JP2006112161A - 引戸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 曲線レール部の曲率を小さくし上レールの前後巾を狭くできる。
【解決手段】 閉状態で、一方及び他方引戸1a、1bの各上ランナーがそれぞれ左右に位置する外側曲進レール部11と内側曲進レール部12の各後端部に入り込み、且つ、中央引戸1cの各上ランナー23が左右2個の湾曲レール部13の各前端部に入り込むことで、各引戸1が上レール5の長手方向と平行な同一平面となるように並置される。開状態で、上レール5の右端又は左端で3枚の引戸が前後に重ねられる。各引戸1に設けたランナー21、22、23を、ランナー本体24の両側にそれぞれ1つずつ上ローラ26を回転自在に取付けると共にランナー本体24に上ローラ26のローラ横軸24aと直交するローラ縦軸24b設けて構成する。ランナー21、22、23のローラ縦軸24bを引戸1に対して回転自在に取付ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、引戸装置に関し、詳しくは閉じた状態で各引戸が段差無く一列に面一となる引戸装置に関するものである。
従来から、3枚引戸の場合、各引戸が各々平行に直進移動して閉状態と右開き状態又は左開き状態となる引き違い式の引戸装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、上記特許文献1に見られる従来例では、閉状態では手前側から後方にかけて各引戸が段差状となるため、外観上の見栄えが悪いだけでなく、各引戸ごとに上レールの長手方向と直交する前後方向に3本のレール部を並設する必要があり、このため上レールの全体の見込み寸法(奥行き)を大きくとる必要が生じるなど、施工自由度が小さいという制約もあった。
また、親引戸の表面側に子引戸を開閉方向に移動自在に取付け、親引戸の裏面側に別の子引戸を開閉方向に移動自在に取付け、一方の子引戸を親引戸の表面側に、他方の子引戸を親引戸の裏面側に重ねることで開いた時に大きく開口させることができるようにした引戸装置が特許文献2に示してある。
この特許文献2に示された従来例では、レールの本数を少なくすることが可能であるが、親引戸に子引戸を走行自在にガイドするためのガイド溝、スライダを設ける必要があり、開状態ではガイド溝が露出して外観を悪くしてしまう。
なお、従来から公知の直線レールを走行するランナーとしてランナー本体の両側にそれぞれ1つずつ合計2個の上ローラを設け、該上ローラのローラ横軸と直交するローラ縦軸を設け、該ローラ縦軸を直線走行する引戸の上部に取付けるものも特許文献3により知られている。
実開昭51−103524号公報 特開平11−229703号公報 特開平8−21145号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、全閉状態で3枚の引戸が一列に並んで連続した壁のような外観を呈することができ、また、上レール全体の前後方向の巾を狭くでき、しかも、上レール全体の前後方向の巾を狭くするために曲線レール部の曲率を小さくしてもスムーズにランナーが走行できる引戸装置を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明にあっては、引戸装置は、3枚の引戸1を備えた引戸装置であって、閉じた状態で中央引戸1cと、中央引戸1cの一方の側方に配置される一方引戸1aと、中央引戸1cの他方の側方に配置される他方引戸1bとからなり、上記3枚の引戸を走行自在にガイドする上レール5に、上レール5の長手方向と直交する前後方向に並んで、一方引戸1aと他方引戸1bの各上端部にそれぞれ設けた左右2個の上ランナー21、22を走行自在にガイドする共用レール部7と、中央引戸1cの上端部に設けた左右2個の上ランナー23を走行自在にガイドする中央引戸用レール部8とが設けられ、上記共用レール部7は、上レール5の長手方向と平行に延びた前側直進レール部9と、前側直進レール部9の長手方向の両端側から後方に延びた左右2個の外側曲進レール部11と、前側直進レール部9の長手方向の両端側よりも内側に寄った2箇所からそれぞれ分岐して後方に延びた左右2個の内側曲進レール部12とを備え、上記中央引戸用レール部8は、上記前側直進レール部9と平行な後側直進レール部10と、後側直進レール部10における上記左右2個の内側曲進レール部12と対向する位置よりもそれぞれ内側に寄った2箇所から前側に向って半円形状に湾曲した左右2個の湾曲レール部13とを備え、閉状態では、一方引戸1aの各上ランナー及び他方引戸1bの各上ランナーのうち一方の組のランナーがそれぞれ左側に