JP2006104381A - スルホン酸基含有ナフチレン構造を有するポリアリーレンエーテル系化合物 - Google Patents
スルホン酸基含有ナフチレン構造を有するポリアリーレンエーテル系化合物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006104381A JP2006104381A JP2004295035A JP2004295035A JP2006104381A JP 2006104381 A JP2006104381 A JP 2006104381A JP 2004295035 A JP2004295035 A JP 2004295035A JP 2004295035 A JP2004295035 A JP 2004295035A JP 2006104381 A JP2006104381 A JP 2006104381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfonic acid
- acid group
- polyarylene ether
- polymer
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyethers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
【解決手段】高分子電解質膜として有用なスルホン酸基を導入したポリアリーレンエーテル系化合物として、スルホン酸基を含有するナフタレンジオールをモノマーの少なくとも一成分としてポリマーを合成ことにより、上記目的のものが得られる。
【選択図】なし
Description
本発明は、芳香環上にスルホン酸基を導入した寸法安定性に優れる特定のポリアリーレンエーテル系化合物により、寸法安定性を高めるとともに、耐熱性、加工性、イオン伝導性にすぐれた、特にイオン伝導膜として有用な高分子材料を提供するものである。すなわち、芳香族求核置換反応によってスルホン酸基含有ポリアリーレンエーテル系化合物を合成する際に、芳香族ジオール系モノマーの少なくとも1成分としてスルホン酸基を含有するナフタレンジオールを用いることにより、本発明に到達したものである。スルホン酸基含有ポリアリーレンエーテルを芳香族求核置換反応により直接合成する手法は、これまで主にジクロロジフェニルスルホンやジフルオロベンゾフェノンなどの電子吸引性モノマーにスルホン酸基を導入することで行われてきた。これは、スルホン酸基が電子吸引性であるために、これらのモノマーの反応性への影響は小さいが、ジオールモノマーの芳香環上へスルホン酸基を導入すると、ジオールモノマーの求核性が低下するため、良質なポリマーが得られないことが影響していたと考えられる。今回、スルホン酸基を含有するナフタレンジオールを用いた芳香族求核置換反応によりポリアリーレンエーテルの合成を検討することにより、これらのモノマーを用いても良好な重合体が得られるとともに、ポリマー特性も高分子電解質膜として優れたものとなることを見いだすに至った。
溶液粘度:ポリマー粉末を0.5g/dlの濃度でN−メチルピロリドンに溶解し、30℃の恒温槽中でウベローデ型粘度計を用いて粘度測定を行い、対数粘度ln[ta/tb]/c)で評価した(taは試料溶液の落下秒数、tbは溶媒のみの落下秒数、cはポリマー濃度)。
TGA:島津製作所製熱重量測定計(TGA-50)を用い、アルゴン雰囲気中、昇温速度10℃/minで測定を行った(途中、150℃で30分保持して水分を十分除去する)。
イオン伝導性測定:自作測定用プローブ(テフロン(登録商標)製)上で短冊状膜試料の表面に白金線(直径:0.2mm)を押しあて、80℃95%RHの恒温・恒湿オーブン(株式会社ナガノ科学機械製作所、LH−20−01)中に試料を保持し、白金線間のインピーダンスをSOLARTRON社1250FREQUENCY RESPONSE ANALYSERにより測定した。極間距離を変化させて測定し、極間距離とC−Cプロットから見積もられる抵抗測定値をプロットした勾配から以下の式により膜と白金線間の接触抵抗をキャンセルした導電率を算出した。また、測定プローブを25℃に保った超純水中に浸漬することで同様の測定を行い、水中プロトン導電率も算出した。
導電率[S/cm]=1/膜幅[cm]x膜厚[cm]x抵抗極間勾配[Ω/cm]
スルホン酸基含有量:窒素雰囲気下で一晩乾燥した試料の重量をはかり、水酸化ナトリウム水溶液と撹拌処理した後、塩酸水溶液による逆滴定でイオン交換容量(IEC)を求めた。
メタノール透過速度:25℃に調整した5M(モル/リットル)のメタノール水溶液に24時間浸漬した膜をH型セルに挟み込み、セルの片側に100mlの5Mメタノール水溶液を、他方のセルに100mlの超純水(18MΩ・cm)を注入し、25℃で両側のセルを撹拌しながら、イオン交換膜を通って超純水中に拡散してくるメタノール量をガスクロマトグラフを用いて測定することで算出した(イオン交換膜の面積は、2.0cm2)。
吸水率:減圧乾燥処理した試料の重さを量り取り、80℃の水中に1時間浸漬した。取りだした試料表面の付着水を拭き取った後、重量を測定した。乾燥重量に対する重量増加率を吸水率として求めた。
