JP2009146129A - 回路設計装置、回路設計プログラム、および回路設計方法 - Google Patents

回路設計装置、回路設計プログラム、および回路設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回路図面データが変更された場合に、回路ブロック図面データを最新の回路図面データに対応したものに更新できる回路設計装置、回路設計プログラム、および回路設計方法を提供する。
【解決手段】回路図面データベース107−2と、回路ブロックに含まれる回路部品を特定するための識別情報が回路ブロックを特定するための識別情報に対応付けて格納される回路ブロック図面データベース107−3と、回路図面データベース107−2に格納されつつ、回路ブロック図面データベース107−3に格納されていない第1の回路部品を特定するための識別情報を取得する第1の取得手段105−2と、第1の回路部品が含まれるべき第1の回路ブロックを選択する第1の選択手段105−3と、回路ブロック図面データベースを第1の回路部品が第1の回路ブロックに含まれた状態に更新する更新手段105−4とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、回路設計装置、回路設計プログラム、および回路設計方法に関し、特に、回路図面および回路ブロック図面を用いて回路設計を行う回路設計装置、回路設計プログラム、および回路設計方法に関する。
電子回路の設計では、一般的に、先ず、ユーザは設計仕様を元にして電子回路の概略の構成を示す回路ブロック図面(機能ブロック図)を作成する。次に、ユーザは作成された回路ブロック図面を元にして詳細な回路図面を作成する。
そこで、たとえば、特開平6−35983号公報(特許文献1)では、電子回路の機能を表現する回路ブロック図面より自動的に回路図面を生成する回路図面生成システムが開示されている。回路ブロック図面の変更時に回路図面の更新の必要性の有無を判定するために変更履歴モニタ手段により作成される変更履歴情報と論理情報抽出手段により作成される回路ブロック図面論理情報とを入力されて論理差分抽出手段により論理的な差分の有無を検出し、差分が有る場合のみ論理合成手段により回路図面を更新する。
また、特開平1−303570号公報(特許文献2)では、回路ブロック図面から回路図面を自動生成する回路図面生成方法が開示されている。読み込んだ回路ブロック図面データから回路ブロック図面のシンボル情報を読み、頁と座標位置を取出し、回路ブロック図面上のシンボルと回路図面のシンボルとを対応付け、回路ブロック図面の1頁に存在するシンボルと対応する回路図面シンボルを取出し、取出したシンボルを無限仮想図面に配置し、シンボルを図面編集可能な仮想図面に配置し直し、シンボル間の配線をして出力するように構成された回路図面生成方法が開示されている。
加えて、特開平2−69873号公報(特許文献3)では、会話型回路ブロック図面展開システムを用い、回路ブロック図面を設計者の意図する回路図面に変換する、回路ブロック図面の回路図面への変換方式が開示されている。会話型回路ブロック図面展開システムに、回路ブロック図面の局所的に切出した部分の機能マクロに対し、所望の回路を選択し、選択された回路よりなる回路情報をワークファイルに格納する回路選択格納手段及び、回路ブロック図面全体を回路図面に変換する場合、切出した部分については該ワークファイルに格納した回路情報を読み出し回路図面に変換する回路図面変換手段を持たせる。
特開平6−35983号公報 特開平1−303570号公報 特開平2−69873号公報
しかしながら、電子回路設計における最終の出力はあくまでも回路図面であって、回路ブロック図面には、詳細な完成度を求める必要が無い。作業の省力化のために、電子回路設計の後半の時機に発生した設計変更は、回路図面にのみに修正が施され、回路ブロック図面には修正が反映されない場合が多い。
そのような不完全な回路ブロック図面が回路設計の成果物の一つとして残されると、当該不完全な回路ブロック図面が、次期開発製品の回路設計に流用された場合や、もしくは設計進行中に製品全体の回路の概略を把握するための目的で再び参照された場合に、参照した者が設計変更が行われたことを見過ごす可能性がある。すなわち、不完全な回路ブロック図面は、後の回路設計において設計ミスを引き起こす要因となり得る。そのため、設計ミスを低減するためには、回路図面への設計変更を回路ブロック図面に自動更新(フィードバック)する技術が必要である。
しかしながら、上述したいずれの従来の技術も、回路ブロック図面からより詳細な回路図面を自動的に更新したり、または作成したりすることはできるが、回路図面からよりラフな回路ブロック図面を更新したり、または作成したりすることはできないという問題がある。
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであって、本発明の主たる目的は、回路図面データが変更された場合に、回路ブロック図面データを最新の回路図面データに対応したものに更新できる回路設計装置、回路設計プログラム、および回路設計方法を提供することである。
この発明のある局面に従えば、回路部品の配置位置が回路部品を特定するための識別情報に対応付けて格納される回路図面データベースと、少なくとも1つの回路部品を含む回路ブロックの配置位置と回路ブロックに含まれる回路部品を特定するための識別情報とが、回路ブロックを特定するための識別情報に対応付けて格納される回路ブロック図面データベースと、回路図面データベースに識別情報が格納されている回路部品のうち、回路ブロック図面データベースに識別情報が格納されていない第1の回路部品を取得する第1の取得手段と、回路ブロック図面データベースに基づいて、第1の回路部品が含まれるべき対象回路ブロックを選択する第1の選択手段と、回路ブロック図面データベースを、第1の回路部品が対象回路ブロックに含まれた状態に更新する更新手段とを備える。
