JP2006107062A - 合成回路設計用cadシステム - Google Patents

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Abstract


【課題】 回路ブロックを合成して設計を行う流用設計において、合成後の回路ブロック毎の部品表を容易に作成することができる合成回路設計用CADシステムを提供する。
【解決手段】 CPU10は、回路ブロックを合成する際、合成前の合成回路の部品の部品番号と、その回路ブロックのブロック識別情報とに基づいて、生成後の部品番号から合成前の回路ブロックのブロック識別情報を導出することができる部品番号となるように、合成後の部品の部品番号を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回路設計およびパターン設計を支援する合成回路設計用CADシステムに関する。
電子回路を使用する製品の設計開発において、製品のバリエーションを増やすため、あるいは設計工数を削減するため等の目的で、予め設計された回路およびプリント基板用パターンを流用して設計する流用設計が行われる。たとえば、まず流用性の高い回路とその回路に対応するプリント基板用パターンとを、それぞれ機能単位の回路ブロックおよびパターンブロックとしてデータベースなどに登録して置く。次にデータベースなどに登録された回路ブロックおよびパターンブロックの中から、必要なものを選択して合成することによって、所望の回路およびプリント基板パターンの流用設計を行う。この流用設計を効率的に行うことができるように支援する回路およびパターン設計CAD(Computer Aided Design)システムが提案されている。
流用設計を支援する従来技術として、任意の機能単位に分割された回路と各回路に対応するプリント基板用パターンとを、予め固有の名称を付して登録しておき、それを読み出して合成することによって、所望の回路およびプリント基板パターンの設計を支援する回路およびパターン設計CADシステムがある。回路を合成する際に、部品番号の変換テーブルを作成しておくことで、回路ブロックとパターンブロックとの間の部品番号の整合性を保つものである。
この回路およびパターン設計CADシステムは、合成する回路ブロックに用いられる部品の部品番号が、合成される被合成回路ブロックに用いられる部品の部品番号と重複するとき、合成する回路ブロックの部品の部品番号を、被合成回路ブロックの同一種類の部品の最も大きい部品番号に1を加算した番号からの追番を付した部品番号に変換する。この変換された部品番号と変換前の部品番号とを対応付けた変換テーブルを作成する。このように設計CADシステムが重複する部品番号を変換するので、部品番号の付け替え作業にかかる工数を低減し、付け替えミスを回避することができる(たとえば特許文献1参照)。
電子回路を使用する製品の設計開発においては、機能別に部品のコストを比較すること、および機能の有無によるコストの差を検討することなどが必要である。そのためには、使用する部品を機能別に一覧表にした部品表、つまり回路ブロック別の部品表が必要である。上述した従来技術によって、回路ブロック別の部品表を作成するには、たとえばステップ(1)〜ステップ(5)に示す5つのステップからなる一連の作業が必要になる。
(1)合成後の回路ブロックに使用されている部品の部品番号を抜き出して部品表を作成する。この部品表は、変換後の部品番号が記載され、元の部品番号とは無関係の部品番号が付与された部品表であり、変換後の部品番号から部品を特定することはできない。
(2)変換テーブルが記憶された記憶部から対応する変換テーブルを取得する。
(3)ステップ(1)で作成した部品表の部品番号とステップ(2)で取得した変換テーブル内の部品番号とをつき合わせて合成前の部品番号を特定する。
(4)特定した合成前の部品番号を有する回路ブロックを、合成前の回路ブロックに関するデータを記憶した記憶部から探し出して、回路ブロック名を取得し、取得した回路ブロック名の回路ブロックから対応する部品を特定する。
(5)ステップ(3)およびステップ(4)の作業を繰り返して、合成後の回路ブロック毎の部品表を作成する。
ところが、変換前の回路ブロックに同じ部品番号が存在すると、変換前の回路ブロックが複数存在することになり、目的の回路ブロックを特定できない。