位置する外側曲進レール部11と内側曲進レール部12の各後端部にそれぞれ入り込むと共に、他方の組のランナーがそれぞれ右側に位置する外側曲進レール部11と内側曲進レール部12の各後端部にそれぞれ入り込み、且つ中央引戸1cの各上ランナー23が左右2個の湾曲レール部13の各前端部にそれぞれ入り込むことで、各引戸が上レール5の長手方向と平行な同一平面となるように並置され、開状態では、上レール5の右端又は左端のいずれかにおいて3枚の引戸が前後に重ねて並置されるように構成され、この3枚の引戸が前後に重ねて並置される状態で、中央引戸1cの両ランナー23が後側直進レール部10の直線部分に位置し、一方引戸1a又は他方引戸1bのいずれか一方の両ランナーが右側又は左側の外側曲進レール部11と内側曲進レール部12の各後端部に位置すると共にいずれか他方の両ランナーが前側直進レール部9の直線部に位置し、上記各引戸1に設けたランナー21、22、23を、ランナー本体の両側にそれぞれ1つずつ上ローラを回転自在に取付けると共にランナー本体24に上記上ローラ26のローラ横軸24aと直交するローラ縦軸24b設けて構成し、上記ランナー21、22、23のローラ縦軸24bを引戸1に対して回転自在に取付けて成ることを特徴とするものである。
このように3枚の引戸1が閉じた状態で一列に面一となるように配置されるように構成してあることで、3枚の引戸1を閉じた状態で隣接する引戸1間に段差が生じることがなくて、一連の連続した壁面としての外観を呈することができ、また、開いた状態で3枚の引戸1を前後に重ねた状態にして2枚分の引戸1を開いた状態にできる。しかも、このように、3枚の引戸1が閉じた状態で一列に面一となるように配置できると共に開いた状態で3枚の引戸1を前後に重ねた状態ニするに当たって、レール部としては、一方引戸1aと他方引戸1bの各上端部にそれぞれ設けた左右2個の上ランナー21、22を走行自在にガイドする共用レール部7と、中央引戸1cの上端部に設けた左右2個の上ランナー23を走行自在にガイドする中央引戸用レール部8との前後2列のレール部を形成するだけでよくて、上レール5全体の前後方向の巾を狭くできる。しかも、各引戸1に設けたランナー21、22、23が、ランナー本体の両側にそれぞれ1つずつ上ローラを回転自在に取付けると共にランナー本体24に上記上ローラ26のローラ横軸24aと直交するローラ縦軸24b設け、上記ランナー21、22、23のローラ縦軸24bを引戸1に対して回転自在に取付けてあるので、共用レール部7に前側直進レール部9の長手方向の両端側から後方に延びた左右2個の外側曲進レール部11と左右2個の内側曲進レール部12とを備え、中央引戸用レール部8はに左右2箇所において前側に向って半円形状に湾曲した左右2個の湾曲レール部13とを備えたものであるにもかかわらず、上記外側曲進レール部11、内側曲進レール部12、湾曲レール部13の曲線部分における曲率半径をできるだけ小さくしても、ランナー21、22、23の上ローラ26がスムーズに走行でき、この点でも上レール5全体の前後方向の巾をいっそう狭くできるものである。
本発明にあっては、上記のように全閉状態で3枚の引戸が一列に連続して並んで連続した壁のように外観上の一体感を持たせることができて外観が良くなるものであり、また、上レール全体の前後方向の巾を狭くでき、特に、上レール全体の前後方向の巾を狭くするために曲線レール部の曲率を小さくしてもスムーズにランナーが走行できて、前後方向の巾の狭い上レールに対してランナーを走行させて、全閉状態で3枚の引戸が一列に連続して並んだ状態としたり、あるいは、開くことで3枚の引戸を前後に重ねた状態としたりする操作が容易に行えるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明の引戸装置は、図1、図2に示すように3枚の引戸1を有し、閉じた状態で中央引戸1cと、中央引戸1cの一方の側方に配置される一方引戸1aと、中央引戸1cの他方の側方に配置される他方引戸1bとで構成され、閉じた状態で上記3枚の引戸1が一列に並ぶだけでなく3枚全体が段差なく面一となるように配置されるようになっている。これにより例えばクローゼットの扉として用いた場合、3枚の引戸1が段差無く面一に連続した一連の壁としての外観を呈することができるようになっており、見栄えが良好となる。
上記3枚の引戸1は、図1に示すように、一方引戸1a側から他方引戸1b側に移動して開く際には該一方引戸1aを他方引戸1bの前方Aに誘導し且つ中央引戸1cを他方引戸1bの後方Bに誘導するための誘導機構19と、一方引戸1a側の操作力を中央引戸1cに伝達して中央引戸1cを一方引戸1aに追従して開閉させるための連動機構15とを備えている。
