JP2006108361A - 光デバイスおよび光コネクタおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子と受光素子の配置の自由度が広く様々な用途に対応可能な汎用性の高い光デバイスおよびそれを用いた光コネクタおよび電子機器を提供する。
【解決手段】フレキシブル基板1の本体部1aの両側に発光素子2と受光素子3を所定の間隔をあけて搭載する。上記発光素子2と受光素子3を透光性を有する第1,第2モールド樹脂部(6a,6b,6c,6d)により封止する。これによって、フレキシブル基板1の可撓性を利用して、発光素子2と受光素子3の位置および発光素子2の発光面と受光素子3の受光面の向きを任意に設定可能とする。上記フレキシブル基板1上かつ発光素子2と受光素子3との間に通信用IC4を搭載し、その通信用IC4を第3モールド樹脂部(6e,6f)で封止する。上記フレキシブル基板1の本体部1aの略中央から延び、先端側に外部接続端子11を有する延伸部1bを設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、光デバイスおよびそれを用いた光コネクタおよび電子機器に関し、特にホームネットワークや車載ネットワーク用のAV(Audio Visual:オーディオ・ビジュアル)機器、セキュリティー機器等の電子機器に好適である。
従来、光デバイスとしては、基板上に発光素子と受光素子が搭載されたものがある。この光デバイスは、発光素子と受光素子の位置や発光素子の発光面と受光素子の受光面の向きが決まっている。このような光デバイスを用いた光コネクタでは、全く同一機能であっても用途や仕様によって光コネクタの形状が異なるので、光コネクタの仕様に合わせて多種の光デバイスを設計,生産しなければならず、コストが高くつくと共に生産性が悪いという問題がある。
本出願人は、このような問題を解決する手段としてフレキシブル基板を用いることを本発明において提案するが、従来より次のようなフレキシブル基板を用いた実装技術がある。
従来の第1のフレキシブル基板を用いた実装技術は、フレキシブル基板に複数のセンサーやIC等を実装し、一定幅を検出する連結センサーに用いられている(例えば、特開平4−184831号公報(特許文献1)参照)。この連結センサーは、センサーの電子部品を所定間隔毎にテープ状のフレキシブル基板に実装し、これらの電源ラインを共通にすると共に、電子部品を軟質合成樹脂によりモールドしてハウジングを形成することによって連結センサーを作成する技術である。この連結センサーは、電子部品が既にセンサーまたは投光装置としての機能を有しており、軟質合成樹脂でのモールドその機能を損なうことなく粉塵等から電子部品を保護する。
また、従来の第2のフレキシブル基板を用いた実装技術は、半導体メモリーが実装されたフレキシブル基板をシリコン樹脂により被覆した高密度実装技術である(例えば、特開2002−270733号公報(特許文献2)参照)。
しかしながら、上記従来の第1,第2のフレキシブル基板を用いた実装技術では、フレキシブル基板上に搭載された光半導体素子(発光素子,受光素子)を封止し、光半導体素子から効率よく光を取り出したり効率よく光を取り込んだりする技術を実現するものではない。
特開平4−184831号公報(第1図) 特開2002−270733号公報(図1,図2)
この発明の目的は、発光素子と受光素子の配置の自由度が広く様々な用途に対応可能な汎用性の高い光デバイスおよびそれを用いた光コネクタおよび電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の光デバイスは、フレキシブル基板と、上記フレキシブル基板上に所定の間隔をあけて搭載された発光素子および受光素子と、上記発光素子を封止した透光性を有する第1モールド樹脂部と、上記受光素子を封止した透光性を有する第2モールド樹脂部とを備え、上記第1モールド樹脂部と上記第2モールド樹脂部とは離間配置され、上記第1,第2モールド樹脂部間に可撓性を有することを特徴とする。
上記構成の光デバイスによれば、上記フレキシブル基板上に発光素子と受光素子を所定の間隔をあけて搭載し、上記発光素子を封止した透光性を有する第1モールド樹脂部と受光素子を封止した透光性を有する第2モールド樹脂部とを分離して離間配置し、第1,第2モールド樹脂部間に可撓性を有しているので、第1モールド樹脂部と第2モールド樹脂部との間のフレキシブル基板の可撓性を利用することによって、発光素子と受光素子の位置および発光素子の発光面と受光素子の受光面の向きを任意に設定することが可能となる。したがって、発光素子と受光素子の配置の自由度が広がり、例えばこの光デバイスを光コネクタに用いた場合、発光素子と受光素子との間隔を自由に設定することができ、様々な用途に対応可能な汎用性の高い光デバイスを実現できる。
また、一実施形態の光デバイスは、上記フレキシブル基板上かつ上記発光素子と上記受光素子との間に搭載された制御用集積回路と、上記制御用集積回路を封止した第3モールド樹脂部とを備え、上記第3モールド樹脂部は、上記第1モールド樹脂部および上記第2モールド樹脂部から離間配置され、上記各モールド樹脂部間に可撓性を有することを特徴とする。