好ましくは、回路ブロック図面データベースは、対応テーブルを含み、回路ブロックに含まれる回路部品を特定するための識別情報は、回路ブロックを特定するための識別情報に対応付けられて対応テーブルに格納される。
好ましくは、回路図面データベースは、回路部品同士の接続を特定する接続情報をさらに格納し、第1の選択手段は、回路図面データベースに基づいて、第1の回路部品が接続される第2の回路部品を取得する第2の取得手段と、回路ブロック図面データベースに基づいて、第2の回路部品が含まれる回路ブロックを対象回路ブロックとして選択する第2の選択手段とを含む。
好ましくは、第1の選択手段は、回路図面データベースに基づいて、第1の回路部品が接続される第2の回路部品が複数存在する場合に、複数の第2の回路部品の中から、第1の回路部品に最も近い第3の回路部品を取得する第3の取得手段と、回路ブロック図面データベースに基づいて、第3の回路部品が含まれる回路ブロックを対象回路ブロックとして選択する第3の選択手段とを含む。
好ましくは、第1の選択手段は、回路図面データベースに基づいて、第1の回路部品に最も近い第4の回路部品を取得する第4の取得手段と、回路ブロック図面データベースに基づいて、第4の回路部品が含まれる回路ブロックを対象回路ブロックとして選択する第4の選択手段とを含む。
この発明の別の局面に従えば、回路図面データベースと回路ブロック図面データベースとを備えるコンピュータに回路ブロック図面データベースを更新させるための回路設計プログラムであって、回路図面データベースは、回路部品の配置位置を回路部品を特定するための識別情報に対応付けて格納し、回路ブロック図面データベースは、少なくとも1つの回路部品を含む回路ブロックの配置位置と回路ブロックに含まれる回路部品を特定するための識別情報とを、回路ブロックを特定するための識別情報に対応付けて格納し、プログラムは、コンピュータに、回路図面データベースに識別情報が格納されている回路部品のうち、回路ブロック図面データベースに識別情報が格納されていない第1の回路部品を取得するステップと、回路ブロック図面データベースに基づいて、第1の回路部品が含まれるべき対象回路ブロックを選択するステップと、回路ブロック図面データベースを、第1の回路部品が対象回路ブロックに含まれた状態に更新するステップとを実行させる。
この発明のさらに別の局面に従えば、回路図面データベースと回路ブロック図面データベースとを有するコンピュータを用いた回路設計方法であって、回路図面データベースは、回路部品の配置位置を回路部品を特定するための識別情報に対応付けて格納し、回路ブロック図面データベースは、少なくとも1つの回路部品を含む回路ブロックの配置位置と回路ブロックに含まれる回路部品を特定するための識別情報とを、回路ブロックを特定するための識別情報に対応付けて格納し、コンピュータは、制御部と、回路図面データベースと回路ブロック図面データベースとを格納する記憶部とを備え、制御部が、回路図面データベースに識別情報が格納されている回路部品のうち、回路ブロック図面データベースに識別情報が格納されていない第1の回路部品を取得するステップと、制御部が、回路ブロック図面データベースに基づいて、第1の回路部品が含まれるべき対象回路ブロックを選択するステップと、制御部が、回路ブロック図面データベースを、第1の回路部品が対象回路ブロックに含まれた状態に更新するステップと備える。
以上のように、この発明によれば、回路図面データが変更された場合に、回路ブロック図面データを最新の回路図面データに対応したものに更新できる回路設計装置、回路設計プログラム、および回路設計方法を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお以下の説明では、同一の部品については同一の符号を付すものとし、前記部品の名称や機能が同一である場合には、前記部品についての詳細な説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
<全体構成>
まず、本実施の形態に係る回路設計装置の全体構成について説明する。本実施の形態に係る回路設計装置は、設計変更が行われた後の回路図面を表す回路図面データベースの内容に基づいて、電子回路の設計期間の初期に作成される電子回路の概略の構成を表す回路ブロック図面(機能ブロック図)を表す回路ブロック図面データベースを更新する装置である。回路設計装置によって行われる回路ブロック図面更新処理は、代表的に、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータ100上で実行されるソフトウェアによって実現される。
図1は、本実施の形態に係る回路設計装置の一例であるコンピュータ100を示す斜視図である。図1に示すように、このコンピュータ100は、FD(Flexible Disk)駆動装置111およびCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)駆動装置113を備えたコンピュータ本体101と、モニタ102と、キーボード103と、マウス104とを含む。
<ハードウェア構成>
図2は、本実施の形態に係る回路設計装置の一例であるコンピュータ100のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。図2に示すように、コンピュータ本体101は、上記したFD駆動装置111およびCD−ROM駆動装置113に加えて、相互に内部バス108で接続されたCPU(Central Processing Unit)105と、メモリ106と、固定ディスク107と、通信インターフェイス109とを含む。FD駆動装置111にはFD112が装着される。CD−ROM駆動装置113にはCD−ROM114が装着される。