先ず、誘導機構19は、引戸1の上部に各々取り付けられる上ランナー21〜23と、引戸1の下部に各々取り付けられる下ローラー27と、上記上ランナー21〜23、下ローラー27を走行自在にガイドする戸枠4に設けた上下レール5、6とで構成してある。
戸枠4は3枚の引戸1を開閉自在に取付けるための開口部に取付けられる矩形状の枠体であり、図2に示すように上記上下レール5、6と左右縦枠4aとで構成してある。
ランナー21〜23は図9に示すようにそれぞれ引戸1の後面の上端部の左右方向の両端部に逆L字状をした逆L型金具28を介して取付けてあり、ランナー21〜23は引戸1の上端部の後方に位置しており、ランナー21〜23を後述の上レール5に走行自在に取付けた場合、ランナー21〜23による上レール5の走行支持部分よりも前方にずれて引戸1が吊り下げされることになる。
上レール5は、図3に示すように、躯体に固定される上レール本体50と、上レールカバー51(実施形態では上レールカバー51は長手方向において複数に分割してある)とに分割されていると共に、上レール本体50と上レールカバー51とが互いにネジ固定されるようになっている。
上レール本体50に上レールカバー51を取付けて構成した上レール5には、図3、図4に示すように、上レール5の長手方向Mと直交する前後方向A,Bに並んで、溝状の共用レール部7と溝状の中央引戸用レール部8とが並設されている。共用レール部7は、一方及び他方引戸1a、1b(すなわち右側の引戸1a、左側の引戸1b)の各上端部の両端2箇所に設けた左右2個の上ランナー21、22をそれぞれ走行自在にガイドするものであり、中央引戸用レール部8は中央引戸1cの上端部に設けた左右2個の上ランナー23を走行自在にガイドするものである。
上記共用レール部7は、上レール5の長手方向Mと平行に延びた前側直進レール部9と、前側直進レール部9の長手方向Mの両端側からそれぞれ後方Bに向って略L字状に屈曲した左右2個の外側曲進レール部11と、前側直進レール部9の長手方向Mの両端側よりも内側に寄った2箇所からそれぞれ分岐して後方Bに向って略L字状に屈曲した左右2個の内側曲進レール部12とを備えている。これら2本のレール部(共用レール部7、中央引戸用レール部8)で3枚引戸1をガイドすることで、上レール5全体の見込み寸法F(図4)を小さくすることが可能となり、例えばクローゼットの扉として用いた場合は収納量アップを図ることができると共に、仮りにクローゼット内で荷崩れが発生した場合でも、例えば、一方引戸1aは閉状態から他方引戸1b側に移動させることで、外側曲進レール部11、内側曲進レール部12に沿って前方に移動して前側直進レール部9に沿って開方向(他方引戸1b側)に移動して開くことが可能となる。
また、上記中央引戸用レール部8は、前側直進レール部9に平行な後側直進レール部10と、後側直進レール部10における左右2個の内側曲進レール部12と対向する位置よりもそれぞれ内側に寄った2箇所から前方Aに向って半円形状に湾曲した左右2個の湾曲レール部13とを備えている。なお図1、図3、図4中の10a、10bは、後側直進レール部10の長手方向の中間部と左右の湾曲レール部13との連通部分から分岐し後側直進レール部10の中間部分から後側直進レール部1の左右両側部側に向けてそれぞれ連出した直進部であって、直進部10aには中央引戸1cを左端に寄せたときに中央引戸1cの右側の上ランナー23が入り込む部分であり、10bは、中央引戸1cを右端に寄せたときに中央引戸1cの左側の上ランナー23が入り込む部分である。
上記共用レール部7に設けた左右2個の外側曲進レール部11の後端部と、左右2個の内側曲進レール部12の後端部と、中央引戸用レール部8における左右2個の湾曲レール部13の前端部とは、前側直進レール部9、後側直進レール部10と平行な仮想直線上に位置している。また、左側の外側曲進レール部11の後端部と左側の内側曲進レール部12の後端部との間の距離は左側の引戸1(つまり他方引戸1b)の左右の上ランナー22間の距離に等しく、また、右側の外側曲進レール部11の後端部と右側の内側曲進レール部12の後端部との間の距離は右側の引戸1(つまり一方引戸1a)の左右の上ランナー21間の距離に等しく、更に、左右の湾曲レール部13の前端部間の距離は中央引戸1cの左右の上ランナー23間の距離に等しく設定してある。
ここで、閉状態では、図1(a)に示す他方引戸1bの各上ランナー22が左側に位置する外側曲進レール部11と内側曲進レール部12の各後端部にそれぞれ入り込み、中央引戸1cの各上ランナー23が左右2個の湾曲レール部13の各前端部にそれぞれ入り込み、且つ一方引戸1aの各上ランナー21が右側に位置する外側曲進レール部11と内側曲進レール部12の各後端部にそれぞれ入り込むことで、各引戸1が上レール5の長手方向Mと平行な同一平面となるように(つまり、3枚の引戸1が面一に連続するように)並置される。