上記実施形態の光デバイスによれば、上記フレキシブル基板上かつ発光素子と受光素子との間に制御用集積回路を搭載し、制御用集積回路を第3モールド樹脂部で封止し、第3モールド樹脂部を第1モールド樹脂部および第2モールド樹脂部から分離して離間配置し、各モールド樹脂部間に可撓性を有しているので、フレキシブル基板の可撓性を利用して発光素子と受光素子の位置や発光素子の発光面と受光素子の受光面の向きを変えても、発光素子と受光素子との間の制御用集積回路への影響が少ない。また、上記フレキシブル基板上かつ上記発光素子と上記受光素子との間に制御用集積回路を搭載することで、信号配線の取り回しが容易になる。
また、一実施形態の光デバイスは、上記フレキシブル基板が、上記発光素子と上記受光素子が両側に配置された本体部と、その本体部の略中央から延び、先端側に外部接続端子を有する延伸部を備えたことを特徴とする。
上記実施形態の光デバイスによれば、外部と信号の受け渡しをする外部接続端子を有する延伸部が、フレキシブル基板の本体部の略中央から延びると共に、本体部の両側に制御用集積回路を挟んで発光素子と受光素子が配置されているので、フレキシブル基板の可撓性を利用して発光素子と受光素子の位置や発光素子の発光面と受光素子の受光面の向きを変えても延伸部への影響が少ない。また、上記フレキシブル基板の延伸部の外部接続端子を外部に接続するときに延伸部をどの方向に曲げても、本体部側の発光素子と受光素子に加わる応力が小さく、信頼性を向上できる。
また、一実施形態の光デバイスは、上記フレキシブル基板の上記延伸部が、上記発光素子と上記受光素子とを結ぶ線に略平行な方向に向かって屈曲していることを特徴とする。
上記実施形態の光デバイスによれば、フレキシブル基板の延伸部が、発光素子と受光素子とを結ぶ線に略平行な方向に向かって屈曲しているので、フレキシブル基板を全体的に小さくでき、製造時のコストを低減できる。
また、一実施形態の光デバイスは、上記フレキシブル基板の上記本体部と上記延伸部との間に切り欠きを設けたことを特徴とする。
上記実施形態の光デバイスによれば、フレキシブル基板の本体部と延伸部との間に切り欠きを設けることによって、延伸部の外部接続端子を外部に接続するときに延伸部を曲げる自由度が広がる。
また、一実施形態の光デバイスは、上記第1,第2モールド樹脂部に用いられた上記透光性を有するモールド樹脂が熱硬化性樹脂であることを特徴とする。
上記実施形態の光デバイスによれば、上記第1,第2モールド樹脂部の透光性を有するモールド樹脂に熱硬化性樹脂を用いることによって、トランスファーモールド成形により第1,第2モールド樹脂部を形成することができ、素子やボンディングワイヤ等へのストレスが少なく信頼性を向上できると共に、樹脂硬化が早くなり生産性を向上できる。また、上記第3モールド樹脂部に用いられるモールド樹脂も熱硬化性樹脂であることが望ましい。
また、一実施形態の光デバイスは、上記第1,第2モールド樹脂部にレンズが一体成形により形成されていることを特徴とする。
上記実施形態の光デバイスによれば、上記第1,第2モールド樹脂部に形成されたレンズによって、発光素子からの光信号を効率良く外部へ取り出すと共に、外部から受信する光信号を受光素子に効率良く取り込むことができる。また、レンズを一体成形により形成することで、別にレンズを作成する工程が不要となりコストを低減できる。
また、一実施形態の光デバイスは、上記フレキシブル基板の上記各モールド樹脂部間に、キャパシタンス素子と抵抗素子および水晶振動子のうちの少なくとも1つが実装されていることを特徴とする。
上記実施形態の光デバイスによれば、フレキシブル基板上のモールド樹脂により封止されていない領域に、キャパシタンス素子、抵抗素子および水晶振動子のうちの少なくとも1つを実装することによって、必要な回路をフレキシブル基板上に構成できる。
また、一実施形態の光デバイスは、上記フレキシブル基板に、上記受光素子としてのフォトダイオードと上記フォトダイオードの信号を処理する回路とを集積した半導体チップが実装されていることを特徴とする。
上記実施形態の光デバイスによれば、上記受光素子としてのフォトダイオードと上記フォトダイオードの信号を処理する回路とを集積した半導体チップをフレキシブル基板に実装することによって、フォトダイオードとそのフォトダイオードの信号を処理する回路を別々に実装したり信号接続したりすることがなくなり、生産性と信頼性を向上できる。
また、この発明の光コネクタは、上記いずれか1つの光デバイスを用いたことを特徴とする。
上記実施形態の光コネクタによれば、発光素子と受光素子の配置の自由度が広い光デバイスを様々な仕様の光コネクタに適用でき、1種類の光デバイスを多種の光コネクタで共用することにより大幅なコストダウンが図れる。
