JP2006112337A - 圧力センサを備える複胴スロットルボデー - Google Patents

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Abstract

【目的】複胴スロットルボデーにおいて、吸気通路内に生起する負圧を、圧力センサにて正確に検出するとともに圧力センサの検出応答性を向上する。
【構成】スロットルボデー1に第1の吸気通路2aと第2の吸気通路2bとが穿設される。
圧力通路3は第1及び第2の吸気通路2a、2bを横断してスロットルボデー1に穿設されるとともに圧力通路3から各絞り弁より下流側の吸気通路2a1,2b1に向けて第1及び第2の圧力検出ポート4a、4bが穿設される。
又、センサ挿入孔6は圧力導入孔7を介して圧力通路3に開口して穿設され、圧力センサPの圧力導入筒部13がセンサ挿入孔6内へ気密的に挿入配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸気通路内の圧力変化を電圧変化に置き換えて検出する圧力センサに関し、そのうち特に単一のスロットルボデーに複数の吸気通路が穿設された複胴スロットルボデーに装着される圧力センサに関する。
従来、かかる圧力センサを備える複胴スロットルボデーは特開平4−276127号公報等により既に知られている。
これには、ボデー14の結合面17aに、第2連通路43を形成する第2溝40が設けられており、各吸気道15〜15に開口する各第2ポート39〜39は第2連通路43に共通に連通される。
そして第2連通路43には、接続管41が接続され、該接続管に吸気圧検出器42が接続される。
(尚、名称、符号は同公報で記載されているものを使用した)
又、図3には他の従来例が示される。
これには単一のスロットルボデー30内に第1の吸気通路31aと第2の吸気通路31bとが隣設して穿設され、一方センサハウジングと圧力ケースとによって形成され、内部にセンサチップが収納される圧力センサPはステーSを介して図示せぬ車体、機関等へ固定される。
32aは、図示せぬ第1の絞り弁より下流側の吸気通路31a1に開口する第1の圧力検出ポートであり、この第1の圧力検出ポート32aは、T型ジョイント33の右水平管部33aにゴムホースR1にて接続される。
又、32bは、図示せぬ第2の絞り弁より下流側の吸気通路31b1に開口する第2の圧力検出ポートであり、この第2の圧力検出ポート32bは、T型ジョイント33の左水平管部33bにゴムホースR2にて接続される。
更に圧力センサP内に連なる圧力導入孔34が穿設された圧力センサPの圧力導入筒部35と、T型ジョイント33の垂直管部33cとはゴムホースR3にて連絡される。
特開平4−276127号公報
特開平4−276127号公報のものによると、第2連通路43は、第2溝40がボデー14の結合面17aに穿設され、ボデー14の結合面17aがガスケット28を介して吸気マニホールド7を結合されることによって形成される。
これによると、第2連通路43の気密保証は、ボデー14と吸気マニホールド7が結合された後において最終的に確認できるもので、スロットルボデー14の単品時における気密確認ができない。
又、第2連通路43の気密を保持する為に、スロットルボデー14及び吸気マニホールド7の結合面の平坦度を正確に形成する必要がある。
又、圧力センサ42はスロットルボデー14より離れた位置に配置され、スロットルボデー14の第2連通路43と圧力センサ42とは接続管41によって接続されるもので、これによると、各ポート39〜39から圧力センサ42に至る圧力通路の通路容積が増加して圧力センサ42の応答性を悪化させる。
又、図3に示された従来例によると、ゴムホースR1、R2、R3を必要とするとともにそれらの接続作用を必要とするもので、部品点数、組付け工数、の増加により製造コストの低減を達成できない。
又、前記複数の接続部分を有することは、該接続部の気密保証部位が増加し、気密テスト工数が増加する。