一方、図6の右開き状態では、図1(e)のように他方引戸1bの各上ランナー22が左側に位置する外側曲進レール部11と内側曲進レール部12の各後端部にそれぞれ入り込み、中央引戸1cの左側の上ランナー23が後側直進レール部10の左側の端部に移動すると共に右側の上ランナー23が直進部10aにそれぞれ移動し、且つ一方引戸1aの各上ランナー21が前側直進レール部9の左側にそれぞれ移動することで、手前から順に一方引戸1aと他方引戸1bと中央引戸1cとが重ねて並置される。
また、図7の左開き状態では、一方引戸1aの各上ランナー21が右側に位置する外側曲進レール部11及び内側曲進レール部12の各後端部にそれぞれ入り込み、中央引戸1cの右側の上ランナー23が後側直進レール部10の右側の端部に移動すると共に左側の上ランナー23が直進部10bにそれぞれ移動し、且つ他方引戸1bの各上ランナー22が前側直進レール部9の左側にそれぞれ移動することで、手前から順に他方引戸1bと一方引戸1aと中央引戸1cとが重ねて並置される。
これら右開き状態と左開き状態とは任意に選択できるようになっている。つまり、誘導機構19は、一方引戸1aと中央引戸1cと他方引戸1bとを前後に重ねた状態で、中央引戸1cを他方引戸1bと重ならない位置に移動して他方引戸1bと面一となるように誘導し、且つ一方引戸1aを他方引戸1b及び中央引戸1cとは重ならない位置に移動して中央引戸1cと面一となるように誘導する機能も兼ねている。
なお、各引戸1の相互の突き合わせ部には、互いに対向する一対の隙間隠し用L形部材を取り付けてもよいが、例えば図1のように、各引戸1の突き合わせ面に斜め形状のカット部17を設けて各引戸1間の隙間をなくすようにすることも可能である。
一方、各引戸1の上ランナー21〜23は、図8に示すようなものであり、ポリアセタールのような合成樹脂製のランナー本体24に断面非円形(図8(b)では断面D字状)の横孔29を形成してあると共に該横孔29と直交連通するようにランナー本体24に断面円形の縦孔30を形成し、横孔29にローラ横軸24aの断面非円形をした嵌め込み部31(図8(b)では断面D字状をしている)を回転できないように嵌め込んで、ローラ横軸24aの両端部のランナー本体24の両側から突出した部分にそれぞれ1個ずつ上ローラ26を回転自在に取付けてあり、ローラ横軸24aの嵌め込み部31の中間に設けた孔32が上記縦孔30に連通していて、上の縦孔30の上開口からローラ縦軸24bを回転自在に嵌め込んで孔32、下の縦孔30を挿通してローラ縦軸24bの下部をランナー本体24から下方に突出してある。このように構成した上ランナー21〜23は両側に1個ずつ合計2個の上ローラ26を備え(つまり1軸のローラ構成となっており)、且つローラ縦軸24bが、上ローラ26を回転自在に取付けているローラ横軸24aと直交して交わっているものである。ローラ縦軸24bの上端部の鍔部は上の縦孔30の上端の大径孔部に嵌め込まれて下方に抜けないようになっており、ローラ縦軸24bの下部が引戸1の上部に回転自在に取付けられる。
なお、ランナー本体24とローラ横軸24aをポリアセタールのような合成樹脂により一体形成してもよく、また、ランナー本体24とローラ横軸24aとローラ縦軸24bとをポリアセタールのような合成樹脂により一体形成してもよい。これらの場合もローラ横軸24aとローラ縦軸24bとは直交して交わっている。
ローラ縦軸24bを引戸1の上部に回転自在に取付けるに当たって実施形態においては、図9に示すように引戸1の後面の上部の左右両端部にそれぞれ取付けた逆L型金具28の上横片に回転自在に取付けてある。
一方、各引戸1の上面の左右両側にはそれぞれ上ランナー21(又は上ランナー22、又は上ランナー23)が設けてある。この上ランナー21〜23は、図9に示すように、一対の上ローラー26を備えたランナー本体24と、ランナー本体24の上面から上方に突出する2個の補助ローラー25a(又は補助ローラ25b)とで構成されている。この補助ローラー25a(又は補助ローラ25b)は図4(a)に示す分岐部材18により曲進又は直進のいずれかに案内されるようになっている。