モニタ102は、液晶パネルやCRTから構成されるものであって、CPU105が出力した情報を表示する。キーボード103は、キー入力により、ユーザから情報を受付ける。マウス104は、クリックされたりやスライドされることによって、ユーザから情報を受付ける。メモリ106は、各種の情報を記憶するものであって、たとえば、CPU105でのプログラムの実行に必要なデータを一時的に記憶する。固定ディスク107は、CPU105が実行するプログラムやデータベースを記憶する。
CPU105は、コンピュータ100の各要素を制御するものであって、各種の演算を実施する装置である。また、CPU105は、後述するように、回路設計処理や、回路ブロック図面更新処理等を行うものであって、当該処理結果を内部バス108を介してモニタ102に出力する。
通信インターフェイス109は、CPU105が出力した情報を電気信号へと変換するものであって、CPU105が出力した情報をその他の装置が利用できる信号へと変換する装置でもある。また、通信インターフェイス109は、本実施の形態に係るコンピュータ100の外部から入力された情報を受信して、CPU105が利用できる情報に変換する装置でもある。また、コンピュータ100には、必要に応じて、プリンタなどモニタ102以外の他の出力装置が接続され得る。
既に述べたように、本実施の形態に係る回路設計装置および回路ブロック図面更新処理は、コンピュータ100などのハードウェアと制御プログラムなどのソフトウェアとによって実現される。一般的にこうしたソフトウェアは、FD112やCD−ROM114などの記録媒体に格納されて、もしくはネットワークなどを介して流通する。そして、前記ソフトウェアは、FD駆動装置111やCD−ROM駆動装置113などにより前記記録媒体から読取られて、若しくは通信インターフェイス109にて受信されて、固定ディスク107に格納される。そして、前記ソフトウェアは、固定ディスク107からメモリ106に読出されて、CPU105により実行される。
<機能構成>
次に、本実施例に係る回路設計装置が有する各機能について説明する。図3は、本実施の形態に係る回路設計装置の機能構成を示す機能ブロック図である。図3に示される各機能は、たとえば、CPU105がROM107や固定ディスク107などに記憶されるプログラムを実行して図1および図2に示される各ハードウェアを制御することによって発揮される機能である。本実施の形態においては、回路設計処理や回路ブロック図面更新処理のための機能がパーソナルコンピュータまたはワークステーションなどのコンピュータ上で実行されるソフトウェアによって実現される構成としているが、各ブロックの機能や各ステップの処理をソフトウェアによって実現する代わりに、各々を専用のハードウェア回路等によって実現してもよい。
図3に示すように、本実施の形態に係る回路設計装置は、制御部105−1と、記憶部107−1とを含む。制御部105−1は、第1の取得部105−2と、第1の選択部105−3と、更新部105−4とを含む。第1の選択部105−3は、第2の取得部105−5と、第2の選択部105−6と、第3の取得部105−7と、第3の選択部105−8とを含む。制御部105−1は、たとえばCPU105などの演算処理装置が、記憶部107−1に格納されている上記の各機能を実現するための制御プログラムを実行することによって実現されるものである。
一方、記憶部107−1は、回路図面データベース107−2と、回路ブロック図面データベース107−3と、回路部品ライブラリ107−4と、回路ブロックライブラリ107−5と、対応テーブル107−6とを含む。本実施の形態においては、対応テーブル107−6は、回路ブロック図面データベース107−3に含まれるデータとしている。
ただし、対応テーブル107−6は、回路ブロック図面データベース107−3と別のデータベースであってもよく、たとえばCPU105が回路ブロック図面データベース107−3を参照する際に、CPU105が対応テーブル107−6にアクセス可能(参照可能)であるデータ構造であればよい。そして、「回路ブロック図面データベース」とは、対応テーブル107−6を含む回路ブロック図面データベース107−3のことをいい、対応テーブル107−6と回路ブロック図面データベース107−3とが別のデータである場合には両者を含むデータベースのことをいう。
以下、各機能について説明する。まず、回路図面データベース107−2と、回路ブロック図面データベース107−3と、回路部品ライブラリ107−4と、回路ブロックライブラリ107−5と、対応テーブル107−6とは、たとえば、固定ディスク107やメモリ106によって実現されるものである。
回路図面データベース107−2は、少なくとも1つの回路図面データ30を格納しており、回路ブロック図面データベース107−3は少なくとも1つの回路ブロック図面データ40を格納している。CPU105は、各々の回路図面データ30を読み出して、各々の回路図面データ30に対応した回路図面をモニタ102に表示したり、プリンタで印刷したりする。CPU105は、各々の回路ブロック図面データ40を読み出して、各々の回路ブロック図面データ40に対応した回路ブロック図面をモニタ102に表示したり、プリンタで印刷したりする。
図4は、回路図面データ30および回路ブロック図面データ40のデータ構造の一例を示すイメージ図である。図4に示すように、各々の回路図面データ30は、回路図面データ30に対応する回路図面に含まれる少なくとも1つの回路部品を特定するための識別情報(回路部品ID)31と、当該回路部品の配置位置を示す配置座標32と、当該回路部品の形状を示す図形情報33と、当該回路部品が有するピン(端子)に関する情報34と、当該回路部品に関するその他の属性情報35とを含む。より詳細には、本実施の形態に係る回路設計装置においては、回路図面データ30は識別情報31と配置座標32とを含んでいる。図形情報33とピン情報34とその他の属性情報35とは、識別情報31に対応付けられて回路部品ライブラリ107−4に記憶されている。
