JP2006111199A - 乗員保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車室内空間を狭めることなく、しかもコスト増を抑制した上で、エアバッグを車室の側部内面と乗員との間に円滑に展開させることができる乗員保護装置の提供。
【解決手段】 ドア開口部5の上縁に沿って折り畳み状態で取り付けられ、膨張時に車室9の側部内面3aに沿ってカーテン状に展開するエアバッグ40を備えた装置であって、乗員Mの側部内面3aに対する近接姿勢の有無を乗員Mの接触により検出する接触検出装置44を設け、接触検出装置44が近接姿勢有りを検出している間はエアバッグ40の展開を禁止する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開するエアバッグを備えた乗員保護装置に関する。
車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開するエアバッグを備えた乗員保護装置において、エアバッグを車室の側部内面と乗員との間に円滑に展開させるために、側部内面、具体的には窓の周囲に配置された押圧装置で乗員を車室内側方向に押圧する技術がある(例えば特許文献1参照)。また、このようなエアバッグの展開を制御するために車両のロール角およびロール角速度から車両の横転の可能性の有無を判定する技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2002−362295号公報 特開2001−71787号公報
上記特許文献1のように乗員を車室内側方向に押圧するための押圧装置を窓の周囲に設ける場合、当然のことながらこの装置を配置するためのスペースを窓の周囲に設ける必要があり、実質的に車室内空間が狭くなってしまう。また、押圧装置はエアバッグが展開する前に作動しなければならないので、応答性の高い高価な装置が必要になってしまう。
したがって、本発明は、車室内空間を狭めることなく、しかもコスト増を抑制した上で、エアバッグを車室の側部内面と乗員との間に円滑に展開させることができる乗員保護装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車両(例えば実施形態における車両1)のドア開口部(例えば実施形態におけるフロントドア開口部5,リヤドア開口部6)の上縁に沿って折り畳み状態で取り付けられ、膨張時に車室(例えば実施形態における車室9)の側部内面(例えば実施形態における内面3a,4a)に沿ってカーテン状に展開するエアバッグ(例えば実施形態におけるサイドカーテンエアバッグ40)を備えた乗員保護装置(例えば実施形態における乗員保護装置41)において、乗員の前記側部内面に対する近接姿勢の有無を乗員の接触により検出する接触検出装置(例えば実施形態における接触検出装置44,45)を設け、該接触検出装置が近接姿勢有りを検出している間は前記エアバッグの展開を禁止することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記接触検出装置は、車両前後方向に延設されていることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記接触検出装置は、上下方向に並べられた複数の分割体(例えば実施形態におけるタッチセンサ47,48,51,54)で構成されていることを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記車両の傾斜角度が所定角度以上になると、前記接触検出装置の検出結果に拘わらず前記エアバッグを展開させることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、車室の側部内面に対する乗員の近接姿勢の有無を乗員の接触により検出する接触検出装置が乗員の近接姿勢有りを検出している間はエアバッグの展開を禁止するため、乗員が側部内面に対し近接姿勢でない状況、つまり乗員と側部内面との間隔があいた状況で円滑に車室の側部内面と乗員との間にエアバッグを展開させることができる。このように、乗員の側部内面に対する近接姿勢の有無を乗員の接触により検出する接触検出装置を設ければ良いため、エアバッグを乗員と車室の側部内面との間に円滑に展開させることが、車室内空間を狭めることなく、また低コストでできる。