ここで、図4(b)に示すように、一方引戸1a及び他方引戸1bの各右側端部に設けられた上ランナー21(又は上ランナー22)の上面の後方側にずれた位置に高さの低い2個の補助ローラ25aが上方に向けて突設してあり、また、一方引戸1a及び他方引戸1bの各左側端部に設けられた上ランナー21(又は上ランナー22)の上面の前方側にずれた位置に高さの高い2個の補助ローラ25bが上方に向けて突設してあり、また、中央引戸1cの右側端部に設けられた上ランナー23の上面の後方側にずれた位置に高さの高い2個の補助ローラ25bにより構成される2連補助ローラ25bが上方に向けて突設してあり、また、中央引戸1cの左側端部に設けられた上ランナー23の上面の前方側にずれた位置に高さの低い2個の補助ローラ25aにより構成される2連補助ローラ25aが上方に向けて突設してある。
分岐部材18は、上レール5の下面に設けてられるもので、図4(a)に示す外側曲進レール部11、内側曲進レール部12、湾曲レール部13の各分岐点に設けられた下方に開口した断面逆U字状をした補助レール18a〜18fで構成されている。補助レール18aは左側の外側曲進レール部11の前側にずれた位置においてに外側曲進レール部11沿って形成してあり、また、補助レール18bは左側の内側曲進レール部12の後側にずれた位置においてに内側曲進レール部12沿って形成してあり、また、補助レール18cは右側の外側曲進レール部11の後側にずれた位置においてに外側曲進レール部11沿って形成してあり、補助レール18dは右側の内側曲進レール部12の前側にずれた位置においてに内側曲進レール部12沿って形成してあり、また、補助レール18eは左側の湾曲レール部13の前側にずれた位置においてに湾曲レール部13沿って形成してあり、補助レール18fは右側の湾曲レール部13の後側にずれた位置においてに湾曲レール部13沿って形成してある。
上記補助レール18a,18d,18fは上レール5の下面から下方に短く垂下し、また、補助レール18b,18c,18eは上レール5の下面から下方に長く垂下している。
そして、図9に示す背の低い2連補助ローラー25aを有するランナー本体24は、垂下長の短い補助レール18a,18d,18f(図12)と干渉することなく、垂下長の長い補助レール18b,18c,18e(図12)に沿って曲進できるようになり、一方、背の高い2連補助ローラー25b(図13)を有するランナー本体24は、垂下長の短い補助レール18a,18d,18fに沿って曲進できるようになっている。従って、背の低い2連補助ローラー25aを有するランナー本体24を前側直進レール部9の後方Bに沿って移動させることで、垂下長の短い補助レール18a,18dと干渉させることなく、垂下長の長い補助レール18b,18cに誘導されるようになり、一方、背の高い2連補助ローラー25bを有するランナー本体24を前側直進レール部9の前方Aを移動させることで、垂下長の短い補助レール18a,18dによって誘導されるようになっている。
上記のように背の低い補助ローラー25a又は背の高い補助ローラ25bによりガイドされながらランナー21、22、23が外側曲進レール部11、内側曲進レール部12、湾曲レール部13を走行する際、前述のように、各引戸1に設けたランナー21、22、23が、ランナー本体24の両側にそれぞれ1つずつ上ローラを回転自在に取付けると共にランナー本体24に上記上ローラ26のローラ横軸24aと直交するローラ縦軸24b設け、上記ランナー21、22、23のローラ縦軸24bを引戸1に対して回転自在に取付けてあるので、上記外側曲進レール部11、内側曲進レール部12、湾曲レール部13の曲線部分における曲率半径をできるだけ小さくしても、ランナー21、22、23の上ローラ26がスムーズに走行できることになる。
つまり、ランナー本体24の左右部分にそれぞれローラ横軸24bを設け、各ローラ横軸の両端部にそれぞれ上ローラ26を回転自在に設け、ランナー本体24の左右方向の中間部分にローラ縦軸24bを設けたランナー21、22、23を各引戸1の上部の左右両端部に取付けることも考えられるが、これだと、2個で対となった上ローラ26が前後にそれぞれ存在するため、つまり、2軸のローラ構成となるため、外側曲進レール部11、内側曲進レール部12、湾曲レール部13の曲線部分における曲率半径を大きく取らなければ、ランナー21、22、23をスムーズに走行させることはできないが、このように外側曲進レール部11、内側曲進レール部12、湾曲レール部13の曲線部分における曲率半径を大きく取ると上レール5の前後巾が大きくなってしまい、せっかく本発明のように前後2列の共用レール部7、中央引戸用レール部8で3枚の引戸1を走行させるようにして上レール5全体の前後方向の巾を狭くしようとしたにもかかわらず、上記外側曲進レール部11、内側曲進レール部12、湾曲レール部13の曲線部分における曲率半径を大きくしなければならない分上レール5全体の前後方向の巾を狭くするのに制約があるが、上記のようにランナー21、22、23として上ローラ26を両側に1個ずつ合計2個設けたもの(1軸のローラ構成)とすることで、外側曲進レール部11、内側曲進レール部12、湾曲レール部13の曲線部分における曲率半径をできるだけ小さくすることが可能となり、この点でも上レール5全体の前後方向の巾をいっそう狭くできるものである。また、ローラ横軸24aとローラ縦軸24bとを交差させて交わらせることで、ローラ縦軸24bを引戸1に対して回転自在に取付けた場合における各ランナー本体24の回転自由度を持たせることができ、上ランナー21、22、23をコンパクトにすることが可能となり、この点でも上ランナー21、22、23が走行する上レール5全体の前後方向の巾を狭くすることができる。
