JP2006113811A - 帳票回覧システムおよび帳票処理ルール反映方法およびプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

帳票回覧システムおよび帳票処理ルール反映方法およびプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 承認者が設定した帳票処理ルールを帳票の入力規制ルールとして反映し、該入力規制ルールをメッセージとして画面に表示して、起票時に適正な帳票項目入力を促すこと。
【解決手段】 サーバ204が、クライアント202から設定される帳票の各項目に対する承認者毎の承認又は否認処理条件を取得し帳票処理ルールとしてルールDB208に登録しておき、前記承認者宛てに回覧される帳票をルールDB208に記憶される該承認者に対応する帳票処理ルールに応じて前記帳票を承認又は否認処理し、また、クライアント202から行われる帳票の起票時に、帳票各項目への入力を監視し、ルールDB208に記憶される各承認者に対応する帳票処理ルールを、前記帳票各項目の入力規制ルールとして反映させ、前記帳票各項目への入力値が帳票処理ルールに合致する場合には、その旨の通知を前記起票時の回覧先端末に行う構成を特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、承認者によって個別に設定された帳票処理ルールを、帳票回覧サーバが抽出し帳票への入力規制ルールとして反映させる帳票回覧システムおよび帳票処理ルール反映方法およびプログラムおよび記録媒体に関する。
従来より、電子文書(帳票)を、ある特定の規則(ルール)に従ってユーザに処理(承認や起票など)を行わせ、最終的にある業務を完結させる電子帳票回覧システム(以降システム)があった。なお、上述のルールとは、帳票に入力できる値の属性や値による帳票遷移先の分岐などを定義したものである。また、このルールは、一般的には管理者により設定されるものであり、ユーザはそのルールに沿って作業を行うといったものである。
しかし、業務内容や手順の細かい変更などで、予め設定されたルールが適用できず、システムが使用できなくなってしまうことがある。その場合、管理者にルールの変更を依頼することになるが、管理者は現場の作業手順や業務内容に必ずしも精通しているとはいえず、ユーザの意図に沿ったルールの設定が出来ない場合があった。
このような不具合を解決するものとして、特許文献1(特開平8−101817号公報)の「ワークフロー支援システム」では、ユーザごとに分散し独立して定義されたルールを集中管理し、そのルールにそって電子文書を処理させることが出来るシステムが提案されている。これにより、ユーザが直接ルールを設定することが出来るようになった。
特開平8−101817号公報
しかしながら、上記特許文献1のワークフロー支援システムでは、ユーザが設定したルールは当該ユーザしか分からない。そのため、起票するユーザ(起票者)は、帳票に入力した値で最後まで処理が正常に終了するか(ルールに則っているか)、起票時には分からない。もし起票者が、承認するユーザ(承認者)のルールに則らない値を入力してしまった場合、途中まで処理が進んだ時点で否認されてしまい、再び入力し直さなければならないという状況になる。
例えば、予め帳票に設定さているある項目の項目入力ルールとして、「500,000までしか入力できない」というものがあった場合、起票時に、該項目に対して「600,000」を入力してしまうと、途中で否認されてしまい、再度、「500,000」以下の値を入力しなおさなければならない。
そのため途中までの処理に要した時間と再入力の時間等が無駄になり、業務効率を著しく低下してしまうという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、回覧先端末から設定される帳票の各項目に対する承認者毎の承認又は否認処理条件を取得し帳票処理ルールとして記憶手段に登録しておき、前記承認者宛てに回覧される帳票を前記記憶手段に記憶される該承認者に対応する帳票処理ルールに応じて前記帳票を承認又は否認処理し、また、前記回覧先端末から行われる帳票の起票時に、帳票の各項目への入力を監視し、前記記憶手段に記憶される前記各承認者に対応する帳票処理ルールを、前記帳票の各項目の入力規制ルールとして反映させ、前記帳票各項目への入力値が帳票処理ルールに合致する場合には、その旨の通知を前記起票時の回覧先端末に行うことにより、承認者が設定した帳票処理ルールを帳票の入力規制ルールとして反映し、該入力規制ルールをメッセージとして画面に表示できるため、起票者は帳票に入力を行う時点で、入力した値により帳票が、その後にどのように処理されるか知ることができ、これにより、帳票が最終承認に行き着く途中で否認され、項目を再入力するなどの修正作業を減らすことができ、業務効率を上げることができ、また、一方、承認者は、帳票処理ルールに合致した帳票は、承認処理する必要がなく、さらに、承認者は、上述した入力規制があるため、承認すべき帳票に入力されている値をある程度予想することができ、承認時における確認の作業を軽減することができる帳票回覧システムおよび帳票処理ルール反映方法およびプログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、所定の通信媒体を介して通信可能な回覧先端末に帳票を回覧して承認又は否認する帳票回覧サーバにおいて、前記帳票の各項目に対する承認者毎の承認又は否認処理条件を帳票処理ルールとして記憶する記憶手段と、前記承認者宛てに回覧される帳票を前記記憶手段に記憶される該承認者に対応する帳票処理ルールに応じて前記帳票を承認又は否認処理する帳票処理手段と、前記回覧先端末から行われる帳票の起票時に、帳票の各項目への入力を監視し、前記記憶手段に記憶される前記各承認者に対応する帳票処理ルールを、前記帳票