特開平5−210701号公報
しかしながら、上述した従来技術は、合成前後の関係を示す情報として変換テーブルしか有していないので、合成後の機能単位の回路ブロックの部品表を作成する際、変換前の回路ブロックに同じ部品番号が存在すると、目的の回路ブロックを特定できない。従って、合成後の回路ブロックがどんな機能の回路ブロックであるかを知るためには、人手による確認作業が必要になるという問題がある。
本発明の目的は、回路ブロックを合成して設計を行う流用設計において、合成後の回路ブロック毎の部品表を容易に作成することができる合成回路設計用CADシステムを提供することである。
本発明は、予め定められた単位の回路ブロックを表す回路情報とその回路ブロックに含まれる部品を識別するための部品識別情報とを、その回路ブロックを識別するためのブロック識別情報と対応付けて記憶した回路ブロック記憶手段と、
前記回路ブロックを選択するためのブロック識別情報を入力する入力手段と、
新たな部品識別情報を予め定められた条件で生成する部品識別情報生成手段と、
前記回路ブロック記憶手段に記憶された回路情報で表される回路ブロックのうちで、前記入力手段によって入力されたブロック識別情報によって選択した回路ブロックを合成して合成回路を生成し、前記選択された回路ブロックのブロック識別情報とその回路ブロックに含まれる部品の部品識別情報とに基づいて前記部品識別情報生成手段に生成させた新たな部品識別情報を、前記生成された合成回路に含まれる部品に付与する回路合成手段とを含むことを特徴とする合成回路設計用CADシステムである。
本発明に従えば、回路ブロック記憶手段によって、予め定められた単位の回路ブロックを表す回路情報とその回路ブロックに含まれる部品を識別するための部品識別情報とが、その回路ブロックを識別するためのブロック識別情報と対応付けられて記憶され、入力手段によって、前記回路ブロックを選択するためのブロック識別情報が入力され、部品識別情報生成手段によって、新たな部品識別情報が予め定められた条件で生成され、回路合成手段によって、前記回路ブロック記憶手段に記憶された回路情報で表される回路ブロックのうちで、前記入力手段によって入力されたブロック識別情報によって選択した回路ブロックが合成されて合成回路が生成され、前記選択された回路ブロックのブロック識別情報とその回路ブロックに含まれる部品の部品識別情報とに基づいて前記部品識別情報生成手段に生成させた新たな部品識別情報が、前記生成された合成回路に含まれる部品に付与される。
このようにして、合成される前の回路ブロックのブロック識別情報とその回路ブロックに含まれる部品の部品識別情報とに基づいて、新たな部品識別情報が予め定められた条件で生成されるので、合成後の部品識別情報から、合成前の回路ブロックおよび合成前の回路ブロック中の部品を特定することができる。
また本発明は、プリント基板上に配置される部品の位置およびその部品間を電気的に接続する配線を含むパターンブロックであって、前記回路ブロック記憶手段に記憶された回路ブロックに対応するパターンブロックを表すパターン情報を、そのパターンブロックが対応する回路ブロックのブロック識別情報と対応付けて記憶したパターンブロック記憶手段と、
前記回路合成手段によって生成された合成回路に含まれる部品に付与された部品識別情報から、前記合成回路に合成された回路ブロックのブロック識別情報を導出するブロック識別情報導出手段と、
前記パターンブロック記憶手段に記憶されたパターン情報で表されるパターンブロックのうちで、前記ブロック識別情報導出手段に導出させたブロック識別情報によって選択したパターンブロックを合成して合成パターンを生成するパターン合成手段とを含むことを特徴とする。
本発明に従えば、合成回路に含まれる部品に付与された部品識別情報から、合成回路に含まれる回路ブロックのブロック識別情報を導出するので、合成回路に含まれる回路ブロックに対応するパターンブロックを特定することができる。
また本発明は、前記パターン合成手段は、前記合成パターンを生成するとき、前記選択されたパターンブロックのブロック識別情報とそのパターンブロックに含まれる部品の部品識別情報とに基づいて、前記部品識別情報生成手段に生成させた新たな部品識別情報を、前記生成された合成パターンに含まれる部品に付与することを特徴とする。
