JP2006115077A - 色順次カラー方式プロジェクタ装置 - Google Patents

色順次カラー方式プロジェクタ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の色順次カラー方式プロジェクタ装置では、2台以上のプロジェクタに同じ映像を入力し、それらの映像を重ね合わせて明るい映像を表示するスタック構成において色割れの改善がなされない場合が発生し、また照明光色切り替えフィルタの構造が複雑になる課題があった。
【解決手段】入力された垂直同期信号と、プロジェクタから出力される光の色が切り替わるタイミングとの関係を調整する手段を持つことにより、白色を表示している時の2台以上のプロジェクタから出力される光を重ね合わせた結果の映像の色が時間に対して変化する割合を小さくする事により、簡単な構造の照明光色切り替えフィルタを用いて安定に色割れを改善する色順次カラー方式プロジェクタ装置を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、赤、青、緑、又は赤、青、緑、白、の色を時間の経過に従って順番に切り替えてカラー画像を表示する色順次カラー方式プロジェクタ装置に関するものである。
近年、赤、青、緑の色を時間の経過に従って順番に切り替えてカラー画像を表示する色順次カラー方式プロジェクタ装置が一般的に用いられている。
以下に従来の色順次カラー方式プロジェクタ装置について説明する。
従来、色順次カラー方式プロジェクタ装置は、特開2002−223453号公報に記載されたものが知られている。その色順次カラー方式プロジェクタ装置の全体構成図を図15に、色割れ現象を低減するための光源点灯順序を示す図を図16に、その色順次カラー方式プロジェクタを2台用いて明るい映像を表示させる場合の各々のプロジェクタから出力される光を合成した結果を図17に示す。図15において、20はハロゲンランプ、22は集光用レンズ、24はカラーフィルタ、26はモータ、28は画像生成装置(液晶パネル)、30は投射用レンズ、32はスクリーンである。
以上の様に構成された従来の色順次カラー方式プロジェクタ装置について、以下その動作について説明する。
ハロゲンランプ20から出力された光は集光用レンズ22により集光され、カラーフィルタ24に入射される。カラーフィルタ24はモータ26により表示する映像のフレームに同期して回転させられる。カラーフィルタ24は回転により図16に示す様な順番で異なった色の光が選択されるように構成されている。最初のフレームでは赤、緑、青、次のフレームでは緑、青、赤、次のフレームでは青、赤、緑の順番で光を透過し、これらを1周期として繰り返すように構成されている。
このような構成により、色を切り替えてカラー画像を表示する色順次方式により発生する、赤、青、緑の色が分離して見えるいわゆる色割れ現象が1フレーム期間に赤、緑、青を切り替えるシーケンスを1周期とし、このシーケンスを繰り返す方式よりも低減される効果がある。
特開2002−223453号公報
しかしながら、前記の従来の構成では、2台以上のプロジェクタに同じ映像を入力し、それらの映像を重ね合わせて明るい映像を表示するスタック構成において、各々のプロジェクタから出力される光が、赤、青、緑、または緑、青、赤、または青、赤、緑のどの順序のシーケンスであるかプロジェクタ間の相関が無いため、例えば図17に示す様に、2台のプロジェクタを用いたスタック表示をする場合、シーケンスの組み合わせによって、3つの場合が生じる。
(場合1)は2台のプロジェクタが全く同じタイミングで動作する場合で、合成したプロジェクタの出力光は1台のプロジェクタの2倍の輝度の赤、青、緑になり、2台の合成による色割れ低減の効果は発生しない。
(場合2)及び(場合3)については、合成したプロジェクタの出力光は、シアン、マゼンタ、黄になり、それぞれの色に含まれる赤、青、緑の強度は1台の時と同等になり、色割れが改善される。
(場合1)、(場合2)、(場合3)のどの条件になるかは、従来の色順次カラー方式プロジェクタ装置の構成では制御できず、色割れの改善がなされるか否かは、定まらない課題があった。
また、前記の従来の構成では、照明光色切り替えフィルタに、赤、緑、青、緑、青、赤青、赤、緑なる順番で色を選択する非常に複雑なフィルタを使用する必要があった。