更に、ゴムホースR1、R2、R3は圧力センサPがスロットルボデー30より離れた位置に配置されることから比較的に長い通路長さを必要とするもので、これによると通路の容積が増加して圧力センサPの応答性を悪化させる。
本発明は前記不具合に鑑み成されたもので、吸気通路内に生起する負圧を正確にして且つ時間遅れなく圧力センサに伝達し、正確な圧力検出と圧力応答性を高めるとともに部品点数が少なく製造コストを低減することのできる圧力センサを備える複胴スロットルボデーを提供することを目的とする。
本発明になる圧力センサを備える複胴スロットルボデーは前記不具合を解決する為に、単一のスロットルボデー内に複数の吸気通路が隣設して穿設配置され、各吸気通路内に配置される各絞り弁にて各吸気通路が同期的に開閉される多連スロットルボデーにおいて、スロットルボデーには、
隣設する吸気通路を横断する圧力通路と、
圧力通路から、各吸気通路の絞り弁より下流側の吸気通路に連なる第1及び第2の圧力検出ポートと、
圧力通路に向かって圧力導入孔が開口するセンサ挿入孔と、が穿設され、
前記スロットルボデーに螺着される圧力センサの圧力導入筒部をセンサ挿入孔に気密的に挿入配置したことを第1の特徴とする。
又、本発明は、単一のスロットルボデー内に複数の吸気通路が隣設して穿設配置され、各吸気通路内に配置される各絞り弁にて各吸気通路が同期的に開閉される多連スロットルボデーにおいて、
スロットルボデーには、
隣設する吸気通路を横断する圧力通路と、
圧力通路から、各吸気通路の絞り弁より下流側の吸気通路に連なる第1及び第2の圧力検出ポートと、
圧力通路に向かって圧力導入孔が開口する圧力室凹部が凹設された圧力ケース筒部と、が形成され、
内部にセンサチップが収納配置されるとともにセンサチップに接続されるターミナルが外側方に向かって開口するカプラ内に突出配置されるセンサハウジングを、圧力ケース筒部に気密的に嵌合配置したことを第2の特徴とする。
又、本発明は、前記第1及び第2の特徴に加え、前記圧力導入孔の圧力通路への開口位置と第1の圧力検出ポートの第1の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置に至る距離と、圧力導入孔の圧力通路への開口位置と第2の圧力検出ポートの第2の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置に至る距離とを同一距離としたことを第3の特徴とする。
更に本発明は、前記第3の特徴に加え、前記第1の圧力検出ポートの第1の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置を、第1の吸気通路の中心より第2の吸気通路側に開口し、第2の圧力検出ポートの第2の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置を、第2の吸気通路の中心より第1の吸気通路側に開口したことを第4の特徴とする。
更に又、本発明は、前記第3の特徴に加え、前記第1の圧力検出ポートの第1の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置及び第2の圧力検出ポートの第2の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置を、圧力導入孔の圧力通路への開口位置より重力方向において下方に開口したことを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によると、第1の絞り弁より下流側の吸気通路内に生起する負圧は第1の圧力検出ポートから圧力通路を介して圧力導入孔に導入され、第2の絞り弁より下流側の吸気通路内に生起する負圧は第2の圧力検出ポートから圧力通路を介して圧力導入孔に導入され、それら圧力導入孔内に導入された合成負圧はセンサ挿入孔を介して、センサ挿入孔内に挿入されて開口する圧力センサの圧力ポートへと作用する。