本発明に従えば、合成パターンに含まれる部品に付与する新たな部品識別情報を、部品識別情報生成手段に生成させているので、合成回路に含まれる部品に付与された部品識別情報に一致させることができる。
また本発明は、前記予め定められた条件は、回路ブロックをすでに合成された合成回路に合成するときは、新たな部品識別情報を前記すでに合成された合成回路に含まれる部品に付与された部品識別情報と異なる部品識別情報とすることであり、およびパターンブロックをすでに合成された合成パターンに合成するときは、新たな部品識別情報を前記すでに合成された合成パターンに含まれる部品に付与された部品識別情報と異なる部品識別情報とすることであることを特徴とする。
本発明に従えば、すでに合成された合成回路および合成パターンに含まれる部品に付与された部品識別情報と異なる部品識別情報とするという条件で部品識別情報を生成するので、後から回路ブロックを追加して合成しても、合成前の回路ブロックを特定するとき、合成前の回路ブロックを一意に特定することができるブロック識別情報を導出することができる。
本発明によれば、合成される前の回路ブロックのブロック識別情報とその回路ブロックに含まれる部品の部品識別情報とに基づいて、新たな部品識別情報を予め定められた条件で生成することによって、合成後の部品識別情報から、合成前の回路ブロックおよび合成前の回路ブロック中の部品を特定することができるので、回路ブロックを合成して設計を行う流用設計において、合成後の回路ブロック毎の部品表を、合成前の回路ブロックの回路情報を用いて容易に作成することができ、機能別に部品コストを比較すること、あるいは機能の有無によるコストの差を検討することができる。
また本発明によれば、合成回路に含まれる部品に付与された部品識別情報から、合成回路に含まれる回路ブロックのブロック識別情報を導出することによって、合成回路に含まれる回路ブロックに対応するパターンブロックを特定するので、合成回路に対応する合成パターンを生成することができる。
また本発明によれば、合成パターンに含まれる部品に付与する新たな部品識別情報を、部品識別情報生成手段に生成させることによって、合成回路に含まれる部品に付与された部品識別情報に一致させているので、合成後のパターンブロック毎の部品表を、合成前の回路ブロックの回路情報を用いて容易に作成することができる。
また本発明によれば、すでに合成された合成回路および合成パターンに含まれる部品に付与された部品識別情報と異なる部品識別情報を生成することによって、合成前の回路ブロックを特定するとき、合成前の回路ブロックを一意に特定することができるブロック識別情報を導出することができるので、後から回路ブロックを追加して合成しても、合成後の回路ブロック毎の部品表を、合成前の回路ブロックの回路情報を用いて容易に作成することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である設計CADシステム1のシステム構成を示すブロック図である。合成回路設計用CAD(Computer Aided Design)システムである回路およびパターン設計CADシステム1(以下設計CADシステム1という)は、CPU(
Central Processing Unit)10、入力手段20、表示手段30、メモリ40、回路ブロック記憶手段51、回路データ記憶手段52、パターンブロック記憶手段53、およびパタ−ンデータ記憶手段54を含んで構成される。
CPU10は、コンピュータであり、メモリ40に記憶されたプログラムを実行することによって、設計CADシステム1全体を制御する。入力手段20は、キーボードおよびマウスなどの入力装置であり、回路および基板用パターン(以下パターンという)に関する情報および既に入力された情報を編集するための情報などが入力される。表示手段30は、グラフィックディスプレイなどの表示画面を有する表示装置であり、回路およびパターンに関する情報などを表示するグラフィカルユーザインタフェースである。
メモリ40は、半導体メモリあるいは磁気ディスク装置などの記憶装置であり、CPU10で実行されるプログラムを記憶するとともに、回路およびパターンを設計するために一時必要なデータを記憶する一時記憶領域としても用いられる。CPU10で実行されるプログラムは、後述する回路合成手段である回路設計手段41、パターン合成手段であるパターン設計手段42、部品識別情報生成手段である部品番号生成手段43、およびブロック識別情報導出手段であるブロックID導出手段44を含む。