また、一実施形態の光コネクタは、上記光デバイスの上記フレキシブル基板の少なくとも上記本体部が収納されたハウジングを備え、上記フレキシブル基板の上記本体部が、平面の状態を保ったままで上記ハウジング内に配置されていることを特徴とする。
上記実施形態の光コネクタによれば、光デバイスのフレキシブル基板の本体部が、平面の状態を保ったままでハウジング内に配置され、本体部が曲がることなく上記発光素子が搭載されている側と受光素子が搭載されている側が同一平面に沿うようになっているので、発光素子と受光素子との間隔が一義的に決まり、組立時の位置決めが容易になる。
また、一実施形態の光コネクタは、上記光デバイスの上記フレキシブル基板の少なくとも上記本体部が収納されたハウジングを備え、上記フレキシブル基板の上記本体部は、上記発光素子が搭載されている側と上記受光素子が搭載されている側を上記本体部の中央側に夫々折り返すように、かつ、上記発光素子の発光面と上記受光素子の受光面とが同一方向外側に面するように上記ハウジング内に配置されていることを特徴とする。ここで、フレキシブル基板の折り返しは、フレキシブル基板にストレスをかけない曲率で湾曲させることを言う。
上記実施形態の光コネクタによれば、上記発光素子が搭載されている側と受光素子が搭載されている側を本体部の中央側に夫々折り返すように、かつ、発光素子の発光面と受光素子の受光面とが同一方向外側に面するように、光デバイスのフレキシブル基板の本体部がハウジング内に配置されているので、フレキシブル基板の本体部の折り返しの程度に応じて発光素子と受光素子との間隔を任意に設定できる。
また、一実施形態の光コネクタは、上記いずれか1つの光デバイスの上記フレキシブル基板の上記延伸部は、上記本体部に対して略直角に折り曲げられていることが望ましい。
上記実施形態の光コネクタによれば、上記フレキシブル基板の延伸部が本体部に対して略直角に折り曲げられていることによって、光コネクタの実装性が向上する。
また、この発明の電子機器は、上記いずれか1つに記載の光コネクタを用いたことを特徴とする。
上記実施形態の電子機器によれば、様々な用途に対応可能な汎用性の高い光デバイスを備えた光コネクタを用いることによって、大幅なコストダウンを図ることができる。
以上より明らかなように、この発明の光デバイスによれば、発光素子と受光素子の配置の自由度が広がり、発光素子と受光素子との間隔を自由に設定することができ、様々な用途に対応可能な汎用性の高い光デバイスを実現することができる。
また、この発明の光コネクタによれば、発光素子と受光素子の配置の自由度が広い光デバイスを様々な仕様の光コネクタに適用でき、1種類の光デバイスを多種の光コネクタで共用することにより大幅なコストダウンが図れる。
また、この発明の電子機器によれば、様々な用途に対応可能な汎用性の高い光コネクタを用いることによって、大幅なコストダウンが実現できる。
以下、この発明の光デバイスおよび光コネクタおよび電子機器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態の光デバイスの平面図であり、図2は図1の下方から見た上記光デバイスの側面図である。図1に示すように、フレキシブル基板1は、長方形状の本体部1aと、その本体部1aの中央から側方に延び、本体部1aの長手方向に屈曲する延伸部1bを有している。上記フレキシブル基板1の延伸部1bの先端に外部接続端子11を設けている。また、上記フレキシブル基板1は、可撓性を有するベース基材22(図3に示す)を有し、ベース基材22の一方の面側に第1配線パターン(図3の電極部8A,9A含む)を設け、ベース基材22の他方の面側に第2配線パターン(図3の電極部8B,9B含む)を設けている。上記フレキシブル基板1の第1,第2配線パターンの少なくとも一方の一部を、延伸部1b先端の外部接続端子11に接続している。例えば、上記フレキシブル基板1の第1配線パターンは、発光素子2、受光素子3、通信用IC4との電気的接続を一方の面側において行うものであり、第2配線パターンは、発光素子2および受光素子3と通信用IC4との間の接続、通信用IC4と延伸部1b先端の外部接続端子11との間の接続を他方の面側において行うものである。なお、第2配線パターンについては、発光素子または受光素子と外部接続端子との間の接続を行うものであっても良い。さらに、配線が複雑である場合には、第1配線パターンを通信用ICと延伸部1b先端の外部接続端子11との接続を行うものであっても良い。
また、上記フレキシブル基板1の本体部1aの両短辺(長手方向の両端部)の近傍に発光素子2と受光素子3を夫々実装している。上記フレキシブル基板1の本体部1a上かつ発光素子2と受光素子3との間に、制御用集積回路の一例としての通信用IC4を実装している。上記フレキシブル基板1の本体部1aと延伸部1bの屈曲した部分との間に切り欠き20を設けている。また、上記受光素子3には、フォトダイオードを用いている。
また、図2に示すように、上記フレキシブル基板1の本体部1a上に実装された発光素子2を、透光性を有するモールド樹脂からなる封止体6aにより封止し、その封止体6aのフレキシブル基板1に対して反対側に封止体6bを形成している。上記封止体6a,6bは、トランスファーモールド成形により一体に形成されており、封止体6a,6bで第1モールド樹脂部を構成している。
