JP2006113554A - 広角ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 広角端状態において広画角、あるいは大口径化が可能な固体撮像素子に好適な高性能な広角ズームレンズを提供すること。
【解決手段】 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを有し、前記第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、負レンズL12と、物体側面が物体側に凸形状の正レンズL13とを有し、前記第2レンズ群G2は、物体側より順に、正レンズL21と、負レンズL22とを有し、前記第1レンズ群G1の前記負メニスカスレンズL11の少なくとも一方の面を非球面で構成し、前記第1レンズ群G1と前記第2レンズ群G2との間隔を変化させることによって焦点距離を変化させ、所定の条件を満足する広角ズームレンズ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スチルカメラやデジタルカメラ等に最適な広角ズームレンズに関する。
CCDをはじめとする固体撮像素子を利用したいわゆるデジタルスチルカメラが、従来のフィルムカメラにかわって普及を見せている。それに伴って、3倍程度のズーム比を有し、固体撮像素子に適したズームレンズが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3参照。)。
特開平11−23967号公報 特開平2003−107348号公報 特開平2003−107352号公報
しかし、特許文献1で提案されているズームレンズは広角端状態における画角が60°程度であって、レンズの広角化を望む声に十分こたえたものとはいえなかった。
これを解決するものとして、特許文献2、特許文献3で提案されているズームレンズが知られているが、これらも広角端状態における画角が80°程度で、広角端状態におけるFナンバーが2.7程度であって、広角化や大口径化の点でいまだ不十分なものであった。
本発明は、上記課題に鑑みて行われたものであり、広角端状態において広画角、あるいは大口径化が可能な固体撮像素子に好適な高性能な広角ズームレンズを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとを有し、前記第2レンズ群は、物体側より順に、正レンズと、負レンズとを有し、前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズの少なくとも一方の面を非球面で構成し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔を変化させることによって焦点距離を変化させ、前記第1レンズ群の前記負レンズは、以下の条件を満足することを特徴とする広角ズームレンズを提供する。
67<ν12
2.05<n12+0.007×ν12
但し、ν12は前記第1レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、n12は前記第1レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率である。
また、本発明は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを有し、前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとを有し、前記第2レンズ群は、物体側から順に、最も物体側に配置された正レンズと、正レンズと負レンズを接合した接合レンズ成分と、最も像側に配置された正レンズとを有し、前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズの少なくとも一方の面と、前記第2レンズ群の前記最も物体側に配置された前記正レンズの少なくとも一方の面とを非球面で構成し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔を変化させることによって焦点距離を変化させ、前記第3レンズ群を光軸に沿って移動させることによって合焦を行い、以下の条件を満足することを特徴とする広角ズームレンズを提供する。
1.69<n11<1.83
67<ν12
2.05<n12+0.007×ν12
67<ν25
2.05<n25+0.007×ν25
但し、n11は前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、ν12は前記第1レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、n25は前記第2レンズ群の最も像側に配置された前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、ν25は前記第2レンズ群の最も像側に配置された前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数である。
また、本発明は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとを有し、前記第2レンズ群は、物体側より順に、正レンズと、負レンズとを有し、前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズの少なくとも一方の面を非球面で構成し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔を変化させることによって焦点距離を変化させ、以下の条件を満足することを特徴とする広角ズームレンズを提供する。
67<ν12
28<ν13<35
1.79<n13
但し、ν12は前記第1レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、ν13は前記第1レンズ群の前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、n13は前記第1レンズ群の前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率である。
また、本発明にかかる広角ズームレンズは、以下の条件を満足することが好ましい。
0.3<f1/r12a<1
但し、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、r12aは前記第1レンズ群の前記負レンズの物体側面の曲率半径である。
また、本発明にかかる広角ズームレンズは、以下の条件式を満足することが好ましい。
28<ν13<35
1.79<n13
但し、ν13は前記第1レンズ群の前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、n13は前記第1レンズ群の前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率である。
本発明によれば、固体撮像素子に適した、広角端の画角が86度を超えるズーム比3倍以上の高性能な広角ズームレンズ、あるいは広角端のFナンバーが2程度の明るさを有するズーム比が3倍程度の高性能な広角ズームを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態にかかる広角ズームレンズに関し説明する。
本発明の実施例にかかる広角ズームレンズは、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとを有し、第2レンズ群は、物体側から順に、最も物体側に配置された正レンズと、負レンズを有し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔を変化させることによって焦点距離を変化させる構成である。
ここで、第1レンズ群の負レンズの少なくとも一方の面を、光軸から周辺にゆくに従って屈折力が弱まるような非球面で構成することによって、レンズを広角化することで顕著に発生する広角端状態の負の歪曲収差を良好に補正している。そのため第1レンズ群を単純な3枚のレンズで構成しても良好な収差補正を達成している。
上述のように構成された広角ズームレンズにおいて、以下の条件式(1a)及び(1b)を満足する構成である。
(1a) 67<ν12
(1b) 2.05<n12+0.007×ν12
但し、ν12は前記第1レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、n12は前記第1レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率である。
条件式(1a)及び(1b)は、ズームレンズを広角化する上で、歪曲収差とともに問題となる倍率色収差の良好な補正のための条件である。第1レンズ群の負メニスカスレンズで発生する倍率色収差を抑えるため、第1レンズ群の負レンズに、低分散のガラス材料を選択することによって倍率色を良好に補正することが出来る。条件式(1a)及び(1b)の範囲を超えると80度以上の画角にわたる良好な倍率色収差の補正が困難となり好ましくない。なお、発明の効果を確実にするため、条件式(1a)の下限値を80にすることが好ましい。
また、上述のように構成された広角ズームレンズにおいて、以下の条件式(2)及び(3)を満足する構成が望ましい。
(2) 1.69<n11<1.83
(3) 2.29<n11+0.012×ν11<2.39
但し、n11は第1レンズ群の負メニスカスレンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、ν11は第1レンズ群の負メニスカスレンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数である。
非球面を製作する方法は、ガラス材料を直接切削して非球面にする切削法と、非球面の型をつくり、ガラスに転写するモールド法に大別されるが、低いコストで大量に製作するためにはモールド法で製作できることが好ましく、条件式(2)及び(3)は、この為の条件を規定している。
条件式(2)は、第1レンズ群の負メニスカスレンズの屈折率を規定するものである。条件式(2)の下限値を超えると、第1レンズ群の負メニスカスレンズの像側面の曲率半径が小さくなりすぎて、諸収差の補正が困難になるばかりか、非球面をガラスモールド技術によって製作する場合に成型が困難となる。条件式(2)の上限値を超えると、諸収差の補正には有利ではあるが、屈折率の高いガラスは総じて高価でありレンズ全体の価格が高くなりすぎる。
条件式(3)は、第1レンズ群の負メニスカスレンズをガラスモールドで製作するための条件である。モールド法で製作するためには、転移点の低いガラス材料を使う必要がある。条件式(3)の上限値を超えると諸収差の補正には有利であるが、転移点の高いガラス材料を使うことになるため、モールド法で非球面を製作することが困難になる。条件式(3)の下限値を超えると高分散のガラス材料を使うことになるため諸収差とりわけ色収差の良好な補正が困難となる。なお、発明の効果を確実にするため、条件式(3)の上限値を2.34にすることが好ましい。