また、各々の回路図面データ30は、回路図面データ30に対応する回路図面に含まれる少なくとも1つの信号線を特定するための識別情報36と、当該信号線の形状を示す図形情報37と、当該信号線の接続情報38と、当該信号線に関するその他の属性情報39とを含む。ここで、接続情報38とは、回路部品のどのピンが回路部品のどのピンと接続されているかを示す情報であって、たとえば回路部品xの20番ピンと回路部品yの30番ピンとが接続されているといった情報をいう。
各々の回路ブロック図面データ40は、回路ブロック図面データ40に対応する回路ブロック図面に含まれる少なくとも1つの回路ブロックを特定するための識別情報(回路ブロックID)41と、当該回路ブロックの配置位置を示す配置座標42と、当該回路ブロックの形状を示す図形情報43と、当該回路ブロックが有するピン(端子)に関する情報44と、当該回路ブロックに関するその他の属性情報45とを含む。より詳細には、本実施の形態に係る回路設計装置においては、回路ブロック図面データ40は識別情報41と配置座標42とを含んでいる。図形情報43とピン情報44とその他の属性情報45とは、識別情報41に対応付けられて回路ブロックライブラリ107−5に記憶されている。
また、各々の回路ブロック図面データ40は、回路ブロック図面データ40に対応する回路ブロック図面に含まれる少なくとも1つの接続線を特定するための識別情報46と、当該信号線の形状を示す図形情報47と、当該信号線の接続情報48と、当該信号線に関するその他の属性情報49とを含む。ここで、接続情報48とは、回路ブロックのどのピンが回路ブロックのどのピンと接続されているかを示す情報であって、たとえば回路ブロックXの20番ピンと回路ブロックYの30番ピンとが接続されているといった情報をいう。
そして、回路ブロック図面データ40は、回路ブロックと各々の回路ブロックに含まれる回路部品との対応関係を示す対応テーブル50を含む。図4に示すように、当該対応テーブル50は、各回路ブロックや各接続線のデータとは別に回路ブロック図面データ40に含まれる構成であってもよいし、各回路ブロックに含まれる回路部品を各回路ブロックの識別情報41に対応付けて記憶する構成、すなわち配置座標42と図形情報43と同じランク(階層)に回路ブロックに含まれる回路部品の識別情報31を格納する構成であってもよい。また、前述したように、対応テーブル50を、回路ブロック図面データ40とは別のデータとし、回路ブロック図面データベース107−3に含まれない構成としてもよい。
図5は、対応テーブル50のデータ構造の一例を示すイメージである。図5に示すように、対応テーブル50には、回路ブロック図面内の各回路ブロックに固有に付与された回路ブロックの識別情報41毎に、各回路ブロックに含まれる各回路部品固有に付与された回路部品の識別情報31が記憶されている。図5に示す対応テーブル50は、回路ブロックIに回路部品11、回路部品12、回路部品20が関連付けられていることを表す。ただし、回路図面データ30内の各回路部品の属性の一つとして、自らが含まれる回路ブロックの識別情報41が記述されている形式であっても構わない。
このように、回路図面データベース107−2は、回路部品の配置位置(配置座標32)と回路部品の形状(図形情報33)とが、回路部品を特定するための識別情報31に対応付けて格納される。
そして、回路ブロック図面データベース107−3は、回路ブロックの配置位置(配置座標42)と前記回路ブロックの形状(図形情報43)と前記回路ブロックに含まれる回路部品を特定するための識別情報31とが、前記回路ブロックを特定するための識別情報41に対応付けて格納される。
図3に戻って、第1の取得部105−2と、第1の選択部105−3と、更新部105−4と、第2の取得部105−5と、第2の選択部105−6と、第3の取得部105−7と、第3の選択部105−8とは、たとえば固定ディスク107からメモリ106へと読み出されたプログラムがCPU105上で実行されることによって実現される。つまり、固定ディスク107もしくはROM107に記憶されたプログラムが一旦メモリ106へと読み出されて、CPU105がメモリ106から前記プログラムを読み出しながら順次実行することによって、以下の回路ブロック図面更新処理などが実行される。
このようにして、第1の取得部105−2は、回路図面データベース107−2が新たに保存(更新)された際に、回路図面データベース107−2に格納されつつ、回路ブロック図面データベース107−3に格納されていない第1の回路部品を特定するための識別情報を取得する。つまり、第1の取得部105−2は、回路図面データベース107−2に格納されつつ、対応テーブル107−6に格納されていない第1の回路部品を特定するための識別情報を取得する。
図6は、新回路部品リストのデータ構造を示すイメージである。図6に示すように、第1の取得部105−2は、回路図面上の全回路部品から、対応テーブル50に格納されていない回路部品を新回路部品リストとしてリストアップする。回路部品リストは、たとえば、回路図面上の回路部品を特定するための固有の回路部品の識別情報31を並べたリスト形式である。
図3に戻って、第1の選択部105−3は、第1の回路部品が含まれるべき第1の回路ブロックを選択する。より詳しくは、第2の取得部105−5が、回路図面データベース107−2に基づいて第1の回路部品が接続される第2の回路部品を取得する。そして、第2の選択部105−6が、回路ブロック図面データベース107−3に基づいて第2の回路部品が含まれる第2の回路ブロックを第1の回路ブロックとして選択する。
さらに、本実施の形態においては、第3の取得部105−7が、回路図面データベース107−2に基づいて、第1の回路部品が接続される第2の回路部品が複数存在する場合に、複数の第2の回路部品の中から、第1の回路部品に最も近い第3の回路部品を取得する。そして、第3の選択部105−8が、回路ブロック図面データベース107−3に基づいて、第3の回路部品が含まれる第3の回路ブロックを第1の回路ブロックとして選択する。