以上によると、各絞り弁より下流側の吸気通路から圧力センサの圧力ポートに向かう負圧通路(圧力検出ポート、圧力通路、圧力導入孔、センサ挿入孔)の全てがスロットルボデー内に穿設されるので、前記負圧通路の通路長さを短くすることができ、これによって負圧通路の容積を小さくでき、もって圧力センサの圧力応答性を大きく向上できる。
又、前記負圧通路は全てスロットルボデーにドリル加工又は一部鋳抜き孔をもって形成されるので、スロットルボデーの単品状態で負圧通路の気密テストを実施でき、効率的な気密保証を行なうことができる。
又、前記によれば、スロットルボデー外にパイプ等の連結管が露出しないので、パイプの接続作業が不要となるとともに外観を小型にまとめることができ、特にスロットルボデーが大気に直接的に露出される二輪車に採用することが好ましい。
又、パイプ等の連結管、ジョイント等が一切不要となるので部品点数、接続作業が不要となって製造コストを効果的に低減できる。
又、本発明の第2の特徴によると、圧力センサの圧力ケースに相当する圧力ケース筒部がスロットルボデーと一体形成されるもので、センサチップ、ターミナルを備えるセンサハウジングを圧力ケース筒部に向って気密的に嵌合接続することによって圧力センサをスロットルボデーに取着できる。
以上によると、特に圧力センサの一部としての圧力ケース筒部がスロットルボデーと一体形成されるので、圧力センサを安価に製造できるとともにスロットルボデーに対する圧力センサの突出寸法を小さくすることができ、圧力センサを備えるスロットルボデーの高さ方向をより小型化できて、特に二輪車へのスロットルボデーの搭載性を向上できる。
又、本発明の第3の特徴によると、圧力導入孔の圧力通路への開口位置Aと第1の圧力検出ポートの第1の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置Bに至る距離L1と、圧力導入孔の圧力通路への開口位置Aと第2の圧力検出ポートの第2の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置Cに至る距離L2とを同一距離としたので、両吸気通路内に生起する負圧を同期的に圧力導入孔に向けて作用することができ、これによって各吸気通路に生起する負圧をより一層正確に検出することができる。
更に本発明の第4の特徴によると、第1の圧力検出ポートの第1の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置Bを、第1の吸気通路の中心より第2の吸気通路側に開口し、第2の圧力検出ポートの第2の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置Cを、第2の吸気通路の中心より第1の吸気通路側に開口したので、(いいかえると第1及び第2の圧力検出ポートを圧力導入孔側に近接させること)第1の圧力検出ポートから圧力導入孔へ至る距離及び第2の圧力検出ポートから圧力導入孔に至る距離を短くすることができ、これによって各吸気通路内に生起する負圧を時間遅れなく圧力導入孔へ作用させることが可能となり、圧力センサの負圧応答速度を速めることができた、又、前記によれば、圧力通路自体の通路長さを更に短くすることができて圧力通路の容積を更に減少可能となったもので、圧力センサの応答性を更に向上することができる。
更に又、本発明の第5の特徴によると、第1の圧力検出ポートの第1の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置B及び第2の圧力検出ポートの第2の絞り弁より下流側の吸気通路への開口位置Cを、圧力導入孔の圧力通路への開口位置Aより重力方向において下方に開口したことにより、絞り弁より下流側の吸気通路内に噴射された燃料が機関の吸気脈動によって吹き返えされた際において、圧力検出ポートから圧力導入孔内へ吹き返えし燃料が侵入する恐れがなく、且つ仮に圧力導入孔に燃料が達したとしても燃料自体が有する自重によって該燃料は即座に圧力検出ポートから吸気通路内へ排出される。
従って吹き返えし燃料が圧力センサのセンサチップに影響を与えることがなく、吸気通路内の負圧を安定して且つ正確に検出できる。