本発明は前記従来の問題点を解決するもので、2台以上のプロジェクタに同一の信号を入力しそれらの映像を重ね合わせて高い輝度の映像を表示するスタック構成の場合に、偶然に左右されず、安定に色割れを改善することが可能であり、かつ、照明光色切り替えフィルタに簡単な構成のものを使用可能である、色順次カラー方式プロジェクタ装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の本発明は、
垂直同期信号を入力とし遅延して出力する遅延回路と、
前記遅延回路の遅延時間を制御する遅延時間制御手段と、
垂直同期信号と水平同期信号と映像信号と前記遅延回路の出力を入力とし入力された映像信号を垂直同期信号と水平同期信号に同期して取り込み画像フォーマットを変換して前記遅延回路の出力に同期して出力する画像フォーマット変換回路と、
光を発生する光源と、
前記光源の出力を入力としその波長成分の一部を選択して出力しかつその選択する波長を切り替えることが可能な照明光色切り替えフィルタと、
前記遅延回路の出力を入力とし前記照明光色切り替えフィルタを前記遅延回路の出力に同期して駆動し前記照明光色切り替えフィルタの選択する波長の切り替えタイミングを前記遅延回路の出力に同期させる照明光切り替えフィルタ駆動回路と、
前記照明光色切り替えフィルタの出力と前記画像フォーマット変換回路の出力を入力とし前記画像フォーマット変換回路の出力に従って前記照明光色切り替えフィルタの出力を変調して出力する光変調素子と、を備えるように構成したものであり、
2台以上のプロジェクタに同一の信号を入力しそれらの映像を重ね合わせて高い輝度の映像を表示するスタック構成の場合に、偶然に左右されずに、安定に色割れを改善することが可能でかつ、照明光色切り替えフィルタに簡単な構成のものを使用可能である、色順次カラー方式プロジェクタ装置を提供するという作用を有する。
本発明の請求項2に記載の本発明は、本発明の請求項1に記載の色順次カラー方式プロジェクタ装置において、通信線路と接続されたマイクロコンピュータを備え、
マイクロコンピュータが請求項1に記載の遅延時間制御手段を制御するように構成したものであり、
2台以上のプロジェクタに同一の信号を入力しそれらの映像を重ね合わせて高い輝度の映像を表示するスタック構成の場合に、偶然に左右されずに、安定に色割れを改善することが可能でかつ、照明光色切り替えフィルタに簡単な構成のものを使用可能である、色順次カラー方式プロジェクタ装置を提供するという作用を有する。
本発明の請求項3に記載の本発明は、本発明の請求項2に記載の色順次カラー方式プロジェクタ装置において、垂直同期信号と前記マイクロコンピュータの出力を入力とし垂直同期信号と同期した出力用垂直同期信号を出力する出力用垂直同期信号発生回路を備え、
前記出力用垂直同期信号発生回路の垂直同期信号と出力用垂直同期信号の位相関係を前記マイクロコンピュータによってリセットし、前記出力用垂直同期信号発生回路の出力が垂直同期信号の代わりに前記遅延回路に入力されるように構成したものであり、
2台以上のプロジェクタに同一の信号を入力しそれらの映像を重ね合わせて高い輝度の映像を表示するスタック構成の場合に、偶然に左右されずに、安定に色割れを改善することが可能でかつ、照明光色切り替えフィルタに簡単な構成のものを使用可能である、色順次カラー方式プロジェクタ装置を提供するという作用を有する。
本発明の請求項4に記載の本発明は、
垂直同期信号を入力とし遅延して出力する遅延回路と、
前記遅延回路の遅延時間を制御する遅延時間制御手段と、
垂直同期信号と水平同期信号と映像信号と前記遅延回路の出力を入力とし入力された映像信号を垂直同期信号と水平同期信号に同期して取り込み画像フォーマットを変換して前記遅延回路の出力に同期して出力する画像フォーマット変換回路と、
複数色の光を出力することが可能な複数色光源と、
前記複数色光源を駆動する複数色光源駆動回路と、
前記複数色光源の出力と前記画像フォーマット変換回路の出力を入力とし前記画像フォーマット変換回路の出力に従って前記照明光色切り替えフィルタの出力を変調して出力する光変調素子と、
を備えるように構成したものであり、
