JP2006145993A - 虚像表示型情報表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用者が画像情報を良好に視認することができる虚像表示型情報表示システムを提供する。
【解決手段】 虚像表示型情報表示システムの表示装置として、画像情報を表示する画像表示部6と、画像表示部6の発する光を反射する半透過型光学素子とを設ける。半透過型光学素子に対して画像表示部6を移動させることで半透過型光学素子と画像表示部6との間隔を調節する間隔調節装置21を設ける。間隔調整装置21を、画像表示部6に対する相対的な変位を可能にして設けられる操作子23と、操作子23が画像表示部6に対して相対的に変位させられた際に、画像表示部6を半透過型光学素子に対して近接する方向または離間する方向へ変位させる移動装置24とを有する構成とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、虚像表示型情報表示システムに関するものである。
虚像表示型情報表示システムは、画像表示部とこの画像表示部の発する光を反射する半透過型光学素子とを備える表示装置によって、使用者からみて半透過型光学素子よりも遠方に画像情報の虚像を表示させるものである。
このような虚像表示型情報表示システムとしては、例えば後記の特許文献1に記載の表示装置付き携帯情報装置等が知られている。
この表示装置付き携帯情報装置は、表示素子とその表示像を拡大投影するホログラム素子とを備えるものである。また、この表示装置付き携帯情報装置は、遠方の物体の透過像を表示素子上の拡大表示像と重畳して観察することができるようになっている。
特開2001−308997号公報(第1欄第43行〜第50行、第2欄第41行〜第3欄第11行、図1等)
しかし、この表示装置付き携帯情報装置では、その拡大投影の原理上、表示像の結像倍率及び像位置が一定である(特許文献1の第1欄第43行〜第50行参照)。このため、使用者の視力が表示装置付き携帯情報装置の設計時に想定した視力に合致しない場合には、表示像が見づらくなってしまう。また、表示像の位置を任意に調整することができないので、表示内容によっては見づらくなってしまう。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、使用者が画像情報を良好に視認することができる虚像表示型情報表示システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明は、画像表示部と、該画像表示部からの光を反射するとともに使用者の視線方向の実視野からの光を透過する半透過型光学素子とを備える表示装置によって、前記使用者からみて前記半透過型光学素子よりも遠方に前記画像表示部の表示する画像情報の虚像を表示する虚像表示型情報表示システムであって、前記画像表示部と前記半透過型光学素子とを相対的に変位させて、前記画像表示部と前記半透過型光学素子との間隔を調節する間隔調節装置を有している虚像表示型情報表示システムを提供する。
このように構成される虚像表示型情報表示システムでは、半透過型光学素子が、使用者の視線方向の実視野からの光を透過する構成とされており、使用者は、半透過型光学素子を通じて実視界の風景を視認することができる。
一方、画像表示部の発する光線が、半透過型光学素子によって光学的作用を受けて使用者に向けて反射されることで、画像表示部の表示する画像情報が、使用者からみて半透過型光学素子よりも視線方向遠方に虚像として拡大表示される。すなわち、この虚像表示型情報表示システムでは、使用者の実視界上に表示装置が表示する虚像が重畳される。
この画像情報の拡大倍率及び虚像の表示位置は、画像表示部と半透過型光学素子との間隔によって決定される。
この虚像表示型情報表示システムでは、間隔調整装置を操作して、画像表示部と半透過型光学素子との間隔を調節することで、虚像の拡大倍率及び虚像の表示位置の調節を行うことができる。
そして、間隔調整装置を操作して、実視界上の風景と画像情報の内容に応じて、実視界に対する虚像の位置や大きさを調整することで、自然な視界を形成することができる。
ここで、この虚像表示型情報表示システムにおいて、前記間隔調節装置が、前記表示装置の観察光軸方向に略平行な方向に、前記画像表示部と前記半透過型光学素子とを相対的に変位させてもよい。