また、本発明の実施の形態にかかる広角ズームレンズは、第2レンズ群の像側に正の屈折力を有する第3レンズ群を備え、第3レンズ群を光軸に沿って移動させることによって合焦を行い、以下の条件式(4)から(6)を満足することが望ましい。
(4) -1.3<f2/f1<-0.9
(5) 1.5<f3/f2<2.5
(6) 0.3<D23W/f2<0.6
但し、f1は第1レンズ群の焦点距離、f2は第2レンズ群の焦点距離、f3は第3レンズ群の焦点距離、D23Wは第2レンズ群と第3レンズ群の広角端状態における空気間隔である。
第3レンズ群の役割は、光学系全体の射出瞳位置を像面に配置された撮像素子に最適化させるいわゆるフィールドレンズと、この第3レンズ群を光軸に沿って移動させることによって合焦を行うフォーカスレンズの2つがある。このようにフォーカスレンズをズームによって移動する第1レンズ群および第2レンズ群と独立させることによって、鏡筒の構成を単純にすることが出来るため好ましい。なお、第3レンズ群をズーム動作時も移動可能にして、さらに収差補正の自由度をあげることができることは言うまでもない。
条件式(4)は、3倍以上の変倍比を確保するための条件である。条件式(4)の上限を超えると変倍比の確保が困難でありまたペッツバール和が正に過大となるため、像面湾曲の補正が困難となる。条件式(4)の下限値を超えると変倍比の確保には有利であるが、ズームレンズ系全体が大型化するため好ましくない。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(4)の上限値を−1.1にすることが好ましい。
条件式(5)は、第3レンズ群の焦点距離を規定している。条件式(5)の上限値を超えると、合焦時の第3レンズ群の移動量が大きくなってしまうため好ましくない。条件式(5)の下限値を超えると第3レンズ群の屈折力が過大で、固体撮像素子に最適な射出瞳位置にできないばかりか、ズームレンズ系の大型化を招くため好ましくない。
条件式(6)は、前記第3レンズ群の配置を規定している。条件式(6)の上限値を超えるとフィールドレンズとしての第3レンズ群の効果が減じるため好ましくない。条件式(6)の下限値を超えるとバックフォーカスが短くなり過ぎるため好ましくない。この条件式(5)および(6)の条件内であるとき、固体撮像素子に最適な射出瞳位置が得られる。
また、第3レンズ群をフォーカス群として用いる場合は、フォーカスによる色収差の変動を抑えるため、正レンズと負レンズの接合レンズとして構成するか、単レンズで構成することが望ましい。第3レンズ群を単レンズで構成する場合、第3レンズ群はd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数が70を超えるガラス材を用いることが好ましい。
また、本発明の実施の形態にかかる広角ズームレンズは、以下の条件式(7)、(8)を満足することが望ましい。
(7) 28<ν13<35
(8) 1.79<n13
但し、ν13は第1レンズ群の正レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、n13は第1レンズ群の正レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率である。
条件式(7)及び(8)は、良好な倍率色補正および諸収差の良好な補正を達成するための規定である。条件式(7)の下限値を超えると、2次の倍率色収差が増加するため、広い画角にわたる良好な倍率色収差の補正が困難である。条件式(7)上限値を超えると1次の倍率色収差の補正が困難となる。
条件式(8)の下限値を超えると、広角端状態での像面湾曲および望遠端状態でのコマ収差が悪化するため好ましくない。
また、本発明の実施の形態にかかる広角ズームレンズは、以下の条件(9)を満足することが望ましい。
(9) 0.3<f1/r12a<1
但し、r12aは第1レンズ群の負レンズの物体側面の曲率半径である。
条件式(9)は、球面収差と広い画角にわたる良好なコマ収差の補正のための規定である。条件式(9)の下限値を超えると、第1レンズ群の負レンズの物体側面の凹面の曲率が小さくなり、第1レンズ群の負メニスカスレンズで発生するコマ収差を打ち消すことができず、かつ望遠端状態における良好な球面収差の補正が困難になる。条件式(9)の上限値を超えると第1レンズ群の負レンズの物体側面の凹面の曲率が大きくなりすぎるため、かえってコマ収差の補正に破綻を来たし、かつ、広角端状態における負の歪曲収差を増加させてしまう。
また、本発明の実施の形態にかかる広角ズームレンズでは、第2レンズ群は、物体側から順に、最も物体側に配置された正レンズと、負レンズと、最も像側に配置された正レンズとを有し、最も物体側に配置された正レンズの少なくとも一方の面を非球面で構成し、以下の条件式(10a)及び(10b)を満足することが望ましい。
(10a) 67<ν25
(10b) 2.05<n25+0.007×ν25
但し、ν25は第2レンズ群の最も像側に配置された正レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、n25は第2レンズ群の最も像側に配置された正レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率である。
第2レンズ群の最も物体側の正レンズを非球面レンズで構成することによって、第2レンズ群を大型化させることなく良好な球面収差の補正ができ、また条件式(10a)及び(10b)範囲を満足することによって、望遠端状態での良好な軸上色収差の補正が得られる。なお、発明の効果を確実にするため、条件式(10a)の下限値を80にすることが好ましい。
また、本発明の実施の形態にかかる広角ズームレンズは、以下の条件式(11)、(12)を満足することが望ましい。
(11) 28<ν23<42
(12) 1.75<n23
但し、ν23は第2レンズ群の負レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、n23は第2レンズ群の負レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率である。
条件式(11)はさらに良好な軸上色収差の補正を得るためのもので、条件式(11)の上限値を超えると1次の軸上色収差の補正が困難であり、条件式(11)の下限値を超えると2次の軸上色収差の補正が困難となるため、かえって色収差を増加させてしまう。なお、本発明の効果を確実にするために、条件式(11)の下限値は30とすることが好ましい。
条件式(12)はさらに良好な球面収差補正のためのもので、条件式(12)の下限値を超えると球面収差の補正上好ましくない。
(実施例)
次に、本発明の実施の形態にかかる広角ズームレンズの各実施例について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。
図1において、本第1実施例の広角ズームレンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズのL12と、両凸形状の正レンズL13とからなり負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、フレアストッパーFSと、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL24と両凸形状の正レンズL25との接合レンズとからなり正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、両凸形状の正レンズL31と両凹形状の負レンズL32との接合レンズからなり正屈折力を持つ第3レンズ群G3とを有し、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL11の像側面と、第2レンズ群G2の正レンズL21の物体側面と、第3レンズ群G3の正レンズL31の物体側面を非球面で構成し、第3レンズ群G3と像面Iとの間に、オプチカルローパスフィルターLPFと、像面Iに配置された撮像素子DのカバーガラスCGが配置されて構成されている。開口絞りSは第2レンズ群G2と一体に移動する。
広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際し、第3レンズ群G3は像面Iに対して固定され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、遠距離物体から近距離物体への合焦は第3レンズ群G3を物体側に移動させることによって行う。
この様に構成することによって、高い性能を保ちながら広角端状態Wにおいて画角87度を超える広角化を達成している。
以下の表1に本第1実施例の広角ズームレンズの諸元の値を示す。表において、「全体諸元」中、fは焦点距離、Bfはバックフォーカス、FNoはFナンバー、2Aは画角(単位:度)、yは像高をそれぞれ表す。「レンズデータ」中、左端の数字は物体側からのレンズ面の順序、rは曲率半径、dは面間隔、νd及びndはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数及び屈折率をそれぞれ表している。なお、r=∞は平面を表している。「非球面データ」中の非球面は、光軸方向の面の深さをx、光軸と垂直方向の高さをh、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)をR、円錐係数をK、n次の非球面係数をCnとして以下の式で表され、レンズデータ中に*印を付して表記した。
x=(h2/R)/(1+(1-K*h2/R2)1/2) +C4×h4+C6×h6+C8×h8+C10×h10
データ中、例えば「E−01」は「10−1」を示す。「可変間隔データ」中、Rは撮影距離(物像間距離)、fは焦点距離、βは撮影倍率、D0は物体から第1レンズ群G1の最も物体側のレンズ面までの距離(撮影距離)、Bfはバックフォーカスをそれぞれ示す。「条件式対応値」は各条件式の対応値である。
なお、以下の全ての諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径r、面間隔dその他の長さ等は、特記の無い場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。また、単位は「mm」に限定されること無く他の適当な単位を用いることもできる。さらに、これらの記号の説明は、以降の他の実施例においても同様とする。
(表1)
「全体諸元」
f=6.28-21.00
Bf=0.99
FNo=2.67-5.13
2A=87.28-30.34
y=5.70