2台以上のプロジェクタに同一の信号を入力しそれらの映像を重ね合わせて高い輝度の映像を表示するスタック構成の場合に、偶然に左右されずに、安定に色割れを改善することが可能な色順次カラー方式プロジェクタ装置を提供するという作用を有する。
以上のように、2台以上のプロジェクタに同一の信号を入力しそれらの映像を重ね合わせて高い輝度の映像を表示するスタック構成の場合に、偶然に左右されずに安定に色割れを改善することが可能な色順次カラー方式プロジェクタ装置を、簡単な照明光色切り替えフィルタを用いて提供するという優れた効果が得られる。
以下では、本発明の実施の形態について、図1及び図5から図13を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の色順次カラー方式プロジェクタ装置の構成を示す図である。
図1において、1は光源、2は照明光色切り替えフィルタ、3は光変調素子、4は照明光切り替えフィルタ駆動回路、5は画像フォーマット変換回路、6は遅延回路、7は遅延時間制御手段である。
図5は、色順次カラー方式のプロジェクタ装置が投影する白線を人間が見る時、眼球の高速回転により網膜上に結像される白線像の位置が移動することを説明する図である。
図6は、眼球の回転に伴って網膜上の白線像が移動する時、白線が赤、緑、青の色順次で表現されていることにより、網膜上に照射される光の色が網膜上の位置に応じて変化することを示す図である。
図7は、2台のプロジェクタに同じ映像を入力し、それらプロジェクタの映像を重ね合わせて明るい映像を表示するスタック構成を2台で実現する例を示す図である。
図7において、12は垂直同期信号水平同期信号映像信号を分配する分配器、13は本発明の第一の色順次カラー方式プロジェクタ装置、14は本発明の第二の色順次カラー方式プロジェクタ装置である。
図8は、本発明の色順次カラー方式のプロジェクタ装置2台をスタック構成にし、第一のプロジェクタに設定する遅延時間と、第二のプロジェクタに設定する遅延時間を、照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間だけずらした時の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を示す図である。
図9は、本発明の色順次カラー方式のプロジェクタ装置2台をスタック構成にし、第一のプロジェクタに設定する遅延時間と、第二のプロジェクタに設定する遅延時間を、照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間の1.5倍だけずらした時の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を示す図である。
図10は、本発明の色順次カラー方式のプロジェクタ装置の照明光切り替えフィルタの切り替える色を赤、青、緑、白とし、2台をスタック構成にし、第一のプロジェクタに設定する遅延時間と、第二のプロジェクタに設定する遅延時間を、照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間だけずらした時の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を示す図である。
図11は、本発明の色順次カラー方式のプロジェクタ装置の照明光切り替えフィルタの切り替える色を赤、青、緑、白とし、第一のプロジェクタに設定する遅延時間と、第二のプロジェクタに設定する遅延時間を、照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間の1.5倍だけずらした時の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を示す図である。
図12は、3台のプロジェクタに同じ映像を入力し、それらプロジェクタの映像を重ね合わせて明るい映像を表示するスタック構成を3台で実現する例を示す図である。
図12において、12は垂直同期信号水平同期信号映像信号を分配する分配器、15は本発明の第一の色順次カラー方式プロジェクタ装置、16は本発明の第二の色順次カラー方式プロジェクタ装置、17は本発明の第三の色順次カラー方式プロジェクタ装置である。
