JP2006113158A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 補正セルによって縞模様が生じてしまうことで、本発明の目的は該縞模様を除去することで表示品質の向上を計ることである。
【解決手段】 対向する基板間に電気光学変換部材を封止し、情報内容を表示する第1のパネルと、対向する基板間に電気光学変換部材を封止し、第1パネルの光学特性を補償する第2のパネルとを有する表示装置において、前記第2のパネルの基板の前記電気光学変換部材側に光散乱層を設けた。また光散乱層に凸凹もしくは切り欠きもしくはスリットを設け、基板製造時に基板を引き延ばす方向を横切る方向に該凸凹もしくは切り欠きもしくはスリットの方向を設定した。さらに前記光散乱層を、表示装置を暖めるヒーターの部材とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は表示装置、特に駆動セルの光学特性を補償する補正セルを備えた液晶表示装置の表示品質の改善に関する。
STN液晶表示装置においては、情報内容を表示するための駆動セルの着色を防ぐため光学特性の補償をする必要がある。
例えば携帯電話のような通常の電子機器では、表示装置の小型化、安価化のため光学フィルムで光学特性の補償を行っているが、例えば−20℃〜+80℃というような広い温度範囲でSTN液晶表示装置を用いる場合、光学フィルムでは補償特性が広い温度範囲すべてに追随出来ないため、前記駆動セルの光学特性補償を液晶セルを用いて行っている。
図9は液晶セルで駆動セルの光学特性補償を行う従来の表示装置構造の断面図である。
図9(a)において、上側透明基板10、下側透明基板12,上側透明基板10上の駆動電極14、下側透明基板12上の駆動電極16,上側透明基板10と下側透明基板12とで狭持された電気光学変換部材である液晶物質層18から成る第1のパネル20が情報内容を表示する。
第1のパネル側の透明基板22,他方の側の透明基板24,第1のパネル側の透明基板22と他方の側の透明基板24とで狭持された電気光学変換部材である液晶物質層26から成る第2のパネル28が駆動セルである第1のパネル20の光学特性の補償を行う。
30は上側偏光板、32は下側偏光板で、光源36と導光板34とから成る照明部が第1のパネル20,第2のパネル28とを照明している。
このような補正セルである第2のパネル28の光学特性補償作用については特許文献1の図22及びパラグラフ0043−0046で詳述されている。
なお以下の図において、同様の部材には同様の番号を付している。
図9(b)は図9(a)における第1のパネル20と第2のパネル28との位置を入れ替えた例を示したもので、このように第1のパネル20と第2のパネル28とはどちらが視認側に置かれても良い。
図9の構成では第1のパネルの上側透明基板10と第2のパネルの第1のパネル側の透明基板22との間隔dの不均一さに伴う表示品質問題があった。すなわち距離dの不均一さによって干渉縞が生じて視認されてしまい、表示装置の表示品質の低下を招くという問題があった。このような問題は第1のパネル20と第2のパネル28との間に光散乱層を設けるという手段で解決されている。
ところが新たな問題が発生している。それは図9の構成の表示装置を構成した時、図2(a)に示したような木目状の縞模様もしくは図2(b)に示したような木目模様の半分のような縞模様が現れてしまうことである。この縞模様は第1のパネル20と第2のパネル28との間隔dを変えても変化しないため、間隔dに起因する縞模様ではないことがわかった。
この原因を探るため、透明基板の製造方法を調べてみると、STN液晶パネルは透明基板の材料としてソーダガラスを用いるのが一般的であるが、ソーダガラスの製法の主流はフロート法となっている。フロート法によっても他の方法によってもガラスを引き延ばす
工程があり、図2で示した縞模様の方向Xはガラスを引き延ばす方向とほぼ一致していることがわかった。
特開2001−091949
解決しようとする課題は補正セルによって縞模様が生じてしまうことで、そこで本発明の目的は該縞模様を除去することで表示品質の向上を計ることである。
対向する基板間に電気光学変換部材を封止し、情報内容を表示する第1のパネルと、対向する基板間に電気光学変換部材を封止し、第1パネルの光学特性を補償する第2のパネルとを重ねた構成を有する表示装置において、前記第2のパネルの基板の前記電気光学変換部材側に光散乱層を設けたことを特徴とする。
さらに、前記電気光学変換部材の駆動電極が前記第1のパネルに設けられていることを特徴とする。