図7は、回路部品に接続されている回路部品を示すイメージ図である。図7に示すように、回路部品13と信号線で接続される回路部品は回路部品20と回路部品21と回路部品22との3つであり、さらに図5に示すように対応テーブル50には回路部品20と回路部品22とが格納されている。
以上により、第2の取得部105−5は、回路部品13に対する第1の回路部品の候補リストとして、回路部品20と回路部品22とを取得する。ここで、候補リストとは、たとえば、回路部品リストと同様に、回路図面上で特定できる固有の回路部品の識別情報を並べたリスト形式である。
図8は、回路部品と当該回路部品に接続されている各回路部品との距離を示すイメージ図である。図8に示すように、第2の取得部105−5によって第1の回路部品の候補が複数取得されたため、第3の取得部105−7は、候補リストの中から回路図面上で対象回路部品13と最も距離が近い回路部品20を取得する。第3の取得部105−7は、たとえば、回路図面データの配置座標32や図形情報33に基づいて回路部品の中心点同士の距離を測定することによって、回路部品同士の距離を測定する。
図3に戻って、第3の選択部105−8は、対応テーブル50に基づいて、回路部品13と最も距離が近い回路部品20が含まれている回路ブロックIをブロック部品対応テーブルから取得する。
更新部105−4は、回路ブロック図面データベース107−3を、第1の回路部品が第3の(第2の)回路ブロックに含まれた状態に更新する。図9は、更新後の対応テーブルを示すイメージ図である。図9に示すように、更新部105は、対象回路部品13を第3の選択部により選択された回路ブロックIに対応付けた状態へと更新するために、対応テーブル50を更新する。
このような構成により、回路ブロック図面データベース107−3を、回路図面データベース107−2における回路図面に対応した状態へと自動的に更新することが可能になる。
<回路設計処理>
図10は、回路設計処理全体の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、まずは、CPU105は、ユーザからの命令を受け付けて、メモリ106に回路ブロック図面データAを新規に作成する(ステップS101)。CPU105は、ユーザからの命令を受け付けて、回路ブロック図面データA上に新たな回路ブロックBを作成する(ステップS102)。CPU105は、ユーザからの命令を受け付けて、回路ブロックBに回路図面データCを割り当てる(ステップS103)。CPU105は、回路ブロック図面データAに対応テーブルDを作成する(ステップS104)。
その後、たとえば、CPU105は、ユーザからの命令を受け付けて、回路ブロックBに割り当てられた回路図面データCのうち、回路部品Eのみを選択して割り当て内容を編集する(ステップS105)。CPU105は、回路ブロックBに回路部品Eのみが含まれるように、回路ブロック図面データAを更新する(ステップS106)。そして、ユーザが回路ブロック図面データAの編集を完了しない場合(ステップS107にてNOの場合)、CPU105はステップS102からの処理を繰り返す。一方、ユーザが回路ブロック図面データAの編集を完了した場合(ステップS107にてYESの場合)、CPU105はステップS108の処理へと進む。回路ブロック図面データAや回路図面データCは、固定ディスク107に格納される。
CPU105は、ユーザからの命令を受け付けて、固定ディスク107から回路図面データCを読み出して、モニタ102などに表示させる(ステップS108)。すなわち、CPU105は、ユーザからの命令を受け付けて、回路図面データCを読み出し、回路図面データCを複製することによって新たな回路図面データFを作成する(ステップS109)。CPU105は、対応テーブルDを更新する(ステップS109)。すなわち、CPU105は、対応テーブルDにおける回路図面データCを回路図面データFに変更する(ステップS109)。
そして、例えば、CPU105は、ユーザからの命令を受け付けて、回路図面データFに回路部品Gを追加する(ステップS110)。ユーザが、回路図面データFを保存(更新)すると(ステップS111)、コンピュータ100では回路ブロック図面更新処理(ステップS112)が実行される。回路ブロック図面更新処理(ステップS112)については、後述する。その後、回路図面データFの編集が続行されると(ステップS113にてNOの場合)、CPU105はステップS110からの処理を繰り返す。一方、回路図面データFの編集が完了されると(ステップS113にてYESの場合)、回路設計処理を終了する。
<回路ブロック図面更新処理>
次に、回路ブロック図面更新処理(ステップS112)について説明する。図11は、コンピュータ100における回路ブロック図面更新処理の処理手順を示すフローチャートである。
ユーザが回路図面データFを更新すると(ステップS111)、図11に示すように、CPU105は回路図面データに含まれる回路部品のうち、回路ブロック図面データ(回路ブロック図面データに格納される対応テーブル)に含まれていない回路部品をすべて(N個)取得する(ステップS201)。CPU105は、ステップS201で取得されたすべての回路部品(候補ID:1〜N)について、以下のステップS203〜ステップS207の処理を行う(S202)。
すなわち、CPU105は、回路図面データに基づいて、回路部品nと信号線で接続される回路部品を検索する。そして、CPU105は、回路ブロック図面データに基づいて、検索された回路部品のうち回路ブロック図面データ(回路ブロック図面データに格納される対応テーブル)に含まれている回路部品を取得する(ステップS203)。ステップS203にて1つの回路部品αだけが取得された場合(ステップS204にてNOの場合)、回路ブロック図面データ(回路ブロック図面データに格納される対応テーブル)に基づいて、回路部品αに対応付けられた回路ブロックHを取得する(S206)。