図13は、本発明の色順次カラー方式のプロジェクタ装置3台をスタック構成にし、第一のプロジェクタに設定する遅延時間と、第二のプロジェクタに設定する遅延時間と、第三のプロジェクタに設定する遅延時間を、それぞれ照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間だけずらした時の3台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を示す図である。
以上の様に構成された色順次カラー方式プロジェクタ装置について、図1、図5から図13を用いてその動作を説明する。
図1において、入力された垂直同期信号は、遅延時間制御手段7により遅延時間が設定された遅延回路6により遅延される。画像フォーマット変換回路5は、入力された水平同期信号、垂直同期信号に従って入力された映像信号をとりこみ、入力された遅延回路6の出力に同期して画像のフォーマットを変換した映像を出力する。照明光切り替えフィルタ駆動回路4は、遅延回路6の出力に同期し、照明光色切り替えフィルタ2を駆動する。
光源1から出力された光源光は、照明光色切り替えフィルタ2に入力され、色を選択され照明光として出力される。光変調素子3は、画像フォーマット変換回路5の出力に従い、入力された照明光を変調し変調光出力として出力する。
このような構成により、入力された垂直同期信号のタイミングを基準にし、変調光出力の色が変化するタイミングを、遅延時間制御手段7によって設定する任意の時間遅延により調整できるようになる。
遅延制御手段7は、例えばプロジェクタにスイッチを実装しておいて、そのスイッチの状態を遅延制御手段7が読み取って遅延回路6に設定する遅延時間を制御するとか、遅延制御手段7が、プロジェクタの画面に遅延時間を設定する表示をし、プロジェクタのリモコンの操作に応じて、遅延回路6に設定する遅延時間を制御する等の動作をする。
次に、色順次カラー方式プロジェクタ装置によって、白線等を表示した時に、眼球の回転運動により赤、緑、青の色の帯が見える現象、いわゆる色割れ現象について、図5、図6を用いて説明する。
図5は、色順次カラー方式のプロジェクタ装置が投影する白線を人間が見る時、眼球の高速回転により、網膜上に結像される白線像の位置が移動することを示している。図5のAからCに示す状態では、それぞれ網膜上に結像する白線の像の位置が異なっている。これらの像を重ねて示した図を図5の網膜上の白線像を重ねて示した図に示す。スクリーン上の白線の位置が移動しなくても、眼球の回転位置により網膜上の白線の位置が移動する事が分かる。
人間の目は、視線を移動させる時などに眼球が高速回転するため、眼球の回転に伴って網膜上に表示される映像の位置が高速に移動する。
図6は、眼球の回転に伴って網膜上の白線像が移動する時、白線が赤緑青の色順次で表現されていることにより網膜上に照射される光の色が網膜上の位置に応じて変化することを示す図である。
色順次カラー方式プロジェクタ装置から出力される光は、図6の白線の色に示す様に時間に伴って変化する。
図6において、眼球の回転によって白線が網膜上を移動する位置と、色順次カラー方式プロジェクタ装置から出力される光の色の位置が一致する様に横軸を合わせて記載している。
図6において、白線は幅を持っているため、白線の左端によって網膜上に照射される光と、白線の右端によって網膜上に照射される光と、網膜上の位置が異なるため、それらを上下に並べて記載している。
幅を持った白線が網膜上を移動する時、網膜に照射される光は、図6の白線の色を白線の幅平均するフィルタを移動させた時の出力と等価であり、図6の網膜上の各位置で観測される色に示す様な色の帯になる。図6の白線の色に示す色が急激に変化する赤、緑青の色の帯の変化が白線の幅の分なめらかに変化する帯として観測される。
以上の様な原理により、色順次カラー方式プロジェクタ装置に、白線等を表示した時に、眼球の回転運動により赤、緑、青の色の帯が見える現象、いわゆる色割れ現象が発生する。
図7に示すように、2台のプロジェクタに同一の信号を分配して入力しこれらのプロジェクタの出力光を合成して表示するスタック構成時、第一のプロジェクタに設定する遅延時間と、第二のプロジェクタに設定する遅延時間を、照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間だけずらした時の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を図8に示す。