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 34.1403 2.0000 40.95 1.804700
* 2) 8.2723 6.0000 1.000000
3) -30.3610 1.3000 81.61 1.497000
4) 16.4423 2.0000 1.000000
5) 22.2282 2.7000 32.35 1.850260
6) -212.2667 (D1) 1.000000
7) ∞ (D2) 1.000000 フレアストッパーFS
8> ∞ 0.5000 1.000000 開口絞りS
* 9) 10.4486 2.6000 57.44 1.606020
10) -95.3055 0.6000 1.000000
11) 11.7898 3.0000 50.88 1.658440
12) -14.5069 0.9000 39.59 1.804400
13) 8.0271 0.9000 1.000000
14) 30.7399 0.9000 37.95 1.723420
15) 7.2443 2.6000 81.61 1.497000
16) -18.3656 (D3) 1.000000
*17) 14.4548 3.6000 57.44 1.606020
18) -53.0000 0.9000 23.78 1.846660
19) 167.8106 (D4) 1.000000
20) ∞ 2.7600 64.20 1.516800
21) ∞ 0.5000 1.000000
22) ∞ 0.5000 64.20 1.516800
23) ∞ (Bf) 1.000000

(非球面係数)
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.3055 1.04910E-05 2.01200E-07 -5.72700E-12 -4.78540E-12
9 0.4078 -4.74070E-07 3.26430E-08 1.15490E-08 -1.92510E-10
17 1.6047 -1.98410E-05 -4.01260E-07 1.27770E-08 -1.25530E-10

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
無限遠 無限遠 無限遠
f 6.28000 11.50000 21.00000
D0 ∞ ∞ ∞
D1 15.37846 0.30000 0.30000
D2 11.00000 10.52327 2.05746
D3 9.07667 17.55854 32.99488
D4 0.85672 0.85672 0.85672
Bf 0.99000 0.99000 0.99000

広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
R=500 R=500 R=500
β -0.01425 -0.02551 -0.04566
D0 428.4381 435.5117 428.5409
D1 15.37846 0.30000 0.30000
D2 11.00000 10.52327 2.05746
D3 8.88237 16.93567 31.08750
D4 1.05103 1.47959 2.76410
Bf 0.99000 0.99000 0.99000

「条件式対応値」
(1a) ν12 = 81.610
(1b) n12+0.007×ν12 = 2.068
(2) n11 = 1.805
(3) n11+0.012×ν11 = 2.296
(4) f2/f1 = -1.199
(5) f3/f2 = 1.604
(6) D23W/f2 = 0.485
(7) ν13 = 32.350
(8) n13 = 1.850
(9) f1/r12a = 0.514
(10a) ν25 = 81.610
(10b) n25+0.007×ν25= 2.068
(11) ν23 = 39.590
(12) n23 = 1.804
図2は本第1実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図3は本第1実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図4は本第1実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図5は本第1実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。図6は本第1実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。図7は本第1実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。
各収差図において、FNOはFナンバー、Yは像高、NAは開口数、dはd線(λ=587.6nm)、gはg線(λ=435.8nm)、FはF線(λ=486.1nm)、CはC線(λ=656.3nm)を示しており、非点収差図において実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示している。なお、これらの記号の説明は、以降の他の実施例においても同様とし説明を省略する。
各収差図から、本第1実施例の広角ズームレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第2実施例)
図8は、本発明の第2実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。
図8において、本第2実施例の広角ズームレンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL12と、両凸形状の正レンズL13とからなり負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、フレアストッパーFSと、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL24と両凸形状の正レンズL25との接合レンズからなり正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、両凸形状の正レンズL31と両凹形状の負レンズL32との接合レンズからなり正の屈折力を持つ第3レンズ群G3とを有し、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL11の像側面と、第2レンズ群G2の正レンズL21の物体側面と、第3レンズ群G3の正レンズL31の物体側面を非球面で構成し、第3レンズ群G3と像面Iとの間に、オプチカルローパスフィルターLPFと、像面Iに配置された撮像素子DのカバーガラスCGが配置されて構成されている。開口絞りSは第2レンズ群G2と一体に移動する。
広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際し、第3レンズ群G3は像面Iに対して固定され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、遠距離物体から近距離物体への合焦は前記第3レンズ群G3を物体側に移動させることによって行う。
この様に構成することによって、高い性能を保ちながら広角端状態Wにおいて画角87度を超える広角化を達成している。
以下の表2に本第2実施例の広角ズームレンズの諸元の値を示す。
(表2)
「全体諸元」
f=6.28-21.00
Bf=0.99
FNo=2.66-5.26
2A=87.27-30.37
y=5.70

(レンズデータ)
r d νd nd
1) 33.1661 2.2000 45.10 1.792480
* 2) 7.3301 6.0000 1.000000
3) -19.1000 1.4000 81.61 1.497000
4) -482.0106 2.8000 1.000000
5) 40.6647 2.4000 28.55 1.795040
6) -98.6176 (D1) 1.000000
7) ∞ (D2) 1.000000 フレアストッパーFS
8> ∞ 0.5000 1.000000 開口絞りS
* 9) 9.2906 2.6000 59.10 1.583320
10) -54.8308 0.6000 1.000000
11) 10.0228 3.0000 44.89 1.639300
12) -11.5553 0.9000 37.17 1.834000
13) 6.9627 1.0000 1.000000
14) 20.1915 0.8000 34.96 1.801000
15) 6.7448 3.0000 81.61 1.497000
16) -23.4554 (D3) 1.000000
*17) 15.7144 3.6000 57.44 1.606020
18) -50.4093 0.9000 23.78 1.846660
19) 872.6010 (D4) 1.000000
20) ∞ 2.7600 64.20 1.516800
21) ∞ 0.5000 1.000000
22) ∞ 0.5000 64.20 1.516800
23) ∞ (Bf) 1.000000

