波信号生成回路と、
    前記パルス幅がTの第2のパルス及び第3のパルスを備えた第2の矩形波信号を生成する第2の矩形波信号生成回路と、
    前記パルス幅がTで、かつ前記第2の矩形波信号とパルスの間隔が異なる第4のパルス及び第5のパルスを備えた第3の矩形波信号を生成する第3の矩形波信号生成回路と、
    前記第1の矩形波信号生成回路の出力端子と前記送信アンテナとの間に配設された第1のスイッチと、
    前記第2の矩形波信号生成回路の出力端子と前記送信アンテナとの間に配設された第2のスイッチと、
    前記第3の矩形波信号生成回路の出力端子と前記送信アンテナとの間に配設された第3のスイッチと、
    前記データ信号に応じて前記第1のスイッチ、第2のスイッチ及び第3のスイッチの開閉を制御するスイッチ制御回路とからなることを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2記載の無線通信システムにおいて、
    前記第2の矩形波信号の第2のパルスに対する前記第3のパルスの遅延時間を2mT(mは正の整数)とし、前記第3の矩形波信号の前記第4のパルスに対する前記第5のパルスの遅延時間を(2n+1)T(nはmと同一もしくは異なる正の整数)とすることを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項2記載の無線通信システムにおいて、
    前記無線受信機の検波器は、前記受信アンテナで受信された信号を包絡線検波する包絡線検波器と、前記受信アンテナで受信された信号を遅延検波する遅延検波器とからなり、
    前記無線受信機の復元手段は、前記包絡線検波器と前記遅延検波器の出力結果の組み合わせに基づいて、前記受信アンテナで受信された信号の状態を判別して前記データ信号を復元する信号判別器を備えることを特徴とする無線通信システム。
  5. 送信すべきデータ信号を、このデータ信号の論理値に対応して状態遷移する信号に変換する信号変換手段と、
    この信号変換手段から出力された信号の状態遷移に同期した矩形波信号を生成する矩形波信号生成手段と、
    前記矩形波信号を送信する送信アンテナとを有し、
    前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、前記送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致することを特徴とする無線送信機。
  6. 請求項5記載の無線送信機において、
    前記矩形波信号生成手段は、前記パルス幅がTの第1のパルスを備えた第1の矩形波信号を生成する第1の矩形波信号生成回路と、
    前記パルス幅がTの第2のパルス及び第3のパルスを備えた第2の矩形波信号を生成する第2の矩形波信号生成回路と、
    前記パルス幅がTで、かつ前記第2の矩形波信号とパルスの間隔が異なる第4のパルス及び第5のパルスを備えた第3の矩形波信号を生成する第3の矩形波信号生成回路と、
    前記第1の矩形波信号生成回路の出力端子と前記送信アンテナとの間に配設された第1のスイッチと、
    前記第2の矩形波信号生成回路の出力端子と前記送信アンテナとの間に配設された第2のスイッチと、
    前記第3の矩形波信号生成回路の出力端子と前記送信アンテナとの間に配設された第3のスイッチと、
    前記データ信号に応じて前記第1のスイッチ、第2のスイッチ及び第3のスイッチの開閉を制御するスイッチ制御回路とからなることを特徴とする無線送信機。
  7. 請求項6記載の無線送信機において、
    前記第2の矩形波信号の第2のパルスに対する前記第3のパルスの遅延時間を2mT(mは正の整数)とし、前記第3の矩形波信号の前記第4のパルスに対する前記第5のパルスの遅延時間を(2n+1)T(nはmと同一もしくは異なる正の整数)とすることを特徴とする無線送信機。
  8. 送信すべきデータ信号をパルス幅がTの矩形波信号に変換して、中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致する送信アンテナにより前記矩形波信号を送信する無線送信機から、信号を受信する無線受信機であって、
    前記送信された信号を受信する受信アンテナと、
    この受信アンテナで受信された信号を検波する検波器と、
    この検波器の出力信号に基づいて前記データ信号を復元する復元手段とを有することを特徴とする無線受信機。
  9. 送信すべきデータ信号を、このデータ信号の論理値に対応して状態遷移する信号に変換する信号変換手順と、
    この信号変換手順で変換された信号の状態遷移に同期した矩形波信号を生成する矩形波信号生成手順と、