回路ブロック記憶手段51は、予め定める単位、たとえば機能単位の回路である回路ブロックの回路情報である回路データを記憶する。回路ブロックは、回路ブロックに用いられる部品と部品間の結線を含んでおり、流用性の高い複数の回路ブロックが回路ブロック記憶手段51に記憶される。回路ブロック記憶手段51は、回路ブロックを識別するためのブロック識別情報であるブロックIDおよびブロック名を、回路ブロックと対応づけて記憶する。回路データ記憶手段52は、回路ブロック記憶手段51に記憶された回路ブロックの中から選択された回路ブロックが合成された回路、つまり流用設計された回路の回路データを記憶する。
CPU10は、回路ブロックを合成するとき、合成前の回路ブロックに含まれる部品の部品識別番号である部品番号と、その回路ブロックのブロック識別情報とに基づいて、合成後の回路に含まれる部品の部品番号を生成する。合成後の回路に含まれる部品番号は、合成前の回路ブロックのブロック識別情報を導出することができる部品番号となるように生成される。ブロック識別情報は、たとえばブロックIDを用い、部品番号は、たとえば文字と数字との組合せで表される。
パターンブロック記憶手段53は、回路ブロック記憶手段51に記憶された回路ブロックに対応するパターンブロックのパターン情報であるパターンデータを記憶する。パターンブロックは、回路ブロックに用いられる部品、およびその部品を電気的に接続するプリント基板上の配線である基板用パターンを含む。パターンブロック記憶手段53は、パターンブロックに対応する回路ブロックと同じブロックIDおよびブロック名を、そのパターンブロックに対応付けて記憶する。
パターンデータ記憶手段54は、合成されたパターンデータ、つまり流用設計されたパターンデータを記憶する。合成されたパターンデータは、まず回路データ記憶手段52に記憶されている合成された回路の回路データから取得された部品番号に基づいて、合成前の対応する回路ブロック毎のブロックIDが導出され、次に導出された各ブロックIDを有するパターンブロックをパターンブロック記憶手段53から取得して合成することによって生成される。
回路ブロック記憶手段51、回路データ記憶手段52、パターンブロック記憶手段53、およびパターンデータ記憶手段54は、半導体メモリあるいは磁気ディスク装置などの記憶装置である。データバス60は、CPU10、入力手段20、表示手段30、メモリ40、回路ブロック記憶手段51、回路データ記憶手段52、パターンブロック記憶手段53、およびパタ−ンデータ記憶手段54間で、データを送受信するためのデータバスである。
流用設計のための作業は、大きく分けると、ライブラリ構築作業と流用設計作業との2つの作業から構成される。ライブラリ構築作業は、流用される回路ブロックおよびその回路ブロックに対応する基板用パターンを生成および編集する作業である。流用設計作業は、ライブラリ構築作業で生成および編集された回路ブロックおよびその回路ブロックに対応する基板用パターンを流用して、合成された回路および合成された基板用パターンを設計する作業である。
図2は、図1に示したCPU10が実行するライブラリ構築作業の手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、流用設計作業が行われる前に実行される。ステップS1では、回路ブロックを編集し、登録する。このステップは、CPU10がメモリ40に記憶された回路設計手段41のプログラムを実行することによって処理される。最初は、入力手段20によって入力された機能単位の回路ブロックの回路データを、その回路ブロックを識別するためのブロックIDおよびブロック名を付与して、回路ブロック記憶手段51に登録する。
既に回路ブロック記憶手段51に回路ブロックが登録されているときは、入力手段20によってブロックIDまたはブロック名を指定して、編集したい回路ブロックを、表示手段30の回路編集画面に表示する。表示された回路ブロックを、入力手段20によって編集し、編集した回路ブロックを回路ブロック記憶手段51に登録する。