「非球面データ」
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.4651 -3.02030E-05 9.05220E-08 -4.25100E-10 -2.19430E-11
9 0.5211 0.00000E+00 2.99090E-07 1.12430E-08 -4.77380E-11
17 1.0404 -6.46170E-06 -9.35150E-08 1.59690E-08 -1.66260E-10

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
無限遠 無限遠 無限遠
f 6.28000 11.50000 21.00000
D0 ∞ ∞ ∞
D1 12.08055 0.30000 0.30000
D2 12.00000 8.80879 0.66050
D3 6.58002 14.74501 29.60466
D4 1.13716 1.13716 1.13716
Bf 0.99000 0.99000 0.99000

広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
R=500 R=500 R=500
β -0.01417 -0.02540 -0.04547
D0 431.7522 438.5592 431.8477
D1 12.08055 0.30000 0.30000
D2 12.00000 8.80879 0.66050
D3 6.38684 14.12492 27.70457
D4 1.33034 1.75725 3.03725
Bf 0.99000 0.99000 0.99000

[条件式対応値]
(1a) ν12 = 81.610
(1b) n12+0.007×ν12 = 2.068
(2) n11 = 1.792
(3) n11+0.012×ν11 = 2.334
(4) f2/f1 = -1.154
(5) f3/f2 = 1.667
(6) D23W/f2 = 0.366
(7) ν13 = 28.550
(8) n13 = 1.795
(9) f1/r12a = 0.817
(10a) ν25 = 81.610
(10b) n25+0.007×ν25= 2.068
(11) ν23 = 37.170
(12) n23 = 1.834
図9は本第2実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図10は本第2実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図11は本第2実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図12は本第2実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。図13は本第2実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。図14は本第2実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。
各収差図から、本第2実施例の広角ズームレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第3実施例)
図15は、本発明の第3実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。
図15において、本第3実施例の広角ズームレンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなり負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、フレアストッパーFSと、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL24と両凸形状の正レンズL25との接合レンズとからなり正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、両凸形状の正レンズL31と両凹形状の負レンズL32との接合レンズとからなり正の屈折力を持つ第3レンズ群G3とを有し、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL11の像側面と、第2レンズ群G2の正レンズL21の物体側面と、第3レンズ群G3の正レンズL31の物体側面を非球面で構成し、第3レンズ群G3と像面Iとの間には、オプチカルローパスフィルターLPFと、像面Iに配置された撮像素子DのカバーガラスCGが配置されて構成されている。開口絞りSは第2レンズ群G2と一体に移動する。
広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際し、第3レンズ群G3は像面Iに対して固定され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、遠距離物体から近距離物体への合焦は前記第3レンズ群G3を物体側に移動させることによって行う。
この様に構成することによって、高い性能を保ちながら広角端状態Wにおいて画角87度を超える広角化を達成している。
以下の表3に本第3実施例の広角ズームレンズの諸元の値を示す。
(表3)
「全体諸元」
f=6.28-21.00
Bf=0.99
FNo=2.68-5.14
2A=87.29-30.34
y=5.70

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 33.2600 2.2000 45.53 1.754000
* 2) 8.2752 6.4000 1.000000
3) -36.5301 1.3000 81.61 1.497000
4) 16.3217 2.2000 1.000000
5) 21.4070 2.7000 32.35 1.850260
6) 372.1116 (D1) 1.000000
7) ∞ (D2) 1.000000 フレアストッパーFS
8> ∞ 0.5000 1.000000 開口絞りS
* 9) 10.2651 2.6000 59.10 1.583320
10) -74.0767 0.6000 1.000000
11) 11.2830 3.0000 50.88 1.658440
12) -13.8170 0.9000 39.59 1.804400
13) 7.5054 0.9000 1.000000
14) 30.6648 0.9000 37.95 1.723420
15) 8.3512 2.6000 81.61 1.497000
16) -19.1954 (D3) 1.000000
*17) 15.4428 3.9000 57.44 1.606020
18) -51.2130 1.0000 23.78 1.846660
19) 452.1588 (D4) 1.000000
20) ∞ 1.7200 64.20 1.516800
21) ∞ 0.7640 1.000000
22) ∞ 0.5000 64.20 1.516800
23) ∞ (Bf) 1.000000

「非球面データ」
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.3333 1.41260E-05 2.17950E-07 5.15730E-11 1.61800E-12
9 0.3833 1.69550E-06 1.45000E-07 5.86320E-09 -4.19770E-11
17 1.2219 -4.70030E-06 -1.53280E-07 1.02090E-08 -9.81410E-11

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
無限遠 無限遠 無限遠
f 6.28000 11.50000 21.00000
D0 ∞ ∞ ∞
D1 15.89963 0.34444 0.30000
D2 11.00000 11.00000 2.57862
D3 8.79701 17.27888 32.71522
D4 1.22320 1.22320 1.22320
Bf 0.99000 0.99000 0.99000


広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
R=500 R=500 R=500
β -0.01426 -0.02553 -0.04569
D0 427.4061 434.4797 427.5089
D1 15.89963 0.34444 0.30000
D2 11.00000 11.00000 2.57862
D3 8.60257 16.65557 30.80660
D4 1.41764 1.84650 3.13182
Bf 0.99000 0.99000 0.99000

「条件式対応値」
(1a) ν12 = 81.610
(1b) n12+0.007×ν12 = 2.068
(2) n11 = 1.754
(3) n11+0.012×ν11 = 2.300
(4) f2/f1 = -1.199
(5) f3/f2 = 1.604
(6) D23W/f2 = 0.470
(7) ν13 = 32.350
(8) n13 = 1.850
(9) f1/r12a = 0.427
(10a) ν25 = 81.610
(10b) n25+0.007×ν25 = 2.068
(11) ν23 = 39.590
(12) n23 = 1.804
図16は本第3実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図17は本第3実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図18は本第3実施例にかかる広角ズークムンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図19は本第3実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。図20は本31実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。図21は本第3実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。
各収差図から、本第3実施例の広角ズームレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第4実施例)
図22は、本発明の第4実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。
図22において、本第4実施例の広角ズームレンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなり負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、両凸形状の正レンズL24とからなり正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、両凸形状の正レンズL31からなる正屈折力を持つ第3レンズ群G3とを有し、前記第1レンズ群G1の前記負メニスカスレンズL11の像側面と、前記第2レンズ群G2の前記正レンズL21の物体側面を非球面で構成し、第3レンズ群G3と像面Iとの間に、オプチカルローパスフィルターLPFと、像面Iに配置された撮像素子DのカバーガラスCGが配置されて構成されている。開口絞りSは第2レンズ群G2と一体に移動する。
広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際し、前記第3レンズ群G3は像面Iに対して固定され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、遠距離物体から近距離物体への合焦は前記第3レンズ群G3を物体側に移動させることによって行う。
この様に構成することによって、高い性能を保ちながら広角端状態Wにおいて画角78度を超える広角化を達成している。
以下の表4に本第4実施例の広角ズームレンズの諸元の値を示す。
(表4)
「全体諸元」
f=4.82-13.80
Bf=0.59
FNo=2.68-4.68
2A=78.54-30.42
y=3.75