引張試験:20℃相対湿度65%での引張試験は東洋ボールドウィン製テンシロンUTMIIを、20℃水中での引張試験は東洋ボールドウィン製テンシロンUTMIIIを用いて、大きさを揃えて切り出したフィルム片を用いて測定した。
発電評価:Pt/Ru触媒担持カーボン(田中貴金属工業株式会社TEC61E54)に少量の超純水およびイソプロピルアルコールを加えて湿らせた後、デュポン社製20%ナフィオン(登録商標)溶液(品番:SE−20192)を、Pt/Ru触媒担持カーボンとナフィオンの重量比が2.5:1になるように加えた。次いで撹拌してアノード用触媒ペーストを調製した。この触媒ペーストを、ガス拡散層となる東レ製カーボンペーパーTGPH−060に白金の付着量が2mg/cm2になるようにスクリーン印刷により塗布乾燥して、アノード用電極触媒層付きカーボンペーパーを作製した。また、Pt触媒担持カーボン(田中貴金属工業株式会社TEC10V40E)に少量の超純水およびイソプロピルアルコールを加えて湿らせた後、デュポン社製20%ナフィオン溶液(品番:SE−20192)を、Pt触媒担持カーボンとナフィオンの重量比が2.5:1となるように加え、撹拌してカソード用触媒ペーストを調製した。この触媒ペーストを、撥水加工を施した東レ製カーボンペーパーTGPH−060に白金の付着量が1mg/cm2となるように塗布・乾燥して、カソード用電極触媒層付きカーボンペーパーを作製した。上記2種類の電極触媒層付きカーボンペーパーの間に、膜試料を、電極触媒層が膜試料に接するように挟み、ホットプレス法により130℃、8MPaにて3分間加圧、加熱することにより、膜−電極接合体とした。この接合体をElectrochem社製評価用燃料電池セルFC25−02SPに組み込み、燃料電池発電試験機(株式会社東陽テクニカ製)を用いて発電試験を行った。発電は、セル温度40℃で、アノードおよびカソードにそれぞれ40℃に調整した2mol/lのメタノール水溶液(1.5ml/min)および高純度酸素ガス(80ml/min)を供給しながら行った。
3,3’−ジスルホ−4,4’−ジクロロジフェニルスルホン2ナトリウム塩(略号:S−DCDPS)10.4732g(0.021246mole)、2,6−ジクロロベンゾニトリル(略号:DCBN)13.7481g(0.079926mole)、4,4’−ビフェノール15.0714g(0.080938mole)、1,7−ジヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸ナトリウム5.3059g(0.0202345mole)、炭酸カリウム16.0804g(0.080938mole)を200ml四つ口フラスコに計り取り、窒素を流した。124mlのN−メチル−2−ピロリドンを入れて、加熱撹拌し、反応温度を195−200℃に上昇させて12時間反応させた。放冷の後、重合液を水中に注いでポリマーをストランド状に沈殿させた。得られたポリマーは、1日新鮮な水に浸漬後、乾燥した。ポリマーの対数粘度は0.67を示した。
ポリマー9gをNMP21mlに溶解し、ホットプレート上ガラス板に約450μm厚にキャストし、フィルム状になるまでNMPを留去した後、水中に一晩以上浸漬した。得られたフィルムは、希硫酸(濃硫酸6ml、水300ml)中で1日浸漬処理して塩をはずした後、純水中に1時間づつ2回浸漬することで酸成分を除去し、乾燥した。本フィルムのイオン伝導性を測定したところ80℃95%RHにおいて0.16S/cm、25℃水中において0.06S/cmの値を示した。本フィルムの熱重量測定による減量開始温度(200℃での試料重量を基準にして測定)は297℃、3%重量減少温度は379℃であった。滴定で求めたIECは1.48を示した。本フィルムを80℃の熱水に1時間浸漬したところ、吸水率は38%を示した。メタノール透過速度は3.7mmol/m2・secを示した。また、本フィルムの引張り試験を行ったところ、20℃、65%RH条件下では弾性率1.47GPa、強度52MPa、20℃水浸漬条件では弾性率0.26GPa、強度32MPa、伸度97%であった。図1に本フィルムのIRスペクトルを示す。
S−DCDPS7.9965g(0.016278mole)、DCBN15.8665g(0.09224mole)、4,4’−ビフェノール14.1452g(0.075965mole)、1,7−ジヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸ナトリウム8.5368g(0.032556mole)、炭酸カリウム17.2483g(0.12480mole)を200ml四つ口フラスコに計り取り、窒素を流した。130mlのN−メチル−2−ピロリドンを入れて、加熱撹拌し、反応温度を195−200℃に上昇させて15時間反応させた。放冷の後、重合液を水中に注いでポリマーをストランド状に沈殿させた。得られたポリマーは、1日新鮮な水に浸漬後、乾燥した。ポリマーの対数粘度は0.47を示した。
得られたポリマーを実施例1と同様にして製膜してフィルムを得た。本フィルムのイオン伝導性を測定したところ80℃95%RHにおいて0.11S/cm、25℃水中において0.05S/cmの値を示した。本フィルムの熱重量測定による減量開始温度(200℃での試料重量を基準にして測定)は317℃、3%重量減少温度は383℃であった。滴定で求めたIECは1.37を示した。本フィルムを80℃の熱水に1時間浸漬したところ、吸水率は34%を示した。メタノール透過速度は2.8mmol/m2・secを示した。
