JP2006109537A - 分割管路及び分割管路の施設方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 1本のアウター管と、該アウター管の内部に収納された少なくとも3本のさや管と、該さや管の全てに隣接する少なくとも1個のスペーサーとから成る分割管路であって、前記アウター管の内径は前記さや管の外径の整数倍であることを特徴とする分割管路である。
【選択図】 図1
Description
ところで、地中などに施設されるケーブルの本数が多くなるのに従って、1本の波付管の中に多数のケーブルを挿通させる方式が採られるようになってきている。1本の波付管の中に多数のケーブルを挿通させる1つの方法としては、外径の大きなアウター管と呼ばれる波付管の内部に、このアウター管の内径よりも小さな外径を有するさや管と呼ばれる波付管を複数本配置する等によりアウター管内を複数に分割して使用する、いわゆる分割管路方式がある。
分割管路方式においては、ケーブルはさや管の内部へ挿通する。分割管路方式を用いることで、複数のケーブルの施設を行う場合でも1本のアウター管の施設作業で済むようになり、施設コストの低減が可能になる。加えて、アウター管1本分の設置作業幅しか専有しないので施設場所の確保が容易になる。
特許文献1では、図9に示すように内径250mmφのアウター管2の内部に外径63mmφのさや管3aを2本先行して挿入した後に外径63mmφのさや管3bを3本新たに挿入した分割管路1が提案されている。図9において、さや管の増設が終了した分割管路1には、以後は不要となった挿入作業用空間がそのまま空間として残っている。
これに対して、本発明者等は、さや管の増設を行わない代わりに挿入作業用空間を削除した分割管路を考えてみた。すなわち、アウター管へのさや管の挿入は最初に一括挿入することにし、その後は増設しない、との前提に立つことで、アウター管から挿入作業用空間を削除することができる。つまり、アウター管の内径を一括挿入するさや管がギリギリ配置できる大きさにまで小さくすることができる、と考えた。尚、アウター管へのさや管の挿入は、先ずはアウター管にロープを挿通させ、挿通したロープの一端に一体化したさや管を固定し、さや管の出口側からこのロープを引っ張ることで行う。
そこで本発明者等がアウター管への一括挿入作業の途中でさや管が挿入できなくなった分割管路と最後までさや管を挿入できた分割管路とを比較、調査したところ、アウター管への一括挿入作業の途中でさや管が挿入できなくなった分割管路は、アウター管の内径がさや管の外径のほぼ整数倍になっていることがわかった。
尚、この現象は、アウター管2の内径がさや管3の外径の約3倍の場合に顕著に現れることがわかった。アウター管2の内径がさや管3の外径の約3倍の場合には、さや管3の挿入が困難になるだけでなく、最悪の場合にはさや管3及びアウター管2が強く押し合って変形してしまう。
この状態で強引に引っ張る等してさや管3をアウター管2内に無理やり挿入した場合には、さや管が大きく伸びてしまい、引張り端を開放した途端にさや管3がアウター管2の内部に戻ってしまう。そこで、さや管3が戻らないようにさや管3の端部を固定してしまうと、今度はさや管3に負荷をかけ続けることになり、劣化を促進させる。その結果、施設後短時間でさや管3に亀裂が発生したり、最悪の場合には破断してしまうことになる。
従って、アウター管及びさや管の変形等が発生しない信頼性の高い分割管路を提供することができる。ここで、アウター管の内径とはアウター管の内部のさや管を配置する空間の径を言う。また、さや管の外径とはさや管の最外径をいう。
このように前記長尺体を波付樹脂管とすると、前記長尺体についてもさや管として使用することが可能となり施設できるケーブルの本数が増え、アウター管をより有効に活用することができる。
その結果、アウター管及びさや管の変形等が発生しない信頼性の高い線路となる。
ところで図2は、本発明が解決すべき問題点の所在を明らかにするもので、図2から明らかなように、さや管3の外径をdとすると、内径が3dであるアウター管2内に3本のさや管3を挿入する場合には最大9/5dの長尺体4がアウター管2内に入り得る。
一方、長尺体4の外径がdになると、2本のさや管3と長尺体4とが横一列になり同様に身動きが取れない状態になってしまう。また、長尺体4の外径がdより小さい場合には3本のさや管3がほぼ横一列になるのを防ぐことができない。
尚、アウター管2の内径はさや管3の外径の2.9倍、一方長尺体4の外径はさや管3の外径の1.2倍であり、さや管3の1倍以上9/5倍以下の範囲に入っている。
因みに、内径がさや管3の外径の2.8〜3.2倍であるアウター管2に、5本のさや管3を挿入する場合には、図4が示すように、アウター管2内に入りうる長尺体4の外径は最大9/10dである。また、長尺体4の最小値としては、図5より3/5d以上である必要がある。長尺体4の外径が3/5dより小さくなると、さや管3がアウター管2内で移動した時に長尺体4が5本のさや管3の中央部から外側に移動してしまう。つまり、一部のさや管とは隣接しなくなる状況が発生し、この場合には5本の中の任意の3本のさや管3がほぼ横一列になるのを防ぐことができなくなってしまう。
条件2:さや管及びさや管と長尺体は一括引き込み
条件3:最大引込張力 3000N(引込張力が3000Nに達した時点で試験終了)
表1からわかるように、比較例1は線路長が400mの場合には挿入できなかったが、線路長が200m以下の場合には挿入することができた。また、比較例2の分割管路の構造では、最短条件の100mでは比較的容易に挿入できたものの、200m及び400mでは挿入の途中で最大引張張力である3000Nでもさや管を挿入することができなくなってしまった。
2 アウター管
3 さや管
4 長尺体
5 スペーサー
Claims (5)
- 1本のアウター管と、該アウター管の内部に収納された少なくとも3本のさや管と、該さや管の全てに隣接する少なくとも1個のスペーサーとから成る分割管路であって、前記アウター管の内径は前記さや管の外径の整数倍であることを特徴とする分割管路。
- 1本のアウター管と、該アウター管の内部に収納された3本のさや管と、該3本のさや管の全てに隣接する位置に配置された断面円形の長尺体とから成る分割管路において、前記アウター管の内径は前記さや管の外径の2.8〜3.2倍であり、且つ、前記長尺体の断面の外径は前記さや管の外径の1倍以上9/5倍以下であることを特徴とする分割管路。
- 1本のアウター管と、該アウター管の内部に収納された5本のさや管と、該5本のさや管の全てに隣接する位置に配置された断面円形の長尺体とから成る分割管路において、前記アウター管の内径は前記さや管の外径の2.8〜3.2倍であり、且つ、前記長尺体の断面の外径は前記さや管の外径の3/5倍以上9/10倍以下であることを特徴とする分割管路。
- 前記アウター管、前記さや管及び前記長尺体はいずれも樹脂製の波付管であることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の分割管路。
- 1本のアウター管に少なくとも3本のさや管を挿入するに際し、前記さや管と前記さや管の全てに隣接する位置に設けられた少なくとも1つのスペーサーまたは断面円形の長尺体とを一括して前記アウター管内に挿入することを特徴とする分割管路の施設方法。
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JP2004288649A JP4477464B2 (ja) | 2004-09-30 | 2004-09-30 | 分割管路の施設方法 |
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CN106410732A (zh) * | 2016-11-15 | 2017-02-15 | 姜思卓 | 一种电力管道 |
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