の各項目の入力規制ルールとして反映させ、前記帳票の各項目への入力値が帳票処理ルールに合致する場合には、その旨の通知を前記起票時の回覧先端末に行う帳票処理ルール反映手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、回覧先端末から設定される帳票の各項目に対する承認者毎の承認又は否認処理条件を取得し帳票処理ルールとして記憶手段に登録しておき、前記承認者宛てに回覧される帳票を前記記憶手段に記憶される該承認者に対応する帳票処理ルールに応じて前記帳票を承認又は否認処理し、また、前記回覧先端末から行われる帳票の起票時に、帳票の各項目への入力を監視し、前記記憶手段に記憶される前記各承認者に対応する帳票処理ルールを、前記帳票の各項目の入力規制ルールとして反映させ、前記帳票の各項目への入力値が帳票処理ルールに合致する場合には、その旨の通知を前記起票時の回覧先端末に行うので、承認者が設定した帳票処理ルールを帳票の入力規制ルールとして反映し、該入力規制ルールをメッセージとして画面に表示できるため、起票者は帳票に入力を行う時点で、入力した値により帳票が、その後にどのように処理されるか知ることができ、これにより、帳票が最終承認に行き着く途中で否認され、項目を再入力するなどの修正作業を減らすことができ、業務効率を上げることができる等の効果を奏する。
また、一方、承認者は、帳票処理ルールに合致した帳票は、承認処理する必要がなく、さらに、承認者は、上述した入力規制があるため、承認すべき帳票に入力されている値をある程度予想することができ、承認時における確認の作業を軽減することができる等の効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態を示す電子帳票回覧システムの概念を示した模式図である。
図1において、1101は起票者、1102,1103は承認者(課長),承認者(部長)を表している。
承認者1102,1103は、それぞれ自動承認(否認)のルール1104,1105を設定している。ルール1104は、帳票の項目「購入数」に「10」より小さい値が入力されていれば自動的に「承認」して、次の承認者に帳票を渡すというものである。また、ルール1105は、帳票の項目「購入額」が「100000」より大きかったら自動的に「否認」して帳票を戻すというものである。
1106〜1109は、自動承認時の帳票の流れを示したものである。1106は、起票時の画面を示している。画面1106の項目「購入数」に値(この例では「9」)を入力すると、電子帳票回覧システムは、その入力値とその項目に設定されたルールとを比較する。本実施形態では、ルール1104(帳票の項目「購入数」に「10」より小さい値が入力されていれば自動的に「承認」して次の承認者に帳票を渡す)が適用され、入力値が「9」であるのでルールが満たされる。この場合、画面1106には、メッセージ1107の様に、課長の承認は通る旨の情報が表示される。
また、画面1106の項目「購入額」に値(この例では「25000」)を入力すると、電子帳票回覧システムは、その入力値とその項目に設定されたルールとを比較する。ここでは、ルール1105(帳票の項目「購入額」が「100000」より大きかったら自動的に「否認」して帳票を戻す)が適用され、入力値が「25000」であるのでルールは満たされない。この場合、画面1106には、特にメッセージ等は表示されない。なお、ルールが定められた項目については、該項目への入力に応じて、ルールが満たされる場合も満たされない場合のいずれの場合も、該ルールに対応するメッセージを画面に表示するように構成してもよい。
そして、帳票が起票されると、電子帳票回覧システムは、帳票の回覧を制御する。そして、帳票が、承認者(課長)1102の承認ステップ1108に遷移すると、該帳票を自動的に承認し、承認者(部長)1109の承認待ち状態とする。
同様に、1110〜1114は、自動承認・否認時の帳票の流れを示したものである。1110は、起票時の画面を示している。上述した場合と同様に、画面1110の項目「購入数」に値「9」を入力すると、電子帳票回覧システムは、その入力値とその項目に設定されたルール1104とを比較し、画面1110には、メッセージ1111の様に、課長の承認は通る旨の情報が表示される。
上述した場合とは異なり、画面1110の項目「購入額」に値「125000」を入力すると、電子帳票回覧システムは、その入力値とその項目に設定されたルールとを比較し、ルール1105(帳票の項目「購入額」が「100000」より大きかったら自動的に「否認」して帳票を戻す)が適用される。入力値が「125000」であるのでルール1105が満たされる。この場合、画面1110には、メッセージ1112の様に、部長で否認される旨の情報が表示される。
そして、この状態のままで、帳票が起票されると、電子帳票回覧システムは、ステップ1113で、帳票を自動的に承認し、ステップ1114に遷移するが、このステップでは、帳票を自動的に否認して起票者に差し戻すことになる。
なお、本実施形態では、ステップ1114〜ステップ1110に自動的に帳票を差し戻しているが、動作はこれに限ったものではなく、1つ前のステップ(ステップ1113)に戻したり、ステップ1114に留めるように設定することも可能である。
このように、起票者は入力の段階(起票段階)で、値の正/不正を判断することができ、ルール上、正しく処理される(自動承認される/自動否認されない)値を入力することができるようになり、ルールに従って自動否認されてしまう帳票を起票してしまうといった無駄を取り除くことができ、また、ルールに従って自動承認される帳票を起票することができ、業務効率を向上することができる。
以下、図2を用いて、本発明の電子帳票回覧システムのシステム構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態を示す電子帳票回覧システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