以下、本発明になる圧力センサを備える複胴スロットルボデーの一実施例について図1により説明する。
1は内部に第1の吸気通路2aと第2の吸気通路2bとが貫通して穿設された複胴型のスロットルボデーであり、各吸気通路2a、2bは図示せぬ第1及び第2の絞り弁によって開閉される。
そして、第1の絞り弁より下流側の吸気通路2a1は図示せぬ吸気管を介して機関へ接続され、第2の絞り弁より下流側の吸気通路2b1は図示せぬ吸気管を介して機関へ接続される。
又、第1及び第2の絞り弁より上流側の各吸気通路はエアボックスを介してエアクリーナに接続される。(上記構成は図示されていない)
3は、隣設する第1の吸気通路2aと第2の吸気通路2bとを横断し、図1において水平方向に穿設される圧力通路であり、より具体的には、第1の吸気通路2aの上方壁2a2から第2の吸気通路2bの上方壁2b2に向かって形成される通路ボス2cに圧力通路3は穿設される。
前記において、第1及び第2の吸気通路2a、2bを横断するとは吸気通路2a、2b内を貫通して横断することを意味するものでない。
4aは圧力通路3の右端から第1の絞り弁より下流側の吸気通路2a1に向けて穿設される第1の圧力検出ポートであり、絞り部4a1を備える。
4bは圧力通路3の左端から第2の絞り弁より下流側の吸気通路2b1に向けて穿設される第2の圧力検出ポートであり、絞り部4b1を備える。
5は、通路ボス2cから上方に向かって連設されたセンサ挿入ボスであり、センサ挿入ボス5の上端5aから下方に向かってセンサ挿入孔6が穿設され、更にセンサ挿入孔6の底部から圧力通路3に向けて圧力導入孔7が穿設され、センサ挿入孔6は、圧力導入孔7を介して圧力通路3に連絡される。
Pは、内部にセンサチップ8が収納配置されるとともにセンサチップ8に接続されるターミナル9が、外側方に向かって開口するカプラ10内に突出配置されるセンサハウジング11と、圧力ポート12が穿設された圧力導入筒部13を備え、センサハウジング11の下方開口を密閉的に閉塞する圧力ケース14とによって形成される圧力センサであり、かかる圧力センサPは、圧力導入筒部13が、センサ挿入孔6内に挿入配置されるとともにセンサハウジング11より側方にのびる取付け鍔部11aがスロットルボデー1に形成される取付けボス1a上に配置され、かかる状態においてビス15によって取付け鍔部11aが取付けボス1aに螺着され、もって圧力センサPがスロットルボデー1に固定される。
尚、16は、圧力導入筒部13とセンサ挿入孔6との間に縮設配置されたOリングであり、17は、圧力通路3の右方の開口端を閉塞するポールプラグである。
以上によって形成される圧力センサを備える複胴スロットルボデーによると、第1の絞り弁より下流側の吸気通路2a1内に生起する負圧は、第1の圧力検出ポート4a、絞り部4a1、圧力通路3を介して圧力導入孔7に達し、第2の絞り弁より下流側の吸気通路2b1内に生起する負圧は、第2の圧力検出ポート4b、絞り部4b1、圧力通路3を介して圧力導入孔7に達するもので、両吸気通路2a1,2b1の合成された負圧が圧力導入孔7を介してセンサ挿入孔6内へ導入され、更にこの負圧は、センサ挿入孔6に開口する圧力ポート12を介して圧力センサP内へ導入される。
従って、センサチップ8は前記によって導入される負圧に応じた電気信号をターミナル9より例えば外部に配置されるECUに向けて出力するものである。
以上によると、第1及び第2の圧力検出ポート4a、4b、圧力通路3、圧力導入孔7、センサ挿入孔6よりなる全ての圧力通路がスロットルボデー1に穿設されるので、それら負圧通路(圧力通路)の通路長さを短く形成できて、その負圧通路容積を小さくできるので、圧力センサPの圧力応答性を向上できる。
又、前記によれば、負圧通路(圧力通路)の全てがスロットルボデー1に穿設されるので、従来の如くジョイント、ゴムパイプ等よりなる連結管が一切不要となったものであり、これによると、部品点数の削減とパイプ接続作業が不要であり、その製造コストを大きく低減できたものである。
尚、圧力通路3及び圧力導入孔7を含むセンサ挿入孔6はスロットルボデー1の成形時において同時に鋳抜き形成できる。