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 29.4589 1.7000 45.45 1.750390
* 2) 6.1061 3.6000 1.000000
3) -29.9473 1.1000 81.61 1.497000
4) 8.1590 1.3445 1.000000
5) 11.6574 2.0000 32.35 1.850260
6) 95.5803 (D1) 1.000000
7> ∞ 0.4000 1.000000 開口絞りS
* 8) 7.4179 2.1000 59.10 1.583320
9) -47.5145 0.5000 1.000000
10) 9.5928 2.5000 50.88 1.658440
11) -11.8535 0.8000 32.35 1.850260
12) 5.4880 0.8000 1.000000
13) 24.5360 1.7000 81.61 1.497000
14) -12.1430 (D2) 1.000000
15) 12.0000 2.1000 70.24 1.487490
16) -161.0078 (D3) 1.000000
17) ∞ 1.5200 64.20 1.516800
18) ∞ 0.7000 1.000000
19) ∞ 0.5000 64.20 1.516800
20) ∞ (Bf) 1.000000

「非球面データ」
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.2060 5.00720E-05 4.05050E-07 -1.61780E-08 -8.34980E-10
8 0.4471 -5.92060E-05 -1.01470E-06 1.27110E-07 -4.36460E-09

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
無限遠 無限遠 無限遠
f 4.82000 8.20000 13.80000
D0 ∞ ∞ ∞
D1 16.38732 7.59421 2.50581
D2 6.53918 11.75799 20.40453
D3 1.18380 1.18380 1.18380
Bf 0.59000 0.59000 0.59000

広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
R=300 R=300 R=300
β -0.01846 -0.03073 -0.05073
D0 251.9350 255.5096 251.9514
D1 16.38732 7.59421 2.50581
D2 6.31863 11.15293 18.84424
D3 1.40435 1.78885 2.74409
Bf 0.59000 0.59000 0.59000

「条件式対応値」
(1a) ν12 = 81.610
(1b) n12+0.007×ν12 = 2.068
(2) n11 = 1.750
(3) n11+0.012×ν11 = 2.296
(4) f2/f1 = -1.200
(5) f3/f2 = 1.825
(6) D23W/f2 = 0.519
(7) ν13 = 32.350
(8) n13 = 1.850
(9) f1/r12a = 0.351
(10a) ν25 = 81.610
(10b) n25+0.007×ν25 = 2.068
(11) ν23 = 32.350
(12) n23 = 1.850
図23は本第4実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図24は本第4実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図25は本第4実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図26は本第4実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。図27は本第4実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。図28は本第4実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。
各収差図から、本第4実施例の広角ズームレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第5実施例)
図29は、本発明の第5実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。
図29において、本第5実施例の広角ズームレンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、両凸形状の正レンズL13とからなり負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、両凸形状の正レンズL24とからなり正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、両凸形状の正レンズL31からなり正屈折力を持つ第3レンズ群G3とを有し、前記第1レンズ群G1の前記負メニスカスレンズL11の像側面と、前記第2レンズ群G2の前記正レンズL21の両側面を非球面で構成し、第3レンズ群G3と像面Iとの間に、オプチカルローパスフィルターLPFと、像面Iに配置された撮像素子DのカバーガラスCGが配置されて構成されている。開口絞りSは第2レンズ群G2と一体に移動する。
広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際し、前記第3レンズ群G3は像面Iに対して固定され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、遠距離物体から近距離物体への合焦は前記第3レンズ群G3を物体側に移動させることによって行う。
この様に構成することによって、高い性能を保ちながら広角端状態Wにおいて画角78度、Fナンバー2の広角化と大口径化を同時に達成している。
以下の表5に本第5実施例の広角ズームレンズの諸元の値を示す。
(表5)
「全体諸元」
f=4.82-13.80
Bf=0.59
FNo=2.02-3.56
2A=78.84-30.39
y=3.75

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 18.1823 1.7000 45.45 1.750390
* 2) 4.9852 4.0000 1.000000
3) -12.7107 1.1000 81.61 1.497000
4) 22.0104 0.8000 1.000000
5) 18.1723 2.0000 32.35 1.850260
6) -81.0308 (D1) 1.000000
7> ∞ 0.4000 1.000000 開口絞りS
* 8) 7.9332 2.8000 59.10 1.583320
* 9) -36.7576 0.5000 1.000000
10) 11.2765 3.2000 50.88 1.658440
11) -12.1518 1.0000 32.35 1.850260
12) 5.5478 1.0000 1.000000
13) 11.4290 2.0000 81.61 1.497000
14) -18.6754 (D2) 1.000000
15) 12.0000 2.1000 70.24 1.487490
16) -161.0078 (D3) 1.000000
17) ∞ 1.5600 64.20 1.516800
18) ∞ 0.6736 1.000000
19) ∞ 0.5000 64.20 1.516800
20) ∞ (Bf) 1.000000

(非球面係数)
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.5729 -5.24110E-05 -3.08460E-06 2.03650E-07 -4.95560E-09
8 0.1420 -1.76750E-06 2.48050E-07 -1.58470E-08 -1.85000E-09
9 -0.8063 0.00000E+00 0.00000E+00 -8.18330E-08 0.00000E+00

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
無限遠 無限遠 無限遠
f 4.82000 8.20000 13.80000
D0 ∞ ∞ ∞
D1 16.37216 7.57905 2.49065
D2 5.18651 10.40532 19.05186
D3 1.18380 1.18380 1.18380
Bf 0.59000 0.59000 0.59000

広角端状態 中間焦点距離所歌 望遠端状態
R=300 R=300 R=300
β -0.01851 -0.03080 -0.05086
D0 251.3337 254.9083 251.3501
D1 16.37216 7.57905 2.49065
D2 4.96541 9.79884 17.48815
D3 1.40490 1.79028 2.74751
Bf 0.59000 0.59000 0.59000

「条件式対応値」
(1a) ν12 = 81.610
(1b) n12+0.007×ν12 = 2.068
(2) n11 = 1.750
(3) n11+0.012×ν11 = 2.296
(4) f2/f1 = -1.200
(5) f3/f2 = 1.825
(6) D23W/f2 = 0.417
(7) ν13 = 32.350
(8) n13 = 1.850
(9) f1/r12a = 0.826
(10a) ν25 = 81.610
(10b) n25+0.007×ν25 = 2.068
(11) ν23 = 32.350
(12) n23 = 1.850
図30は本第5実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図31は本第5実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図32は本第5実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図33は本第5実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。図34は本第5実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。図35は本第5実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。
各収差図から、本第5実施例の広角ズームレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第6実施例)
図36は、本発明の第6実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。
図36において、本第6実施例の広角ズームレンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、両凸形状の正レンズL13とからなり負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、両凸形状の正レンズL24とからなり正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、両凸形状の正レンズL31からなる正屈折力を持つ第3レンズ群G3とを有し、前記第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL11の像側面と、前記第2レンズ群G2の正レンズL21の両側面を非球面で構成し、第3レンズ群G3と像面Iとの間に、オプチカルローパスフィルターLPFと、像面Iに配置された撮像素子DのカバーガラスCGが配置されて構成されている。開口絞りSは第2レンズ群G2と一体に移動する。
広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際し、前記第3レンズ群G3は像面Iに対して固定され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、遠距離物体から近距離物体への合焦は前記第3レンズ群G3を物体側に移動させることによって行う。
この様に構成することによって、高い性能を保ちながら広角端状態Wにおいて画角78度、Fナンバー2の広角化と大口径化を同時に達成している。
以下の表6に本第6実施例の広角ズームレンズの諸元の値を示す。
(表6)
「全体諸元」
f=4.82-13.80
Bf=0.59
FNo=2.03-3.58
2A=78.77-30.40
y=3.75