一方、ステップS203にて複数の回路部品α,β,・・・が取得された場合(ステップS204にてYESの場合)、回路部品α,β,・・・のうち、回路部品nに最も距離が近い回路部品αを取得する(S205)。その後、回路ブロック図面データ(回路ブロック図面データに格納される対応テーブル)に基づいて、回路部品αに対応付けられた回路ブロックHを取得する(S206)。
回路ブロック図面データ(回路ブロック図面データに格納される対応テーブル)において、回路ブロックHに回路部品nを追加して更新する。CPU105は、候補IDをインクリメントして(ステップS208)、ステップS201で取得されたすべての回路部品(1〜N)について、以下のステップS203〜ステップS207の処理を繰り返す。
このように、本実施の形態に係るコンピュータ100においては、電子回路設計における回路ブロック図面を回路図面から自動的に更新することができ、次に設計を行うときに回路ブロック図面を流用あるいは参照する際に、設計変更が反映されていない回路ブロック図面を利用することを防止することができる。
[実施の形態2]
次に、回路設計装置の第2の実施の形態について説明する。以下の説明では、第1の実施の形態に係るコンピュータ100と同一の部品や同一の機能ブロックについては同一の符号を付すものとし、前記部品や機能ブロックの名称や機能が同一である場合には、前記部品についての詳細な説明は繰り返さない。たとえば、本実施の形態に係るコンピュータ100の全体構成やハードウェア構成や回路ブロック図面更新処理以外の回路設計処理に関する処理手順は、第1の実施の形態に係るコンピュータのそれと同様であるため、本実施の形態に係るコンピュータ100の全体構成やハードウェア構成や回路ブロック図面更新処理以外の回路設計処理に関する処理手順についての説明は繰り返さない。
<機能構成>
以下では、本実施の形態に係るコンピュータの機能構成について説明する。図12は、本実施の形態に係る回路設計装置の機能構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態においても、回路設計処理や回路ブロック図面更新処理のための機能がパーソナルコンピュータまたはワークステーションなどのコンピュータ上で実行されるソフトウェアによって実現される構成としているが、各ブロックの機能や各ステップの処理をソフトウェアによって実現する代わりに、各々を専用のハードウェア回路等によって実現してもよい。
図12に示すように、本実施の形態に係る回路設計装置は、制御部105−1と、記憶部107−1とを含む。制御部105−1は、第1の取得部105−2と、第1の選択部105−13と、更新部105−4とを含む。第1の選択部105−13は、第4の取得部105−17と、第4の選択部105−18と、第5の取得部105−15と、第5の選択部105−16とを含む。制御部105−1は、たとえばCPU105などの演算処理装置と、上記の各機能を実現するための記憶部107−1に格納される制御プログラムとによって実現されるものである。
一方、記憶部107−1は、回路図面データベース107−2と、回路ブロック図面データベース107−3と、回路部品ライブラリ107−4と、回路ブロックライブラリ107−5と、対応テーブル107−6とを含む。ここで、対応テーブル107−6は、回路ブロック図面データベース107−3に含まれるデータであってもよいし、回路ブロック図面データベースとは別のデータベースであって、回路ブロック図面データベース107−3がアクセス可能(参照可能)なデータであってもよい。
以下、各機能について説明する。ただし、回路図面データベース107−2と、回路ブロック図面データベース107−3と、回路部品ライブラリ107−4と、回路ブロックライブラリ107−5と、対応テーブル107−6とは、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
第1の取得部105−2と、第1の選択部105−3と、更新部105−4と、第2の取得部105−5と、第2の選択部105−6と、第3の取得部105−7と、第3の選択部105−8とは、たとえば固定ディスク107からメモリ106へと読み出されたプログラムがCPU105上で実行されることによって実現される。つまり、固定ディスク107もしくはROM107に記憶されたプログラムが一旦メモリ106へと読み出されて、CPU105がメモリ106から前記プログラムを読み出しながら順次実行することによって、以下の回路ブロック図面更新処理などが実行される。
このようにして、第1の取得部105−2は、回路図面データベース107−2が新たに保存(更新)された際に、回路図面データベース107−2に格納されつつ、回路ブロック図面データベース107−3に格納されていない第1の回路部品を特定するための識別情報を取得する。つまり、第1の取得部105−2は、回路図面データベース107−2に格納されつつ、対応テーブル107−6に格納されていない第1の回路部品を特定するための識別情報を取得する。
第1の選択部105−13は、第1の回路部品が含まれるべき第1の回路ブロックを選択する。より詳しくは、第4の取得部105−17が、回路図面データベース107−2に基づいて第1の回路部品に最も距離が近い第4の回路部品を取得する。そして、第4の選択部105−18が、回路ブロック図面データベース107−3に基づいて第4の回路部品が含まれる第4の回路ブロックを第1の回路ブロックとして選択する。
さらに、本実施の形態においては、第5の取得部105−15が、回路図面データベース107−2に基づいて、第1の回路部品に最も距離が近い第4の回路部品が複数存在する場合に、複数の第4の回路部品の中から、第1の回路部品に接続されている第5の回路部品を取得する。そして、第5の選択部105−16が、回路ブロック図面データベース107−3に基づいて、第5の回路部品が含まれる第5の回路ブロックを第1の回路ブロックとして選択する。