なお、ここでいう表示装置の観察光軸とは、画像表示部の中心から発せられる光が、半透過型光学素子の中心で反射して観察位置(使用者の網膜)の中心に至る光線の軌跡をさしている。
このように構成される虚像表示型情報表示システムでは、間隔調整装置が、画像表示部と半透過型光学素子とを、表示装置の観察光軸方向に略平行な方向に移動させるので、使用者が視認する虚像の中心位置をずらすことなく、虚像の拡大倍率及び虚像の表示位置の調節を行うことができる。
また、この虚像表示型情報表示システムにおいて、前記間隔調節装置が、前記半透過型光学素子に対して前記画像表示部を変位させてもよい。
このように構成される虚像表示型情報表示システムでは、虚像の拡大倍率及び虚像の表示位置の調節時に、半透過型光学素子が変位しないので、使用者と半透過型光学素子との位置関係が保たれる。これにより、使用者が半透過型光学素子によって視線方向遠方に結像された画像情報を視認しながら虚像の拡大倍率及び虚像の表示位置の調節を行うことができ、調節作業を容易かつ迅速に行うことができる。
ここで、観察光軸の向きに対する画像表示部の法線の向きのズレが大きいと、虚像の表示面が観察光軸に直交する面から傾き、表示像における視度のズレが生じてしまうことがある。
そこで、本発明に係る虚像表示型情報表示システムは、表示装置の使用時には、この反射面の短手方向が、表示装置の観察光軸を含む仮想平面に略平行とされ、画像表示部と半透過型光学素子とが以下の(1)及び(2)の条件式を満たすように配置されていてもよい。
45°<α<90° …(1)
0°<β<45° …(2)
但し、αは表示装置の観察光軸を含む仮想平面内において、主光線によって定義される有効光路の反射面の両端を結ぶ第1の仮想線と、第1の仮想線上における有効光路の画像表示部側の一端及び、画像表示部における半透過型光学素子側の一端を結ぶ第2の仮想線と、のなす角度であり、βは第1の仮想線と、表示装置の観察光軸を含む仮想平面内において、画像表示部における半透過型光学素子側の一端及びこの一端と対向する他端とを結ぶ第3の仮想線と、のなす角度である。
これにより、観察光軸の向きに対する画像表示部の法線の向きのズレを小さくできるので、像ボケ、歪曲及び表示像における視度のズレの発生を抑制することができ、高画質な拡大表示像が得られる。
また、この虚像表示型情報表示システムにおいて、前記間隔調節装置が、前記画像表示部の外周に配置され、該画像表示部を前記半透過型光学素子に対して近接する方向及び離間する方向への変位を可能にして支持する支持部材と、前記画像表示部の変位を操作する操作子とを有しており、該操作子が、前記支持部材の外周側から操作可能とされていてもよい。
このように構成される虚像表示型情報表示システムでは、使用者が操作子を操作することで、画像表示部が半透過型光学素子に対して近接する方向または離間する方向に変位させられる。すなわち、この虚像表示型情報表示システムでは、画像表示部に触れることなく画像表示部の位置調節を行うことができるので、画像表示部に手垢等の汚れの付着や傷付きが生じにくく、画像表示部の表示品質を低下させずに視度調節を行うことができる。
また、この虚像表示型情報表示システムにおいて、前記間隔調整装置が、前記支持部材と前記画像表示部との間に設けられ、前記操作子の変位を前記画像表示部の変位に変換するカム機構を有していてもよい。
このように構成される虚像表示型情報表示システムでは、カム機構によって操作子の変位が画像表示部の変位に変換されるので、画像表示部の位置をスムーズかつ無段階に調節することができる。
本発明に係る虚像表示型情報表示システムでは、使用者の視力や画像情報の内容に応じて、画像情報の拡大倍率及び虚像の表示位置の調節を行うことができるので、使用者が画像情報を良好に視認することが可能となる。
この発明の一実施形態に係る虚像表示型情報表示システムについて、図1から図3を参照して説明する。本実施形態では、本発明を、画像情報を使用者の実視界上に重畳させる携帯型情報端末に適用した例を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る虚像表示型情報表示システム1は、この虚像表示型情報表示システム1の構成部品(例えば電子回路等)が内蔵される筐体2と、この筐体2上に設けられた撮像装置3と、画像情報を使用者の実視界上に重畳させる表示装置4とを有している。