図8に示す様に、合成した変調出力光はマゼンタ、黄、シアンの繰り返しになり、遅延時間をずらさずに合成した赤、緑、青の繰り返しに比較して、各色に含まれている赤、緑、青の明るさが1/2になり、人間が認識する色割れの強さが改善される。
図8には、赤、緑、青の時間幅が均等である場合について示したが、赤、緑、青の時間幅が均等でない場合も同様な効果が得られる。
図7に示す様に、2台のプロジェクタに同一の信号を分配して入力しこれらのプロジェクタの出力光を合成して表示するスタック構成時、第一のプロジェクタに設定する遅延時間と、第二のプロジェクタに設定する遅延時間を、照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間野1.5倍だけずらした時の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を図9に示す。
図9に示すように、合成した変調出力光は、マゼンタ、黄、シアンの繰り返しになり、遅延時間をずらさずに合成した赤、緑、青の繰り返しに比較して、各色の赤、緑、青の明るさが1/2になり、かつその繰り返し周期が1/2になるため人間が認識する色割れの強さが大幅に改善される。
図7に示す様に、2台のプロジェクタに同一の信号を分配して入力しこれらのプロジェクタの出力光を合成して表示するスタック構成時、第一のプロジェクタに設定する遅延時間と、第二のプロジェクタに設定する遅延時間を照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間だけずらし、かつ照明光色切り替えフィルタ2の選択する色が赤、緑、青、白の場合の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を図10に示す。
図10に示す様に、合成した変調出力光は、白+赤、黄、シアン、白+青の繰り返しになり、遅延時間をずらさずに合成した赤緑青の繰り返しに比較して各色の赤緑青の明るさが1/2になり、人間が認識する色割れの強さが改善される。
図10には、赤、緑、青、白の時間幅が均等である場合について示したが、赤、緑、青白、の時間幅が均等でない場合も同様な効果が得られる。
図7に示す様に、2台のプロジェクタに同一の信号を分配して入力しこれらのプロジェクタの出力光を合成して表示するスタック構成時、第一のプロジェクタに設定する遅延時間と、第二のプロジェクタに設定する遅延時間を照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間野1.5倍だけずらし、かつ照明光色切り替えフィルタ2の選択する色が赤、緑、青、白の場合の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を図11に示す。
図11に示すように、合成した変調出力光は、マゼンタ、白+赤、白+緑、黄、マゼンタ、シアン、白+緑、白+青、の繰り返しになり、遅延時間をずらさずに合成した赤緑青の繰り返しに比較して、各色の赤緑青の明るさが1/2になり、かつその繰り返し周期が1/2になるため、人間が認識する色割れの強さが大幅に改善される。
図12に示す様に、3台のプロジェクタに同一の信号を分配して入力しこれらのプロジェクタの出力光を合成して表示するスタック構成時、第一のプロジェクタに設定する遅延時間と、第二のプロジェクタに設定する遅延時間と、第三のプロジェクタに設定する遅延時間とを、それぞれ照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間だけずらした時の3台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を図13に示す。この場合、合成した変調出力光は白色になるため、色割れは発生しない。
(実施の形態2)
図2は本発明の色順次カラー方式プロジェクタ装置の構成を示す図である。
図2において、8はマイクロコンピュータ、それ以外の構成要素は図1に示す本発明の色順次カラー方式プロジェクタ装置と同じである。遅延時間制御手段7が、マイクロコンピュータ8によって制御される点が異なる。