請求項2に係る発明によれば、接触検出装置が車両前後方向に延設されているため、シートスライド等による乗員の位置変化があっても車室の側部内面に対する乗員の近接姿勢の有無を検出することができる。
請求項3に係る発明によれば、接触検出装置が上下方向に並べられた複数の分割体で構成されているため、例えば、すべての分割体が乗員の接触を検出していれば側部内面に対する乗員の近接姿勢有りと判定する一方、少数の分割体のみが乗員の接触を検出していれば乗員の肘のみが側部内面に近接していると判定し側部内面に対する乗員の近接姿勢なしと判定することができる。よって、乗員の肘のみが側部内面に近接している場合にエアバッグの展開を禁止せずにエアバッグを展開させることができる。
請求項4に係る発明によれば、車両の傾斜角度が所定角度以上になると接触検出装置の検出結果に拘わらずエアバッグを展開させるため、エアバッグを必要なときに展開させずに終わってしまうことを防止できる。
本発明の第1実施形態の乗員保護装置を図1〜図4を参照して以下に説明する。
図1に示すように、車両1の車体2の側部には、車両前後方向の前側から順にフロントドア3およびリヤドア4が取り付けられており、これらの内側に、フロントドア3で開閉されて乗員の乗降を可能とする図2に示すフロントドア開口部(ドア開口部)5と、リヤドア4で開閉されて乗員の乗降を可能とするリヤドア開口部(ドア開口部)6とが形成されている。車両の1の車室9内には、フロントドア開口部5を介して乗員の乗降が行われるフロントシート7とリヤドア開口部6を介して乗員の乗降が行われるリヤシート8とが、車両前後方向に離間して設けられている。
図3に示すように、フロントドア3は、下部の本体部20の上側に、内側に窓開口部21を形成するサッシュ部22が設けられたドア本体23と、昇降することで窓開口部21を開閉させ、下降時に本体部20に進入する窓ガラス24とを有しており、サッシュ部22と窓ガラス24とでフロントドア3の上部に窓部25が形成されている。リヤドア4も同様に、下部の本体部30の上側に、内側に窓開口部31を形成するサッシュ部32が設けられたドア本体33と、昇降することで窓開口部31を開閉させ、下降時に本体部30に入り込む窓ガラス34とを有しており、サッシュ部32と窓ガラス34とでリヤドア15の上部に窓部35が形成されている。なお、閉状態にあるときフロントドア3およびリヤドア4は車室9の側部を画成することになり、よって、フロントドア3の車室9側の内面3aと、リヤドア4の車室9側の内面4aとが、車室9の側部内面を構成する。
そして、車体2には、図2に示すように、フロントドア開口部5およびリヤドア開口部6の上縁に沿ってサイドカーテンエアバッグ(エアバッグ)40が折り畳み状態で取り付けられている。このサイドカーテンエアバッグ40は、図示略のインフレータが発生させる高圧ガスで膨張して、フロントドア3の内面3aの主として上部つまり窓部25側部分およびリヤドア4の内面4aの主として窓部35側部分に沿ってカーテン状に展開するものである。
上記したサイドカーテンエアバッグ40は、他の図示略のエアバッグおよび制御部42等とともに乗員保護装置41を構成するもので、制御部42によって作動が制御される。
制御部42は、車両1の挙動を検出する図示略のセンサを用いて車両1の横転の可能性等を判定するもので、車両1の横転の可能性が高いと判定した場合に、基本的にはその判定と同時もしくは所定のディレイ時間の経過後に、サイドカーテンエアバッグ40を駆動してこれを展開させる。
第1実施形態においては、図3に示すように、フロントドア3の内面3aに対する乗員の近接姿勢の有無を乗員の接触により検出する接触検出装置44と、リヤドア4の内面4aに対する乗員の近接姿勢の有無を乗員の接触により検出する接触検出装置45とが設けられている。
具体的に、フロントドア3の接触検出装置44は、フロントドア3の内面3aにおける本体部20の上部位置に設けられた複数具体的には二つの直線状のタッチセンサ(分割体)47を有している。これらタッチセンサ47は、車体前後方向に沿って延設されるとともに互いに上下に離間して並べられており、互いに延設方向の長さおよび位置を揃えている。これらタッチセンサ47の延設長さは、フロントドア3と車両前後方向に位置が合うフロントシート7の車両前後方向のスライド量に対応している。つまり、両タッチセンサ47は、フロントシート7が前後方向のいずれの位置にあってもこれに着席している乗員の接触を検出できる長さおよび位置に配置されている。