さらに、前記光散乱層が前記第2のパネルの前記第1のパネル側の基板に設けられていることを特徴とする。
さらに、前記光散乱層は樹脂に光散乱粒子を混入させた構成を成すことを特徴とする。
さらに、前記光散乱層は前記第2のパネルの少なくとも一方の基板表面をケミカルエッチングして形成された前記光散乱層であることを特徴とする。
さらに、前記第2のパネルの対向する前記基板の少なくとも一方の前記基板には、前記光散乱層としての凸凹をなす透明電極膜が配設されることを特徴とする。
さらに、前記透明電極膜の凸凹が、該透明電極膜に切り欠きもしくはスリットを設けてなることを特徴とする。
さらに、前記透明電極膜に設けられる切り欠きもしくはスリットが線状あるいは長方形状あるいは長円形状をなし、前記切り欠きもしくはスリットの長手方向が第2のパネルの基板の基板製造時に基板を引き延ばす方向を横切る方向に設けたことを特徴とする。
さらに、前記第2のパネルの基板がフロート法によって製造されたガラスであることを特徴とする。
さらに、前記電気光学変換部材が液晶物質であることを特徴とする。
さらに、表示装置を暖めるための第2のパネルに配設されるヒーター用の部材を前記光散乱層として用いたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために用いる本発明の手段は、電気光学変換部材を駆動する第1のパネルである駆動パネルと、該駆動パネルの光学特性を補償する第2のパネルであ
る補正パネルを重ねてなる表示装置において、前記補正パネルはフロート製法で製造された第1ガラス基板と第2ガラス基板の間に前記電気光学変換部材を封止しており、少なくとも一方の前記ガラス基板の前記電気光学変換部材側の面上には、前記フロート製法での製造時にガラス基板が延ばされる方向と直交する方向のストライプ形状あるいは長方形状あるいは長円形状を有する光散乱層を配設したことを特徴とする。
さらに、前記電気光学変換部材が液晶物質であることを特徴とする。
さらに、表示装置を暖めるための第2のパネルに配設されるヒーター用の部材を前記光散乱層として用いたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために用いる本発明の手段は、対向するガラス基板間に液晶物質を封止し、情報内容を表示する第1のパネルと、対向するガラス基板間に液晶物質を封止し、第1パネルの光学特性を補償する第2のパネルとを有し、該ガラス基板の製造時に該ガラスを引き延ばす方向に沿って光学的に縞模様を生じる表示装置において、前記第2のパネルのガラス基板の前記液晶物質側に、ストライプ形状あるいは長方形状あるいは長円形状の凸凹もしくはスリットもしくは切り欠きの長手方向が前記縞模様とほぼ直交する方向に配設されることを特徴とする。
さらに、表示装置を暖めるための第2のパネルに配設されるヒーター用の部材を前記光散乱層として用いたことを特徴とする。
本発明によれば、補正セルによる縞模様を除去することが出来、表示品質が向上するとの大きな効果がある。
対向する基板間に電気光学変換部材を封止し、情報内容を表示する第1のパネルと、対向する基板間に電気光学変換部材を封止し、第1パネルの光学特性を補償する第2のパネルとを有する表示装置において、前記第2のパネルの基板の前記電気光学変換部材側に光散乱層を設けた。また光散乱層に凸凹もしくは切り欠きもしくはスリットを設け、基板製造時に基板を引き延ばす方向を横切る方向に該切り欠きもしくはスリットの方向を設定した。さらに前記光散乱層を、表示装置を暖めるヒーターの部材とした。
図1は本発明による表示装置の第1の実施例を示す断面図である。
図1において、上側透明基板10、下側透明基板12,上側透明基板10上の駆動電極14、下側透明基板12上の駆動電極16,上側透明基板10と下側透明基板12とで狭持された電気光学変換部材である液晶物質層18から成る第1のパネル20が情報内容を表示する。符号Aは観察者あるいは視認側を表している。この視認側から表示装置を見る。
第1のパネル側の透明基板22,他方の側の透明基板24,第1のパネル側の透明基板22上の光散乱層56、第1のパネル側の透明基板22と他方の側の透明基板24とで狭持された電気光学変換部材である液晶物質層26から成る第2のパネル28が駆動セルである第1のパネル20の光学特性の補償を行う。
30は上側偏光板、32は下側偏光板で、光源36と導光板34とから成る照明部が第1のパネル20,第2のパネル28とを照明している。
図示していないが各基板の液晶側の面には配向膜が塗布されている。
本発明においては、光散乱層56が第2のパネル28の電気光学変換部材である液晶物質層26側に設けられていることを特徴としている。さらに光散乱層56は第2のパネル