次に連動機構15を説明する。図9に示すように、一方引戸1a及び他方引戸1bの把手側の上端部には、それぞれ、一方引戸1aの上端部から中央引戸1cの移動経路Cに向って突出する傾斜連動金具15aが取り付けられている。中央引戸1cの両サイドの上端部には、傾斜連動金具15aに係脱可能な受け部材15eが各々取り付けられている。これら傾斜連動金具15aと受け部材15eとによって、一方引戸1a側の操作力を中央引戸1cに伝達して中央引戸1cを一方引戸1aに連動して開閉させるための連動機構15が構成されている。
ここで、上記傾斜連動金具15aは、基端から先端にいく程上記一方引戸1aの開き方向Dとは反対方向に位置するように傾斜した押し側の傾斜ガイド面15bと、押し側の傾斜ガイド面15bの先端から一方引戸1aの開き方向Dに向かって屈曲する係止面15cと、係止面15cの先端から押し側の傾斜ガイド面15bと略平行に対向するように突出した引き側の傾斜ガイド面15dとが一体形成されている。ここで、一方引戸1a側の操作力を中央引戸1cに効率良く伝達するためには、押し側の傾斜ガイド面15b及び引き側の傾斜ガイド面15dを中央引戸1cの移動経路Cに対して直角に傾斜させるのが最も好ましい。そして、一方引戸1aと中央引戸1cとが左右にずれた状態では受け部材15eは傾斜連動金具15aとは干渉せず、一方引戸1aと中央引戸1cとが概ね重なる段階で受け部材15eが押し側の傾斜ガイド面15bに片当たりし、さらに一方引戸1aと中央引戸1cとが他方引戸1bを挟んで前後に離反する連動開始段階で、受け部材15eが押し側の傾斜ガイド面15bに押されてその押し操作力が中央引戸1cの移動経路Cと略平行な方向に向かって作用するようになり、逆に閉じる際には受け部材15eが係止面15cに係止した状態で中央引戸1cが閉じ位置に近づき、さらに連動終了直前段階に受け部材15eが引き側の傾斜ガイド面15dに引かれてその引き操作力P2が中央引戸1cの移動経路Cと略平行な方向に向かって作用するものである。
本例では上記受け部材15eは、ローラーで構成されている。
次に動作を説明する。例えば、図1、図6に示すように、右側の一方引戸1aを開く方向Dに移動して開く場合、一方引戸1aと中央引戸1cとが左右にずれた状態では受け部材15eは傾斜連動金具15aとは干渉せず、一方引戸1aと中央引戸1cとが概ね重なる段階で受け部材15eが傾斜連動金具15aの押し側の傾斜ガイド面15bに片当たりし、さらに一方引戸1aと中央引戸1cとが他方引戸1bを挟んで前後に離反する連動開始段階において図10(a)に示すように、受け部材15eが押し側の傾斜ガイド面15bの基端側により押されてその押し操作力P1が中央引戸1cの移動経路Cと略平行な方向に向かって作用する。つまり、押し側の傾斜ガイド面15bの基端から先端までのどの位置でも受け部材15eに対しては、中央引戸1cの移動経路C(湾曲レール部13のレール方向)と平行な操作力P1が作用するため、力のロスがなく、中央引戸1cがスムーズに斜め後方に向かって開かれるようになる。そして、図1(b)→(c)→(d)のように、中央引戸1cと一方引戸1aは前後に離反した段階で、受け部材15eは傾斜連動金具15aの係止面15cに係止した状態となり、この係止状態は一方引戸1a及び中央引戸1cが全開位置に至るまで持続される。
逆に、一方引戸1aを閉じる方向Eに移動して閉じる際には、受け部材15eは係止面15cに係止した状態で一方引戸1aと中央引戸1cとが連動して閉じられ、その後、連動終了直前段階において、図10(b)に示すように、受け部材15eが引き側の傾斜ガイド面15dに引かれ、その引き操作力P2が中央引戸1cの移動経路Cと略平行な方向に向かって作用する。これにより、図10(a)の開く場合と同様に、力のロスがなく、中央引戸1cがスムーズに斜め前方に向かって移動することができる。なお中央引戸1cが閉位置に達すると、図1(d)→(c)→(b)のように、受け部材15eが引き側の傾斜ガイド面15dから外れて連動が解除され、一方引戸1aは単独で閉位置まで移動可能となる。