同様に、リヤドア4の接触検出装置45は、リヤドア4の内面4aにおける本体部30の上部位置に設けられた複数具体的には二つの直線状のタッチセンサ(分割体)48を有している。これらタッチセンサ48も、車体前後方向に沿って延設されるとともに互いに上下に並べられており、互いに延設方向の長さおよび位置を揃えている。これらタッチセンサ48は、リヤドア4と車両前後方向に位置が合うリヤシート8に着席している乗員の接触を検出できる長さおよび位置に配置されている。
そして、制御部42は、上記したように、車両1の横転の可能性を判定し車両1の横転の可能性が高いと判定した場合に、基本的にサイドカーテンエアバッグ40を展開させることになるが、この展開前に、フロントドア3の内面3aに対する乗員の近接姿勢の有無を接触検出装置44で判定するとともに、リヤドア4の内面4aに対する乗員の近接姿勢の有無を接触検出装置45で検出し、これらの結果に応じて、サイドカーテンエアバッグ40の展開および展開禁止を制御する。
つまり、制御部42は、フロントドア3の接触検出装置44の両タッチセンサ47で乗員の接触が検出された状態にあるか否かを判定し、フロントドア3の両タッチセンサ47で乗員の接触が検出された状態にある場合は、図4(a)に示すように、フロントドア3の内面3aに対し乗員Mが体全体で近接する近接姿勢有りと判定する。一方、そうでない場合は、図4(b)に示すように、フロントドア3の内面3aに対する乗員Mの近接姿勢なしと判定する。つまり、フロントドア3のいずれかのタッチセンサ47で乗員の接触が検出されてもいずれかのタッチセンサ47で乗員の接触が検出されなければ、乗員Mの肘のみがフロントドア3の内面3aへ近接していて体全体で近接する近接姿勢にはないと判定して、フロントドア3の内面3aに対する乗員Mの近接姿勢なしと判定する。また、フロントドア3のいずれのタッチセンサ47でも乗員Mの接触が検出されなければ、乗員Mが一切フロントドア3の内面3aへ近接しておらず乗員Mのフロントドア3の内面3aに対する近接姿勢なしと判定する。
また、制御部42は、リヤドア4の接触検出装置45においても、同様にして、リヤドア4の内面4aに対する乗員Mの近接姿勢の有無を判定する。
そして、制御部42は、車両1の横転の可能性が高いと判定した際に、フロントドア3の内面3aに対する乗員Mの近接姿勢有り、およびリヤドア4の内面4aに対する乗員Mの近接姿勢有りの二つの条件のうちの少なくともいずれか一方の条件が満足された状態にある間は、サイドカーテンエアバッグ40の展開を禁止する。また、制御部42は、車両1の横転の可能性が高いと判定した際に、上記以外の場合、つまり、フロントドア3の内面3aに対する乗員Mの近接姿勢なし、かつリヤドア4の内面4aに対する乗員Mの近接姿勢なしの状態になると、サイドカーテンエアバッグ40を展開させる。
これにより、フロントドア3の内面3aおよびリヤドア4の内面4aのいずれにも乗員Mが体全体で近接していない状態でサイドカーテンエアバッグ40をフロントドア3の内面3aおよびリヤドア4の内面4aに沿って展開させることができ、乗員Mとフロントドア3およびリヤドア4との間に円滑にサイドカーテンエアバッグ40を展開させることができる。
なお、制御部42は、車両1の横転の可能性が高いと判定し、しかも上記のようにカーテンエアバッグ40の展開を禁止している状態で、車両1の水平に対する傾斜角度を監視しており、車両1の水平に対する傾斜角度が所定角度以上になると、上記した接触検出装置44,45の検出結果に拘わらず、強制的にサイドカーテンエアバッグ40を展開させる。
以上に述べた第1実施形態の乗員保護装置41によれば、フロントドア3の内面3aに対する乗員Mの近接姿勢の有無を乗員Mの接触により検出する接触検出装置44、およびリヤドア4の内面4aに対する乗員の近接姿勢の有無を乗員の接触により検出する接触検出装置45の少なくともいずれか一方で乗員Mの近接姿勢有りを検出している間は、制御部42がサイドカーテンエアバッグ40の展開を禁止するため、乗員がフロントドア3の内面3aおよびリヤドア4の内面4aのいずれに対しても近接姿勢でない状況、つまりフロントドア3の内面3aおよびリヤドア4の内面4aと乗員Mとの間隔があいた状況で円滑にフロントドア3の内面3aおよびリヤドア4の内面4aと乗員Mとの間にサイドカーテンエアバッグ40を展開させることができる。このように、乗員Mのフロントドア3の内面3aおよびリヤドア4の内面4aに対する近接姿勢の有無を乗員Mの接触により検出する接触検出装置44,45を設ければ良いため、サイドカーテンエアバッグ40をフロントドア3の内面3aおよびリヤドア4の内面4aと乗員Mとの間に円滑に展開させることが、車室内空間を狭めることなく、また低コストでできる。