28の第1のパネル側の透明基板22に設けられている。このような位置に設けることにより効果的に前記縞模様を除去出来ることがわかった。
図1(b)は図1(a)における第1のパネル20と第2のパネル28との位置を入れ替えた例を示したもので、このように第1のパネル20と第2のパネル28とはどちらが視認側に置かれても良い。図1(b)の場合も光散乱層56は第2のパネル28の電気光学変換部材である液晶物質層26側に設けられて、かつ第2のパネル28の第1のパネル側の透明基板22に設けられている。
このように本発明においては、光散乱層56を第2のパネル28の電気光学変換部材である液晶物質層26側に設け、かつ第2のパネル28の第1のパネル側の透明基板22に設けたことにより、課題となっていた縞模様の除去を効果的に行うことが出来、表示装置の表示品質向上に大きな効果があった。
図3は本発明で用いた光散乱層の第1の例である。
図3(a)において光散乱層42は樹脂44に光散乱粒子46を混入させた構成を成しており、第2のパネル28の第1のパネル側の透明基板22上に形成されている。第2のパネル28を透過する光は光散乱粒子46で散乱される。
図3(b)は図3(a)に示した光散乱層42を有する透明基板22を液晶物質層側に光り拡散層が来るようにして表示装置に組み込んだ図で、図1(a)と同様の構成を示している。光源36と導光板34とから成る照明部から出射される照明光は第2パネル28の液晶層26を透過した後光散乱層42で散乱され縞模様は、観察者Aあるいは看視者Aに視認されることが無くなり表示品質が向上する。
なお図1(b)と同様の構成に図3(a)に示した光散乱層42を組み込んでも同様の効果があることは勿論である。
図4は本発明で用いた光散乱層の第2の例である。
図4(a)においては第2のパネル28の第1のパネル側の透明基板22はケミカルエッチングによって基板22の表面を荒らされている(例えば、微細の凹凸が形成されている)。このケミカルエッチングはフロスト加工のようにガラス表面を白濁させるような強力なものではなく、透明度を保ちながら表面を荒らす程度に押さえている。図4の構成ではこの荒らされたガラス表面48を光散乱層として用いている。しかるに第2のパネル28を透過する光はケミカルエッチングされたガラス表面48で散乱される。
ところで、フロスト加工(frosting)とは、ガラス表面に微細な凹凸をつけて曇りガラス状にする技術である。一般的にはフッ素化合物によりガラス表面を侵食(ケミカルエッチング法)して加工を行うことである。
図4(b)は図4(a)に示した光散乱層を有する透明基板22を表示装置に組み込んだ図で、図1(a)と同様の構成を示している。光源36と導光板34とから成る照明部から出射される照明光は第2パネル28の液晶層26を透過した後ケミカルエッチングされたガラス表面48で散乱され縞模様は観察者あるいは看視者Aに視認されることが無くなり表示品質が向上する。
なお図1(b)と同様の構成に図4(a)に示した透明基板22を組み込んでも同様の効果があることは勿論である。
またケミカルエッチングされたガラス表面48を第2のパネル28の外側の第1のパネル20側に面するようにおいてもかなりの効果を生じた。
図5は本発明で用いた光散乱層の第3の例である。
図5(a)において第1のパネル側の透明基板22の大部分は透明電極膜50によって
覆われており、その表面にスリット(もしくは切り欠き)52が形成されている。
透明電極50の表面にスリット52を設けた場合はスリットの方向が重要である。
スリットを設けた透明電極膜50が光散乱層となるが、図2に示したように縞模様がX方向に現出する場合はスリットは図5(b)に示したように、Y方向すなわち基板を引き延ばす方向を横切る方向にすると効果が大きいことがわかった。縞模様の現出する方向はガラスを引き延ばした方向であるから、ガラスの製造条件を管理することでスリットを設ける方向を決定することが出来る。
第2のパネルのガラス基板である透明基板22の前記液晶物質側には、ストライプ形状あるいは長方形状あるいは長円形状をなす凸凹もしくはスリットもしくは切り欠きが図5(b)の如く設けられ、この凸凹もしくはスリットもしくは切り欠きの長手方向が前記縞模様とほぼ直交する方向に配設されることを特徴としている。
表示装置に組み込む時の位置は図3あるいは図4で説明した位置でも良い。
なお、縞模様は大判のガラスの切り出し方によっては図示のX方向ではなく、Y方向に現れることもある。そのような場合はスリットの方向をX方向とすればよい。
図6は本発明で用いた光散乱層の第4の例である。