又、スロットルボデー1の外方にゴムパイプが存在しないことは、スロットルボデー1の外観をスッキリまとめることができるとともに小型化を達成できるもので、これによると、特にスロットルボデーが直接的に大気に露出されて配置されるとともに収納空間が限定される二輪車への搭載性を向上できる。
又、かかる負圧通路(圧力通路)を形成する際にあっては、特に負圧通路の気密は重要なものであり、前述の如く負圧通路の全てがスロットルボデー1に穿設されることから負圧通路の気密はスロットルボデーの単品状態において確実に保証できる。
図2により第2の実施例について説明する。
図1と相違する構成についてのみ説明し、同一構成については図1と同一符号を使用する。2aは通路ボス2cから上方に向かって突出して形成された圧力ケース筒部であり、その上端から下方に向けて圧力室凹部20aが凹設され、圧力室凹部20aの底部から圧力通路3に向けて圧力導入孔7が穿設される。
センサハウジング21は、下方に向かって筒状をなす下方開口部21aが開口して形成され、内部に配置されたセンサチップ8に接続されたターミナル9は側方に開口するカプラ10内に突出して配置される。
そして、センサハウジング21の下方開口部21aが圧力ケース筒部20に向けて嵌合配置され、この状態でセンサハウジング21の上底部に配置されたプレート22がビス23によってスロットルボデー1に螺着される。
尚、24は、センサハウジング21の下方開口部21aと圧力ケース筒部20との間に縮設配置されるOリングである。
以上によると、センサハウジング21と圧力ケース筒部20とによって圧力センサPが形成されるとともにセンサハウジング21と圧力室凹部20aとによって圧力室25が形成され、圧力導入孔7は圧力室25内に開口し、センサチップ8は圧力室25内に臨んで配置される。
以上によると、圧力センサPを形成する圧力室凹部20aをスロットルボデー1と一体的に形成でき、特別に圧力ケースを用意する必要がないので、圧力センサPの製造コストを低減できる。
又、圧力ケース筒部20にセンサハウジング21を嵌合配置したので、圧力センサPの上方高さを低くすることができ、これによってスロットルボデーの全高を効果的に低くできる。
以上によると、収納空間が限定される二輪車への搭載性を大きく向上できる。
再び図1に戻って説明すると、圧力導入孔7の圧力通路3への開口位置Aと第1の圧力検出ポート4aの第1の絞り弁より下流側の吸気通路2a1への開口位置Bに至る距離L1と、圧力導入孔7の圧力通路3への開口位置Aと第2の圧力検出ポート4bの第2の絞り弁より下流側の吸気通路2b1への開口位置Cに至る距離L2とを同一距離とすると、第1の絞り弁より下流側の吸気通路2a1に生起する負圧と、第2の絞り弁より下流側の吸気通路2b1に生起する負圧とを同期させて圧力導入孔7に作用させることができるもので、絞り弁開度に対してより一層正確な負圧の検出を行なうことができる。
これは図2の実施例においても適用できるもので、それによれば同一の作用、効果を達成できる。
又、第1の圧力検出ポート4aの第1の絞り弁より下流側の吸気通路2a1への開口位置Bを、第1の吸気通路2aの中心D1より第2の吸気通路2b側Xに開口し、第2の圧力検出ポート4bの第2の絞り弁より下流側の吸気通路2b1への開口位置Cを、第2の吸気通路2bの中心D2より第1の吸気通路2a側Xに開口すると、第1の圧力検出ポート4aから圧力導入孔7に至る距離L1及び第2の圧力検出ポート4bから圧力導入孔7に至る距離L2をより一層短縮することができるものであり、これによると圧力センサPの応答性を更に向上できる。
更に、第1の圧力検出ポート4aの第1の絞り弁より下流側の吸気通路2a1への開口位置B及び第2の圧力検出ポート4bの第2の絞り弁より下流側の吸気通路2b1への開口位置Cを、圧力導入孔7の圧力通路3への開口位置Aより重力方向において下方に開口したことによると、各絞り弁より下流側の吸気通路2a1,2b1内に発生する吹き返えし燃料が圧力導入孔7に侵入することが抑止され、仮に圧力導入孔7の近傍に吹き返えし燃料が達したとしても燃料自身が有する自重によって重力方向の下方位置にある各圧力検出ポート4a、4bから排出される。