S−DCDPS3.2888g(0.0066948mole)、DCBN10.3640g(0.060252mole)、4,4’−ビフェノール7.6792g(0.041239mole)、1,7−ジヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸ナトリウム6.7411g(0.025708mole)、炭酸カリウム10.6407g(0.076989mole)を200ml四つ口フラスコに計り取り、窒素を流した。77mlのN−メチル−2−ピロリドンを入れて、加熱撹拌し、反応温度を195−200℃に上昇させて15時間反応させた。放冷の後、重合液を水中に注いでポリマーをストランド状に沈殿させた。得られたポリマーは、1日新鮮な水に浸漬後、乾燥した。ポリマーの対数粘度は0.37を示した。
得られたポリマーを実施例1と同様にして製膜してフィルムを得た。本フィルムのイオン伝導性を測定したところ80℃95%RHにおいて0.11S/cm、25℃水中において0.04S/cmの値を示した。本フィルムの熱重量測定による減量開始温度(200℃での試料重量を基準にして測定)は309℃、3%重量減少温度は371℃であった。滴定で求めたIECは1.41を示した。本フィルムを80℃の熱水に1時間浸漬したところ、吸水率は30%を示した。メタノール透過速度は2.8mmol/m2・secを示した。
DCBN9.2391g(0.05371mole、4,4’−ビフェノール4.5008g(0.02417mole)、1,7−ジヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸ナトリウム7.7465g(0.02754mole)、炭酸カリウム8.5371g(0.06177mole)を200ml四つ口フラスコに計り取り、窒素を流した。60mlのN−メチル−2−ピロリドンを入れて、加熱撹拌し、反応温度を195−200℃に上昇させて16時間反応させた。放冷の後、重合液を水中に注いでポリマーをストランド状に沈殿させた。得られたポリマーは、1日新鮮な水に浸漬後、乾燥した。ポリマーの対数粘度は0.24を示した。
S−DCDPS9.4855g(0.019309mole)、DCBN13.2853g(0.077236mole)、4,4’−ビフェノール16.0000g(0.085924mole)、1,7−ジヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸二ナトリウム3.8684g(0.010620mole)、炭酸カリウム15.3449g(0.11103mole)を200ml四つ口フラスコに計り取り、窒素を流した。120mlのN−メチル−2−ピロリドンを入れて、加熱撹拌し、反応温度を195−200℃に上昇させて20時間反応させた。放冷の後、重合液を水中に注いでポリマーをストランド状に沈殿させた。得られたポリマーは、1日新鮮な水に浸漬後、乾燥した。ポリマーの対数粘度0.51のポリマーが得られた。
S−DCDPS66.9637g(0.13631mole)、DCBN47.6049g(0.27676mole)、4,4’−ビフェノール76.5331g(0.4110mole)、炭酸カリウム65.3256g(0.47265mole)を1リットル四つ口フラスコに計り取り、窒素を流した。535mlのN−メチル−2−ピロリドンを入れて、加熱撹拌し、反応温度を195−200℃に上昇させて5時間反応させた。放冷の後、重合液を水中に注いでポリマーをストランド状に沈殿させた。得られたポリマーは、1日新鮮な水に浸漬後、乾燥した。ポリマーの対数粘度1.63のポリマーが得られた。
得られたポリマーを実施例1と同様にして製膜してフィルムを得た。本フィルムのイオン伝導性を測定したところ80℃95%RHにおいて0.14S/cm、25℃水中において0.06S/cmの値を示した。滴定で求めたIECは1.61を示した。本フィルムを80℃の熱水に1時間浸漬したところ、吸水率は46%を示した。メタノール透過速度は4.4mmol/m2・secを示した。
3,3’,4,4’−テトラアミノジフェニルスルホン1.500g(5.389×10-3mole)、2,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸1.445g(5.389×10-3mole)、ポリリン酸(五酸化リン含量75%)20.5g、五酸化リン16.5gを重合容器に量り取る。窒素を流し、オイルバス上ゆっくり撹拌しながら100℃まで昇温 する。100℃で1時間保持した後、150℃に昇温 して1時間、200℃に昇温 して4時間重合した。重合終了後放冷し、水を加えて重合物を取り出し、家庭用ミキサーを用いてpH試験紙中性になるまで水洗を繰り返した。得られたポリマーは80℃で終夜減圧乾燥した。ポリマーの対数粘度は、1.33を示した。本ポリマー1gを10mlのN−メチル−2−ピロリドンに加熱溶解し、実施例1で作製した製膜用溶液と混合した後、キャスト厚みを調整し対外は実施例1と同様にして厚さ50μmのフィルムを作製した。本フィルムのイオン伝導性を測定したところ25℃水中において0.04S/cmの値を示した。メタノール透過速度は2.9mmol/m2・secを示した。