筐体2は、略長方形平板形状をなしており、その一端側には、筐体2を厚み方向に貫く開口部2aが設けられている。以下、筐体2の周面のうち、開口部2aの一方の開口端が形成される周面を正面2bとし、他方を背面2cとし、残りの周面(厚み方向に略平行な周面)を側面2dとする。
筐体2の他端側は、虚像表示型情報表示システム1の持ち手を構成している。ここで、この虚像表示型情報表示システム1は、使用者が一端側を視線方向前方に位置するようにして他端側を片手で保持しつつ、正面2bの他端側を自身の側頭部等に当接させることで、虚像表示型情報表示システム1を自身の頭部に対して位置決めして、安定した保持を実現することができる。
また、筐体2の他端側には、虚像表示型情報表示システム1を操作するための操作部(図示せず)が設けられており、使用者が虚像表示型情報表示システム1を保持している手で虚像表示型情報表示システム1を操作することができるようになっている。
撮像装置3は、例えば筐体2の一端側に設けられていて、筐体2の一端が向けられた方向の風景(すなわち筐体2を保持する使用者の視線方向の風景)を撮像するものである。撮像装置3としては、感光フィルム等の感光体を用いたアナログ式撮像装置を用いてもよく、またCCD素子等の撮像素子を用いたデジタル式撮像装置を用いてもよい。本実施形態では、撮像装置3として、デジタル式撮像装置が用いられている。
表示装置4は、筐体2の一端側に設けられるものであって、筐体2の背面2c側に設けられる画像表示装置6と、筐体2の正面2b側に設けられて開口部2aを通じて画像表示部6から入射した光を他端側に向けて反射するとともに使用者の視線方向の実視野からの光を透過する半透過型光学素子7とを有している。
表示装置4は、筐体2の他端側を側頭部等に当接させている使用者からみて、その視線方向(筐体2の一端が向けられた方向)の半透過型光学素子7よりも遠方に、画像情報の虚像を表示させるものである。
ここで、画像表示部6の表示する画像情報(撮像装置3によって撮影された画像情報も含む)のデータは、図示せぬ記憶装置内に格納されている。画像表示部6が表示する画像情報は、使用者が適宜選択するか、もしくは予め設定された条件に基づいて自動的に選択されるようになっている。
画像表示部6は、例えば液晶表示パネルや有機EL表示パネル等のいわゆる薄型ディスプレイによって構成されており、筐体2に対して支持部材11を介して取り付けられている。本実施形態では、画像表示部6は、略長方形平板形状をなしており、その片面側が画像情報の表示される表示面6aとされている。また、表示面6aは、図1において長辺が紙面に略平行となる向きの略長方形状とされている。
支持部材11は、パネル状の画像表示部6の外周縁を囲むようにして支持する長方形枠状の部材であって、筐体2に対する相対変位が可能とされている。この虚像表示型情報表示システム1では、支持部材11を筐体2に対して相対的に変位させることで、筐体2に対する画像表示部6の位置及び姿勢を変更することができるようになっている。
そして、表示装置4の使用時には、支持部材11を変位させて、画像表示部6の表示面6aを筐体2の正面2b側の一端寄りに向けて(言い換えれば筐体2の一端側の正面2b寄りに向けて)、画像表示部6を半透過型光学素子7に対して略平行にすることで、画像表示部6の発する光が開口部2aを通じて半透過型光学素子7の反射面7aに入力される。また、表示装置4を使用しない場合には、支持部材11を変位させて、画像表示部6を筐体2の開口部2a内に収納することで、虚像表示型情報表示システム1の外形寸法を小さくすることができる。
本実施形態では、支持部材11は、その一短辺を構成する壁部を、筐体2の開口部2aの縁部のうち、他端側の縁部に対してヒンジ12を介して接続されており、筐体2の背面2cに略直交しかつ筐体2の長手方向に略平行となる面上で、ヒンジ12の揺動軸線回りに揺動可能とされている。
ここで、後述するように、支持部材11は、画像表示部6を半透過型光学素子7に対して近接する方向及び離間する方向への変位を可能にして支持するものである。
半透過型光学素子7は、凹曲面状の反射面7aを有する部材であって、開口部2aを通じて画像表示部6からの光を、反射面7aによって筐体2の他端側に向けて反射させることによって、他端部を頭側部に当接させた状態の使用者からみて半透過型光学素子7よりも遠方に、画像情報の虚像を表示するものである。