また、上記フレキシブル基板1の本体部1a上に実装された受光素子3を、透光性を有するモールド樹脂からなる封止体6cにより封止し、その封止体6cのフレキシブル基板1に対して反対側に封止体6dを形成している。上記封止体6c,6dは、トランスファーモールド成形により一体に形成されており、封止体6c,6dで第2モールド樹脂部を構成している。
さらに、上記フレキシブル基板1の本体部1a上に実装された通信用IC4を、透光性を有するモールド樹脂からなる封止体6eにより封止し、その封止体6eのフレキシブル基板1に対して反対側に封止体6fを形成している。上記封止体6e,6fは、トランスファーモールド成形により一体に形成されており、封止体6e,6fで第3モールド樹脂部を構成している。
上記透光性を有するモールド樹脂としては、透明フィラー(例えばシリカガラス)を充填した透光性エポキシ樹脂を用い、透明フィラーの充填量を調整することにより所望の線膨張係数にしている。上記透光性エポキシ樹脂の一例としてフェノール系硬化エポキシ樹脂や酸無水系硬化エポキシ樹脂などがある。
また、図2に示すように、発光素子2と受光素子3および通信用IC4は、トランスファーモールドによって、独立した封止体6a,6c,6eにより夫々封止されている。上記発光素子2の封止体6aに、光信号を効率良く外部へ取り出すためのレンズ7が一体形成されていると共に、受光素子3の封止体6cに、外部から受信する光信号を効率良く取り込むためのレンズ7が一体形成されている。
また、図3は図1のIII−III線から見た断面図を示しており、受光素子3側の断面もこの図3に示す断面と同様の構成をしている。また、通信用IC4側の断面は、レンズを除いて図3に示す断面と同様の構成をしている。
図3に示すように、フレキシブル基板1は、ベース基材22の実装面側に接着層21を介して電極部8A,9Aを形成している。また、上記ベース基材22の裏面側に接着層23を介して電極部8B,9Bを形成している。さらに、その電極部8B,9Bに接着層24を介して保護層25を形成している。上記電極部8Aと電極部8Bをスルーホール12を介して電気的に接続し、電極部9Aと電極部9Bをスルーホール12を介して電気的に接続している。
上記フレキシブル基板1の実装面側に、発光素子2を接着層21と接着層26を介してダイボンディングにより実装している。上記フレキシブル基板1には、発光素子2の両側に貫通穴10を設けている。図3では、2つの貫通穴10を示しているが、貫通穴10を3以上設けてもよい。また、上記フレキシブル基板1上の電極部8A,9Aと発光素子2の電極とをボンディングワイヤ5を介して電気的に接続している。
上記封止体6a,6b(封止体6c,6dおよび封止体6e,6f)は、トランスファーモールド成形時に貫通穴10を介して夫々連結されている。上記フレキシブル基板1の封止体6a(6c,6e)は、発光素子2、受光素子3、通信用IC4、ボンディングワイヤ5、および裏面側の配線部8B,9Bとを電気的に接続するスルーホール12を封止している。一方、上記フレキシブル基板1の裏面に形成されている封止体6b(6d,6f)は、スルーホール12を封止しない内側の領域にのみ形成されている。
上記第1実施形態では、第1モールド樹脂部である封止体6a,6bと、第2モールド樹脂部である封止体6c,6dと、第3モールド樹脂部である封止体6e,6fは、トランスファーモールド成形により同時に形成しているが、第1モールド樹脂部と第2モールド樹脂部をトランスファーモールドにより透光性を有するモールド樹脂を用いて同時に形成し、第3モールド樹脂部を別のトランスファーモールド成形により透光性を有しないモールド樹脂を用いて形成してもよい。
このようなフレキシブル基板1の構造によると、トランスファーモールド時にトランスファーモールド金型により型締めするときに直接金型が接する領域に配線部8A,9A,8B,9Bやスルーホール12を配置することなく、発光素子2と受光素子3および通信用IC4の電極間の配線や各電極と外部接続端子11との間の配線が可能となる。
また、上記封止体6a〜6fに用いられる透光性を有するモールド樹脂は、封止される発光素子2、受光素子3、通信用IC4、ボンディングワイヤ5、電極8A,9A、およびフレキシブル基板1と同等の線膨張係数を有している。このため、封止後において、封止後の収縮や、動作温度環境における信頼性を高めることができる。
上記光デバイスによれば、フレキシブル基板1上に発光素子2と受光素子3が所定の間隔をあけて搭載され、発光素子2と受光素子3が透光性を有する第1,第2モールド樹脂部(6a,6b,6c,6d)で封止された構成によって、発光素子2を封止する第1モールド樹脂部(6a,6b)と受光素子3を封止する第2モールド樹脂部(6c,6d)との間のフレキシブル基板1の可撓性を利用して、発光素子2と受光素子3の位置や発光素子2の発光面と受光素子3の受光面の向きを任意に設定することが可能となる。したがって、上記発光素子2と受光素子3の配置の自由度が広がり、この光デバイスを光コネクタに用いた場合に、発光素子2と受光素子3の配置を任意に設定することができ、様々な用途に対応可能な汎用性の高い光デバイスを実現することができる。