また、接触検出装置44が車両前後方向に延設されているため、シートスライド等による乗員Mの位置変化があってもフロントドア3の内面3aおよびリヤドア4の内面4aに対する乗員Mの近接姿勢の有無を検出することができる。
加えて、各接触検出装置44,45のそれぞれが、上下方向に並べられた複数のタッチセンサを有しているため、制御部42は、フロントドア3の接触検出装置44の両タッチセンサ47が乗員Mの接触を検出していればフロントドア3の内面3aに対する乗員Mの近接姿勢有りと判定し、リヤドア4の接触検出装置45の両タッチセンサ48が乗員Mの接触を検出していればリヤドア4の内面4aに対する乗員Mの近接姿勢有りと判定することになる。一方、制御部42は、フロントドア3の接触検出装置44のいずれか一方のタッチセンサ47のみが乗員Mの接触を検出していれば乗員Mの肘のみがフロントドア3の内面3aに対し近接しているとして近接姿勢なしと判定し、リヤドア4の接触検出装置45のいずれか一方のタッチセンサ48のみが乗員Mの接触を検出していれば乗員Mの肘のみがリヤドア4の内面4aに対し近接しているとして近接姿勢なしと判定することになる。よって、フロントドア3の内面3aあるいはリヤドア4の内面4aに乗員Mの肘のみが近接している場合にサイドカーテンエアバッグ40の展開を禁止せずにサイドカーテンエアバッグ40を展開させることができる。
しかも、制御部42が、車両1の傾斜角度が所定角度以上になると接触検出装置44,45の検出結果に拘わらずサイドカーテンエアバッグ40を展開させるため、サイドカーテンエアバッグ40を必要なときに展開させずに終わってしまうことを防止できる。
本発明の第2実施形態の乗員保護装置を主に図5を参照して第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第2実施形態においては、第1実施形態とタッチセンサが相違している。フロントドア3の接触検出装置44は、フロントドア3の内面3aにおける本体部20の上部位置に設けられた多数の点状のタッチセンサ(分割体)51を有している。これらタッチセンサ51は、上下方向の位置を合わせて車両前後方向に等間隔で複数具体的には11カ所並べられて直線状のセンサ列52をなすとともに、このようなセンサ列52を車両前後方向の位置を合わせて上下方向に等間隔をなして複数列具体的には3列形成するように設けられている。各センサ列52の長さは、フロントドア3と車両前後方向に位置が合うフロントシート7の車両前後方向のスライド量に対応している。つまり、これらタッチセンサ51によって、フロントシート7が前後方向のいずれの位置にあってもこれに着席している乗員の接触を検出できるセンサ列52の長さおよび位置に配置されている。
同様に、リヤドア4の接触検出装置45は、リヤドア4の内面4aにおける本体部30の上部位置に設けられた多数の点状のタッチセンサ(分割体)54を有している。これらタッチセンサ54は、上下方向の位置を合わせて車両前後方向に等間隔で複数具体的には8カ所並べられて直線状のセンサ列55をなすとともに、このようなセンサ列55を車両前後方向の位置を合わせて上下方向に等間隔をなして複数列具体的には3列形成するように設けられている。各センサ列55は、リヤドア4と車両前後方向に位置が合うリヤシート8に着席している乗員の接触を検出できる長さおよび位置に配置されている。
そして、制御部42は、車両1の横転の可能性を判定し車両1の横転の可能性が高いと判定した場合に、基本的にサイドカーテンエアバッグ40を展開させることになるが、第1実施形態と同様、この駆動前に、フロントドア3の内面3aに対する乗員の近接姿勢の有無を接触検出装置44で判定するとともに、リヤドア4の内面4aに対する乗員の近接姿勢の有無を接触検出装置45で検出し、それらの結果に応じて、サイドカーテンエアバッグ40の展開および展開禁止を制御する。