半透過型光学素子7において、反射面7aが形成される領域は、使用者の実視界からの光を透過させる構成とされており、使用者は、半透過型光学素子7を通じて視線方向遠方の景色も視認することができるようになっている。
本実施形態では、半透過型光学素子7は、アクリルやポリカーボネート等の透明な材質からなる略長方形板状の部材であって、その片面側に金属膜等の反射層が形成されていて、ハーフミラーとして機能する。この反射層の表面が、画像表示部6から入射した光線を表面で反射させる反射面7aとされている。
また、半透過型光学素子7は、一方の短辺がヒンジ16を介して筐体2の一端近傍に接続されており、ヒンジ16の揺動軸線回りに揺動することができるようになっている。
そして、表示装置4の使用時には、図1に示すように、反射面7aが使用者に向くように筐体2の正面2bから屹立させることで、画像表示部6から発せられた光が使用者に向けて反射される。本実施形態では、表示装置4の使用時には、画像表示部6及び半透過型光学素子7は、以下の(1)及び(2)の条件式を満たすように配置される。
45°<α<90° …(1)
0°<β<45° …(2)
ただし、αは表示装置4の観察光軸OAを含む仮想平面内において、主光線PRによって定義される有効光路の反射面7aの両端を結ぶ第1の仮想線L1と、第1の仮想線L1上における有効光路の画像表示部6側の一端及び、画像表示部6における半透過型光学素子7側の一端を結ぶ第2の仮想線L2と、のなす角度であり、βは第1の仮想線L1と、表示装置4の観察光軸OAを含む仮想平面内において、画像表示部6における半透過型光学素子7側の一端及びこの一端と対向する他端とを結ぶ第3の仮想線L3と、のなす角度である。
なお、ここでいう表示装置4の観察光軸OAとは、画像表示部6の表示面6aの中心から発せられる光が、半透過型光学素子7の反射面7aの中心で反射して観察位置(使用者の網膜)の中心に至る光線の軌跡をさしている。
また、表示装置4を使用しない場合には、半透過型光学素子7を筐体2の正面2bに沿うように折り畳むことで、虚像表示型情報表示システム1の外形寸法を小さくすることができる。
また、反射面7aは、長手方向(図1において紙面に略平行な方向)及び短手方向(図1において紙面に略垂直な方向)にそれぞれ曲率を有する凹曲面状に形成されており、表示装置4においては、画像表示部6が発する光線を使用者に向けて反射し、虚像の観察を可能にする凹面鏡として機能する。
さらに、反射面7aは、長手方向においてヒンジ16との接続端から離間するにつれて次第に曲率が増大させられており、これによって反射面7aの長手方向の各部における画像表示部6の表示面6aまでの距離の差によって生じる収差が解消されて、歪みのない画像情報の虚像が形成されるようになっている。
また、半透過型光学素子7は、反射面7aが形成される領域の肉厚が均一とされている。これによって、視線方向遠方から使用者に向けて半透過型光学素子7に入射した光線は、半透過型光学素子7によって屈折させられることなく、使用者の瞳に入射することとなり、使用者が視線方向遠方の景色を歪みなく良好に視認することができる。
また、この虚像表示型情報表示システム1には、画像表示部6と半透過型光学素子7とを相対的に変位させて、画像表示部6と半透過型光学素子7との間隔を調節する間隔調節装置21(図2参照)が設けられている。
本実施形態では、間隔調整装置21は、支持部材11による画像表示部6の支持構造中に設けられており、筐体2に対する半透過型光学素子7の位置及び向きは固定したままで、半透過型光学素子7に対して、画像表示部6を、表示装置4の観察光軸OA方向に平行な方向(この例では画像表示部6の表示面6aの法線方向)に変位させることで、画像表示部6と半透過型光学素子7との間隔の調節を行うものである。
以下、間隔調整装置21の具体的な構成について説明する。
支持部材11の長辺をなす一対の壁部11aには、それぞれ長手方向に沿って延びる略長方形状の開口部11bが設けられている。この開口部11bには、略長方形板状の保持具22が嵌め込まれるようになっている。