ステップS2では、回路ブロック記憶手段51に登録された回路ブロックの回路データから、部品の部品番号を含む部品データおよび部品間を結線する結線データを取得する。取得した部品データおよび結線データを、メモリ40に記憶するとともに、取得した部品データおよび結線データを表示手段30のパターン編集用画面に表示する。表示された部品データおよび結線データに対して、入力手段20によって編集を行うことによって、取得した部品データおよび結線データに基づいたパターンブロックを完成させる。完成したパターンブロックのパターンデータはメモリ40に記憶される。回路データの部品データおよび結線データと、その回路データに対応するパターンデータの部品データおよび結線データとは一致する。
ステップS3では、メモリ40に記憶された完成したパターンブロックのパターンデータを、対応する回路ブロックのブロックIDおよびブロック名を付与して、パターンブロック記憶手段53に登録する。ステップS2およびステップS3は、CPU10が、メモリ40に記憶されたパターン設計手段42のプログラムを実行することによって処理される。
図3は、図1に示したCPU10が実行する流用設計作業の手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、作業者が流用設計作業を行うときに実行される。ステップS10では、新規に回路データの作成を開始するために、表示手段30に回路データの編集画面を表示し、入力手段20からの編集を可能とする。最初は回路データ記憶手段52には、回路データは何も記憶されていない。
ステップS11では、入力手段20によって指示された所望の回路ブロックを、回路ブロック記憶手段51に登録されている回路ブロックから選択する。たとえば回路ブロック記憶手段51に記憶されている回路ブロックのブロック名を表示画面30にリストとして表示し、入力手段20によって、所望の回路ブロックがそのリストから選択される。ステップS12では、選択された回路ブロックを、回路データ記憶手段52に記憶されている回路データに合成する。合成する回路ブロックのブロックIDと、その回路ブロック中の部品の部品番号とから、後述する部品番号変換方法によって新たな部品番号を生成し、その部品番号を合成後の対応する部品に付与して回路データに合成する。回路データ記憶手段52に、回路データが何も記憶されていないときは、合成することなく合成する回路のみを、合成した回路として記憶する。
ステップS13では、他に合成すべき回路ブロックがあるか否かを判定し、他に合成すべき回路ブロックがあるとき、ステップS11に戻って処理を繰り返し、他に合成すべき回路ブロックが無いとき、ステップS14に進む。ステップS14では、合成が完了した回路データに対して、結線等の追加編集を行い、編集した回路データを回路データ記憶手段52に記憶する。
ステップS15では、新規にパターンデータの作成を開始するために、パターンデータの編集画面を表示手段30に表示して、入力手段20からの編集を可能とする。このパターンデータの編集画面は、回路データ記憶手段52に記憶された合成された回路データに対応するパターンデータを作成するための画面である。
ステップS16では、回路データ記憶手段52に記憶された合成された回路の回路データから、部品データおよび結線データを取得した後、取得した部品データおよび結線データを、パターンデータを編集するためのメモリ40内の領域であるパターンデータ編集領域に記憶する。これは、回路データとパターンデータの部品データおよび結線データを一致させることを目的とする。ステップS17では、パターンデータ編集領域に記憶した部品データに含まれる部品番号から、後述するブロックID導出方法によって、合成前の対応する回路ブロックのブロックIDを導出して、導出したブロックIDのリストを作成する。
ステップS18では、導出したブロックIDを有する全てのパターンブロックを、パターンブロック記憶手段53から読み出して合成し、合成されたパターンデータを作成する。合成前のパターンブロックのブロックIDとそのパターンブロックに含まれる部品の部品番号とに基づいて、後述する部品番号変換方法によって生成した新たな部品番号を、合成後のパターンデータの対応する部品に付与する。このように部品番号を付与することで、合成後の回路データの部品および部品番号と、合成後のパターンデータの部品および部品番号とが一致する。ステップS19では、合成が完了したパターンデータに対して、パターン修正等の追加編集を行い、編集したパターンデータをパターンデータ記憶手段54に記憶して終了する。