つまり、第2実施形態において、制御部42は、フロントドア3の上段のセンサ列52のいずれかのタッチセンサ51で乗員の接触が検出された状態にあるか否か、フロントドア3の中段のセンサ列52のいずれかのタッチセンサ51で乗員の接触が検出された状態にあるか否か、およびフロントドア3の下段のセンサ列52のいずれかのタッチセンサ51で乗員の接触が検出された状態にあるか否かを判定し、フロントドア3のすべてのセンサ列52においていずれかのタッチセンサ51で乗員の接触が検出された状態にある場合は、フロントドア3の内面3aに対し乗員が体全体で近接する近接姿勢有りと判定する。一方、そうでない場合は、フロントドア3の内面3aに対する乗員の近接姿勢なしと判定する。つまり、フロントドア3のいずれかのセンサ列52においてタッチセンサ51で乗員の接触が検出されても他のセンサ列52のタッチセンサ51で乗員の接触が検出されなければ、乗員の肘のみがフロントドア3の内面3aへ近接していて体全体で近接する近接姿勢にはないと判定して、フロントドア3の内面3aに対する乗員の近接姿勢なしと判定する。また、フロントドア3のいずれのタッチセンサ51でも乗員の接触が検出されなければ、乗員が一切フロントドア3の内面3aへ近接しておらず乗員のフロントドア3の内面3aに対する近接姿勢なしと判定する。
また、制御部42は、リヤドア4の接触検出装置45においても、同様にして、リヤドア4の内面4aに対する乗員の近接姿勢の有無を判定する。
そして、制御部42は、車両1の横転の可能性が高いと判定した際に、第1実施形態と同様に、フロントドア3の内面3aに対する乗員の近接姿勢有り、およびリヤドア4の内面4aに対する乗員の近接姿勢有りの二つの条件のうちの少なくともいずれか一方の条件が満足された状態にある間は、サイドカーテンエアバッグ40の展開を禁止する。また、制御部42は、車両1の横転の可能性が高いと判定した際に、上記以外の場合、つまり、フロントドア3の内面3aに対する乗員の近接姿勢なし、かつリヤドア4の内面4aに対する乗員の近接姿勢なしの状態になると、サイドカーテンエアバッグ40を展開させる。
以上により、第2実施形態の乗員保護装置においても第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明の第1実施形態の乗員保護装置が適用された車両の斜視図である。 本発明の第1実施形態の乗員保護装置が適用された車両のドアを除いた側面図である。 本発明の第1実施形態の乗員保護装置が適用された車両のドアを車室側から見た側面図である。 本発明の第1実施形態の乗員保護装置が適用された車両のドアを前方から見た概略正面図である。 本発明の第2実施形態の乗員保護装置が適用された車両のドアを車室側から見た側面図である。
符号の説明
1 車両
3a,4a 内面(側部内面)
5 フロントドア開口部(ドア開口部)
6 リヤドア開口部(ドア開口部)
9 車室
40 サイドカーテンエアバッグ(エアバッグ)
41 乗員保護装置
44,45 接触検出装置
47,48,51,54 タッチセンサ(分割体)
M 乗員

Claims (4)

  1. 車両のドア開口部の上縁に沿って折り畳み状態で取り付けられ、膨張時に車室の側部内面に沿ってカーテン状に展開するエアバッグを備えた乗員保護装置において、
    乗員の前記側部内面に対する近接姿勢の有無を乗員の接触により検出する接触検出装置を設け、該接触検出装置が近接姿勢有りを検出している間は前記エアバッグの展開を禁止することを特徴とする乗員保護装置。
  2. 前記接触検出装置は、車両前後方向に延設されていることを特徴とする請求項1記載の乗員保護装置。
  3. 前記接触検出装置は、上下方向に並べられた複数の分割体で構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の乗員保護装置。
  4. 前記車両の傾斜角度が所定角度以上になると、前記接触検出装置の検出結果に拘わらず前記エアバッグを展開させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の乗員保護装置。
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