図14は本発明の図2に記載の色順次カラー方式プロジェクタ装置を2台用いてスタック構成を実現する時の接続を示す図である。通信線路により、第一のプロジェクタと第二のプロジェクタが接続されている。
色割れを低減する動作は、図1に示す本発明の色順次カラー方式プロジェクタ装置と同じであるが、通信線路により第一のプロジェクタと第二のプロジェクタが接続されているため、それぞれのプロジェクタのマイクロコンピュータの間で通信が可能であり、遅延時間制御手段7が設定する遅延時間を自動的に調整することが可能となる。
(実施の形態3)
図3は本発明の色順次カラー方式プロジェクタ装置の構成を示す図である。
図3において、9は出力用垂直同期信号発生回路であり、その他の構成要素は図2に示す本発明の色順次カラー方式プロジェクタ装置と同じである。出力用垂直同期信号発生回路9の出力が、垂直同期信号の代わりに遅延回路6に入力されている点が図2に記載の本発明の色順次カラー方式プロジェクタ装置と異なる。
出力用垂直同期信号発生回路9は、入力された垂直同期信号と同期し、垂直同期信号の周波数の整数÷整数倍の周波数の出力用垂直同期信号を発生する。複数台のプロジェクタをスタック構成にした場合、それぞれのプロジェクタのマイクロコンピュータ8は通信線路を用いて同期を取り、同じタイミングで出力用垂直同期信号発生回路9の垂直同期信号と出力用垂直同期信号の位相関係のリセットを行う。この操作により、それぞれのプロジェクタの出力用垂直同期信号発生回路9は同じタイミングで動作することとなり、それぞれのプロジェクタの照明光色切り替えフィルタ駆動回路4及び画像フォーマット変換回路5は、それぞれの遅延回路6に設定された遅延時間の差だけずれて動作することとなる。
このようにして、図2に示す本発明の色順次カラー方式プロジェクタ装置と同一の動作により色割れを低減する。
(実施の形態4)
図4は本発明の色順次カラー方式プロジェクタ装置の構成を示す図である。
図4において10は複数色光源、11は複数色光源駆動回路である。図1に記載の光源1と照明光色切り替えフィルタ2とを複数色光源10に置き換え、図1に記載の照明光切り替えフィルタ駆動回路4を複数色光源駆動回路11に置き換え、図1に記載の光源1と照明光色切り替えフィルタ2とフィルタ駆動回路4から構成されたブロックより出力される照明光と同じ光を複数色光源10と複数色光源駆動回路11から構成されたブロックより出力する様に構成されている。
このような構成によって、図1に示す本発明の色順次カラー方式プロジェクタ装置の構成と同様な動作により色割れを低減する。
本発明にかかる色順次カラー方式プロジェクタ装置は、2台以上のプロジェクタに同一の信号を入力しそれらの映像を重ね合わせて高い輝度の映像を表示するスタック構成の場合に、偶然に左右されずに安定に色割れを改善することが可能な色順次カラー方式プロジェクタ装置を簡単な照明光色切り替えフィルタを用いて提供するというという作用を有し、赤、青、緑または赤、青、緑、白の色を時間の経過に従って順番に切り替えてカラー画像を表示する色順次カラー方式プロジェクタ装置に有用である。
本発明の実施の形態1の色順次カラー方式プロジェクタ装置の構成を示す図 本発明の実施の形態2の色順次カラー方式プロジェクタ装置の構成を示す図 本発明の実施の形態3の色順次カラー方式プロジェクタ装置の構成を示す図 本発明の実施の形態4の色順次カラー方式プロジェクタ装置の構成を示す図 色割れ現象を説明する図 色割れ現象を説明する図 スタック構成を2台で実現する例を示す図 照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間だけずらした時の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を示す図 照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間の1.5倍だけずらした時の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を示す図 