ステップS10〜ステップS14は回路設計手段41のプログラム、ステップS15〜ステップS19はパターン設計手段42のプログラムによって処理される。さらにステップS12およびステップS18は部品番号生成手段43のプログラム、ステップS17はブロックID導出手段44のプログラムによっても処理される。
図4は、図3に示した手順で用いられる部品番号変換方法の詳細な手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図3のステップS12およびステップS18で実行される。ステップS20では、回路ブロックを合成するときは、選択された回路ブロックのブロックIDを取得し、パターンブロックを合成するときは、導出されたブロックIDのリストからパターンブロックのブロックIDを取得する。たとえばブロックIDが「10」のとき、「10」という2桁の数字列が取得される。
ステップS21では、回路ブロックを合成するときは、回路ブロック記憶手段51から、合成する回路ブロックに含まれる部品番号を取得し、パターンブロックを合成するときは、パターンブロック記憶手段53から合成するパターンブロックに含まれる部品番号を取得する。新たな部品番号は、たとえば取得した部品番号の1桁目と2桁目の間に、その部品が含まれる回路ブロックまたはパターンブロックについて取得したブロックIDを挿入して生成する。具体的には、たとえば部品番号が「R015」のとき、「R015」の1桁目の「R」と「R015」の2桁目の「0」の間に、ブロックID「10」を挿入して、新たな部品番号「R10015」を生成する。
ステップS22では、生成した部品番号が、合成される側の回路ブロックまたは合成される側のパターンデータの中に存在するか否かを判定する。存在しないとき、生成した部品番号を、合成した回路または合成したパターンに含まれる対応する部品の部品番号に決定して終了する。存在するとき、ステップS23に進む。ステップS23では、エラーメッセージを表示し、ブロックの合成処理を中止して終了する。
ここで重複した部品番号が存在する場合とは、同じブロックIDを持つ回路ブロックが存在し、その2つの回路ブロックを合成した場合が考えられる。これは、新規に回路ブロックを登録する際、ブロックIDの重複を防ぐ手段を設けることによって回避することができる。
図5は、図3に示した手順で用いられるブロックID導出方法の詳細な手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図3のステップS17で実行される。ステップS30では、合成された回路の回路データから、パターンデータ編集領域に取り込まれた部品データに含まれる全部品の部品番号の2桁目と3桁目を取り出してリストにする。これは、図4に示した部品番号生成方法によって、プロックIDを2桁の数字列とし、部品番号の2桁目と3桁目に挿入して生成した方法と逆の方法である。このようにして部品番号から合成前の回路ブロックのブロックID全てを導出することができる。
ステップS31では、リストの中のブロックIDのうち、重複しているブロックIDは、1つを残し、他の重複しているブロックIDを削除する。これによって、合成された回路の回路データから、パターンデータ編集領域に取り込まれた部品データに含まれる全部品の流用元つまり合成前の回路ブロックのブロックIDのリストを作成することができる。
図6は、図1に示した設計CADシステム1によって作成された回路ブロックの一例を示す図である。回路ブロック70は、1つのIC(Integrated Circuit)と2つの抵抗器と1つのコンデンサとから構成され、その回路ブロックの機能を実現するように各部品が結線されている。回路上の各部品には、ICに「I01」、2つの抵抗器にそれぞれ「R01」および「R02」、コンデンサに「C01」という部品番号が付与されている。部品番号は、たとえば1桁目には予め定められた部品種別を表す文字が付され、2桁目以降には数字が付される。部品番号は、部品を一意に特定できるようにするために、1つの回路ブロック中で重複してはならない。さらに回路ブロックを特定する属性情報として、たとえばブロック名として「INPUT−A」、およびブロックIDとして「10」が付され、図6にはそれぞれ「ブロック名:INPUT−A」、および「ブロックID:10」と記述されている。