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 19.0104 1.7000 40.71 1.806100
* 2) 5.4059 4.0000 1.000000
3) -14.7423 1.1000 81.61 1.497000
4) 12.4554 0.8740 1.000000
5) 14.8187 2.0000 32.35 1.850260
6) -97.2782 (D1) 1.000000
7> ∞ 0.4000 1.000000 開口絞りS
* 8) 7.8398 2.8000 59.10 1.583320
* 9) -41.2748 0.5000 1.000000
10) 10.7039 3.2000 50.88 1.658440
11) -10.3436 1.0000 32.35 1.850260
12) 5.4652 1.0000 1.000000
13) 11.5063 2.0000 81.61 1.497000
14) -17.7898 (D2) 1.000000
15) 12.0000 2.1000 70.24 1.487490
16) -161.0078 (D3) 1.000000
17) ∞ 1.5600 64.20 1.516800
18) ∞ 0.6736 1.000000
19) ∞ 0.5000 64.20 1.516800
20) ∞ (Bf) 1.000000

「非球面データ」
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.5736 -5.62290E-05 -2.46600E-06 1.50360E-07 -3.98820E-09
8 0.2149 4.41340E-06 3.92900E-07 6.89060E-09 -1.48210E-09
9 0.5484 0.00000E+00 0.00000E+00 -4.79320E-08 0.00000E+00

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
無限遠 無限遠 無限遠
f 4.82000 8.20000 13.80000
D0 ∞ ∞ ∞
D1 16.37898 7.58587 2.49747
D2 5.12924 10.34805 18.99459
D3 1.18380 1.18380 1.18380
Bf 0.59000 0.59000 0.59000

広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
R=300 R=300 R=300
β -0.01851 -0.03081 -0.05086
D0 251.3101 254.8848 251.3265
D1 16.37898 7.58587 2.49747
D2 4.90812 9.74152 17.43077
D3 1.40492 1.79033 2.74762
Bf 0.59000 0.59000 0.59000

「条件式対応値」
(1a) ν12 = 81.610
(1b) n12+0.007×ν12 = 2.068
(2) n11 = 1.806
(3) n11+0.012×ν11 = 2.295
(4) f2/f1 = -1.200
(5) f3/f2 = 1.825
(6) D23W/f2 = 0.407
(7) ν13 = 32.350
(8) n13 = 1.850
(9) f1/r12a = 0.712
(10a) ν25 = 81.610
(10b) n25+0.007×ν25 = 2.068
(11) ν23 = 32.350
(12) n23 = 1.850
図37は本第6実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図38は本第6実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図39は本第6実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図40は本第6実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。図41は本第6実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。図42は本第6実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。
各収差図から、本第6実施例の広角ズームレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第7実施例)
図43は、本発明の第7実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。
図43において、本第7実施例の広角ズームレンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、両凸形状の正レンズL13とからなり負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、両凸形状の正レンズL24とからなり正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、両凸形状の正レンズL31からなり正の屈折力を持つ第3レンズ群G3とを有し、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL11の像側面と第2レンズ群G2の正レンズL21の両側面を非球面で構成し、第3レンズ群G3と像面Iとの間に、オプチカルローパスフィルターLPFと、像面Iに配置された撮像素子DのカバーガラスCGが配置されて構成されている。開口絞りSは第2レンズ群G2と一体に移動する。
広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際し、前記第3レンズ群G3は像面Iに対して固定され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、遠距離物体から近距離物体への合焦は前記第3レンズ群G3を物体側に移動させることによって行う。
この様に構成することによって、高い性能を保ちながら広角端状態Wにおいて画角78度、Fナンバー2の広角化と大口径化を同時に達成している。
以下の表7に本第7実施例の広角ズームレンズの諸元の値を示す。
(表7)
「全体諸元」
f=4.82-13.80
Bf=0.59
FNo=2.06-3.67
2A=78.46-30.38
y=3.75

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 19.6939 1.7000 40.71 1.806100
* 2) 4.9596 4.4000 1.000000
3) -11.1711 1.1000 81.61 1.497000
4) 85.2333 0.4000 1.000000
5) 22.5694 2.0000 28.55 1.795040
6) -40.6177 (D1) 1.000000
7> ∞ 0.4000 1.000000 開口絞りS
* 8) 7.3329 2.8000 59.10 1.583320
* 9) -30.8245 0.5000 1.000000
10) 12.5402 3.2000 50.88 1.658440
11) -9.7058 1.0000 32.35 1.850260
12) 5.2879 1.0000 1.000000
13) 10.2204 2.0000 81.61 1.497000
14) -21.6971 (D2) 1.000000
15) 12.0000 2.1000 70.24 1.487490
16) -161.0078 (D3) 1.000000
17) ∞ 1.5600 64.20 1.516800
18) ∞ 0.6736 1.000000
19) ∞ 0.5000 64.20 1.516800
20) ∞ (Bf) 1.000000

「非球面データ」
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.5938 -1.53120E-04 -2.21640E-06 1.12180E-07 -6.37070E-09
8 0.1952 -7.25910E-07 3.13990E-07 -1.43530E-08 -2.73140E-09
9 -5.4842 0.00000E+00 0.00000E+00 -1.14450E-07 0.00000E+00

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
無限遠 無限遠 無限遠
f 4.82000 8.20000 13.80000
D0 ∞ ∞ ∞
D1 16.39079 7.59768 2.50928
D2 4.88456 10.10337 18.74991
D3 1.18380 1.18380 1.18380
Bf 0.59000 0.59000 0.59000

広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
R=300 R=300 R=300
β -0.01851 -0.03081 -0.05088
D0 251.6170 255.1917 251.6334
D1 16.39079 7.59768 2.50928
D2 4.66338 9.49667 17.18567
D3 1.40498 1.79050 2.74804
Bf 0.59000 0.59000 0.59000