本電子帳票回覧システムは、LANやWANやWWW等を単体もしくは複合されて構成されるネットワーク201に回覧先端末としてのクライアント202や電子帳票回覧サーバ(ワークフローサーバ又は単にサーバともいう)204として機能する複数のコンピュータを接続して構成されている。なお、各コンピュータのハードウェア構成は図2に示す。
各クライアント202は、ユーザインタフェース203をもち、帳票(タスク)の起票(生成)や承認処理の操作を行うことができる。サーバ204は、帳票データDB207(図6),ルールDB208(図7),帳票定義DB209(図5),回覧順序定義DB210(図8)等の定義情報を保持し、さらにワークフロー制御部205,ルール制御部206等の制御部を有している。
ワークフロー制御部205は、システム全体を統制し、起票、タスクの処理、遷移などの制御を行う。また、ルール制御部206は、ルールDB208に保持されるルールに基づくルールの適用を制御する。
以下、図3を参照して、図2に示したクライアント202,電子帳票回覧サーバ204に適用可能なコンピュータの構成について説明する。
図3は、図2に示したクライアント202,サーバ204に適用可能なコンピュータの構成の一例を示すブロック図である。
図3において、100は、クライアント202,サーバ204に適用可能なコンピュータである。101はCPUであり、このCPU101は、ROM103又は外部記憶装置104(例えば、ハードディスク,フレキシブルディスク,CD−ROM,DVD−ROM等どのような記憶装置であってもよい)に格納されたプログラムをRAM102上にロードして実行することにより、コンピュータ10全体を制御する。RAM102は、CPU101の作業領域として使用される。
108は通信インタフェースで、ネットワーク201への接続を可能とする。106は入力装置で、キーボードやマウス等のポインティングデバイス等に相当する。107は表示装置で、CRT,LCD等で構成される。
以下、図2に示したシステムの各構成要素の実装について図3を用いて説明する。
まず、図2に示したユーザインタフェース203は、クライアント202のCPUが、外部記憶装置等に格納されたプログラムをRAM上にロードして実行することにより実装されるものであり、クライアント202のCPUは、サーバ204等から受け取った(、クライアント202で生成された、又は、外部記憶装置105から読み出した)入力画面をクライアント202の表示装置に表示制御し、該入力画面へのクライアント202の入力装置を用いた入力制御を行う。
また、図2に示したワークフロー制御部205,ルール制御部206は、サーバ204のCPUが、外部記憶装置等に格納されたプログラムをRAM上にロードして実行することにより実装される。
さらに、図2に示した帳票データDB207,ルールDB208,帳票定義DB209,回覧順序定義DB210は、全て、サーバ204の外部記憶装置に構築される。
図4は、図2に示した電子帳票回覧システムを機能的な視点から説明するための機能ブロック図である。
まず、ユーザからの処理データの受け取り機能について説明する。
ユーザインタフェース203は、ユーザからの処理要求を受け付けるためのものであり、ユーザ(起票者、承認者)は、ユーザインタフェース203を用いて起票の処理や承認の処理を行い帳票に値を入力する。ユーザインタフェース203で受け付けたデータは、ワークフロー制御部205を通して各DBに書き込まれる。
また、ユーザは、ユーザインタフェース203を用いて、起票者による帳票への入力を規制するための設定(ルール)を帳票の項目単位に定義入力することができる。ユーザインタフェース203で受け付けたルールは、ワークフロー制御部205,ルール制御部206を通してルールDB208に書き込まれる。
次に、帳票へのルール適用機能について説明する。
ルール制御部206は、ルールDB208に保存されたルールを帳票入力規制として反映させる機能を有している。
ユーザインタフェース203より起票の処理が開始されると、その旨がワークフロー制御部205からルール制御部206に通知される。そして、ルール制御部206は、ワークフロー制御部205を介して帳票データDB207から帳票の構成を取得し、続いて取得した項目構成情報をもとにルールDB208から対象となるルールの情報を取得する。取得したルールは、帳票項目単位に設定されるものであり、ルール制御部206は、起票者が帳票に値を入力すると、その旨をワークフロー制御部205から受け取り、その時点でルールと比較し、ルールを満たしていればその趣旨をユーザインタフェース203に表示させる機能を持つ。
次に、各DBについて説明する。
<帳票定義DB209>
帳票定義DB209は、システム上で使用される帳票の構成を定義したものであり、そのデータ構成は帳票定義DBをコピーしたものになる。この帳票定義DB209をモデル化したものを図5に示す。
図5は、図2に示した帳票定義DB209の構成を示す図である。
図5に示すように、帳票定義DB209の列1の項目は帳票種類ID(帳票ID)で、帳票単位にユニークな番号を振り当てたものである。列2の項目はシステムIDで、帳票が処理されるシステムを表している。列3〜8の項目は、帳票に定義されている項目を表している。
これらの項目には、ルールを紐付けるために項目IDが自動的に付与される。これらの項目IDは、システムIDに「−連番」で定義される。例えば、システムIDが「S−A」の場合、列3の項目「氏名」の項目IDは、「S−A−1」となり、列4の項目「部品種類」の項目IDは「S−A−2」になる。
<帳票データDB207>
帳票データDB207は、入力された帳票のデータを保存するDBである。この帳票定義DB209をモデル化したものを図6に示す。