更新部105−4は、回路ブロック図面データベース107−3を、第1の回路部品が第5の(第4の)回路ブロックに含まれた状態に更新する。
このような構成により、回路ブロック図面データベース107−3を、回路図面データベース107−2における回路図面に対応した状態へと自動的に更新することが可能になる。
<回路ブロック図面更新処理>
次に、本実施の形態に係る回路ブロック図面更新処理(ステップS112)について説明する。図13は、本実施の形態に係る回路ブロック図面更新処理の処理手順を示すフローチャートである。
ユーザが回路図面データFを更新すると(ステップS111)、図13に示すように、CPU105は回路図面データに含まれる回路部品のうち、回路ブロック図面データ(回路ブロック図面データに格納される対応テーブル)に含まれていない回路部品をすべて(N個)取得する(ステップS301)。CPU105は、ステップS301で取得されたすべての回路部品(候補ID:1〜N)について、以下のステップS303〜ステップS307の処理を行う(S302)。
すなわち、CPU105は、回路図面データに基づいて、回路部品nに最も距離が近い回路部品を取得する。そして、CPU105は、回路ブロック図面データに基づいて、取得された回路部品のうち回路ブロック図面データ(回路ブロック図面データに格納される対応テーブル)に含まれている回路部品を取得する(ステップS303)。ステップS303にて1つの回路部品αだけが取得された場合(ステップS304にてNOの場合)、回路ブロック図面データ(回路ブロック図面データに格納される対応テーブル)に基づいて、回路部品αに対応付けられた回路ブロックHを取得する(S306)。
一方、ステップS303にて複数の回路部品α,β,・・・が取得された場合(ステップS304にてYESの場合)、回路部品α,β,・・・のうち、回路部品nと信号線で接続される回路部品αを検索する(S305)。その後、回路ブロック図面データ(回路ブロック図面データに格納される対応テーブル)に基づいて、回路部品αに対応付けられた回路ブロックHを取得する(S306)。
回路ブロック図面データ(回路ブロック図面データに格納される対応テーブル)において、回路ブロックHに回路部品nを追加して更新する。CPU105は、候補IDをインクリメントして(ステップS308)、ステップS301で取得されたすべての回路部品(1〜N)について、以下のステップS303〜ステップS307の処理を繰り返す。
このように、本実施の形態に係るコンピュータ100においては、電子回路設計における回路ブロック図面を回路図面から自動的に更新することができ、次に設計を行うときに回路ブロック図面を流用あるいは参照する際に、設計変更が反映されていない回路ブロック図面を利用することを防止することができる。
<その他の実施の形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用してもよいし、1つの機器(例えば、パーソナルコンピュータや、PDA(個人情報管理)機器のような小型の画像処理機器など)からなる装置に適用してもよい。
また、本発明は、システム或いは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の効果を享受することが可能となる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード(ICメモリカード)、ROM(マスクROM、フラッシュEEPROMなど)などを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
第1の実施の形態に係る回路設計装置の一例であるコンピュータを示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る回路設計装置の一例であるコンピュータのハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 第1の実施の形態に係る回路設計装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 回路図面データおよび回路ブロック図面データのデータ構造の一例を示すイメージ図である。 対応テーブルのデータ構造の一例を示すイメージである。 新回路部品リストのデータ構造を示すイメージである。 回路部品に接続されている回路部品を示すイメージ図である。 回路部品と当該回路部品に接続されている各回路部品との距離を示すイメージ図である。 更新後の対応テーブルを示すイメージ図である。 回路設計処理全体の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る回路ブロック図面更新処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る回路設計装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係る回路ブロック図面更新処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
11,12,13,20,21,22 回路部品、30 回路図面データ、31 識別情報、32 配置座標、33 図形情報、34 ピン情報、35 その他の属性情報、36 識別情報、37 図形情報、38 接続情報、39 その他の属性情報、40 回路ブロック図面データ、41 識別情報、42 配置座標、43 図形情報、44 ピン情報、45 その他の属性情報、46 識別情報、47 図形情報、48 接続情報、49 その他の属性情報、50 対応テーブル、100 コンピュータ、101 コンピュータ本体、102 モニタ、103 キーボード、104 マウス、105−1 制御部、105−2 取得部、105−3 第1の選択部、105−4 更新部、105−5 第2の取得部、105−6 第2の選択部、105−7 第3の取得部、105−8 第3の選択部、105−15 第5の取得部、105−16 第5の選択部、105−17 第4の取得部、105−18 第4の選択部、106 メモリ、107 固定ディスク、107−1 記憶部、107−2 回路図面データベース、107−3 回路ブロック図面データベース、107−4 回路部品ライブラリ、107−5 回路ブロックライブラリ、107−6 対応テーブル、108 内部バス、109 通信インターフェイス。