図6(a)において、第1のパネル側の透明基板22の大部分は透明電極膜によって覆われ、該透明電極膜は図6(b)に示すように、駆動セルの電極と同じようなパターン54が形成され凸凹にされており、パターン54が形成された透明電極膜が光散乱層となっている。
パターン54の方向は図5の場合と同様、Y方向すなわち基板を引き延ばす方向を横切る方向とされている。
第2のパネルのガラス基板である透明基板22の前記液晶物質側には、ストライプ形状あるいは長方形状あるいは長円形状をなす凸凹もしくはスリットもしくは切り欠きが図6(b)の如く設けられ、この凸凹もしくはスリットもしくは切り欠きの長手方向が前記縞模様とほぼ直交する方向に配設されることを特徴としている。
表示装置に組み込む時の位置は図3と同様で良い。
図6に示した凸凹パターンは図5で示したスリットよりもより光の散乱度が大きいので、縞模様を除去する効果も大きい。
STN液晶表示装置の場合、図6(b)に示した透明電極のパターンは第1のパネル20の駆動電極14か16のどちらかで使われることが多いので、同じマスクで形成することが出来、経済上の効果がある。
図7は本発明の第2の実施例で用いる光散乱層を説明する図である。
広い温度範囲液晶表示装置とするためには、主に低温での応答速度を確保するためにヒーターを設けて液晶表示装置を暖めるという手法が用いられている。
液晶表示装置で使う透明電極には主にITO(インジュウム酸化錫)が用いられているが、金属と比べると抵抗値が高いためヒーターの電極として用いることが出来る。通常ヒーター用のITO電極はガラス基板の上面の全てにITOを形成したものを用いるが、図7(a)に示すようなX方向に切り欠きを入れたITO58もしくは図7(b)に示すようなY方向に切り欠きあるいはスリットを入れたITO60をヒーター電極として用い電源62から通電すれば、ヒーター電極による温度特性の向上とITO電極面の凸凹による光散乱層による見栄え向上及び表示品質の向上を合わせた効果を得ることが出来る。
図8は本発明による表示装置の第2の実施例を示す断面図である。
図8(a)、(b)において、上側透明基板10、下側透明基板12,上側透明基板10上の駆動電極14、下側透明基板12上の駆動電極16,上側透明基板10と下側透明基板12とで狭持された電気光学変換部材である液晶物質層18から成る第1のパネル20が情報内容を表示する。
第2のパネル28は、第1のパネル側の透明基板22,他方の側の透明基板24,第1のパネル側の透明基板22上のヒーター電極を兼ねた光散乱層56、第1のパネル側の透明基板22と他方の側の透明基板24とで狭持された電気光学変換部材である液晶物質層26とから成る。第2のパネル28が駆動セルである第1のパネル20の光学特性の補償を行う。
30は上側偏光板、32は下側偏光板で、光源36と導光板34とから成る照明部が第1のパネル20,第2のパネル28とを照明している。
図示していないが各基板の液晶側の面には配向膜が塗布されている。
光散乱層56を兼ねたヒーター電極は電源62から制御ブロック64を介して通電が行われる。制御ブロック64は例えば温度センサー66の温度情報により、低温の時のみ通電が行われるように制御を行う。
このように光散乱層をヒーター部材とすれば、ほとんどコストの上昇なしに光散乱層を形成することが出来、縞模様を除去して表示装置の表示品質を向上させることが出来る。
なお図5で示した透明電極にスリットもしくは切り欠きを設けたタイプの光散乱層もヒーター電極を兼ねることが出来るのは勿論である。
同様に、図6(b)に示した、光散乱用透明電極よりなるパターン54の周囲にも電極を配設し、この電極に電気を供給すれば、図6(b)の透明基板22にヒータ機能を持たせることができ、図6の実施例で温度補償の効果を得ることができる。
以上説明したように光散乱層を第2のパネルの電気光学変換部材側に設けると、補正セルに起因する縞模様の除去に大きな効果がある。
また方向性のあるスリットもしくは切り欠きもしくは凸凹を有する光散乱層を、基板製造時に基板が引き延ばされる方向を横切る方向にセットして用いれば、観察者Aあるいは視認側Aから表示装置を見ても縞模様が除去されあるいは縞模様が視認されることを防止されて表示品質及び見栄えが向上するとの大きな効果がある。
さらにヒーター電極を光散乱層と兼ねさせることにより、縞模様対策のための新たなる製造コストの上昇が生じることがなくて縞模様の除去が出来るので、安価でしかも見栄えが向上した表示装置が得られる効果を本発明は有する。