図6は、図2に示した帳票データDB207の構成を示す図である。
図6に示すように、帳票データDB207の列3〜8の項目には、実際に入力されたデータが保存される。
<ルールDB208>
ルールDB208は、承認者が設定した帳票処理ルールが保存されたDBである。なお、この帳票処理ルールは、起票時の帳票入力を規制するルールとしても適用される。このルールDB208をモデル化したものを図7に示す。
図7は、図2に示したルールDB208の構成を示す図である。
図7に示すように、ルールDB208の列1の項目は帳票種類ID(帳票ID)で、帳票単位にユニークな番号を振り当てたものである。列2の項目はシステムIDで、帳票が処理されるシステムを表している。列3の項目は承認者IDで、ルールを設定した承認者を示す。
列4の項目は設定番号(No)で、設定された条件ごとに自動的に割り当てられたもの(帳票の種類,システムID,承認者IDの組み合わせにおいてユニーク)であり、後述する列6の項目において条件式同士の論理演算に使用するものである。列5の項目は項目IDで、帳票の項目を識別するものである。
列6の項目は条件式で、帳票への入力を規制する条件を定義しており、例えば、行1の場合、「10より小さい」ときに条件が成立する。また、この欄には条件式同士の論理演算も設定される。その場合は列4の項目のNo,列5の項目の項目IDは、空白となる。
列7の項目はパラメータで、列6の項目の条件式が成立した場合に行う処理が定義されている。「承認」,「否認」のように帳票を直接操作する場合には、この列7の項目のパラメータに「承認」,「否認」というように記述し、帳票を操作せず入力の規制として設定する場合は「コメント:」を最初に記述し、その後ろに表示したいメッセージを記述するようになっている。
例えば、行1の場合、「コメント:」が最初に記述されているため、コメントを帳票の入力画面に表示する。また、行3,行4の場合は、入力画面に「否認」を表示し、さらに実際に承認ステップまで帳票が流れてきた場合に自動的に「否認」することを示している。
なお、このルールの設定は、承認者が入力画面(後述する図11)から行い、起票等の際の入力で、帳票の種類(帳票ID),システムID,承認者ID,帳票の項目,規制の条件を満たしたときに行う処理が設定される。
<回覧順序定義DB210>
回覧順序定義DB210は、帳票の回覧順序と回覧先を設定したDBである。定義の内容をモデル化したものを図8に示す。
図8は、図2に示した回覧順序定義DB210の構成を示す図である。
図8に示すように、回覧順序定義DB210は、列1の項目のシステムID,列2の項目の帳票ID,列3の項目のユーザID,列4の項目の処理内容,列5の項目の順番で構成されている。
列1のシステムIDは、回覧システム単位にユニークに割り当てられたものである。列2の帳票IDは回覧システムで使用される伝票の種類を表している。列3は承認や起票の処理を行う担当者を示している。
列4の項目の処理内容は担当者が行う作業内容を示しており、起票や承認がある。列5の項目の順番は回覧の順序を示したものである。
以下、図9を参照して、本発明の電子帳票回覧システムにおける処理概要を説明する。
図9は、本発明の電子帳票回覧システムにおける第1の制御処理の一例を示すフローチャートであり、本発明の電子帳票回覧システムの処理概要に対応する。なお、図中、S301はクライアント202側のステップに対応し、図2に示したクライアント202のCPUが外部記憶装置等に格納されるプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。さらに、S302〜S307はサーバ204側のステップに対応し、サーバ204のCPUが外部記憶装置等に格納されるプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。
まず、本発明の電子帳票回覧システムでは、承認者がクライアント202から自身の担当する帳票の項目値に条件を設定し、その条件にあった帳票を自動的に処理(承認や否認)させるルールを設定することから始まる。
ステップS301において、クライアント202から帳票の項目ごとにルールを設定し、該設定されたルールをサーバ204のCPUがルールDB208に格納する。
次に、帳票への入力の規制について説明する。
まず、起票者がクライアント202からサーバ204へ起票処理の開始を指示すると、ステップS302において、サーバ204のCPUは、起票処理を開始し、サーバ204は、帳票定義DB209から帳票の構成を取得して、クライアント202のモニタに帳票の形の画面を表示させる。
そして、起票者がクライアント202において表示された画面で帳票への入力を行うと、クライアント202のCPUは、該入力値,帳票の種類,帳票のシステムID,帳票項目等をサーバ204に送信する。
そして、サーバ204のCPUは、ステップS303において、クライアント202から入力された入力値,帳票の種類,帳票のシステムID,帳票項目を取得して、ルールDB208を検索し、取得したルールにもとづいて入力された値のチェックを行う。もし、値がルールの定めた条件と一致したら、サーバ204のCPUは、ルールDB208の列7の項目のパラメータに基づいて、帳票項目の入力画面に図10の1001に示すようなメッセージを、クライアント202のモニタにポップアップ表示させる。
図10は、図2に示したクライアント202のモニタに表示される起票画面の一例を示す模式図である。
図10に示すメッセージ1001は、起票画面から入力された項目の入力値がルールDB208に定義された列6の項目である条件と一致した場合に、ルールDB208の列7の項目のパラメータに基づいて、サーバ204からの指示により表示される。