従って、圧力導入孔7及びセンサ挿入孔6の底部、更には圧力室凹部20a内に吹き返えし燃料が滞溜することがなく、センサチップ8は吸気通路内に生起する負圧を安定して且つ正確に検出できる。
尚、前述した圧力検出ポート4a、4b及び圧力導入孔7の開口位置は加工及び鋳抜き時において極めて容易に設定できる。
本発明になる圧力センサを備える複胴スロットルボデーの一実施例を示す要部縦断面図。 本発明になる圧力センサを備える複胴スロットルボデーの他の実施例を示す要部縦断面図。 従来の複胴スロットルボデーを示す要部縦断面図。
符号の説明
1 スロットルボデー
2a1 第1の絞り弁より下流側の吸気通路
2b1 第2の絞り弁より下流側の吸気通路
3 圧力通路
4a 第1の圧力検出ポート
4b 第2の圧力検出ポート
6 センサ挿入孔
7 圧力導入孔
P 圧力センサ

Claims (5)

  1. 単一のスロットルボデー内に複数の吸気通路が隣設して穿設配置され、各吸気通路内に配置される各絞り弁にて各吸気通路が同期的に開閉される多連スロットルボデーにおいて、スロットルボデー1には、
    隣設する吸気通路2a、2bを横断する圧力通路3と、
    圧力通路3から、各吸気通路の絞り弁より下流側の吸気通路2a1,2b1に連なる第1及び第2の圧力検出ポート4a、4bと、
    圧力通路3に向かって圧力導入孔7が開口するセンサ挿入孔6と、が穿設され、
    前記スロットルボデーに螺着される圧力センサPの圧力導入筒部13をセンサ挿入孔6に気密的に挿入配置したことを特徴とする圧力センサを備える複胴スロットルボデー。
  2. 単一のスロットルボデー内に複数の吸気通路が隣設して穿設配置され、各吸気通路内に配置される各絞り弁にて各吸気通路が同期的に開閉される多連スロットルボデーにおいて、スロットルボデー1には、
    隣設する吸気通路2a、2bを横断する圧力通路3と、
    圧力通路3から、各吸気通路の絞り弁より下流側の吸気通路2a1,2b1に連なる第1及び第2の圧力検出ポート4a、4bと、
    圧力通路3に向かって圧力導入孔7が開口する圧力室凹部20aが凹設された圧力ケース筒部20と、が形成され、
    内部にセンサチップ8が収納配置されるとともにセンサチップ8に接続されるターミナル9が外側方に向かって開口するカプラ10内に突出配置されるセンサハウジング21を、圧力ケース筒部20に気密的に嵌合配置したことを特徴とする圧力センサを備える複胴スロットルボデー。
  3. 前記圧力導入孔の圧力通路3への開口位置Aと第1の圧力検出ポート4aの第1の絞り弁より下流側の吸気通路2a1への開口位置Bに至る距離L1と、圧力導入孔7の圧力通路3への開口位置Aと第2の圧力検出ポート4bの第2の絞り弁より下流側の吸気通路2b1への開口位置Cに至る距離L2とを同一距離としたことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の圧力センサを備える複胴スロットルボデー。
  4. 前記第1の圧力検出ポートの第1の絞り弁より下流側の吸気通路2a1への開口位置Bを、第1の吸気通路2aの中心D1より第2の吸気通路2b側に開口し、第2の圧力検出ポート4bの第2の絞り弁より下流側の吸気通路2b1への開口位置Cを、第2の吸気通路2bの中心D2より第1の吸気通路2a側に開口したことを特徴とする請求項3記載の圧力センサを備える複胴スロットルボデー。
  5. 前記第1の圧力検出ポートの第1の絞り弁より下流側の吸気通路2a1への開口位置B及び第2の圧力検出ポート4bの第2の絞り弁より下流側の吸気通路2b1への開口位置Cを、圧力導入孔7の圧力通路3への開口位置Aより重力方向において下方に開口したことを特徴とする請求項3記載の圧力センサを備える複胴スロットルボデー。
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