また、上記フレキシブル基板1上かつ発光素子2と受光素子3との間に通信用IC4を搭載し、その通信用IC4を第3モールド樹脂部(6e,6f)で封止することによって、フレキシブル基板1の可撓性を利用して発光素子2と受光素子3の位置や発光素子2の発光面と受光素子3の受光面の向きを変えても、通信用IC4への影響が少なくストレスを低減して信頼性を向上できる。
また、上記フレキシブル基板1の本体部1aの両側に発光素子2と受光素子3が配置され、外部と信号の受け渡しをする外部接続端子11を有する延伸部1bが本体部1aの略中央から延びているので、フレキシブル基板1の可撓性を利用して発光素子2と受光素子3の位置や発光素子2の発光面と受光素子3の受光面の向きを変えても延伸部1bへの影響が少ない。また、上記フレキシブル基板1の延伸部1bの外部接続端子11を外部に接続するときに延伸部1bをどの方向に曲げても、本体部1a側の発光素子2と受光素子3に加わる応力が小さく、信頼性を向上できる。
また、上記フレキシブル基板1の延伸部1bは、発光素子2と受光素子3とを結ぶ線に略平行な方向に向かって屈曲しているので、フレキシブル基板1を全体的に小さくでき、製造時のコストを低減できる。
また、上記フレキシブル基板1の本体部1aと延伸部1bとの間に設けられた切り欠き20によって、延伸部1bの先端側の外部接続端子11を外部に接続するときに延伸部1bを曲げる自由度が広がり、この光デバイスをハウジングに組み込むときの組立性が向上する。上記切り欠きの位置や形状は、これに限らず、延伸部を曲げる自由度が広がるものであればよい。
また、上記第1,第2モールド樹脂部(6a,6b,6c,6d)に用いられる透光性を有するモールド樹脂が熱硬化性樹脂であるので、トランスファーモールド成形により第1, 第2モールド樹脂部(6a,6b,6c,6d)を形成することができ、素子やボンディングワイヤ等へのストレスが少なく信頼性を向上できると共に、樹脂硬化が早くなり生産性を向上できる。
また、上記第1モールド樹脂部の封止体6aに形成されたレンズ7によって、発光素子2からの光信号を効率良く外部へ取り出す一方、第2モールド樹脂部の封止体6cに形成されたレンズ7によって、外部から受信する光信号を受光素子3に効率良く取り込むことができる。また、レンズ7を一体成形により形成することで、別にレンズを作成する工程が不要となりコストを低減することができる。
なお、上記受光素子3としてのフォトダイオードとフォトダイオードの信号を処理する回路とを集積した半導体チップをフレキシブル基板1に実装してもよい。この場合、フォトダイオードとそのフォトダイオードの信号を処理する回路を別々に実装したり信号接続したりすることがなくなり、生産性と信頼性を向上できる。
また、上記封止体6a,6c,6eの外周縁かつその外周縁近傍の領域は、フレキシブル基板1の表面に配線パターンがなく、かつ、フレキシブル基板1の表面とベース基材22との間に配線パターンがなく、封止体6b,6d,6fの外周縁かつその外周縁近傍の領域は、フレキシブル基板1の表面に配線パターンがなく、かつ、フレキシブル基板1の表面とベース基材22との間に配線パターンがないようにしている。つまり、上記封止体6a,6c,6eのサイズを大きくし、これに対して上記封止体6b,6d,6fのサイズを小さくし、このパッケージサイズ差によって、フレキシブル基板1に封止体6a,6c,6eに封止され上記封止体6b,6d,6fにて封止されない領域を形成し、その領域からスルーホール12を介して配線パターン(電極部8A,8B、9A,9B)を上記封止体6a,6c,6e側から上記封止体6b,6d,6f側へ引き出す。これによって、電極部8A,9A,8B,9Bにトランスファーモールド成形時における金型の型締め圧力が電極部8A,9A,8B,9Bに加わることがない。したがって、配線パターンを切断,損傷することなくフレキシブル基板1上に実装された電子部品をトランスファーモールド成形により封止することができる。
また、上記フレキシブル基板1の一方の面側に設けられた配線パターンのうちの封止体6a,6c,6eにより封止された配線パターン(電極部8A,9A)を、フレキシブル基板1の他方の面側に設けられた配線パターンのうちの封止体6b,6d,6fにより封止されていない配線パターン(電極部8B,9B)にスルーホール12を介して接続することによって、電子部品に接続された電極部8A,9Aをスルーホール12と電極部8B,9Bを介して封止体6a,6c,6eから引き出すことが可能となる。
また、上記封止体6a〜6fの外周部にアール13を設けることによって、トランスファー成形時にフレキシブル基板1に印加される型締め圧力を、線状から面上に分散させ、封止体6a〜6f以外のフレキシブル基板1の領域上に樹脂漏れが生じない強い圧力で型締めしても、フレキシブル基板1に対するストレスを緩和することができる。