保持具22には、長手方向に沿ってスリット22aが形成されており、このスリット22aを通じて、後述する操作子23のツマミ23cが支持部材11外に露出または突出させられている。また、このスリット22aの長さは、ツマミ23cの長さよりも大きく設定されており、これによってツマミ23cがスリット22aに沿って移動することができるようになっている。
また、保持具22において、支持部材11の内面側を構成する面には、保持具22の長手方向に沿ってガイド溝部22bが形成されている。ガイド溝部22bは、内部に操作子23が設置されるものであって、その内側面によって操作子23を受けて、保持具22の長手方向の移動のみ許容するものである。
支持部材11と画像表示部6との間には、画像表示部6に対する相対的な変位を可能にして操作子23が設けられており、後述するように、この操作子23を操作することで、画像表示部の変位を操作することができるようになっている。
本実施形態では、支持部材11と画像表示部6との間には、操作子23が画像表示部6に対して相対的に変位させられた際に、画像表示部6を半透過型光学素子7に対して近接する方向または離間する方向へ変位させる移動装置24が設けられている。
移動装置24は、画像表示部6と操作子23とが構成するカム機構とされている。以下、操作子23及び移動装置24の構成について説明する。
画像表示部6の外周面のうち、長辺となる外周面6bには、長手方向に対して傾斜する向きに沿って直線状の溝部24aが形成されている。本実施形態では、溝部24aは、各外周面6bにつきそれぞれ3本ずつ、互いに平行かつ互いの間に略等間隔をあけて設けられている。
操作子23は、画像表示部6の長辺に沿って設けられる長方形板状の部材であって、その一面23a側で画像表示部6の外周面6bと係合するとともに他面23b側で支持部材11と係合する板状の部材である。また、前記のように、操作子23は、前記保持具22によって、保持具22の長手方向の移動、すなわち画像表示部6の外周面6bの長手方向の移動のみ許容されている。
操作子23の一面側には、画像表示部6の溝部24aと係合する突起24bが、画像表示部6の長辺における溝部24aの配置と同じ配置にして設けられている。本実施形態では、突起24bは、溝部24aの内側面に対して引っかかりが少なくなるよう、操作子23の一面に軸線を略直交させて設けられた略円柱形状に形成されている。
上記溝部24aの内側面と突起24bの外周面とが、本実施形態におけるカム機構を構成している。具体的には、図3に示すように、操作子23を長手方向に移動させると、溝部24aの内側面のうち、操作子23の移動方向に位置する内側面が、突起24bの外周面によって押圧されるが、溝部24aの内側面は、操作子23の長手方向に対して傾斜しているので、操作子23を操作する力が画像表示部6を半透過型光学素子7に近接する方向または離間する方向に押圧する力に変換されて、画像表示部6が半透過型光学素子7に近接または離間させられる。ここで、操作子23を移動させる方向を逆向きにすることで、画像表示部6の移動方向を逆向きにすることができる。
また、図2に示すように、操作子23の他面23bには、長手方向及び幅方向の略中央部に、長手方向に延びる突起状のツマミ23cが設けられている。このツマミ23cは、前記のように保持具22のスリット22aを通じて支持部材11外に露出または突出させられるものであって、支持部材11外からこのツマミ22を操作することで(スリット22aに沿って移動させることで)、操作子23を移動させることができる。
このように構成される虚像表示型情報表示システム1は、画像表示部6を筐体2の背面2c側に引き出し、半透過型光学素子7を正面2bに対して屹立させた状態で(すなわち表示装置4を使用時の配置とした状態で)使用される。使用者は、前記のように、筐体2を一方の手と側頭部とで保持することで、表示装置4が表示する虚像を視認することができる。
本実施形態では、半透過型光学素子7が使用者の実視界からの光を透過させるので、使用者は、表示装置4が表示する虚像に加えて、実視界の風景も視認することができる。すなわち、この虚像表示型情報表示システム1では、使用者の実視界上に表示装置4が表示する虚像が重畳される。
この虚像表示型情報表示システム1では、半透過型光学素子7は、反射面7aが凹曲面とされていて、この反射面7aが表示装置4において凹面鏡として機能するので、画像表示部6の表示する画像情報が、使用者からみて半透過型光学素子7よりも視線方向遠方に虚像として拡大表示される。この画像情報の拡大倍率及び虚像の表示位置は、反射面7aの曲率と、半透過型光学素子7と画像表示部6との間隔によって決定される。