照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間だけずらした時の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を示す図 照明光色切り替えフィルタの1つの色の時間の1.5倍だけずらした時の2台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を示す図 スタック構成を3台で実現する例を示す図 3台のプロジェクタの出力光を合成した変調出力光を示す図 スタック構成を2台で実現する時の接続を示す図 従来の色順次カラー方式プロジェクタ装置の全体構成図 従来の色順次カラー方式プロジェクタ装置の色割れ現象を押さえるための光源点灯順序を示す図 従来の色順次カラー方式プロジェクタ装置を2台用いて明るい映像を表示させる場合の出力される光の合成を示す図
符号の説明
1 光源
2 照明光色切り替えフィルタ
3 光変調素子
4 照明光切り替えフィルタ駆動回路
5 画像フォーマット変換回路
6 遅延回路
7 遅延時間制御手段
8 マイクロコンピュータ
9 出力用垂直同期信号発生回路
10 複数色光源
11 複数色光源駆動回路
12 分配機
20 ハロゲンランプ
22 集光用レンズ
24 カラーフィルタ
26 モータ
28 画像生成装置(液晶パネル)
30 投射用レンズ
32 スクリーン

Claims (4)

  1. 垂直同期信号を入力とし遅延して出力する遅延回路と、
    前記遅延回路の遅延時間を制御する遅延時間制御手段と、
    垂直同期信号と水平同期信号と映像信号と前記遅延回路の出力を入力とし入力された映像信号を垂直同期信号と水平同期信号に同期して取り込み画像フォーマットを変換して前記遅延回路の出力に同期して出力する画像フォーマット変換回路と、
    光を発生する光源と、
    前記光源の出力を入力としその波長成分の一部を選択して出力し、かつその選択する波長を切り替えることが可能な照明光色切り替えフィルタと、
    前記遅延回路の出力を入力とし前記照明光色切り替えフィルタを前記遅延回路の出力に同期して駆動し前記照明光色切り替えフィルタの選択する波長の切り替えタイミングを前記遅延回路の出力に同期させる照明光切り替えフィルタ駆動回路と、
    前記照明光色切り替えフィルタの出力と前記画像フォーマット変換回路の出力を入力とし前記画像フォーマット変換回路の出力に従って前記照明光色切り替えフィルタの出力を変調して出力する光変調素子と、
    を備えたことを特徴とする色順次カラー方式プロジェクタ装置。
  2. 通信線路と接続されたマイクロコンピュータを備え、
    前記マイクロコンピュータが前記遅延時間制御手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の色順次カラー方式プロジェクタ装置。
  3. 垂直同期信号と前記マイクロコンピュータの出力を入力とし垂直同期信号と同期した出力用垂直同期信号を出力する出力用垂直同期信号発生回路を備え、
    前記出力用垂直同期信号発生回路の垂直同期信号と出力用垂直同期信号の位相関係が前記マイクロコンピュータによってリセットされ、前記出力用垂直同期信号発生回路の出力が垂直同期信号の代わりに前記遅延回路に入力される事を特徴とする請求項2に記載の色順次カラー方式プロジェクタ装置。
  4. 垂直同期信号を入力とし遅延して出力する遅延回路と、
    前記遅延回路の遅延時間を制御する遅延時間制御手段と、
    垂直同期信号と水平同期信号と映像信号と前記遅延回路の出力を入力とし入力された映像信号を垂直同期信号と水平同期信号に同期して取り込み画像フォーマットを変換して前記遅延回路の出力に同期して出力する画像フォーマット変換回路と、
    複数色の光を出力することが可能な複数色光源と、
    前記複数色光源を駆動する複数色光源駆動回路と、
    前記複数色光源の出力と前記画像フォーマット変換回路の出力を入力とし前記画像フォーマット変換回路の出力に従って前記照明光色切り替えフィルタの出力を変調して出力する光変調素子と、
    を備えたことを特徴とする色順次カラー方式プロジェクタ装置。

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