    前記矩形波信号を送信アンテナから送信する送信手順と、
    前記送信された信号を受信アンテナで受信する受信手順と、
    前記受信された信号を検波する検波手順と、
    この検波手順で得られた出力信号に基づいて前記データ信号を復元する復元手順とを有し、
    前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、前記送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致することを特徴とする無線通信方法。
  10. 請求項9記載の無線通信方法において、
    前記矩形波信号生成手順は、前記パルス幅がTの第1のパルスを備えた第1の矩形波信号を生成する第1の矩形波信号生成手順と、
    前記パルス幅がTの第2のパルス及び第3のパルスを備えた第2の矩形波信号を生成する第2の矩形波信号生成手順と、
    前記パルス幅がTで、かつ前記第2の矩形波信号とパルスの間隔が異なる第4のパルス及び第5のパルスを備えた第3の矩形波信号を生成する第3の矩形波信号生成手順と、
    前記データ信号に応じて前記送信アンテナへの出力を、信号出力無しの状態、若しくは前記第1の矩形波信号と第2の矩形波信号と第3の矩形波信号のうちいずれか1つを出力する状態の中から選択する選択手順とを含むことを特徴とする無線通信方法。
  11. 請求項10記載の無線通信方法において、
    前記第2の矩形波信号の第2のパルスに対する前記第3のパルスの遅延時間を2mT(mは正の整数)とし、前記第3の矩形波信号の前記第4のパルスに対する前記第5のパルスの遅延時間を(2n+1)T(nはmと同一もしくは異なる正の整数)とすることを特徴とする無線通信方法。
  12. 請求項10記載の無線通信方法において、
    前記検波手順は、前記受信アンテナで受信された信号を包絡線検波する包絡線検波手順と、前記受信アンテナで受信された信号を遅延検波する遅延検波手順とからなり、
    前記復元手順は、前記包絡線検波手順と前記遅延検波手順の出力結果の組み合わせに基づいて、前記受信アンテナで受信された信号の状態を判別して前記データ信号を復元することを特徴とする無線通信方法。
  13. 送信すべきデータ信号を、このデータ信号の論理値に対応して状態遷移する信号に変換する信号変換手順と、
    この信号変換手順で変換された信号の状態遷移に同期した矩形波信号を生成する矩形波信号生成手順と、
    前記矩形波信号を送信アンテナから送信する送信手順とを有し、
    前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、前記送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致することを特徴とする無線送信方法。
  14. 請求項13記載の無線送信方法において、
    前記矩形波信号生成手順は、前記パルス幅がTの第1のパルスを備えた第1の矩形波信号を生成する第1の矩形波信号生成手順と、
    前記パルス幅がTの第2のパルス及び第3のパルスを備えた第2の矩形波信号を生成する第2の矩形波信号生成手順と、
    前記パルス幅がTで、かつ前記第2の矩形波信号とパルスの間隔が異なる第4のパルス及び第5のパルスを備えた第3の矩形波信号を生成する第3の矩形波信号生成手順と、
    前記データ信号に応じて前記送信アンテナへの出力を、信号出力無しの状態、若しくは前記第1の矩形波信号と第2の矩形波信号と第3の矩形波信号のうちいずれか1つを出力する状態の中から選択する選択手順とを含むことを特徴とする無線送信方法。
  15. 請求項14記載の無線送信方法において、
    前記第2の矩形波信号の第2のパルスに対する前記第3のパルスの遅延時間を2mT(mは正の整数)とし、前記第3の矩形波信号の前記第4のパルスに対する前記第5のパルスの遅延時間を(2n+1)T(nはmと同一もしくは異なる正の整数)とすることを特徴とする無線送信方法。
  16. 送信すべきデータ信号をパルス幅がTの矩形波信号に変換して、中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致する送信アンテナにより前記矩形波信号を送信する無線送信機から、信号を受信する無線受信方法であって、
    前記送信された信号を受信アンテナで受信する受信手順と、
    前記受信された信号を検波する検波手順と、
    この検波手順で得られた出力信号に基づいて前記データ信号を復元する復元手順とを有することを特徴とする無線受信方法。
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