上記構成によれば、一方引戸1aと中央引戸1cとを連動機構15によって連動させることができるので、中央引戸1cを手で開閉する必要がなくなり、開閉操作がきわめて容易となると共に、連動機構15は押し側の傾斜ガイド面15bと係止面15cと引き側の傾斜ガイド面15dとを一体形成した簡単な構造であるため、コスト低減を図ることができる。
さらに、連動機構15の押し側の傾斜ガイド面15b及び引き側の傾斜ガイド面15dは、それぞれ、先端になる程上記一方引戸1aの開き方向D(図10)とは反対方向に傾斜しているため、一方引戸1aと中央引戸1cとの連動開始段階では、中央引戸1cの受け部材15eに対して一方引戸1aの押し側の傾斜ガイド面15bから加わる押し操作力P1の方向は中央引戸1cの移動経路Cと略平行となるため、一方引戸1aの押し操作力P1を効率よく中央引戸1cに伝達することができる。また一方引戸1aと中央引戸1cの連動終了直前段階では、中央引戸1cの受け部材15eに対して一方引戸1aの引き側の傾斜ガイド面15dから加わる引き操作力P2の方向が中央引戸1cの移動経路Cと略平行となるため、一方引戸1aの引き操作力P2を効率よく中央引戸1cに伝達することができ、結果、開閉いずれの場合も、中央引戸1cの滑らかな連動開閉が可能になる。つまり、操作力P1(P2)のほぼすべてが中央引戸1cの移動に寄与して、力のロスをなくすことができるので、小さな操作力で済む。この結果、開閉操作性が大幅に向上するものである。
しかも、受け部材15eはローラーで構成されているため、連動開始段階及び連動終了直前段階において、それぞれ、傾斜連動金具15aと受け部材15eとの摩擦が極力小さくなり、その際の開閉操作力をより一層低減することができる。
また本例では、図1に示すように、中央引戸1cの両端側にそれぞれ受け部材15eを取り付け、一方引戸1aの右端(把手側)、及び、他方引戸1bの左端(把手側)に、それぞれ、傾斜連動金具15aを取り付けた構成となっているため、左開きと右開きのいずれの場合も、連動機構15が働く構造となる。つまり、3枚の引戸1が一列に段差なく面一に配置された全閉状態で、他方引戸1aを一方引戸1a側に向けて移動する(実施形態では左側の引戸1である他方引戸1bを右側に移動する)ことで、連動機構15により中央引戸1cを他方引戸1bに連動して移動すると共に、誘導機構19により他方引戸1bを一方引戸1aの前方側に重ねるように誘導し且つ中央引戸1cを一方引戸1aの後方側に重ねるように誘導し、前から順に他方引戸1b、一方引戸1a、中央引戸1cの順に重ねるように開くことができるものである。
なお、各引戸1の下端部の中央の1箇所には下ローラー27が突設されている。下ローラー27はL形金具(図示せず)を介して引戸1〜3の各下端部の中央位置に取り付けられている。下ローラー27をガイドする下レール6には、図5に示すように、共用レール部101の長手方向Mの両端側から後方Bに向って傾斜した左右の曲進レール部42,43がそれぞれ設けられ、共用レール部101と平行で後ろ側に位置する中央引戸用レール部102の中央部から前方Aに向って半円形状に湾曲した1つの湾曲レール部44が設けられている。なお図5中の45は分岐用補助レールである。
ここで、下レール6の左側の曲進レール部42の位置は、上レール5の左側の外側曲進レール部11と内側曲進レール部12との中間位置に対向しており、下レール6の右側の曲進レール部43の位置は、上レール5の右側の外側曲進レール部11と内側曲進レール部12との中間位置に対向しており、下レール6の湾曲レール部44の位置は、上レール5の左右の湾曲レール部13,13の中間位置に対向している。
そして、各引戸1の上端部は左右2個の上ランナー21(22,23)で吊り下げ支持され、3枚の引戸1が面一となって閉じた状態で、一方引戸1aの下ローラー27が右側の曲進レール部43の後端部に位置し、中央の引戸1cの下ローラー27が湾曲レール部44の前端部に位置し、他方引戸1bの下ローラー27が左側の曲進レール部42の後端部に位置する。また、図6(c)の右開きの場合、他方引戸1bの下ローラー27が左側の曲進レール部42の後端部に位置し、一方引戸1aの下ローラー27が共用レール部101の直線部分の右端に位置し、中央の引戸1cの下ローラー27が中央引戸用レール部102の直線部分の左端に位置する。また、図7(c)の左開きの場合、一方引戸1aの下ローラー27が右側の曲進レール部43の後端部に位置し、他方引戸1bの下ローラー27が共用レール部101の直線部分の右端に位置し、中央の引戸1cの下ローラー27が中央引戸用レール部102の直線部分の右端に位置する。