本発明による表示装置の第1の実施例を示す断面図である。 本発明が解決しようとする品質問題を説明する図である。 本発明で用いた光散乱層の第1の例である。 本発明で用いた光散乱層の第2の例である。 本発明で用いた光散乱層の第3の例である。 本発明で用いた光散乱層の第4の例である。 本発明の第2の実施例で用いる光散乱層を説明する図である。 本発明による表示装置の第2の実施例を示す断面図である。 液晶セルで駆動セルの光学特性補償をする従来の表示装置構造の断面図である。
符号の説明
20 第1のパネル
28 第2のパネル
18,26 電気光学変換部材(液晶物質層)
56 光散乱層
14,16 駆動電極
44 樹脂
46 光散乱粒子
52 スリット
38,40 縞模様

Claims (13)

  1. 対向する基板間に電気光学変換部材を封止し、情報内容を表示する第1のパネルと、対向する基板間に電気光学変換部材を封止し、第1パネルの光学特性を補償する第2のパネルとを重ねた構成を有する表示装置において、
    前記第2のパネルの基板の前記電気光学変換部材側に光散乱層を設けたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記電気光学変換部材の駆動電極が前記第1のパネルに設けられていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記光散乱層が前記第2のパネルの前記第1のパネル側の基板に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記光散乱層は樹脂に光散乱粒子を混入させた構成を成すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記光散乱層は前記第2のパネルの少なくとも一方の基板表面をケミカルエッチングして形成された前記光散乱層であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記第2のパネルの対向する前記基板の少なくとも一方の前記基板には、前記光散乱層としての凸凹をなす透明電極膜が配設されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 前記透明電極膜の凸凹が、該透明電極膜に切り欠きもしくはスリットを設けてなることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記透明電極膜に設けられる切り欠きもしくはスリットが線状あるいは長方形状あるいは長円形状をなし、前記切り欠きもしくはスリットの長手方向が第2のパネルの基板の基板製造時に基板を引き延ばす方向を横切る方向に設けたことを特徴とする請求項6または7に記載の表示装置。
  9. 前記第2のパネルの基板がフロート法によって製造されたガラスであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1に記載の表示装置。
  10. 電気光学変換部材を駆動する第1のパネルである駆動パネルと、該駆動パネルの光学特性を補償する第2のパネルである補正パネルを重ねてなる表示装置において、
    前記補正パネルはフロート製法で製造された第1ガラス基板と第2ガラス基板の間に前記電気光学変換部材を封止しており、少なくとも一方の前記ガラス基板の前記電気光学変換部材側の面上には、前記フロート製法での製造時にガラス基板が延ばされる方向と直交する方向のストライプ形状あるいは長方形状あるいは長円形状を有する光散乱層を配設したことを特徴とする表示装置。
  11. 前記電気光学変換部材が液晶物質であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載の表示装置。
  12. 対向するガラス基板間に液晶物質を封止し、情報内容を表示する第1のパネルと、
    対向するガラス基板間に液晶物質を封止し、第1パネルの光学特性を補償する第2のパネルとを有し、
    該ガラス基板の製造時に該ガラスを引き延ばす方向に沿って光学的に縞模様を生じる表示装置において、
    前記第2のパネルのガラス基板の前記液晶物質側に、ストライプ形状あるいは長方形状あるいは長円形状の凸凹もしくはスリットもしくは切り欠きの長手方向が前記縞模様とほぼ直交する方向に配設されることを特徴とする表示装置。
  13. 表示装置を暖めるための第2のパネルに配設されるヒーター用の部材を前記光散乱層として用いたことを特徴とする請求項1乃至3または請求項6乃至12のいずれか一に記載の表示装置。
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