このため、この半透過型光学素子7と画像表示部6との間隔が広くなると、虚像は使用者の視線方向においてより遠方により拡大されて表示されることとなり、逆に、半透過型光学素子7と画像表示部6との間隔が狭くなると、虚像は使用者の視線方向においてより近くに縮小されて表示されることとなる。
この虚像表示型情報表示システム1では、間隔調整装置21を操作することで、画像表示部6と半透過型光学素子7との間隔を調整することができるようになっている。
この間隔の調整は、支持部材11の一長辺をなす一対の壁部11aを指で挟むようにして、これら壁部11a外に露出または突出させられたツマミ23cを保持して、壁部11aの長手方向に沿って移動させることで行われる。
このようにして操作子23を長手方向に移動させることで、移動装置24によって、画像表示部6が半透過型光学素子7に近接する方向または離間する方向へ移動させられることとなり、結果、画像情報の拡大倍率及び虚像の表示位置の調節が行われる。
このように、この虚像表示型情報表示システム1は、使用者の視力や画像情報の内容に応じて、画像情報の拡大倍率及び虚像の表示位置の調節を行うことができるので、使用者が画像情報を良好に視認することが可能となる。
また、上記のように、この虚像表示型情報表示システム1では、間隔調節装置21は、半透過型光学素子7に対して画像表示部6を変位させるものである。すなわち、この虚像表示型情報表示システム1では、虚像の拡大倍率及び虚像の表示位置の調節時に、半透過型光学素子7が変位しないので、使用者と半透過型光学素子7との位置関係が保たれる。これにより、使用者が半透過型光学素子7によって視線方向遠方に結像された画像情報を視認しながら虚像の拡大倍率及び虚像の表示位置の調節を行うことができ、調節作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、表示装置4の表示する虚像を視認しながら、実視界上の風景と画像情報の内容に応じて、実視界に対する虚像の位置や大きさを調整することで、自然な視界を形成することができる。
また、この虚像表示型情報表示システム1では、使用者が操作子23を変位させることによって画像表示部6を移動させることができるようになっている。すなわち、この虚像表示型情報表示システム1では、画像表示部6に触れることなく画像表示部6の位置調節を行うことができるので、画像表示部6に手垢等の汚れの付着や傷付きが生じにくく、画像表示部6の表示品質を低下させずに視度調節を行うことができる。
また、この虚像表示型情報表示システム1では、移動装置24がカム機構によって構成されているので、操作子23の変位が画像表示部6の変位に変換されるので、画像表示部6の位置をスムーズかつ無段階に調節することができる。
ここで、例えば、第1の仮想線L1と第二の仮想線L2とのなす角度αが90°を上回ると、使用者の瞳から虚像を観察するときの視野角が狭くなる。そのため、使用者が観察できる像の大きさを大きくとることができない。また、画像表示部6に表示された文字情報や画像情報を、良好に拡大観察することが困難になる。
一方、角度αが45°を下回ると、使用者の瞳の位置が虚像表示型情報表示システム1の筐体2に近付きすぎて、観察し難くなってしまう。
これに対して、本実施形態に示す虚像表示型情報表示システム1では、前記のように、表示装置4の使用時には、画像表示部6と半透過型光学素子7とが、45°<α<90°を満たすように配置されるので、面積が同じ反射面7aでありながら、使用者の瞳から虚像を観察するときの視野角が広くなる。そのため、使用者が観察できる像の大きさを、大きくとることができる。
また、観察光軸OAの向きに対する画像表示部6の法線の向きのズレが大きいと、虚像の表示面が観察光軸OAに直交する面から傾き、表示像における視度のズレが生じてしまうことがある。
以下、この現象を具体的に説明する。観察光軸OAを含む仮想平面上では、画像表示部6から発せられて反射面7aの一端に到達する光線と、反射面7aの中心に到達する光線と、反射面7aの他端に到達する光線とで、光路長がそれぞれ異なる。そして、反射面の有効光路面における曲率が一定である場合、上記光路長の違いに応じて、虚像の結像位置は、それぞれ使用者の瞳からの距離が大きく異なり、使用者の視線方向に垂直な面に対する虚像の傾きが大きくなる。