3,3’,4,4‘−テトラアミノジフェニルスルホン1.830g(6.575×10-3mole)、3,5−ジカルボキシフェニルホスホン酸1.084g(4.405×10-3mole)、テレフタル酸0.360g(2.170×10-3mole)、ポリリン酸(五酸化リン含量75%)20.5g、五酸化リン16.5gを重合容器に量り取る。窒素を流し、オイルバス上ゆっくり撹拌しながら100℃まで昇温 する。100℃で1時間保持した後、150℃に昇温 して1時間、200℃に昇温 して7時間重合した。重合終了後放冷し、水を加えて重合物を取り出し、家庭用ミキサーを用いてpH試験紙中性になるまで水洗を繰り返した。得られたポリマーは80℃で終夜減圧乾燥した。硫酸を用いて測定したポリマーの対数粘度は、1.07を示した。
本ポリマー1gを用いて実施例6と同様にしてブレンドフィルムを作製した。本フィルムのイオン伝導性を測定したところ25℃水中において0.04S/cmの値を示した。メタノール透過速度は2.6mmol/m2・secを示した。
4,4’−ジクロロジフェニルスルホン88.485gg(0.30814mole)、4,4’−ビフェノール13.197g(0.07087mole)、1,7−ジヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸ナトリウム62.216g(0.23727mole)、炭酸カリウム48.976g(0.35436mole)を2000ml四つ口フラスコに計り取り、窒素を流した。500mlのN−メチル−2−ピロリドンを入れて、加熱撹拌し、反応温度を195−200℃に上昇させて19時間反応させた。放冷の後、重合液を水中に注いでポリマーをストランド状に沈殿させた。得られたポリマーは、1日新鮮な水に浸漬後、乾燥した。ポリマーの対数粘度は0.51を示した。
本ポリマー4.5gと比較例1で得られたポリマー4.5gを混合し、実施例1と同様にして製膜してフィルムを得た。本フィルムのイオン伝導性を測定したところ80℃95%RHにおいて0.12S/cm、25℃水中において0.06S/cmの値を示した。滴定で求めたIECは1.59を示した。メタノール透過速度は3.2mmol/m2・secを示した。
実施例1で作製したフィルムを用いて発電評価を実施したところ、100mAの電流密度において0.34Vと、良好な発電特性が得られた。
上述の膜―電極接合体の作製において、ナフィオン溶液の代わりに、実施例1で合成したポリマーの10%N−メチル−2−ピロリドン溶液を用いて膜―電極接合体を作製した。得られたものは、電極のはがれのない良好な接合体であった。
Claims (11)
- スルホン酸基含有量が、0.3〜3.5meq/gの範囲にあることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のポリアリーレンエーテル系化合物。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のポリアリーレンエーテル系化合物を50〜100質量%含むことを特徴とする組成物。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物および/または請求項4に記載の組成物を含有することを特徴とするイオン伝導膜。
- 請求項5に記載のイオン伝導膜と電極とを含有することを特徴とする複合体。
- 請求項6に記載の複合体を含有することを特徴とする燃料電池。
- メタノールを燃料として使用することを特徴とする請求項7に記載の燃料電池。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物を含有することを特徴とする接着剤。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物と溶剤を含有する溶液を、キャスト厚が10〜1500μmの範囲となるようにキャストする工程と、キャストした溶液を乾燥させる工程とを含むことを特徴とする請求項4に記載のイオン伝導膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004295035A JP4929575B2 (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | スルホン酸基含有ナフチレン構造を有するポリアリーレンエーテル系化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004295035A JP4929575B2 (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | スルホン酸基含有ナフチレン構造を有するポリアリーレンエーテル系化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006104381A true JP2006104381A (ja) | 2006-04-20 |
JP4929575B2 JP4929575B2 (ja) | 2012-05-09 |
Family