「条件式対応値」
(1a) ν12 = 81.610
(1b) n12+0.007×ν12 = 2.068
(2) n11 = 1.806
(3) n11+0.012×ν11 = 2.295
(4) f2/f1 = -1.200
(5) f3/f2 = 1.825
(6) D23W/f2 = 0.388
(7) ν13 = 28.550
(8) n13 = 1.795
(9) f1/r12a = 0.940
(10a) ν25 = 81.610
(10b) n25+0.007×ν25 = 2.068
(11) ν23 = 32.350
(12) n23 = 1.850
図44は本第7実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図45は本第7実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図46は本第7実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図47は本第7実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。図48は本第7実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。図49は本第7実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。
各収差図から、本第7実施例の広角ズームレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第8実施例)
図50は、本発明の第8実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。
図50において、本第8実施例の広角ズームレンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズのL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13からなり負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL24とからなり正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、両凸形状の正レンズL31と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32の接合レンズからなり正の屈折力を持つ第3レンズ群G3とを有し、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL11の像側面と、第2レンズ群G2の両凸形状の正レンズL21の両側面と、第3レンズ群G3の両凸形状の正レンズL31の物体側面を非球面で構成し、第3レンズ群G3と像面Iとの間に、オプチカルローパスフィルターLPFと、像面Iに配置された撮像素子DのカバーガラスCGが配置されて構成されてる。
広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際し、第3レンズ群G3は像面Iに対して固定され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、遠距離物体から近距離物体への合焦は第3レンズ群G3を物体側に移動させることによって行う。
この様に構成することによって、高い性能を保ちながら広角端状態Wにおいて画角78度を超える広角化を達成している。
以下の表8に本第8実施例の広角ズームレンズの諸元の値を示す。
(表8)
「全体諸元」
f=6.28-12.4
Bf=0.99
FNo=2.04-2.89
2A=86.33-50.65
y=5.70

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 21.0338 1.5000 45.53 1.754000 L11
*2) 5.9416 5.2000 1.000000
3) -28.1184 1.0000 81.61 1.497000
4) 22.1020 0.8000 1.000000
5) 17.1037 2.3000 32.35 1.850260
6) 253.0880 (D1) 1.000000
7> ∞ 0.5000 1.000000 開口絞りS
*8) 8.9736 3.0000 59.10 1.583320
*9) -19.9349 0.5000 1.000000
10) 21.6625 3.2063 65.47 1.603000
11) -55.7030 0.8000 28.55 1.795040
12) 7.3512 1.0000 1.000000
13) -34.8392 2.1000 81.61 1.497000
14) -8.9814 (D2) 1.000000
*15) 17.9579 3.5000 59.10 1.583320
16) -27.1609 1.0000 22.76 1.808090
17) -86.6139 (D3) 1.000000
18) ∞ 1.7200 64.20 1.516800
19) ∞ 0.7071 1.000000
20) ∞ 0.5000 64.20 1.516800
21) ∞ (Bf) 1.000000

「非球面データ」
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.5536 -2.18410E-05 -1.95960E-07 1.22630E-08 -4.59840E-10

8 0.6024 -1.24750E-04 1.00080E-07 0.00000E+00 0.00000E+00
9 -10.3826 1.86130E-05 7.55990E-07 0.00000E+00 0.00000E+00
15 2.7379 0.00000E+00 0.00000E+00 0.00000E+00 0.00000E+00

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
無限遠 無限遠 無限遠
f 6.28000 8.20000 12.40000
D0 ∞ ∞ ∞
D1 14.15840 8.64853 2.54436
D2 3.87203 6.60367 12.57914
D3 2.43436 2.43436 2.43436
Bf 0.99000 0.99000 0.99000

広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
R=500 R=500 R=500
β -0.01369 -0.01777 -0.02672
D0 449.2115 451.9900 452.1188
D1 14.15840 8.64853 2.54436
D2 3.69081 6.29856 11.89831
D3 2.61558 2.73947 3.11519
Bf 0.99000 0.99000 0.99000

「条件式対応値」
(1a) ν12 = 81.610
(1b) n12+0.007×ν12 = 2.068
(2) n11 = 1.754
(3) n11+0.012×ν11 = 2.300
(4) f2/f1 = -1.000
(5) f3/f2 = 2.069
(6) D23W/f2 = 0.267
(7) ν13 = 32.350
(8) n13 = 1.850
(9) f1/r12a = 0.516
(10a) ν25 = 81.610
(10b) n25+0.007×ν25 = 2.068
(11) ν23 = 28.550
(12) n23 = 1.795
図51は本第8実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図52は本第8実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図53は本第8実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図54は本第8実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。図55は本第8実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。図56は本第8実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。
各収差図から、本第8実施例の広角ズームレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
(第9実施例)
図57は、本発明の第9実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。
図57において、本第9実施例の広角ズームレンズは、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、両凹形状の負レンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13からなり負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、フレアストッパーFSと、開口絞りSと、両凸形状の正レンズL21と、両凸形状の正レンズL22と両凹形状の負レンズL23との接合レンズと、両凸形状の正レンズL24とからなり正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、両凸形状の正レンズL31と両凹形状の負レンズL32との接合レンズからなり正の屈折力を持つ第3レンズ群G3とを有し、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL11の像側面と、第2レンズ群G2の両凸形状の正レンズL21の物体側面と、第3レンズ群G3の両凸形状の正レンズL31の物体側面を非球面で構成し、第3レンズ群G3と像面Iとの間には、プチカルローパスフィルターLPFと、像面Iに配置された撮像素子DのカバーガラスCGが配置されて構成されている。
広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍に際し、第3レンズ群G3は像面Iに対して固定され、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2が移動し、遠距離物体から近距離物体への合焦は第3レンズG3を物体側に移動させることによって行う。
この様に構成することによって、高い性能を保ちながら広角端状態Wにおいて画角78度を超える広角化を達成している。
以下の表9に本第9実施例の広角ズームレンズの諸元の値を示す。
(表9)
「全体諸元」
f=6.28-21.0
Bf=0.99
FNo=2.68-5.15
2A=87.30-30.34
y=5.70

「レンズデータ」
r d νd nd
1) 33.2600 2.2000 45.53 1.754000
*2) 8.2752 6.4000 1.000000
3) -36.5301 1.3000 81.61 1.497000
4) 16.3217 2.2000 1.000000
5) 21.4070 2.7000 32.35 1.850260
6) 372.1116 (D1) 1.000000
7) ∞ (D2) 1.000000 フレアストッパーFS
8> ∞ 0.5000 1.000000 開口絞りS
*9) 11.0529 2.6000 59.10 1.583320
10) -63.4954 0.6000 1.000000
11) 18.0254 5.1998 40.11 1.762000
12) -46.1146 0.9000 28.27 2.003300
13) 8.6064 0.9000 1.000000
14) 29.3683 2.2000 81.61 1.497000
15) -17.4089 (D3) 1.000000
*16) 15.4428 3.9000 57.44 1.606020
17) -51.2130 1.0000 23.78 1.846660
18) 452.1588 (D4) 1.000000
19) ∞ 1.7200 64.20 1.516800
20) ∞ 0.7640 1.000000
21) ∞ 0.5000 64.20 1.516800
22) ∞ (Bf) 1.000000

「非球面データ」
面 K C 4 C 6 C 8 C10
2 0.3333 1.41260E-05 2.17950E-07 5.15730E-11 1.61800E-12
9 -0.0149 1.69550E-06 -7.17640E-08 3.04410E-09 -4.19770E-11
16 1.2219 -4.70030E-06 -1.53280E-07 1.02090E-08 -9.81410E-11