また、上記封止体6a〜6fが、フレキシブル基板1に設けられた貫通穴10に充填されたモールド樹脂を介して互いに接続され、封止体6a〜6fが一体化されているので、封止体6a,6b、封止体6c,6d、封止体6e,6fのそれぞれが、フレキシブル基板1を両側から挟み込むようにして、封止体6a〜6fの剥がれ等を防止でき、信頼性を向上できる。
また、配線パターンを切断,損傷することなくフレキシブル基板1上に実装された電子部品をトランスファーモールド成形により封止する電子デバイスを用いることによって、簡単な構成で信頼性の高い電子機器を得ることができる。特に、上記光デバイスは、ホームネットワークや車載ネットワーク用のAV機器、セキュリティー機器等の電子機器に好適である。ここで、「電子部品」とは、発光素子,受光素子および通信用IC等の配線パターンと電気的に接続する必要のある部品のことである。また、これに限らず、キャパシタンス素子や抵抗素子等の能動素子、トランジスタ等の受動素子、および、集積回路等の部品であっても良い。
(第2実施形態)
図4はこの発明の第2実施形態の光デバイスの断面図であり、この第2実施形態の光デバイスは、補強材を除いて第1実施形態の光デバイスと同様の構成をしており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省略し、図1,図2を援用する。
図4に示すように、封止体6a,6bのフレキシブル基板1に接する外周部に、硬質樹脂(例えばポリイミドフィルム)からなる補強材14A,14Bを設けている。なお、補強材14A,14Bは、ダミーメタル等の他の硬質材料であってもよい。
上記第2実施形態の光デバイスでは、トランスファー成型時に、フレキシブル基板1に印加される型締め圧力を、線状から面上に分散させる効果を生み、封止体6a,6b以外のフレキシブル基板1上への樹脂漏れが生じないように型締めしても、補強材14A,14Bによってフレキシブル基板1へのストレスを緩和することができる。なお、図1,図2に示す封止体6c,6dおよび封止体6e,6fにおいても、同様にフレキシブル基板1に接する外周部に補強材14A,14Bを設けている。
上記第2実施形態の光デバイスは、第1実施形態の光デバイスと同様の効果を有する。
(第3実施形態)
図5はこの発明の第3実施形態の光デバイスを用いた光コネクタの上面模式図である。この第3実施形態の光コネクタは、第1実施形態の光デバイスを用いており、図1,図2を援用する。
上記第1実施形態の光デバイスは、図2に示すように、発光素子2と受光素子3および通信用IC4は、トランスファーモールドによって、独立した封止体6a,6c,6eにより夫々封止され、意図しない領域への樹脂漏れを抑制している。これにより、フレキシブル基板1の露出領域上に、発光素子2,受光素子3および通信用IC4に必要となるキャパシタンス素子の一例としてのバイパスコンデンサ15,抵抗素子16および水晶発振子17等をはんだ付けにより搭載している。
この第3実施形態の光コネクタは、図5に示すように、光ファイバケーブルの先端部分に設けられた光プラグ部が挿入可能なレセプタクル31,32が設けられたハウジング30内に光デバイス(図1,図2に示す)を収納している。上記光デバイスのフレキシブル基板1の本体部1aが、平面の状態を保ったままでハウジング30内に配置されている。このとき、上記光デバイスのフレキシブル基板1を、本体部1aと延伸部1bとの連結部分である折り曲げ部1c(図1に示す)で折り曲げ、本体部1aと延伸部1bとが略直角になるようにしている。そして、発光素子2,受光素子3を封止する封止体6a,6cのレンズ7を、レセプタクル31,32に挿入される光プラグと光結合する位置に配置している。
この第3実施形態の光デバイスを用いた光コネクタは、光ファイバケーブルを媒体とする光通信装置に用いられる。上記光通信装置は、光ファイバケーブルを介して接続された光コネクタを用いて機器間のデータ通信を行う。
上記フレキシブル基板1上のモールド樹脂で封止されていない露出領域に、バイパスコンデンサ15,抵抗16および水晶発振子17を実装することによって、必要な回路をフレキシブル基板1上に構成できる。
上記光コネクタによれば、発光素子2と受光素子3の配置の自由度が広い光デバイスを様々な仕様の光コネクタに適用でき、1種類の光デバイスを多種の光コネクタにおいて共用することにより大幅なコストダウンが図れる。
また、上記発光素子2が搭載されている側と受光素子3が搭載されている側が同一平面に沿うように、光デバイスのフレキシブル基板1の本体部1aが、平面の状態を保ったままでハウジング30内に配置されているので、発光素子2と受光素子3との間隔が一義的に決まり、組立時の位置決めが容易にできる。
また、上記フレキシブル基板1の延伸部1bは、本体部1aに対して略直角に折り曲げられていることによって、光コネクタの実装性が向上する。
(第4実施形態)