ID=36374479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004295035A Expired - Fee Related JP4929575B2 (ja) | 2004-10-07 | 2004-10-07 | スルホン酸基含有ナフチレン構造を有するポリアリーレンエーテル系化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4929575B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023139133A1 (en) * | 2022-01-19 | 2023-07-27 | Solvay Specialty Polymers Usa, Llc | Shaped article comprising a poly(aryl ether sulfone) (paes) polymer and method of making using melt processing |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11116679A (ja) * | 1997-10-16 | 1999-04-27 | Sumitomo Chem Co Ltd | 高分子電解質、高分子電解質膜、及び燃料電池 |
JP2003031232A (ja) * | 2001-05-08 | 2003-01-31 | Ube Ind Ltd | 固体高分子型燃料電池用高分子電解質及び燃料電池 |
JP2004149779A (ja) * | 2002-10-08 | 2004-05-27 | Toyobo Co Ltd | ポリアリーレンエーテル系化合物、それを含有する組成物、およびそれらの製造方法 |
JP2004190003A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-07-08 | Sumitomo Chem Co Ltd | ブロック共重合体およびその用途 |
JP2004263167A (ja) * | 2003-02-10 | 2004-09-24 | Toyobo Co Ltd | スルホン酸基を含有する芳香族ポリエーテル系化合物、その複合体、およびそれらの製造方法。 |
JP2005281568A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Hitachi Chem Co Ltd | 酸基含有高分子化合物、高分子電解質膜及びこれを用いた燃料電池 |
JP2006104382A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Toyobo Co Ltd | スルホン酸基含有ポリアリーレンエーテル系化合物 |
-
2004
- 2004-10-07 JP JP2004295035A patent/JP4929575B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11116679A (ja) * | 1997-10-16 | 1999-04-27 | Sumitomo Chem Co Ltd | 高分子電解質、高分子電解質膜、及び燃料電池 |
JP2003031232A (ja) * | 2001-05-08 | 2003-01-31 | Ube Ind Ltd | 固体高分子型燃料電池用高分子電解質及び燃料電池 |
JP2004149779A (ja) * | 2002-10-08 | 2004-05-27 | Toyobo Co Ltd | ポリアリーレンエーテル系化合物、それを含有する組成物、およびそれらの製造方法 |
JP2004190003A (ja) * | 2002-10-15 | 2004-07-08 | Sumitomo Chem Co Ltd | ブロック共重合体およびその用途 |
JP2004263167A (ja) * | 2003-02-10 | 2004-09-24 | Toyobo Co Ltd | スルホン酸基を含有する芳香族ポリエーテル系化合物、その複合体、およびそれらの製造方法。 |
JP2005281568A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Hitachi Chem Co Ltd | 酸基含有高分子化合物、高分子電解質膜及びこれを用いた燃料電池 |
JP2006104382A (ja) * | 2004-10-07 | 2006-04-20 | Toyobo Co Ltd | スルホン酸基含有ポリアリーレンエーテル系化合物 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023139133A1 (en) * | 2022-01-19 | 2023-07-27 | Solvay Specialty Polymers Usa, Llc | Shaped article comprising a poly(aryl ether sulfone) (paes) polymer and method of making using melt processing |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4929575B2 (ja) | 2012-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3928611B2 (ja) | ポリアリーレンエーテル系化合物、それを含有する組成物、およびそれらの製造方法 | |
