JP2006107195A - 携帯情報端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶パネルに表示された文字情報や画像情報を、観察者が十分に判読できる程度に、虚像の傾きを小さくして良好に拡大観察することが可能な携帯情報端末装置を提供する。
【解決手段】ビームコンバイナ2を表示部1の外枠部1bに対して開閉可能に支持し、仮想線L1と仮想線L2とがなす角度αを45°<α<90°の範囲のうち第1の所定角度にしてコンバイナ2を保持可能にするビームコンバイナ開閉支持手段6と、表示面1aを外枠部1bに対して回動可能に支持し所定量回動させたときの状態を保持する表示面回動支持手段7を有し、仮想線L2と仮想線L3とがなす角度γを0°<γ<45°の範囲のうち第2の所定角度にしてコンバイナ2と表示面1aを保持可能にする。コンバイナ2が、表示面1aに表示された情報を拡大して、把持部3の側方に位置する観察者の瞳E方向に反射する光学的パワーを有する。
【選択図】 図4
【解決手段】ビームコンバイナ2を表示部1の外枠部1bに対して開閉可能に支持し、仮想線L1と仮想線L2とがなす角度αを45°<α<90°の範囲のうち第1の所定角度にしてコンバイナ2を保持可能にするビームコンバイナ開閉支持手段6と、表示面1aを外枠部1bに対して回動可能に支持し所定量回動させたときの状態を保持する表示面回動支持手段7を有し、仮想線L2と仮想線L3とがなす角度γを0°<γ<45°の範囲のうち第2の所定角度にしてコンバイナ2と表示面1aを保持可能にする。コンバイナ2が、表示面1aに表示された情報を拡大して、把持部3の側方に位置する観察者の瞳E方向に反射する光学的パワーを有する。
【選択図】 図4
Description
本発明は液晶パネルなどの表示素子を有する携帯電話機等の携帯情報端末装置に関する。
一般に、携帯電話機等の携帯情報端末の表示面には、液晶パネルが設けられている。この液晶パネルには、使用者が入力した情報や、電子メールやインターネットサイトと接続することによって受信した情報や、外部を撮影した情報が表示される。
ところで、携帯電話機等の携帯情報端末は、携帯使用を可能とし、且つ、非使用時に収納スペースをとらないように、小型・軽量化が図られている。そのため、表示パネルを大きくすることができない。
このため、携帯電話機等の携帯情報端末には、老眼や弱視等の視力が弱い観察者にとっては、携帯電話機等の液晶パネルに表示された情報が判読しずらくなる、という問題がある。
ところで、携帯電話機等の携帯情報端末は、携帯使用を可能とし、且つ、非使用時に収納スペースをとらないように、小型・軽量化が図られている。そのため、表示パネルを大きくすることができない。
このため、携帯電話機等の携帯情報端末には、老眼や弱視等の視力が弱い観察者にとっては、携帯電話機等の液晶パネルに表示された情報が判読しずらくなる、という問題がある。
この問題を解消する手法としては、比較的大きな表示画面を有する装置の利用が考えられる。例えば、パーソナルコンピュータ等は非携帯の情報端末装置であるが、比較的大きな表示画面を有する。そこで、携帯電話機等の携帯情報端末をパーソナルコンピュータ等に接続して、携帯情報端末で入力、受信、及び撮像した情報をその比較的大きな表示画面で観察することが考えられる。
しかし、そのような方法では、パーソナルコンピュータが必要不可欠となる。そうすると、普段パーソナルコンピュータを使用する必要性のない人に対とっては、経済的負担や、収納スペース等の負担が生じることになる。その反面、パーソナルコンピュータとしての他の利用価値が得られない。また、そのような方法では、そもそも、パーソナルコンピュータがある場所でしか利用できないことになるので、携帯情報端末の特徴的な利点である携帯性を生かすことができない。
しかし、そのような方法では、パーソナルコンピュータが必要不可欠となる。そうすると、普段パーソナルコンピュータを使用する必要性のない人に対とっては、経済的負担や、収納スペース等の負担が生じることになる。その反面、パーソナルコンピュータとしての他の利用価値が得られない。また、そのような方法では、そもそも、パーソナルコンピュータがある場所でしか利用できないことになるので、携帯情報端末の特徴的な利点である携帯性を生かすことができない。
しかるに、従来、このような問題を解消することを目的とした携帯情報端末として、例えば、次の特許文献1において提案されたものがある。この特許文献1では、携帯情報端末は反射光学手段を備え、この反射光学手段が、表示部の表示内容を拡大反射させて使用者の目に導くようになっている。
特開2000−59853号公報
しかし、特許文献1の携帯情報端末では、反射光学手段を介して表示部の表示像の大きさを拡大しても、十分な大きさに表像を拡大することが難しい。即ち、特許文献1においては、液晶表示部2と蓋部材4(凹面鏡3)とのなす角が鈍角になっている。このような構成では、凹面鏡3への光線入射角が大きくなることから、光学的な補正を十分に行うことができなくなる。その結果、拡大された表示内容に、例えば歪みが生じる可能性がある。そのため、携帯電話機の液晶パネルに表示された情報の判読が困難な観察者にとって、判読の困難さを解消することが十分にできない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、液晶パネルに表示された文字情報や画像情報を、観察者が十分に判読できる程度に、虚像の傾きを小さくして良好に拡大観察することが可能な携帯情報端末装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による携帯情報端末装置は、情報入力部を有する把持部と、前記情報入力部で入力した情報又は外部から得た情報を表示する表示面を有する表示部と、ビームコンバイナを有する携帯情報端末装置であって、前記表示部が、前記表示面の周りを囲む外枠部を有し、更に、前記表示部の外枠部の一端と前記ビームコンバイナの一端が交わる位置の近傍に設けられ、前記ビームコンバイナを前記表示部の外枠部に対して開閉可能に支持し、下記条件式(1)に示す範囲のうち、第1の所定角度で前記ビームコンバイナを保持可能にするビームコンバイナ開閉支持手段と、前記表示面を前記外枠部に対して回動可能に支持し、且つ、前記表示面を所定量回動させたときの状態を保持する表示面回動支持手段を有し、前記ビームコンバイナ開閉支持手段、及び前記表示面回動支持手段を介して、下記条件式(2)に示す範囲のうち、第2の所定角度で前記ビームコンバイナと前記表示面を保持可能にし、前記ビームコンバイナが、前記表示面に表示された情報を拡大して、前記把持部の側方に位置する観察者の瞳方向に反射する光学的パワーを有することを特徴としている。
45°<α<90° …(1)
0°<γ<45° …(2)
但し、αは、仮想面内において、第1の仮想線と第2の仮想線とがなす角度、γは、仮想面内において、第2の仮想線と第3の仮想線とがなす角度である。前記仮想面は、前記表示部の表示面に直交し、前記第1の仮想線を含む面であり、前記第1の仮想線は、仮想面内にあり、前記表示部の外枠部の一端と該表示部の外枠部の一端と対向する他端とを結ぶ直線であり、前記第2の仮想線は、仮想面内にあり、前記ビームコンバイナの一端と該ビームコンバイナの一端と対向する他端とを結ぶ直線であり、前記第3の仮想線は、仮想面内にあり、前記表示部の表示面の一端と該表示部の表示面の一端と対向する他端とを結ぶ直線である。
45°<α<90° …(1)
0°<γ<45° …(2)
但し、αは、仮想面内において、第1の仮想線と第2の仮想線とがなす角度、γは、仮想面内において、第2の仮想線と第3の仮想線とがなす角度である。前記仮想面は、前記表示部の表示面に直交し、前記第1の仮想線を含む面であり、前記第1の仮想線は、仮想面内にあり、前記表示部の外枠部の一端と該表示部の外枠部の一端と対向する他端とを結ぶ直線であり、前記第2の仮想線は、仮想面内にあり、前記ビームコンバイナの一端と該ビームコンバイナの一端と対向する他端とを結ぶ直線であり、前記第3の仮想線は、仮想面内にあり、前記表示部の表示面の一端と該表示部の表示面の一端と対向する他端とを結ぶ直線である。
また、本発明の携帯情報端末装置においては、前記表示部の外枠部を前記把持部に対して開閉可能に支持し、且つ、前記表示部の外枠部を展開したときの、前記仮想面内において前記把持部における観察者の瞳側の面の一端と該観察者の瞳側の面の一端と対向する他端とを結ぶ直線である第4の仮想線と、前記第1の仮想線とのなす角βが第3の所定角度となるように、前記表示部の外枠部と前記把持部を固定する外枠部開閉支持手段を有するのが好ましい。
また、本発明の携帯情報端末装置においては、前記第3の所定角度が90°<β<180°の範囲内にあるのが好ましい。
また、本発明の携帯情報端末装置においては、前記第3の所定角度がβ=180°であるのが好ましい。
また、本発明の携帯情報端末装置においては、前記第3の所定角度が180°<β<270°の範囲内にあるのが好ましい。
また、本発明の携帯情報端末装置においては、前記表示部の外枠部が前記把持部に対して、前記第3の所定角度がβ=180°となる状態で一体形成されているのが好ましい。
本発明によれば、加工性が良く且つ、簡単な構成で、液晶パネルに表示された文字情報や画像情報を虚像の傾きを小さくして良好に拡大観察することが可能な携帯情報端末装置が得られる。また、観察者が観察する際の視野角を広くすることができるので、十分に判読できる程度に、画像(情報)を拡大することができる。
実施例の説明に先立ち、本発明の作用効果について説明する。
図1は携帯情報端末装置の表示部とビームコンバイナとの位置と観察像との関係を示す説明図であり、(a)は比較例にかかる従来の携帯情報端末装置における説明図、(b)は他の比較例にかかる本件出願人の提案による携帯情報端末装置における説明図、(c)は本発明の一実施形態にかかる携帯情報端滅装置における説明図をそれぞれ示している。図2はシャインプルーフの条件を示す説明図である。なお、図1中、Eは観察者の眼球である。
携帯情報端末装置は、情報入力部を有する把持部と、表示面1aを有する表示部1と、ビームコンバイナ2と、支持部を有している。ここで、情報入力部と把持部は、図1では、図示を省略している。また、表示面1aは、前記情報入力部で入力した画像(情報)又は外部から得た情報(画像)を表示する。ビームコンバイナ2は、表示面1aに表示された画像(情報)を、拡大するような光学的パワーを持つ。このビームコンバイナ2は、ハーフミラーで構成されている。また、支持部は、表示部1の一端とビームコンバイナの一端が交わる位置、あるいはその近傍に設けられている。
表示部1の表示面1aに表示された画像(情報)は、ビームコンバイナ2で反射されて観察者の瞳Eに導かれる。観察者の瞳Eから、ビームコンバイナ2を隔てた所定の位置に、表示面1aに表示された画像(情報)の虚像Iが、拡大形成される。よって、観察者は、この虚像Iを拡大観察できる。
図1は携帯情報端末装置の表示部とビームコンバイナとの位置と観察像との関係を示す説明図であり、(a)は比較例にかかる従来の携帯情報端末装置における説明図、(b)は他の比較例にかかる本件出願人の提案による携帯情報端末装置における説明図、(c)は本発明の一実施形態にかかる携帯情報端滅装置における説明図をそれぞれ示している。図2はシャインプルーフの条件を示す説明図である。なお、図1中、Eは観察者の眼球である。
携帯情報端末装置は、情報入力部を有する把持部と、表示面1aを有する表示部1と、ビームコンバイナ2と、支持部を有している。ここで、情報入力部と把持部は、図1では、図示を省略している。また、表示面1aは、前記情報入力部で入力した画像(情報)又は外部から得た情報(画像)を表示する。ビームコンバイナ2は、表示面1aに表示された画像(情報)を、拡大するような光学的パワーを持つ。このビームコンバイナ2は、ハーフミラーで構成されている。また、支持部は、表示部1の一端とビームコンバイナの一端が交わる位置、あるいはその近傍に設けられている。
表示部1の表示面1aに表示された画像(情報)は、ビームコンバイナ2で反射されて観察者の瞳Eに導かれる。観察者の瞳Eから、ビームコンバイナ2を隔てた所定の位置に、表示面1aに表示された画像(情報)の虚像Iが、拡大形成される。よって、観察者は、この虚像Iを拡大観察できる。
ここで、図1(a)に示すように、αが90°を上回ると、観察者の瞳Eから虚像Iを観察する時の視野角が狭くなる。そのため、観察者が観察できる像Iの大きさを、大きくとることができない。また、表示部1に表示された文字情報や画像情報を、良好に拡大観察することが困難になる。
一方、αが45°を下回ると、観察者の瞳Eの位置が携帯情報端末の本体(表示部及び把持部)に近づき過ぎて、観察し難くなってしまう。
なお、αは、仮想面内において、第1の仮想線と第2の仮想線とがなす角度である。そして、この仮想面は、表示部1の表示面1aに直交し、第1の仮想線を含む面である。また、第1の仮想線は、表示部1の一端と、この一端と対向する他端とを結ぶ直線である。第2の仮想線は、ビームコンバイナ2の一端と、この一端と対向する他端とを結ぶ直線である。第1の仮想線及び第2の仮想線は、いずれも、上記仮想面内にある。
なお、図1では、第1の仮想線は、記号L1で示されている直線である。第2の仮想線は、記号L2で示されている直線である。図1における直線L2は、ビームコンバイナ2の有効光路面の両端2a,2bを結ぶ直線である。このように、第2の仮想線は、ビームコンバイナ2の両端を結ぶ直線であっても、有効光路面の両端を結ぶ直線であっても良い。
一方、αが45°を下回ると、観察者の瞳Eの位置が携帯情報端末の本体(表示部及び把持部)に近づき過ぎて、観察し難くなってしまう。
なお、αは、仮想面内において、第1の仮想線と第2の仮想線とがなす角度である。そして、この仮想面は、表示部1の表示面1aに直交し、第1の仮想線を含む面である。また、第1の仮想線は、表示部1の一端と、この一端と対向する他端とを結ぶ直線である。第2の仮想線は、ビームコンバイナ2の一端と、この一端と対向する他端とを結ぶ直線である。第1の仮想線及び第2の仮想線は、いずれも、上記仮想面内にある。
なお、図1では、第1の仮想線は、記号L1で示されている直線である。第2の仮想線は、記号L2で示されている直線である。図1における直線L2は、ビームコンバイナ2の有効光路面の両端2a,2bを結ぶ直線である。このように、第2の仮想線は、ビームコンバイナ2の両端を結ぶ直線であっても、有効光路面の両端を結ぶ直線であっても良い。
これに対し、図1(b)に示すように、ビームコンバイナ2が45°<α<90°の範囲のうちの所定の角度(第1の所定角度)で保持可能となるようにする。このようにすれば、図1(a)に示す構成と比べて、面積が同じビームコンバイナ2でありながら、観察者の瞳Eから虚像Iを観察するときの視野角が広くなる。そのため、観察者が観察できる像Iの大きさを、大きくとることができる。
次に、本件出願人は、ビームコンバイナ2の有効光路面と表示面1aとの関係について、図1(b)の構成において虚像Iが図示のように結像される場合を基に検討した。
図1(b)に示す構成において、1aa、1ac、1abは、それぞれ、表示面1aの一端部、中心、他端部である。また、2a、2c、2bは、それぞれ、ビームコンバイナ2の有効光路面の一端部、中心、他端部である。図1(b)に示す構成においては、一端部1aaから2aまでの光路長、中心1acから2cまでの光路長、他端部1abから2bまでの光路長が、それぞれ異なる。そして、上記光路長の違いに応じて、虚像Iの結像位置Ia,Ic,Ibは、それぞれ観察者の瞳Eからの距離が大きく異なった位置となる。そのため、観察者の観察方向に垂直な方向に対して、虚像Iの傾きが大きくなる。
この虚像Iの傾きが大きいと、結像位置ごとに倍率が異なる。その結果、ディストーションが大きくなる。また、観察者の瞳Eに対して、奥行きのある像を表示することになるため、観察者は、虚像Iの全ての位置に焦点を合わせることが困難になる。
図1(b)に示す構成において、1aa、1ac、1abは、それぞれ、表示面1aの一端部、中心、他端部である。また、2a、2c、2bは、それぞれ、ビームコンバイナ2の有効光路面の一端部、中心、他端部である。図1(b)に示す構成においては、一端部1aaから2aまでの光路長、中心1acから2cまでの光路長、他端部1abから2bまでの光路長が、それぞれ異なる。そして、上記光路長の違いに応じて、虚像Iの結像位置Ia,Ic,Ibは、それぞれ観察者の瞳Eからの距離が大きく異なった位置となる。そのため、観察者の観察方向に垂直な方向に対して、虚像Iの傾きが大きくなる。
この虚像Iの傾きが大きいと、結像位置ごとに倍率が異なる。その結果、ディストーションが大きくなる。また、観察者の瞳Eに対して、奥行きのある像を表示することになるため、観察者は、虚像Iの全ての位置に焦点を合わせることが困難になる。
ところで、被写体面と、レンズの主面と、像面との関係を示す条件として、シャインプルーフの条件が知られている。
シャインプルーフの条件とは、図2に示すように、被写体面と、レンズの主面と、像面のそれぞれを延長した面が一箇所Sで交われば、像面全体でピントが合うという条件である。なお、図2においては、被写体面のA点とB点とでは、それぞれレンズ主面へ入射する光路長が異なるため、像面のA’点とB’点とでの倍率が異なり、被写体が歪んで写る。
シャインプルーフの条件とは、図2に示すように、被写体面と、レンズの主面と、像面のそれぞれを延長した面が一箇所Sで交われば、像面全体でピントが合うという条件である。なお、図2においては、被写体面のA点とB点とでは、それぞれレンズ主面へ入射する光路長が異なるため、像面のA’点とB’点とでの倍率が異なり、被写体が歪んで写る。
ここで、図2に示される各位置を図1(b)に当てはめる。図2における被写体面のA点,B点は図1(b)における表示面1aの端部1aa,1abに相当し、図2における像面のA’点,B’点は図1(b)における像Iの結像位置Ia,Ibに相当する。また、図2におけるレンズ主面は、図1(b)におけるビームコンバイナ2の有効光路面に相当する。さらに、図2における被写体面と、レンズの主面と、像面のそれぞれを延長した面が交わる位置は、図1(b)における交点S’で示すことができる。この交点S’は、表示部1aの一端部1aaとこの一端1aaと対向する他端部1abとを結ぶ第1の仮想線L1と、ビームコンバイナ2の一端部2aとこの一端部2aと対向する他端2bとを結ぶ第2の仮想線L2と、像Iの延長線との交点である。
この図1(b)に示す状態から、一端部1aaを軸として、表示面1aをビームコンバイナ2から離れる方向に回転させる。すると、交点S’は第2の仮想線L2に沿って移動する。その結果、第1の仮想線L2と交わる第1の仮想線L1とのなす角αは、次第に小さくなる。
そこで、本実施形態の携帯情報端末装置では、図1(c)に示すように、ビームコンバイナ2の有効光路面に対して表示面1aがほぼ平行になるようにする。このようにすると、一端部1aaから2aまでの光路長、中心1acから2cまでの光路長、他端部1abから2bまでの光路長が、ほぼ等しくなる。このため、虚像Iの結像位置Ia,Ic,Ibは、観察者の瞳Eからほぼ等距離の位置となる。よって、観察者の観察方向に垂直な方向に対して、虚像Iの傾きが殆どなくなる。その結果、虚像Iのディストーションが良好に補正される。また、観察者は、虚像Iの全ての位置に焦点を合わせることが容易となる。
そこで、本実施形態の携帯情報端末装置では、図1(c)に示すように、ビームコンバイナ2の有効光路面に対して表示面1aがほぼ平行になるようにする。このようにすると、一端部1aaから2aまでの光路長、中心1acから2cまでの光路長、他端部1abから2bまでの光路長が、ほぼ等しくなる。このため、虚像Iの結像位置Ia,Ic,Ibは、観察者の瞳Eからほぼ等距離の位置となる。よって、観察者の観察方向に垂直な方向に対して、虚像Iの傾きが殆どなくなる。その結果、虚像Iのディストーションが良好に補正される。また、観察者は、虚像Iの全ての位置に焦点を合わせることが容易となる。
なお、図1(c)において、表示部1の表示面1aの一端部1aaとこの一端1aaと対向する他端部1abとを結ぶ直線L3を第3の仮想線とする。すると、この第3の仮想線L3と、第2の仮想線L2と、像Iの延長線との交点は、図1(c)に示すように、S”の位置になる。なお、第3の仮想線L3は、第1及び第2の仮想線L1,L2と共に上述した仮想面内にある。
また、第2の仮想線L2と、第3の仮想線L3とのなす角をγとする。このとき、なす角γは次の条件式(2)を満足する。
0°<γ<45° …(2)
なす角γが上限値を上回ると、虚像Iの傾きが大きくなり過ぎる。その結果、上述したように、ディストーションが大きく、また、虚像Iの全ての位置に焦点を合わせることが困難になるため、観察が困難になる。
また、第2の仮想線L2と、第3の仮想線L3とのなす角をγとする。このとき、なす角γは次の条件式(2)を満足する。
0°<γ<45° …(2)
なす角γが上限値を上回ると、虚像Iの傾きが大きくなり過ぎる。その結果、上述したように、ディストーションが大きく、また、虚像Iの全ての位置に焦点を合わせることが困難になるため、観察が困難になる。
本実施形態の携帯情報端末装置では、表示部1を、表示面1a、外枠部(図1において不図示)、ビームコンバイナ開閉支持手段(図1において不図示)、表示面回動支持手段(図1において不図示)で構成した。ここで、外枠部は、表示面1aの周りを囲むような構造になっている。また、ビームコンバイナ開閉支持手段は、ビームコンバイナ2を表示部1の外枠部に対して開閉可能に支持する機構を有している。また、ビームコンバイナ開閉支持手段は、第1の所定角度でビームコンバイナ2を固定(保持)できるような機構も備えている。この第1の所定の角度は、45°<α<90°の範囲のうちの所定角度である。表示面回動支持手段は、表示面1aを、表示部1の外枠部に対して回動可能に支持し、且つ、表示面1aを所定量回動させたときの状態を保持する機構を備えている。
なお、本実施形態の携帯情報端末装置における第1の仮想線L1は、外枠部の一端とこの一端と対向する他端とを結ぶ直線である。また、第2の仮想線L2は、ビームコンバイナ2の一端とこの一端と対向する他端とを結ぶ直線である。第3の仮想線L3は、表示面1aの一端とこの一端と対向する他端とを結ぶ直線である。第1の仮想線L1、第2の仮想線L2及び第3の仮想線L3は、いずれも、同じ仮想面内にある。この仮想面は、表示面1aと直交する面である。また、角度については、第1の仮想線L1と第2の仮想線L2がなす角がα、第2の仮想線L2と第3の仮想線L3とのなす角がγである。
本実施形態の携帯情報端末装置は、このビームコンバイナ開閉支持手段、及び表示面回動支持手段を介して、第2の所定角度でビームコンバイナを固定している。ここで、この第2の所定の角度は、0°<γ<45°の範囲のうちの所定角度である。このように、ビームコンバイナ2は、γが前記第2の所定角度となるように展開される。よって、このような状態のビームコンバイナ2を介して、表示面1aに表示された情報が、把持部(図1において不図示)の側方に位置する観察者の瞳E方向に反射される。
なお、本実施形態の携帯情報端末装置における第1の仮想線L1は、外枠部の一端とこの一端と対向する他端とを結ぶ直線である。また、第2の仮想線L2は、ビームコンバイナ2の一端とこの一端と対向する他端とを結ぶ直線である。第3の仮想線L3は、表示面1aの一端とこの一端と対向する他端とを結ぶ直線である。第1の仮想線L1、第2の仮想線L2及び第3の仮想線L3は、いずれも、同じ仮想面内にある。この仮想面は、表示面1aと直交する面である。また、角度については、第1の仮想線L1と第2の仮想線L2がなす角がα、第2の仮想線L2と第3の仮想線L3とのなす角がγである。
本実施形態の携帯情報端末装置は、このビームコンバイナ開閉支持手段、及び表示面回動支持手段を介して、第2の所定角度でビームコンバイナを固定している。ここで、この第2の所定の角度は、0°<γ<45°の範囲のうちの所定角度である。このように、ビームコンバイナ2は、γが前記第2の所定角度となるように展開される。よって、このような状態のビームコンバイナ2を介して、表示面1aに表示された情報が、把持部(図1において不図示)の側方に位置する観察者の瞳E方向に反射される。
このようにすれば、従来の携帯情報端末装置に比べて、観察者が観察可能な像Iを十分に大きくとることができる。その結果、観察者が十分に判読できる程度に、画像(情報)を拡大して観察することができる。また、表示部1の外枠部を介して、表示面1aとビームコンバイナ2のそれぞれの角度を調整することができる。このため、本実施形態の携帯情報端末装置によれば、表示面1aとビームコンバイナ2とを連結する連結部材(図1において不図示)を別途設けることなく、表示面1aとビームコンバイナ2とのなす角度とが平行に近づくように調整することができる。よって、部材点数を最小限に抑えて、構成を簡素化することができる。更に、簡素な構成でありながら、虚像Iの観察者の観察方向に垂直な方向に対する傾きを無くして、虚像Iのディストーションを良好に補正することができる。また、観察者は、虚像Iの全ての位置に焦点を合わせることが容易となる。
また、本実施形態の携帯情報端末装置のように、ビームコンバイナ2を表示部1の外枠部に直接、回動可能に取り付ける構成としたほうが好ましい。それは、表示部1にビームコンバイナ2との連結部材を設け、さらにその連結部材にビームコンバイナ2を回動可能に取り付けるような構成に比べると、ビームコンバイナ2の取り付け精度が緩和されるからである。更に、ビームコンバイナ2を、安定して固定(保持)することができるからである。更に、ビームコンバイナ2と表示面1aとのなす角γの角度調整がし易くなるからである。
また、本実施形態の携帯情報端末装置のように、ビームコンバイナ2を表示部1の外枠部に直接、回動可能に取り付ける構成としたほうが好ましい。それは、表示部1にビームコンバイナ2との連結部材を設け、さらにその連結部材にビームコンバイナ2を回動可能に取り付けるような構成に比べると、ビームコンバイナ2の取り付け精度が緩和されるからである。更に、ビームコンバイナ2を、安定して固定(保持)することができるからである。更に、ビームコンバイナ2と表示面1aとのなす角γの角度調整がし易くなるからである。
なお、本実施形態の携帯情報端末では、表示面1aで表示された画像をビームコンバイナ2で反射して、観察者の瞳に導くように構成している。このような構成の携帯情報端末装置においては、ビームコンバイナ2が、表示面1aに対して偏心配置されている。このため、ビームコンバイナ2を介して観察される像に偏心収差が生じやすい。
しかるに、本実施形態のように、ビームコンバイナ2に非対称なパワーを持たせる。具体的には、第2の仮想線に沿う方向において、徐々にパワーが変化するように、ビームコンバイナ2の光学面を形成する。このようにすれば、表示面1aに対しビームコンバイナ2が偏心していることにより偏心収差が発生しても、この偏心収差を補正することができる。
しかるに、本実施形態のように、ビームコンバイナ2に非対称なパワーを持たせる。具体的には、第2の仮想線に沿う方向において、徐々にパワーが変化するように、ビームコンバイナ2の光学面を形成する。このようにすれば、表示面1aに対しビームコンバイナ2が偏心していることにより偏心収差が発生しても、この偏心収差を補正することができる。
本発明の携帯情報端末装置においては、前記表示部の外枠部を前記把持部に対して開閉可能に支持し、且つ、前記表示部の外枠部を展開したときの、前記仮想面内において前記把持部における観察者の瞳側の面の一端と該観察者の瞳側の面の一端と対向する他端とを結ぶ直線である第4の仮想線L4と、前記第1の仮想線L1とのなす角βが第3の所定角度となるように、前記表示部の外枠部と前記把持部を固定する外枠部開閉支持手段を有してもよい。なお、第4の仮想線L4も仮想面内にある。なお、ここでの固定とは、一時的にその状態を保持できる状態を意味している。よって、所定の力が加われば、その状態を変化させることができる。
その場合、前記表示部の外枠部が前記把持部に対して展開された状態として、以下の3つの状態が考えられる。
(A)90°<β<180°の範囲のうちの所定角度となるように、表示部が展開された状態、
(B)β=180°となるように、表示部が展開された状態、
(C)180°<β<270°の範囲のうちの所定角度となるように、表示部が展開された状態。
なお、これらの各状態において、ビームコンバイナは45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度、ビームコンバイナと表示面は0°<γ<45°の範囲のうちの第2の所定角度となるように展開されている。本発明の携帯情報端末装置は、このような状態の前記ビームコンバイナを介して、前記表示面に表示された情報を、前記把持部の側方に位置する観察者の瞳方向に反射するように構成するのが好ましい。
(A)90°<β<180°の範囲のうちの所定角度となるように、表示部が展開された状態、
(B)β=180°となるように、表示部が展開された状態、
(C)180°<β<270°の範囲のうちの所定角度となるように、表示部が展開された状態。
なお、これらの各状態において、ビームコンバイナは45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度、ビームコンバイナと表示面は0°<γ<45°の範囲のうちの第2の所定角度となるように展開されている。本発明の携帯情報端末装置は、このような状態の前記ビームコンバイナを介して、前記表示面に表示された情報を、前記把持部の側方に位置する観察者の瞳方向に反射するように構成するのが好ましい。
また、本発明の携帯情報端末装置においては、前記第4の仮想線L4と前記第1の仮想線L1とのなす角をβとするとき、前記表示部が前記把持部に対してβ=180°に展開された状態で、前記表示部と前記把持部が一体形成された構成であってもよい。
以下、本発明の実施例につき図面を用いて説明する。
図3は本発明の実施例1にかかる携帯情報端末装置の概略構成を示す斜視図であり、(a)は表示部を閉じた状態、(b)は表示部を展開した状態、(c)は(b)の状態からビームコンバイナと表示面構成部を展開した状態を示している。図4は図3の携帯情報端末装置を側方からみた概略図であり、(a)は表示部を閉じた状態、(b)は表示部を展開した状態、(c)は(b)の状態からビームコンバイナと表示面構成部を展開した状態を示している。図5は図3(c)に示す状態の携帯情報端末装置における表示部及びビームコンバイナと観察者の瞳位置との関係を示す説明図、図6は図3の携帯情報端末装置の分解図で、(a)は表示部、把持部、及びビームコンバイナの分解斜視図、(b)は外枠部開閉支持手段の一例を示す分解斜視図である。図7は図3の携帯情報端末装置の表示部及び表示面回動支持手段の一例を示す説明図で、(a)は表示部における外枠部、表示面構成部、及び表示面回動支持手段の分解斜視図、(b)は(a)に示す表示面構成部の側面図及び平面図、(c)は(a)に示す表示面回動支持手段の拡大分解側面図、図8は図3の携帯情報端末装置の表示部及び表示面回動支持手段の他の例を示す説明図で、(a)は表示部における外枠部、表示面構成部、及び表示面回動支持手段の分解斜視図、(b)は(a)に示す表示面構成部の側面図及び平面図、(c)は(a)に示す表示面回動支持手段の拡大分解側面図である。
実施例1の携帯情報端末装置は、情報入力部4を有する把持部3と、表示部1と、光学的パワーを有するビームコンバイナ2と、外枠部開閉支持手段5を有している。ここで、表示部1は、表示面1aと、表示面1aの周りを囲む外枠部1bとを有する。なお、図中1a’は表示面1aを含む表示面構成部である。ここで、表示面1aは、情報入力部4で入力した情報、又は外部から受信した情報を表示する。また、外枠部開閉支持手段5は、表示部1の外枠部1bを把持部3に対して開閉可能に支持している。このような構成により、実施例1の携帯情報端末装置は、所謂折り畳みタイプの携帯電話機として構成されている。
外枠部開閉支持手段5は、図6に示すように、円筒部5bと、円筒部5aと、バネ5cと、球状部材5dと、ピン5eと、止め具5fを有している。ここで、円筒部5bは、表示部1の一端に一体形成されている。また、円筒部5aは、把持部3の一端に一体形成されている。
円筒部5aには、長手方向に沿って、中央に貫通孔5a1が形成されている。そして、円筒部5aの一端には、ピン5eの頭部を収納するための凹部5a2が、他端には、バネ5cを取り付けるための取付部(図示省略)が、それぞれ形成されている。
円筒部5bの中央には、長手方向に沿って、中央に貫通孔5b1が形成されている。そして、円筒部5bの一端には、止め具5fを収納するための凹部(図示省略)が、他端には、球状部材5dの一部を嵌合可能な係止溝5b2,5b3が、それぞれ形成されている。
円筒部5aには、長手方向に沿って、中央に貫通孔5a1が形成されている。そして、円筒部5aの一端には、ピン5eの頭部を収納するための凹部5a2が、他端には、バネ5cを取り付けるための取付部(図示省略)が、それぞれ形成されている。
円筒部5bの中央には、長手方向に沿って、中央に貫通孔5b1が形成されている。そして、円筒部5bの一端には、止め具5fを収納するための凹部(図示省略)が、他端には、球状部材5dの一部を嵌合可能な係止溝5b2,5b3が、それぞれ形成されている。
そして、外枠部開閉支持手段5では、バネ5cを円筒部5aの取付部に取り付けるとともに、バネ5cの先端に球状部材5dを取り付けている。そしてこの状態で、ピン5eを円筒部5aの凹部5a2側から、円筒部5a,5bの貫通孔5a1,5b1に通し、その先端を止め具5fで止めている。このような構成により、外枠部開閉支持手段5は、表示部1の外枠部1bを把持部3に対し開閉可能に支持している。
また、外枠部開閉支持手段5では、表示部1の外枠部1bを展開したときに、球状部材5dが係止溝5b2,5b3に嵌合し、且つ、バネ5cに付勢される。このようにすることで、β=0°(表示面構成部1a’が外枠部1bに収納された状態の角度β)、及びβ=180°(展開した状態の角度β)となるように、外枠部1bを把持部3に対して固定することができるようになっている。ここで、第1の仮想線は、表示部1の外枠部1bの一端と、対向する他端とを結ぶ直線である。また、第4の仮想線は、把持部3における観察者の瞳E側の面の一端と、対向する他端とを結ぶ直線である。また、βは第1の仮想線と第4の仮想線とのなす角である。
なお、表示部1の外枠部1bを把持部3に対して開閉可能に支持し、且つ、βが第2の所定角度(上記例では、β=0°、180°)に固定することができる構成であれば、外枠部開閉支持手段5の具体的な構成は、上記構成に限定されるものではない。例えば、円筒部5a,5bのそれぞれに磁石を備えた係止部を設ける。そして、互いの係止部が当接したときに、β=180°となり、且つ、磁力でその状態が保持されるように構成してもよい。
また、外枠部開閉支持手段5では、表示部1の外枠部1bを展開したときに、球状部材5dが係止溝5b2,5b3に嵌合し、且つ、バネ5cに付勢される。このようにすることで、β=0°(表示面構成部1a’が外枠部1bに収納された状態の角度β)、及びβ=180°(展開した状態の角度β)となるように、外枠部1bを把持部3に対して固定することができるようになっている。ここで、第1の仮想線は、表示部1の外枠部1bの一端と、対向する他端とを結ぶ直線である。また、第4の仮想線は、把持部3における観察者の瞳E側の面の一端と、対向する他端とを結ぶ直線である。また、βは第1の仮想線と第4の仮想線とのなす角である。
なお、表示部1の外枠部1bを把持部3に対して開閉可能に支持し、且つ、βが第2の所定角度(上記例では、β=0°、180°)に固定することができる構成であれば、外枠部開閉支持手段5の具体的な構成は、上記構成に限定されるものではない。例えば、円筒部5a,5bのそれぞれに磁石を備えた係止部を設ける。そして、互いの係止部が当接したときに、β=180°となり、且つ、磁力でその状態が保持されるように構成してもよい。
また、実施例1の携帯情報端末装置は、ビームコンバイナ開閉支持手段6と表示面回動支持手段7を有している。
ビームコンバイナ開閉支持手段6は、図6(a)に示すように、円筒部6aと、係止部6bと、円筒部6cと、係止爪6c2と、図示省略したピン及び止め具を有している。ここで、円筒部6aと係止部6bは、表示部1の外枠部1bの他端に一体形成されている。一方、円筒部6は、ビームコンバイナ2の一端に一体形成されている。また、係止爪6c2は、円筒部6cに一体形成されている。
円筒部6a,6cには、中央に貫通孔6a1,6c1がそれぞれ形成されている。係止部6b及び係止爪6c2には、それぞれ磁石が設けられている。
ビームコンバイナ開閉支持手段6は、図6(a)に示すように、円筒部6aと、係止部6bと、円筒部6cと、係止爪6c2と、図示省略したピン及び止め具を有している。ここで、円筒部6aと係止部6bは、表示部1の外枠部1bの他端に一体形成されている。一方、円筒部6は、ビームコンバイナ2の一端に一体形成されている。また、係止爪6c2は、円筒部6cに一体形成されている。
円筒部6a,6cには、中央に貫通孔6a1,6c1がそれぞれ形成されている。係止部6b及び係止爪6c2には、それぞれ磁石が設けられている。
更に、ビームコンバイナ開閉支持手段6は、ピンと止め具(いずれも図示省略)を有している。このピンと止め具を使って、ビームコンバイナ2を外枠部1bに接続している。すなわち、ピンを、円筒部6a,6cの貫通孔6a1,6c1に通し、その先端を、止め具で止めるようになっている。。このような構成により、ビームコンバイナ開閉支持手段6は、ビームコンバイナ2を、表示部1の外枠部1bに対し開閉可能に支持している。
また、ビームコンバイナ開閉支持手段6では、ビームコンバイナ2を展開したときに、係止爪6c2が係止部6bに当接するようになっている。なお且つ、互いの磁力で、その状態を保持することができるようになっている。このとき、αが45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように、ビームコンバイナ2を固定(保持)することができるようになっている。
なお、ビームコンバイナ開閉支持手段6は、ビームコンバイナを表示部の外枠部に対して開閉可能に支持し、且つ、第1の所定角度でビームコンバイナ2を固定することができる構成であれば、上記構成に限定されるものではない。例えば、表示部開閉支持手段5における構成と同様にしてもよい。すなわち、球状部材5dが係止溝5b2,5b3に嵌合し、且つ、バネ5cに付勢される構成にしてもよい。
また、ビームコンバイナ開閉支持手段6では、ビームコンバイナ2を展開したときに、係止爪6c2が係止部6bに当接するようになっている。なお且つ、互いの磁力で、その状態を保持することができるようになっている。このとき、αが45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように、ビームコンバイナ2を固定(保持)することができるようになっている。
なお、ビームコンバイナ開閉支持手段6は、ビームコンバイナを表示部の外枠部に対して開閉可能に支持し、且つ、第1の所定角度でビームコンバイナ2を固定することができる構成であれば、上記構成に限定されるものではない。例えば、表示部開閉支持手段5における構成と同様にしてもよい。すなわち、球状部材5dが係止溝5b2,5b3に嵌合し、且つ、バネ5cに付勢される構成にしてもよい。
表示面回動支持手段7は、図7(a)に示すように、円筒部7aと、嵌合溝部7bと、板バネ7cと押え板7dを有している。
ここで、円筒部7aは、表示面構成部1a’の両側面の一端に一体形成されている。
一方、嵌合溝部7bは、外枠部1bの対向する内側面の他端に一体形成されている。嵌合溝部7bの形状は、表示面構成部1a’を嵌入可能な形状となっている。
また、円筒部7aには、図7(c)に示すように、係止溝7a1,7a2が形成されている。係止溝7a1,7a2は、互いに、円の中心から所定角度δ離れた位置に設けられている嵌合溝部7bには、図7(c)に示すように、係止爪7b1が形成されている。
その他、外枠部1、板バネ7c、及び押え板7dには、それぞれネジ穴7b2,7b3、7c1、7d1,7d2が設けられている。
ここで、円筒部7aは、表示面構成部1a’の両側面の一端に一体形成されている。
一方、嵌合溝部7bは、外枠部1bの対向する内側面の他端に一体形成されている。嵌合溝部7bの形状は、表示面構成部1a’を嵌入可能な形状となっている。
また、円筒部7aには、図7(c)に示すように、係止溝7a1,7a2が形成されている。係止溝7a1,7a2は、互いに、円の中心から所定角度δ離れた位置に設けられている嵌合溝部7bには、図7(c)に示すように、係止爪7b1が形成されている。
その他、外枠部1、板バネ7c、及び押え板7dには、それぞれネジ穴7b2,7b3、7c1、7d1,7d2が設けられている。
そして、表示面回動支持手段7の構成を、組み立て手順に沿って説明する。まず、嵌合溝部7bに、円筒部7aを嵌入させる。続いて、表示面構成部1a’側から、板バネ7cをあてがう。このとき、板バネ7cは、円筒部7aを嵌入方向に付勢する向きにあてがう。そして、板バネ7cを挟みながら、押え板7dを外枠部1bに合わせる。最後に、それぞれのネジ穴に、螺子(図示省略)を通して螺着する。このような構成により、表示面1aを、外枠部1bに対して回動可能に支持することができる。なお且つ、表示面1aを所定角度δで回動させたときに、円筒部7aの係止溝7a1又は7a2が嵌合溝部7bの係止爪に係合するようになっている。よって、外枠部1に対して傾いた状態で、表示面1aを保持することができるようになっている。尚、図7の例では、係止溝7a2が係止爪7b1に係合したときに、前記第1の仮想線L1と前記第3の仮想線L3とが平行(表示面構成部1a’が外枠部1bに収納された状態)となり、係止溝7a1が係止爪7b1に係合したときに、前記第1の仮想線と第3の仮想線とのなす角がδ(表示面構成部1a’が外枠部1bに対し展開した状態)となる。
なお、表示面回動支持手段7は、図7の構成に限定されるものではない。すなわち、表示面1aを外枠部1bに対して回動可能に支持し、且つ、表示面1aを所定量回動させたときの状態を保持することができればよい。例えば、図8に示すように、円筒部7a’を表示面構成部1a’の両側面の中央に一体形成する。そして、外枠部1bの対向する内側面の中央に、嵌合溝部7b’を形成する。そして、この嵌合溝部7b’に、表示面構成部1a’を嵌入可能にする構成であってもよい。
さらに、実施例1の携帯情報端末装置は、表示部1の外枠部1bが把持部3に対して、β=180°(第3の所定角度)に展開され、ビームコンバイナ2が外枠部1bに対して45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように展開され、更に、ビームコンバイナ2と表示部1が0°<γ<45°の範囲のうちの第2の所定角度に展開された状態になっている。そして、そのように展開された状態のビームコンバイナ2を介して、図5に示すように、表示面1aに表示された情報が観察者の瞳E方向に反射されるようになっている。
このように構成された実施例1の携帯情報端末装置によれば、虚像の結像位置が、観察者の瞳Eからほぼ等距離となる。そのため、観察者の観察方向に垂直な方向に対して、虚像の傾きが殆どなくなる。このため、虚像のディストーションが良好に補正される。また、観察者は、虚像の全ての位置に焦点を合わせることが容易となる。このため、実施例1の携帯情報端末装置によれば、観察者が十分に判読できる程度に、液晶パネルに表示された像を、傾きが少ない像として観察できる。また、実施例1の携帯情報端末装置によれば、液晶パネルに表示された像を、拡大観察し易くすることが可能となる。加えて、実施例1の携帯情報端末装置によれば、ビームコンバイナ2を表示部1の外枠部1bに直接、回動可能に取り付ける構成としている。そのため、表示部1にビームコンバイナ2との連結部材を設け、さらにその連結部材にビームコンバイナ2を回動可能に取り付けるような構成に比べて、ビームコンバイナ2を安定して保持することができるとともに、ビームコンバイナ2と表示面1aとのなす角γの角度調整がし易くなる。また、部材点数を最小限に抑えて、構成を簡素化することができる。
図9は本発明の実施例1の一変形例にかかる携帯情報端末装置を側方からみた概略図であり、(a)は表示部を閉じた状態、(b)は表示部を展開した状態、(c)は(b)の状態からビームコンバイナと表示面構成部を展開した状態を示している。
図9の変形例の携帯情報端末装置は、表示部1の外枠部1bを展開したときに、90°<β<180°の範囲のうちの第3の所定角度となるように、把持部3に対して外枠部1bを固定することができるように構成されている。そして、この状態において、45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように、ビームコンバイナ2が展開され、0°<γ<45°の範囲のうち第2の所定角度となるように、各手段が展開されている(位置決めされている)。そして、この状態のビームコンバイナ2を介して、表示面1aに表示された情報が観察者の瞳E方向に反射されるようになっている。
その他の構成及び作用効果は、図3〜8に示した携帯情報端末装置とほぼ同じである。
図9の変形例の携帯情報端末装置は、表示部1の外枠部1bを展開したときに、90°<β<180°の範囲のうちの第3の所定角度となるように、把持部3に対して外枠部1bを固定することができるように構成されている。そして、この状態において、45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように、ビームコンバイナ2が展開され、0°<γ<45°の範囲のうち第2の所定角度となるように、各手段が展開されている(位置決めされている)。そして、この状態のビームコンバイナ2を介して、表示面1aに表示された情報が観察者の瞳E方向に反射されるようになっている。
その他の構成及び作用効果は、図3〜8に示した携帯情報端末装置とほぼ同じである。
図10は本発明の実施例1の他の変形例にかかる携帯情報端末装置を側方からみた概略図であり、(a)は表示部を閉じた状態、(b)は表示部を展開した状態、(c)は(b)の状態からビームコンバイナと表示面構成部を展開した状態を示している。
図10の変形例の携帯情報端末装置は、表示部1の外枠部1bを展開したときに、180°<β<270°の範囲のうちの第3の所定角度となるように、把持部3に対して外枠部1bを固定することができるように構成されている。そして、この状態において、45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように、ビームコンバイナ2が展開され、0°<γ<45°の範囲のうち第2の所定角度となるように、各部材が展開されている。そして、この状態のビームコンバイナ2を介して、表示面1aに表示された情報が観察者の瞳E方向に反射されるようになっている。
その他の構成及び作用効果は、図3〜8に示した携帯情報端末装置とほぼ同じである。
図10の変形例の携帯情報端末装置は、表示部1の外枠部1bを展開したときに、180°<β<270°の範囲のうちの第3の所定角度となるように、把持部3に対して外枠部1bを固定することができるように構成されている。そして、この状態において、45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように、ビームコンバイナ2が展開され、0°<γ<45°の範囲のうち第2の所定角度となるように、各部材が展開されている。そして、この状態のビームコンバイナ2を介して、表示面1aに表示された情報が観察者の瞳E方向に反射されるようになっている。
その他の構成及び作用効果は、図3〜8に示した携帯情報端末装置とほぼ同じである。
なお、実施例1では、表示部1の外枠部1bを展開したときに、90°<β<180°の範囲のうちの所定角度、β=180°、180°<β<270°の範囲のうちの所定角度、のいずれかの所定角度となるように、それぞれ、把持部3に対して外枠部1bを固定することができる構成を示した。これとは別に、外枠部開閉支持手段5は、表示部を複数の角度(例えば、90°<β<180°、の所定角度、及びβ=180°)で展開可能であって、且つその状態を固定することができるように構成してもよい。
同様に、ビームコンバイナ2を複数の角度で一時的に固定できるように、ビームコンバイナ開閉支持手段6を構成してもよい。また、表示面1aを複数の角度で一時的に固定できるように、表示面回動支持手段7を構成してもよい。
同様に、ビームコンバイナ2を複数の角度で一時的に固定できるように、ビームコンバイナ開閉支持手段6を構成してもよい。また、表示面1aを複数の角度で一時的に固定できるように、表示面回動支持手段7を構成してもよい。
図11は本発明の実施例2にかかる携帯情報端末装置を側方からみた概略図であり、(a)は初期状態、(b)は(a)の状態からビームコンバイナ及び表示面構成部を展開した状態を示している。
実施例2の携帯情報端末装置は、表示部1の外枠部1bが把持部3に対してβ=180°に展開された状態で、表示部1の外枠部1bと把持部3が一体形成されている。
そして、この状態において、45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように、ビームコンバイナ2が展開され、0°<γ<45°の範囲のうちの第2の所定角度となるように、各手段が展開されている。そして、この状態のビームコンバイナ2を介して、表示面1aに表示された情報が観察者の瞳E方向に反射されるようになっている。
その他の構成及び作用効果は、実施例1に示した携帯情報端末装置とほぼ同じである。
実施例2の携帯情報端末装置は、表示部1の外枠部1bが把持部3に対してβ=180°に展開された状態で、表示部1の外枠部1bと把持部3が一体形成されている。
そして、この状態において、45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように、ビームコンバイナ2が展開され、0°<γ<45°の範囲のうちの第2の所定角度となるように、各手段が展開されている。そして、この状態のビームコンバイナ2を介して、表示面1aに表示された情報が観察者の瞳E方向に反射されるようになっている。
その他の構成及び作用効果は、実施例1に示した携帯情報端末装置とほぼ同じである。
図12は本発明の実施例3にかかる携帯情報端末装置を側方からみた概略図であり、(a)は表示部を閉じた状態、(b)は表示部を展開した状態、(c)は(b)の状態からビームコンバイナと表示面構成部を展開した状態を示している。
実施例3の携帯情報端末装置は、表示面1aが表側と裏側の両面に設けられている。また、ビームコンバイナ2は、表示部1の外枠部1bにおける操作部4とは反対側の一端に設けられている。