1002は起票ボタンで、このボタンが指示されると、クライアント202は、起票の指示をサーバ204に送信する。1003はキャンセルボタンで、このボタンが指示されると、クライアント202は、起票画面を閉じ、起票処理を中止する。
以下、図9のフローチャートの説明に戻る。
起票者がクライアント202において起票の指示を行うと、クライアント202のCPUは、起票の指示とともに、該起票の入力値,帳票の種類,帳票のシステムID,帳票項目等をサーバ204に送信する。
すると、サーバ202のCPUは、ステップS307において、クライアント202から起票の指示と帳票項目に入力された値を受信すると、該帳票項目に入力された値を帳票データDB207に保存して起票処理を終了する。
次に、帳票の自動処理について説明する。
上述したステップS301で、承認者がルールDB208に設定したルールは帳票の自動処理を行うルールとしても使用される。
サーバ204のCPUは、ステップS305において、帳票データDB207を監視し、新しい帳票のデータを取得すると、ステップS306において、ステップS305で取得した帳票の情報と承認者のIDからルールDB208を検索してルール情報を取得する。
次に、サーバ204のCPUは、ステップS306において、ステップS305で取得したルールに沿って、ステップS304で取得した帳票の処理を行う。
例えば、Aという項目の値が10以下だったら否認するというルールが有り、実際、帳票の項目Aの入力値が10以下の値であれば、上記ルールに沿って、当該帳票は否認されることになる。以上が処理概要である。
以下、図11,図12を参照して、図9のステップS301に示したルール設定処理について説明する。
図11は、図2に示したクライアント202のモニタに表示されるルール設定画面の一例を示す模式図である。なお、図11(a)は承認者ID「A1000」の承認者が設定を行う画面に対応し、図11(b)は承認者ID「B1500」の承認者が設定を行う画面に対応する。
図12は、本発明の電子帳票回覧システムにおける第2の制御処理の一例を示すフローチャートであり、図9のステップS301に示したルール設定処理に対応する。なお、図中、S1201,S1202はクライアント202側のステップに対応し、図2に示したクライアント202のCPUが外部記憶装置等に格納されるプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。さらに、ステップS1203はサーバ204側のステップに対応し、サーバ204のCPUが外部記憶装置等に格納されるプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。
まず、ステップS1201において、承認者は、クライアント202において図11に示したルール設定画面を起動し、該ルール設定画面においてルールの設定を行う。なお、ルール設定画面は、クライアント202の外部記憶装置に格納されるものであっても、クライアント202からサーバ204に要求して取得するものであってもよい。
まず、設定は、ルール設定画面の帳票選択欄902で、帳票の種類を選ぶ。次に、項目名選択欄903で、帳票に含まれる項目のうち、ルールを設定したい項目を選ぶ。帳票選択欄902,項目名選択欄903は、それぞれプルダウンで選択できるようになっている。
続いて、条件式入力欄904で、条件を設定する。条件は帳票項目に対して、条件式で設定でき、図11(a)の例では、項目「金額」が「50,000より大きい」場合に、パラメータ入力欄905に設定された処理が行われるという条件と、項目「氏名」が「椿太郎」である場合にパラメータ入力欄905に設定された処理を行う条件が入力されている。なお、条件式の文法は最初に比較演算子を記述し、その後に比較したい値を記述する。
次にルールが適用された際の処理内容をパラメータ入力欄905に設定する。図11(a)の例では、条件式(>50000)を満たした場合、その帳票を「否認」するという設定と、条件式(=椿太郎)を満たした場合、その帳票を「否認」するという設定が成されている。
パラメータを記述するための文法は、「承認」,「否認」のように帳票を直接操作するものは「承認」,「否認」というように記述する。帳票を操作せず入力の規制として設定する場合は「コメント:」を最初に記述し、その後ろに表示したいメッセージを記述する。例えば、図11(b)に示したように「コメント:単品扱いのため高くなります(×1.5)」と記述すれば、帳票項目入力時に条件式を満たせば、「単品扱いのため高くなります(×1.5)」というポップアップ画面がクライアント202のモニタに表示される。
帳票に対し複数の条件を設定した場合は、式入力欄906に、論理演算式を設定することができる。設定はルール単位に割り当てられた設定番号(No)901の値を使用して行う。例えば、「1or2」と記述すれば設定番号(No)が「1」と「2」の論理和をとるように制御される。
また、承認者ID欄909には、サーバ204への認証時に使用した承認者IDが表示される。
そして、クライアント202で、ルール設定画面のOKボタン907が指示されると、クライアント202のCPUは、ステップS1202において、ルール設定の指示と、ルール設定画面の値をサーバ204に送信する。
すると、サーバ204のCPUは、ステップS1203において、クライアント202から送信されたルール設定画面の値をルールDB208に保存し、処理を終了する。
詳細には、選択番号欄901の値は、ルールDB208の列4の項目「設定番号(No)」に格納される。また、帳票選択欄902の値は、ルールDB208の列1の項目「帳票ID」に格納される。さらに、項目名選択欄903の値は、該項目名選択欄903の値(項目名)に対応する項目IDが帳票定義DB209より検索されて、ルールDB208の列5の項目は「項目ID」に格納される。