図7は、図1に示した設計CADシステム1によって作成された回路ブロックの他の例を示す図である。回路ブロック71は、1つのICと3つの抵抗器と1つのコンデンサとから構成され、その回路ブロックの機能を実現するように各部品が結線されている。ICに「I01」、3つの抵抗器にそれぞれ「R01」、「R02」、および「R03」、コンデンサに「C01」という部品番号が付されている。ブロック名として「CONTROL−1」、ブロックIDとして「30」が付され、図7にはそれぞれ「ブロック名:CONTROL−1」、および「ブロックID:30」と記述されている。図6に示した抵抗器と図7に示した抵抗器とに同じ部品番号、たとえば「R01」が付されているが、別の回路に属する部品には、同じ部品番号が付されることは一般的である。
図8は、図1に示した設計CADシステム1によって合成された回路の一例を示す図である。回路72は、図6に示した回路ブロック70と図7に示した回路ブロック71とを合成した回路である。たとえば図6に示したコンデンサの部品番号「C01」は、上述した部品番号生成方法によって、図8に示した対応するコンデンサの部品番号「C1001」になっている。この部品番号生成方法は、文字と数字とを単純に組み合わせて生成する方法であるので、図8に示した各部品の部品番号を見るだけで、流用元つまり合成前の回路ブロックのブロックIDが何であるかを知ることができる。たとえば部品番号「C1001」のコンデンサの合成前の回路ブロックのブロックIDは、部品番号の2桁目と3桁目の数字から「10」であることがわかる。
図9は、図1に示した設計CADシステム1によって作成されたパターンブロックの一例を示す図である。パターンブロック80は、図6に示した回路ブロック70に対応するパターンブロックである。パターンブロック80は、1つのICと2つの抵抗器と1つのコンデンサとから構成され、その回路ブロックの機能を実現するように各部品が結線されている。ICに「I01」、2つの抵抗器にそれぞれ「R01」および「R02」、コンデンサに「C01」という部品番号が付されている。
図10は、図1に示した設計CADシステム1によって作成されたパターンブロックの他の例を示す図である。パターンブロック81は、図7に示した回路ブロック71に対応するパターンブロックである。回路ブロック71は、1つのICと3つの抵抗器と1つのコンデンサとから構成され、その回路ブロックの機能を実現するように各部品が結線されている。ICに「I01」、3つの抵抗器にそれぞれ「R01」、「R02」、および「R03」、コンデンサに「C01」という部品番号が付されている。
図9および図10に示したパターンブロックは、合成前の回路ブロックの回路データを直接利用して作成しているので、回路ブロックおよびパターンブロックに示されるそれぞれの部品、部品番号、および結線が確実に対応している。
図11は、図1に示した設計CADシステム1によって合成されたパターンの一例を示す図である。パターン82は、図9に示したパターンブロック80と図10に示したパターンブロック81とを合成したパターンである。図8に示した合成された回路の回路データと、図9および図10に示したパターンブロックのパターンデータとに基づいて生成したものであり、図8に示した回路の部品番号と図11に示したパターンの部品番号とが一致している。
このように、合成される前の回路ブロックのブロックIDとその回路ブロックに含まれる部品の部品番号とに基づいて、新たな部品番号を生成することによって、合成後の部品番号から、合成前の回路ブロックおよび合成前の回路ブロック中の部品を一意に特定することができる。従って回路ブロックを合成して設計を行う流用設計において、合成後の回路ブロック毎の部品表を、合成前の回路ブロックの回路情報を用いて容易に作成することができ、機能別に部品コストを比較すること、あるいは機能の有無によるコストの差を検討することができる。