このように下端部は1個の下ローラー27で下レール6にガイドされる結果、各引戸1の走行の安定化を十分に図ることができると共に、1個の下ローラー27を用いることで、下レール6の溝形状を上レール5の溝形状よりも簡易にでき、下レール6のコスト低減を図ることができる利点もある。
なお、本発明に係る引戸装置は、クローゼットの扉以外に各種の開閉扉の分野にも広く適用できるものである。
本発明の引戸装置の開閉動作を示し、(a)は3枚の引戸を面一に閉じた状態を示す概略平面図であり、(b)(c)(d)は開閉途中の状態を示す概略平面図であり、(e)は3枚の引戸を前後に重ねた全開状態を示す概略平面図である。 同上の面一に閉じた状態を示す背面図である。 同上の上レールを示し、(a)は上下反転した状態の斜視図であり、(b)は同上の上下反転した状態の分解斜視図である。 (a)は同上の上レールにおける補助レールの配置を示す平面図であり、(b)は3枚の引戸に設けたランナー、補助ローラの位置関係を示す説明図である。 同上の下レールを示す平面図である。 (a)(b)(c)は同上の右開きの操作順序を示す説明図である。 (a)(b)(c)は同上の左開きの操作順序を示す説明図である。 (a)は同上のランナーの斜視図であり、(b)はランナーの分解斜視図である。 同上の連動機構を示す斜視図である。 (a)は同上の連動機構の開操作時における動作を示す動作説明図であり、(b)は閉操作時における動作を示す動作説明図である。 同上の3枚の引戸が前後に重なっている状態を示す断面図である。 同上の背の低い2連補助ローラーが垂下長の長い補助レールにガイドされている状態を示す断面図である。 同上の背の高い2連補助ローラーが垂下長の短い補助レールにガイドされている状態を示す断面図である。
符号の説明
1 引戸
1a 一方引戸
1b 他方引戸
1c 中央引戸
5 上レール
7 共用レール部
8 中央引戸用レール部
9 前側直進レール部
10 後側直進レール部
11 外側曲進レール部
12 内側曲進レール部
13 湾曲レール部
21 ランナー
22 ランナー
23 ランナー
24 ランナー本体
24a ローラ横軸
24b ローラ縦軸
26 上ローラ

Claims (1)

  1. 3枚の引戸を備えた引戸装置であって、閉じた状態で中央引戸と、中央引戸の一方の側方に配置される一方引戸と、中央引戸の他方の側方に配置される他方引戸とからなり、上記3枚の引戸を走行自在にガイドする上レールに、上レールの長手方向と直交する前後方向に並んで、一方引戸と他方引戸の各上端部にそれぞれ設けた左右2個の上ランナーを走行自在にガイドする共用レール部と、中央引戸の上端部に設けた左右2個の上ランナーを走行自在にガイドする中央引戸用レール部とが設けられ、上記共用レール部は、上レールの長手方向と平行に延びた前側直進レール部と、前側直進レール部の長手方向の両端側から後方に延びた左右2個の外側曲進レール部と、前側直進レール部の長手方向の両端側よりも内側に寄った2箇所からそれぞれ分岐して後方に延びた左右2個の内側曲進レール部とを備え、上記中央引戸用レール部は、上記前側直進レール部と平行な後側直進レール部と、後側直進レール部における上記左右2個の内側曲進レール部と対向する位置よりもそれぞれ内側に寄った2箇所から前側に向って半円形状に湾曲した左右2個の湾曲レール部とを備え、閉状態では、一方引戸の各上ランナー及び他方引戸の各上ランナーのうち一方の組のランナーがそれぞれ左側に位置する外側曲進レール部と内側曲進レール部の各後端部にそれぞれ入り込むと共に、他方の組のランナーがそれぞれ右側に位置する外側曲進レール部と内側曲進レール部の各後端部にそれぞれ入り込み、且つ中央引戸の各上ランナーが左右2個の湾曲レール部の各前端部にそれぞれ入り込むことで、各引戸が上レールの長手方向と平行な同一平面となるように並置され、開状態では、上レールの右端又は左端のいずれかにおいて3枚の引戸が前後に重ねて並置されるように構成され、この3枚の引戸が前後に重ねて並置される状態で、中央引戸の両ランナーが後側直進レール部に位置し、一方引戸又は他方引戸のいずれか一方の両ランナーが右側又は左側の外側曲進レール部と内側曲進レール部の各後端部に位置すると共にいずれか他方の両ランナーが前側直進レール部に位置し、上記各引戸に設けたランナーを、ランナー本体の両側にそれぞれ1つずつ上ローラを回転自在に取付けると共にランナー本体に上記上ローラのローラ横軸と直交するローラ縦軸を設けて構成し、上記ランナーのローラ縦軸を引戸に対して回転自在に取付けて成ることを特徴とする引戸装置。
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