この虚像の傾きが大きいと、結像位置ごとに倍率が異なり、ディストーションが大きくなる。また、使用者の瞳に対して、奥行きのある画像を表示することになるため、使用者は、虚像の全ての位置に焦点をあわせることが困難になる。
ところで、被写体面と、レンズの主面と、像面との関係を示す条件として、シャインプルーフの条件が知られている。
シャインプルーフの条件とは、図4に示すように、被写体面と、レンズの主面と、像面のそれぞれを延長した面が一箇所Pで交われば、像面全体でピントが合うという条件である。なお、図4においては、被写体面のA点とB点とでは、それぞれレンズ主面へ入射する光路長が異なるため、像面において被写体面のA点、B点に対応するA’点とB’点とでの倍率が異なり、被写体が歪んで写る。
図4に示される各位置を、図1に当てはめると、図4における被写体面のA点、B点は、図1における画像表示部6の表示面6aの端部にそれぞれ相当し、図4におけるレンズ主面は図1における半透過型光学素子7の有効光路面に相当する。さらに、図4における被写体面と、レンズの主面と、像面のそれぞれを延長した面が交わる位置は、図1においては、第1の仮想線L1と第2の仮想線L2と像Fの延長線との交点P’となる。
このため、画像表示部6の表示面6aと半透過型光学素子7の反射面7aとが略平行になるように配置することで、画像表示部6から発せられて反射面7aの一端に到達する光線と、反射面7aの中心に到達する光線と、反射面7aの他端に到達する光線との光路長がほぼ等しくなる。
一方、第1の仮想線L1と第3の仮想線L3とのなす角度βが45°を上回ると、虚像の傾きが大きくなりすぎ、上述したように、ディストーションが大きく、また、虚像の全ての位置に焦点を合わせることが困難になるため、虚像の観察が困難になる。
本実施形態に係る虚像表示型情報表示システム1では、表示装置4の使用時には、画像表示部6と半透過型光学素子7は、0°<β<45°となるように配置されるので、使用者が観察可能な像を十分に大きくとることができる。
すなわち、観察光軸OAの向きに対する画像表示部6の法線の向きのズレを小さくできるので、像ボケ、歪曲及び表示像における視度のズレの発生を抑制することができ、高画質な拡大表示像が得られる。
ここで、本実施形態に係る虚像表示型情報表示システム1では、移動装置24を構成する溝部24aを画像表示部6に設け、溝部24aに係合する突起24bを操作子23に設けた例を示したが、これに限られることなく、溝部24aを操作子23に設けて、突起24bを画像表示部6に設けてもよい。
また、本実施形態では、支持部材11の長辺をなす一対の壁部11aに開口部11bを設け、この開口部11bに保持具22を設置し、保持具22と画像表示部6の長辺をなす外周面6bとの間に操作子23を設け、外周面6bに溝部24aを設けて、支持部材11の一対の壁部11aから支持部材11外に露出または突出させられた操作子23を操作することによって画像表示部6の位置調整を行う虚像表示型情報表示システム1を示した。
本発明は、この構成に限らず、例えば図5に示すように、支持部材11の短辺のうち、ヒンジ12が接続される短辺とは異なる短辺をなす壁部11cに開口部11bを設け、この開口部11bに保持具22を設置し、保持具22と画像表示部6の外周面のうち開口部11bに対向する外周面6cとの間に操作子23を設け、外周面6cに溝部24a(図5では図示せず)を設けて、支持部材11の壁部11cから支持部材11外に露出または突出させられた操作子23を操作することによって画像表示部6の位置調整を行う構成としてもよい。
また、本実施形態では、操作子23を画像表示部6とは別部材とし、操作子23と画像表示部6との間に移動装置24を設けた例を示したが、これに限られることなく、例えば図6に示すように、画像表示部6に棒状の操作子23を一体的に設けて、支持部材11外から操作子23を操作することで直接画像表示部6を移動させるようにしてもよい。
この場合には、保持具22(図6では図示せず)のスリット22aは、画像表示部6の移動方向(支持部材11の壁部11aまたは壁部11cの幅方向)に沿って延びる長穴形状とされる。