「可変間隔データ」
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
無限遠 無限遠 無限遠
f 6.28000 11.50000 21.00000
D0 ∞ ∞ ∞
D1 15.89963 0.34444 0.30000
D2 11.03712 11.03712 2.61574
D3 8.57560 17.05747 32.49381
D4 1.22320 1.22320 1.22320
Bf 0.99000 0.99000 0.99000

広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
R=500 R=500 R=500
β -0.01426 -0.02553 -0.04569
D0 427.4061 434.4797 427.5089
D1 15.89963 0.34444 0.30000
D2 11.03712 11.03712 2.61574

D3 8.38085 16.43321 30.58245
D4 1.41795 1.84746 3.13456
Bf 0.99000 0.99000 0.99000

「条件式対応値」
(1a) ν12 = 81.610
(1b) n12+0.007×ν12 = 2.068
(2) n11 = 1.754
(3) n11+0.012×ν11 = 2.300
(4) f2/f1 = -1.199
(5) f3/f2 = 1.604
(6) D23W/f2 = 0.459
(7) ν13 = 32.350
(8) n13 = 1.850
(9) f1/r12a = 0.427
(10a) ν25 = 81.610
(10b) n25+0.007×ν25 = 2.068
(11) ν23 = 28.270
(12) n23 = 2.003
図58は本第9実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図59は本第9実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図60は本第9実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。図61は本第9実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。図62は本第9実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。図63は本第9実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。
各収差図から、本第9実施例の広角ズームレンズは、諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
なお、本発明の実施例として、3群構成のレンズ系を示したが、該3群に付加レンズ群を加えただけのレンズ系も本発明の効果を内在した同等のレンズ系であることは言うまでもない。また、各レンズ群内の構成においても、実施例の構成に付加レンズを加えただけのレンズ群も本発明の効果を内在した同等のレンズ群であることは言うまでもない。
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
本発明の第1実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。 本第1実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第1実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第1実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第1実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本第1実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本第1実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本発明の第2実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。 本第2実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第2実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第2実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第2実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本第2実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本第2実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本発明の第3実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。 本第3実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第3実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第3実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第3実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本第3実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本第3実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本発明の第4実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。 本第4実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第4実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第4実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第4実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本第4実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本第4実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本発明の第5実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。 本第5実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第5実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第5実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第5実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本第5実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本第5実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本発明の第6実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。 本第6実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第6実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第6実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第6実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本第6実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本第6実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本発明の第7実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。 本第7実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第7実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第7実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第7実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本第7実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本第7実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=300mmにおける諸収差図を示す。 本発明の第8実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。 本第8実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第8実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第8実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第8実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本第8実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本第8実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本発明の第9実施例にかかる広角ズームレンズのレンズ構成を示す。 本第9実施例にかかる広角ズームレンズの広角端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第9実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第9実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端状態における無限遠焦点距離の諸収差図を示す。 本第9実施例にかかる広角ズームレンズの広角端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本第9実施例にかかる広角ズームレンズの中間焦点距離撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。 本第9実施例にかかる広角ズームレンズの望遠端撮影距離R=500mmにおける諸収差図を示す。
符号の説明
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
FS フレアストッパー
S 開口絞り
LPF オプチカルローパスフィルター
CG カバーガラス
D 撮像素子
I 像面

Claims (11)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとを有し、前記第2レンズ群は、物体側より順に、正レンズと、負レンズとを有し、前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズの少なくとも一方の面を非球面で構成し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔を変化させることによって焦点距離を変化させ、前記第1レンズ群の前記負レンズは、以下の条件を満足することを特徴とする広角ズームレンズ。
    67<ν12
    2.05<n12+0.007×ν12
    但し、
    ν12:前記第1レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、
    n12:前記第1レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、
    である。
  2. 前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズは、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の広角ズームレンズ。
    1.69<n11<1.83
    2.29<n11+0.012×ν11<2.39
    但し、
    n11:前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、
    ν11:前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、
    である。
  3. 前記第2レンズ群の像側に正の屈折力を有する第3レンズ群を備え、前記第3レンズ群を光軸に沿って移動させることによって合焦を行い、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の広角ズームレンズ。
    -1.3<f2/f1<-0.9
    1.5<f3/f2<2.5
    0.3<D23W/f2<0.6
    但し、
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離、
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離、
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離、
    D23W:前記第2レンズ群と前記3レンズ群の広角端状態における空気間隔、
    である。
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の広角ズームレンズ。
    28<ν13<35
    1.79<n13
    但し、
    ν13:前記第1レンズ群の前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、
    n13:前記第1レンズ群の前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、
    である。
  5. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の広角ズームレンズ。
    0.3<f1/r12a<1
    但し、
    r12a:前記第1レンズ群の前記負レンズの物体側面の曲率半径、
    である。
  6. 前記第2レンズ群は、物体側から順に、最も物体側に配置された前記正レンズと、前記負レンズと、最も像側に配置された正レンズとを有し、前記最も物体側に配置された前記正レンズの少なくとも一方の面を非球面で構成し、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の広角ズームレンズ。
    67<ν25
    2.05<n25+0.007×ν25
    但し、
    ν25:前記最も像側に配置された前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、
    n25:前記最も像側に配置された前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、
    である。
  7. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項6に記載の広角ズームレンズ。
    28<ν23<42
    1.75<n23
    但し、
    ν23:前記第2レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、
    n23:前記第2レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、
    である。
  8. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを有し、前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとを有し、前記第2レンズ群は、物体側から順に、最も物体側に配置された正レンズと、正レンズと負レンズを接合した接合レンズ成分と、最も像側に配置された正レンズとを有し、前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズの少なくとも一方の面と、前記第2レンズ群の前記最も物体側に配置された前記正レンズの少なくとも一方の面とを非球面で構成し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔を変化させることによって焦点距離を変化させ、前記第3レンズ群を光軸に沿って移動させることによって合焦を行い、以下の条件を満足することを特徴とする広角ズームレンズ。
    1.69<n11<1.83
    67<ν12
    2.05<n12+0.007×ν12
    67<ν25
    2.05<n25+0.007×ν25
    但し、
    n11:前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、
    ν12:前記第1レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、
    n25:前記第2レンズ群の最も像側に配置された前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、
    ν25:前記第2レンズ群の最も像側に配置された前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、
    である。
  9. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項8に記載の広角ズームレンズ。
    0.3<f1/r12a<1
    但し、
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離、
    r12a:前記第1レンズ群の前記負レンズの物体側面の曲率半径、
    である。
  10. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項8または9に記載の広角ズームレンズ。
    28<ν13<35
    1.79<n13
    但し、
    ν13:前記第1レンズ群の前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、
    n13:前記第1レンズ群の前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、
    である。
  11. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、前記第1レンズ群は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズとを有し、前記第2レンズ群は、物体側より順に、正レンズと、負レンズとを有し、前記第1レンズ群の前記負メニスカスレンズの少なくとも一方の面を非球面で構成し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔を変化させることによって焦点距離を変化させ、以下の条件を満足することを特徴とする広角ズームレンズ。
    67<ν12
    28<ν13<35
    1.79<n13
    但し、
    ν12:前記第1レンズ群の前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、
    ν13:前記第1レンズ群の前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)におけるアッベ数、
    n13:前記第1レンズ群の前記正レンズのd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、
    である。
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