JP2006108500A - 導電パターンの形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電子線硬化型のパターン形成層2に電子線照射用パターンマスク10を密着させ、パターン形成層2に電子線を照射し、所定の導電パターンを形成する。電子線照射用パターンマスク10を、パターン形成層2に密着するマクス基材11と、マスク基材11に形成される電子線透過領域13と、パターン形成層2に密着するマスク基材11の電子線遮蔽領域12の密着度を高める複数の微粘着層15とから形成し、マスク基材11の表面に補強保持層20を積層する。パターン形成層2に密着する微粘着層15の微粘着効果により、パターン形成層2に電子線遮蔽領域12が密着するので、汎用型の安価な電子線照射装置を使用しても、電子線を遮蔽する領域に電子線が斜め方向から入射することがない。
【選択図】 図1
Description
電子線硬化型のパターン形成層に対向するマクス基材と、このマスク基材に形成される電子線透過領域と、パターン形成層に対向するマスク基材の電子線遮蔽領域の対向度を高める微粘着層とを備える電子線照射用パターンマスクをパターン形成層に密着、あるいは10μm以下の距離で近接対向させ、電子線を照射することを特徴としている。
また、パターン形成層と電子線照射用パターンマスクとの関係を、(パターン形成層の密度×厚み×2)<(電子線照射用パターンマスクの密度×厚み)とすることが好ましい。
さらに、微粘着層の粘着強度を、JIS Z 0237に規定の90°引き剥がし法による測定値で0.01〜10N/25mmの範囲とすることが好ましい。
また、パターン形成層に対向するマクス基材の非対向面に、補強保持層を設ければ、電子線照射用パターンマスクの耐久性を向上させることができる。
また、パターン形成層と電子線照射用パターンマスクとの関係を、(パターン形成層の密度×厚み×2)<(電子線照射用パターンマスクの密度×厚み)とすれば、電子線の透過を有効に制御することができる。
なお、パターン形成層2、電子線照射用パターンマスク10、及びその樹脂14とは、(パターン形成層2の密度×厚み)+(樹脂14の密度×厚み)<(電子線照射用パターンマスク10の密度×厚み)の関係とされる。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、微粘着層15の種類の多様化を図ることができる。
実施例1
先ず、表1に記載の銀粒子、バインダー1、バインダー2を使用して電子線硬化型の導電ペーストを調製し、この導電ペーストを基材の表面にバーコータを用いて塗布し、この導電ペーストに50℃の熱風を30分加えて乾燥させ、30μmの厚みを有する電子線硬化型のパターン形成層を形成した。
導電パターンを形成したら、解像度を評価することとした。解像度は、同一のライン/スペースを有するパターン領域において、断線や短絡のない最小のものを対象とした。
基本的には実施例1と同様だが、電子線照射用パターンマスクの厚みが実施例1では30μmなのに対し、60μmとした。
実施例3
基本的には実施例1と同様だが、導電ペーストの容量比やパターン形成層の厚みを変更した。
基本的には実施例1と同様だが、導電ペーストのバインダー1をポジタイプとした。具体的には、クレゾールノボラックとポリメチルペンテンスルホンとした。
実施例5
実施例4と同様だが、電子線照射用パターンマスクの厚みを変更した。
実施例6
実施例4と同様だが、導電ペーストの容量比やパターン形成層の厚みを変更した。
実施例の電子線照射用パターンマスクをSUS製の枠内に嵌着して比較例用マスクとした。そして、パターン形成層に比較例用マスクを密着させるのではなく、パターン形成層から比較例用マスクにおける電子線照射用パターンマスクの底面の距離で支持させ、パターン形成層と比較例用マスクとの間に10μmのギャップを形成した。その他の部分については、実施例1と同様とした。
基本的には比較例1と同様だが、パターン形成層から比較例用マスクまでのギャップと比較例用マスクの厚みを変更した。
比較例3
比較例1と同様だが、導電ペーストのバインダー1をポジタイプとした。
比較例4
比較例3と同様だが、比較例用マスクの厚みを変更した。
実施例1の場合には、導電パターンの断面が末広がりに台形化したが、解像度としては実用上問題なく、良好な結果を得ることができた。また、ライン/スペースが大きくなるほど、台形の広がりが大きくなる現象を確認した。
実施例4〜6の場合には、実施例1〜3と同様の評価であるが、ポジタイプのため、上下逆の台形状となった。
マスクの平滑性を確保するためには、特許文献1のように金属のクラッド箔を使用してマスクを製造すれば良いが、そうすると、製造方法が複雑化することが予想される。また、メタルマスクの支持体として金属を使用するので、密度差も樹脂と比べて小さく、電子線の照射条件の制約が大きいことが予想される。
さらに、比較例3、4の場合も、解像度を20μm/20μm以下にすることはできなかった。
2 パターン形成層
10 電子線照射用パターンマスク
11 マスク基材
12 電子線遮蔽領域
13 電子線透過領域
14 樹脂
15 微粘着層
20 補強保持層
Claims (4)
- パターン形成層に電子線を照射して導電パターンを形成する導電パターンの形成方法であって、
電子線硬化型のパターン形成層に対向するマクス基材と、このマスク基材に形成される電子線透過領域と、パターン形成層に対向するマスク基材の電子線遮蔽領域の対向度を高める微粘着層とを備える電子線照射用パターンマスクをパターン形成層に密着、あるいは10μm以下の距離で近接対向させ、電子線を照射することを特徴とする導電パターンの形成方法。 - パターン形成層に対向するマクス基材の非対向面に、補強保持層を設ける請求項1記載の導電パターンの形成方法。
- パターン形成層と電子線照射用パターンマスクとの関係を、(パターン形成層の密度×厚み×2)<(電子線照射用パターンマスクの密度×厚み)とする請求項1又は2記載の導電パターンの形成方法。
- 微粘着層の粘着強度を、JIS Z 0237に規定の90°引き剥がし法による測定値で0.01〜10N/25mmの範囲とする請求項1、2、又は3記載の導電パターンの形成方法。
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