Claims (7)

  1. 回路部品の配置位置が前記回路部品を特定するための識別情報に対応付けて格納される回路図面データベースと、
    少なくとも1つの前記回路部品を含む回路ブロックの配置位置と前記回路ブロックに含まれる前記回路部品を特定するための識別情報とが、前記回路ブロックを特定するための識別情報に対応付けて格納される回路ブロック図面データベースと、
    前記回路図面データベースに識別情報が格納されている回路部品のうち、前記回路ブロック図面データベースに識別情報が格納されていない第1の回路部品を取得する第1の取得手段と、
    前記回路ブロック図面データベースに基づいて、前記第1の回路部品が含まれるべき対象回路ブロックを選択する第1の選択手段と、
    前記回路ブロック図面データベースを、前記第1の回路部品が前記対象回路ブロックに含まれた状態に更新する更新手段とを備える、回路設計装置。
  2. 前記回路ブロック図面データベースは、対応テーブルを含み、
    前記回路ブロックに含まれる回路部品を特定するための識別情報は、前記回路ブロックを特定するための識別情報に対応付けられて前記対応テーブルに格納される、請求項1に記載の回路設計装置。
  3. 前記回路図面データベースは、前記回路部品同士の接続を特定する接続情報をさらに格納し、
    前記第1の選択手段は、
    前記回路図面データベースに基づいて、前記第1の回路部品が接続される第2の回路部品を取得する第2の取得手段と、
    前記回路ブロック図面データベースに基づいて、前記第2の回路部品が含まれる回路ブロックを前記対象回路ブロックとして選択する第2の選択手段とを含む、請求項1または2に記載の回路設計装置。
  4. 前記第1の選択手段は、
    前記回路図面データベースに基づいて、前記第1の回路部品が接続される第2の回路部品が複数存在する場合に、前記複数の第2の回路部品の中から、前記第1の回路部品に最も近い第3の回路部品を取得する第3の取得手段と、
    前記回路ブロック図面データベースに基づいて、前記第3の回路部品が含まれる回路ブロックを前記対象回路ブロックとして選択する第3の選択手段とを含む、請求項3に記載の回路設計装置。
  5. 前記第1の選択手段は、
    前記回路図面データベースに基づいて、前記第1の回路部品に最も近い第4の回路部品を取得する第4の取得手段と、
    前記回路ブロック図面データベースに基づいて、前記第4の回路部品が含まれる回路ブロックを前記対象回路ブロックとして選択する第4の選択手段とを含む、請求項1または2に記載の回路設計装置。
  6. 回路図面データベースと回路ブロック図面データベースとを備えるコンピュータに前記回路ブロック図面データベースを更新させるための回路設計プログラムであって、
    前記回路図面データベースは、回路部品の配置位置を前記回路部品を特定するための識別情報に対応付けて格納し、
    前記回路ブロック図面データベースは、少なくとも1つの前記回路部品を含む回路ブロックの配置位置と前記回路ブロックに含まれる前記回路部品を特定するための識別情報とを、前記回路ブロックを特定するための識別情報に対応付けて格納し、
    前記プログラムは、前記コンピュータに、
    前記回路図面データベースに識別情報が格納されている回路部品のうち、前記回路ブロック図面データベースに識別情報が格納されていない第1の回路部品を取得するステップと、
    前記回路ブロック図面データベースに基づいて、前記第1の回路部品が含まれるべき対象回路ブロックを選択するステップと、
    前記回路ブロック図面データベースを、前記第1の回路部品が前記対象回路ブロックに含まれた状態に更新するステップとを実行させる、回路設計プログラム。
  7. 回路図面データベースと回路ブロック図面データベースとを有するコンピュータを用いた回路設計方法であって、
    前記回路図面データベースは、回路部品の配置位置を前記回路部品を特定するための識別情報に対応付けて格納し、
    前記回路ブロック図面データベースは、少なくとも1つの前記回路部品を含む回路ブロックの配置位置と前記回路ブロックに含まれる前記回路部品を特定するための識別情報とを、前記回路ブロックを特定するための識別情報に対応付けて格納し、
    前記コンピュータは、
    制御部と、
    前記回路図面データベースと前記回路ブロック図面データベースとを格納する記憶部とを備え、
    前記制御部が、前記回路図面データベースに識別情報が格納されている回路部品のうち、前記回路ブロック図面データベースに識別情報が格納されていない第1の回路部品を取得するステップと、
    前記制御部が、前記回路ブロック図面データベースに基づいて、前記第1の回路部品が含まれるべき対象回路ブロックを選択するステップと、
    前記制御部が、前記回路ブロック図面データベースを、前記第1の回路部品が前記対象回路ブロックに含まれた状態に更新するステップと備える、回路設計方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016224926A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 吉成 河 回路情報作成装置、回路情報作成システム、および回路情報作成プログラム

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