さらに、条件式入力欄904の値は、ルールDB208の列6の項目の「条件式」に格納される。また、パラメータ入力欄905の値は、ルールDB208の列7の項目の「パラメータ」に格納される。また、承認者ID欄909の値は、ルールDB208の列3の項目の「承認者ID」に格納される。式入力欄906の値は、ルールDB208の列6の項目の「条件式」に格納される。
なお、クライアント202で、ルール設定画面のキャンセルボタン908が指示されると、クライアント202のCPUは、ルール設定画面を閉じ、ルール設定処理を中止する。
以下、図13を参照して、本発明の電子帳票回覧システムにおける起票時のルール反映処理について説明する。
図13は、本発明の電子帳票回覧システムにおける第3の制御処理の一例を示すフローチャートであり、図9のステップS302,S303に示した起票時のルール反映に対応する。なお、図中、S407,S408はクライアント202側のステップに対応し、図2に示したクライアント202のCPUが外部記憶装置等に格納されるプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。さらに、S401〜S406はサーバ204側のステップに対応し、サーバ204のCPUが外部記憶装置等に格納されるプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。
まず、ステップS407において、起票者がクライアント202から起票を行うため帳票を選択して起票処理の開始を指示すると、サーバ204のCPUは、ステップS401において、起票者の起票処理の開始をトリガにルールを反映するための処理を開始する。
次に、サーバ204のCPUは、ステップS402において、起票処理された帳票の種類(帳票ID)とシステムIDをもとに帳票定義DB209,ルールDB208を検索して帳票定義DB209,ルールDB208のデータを取得する。
次に、サーバ204のCPUは、ステップS403において、ステップS402で取得したルールDB208の「項目ID」と帳票定義DB209の「項目ID」を比較して、同一の項目にルールDB208で設定されているルールを適用する。そして、サーバ204のCPUは、取得した帳票定義DB209のデータに基づいて、起票画面(図10)を生成すするとともに、該起票画面をクライアント202に送信してクライアント202のモニタに表示させ、該クライアント202で起票画面に入力される値を監視する。
例えば、クライアント202で、帳票ID「発注伝票」、システムID「S−A」が選択されたとすると、ここでは、図6に示した帳票定義DB209の行1列5の項目「個数」に、図7に示したルールDB208の行1列6の項目「条件式」(<10),行1列7の項目「パラメータ」(コメント:単品扱いのため高くなります(×1.5))が適用される。また、帳票定義DB209の行1列6の項目「金額」に、ルールDB208の行3列6の項目「条件式」(>50000),行3列7の項目「パラメータ」(否認)が適用される。さらに、帳票定義DB209の行1列3の項目「氏名」に、ルールDB208の行4列6の項目「条件式」(=椿太郎),行4列7の項目「パラメータ」(否認)が適用される。
そして、ステップS408において、クライアント202の起票画面で入力が行われると、該入力された値が、クライアント202からサーバ204に送信される。例えば、図10に示したように、個数に「3」が入力されると、この値は、クライアント202からサーバ204に送信される。
そして、サーバ204のCPUは、ステップS404において、クライアント202より受信した値(入力された値)が、ステップS403で適用された条件と一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合には、ステップS405において、ステップS403で適用されたパラメータ(ここでは、「単品扱いのため高くなります(×1.5)」)及び該条件に対応する承認者の情報(ルールDB208の例3の承認者ID、又は、承認者IDに対応するユーザ名を図示しないユーザDBから取得する)をクライアント202に送信し、該クライアント202のモニタに表示させる(図10の1001)。
一方、ステップS404で、サーバ204のCPUが、クライアントより受信した値(入力された値)が、ステップS403で適用された条件と一致しないと判定した場合には、そのままステップS406に進む。
つぎに、ステップS406において、サーバ204のCPUは、クライアント202で、入力終了が指示された(図10の起票ボタン1002が指示された)旨のデータをクライアントから受け取ったか否かを判定し、入力終了が指示されていないと判定した場合には、ステップS404に戻り、クライアント202で起票画面に入力される値を引き続き監視する。
一方、ステップS406で、サーバ204のCPUが、クライアント202で、入力終了が指示された(図10の起票ボタン1002が指示された)と判定した場合には、処理を終了する。
なお、この後、サーバ204のCPUは、クライアント202から送信された起票画面での入力値を起票データDB207に保存し、起票処理を終了する。
以上の処理により、図10に示した起票画面への入力が、項目に関連づけられている条件に一致した場合は、1001で示したように、ポップアップメッセージをクライアント202に表示させることにより、起票画面で入力を行っている起票者に、該項目の値の変更を促すことができる。
なお、本実施形態では、クライアント202における起票時の入力について、サーバ204でルールを適用し、ポップアップメッセージをクライアント202のモニタに表示させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、クライアント202における承認などの処理時にも、帳票項目の内容にルールを適用し、クライアント202にコメントを表示させるように構成してもよい。
以下、図14を参照して、本発明の電子帳票回覧システムにおける帳票自動処理について説明する。