図6はこの発明の第4実施形態の光デバイスを用いた光コネクタの上面模式図である。この第4実施形態の光コネクタは、第1実施形態の光デバイスを用いており、図1,図2を援用する。また、上記第3実施形態の光コネクタと異なるのは、フレキシブル基板1の折り曲げ方である。
前述の第3実施形態の光デバイスは、図5に示すように、フレキシブル基板1の本体部1aの長手方向に、発光素子2,受光素子3および通信用IC4を直線上に配置している。これに対して、この第4実施形態の図6に示す光コネクタでは、発光素子2,受光素子3を通信用IC4と180°向きが異なるように、フレキシブル基板1の本体部1aの両側を湾曲させて折り曲げている。すなわち、フレキシブル基板1の本体部1aの発光素子2が搭載されている側と受光素子3が搭載されている側を本体部1aの中央側に夫々折り返して、発光素子2の発光面と受光素子3の受光面とが同一方向外側に面するようにハウジング40内に配置している。
そうして、発光素子2,受光素子3を夫々封止する封止体6a,6cのレンズ7は、レセプタクル41,42に挿入される光プラグと光結合する位置に配置される。
この第4実施形態の光デバイスを用いた光コネクタは、光ファイバケーブルを媒体とする光通信装置に用いられる。
上記光コネクタによれば、発光素子2と受光素子3の配置の自由度が広い光デバイスを様々な仕様の光コネクタに適用でき、1種類の光デバイスを多種の光コネクタにおいて共用することにより大幅なコストダウンが図れる。
また、上記発光素子2が搭載されている側と受光素子3が搭載されている側を本体部1aの中央側に夫々折り返すように、かつ、発光素子2の発光面と受光素子3の受光面とが同一方向外側に面するように、フレキシブル基板1の本体部1aがハウジング40内に配置されているので、フレキシブル基板1の本体部1aの折り返しの程度に応じて発光素子2と受光素子3との間隔を任意に設定できる。
このように、上記第1〜第4実施形態の光デバイスによれば、フレキシブル基板1上に発光素子2と受光素子3が実装され、かつ、透光性を有するモールド樹脂により発光素子2と受光素子3を封止することによって、発光素子2と受光素子3の封止体6a,6bにレンズを一体成型することを可能にし、封止体以外のフレキシブル基板1上への樹脂漏れを抑制することができる。これにより、封止体が形成された領域以外のフレキシブル基板1の領域の可撓性を確保でき、例えば製品の光コネクタへの実装性を高めることができる。
さらに、封止体が形成された領域以外のフレキシブル基板1の領域上への樹脂漏れを抑制することができるため、トランスファーモールド成形後に、封止体が形成された領域以外のフレキシブル基板1の領域に、例えばバイパスコンデンサ等の素子をはんだ付けにより実装することも可能となる。
また、光ファイバケーブルを用いる光通信装置においては、全く同一機能であっても用途によって光コネクタの形状が異なり、このような光コネクタの仕様に合わせて多種の光デバイスを設計,生産することは価格的に不利となる。これに対して、この発明の光デバイスを用いた光コネクタでは、送信部(送信側レセプタクル31,41)と受信部(受信側レセプタクル32,42)のピッチが異なる多種の光コネクタにおいて1種類の光デバイスを共用することが可能となり、大幅なコスト削減を実現することができる。
上記第1〜第4実施形態では、光通信に用いられる光デバイスについて説明したが、光デバイスはこれに限らず、発光素子と受光素子を備えた光センサー等のデバイスにこの発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、両面タイプのフレキシブル基板を用いた光デバイスについて説明したが、多層タイプのフレキシブル基板であってもよい。
また、上記第1〜第4実施形態の光デバイスでは、封止体6a,6bで第1モールド樹脂部を構成し、封止体6c,6dで第2モールド樹脂部を構成し、封止体6e,6fで第3モールド樹脂部を構成したが、第1〜第3モールド樹脂部は、フレキシブル基板の実装面側のみを透光性を有するモールド樹脂により封止したものであってもよい。
さらに、上記第1〜第4実施形態の光デバイスでは、フレキシブル基板1の延伸部1bを、本体部1aの中央から延出させる構成としたが、これに限らず、発光素子2と受光素子3との間に位置し、本体部1aの延伸部1bとの接続部分と両素子2,3を封止するモールド樹脂6a,6cとの間に可撓性を有する構成であれば、一方の素子側に偏った位置から延出させる構成としても良い。なお、この場合においても、本体部1aの接続部分に対応する位置に、その幅内において通信用IC4および樹脂パッケージ6eを配置する。
図1はこの発明の第1実施形態の光デバイスの上面図である。 図2は上記光デバイスの側面図である。 図3は図1のIII−III線から見た断面図である。 図4はこの発明の第2実施形態の光デバイスの断面図である。 図5はこの発明の第3実施形態の光デバイスを用いた光コネクタの上面模式図である。 図6はこの発明の第4実施形態の光デバイスを用いた光コネクタの上面模式図である。