また、外枠部開閉支持手段5は、表示部1の外枠部1bを展開したときに、表示部1の外枠部1bが把持部3に対してβ=180°に展開された状態で、把持部3に対して外枠部1bを固定することができるように構成されている。そして、この状態において、45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように、ビームコンバイナ2が展開され、0°<γ<45°の範囲のうちの第2の所定角度となるように、各手段が展開されている。そして、この状態のビームコンバイナ2を介して、裏側表示面1arに表示された情報が観察者の瞳E方向に反射されるようになっている。
その他の構成及び作用効果は、実施例1の携帯情報端末装置とほぼ同じである。
実施例3の携帯情報端末装置は、表示面1aが表側と裏側の両面に設けられている。また、ビームコンバイナ2は、表示部1の外枠部1bにおける操作部4とは反対側の一端に設けられている。
また、外枠部開閉支持手段5は、表示部1の外枠部1bを展開したときに、表示部1の外枠部1bが把持部3に対してβ=180°に展開された状態で、把持部3に対して外枠部1bを固定することができるように構成されている。そして、この状態において、45°<α<90°の範囲のうちの第1の所定角度となるように、ビームコンバイナ2が展開され、0°<γ<45°の範囲のうちの第2の所定角度となるように、各手段が展開されている。そして、この状態のビームコンバイナ2を介して、裏側表示面1arに表示された情報が観察者の瞳E方向に反射されるようになっている。
その他の構成及び作用効果は、実施例1の携帯情報端末装置とほぼ同じである。
なお、実施例3においても実施例1と同様に変形例として、表示部1の外枠部1bを展開したときに90°<β<180°の範囲のうちの第3の所定角度、180°<β<270°のうちの第3の所定角度となるように、把持部3に対して外枠部1bを固定することができるように構成してもよい。また、外枠部開閉支持手段5を、複数の角度(例えば、90°<β<180°、の所定角度、及びβ=180°)に展開し、且つその状態を固定することができるように構成してもよい。
1 表示部
1a 表示面
1af 表側表示面
1ar 裏側表示面
1a’ 表示面構成部
2 ビームコンバイナ
2a,2b 有効光路面の端部
3 把持部
4 情報入力部
5 外枠部開閉支持手段
5a,5b 円筒部
5a1,5b1 貫通孔
5a2 凹部
5b2,5b3 係止溝
5c バネ
5d 球状部材
5e ピン
5f 止め具
6 ビームコンバイナ開閉支持手段
6a,6c 円筒部
6a1,6c1 貫通孔
6b 係止部
6c2 係止爪
7 表示面回動支持手段
7a,7a’ 円筒部
7a1,7a2 係止溝
7b,7b’ 嵌合溝部
7b1 係止爪
7b2,7b3,7c1,7d1,7d2 ネジ穴
7c 板バネ
7d 押え板
1a 表示面
1af 表側表示面
1ar 裏側表示面
1a’ 表示面構成部
2 ビームコンバイナ
2a,2b 有効光路面の端部
3 把持部
4 情報入力部
5 外枠部開閉支持手段
5a,5b 円筒部
5a1,5b1 貫通孔
5a2 凹部
5b2,5b3 係止溝
5c バネ
5d 球状部材
5e ピン
5f 止め具
6 ビームコンバイナ開閉支持手段
6a,6c 円筒部
6a1,6c1 貫通孔
6b 係止部
6c2 係止爪
7 表示面回動支持手段
7a,7a’ 円筒部
7a1,7a2 係止溝
7b,7b’ 嵌合溝部
7b1 係止爪
7b2,7b3,7c1,7d1,7d2 ネジ穴
7c 板バネ
7d 押え板
Claims (6)
- 情報入力部を有する把持部と、
前記情報入力部で入力した情報又は外部から得た情報を表示する表示面を有する表示部と、
ビームコンバイナを有する携帯情報端末装置であって、
前記表示部が、前記表示面の周りを囲む外枠部を有し、更に、
前記表示部の外枠部の一端と前記ビームコンバイナの一端が交わる位置の近傍に設けられ、前記ビームコンバイナを前記表示部の外枠部に対して開閉可能に支持し、下記条件式(1)に示す範囲のうち、第1の所定角度で前記ビームコンバイナを保持可能にするビームコンバイナ開閉支持手段と、
前記表示面を前記外枠部に対して回動可能に支持し、且つ、前記表示面を所定量回動させたときの状態を保持する表示面回動支持手段を有し、
前記ビームコンバイナ開閉支持手段、及び前記表示面回動支持手段を介して、下記条件式(2)に示す範囲のうち、第2の所定角度で前記ビームコンバイナと前記表示面を保持可能にし、
前記ビームコンバイナが、前記表示面に表示された情報を拡大して、前記把持部の側方に位置する観察者の瞳方向に反射する光学的パワーを有することを特徴とする携帯情報端末装置。
45°<α<90° …(1)
0°<γ<45° …(2)
但し、αは、仮想面内において、第1の仮想線と第2の仮想線とがなす角度、γは、仮想面内において、第2の仮想線と第3の仮想線とがなす角度である。
前記仮想面は、前記表示部の表示面に直交し、前記第1の仮想線を含む面であり、
前記第1の仮想線は、仮想面内にあり、前記表示部の外枠部の一端と該表示部の外枠部の一端と対向する他端とを結ぶ直線であり、
前記第2の仮想線は、仮想面内にあり、前記ビームコンバイナの一端と該ビームコンバイナの一端と対向する他端とを結ぶ直線であり、
前記第3の仮想線は、仮想面内にあり、前記表示部の表示面の一端と該表示部の表示面の一端と対向する他端とを結ぶ直線である。 - 前記表示部の外枠部を前記把持部に対して開閉可能に支持し、且つ、前記表示部の外枠部を展開したときの、前記仮想面内において前記把持部における観察者の瞳側の面の一端と該観察者の瞳側の面の一端と対向する他端とを結ぶ直線である第4の仮想線と、前記第1の仮想線とのなす角βが第3の所定角度となるように、前記表示部の外枠部と前記把持部を固定する外枠部開閉支持手段を有することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末装置。
- 前記第3の所定角度が90°<β<180°の範囲内にあることを特徴とする請求項2に記載の携帯情報端末装置。
- 前記第3の所定角度がβ=180°であることを特徴とする請求項2に記載の携帯情報端末装置。
- 前記第3の所定角度が180°<β<270°の範囲内にあることを特徴とする請求項2に記載の携帯情報端末装置。
- 前記表示部の外枠部が前記把持部に対して、前記第3の所定角度がβ=180°となる状態で一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末装置。
Priority Applications (1)
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JP2004294027A JP2006107195A (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | 携帯情報端末装置 |
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-
2004
- 2004-10-06 JP JP2004294027A patent/JP2006107195A/ja active Pending
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