図14は、本発明の電子帳票回覧システムにおける第4の制御処理の一例を示すフローチャートであり、図9のステップS305〜S307に示した帳票自動処理に対応する。なお、図中、S501〜S505はサーバ204側のステップに対応し、サーバ204のCPUが外部記憶装置等に格納されるプログラムをRAM上にロードして実行することにより実現される。
まず、ステップS501において、サーバ204のCPUは、承認者のもとに処理すべき帳票データが有るかどうかをシステムが帳票データDB207をチェックし、取得する。
そして、サーバ204のCPUは、対象となる帳票があった場合、ステップS502において、ステップS501で取得した帳票データの帳票ID(列1),システムID(列3),回覧順序定義DB210で定義される処理を担当する承認者のユーザIDをキーにルールDBを検索して取得する。
例えば、帳票ID「発注伝票」,システムID「S−A」,承認者のユーザID「A1000」の場合、設定されているルールは、ルールDB(図7)の行2に設定されているルールとなる。
このルールは、承認者「A1000」に、発注伝票という帳票が来た際に、項目ID「S−A−4(金額)」の値が「50000より大きい」場合、又は、帳票を自動的に「否認」する設定と、項目ID「S−A−1(氏名)」の値が「椿太郎」だったら「否認」するという設定になっている。なお、ルールDBの列7のパラメータに、「コメント:」で設定されているルールは帳票の自動処理においては無視されるルールとなる。
次に、ステップS503において、サーバ204のCPUは、ステップS502で取得したルールDB208の列4の「項目ID」で、帳票定義DB209を検索し、項目を取得して対象となる帳票項目を特定し(関連付け)、該特定した項目で帳票データDB207の値をチェックするように、ルールを設定する。
次に、ステップS504において、サーバ204のCPUは、ステップS501で受信した帳票データの各項目の値を、ルールDB208の論理演算式と個別のルールの条件で比較し、条件を満たしていると判定した場合には、該帳票データに対して、ルールDB208のパラメータ(列6)に設定された処理を行い、処理を終了する。例えば、帳票データDB207の行1の帳票データの場合、否認の処理が行われ、帳票が差し戻されることになる。
一方、ステップS504で、サーバ204のCPUが、ステップS501で受信した帳票データの各項目の値が、ルールDB208の論理演算式と個別のルールの条件を満たしていないと判定した場合には、そのまま処理を終了する。
なお、本実施形態では、承認者が独自に設定した帳票処理ルールに基づいて、起票時の入力値規制を制御する構成について中心に説明したが、予め帳票に設定さている項目入力ルール(例えば、500,000までしか入力できない)等を有し、この項目入力ルールにより起票時の入力値も制御するものである。
以上の構成により、予め帳票に設定さている項目入力ルール(例えば、500,000までしか入力できない)に加えて、承認者が独自に設定した帳票処理ルール(例えば、50,000以内だったら自動承認、100,000以上なら否認)を起票時の入力値規制として用いて、該帳票処理ルールの内容をメッセージ表示し、起票時に適切なデータの入力を促すようにすることができる。
その結果、起票者は入力の段階で値の承認、否認を判断することができ、その後、承認される値を入力することができるようになる。
承認者は、クライアント202より、自分が担当する帳票に対して、自動的に処理(承認、否認)する場合の条件(帳票項目の値)を帳票処理ルール(例えば帳票の項目の値が100以上だったら否認するなど)としてサーバ204に設定し、サーバ204は承認者が設定したルールを抽出し、帳票の項目と抽出したルールの情報を比較し、適用対象の項目に対しルールを付加し、該ルールを付加された帳票項目は、起票者が値を入力したときに、サーバ204がこれを取得し、該ルールに則らない値(ここでは100以上の値)を入力した場合、帳票入力画面に、その値を入力すると否認されるとのメッセージとルールを設定した承認者の情報を表示するので、承認者が設定したルールを帳票入力規制として設定し、ルールをメッセージとして画面に表示できるため、起票者は帳票に入力を行う時点で、入力した値により帳票が後にどのように処理されるか知ることができる。これにより帳票が最終承認に行き着く途中で否認され、再度値の入力を行うなどの修正作業を減らすことができ、業務効率を上げることができる。また、承認者は上記の入力規制があるため、承認すべき帳票に入力されている値をある程度予想することができ、承認時における確認の作業を軽減することができる。
なお、本実施形態では、承認者が指定するルールは、DB(ルールDB208)を利用して、ルールが設定された場合の格納とルールを適用する場合の抽出を実現しているが、ルールの所在と利用については、本発明は、これに限ったものではない。例えば、承認処理を行うクライアント端末ごとにルールを設定・格納して管理し、起票時に、関係のあるクライアント端末から、それぞれに格納された該当する全てのルールを抽出して帳票に適用させるように構成してもよい。
また、上記実施形態の各変形例を組み合わせた構成も全て、本発明に含まれるものである。
また、各クライアント202のモニタに表示される画面は、各クライアント202の外部記憶装置に格納され、各クライアント202にインストールされたアプリケーションプログラムによりモニタに表示されるように構成してもよいし、各クライアント202からサーバ204に要求して、サーバ204から取得して各クライアント202のモニタに表示するように構成してもよい。
さらに、本実施形態では、上述の図5〜図8の各種データは、サーバ204の外部記憶装置に記憶されている構成について説明したが、他の情報処理装置の記憶装置等に記憶される構成であってもよい。