符号の説明
1…フレキシブル基板
1a…本体部
1b…延伸部
1c…折り曲げ部
2…発光素子
3…受光素子
4…通信用IC
5…ボンディングワイヤ
6a〜6f…封止体
7…レンズ
8A,8B,9A,9B…電極部
10…貫通穴
11…外部接続端子
12…スルーホール
13…アール
14A,14B…補強材
15…バイパスコンデンサ
16…抵抗素子
17…水晶発振子
20…切り欠き
22…ベース基材
21,23,24…接着層
25…保護層
30,40…ハウジング
31,32,41,42…レセプタクル

Claims (14)

  1. フレキシブル基板と、
    上記フレキシブル基板上に所定の間隔をあけて搭載された発光素子および受光素子と、
    上記発光素子を封止した透光性を有する第1モールド樹脂部と、
    上記受光素子を封止した透光性を有する第2モールド樹脂部と
    を備え、
    上記第1モールド樹脂部と上記第2モールド樹脂部とは離間配置され、上記第1,第2モールド樹脂部間に可撓性を有することを特徴とする光デバイス。
  2. 請求項1に記載の光デバイスにおいて、
    上記フレキシブル基板上かつ上記発光素子と上記受光素子との間に搭載された制御用集積回路と、
    上記制御用集積回路を封止した第3モールド樹脂部と
    を備え、
    上記第3モールド樹脂部は、上記第1モールド樹脂部および上記第2モールド樹脂部から離間配置され、上記各モールド樹脂部間に可撓性を有することを特徴とする光デバイス。
  3. 請求項2に記載の光デバイスにおいて、
    上記フレキシブル基板は、上記発光素子と上記受光素子が両側に配置された本体部と、その本体部の略中央から延び、先端側に外部接続端子を有する延伸部を備えたことを特徴とする光デバイス。
  4. 請求項3に記載の光デバイスにおいて、
    上記フレキシブル基板の上記延伸部は、上記発光素子と上記受光素子とを結ぶ線に略平行な方向に向かって屈曲していることを特徴とする光デバイス。
  5. 請求項3または4に記載の光デバイスにおいて、
    上記フレキシブル基板の上記本体部と上記延伸部との間に切り欠きを設けたことを特徴とする光デバイス。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の光デバイスにおいて、
    上記第1,第2モールド樹脂部に用いられた透光性を有するモールド樹脂が熱硬化性樹脂であることを特徴とする光デバイス。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の光デバイスにおいて、
    上記第1,第2モールド樹脂部にレンズが一体成形により形成されていることを特徴とする光デバイス。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の光デバイスにおいて、
    上記フレキシブル基板の上記各モールド樹脂部間に、キャパシタンス素子、抵抗素子および水晶振動子のうちの少なくとも1つが実装されていることを特徴とする光デバイス。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1つに記載の光デバイスにおいて、
    上記フレキシブル基板に、上記受光素子としてのフォトダイオードと上記フォトダイオードの信号を処理する回路とを集積した半導体チップが実装されていることを特徴とする光デバイス。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1つに記載の光デバイスを用いたことを特徴とする光コネクタ。
  11. 請求項10に記載の光コネクタにおいて、
    上記光デバイスの上記フレキシブル基板の少なくとも上記本体部が収納されたハウジングを備え、
    上記フレキシブル基板の上記本体部が、平面の状態を保ったままで上記ハウジング内に配置されていることを特徴とする光コネクタ。
  12. 請求項10に記載の光コネクタにおいて、
    上記光デバイスの上記フレキシブル基板の少なくとも上記本体部が収納されたハウジングを備え、
    上記フレキシブル基板の上記本体部は、上記発光素子が搭載されている側と上記受光素子が搭載されている側を上記本体部の中央側に夫々折り返すように、かつ、上記発光素子の発光面と上記受光素子の受光面とが同一方向外側に面するように上記ハウジング内に配置されていることを特徴とする光コネクタ。
  13. 請求項11または12に記載の光コネクタにおいて、
    上記光デバイスは、請求項3乃至5のいずれか1つに記載の光デバイスであって、
    上記光デバイスの上記フレキシブル基板の上記延伸部は、上記本体部に対して略直角に折り曲げられていることを特徴とする光コネクタ。
  14. 請求項10乃至13のいずれか1つに記載の光コネクタを用いたことを特徴とする電子機器。
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