本発明の実施の一形態である設計CADシステム1のシステム構成を示すブロック図である。 図1に示したCPU10が実行するライブラリ構築作業の手順を示すフローチャートである。 図1に示したCPU10が実行する流用設計作業の手順を示すフローチャートである。 図3に示した手順で用いられる部品番号変換方法の詳細な手順を示すフローチャートである。 図3に示した手順で用いられるブロックID導出方法の詳細な手順を示すフローチャートである。 図1に示した設計CADシステム1によって作成された回路ブロックの一例を示す図である。 図1に示した設計CADシステム1によって作成された回路ブロックの他の例を示す図である。 図1に示した設計CADシステム1によって合成された回路の一例を示す図である。 図1に示した設計CADシステム1によって作成されたパターンブロックの一例を示す図である。 図1に示した設計CADシステム1によって作成されたパターンブロックの他の例を示す図である。 図1に示した設計CADシステム1によって合成されたパターンの一例を示す図である。
符号の説明
1 設計CADシステム
10 CPU
20 入力手段
30 表示手段
40 メモリ
41 回路設計手段
42 パターン設計手段
43 部品番号生成手段
44 ブロックID導出手段
51 回路ブロック記憶手段
52 回路データ記憶手段
53 パターンブロック記憶手段
54 パターンデータ記憶手段
60 データバス
70,71 回路ブロック
72 回路
80,81 パターンブロック
82 パターン

Claims (4)

  1. 予め定められた単位の回路ブロックを表す回路情報とその回路ブロックに含まれる部品を識別するための部品識別情報とを、その回路ブロックを識別するためのブロック識別情報と対応付けて記憶した回路ブロック記憶手段と、
    前記回路ブロックを選択するためのブロック識別情報を入力する入力手段と、
    新たな部品識別情報を予め定められた条件で生成する部品識別情報生成手段と、
    前記回路ブロック記憶手段に記憶された回路情報で表される回路ブロックのうちで、前記入力手段によって入力されたブロック識別情報によって選択した回路ブロックを合成して合成回路を生成し、前記選択された回路ブロックのブロック識別情報とその回路ブロックに含まれる部品の部品識別情報とに基づいて前記部品識別情報生成手段に生成させた新たな部品識別情報を、前記生成された合成回路に含まれる部品に付与する回路合成手段とを含むことを特徴とする合成回路設計用CADシステム。
  2. プリント基板上に配置される部品の位置およびその部品間を電気的に接続する配線を含むパターンブロックであって、前記回路ブロック記憶手段に記憶された回路ブロックに対応するパターンブロックを表すパターン情報を、そのパターンブロックが対応する回路ブロックのブロック識別情報と対応付けて記憶したパターンブロック記憶手段と、
    前記回路合成手段によって生成された合成回路に含まれる部品に付与された部品識別情報から、前記合成回路に合成された回路ブロックのブロック識別情報を導出するブロック識別情報導出手段と、
    前記パターンブロック記憶手段に記憶されたパターン情報で表されるパターンブロックのうちで、前記ブロック識別情報導出手段に導出させたブロック識別情報によって選択したパターンブロックを合成して合成パターンを生成するパターン合成手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の合成回路設計用CADシステム。
  3. 前記パターン合成手段は、前記合成パターンを生成するとき、前記選択されたパターンブロックのブロック識別情報とそのパターンブロックに含まれる部品の部品識別情報とに基づいて、前記部品識別情報生成手段に生成させた新たな部品識別情報を、前記生成された合成パターンに含まれる部品に付与することを特徴とする請求項2に記載の合成回路設計用CADシステム。
  4. 前記予め定められた条件は、回路ブロックをすでに合成された合成回路に合成するときは、新たな部品識別情報を前記すでに合成された合成回路に含まれる部品に付与された部品識別情報と異なる部品識別情報とすることであり、およびパターンブロックをすでに合成された合成パターンに合成するときは、新たな部品識別情報を前記すでに合成された合成パターンに含まれる部品に付与された部品識別情報と異なる部品識別情報とすることであることを特徴とする請求項3に記載の合成回路設計用CADシステム。
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