また、本実施形態に係る虚像表示型情報表示システム1では、画像表示部6が、筐体2の一端側に設けられた開口部2a内に出し入れされる構成としたが、これに限られることなく、支持部材11を設ける代わりに筐体2の一端側が他端側に対してヒンジを介して接続された構成として、筐体2の一端側自体が支持部材11の機能を持つようにしてもよい。
また、この虚像表示型情報表示システム1には、図7に示すように、筐体2において使用者の頬のあたる部分(例えば正面2bにおいて一端側と他端側との境界近傍)に頬当て31を設けたり、使用者の耳のあたる部分(例えば正面2bにおいて他端近傍部分)に耳当て32を設けることで、使用者による支持が安定するとともに、長時間使用しても疲労しにくくなる。
本発明の一実施形態に係る虚像表示型情報表示システムを示す平面図である。 図1の虚像表示型情報表示システムの構成を示す分解斜視図である。 図1の虚像表示型情報表示システムの動作を示す図である。 シャインプルーフの条件を示す説明図である。 本発明に係る虚像表示型情報表示システムの他の形態例を示す斜視図である。 本発明に係る虚像表示型情報表示システムの他の形態例を示す斜視図である。 本発明に係る虚像表示型情報表示システムの他の形態例を示す斜視図である。
符号の説明
1 虚像表示型情報表示システム
4 表示装置
6 画像表示部
7 半透過型光学素子
11 支持部材
21 間隔調節装置
23 操作子
24a 溝部(カム機構)
24b 突起(カム機構)
OA 観察光軸
L1 第1の仮想線
L2 第2の仮想線
L3 第3の仮想線

Claims (6)

  1. 画像表示部と、該画像表示部からの光を反射するとともに使用者の視線方向の実視野からの光を透過する半透過型光学素子とを備える表示装置によって、前記使用者からみて前記半透過型光学素子よりも遠方に前記画像表示部の表示する画像情報の虚像を表示する虚像表示型情報表示システムであって、
    前記画像表示部と前記半透過型光学素子とを相対的に変位させて、前記画像表示部と前記半透過型光学素子との間隔を調節する間隔調節装置を有している虚像表示型情報表示システム。
  2. 前記間隔調節装置が、前記表示装置の観察光軸方向に略平行な方向に、前記画像表示部と前記半透過型光学素子とを相対的に変位させる請求項1記載の虚像表示型情報表示システム。
  3. 前記間隔調節装置が、前記半透過型光学素子に対して前記画像表示部を変位させる請求項1または2に記載の虚像表示型情報表示システム。
  4. 前記画像表示部と前記半透過型光学素子とが以下の(1)及び(2)の条件式を満たすように配置可能であることを特徴とする虚像表示型情報表示システム。
    45°<α<90° …(1)
    0°<β<45° …(2)
    但し、αは前記表示装置の観察光軸を含む仮想平面内において、主光線によって定義される有効光路の前記反射面の両端を結ぶ第1の仮想線と、該第1の仮想線上における前記有効光路の前記画像表示部側の一端及び、該画像表示部における前記半透過型光学素子側の一端を結ぶ第2の仮想線と、のなす角度であり、βは前記第1の仮想線と、前記表示装置の観察光軸を含む仮想平面内において、前記画像表示部における前記半透過型光学素子側の一端及び該一端と対向する他端とを結ぶ第3の仮想線と、のなす角度である。
  5. 前記間隔調節装置が、前記画像表示部の外周に配置され、該画像表示部を前記半透過型光学素子に対して近接する方向及び離間する方向への変位を可能にして支持する支持部材と、
    前記画像表示部の変位を操作する操作子とを有しており、
    該操作子が、前記支持部材の外周側から操作可能とされている請求項1から4のいずれかに記載の虚像表示型情報表示システム。
  6. 前記間隔調整装置が、前記支持部材と前記画像表示部との間に設けられ、前記操作子の変位を前記画像表示部の変位に変換するカム機構を有している請求項5記載の虚像表示型情報表示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016071058A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 株式会社 オルタステクノロジー ヘルメットマウントディスプレイ

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