また、図5〜図8の各種データの構成及びその内容は、これに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
以下、図15に示すメモリマップを参照して本発明に係る電子帳票回覧システムを構成する各情報処理装置(クライアント202,サーバ204)で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図15は、本発明に係るサーバ装置で読み取り(読み出し)可能な各種データ処理プログラムを格納する記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図9,図12,図13,図14に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
本発明の一実施形態を示す電子帳票回覧システムの概念を示した模式図である。 本発明の一実施形態を示す本発明の電子帳票回覧システムの構成の一例を示すシステム構成図である。 図2に示したクライアント,サーバに適用可能なコンピュータの構成の一例を示すブロック図である。 図2に示した電子帳票回覧システムを機能的な視点から説明するための機能ブロック図である。 図2に示した帳票定義DBの構成を示す図である。 図2に示した帳票データDBの構成を示す図である。 図2に示したルールDBの構成を示す図である。 図2に示した回覧順序定義DBの構成を示す図である。 本発明の電子帳票回覧システムにおける第1の制御処理の一例を示すフローチャートである。 図2に示したクライアントのモニタに表示される起票画面の一例を示す模式図である。 図2に示したクライアントのモニタに表示されるルール設定画面の一例を示す模式図である。 本発明の電子帳票回覧システムにおける第2の制御処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の電子帳票回覧システムにおける第3の制御処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の電子帳票回覧システムにおける第4の制御処理の一例を示すフローチャートである。 本発明に係るサーバ置で読み取り(読み出し)可能な各種データ処理プログラムを格納する記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
201 ネットワーク
202 クライアント
203 ユーザインタフェース
204 サーバ
205 ワークフロー制御部
206 ルール制御部
207 帳票データDB
208 ルールDB
209 帳票定義DB
210 回覧順序定義DB

Claims (7)

  1. 所定の通信媒体を介して通信可能な回覧先端末に帳票を回覧して承認又は否認する帳票回覧サーバにおいて、
    前記帳票の各項目に対する承認者毎の承認又は否認処理条件を帳票処理ルールとして記憶する記憶手段と、
    前記承認者宛てに回覧される帳票を前記記憶手段に記憶される該承認者に対応する帳票処理ルールに応じて前記帳票を承認又は否認処理する帳票処理手段と、
    前記回覧先端末から行われる帳票の起票時に、帳票の各項目への入力を監視し、前記記憶手段に記憶される前記各承認者に対応する帳票処理ルールを、前記帳票の各項目の入力規制ルールとして反映させ、前記帳票の各項目への入力値が帳票処理ルールに合致する場合には、その旨の通知を前記起票時の回覧先端末に行う帳票処理ルール反映手段と、
    を有することを特徴とする帳票回覧サーバ。
  2. 前記帳票処理ルール反映手段は、前記帳票の各項目への入力値が帳票処理ルールに合致する場合には、その旨と該帳票処理ルールに対応する承認者の情報の通知を前記起票時の回覧先端末に行うことを特徴とする請求項1記載の帳票回覧サーバ。
  3. 前記入力条件記憶手段に記憶される前記帳票処理ルールは、メッセージ表示条件及びメッセージを含むものであり、
    前記帳票処理ルール反映手段は、前記帳票各項目への入力値が帳票処理ルールのメッセージ条件に合致する場合には、対応するメッセージの通知を前記起票時の回覧先端末に行うことを特徴とする請求項1又は2記載の帳票回覧サーバ。
  4. 前記回覧先端末から設定される前記帳票の各項目に対する承認者毎の帳票処理ルールを取得し、前記入力条件記憶手段に登録する設定手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の帳票回覧サーバ。
  5. 所定の通信媒体を介して通信可能な回覧先端末に帳票を回覧して承認又は否認する帳票回覧サーバにおける帳票処理ルール反映方法において、
    回覧先端末から設定される帳票の各項目に対する承認者毎の承認又は否認処理条件を取得し帳票処理ルールとして記憶手段に記憶させる設定ステップと、
    前記承認者宛てに回覧される帳票を前記記憶手段に記憶される該承認者に対応する帳票処理ルールに応じて前記帳票を承認又は否認処理する帳票処理ステップと、
    前記回覧先端末から行われる帳票の起票時に、帳票の各項目への入力を監視し、前記記憶手段に記憶される前記各承認者に対応する帳票処理ルールを、前記帳票の各項目の入力規制ルールとして反映させ、前記帳票の各項目への入力値が帳票処理ルールに合致する場合には、その旨の通知を前記起票時の回覧先端末に行う帳票処理ルール反映ステップと、
    を有することを特徴とする帳票処理ルール反映方法。
  6. 請求項5に記載された帳票処理ルール反映方法を実行するためのプログラム。
  7. 請求項5に記載された帳票処理ルール反映方法を実行するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶した記録媒体。
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