US8216727B2 (en) | Aromatic hydrocarbon based proton exchange membrane and direct methanol fuel cell using same | |
EP1889863A1 (en) | Sulfonic acid group-containing polymer, method for producing same, resin composition containing such sulfonic acid group-containing polymer, polymer electrolyte membrane, polymer electrolyte membrane/electrode assembly, and fuel cell | |
JP4135728B2 (ja) | スルホン酸基含有ポリアリーレンエーテル系化合物およびその製造方法、該スルホン酸基含有ポリアリーレンエーテル系化合物を含有する樹脂組成物、高分子電解質膜、電解質膜/電極複合体、燃料電池および接着剤 | |
JP2008037897A (ja) | スルホン酸基含有光架橋性ポリマー、スルホン酸基含有光架橋性ポリマー組成物、高分子電解質膜、架橋高分子電解質膜、高分子電解質膜/電極接合体、及び燃料電池及びその用途 | |
JP2005264008A (ja) | 架橋性スルホン酸基含有ポリアリーレンエーテル系化合物 | |
JP2006206808A (ja) | スルホン酸基含有ポリマー、該ポリマーを含むポリマー組成物、該ポリマーを用いたイオン交換樹脂およびイオン交換膜、該イオン交換膜を用いて得られる膜/電極接合体および燃料電池 | |
JP2006104382A (ja) | スルホン酸基含有ポリアリーレンエーテル系化合物 | |
JP2006137792A (ja) | スルホン酸基含有ビフェニレン構造を有するポリアリーレンエーテル系化合物 | |
JP4337038B2 (ja) | 酸性基含有ポリベンズイミダゾール系化合物を含む組成物 | |
JP2008120957A (ja) | スルホン酸基含有ポリアリーレンエーテル系化合物及びその製造方法 | |
JP2008120956A (ja) | スルホン酸基含有ポリマー、その製造方法及びその用途 | |
JP2006206809A (ja) | スルホン酸基含有ポリマー、該ポリマーを含むポリマー組成物、該ポリマーを用いたイオン交換樹脂およびイオン交換膜、該イオン交換膜を用いて得られる膜/電極接合体ならびに燃料電池 | |
JP4529068B2 (ja) | 高分子固体電解質膜の製造方法 | |
JP4929575B2 (ja) | スルホン酸基含有ナフチレン構造を有するポリアリーレンエーテル系化合物 | |
JP2008074946A (ja) | スルホン酸基含有ポリマー及び該ポリマーを用いた組成物、高分子電解質膜、膜/電極接合体及び燃料電池 | |
JP2005235404A (ja) | ブレンドイオン交換膜、膜/電極接合体、燃料電池 | |
JP4720090B2 (ja) | スルホン酸基含有高分子電解質膜及びそれを用いた物品 | |
JP2008069188A (ja) | 樹脂組成物及びその用途 | |
JP4534126B2 (ja) | 高分子固体電解質膜の製造方法 | |
JP2008146975A (ja) | スルホン酸基含有高分子電解質膜及びそれを用いた物品 | |
JP3651683B1 (ja) | スルホン酸基含有高分子化合物及びそれにより得られるイオン伝導膜とそれを用いた物品 | |
JP4310688B2 (ja) | スルホン酸基を含有する芳香族ポリエーテル系化合物、その複合体、およびそれらの製造方法。 | |
JP2007002016A (ja) | スルホン酸基含有ポリアリーレンエーテル系化合物およびその用途、スルホン酸基含有ポリアリーレンエーテル系化合物の製造方法 | |
JP4022833B2 (ja) | スルホン酸基含有ポリマー及びその用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100921 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110913 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120117 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120130 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150224 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |