JP2006102765A - 溝成形装置と溝成形方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 板状のワークに複数本の溝を精度良く加工可能な技術を提供する。
【解決手段】 溝成形装置10は、板状のワーク27に複数本の溝を成形する。その溝成形装置10は、開閉可能な第1型14と第2型15を有する成形型12と、成形型12とワーク27を溝長手方向に相対移動させる移動手段16を備えている。第1型14には、複数本の溝に対応する複数個の凹部20が列状に配されているとともに、移動方向後方側の側壁には各凹部20と型外を連通する切欠きが設けられている。第2型15には、凹部20の深さ方向を向いた凸部24が複数個の凹部20に対応して複数個が列状に配されている。第1型14と第2型15の間に板状のワーク27が介在した状態で第1型14と第2型15を閉じ、その後に移動手段16が成形型12とワーク27を溝長手方向に相対移動させることによって、複数本の溝が成形される。
【選択図】 図1
【解決手段】 溝成形装置10は、板状のワーク27に複数本の溝を成形する。その溝成形装置10は、開閉可能な第1型14と第2型15を有する成形型12と、成形型12とワーク27を溝長手方向に相対移動させる移動手段16を備えている。第1型14には、複数本の溝に対応する複数個の凹部20が列状に配されているとともに、移動方向後方側の側壁には各凹部20と型外を連通する切欠きが設けられている。第2型15には、凹部20の深さ方向を向いた凸部24が複数個の凹部20に対応して複数個が列状に配されている。第1型14と第2型15の間に板状のワーク27が介在した状態で第1型14と第2型15を閉じ、その後に移動手段16が成形型12とワーク27を溝長手方向に相対移動させることによって、複数本の溝が成形される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、板状のワークに複数本の溝を成形する装置と方法に関するものである。
板状のワークに複数本の溝を成形する技術が知られている。特許文献1にはプレス加工によって、また特許文献2にはロール加工によって、ワークに複数本の溝を成形する技術が記載されている。
プレス加工でワークに複数本の溝を成形する場合、成形後のワークに反りが発生することがある。プレス加工では、ワークの広い面積を一度に成形するので、残留応力のアンバランスが大きくなるからである。また、ロール加工では、ロールとロールの間にワークを送り込むが、一方のロール軸と他方のロール軸の位置関係に誤差が生じやすい。ロール軸間の位置関係の誤差は、ロール外周面ではより大きくなる。このため、ロール加工でワークに複数本の溝を精度良く成形するのが難しい。
本発明は、その問題を解決するためになされたものであり、ワークに複数本の溝を同時に精度良く加工することが可能な技術を提供することを課題とする。
本発明は、その問題を解決するためになされたものであり、ワークに複数本の溝を同時に精度良く加工することが可能な技術を提供することを課題とする。
本発明の溝成形装置は、板状のワークに複数本の溝を成形する。その溝成形装置は、開閉可能な第1型と第2型を有する成形型と、成形型とワークを溝長手方向に相対移動させる移動手段を備えている。第1型には、複数本の溝に対応する複数個の凹部が列状に配されているとともに、移動方向後方側の側壁には各凹部と型外を連通する切欠きが設けられている。第2型には、凹部の深さ方向を向いた凸部が複数個の凹部に対応して複数個が列状に配されている。第1型と第2型の間に板状のワークが介在した状態で第1型と第2型を閉じると、第1型の各凹部に第2型の各凸部が入り込むことによって複数本の溝の成形開始端での成形を開始する。その後に移動手段が成形型とワークを溝長手方向に相対移動させることによって、複数本の溝が長手方向に成形される。
この溝成形装置によれば、プレス加工やロール加工とは異なり、ワークに複数本の溝を同時に精度良く加工することが可能になる。
この溝成形装置によれば、プレス加工やロール加工とは異なり、ワークに複数本の溝を同時に精度良く加工することが可能になる。
上記の溝成形装置において、成形型とワークの相対移動方向が移動中に変化することが好ましい。
成形型とワークの相対移動方向が移動中に変化すると、延びる方向が変化した複数本の溝をワークに形成することができる。
成形型とワークの相対移動方向が移動中に変化すると、延びる方向が変化した複数本の溝をワークに形成することができる。
上記の溝成形装置において、第1型の各凹部と第2型の各凸部の横断面形状が台形であることが好ましい。
この溝成形装置によれば、横断面が台形状の溝を成形することができる。
この溝成形装置によれば、横断面が台形状の溝を成形することができる。
本発明の溝成形方法は、板状のワークに複数本の溝を成形する。その成形方法は、第1工程と、第2工程を備えている。第1工程では、複数本の溝に対応する複数個の凹部が列状に配されているとともに、一方側の側壁には各凹部と型外を連通する切欠きが設けられている第1型と、凹部の深さ方向を向いた凸部が複数個の凹部に対応して複数個が列状に配されている第2型との間に板状のワークが介在した状態で、第1型と第2型を閉じる。第2工程では、第1型と第2型が閉じた状態で、第1型と第2型に対してワークを相対移動させる。
この溝成形方法によれば、ワークに複数本の溝を同時に精度良く加工することが可能になる。
この溝成形方法によれば、ワークに複数本の溝を同時に精度良く加工することが可能になる。
本発明の好適な実施形態を記載する。
(第1実施形態)
第1型の凹部開口周縁にアールが付けられており、第2型の凸部の軸直角断面は円形状であるとともに、凸部先端は半球状であることを特徴とする請求項1または2に記載の溝成形装置。
(第1実施形態)
第1型の凹部開口周縁にアールが付けられており、第2型の凸部の軸直角断面は円形状であるとともに、凸部先端は半球状であることを特徴とする請求項1または2に記載の溝成形装置。
本発明の溝成形装置に係る一実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、溝成形装置10は、成形型12、支持機17、プレス機16を備えている。成形型12は、下型14と上型15から構成されている。図2に示すように、下型14には、水平方向に並んだ複数の凹部20が形成されている。凹部20は、側壁21によって三方が囲まれている(四方の内、一方の側壁が切り欠かれている)。図3に良く示すように、凹部20の上端縁22には、アールが付けられている。図3、図4に示すように、凹部20の底部23は、側壁21によって囲まれていない側を除いて、球に対応した形状に形成されている。
図5に示すように、上型15は、本体26と、本体26から下方に向かって突設した複数の凸部24を有している。凸部24の軸直角断面は円形状に形成されている。凸部24の先端部25は半球状に形成されている。図6に示すように、凸部24は、凹部20の上方に配されている。
図1、図6に示すように、下型14と上型15の間には、板状のワーク27が配置されている。ワーク27は、支持機17によって、水平、かつ面が張った状態に支持されている。
プレス機16は、成形型12を開閉するとともに、閉じた状態の成形型12をその長手直角方向に水平移動させる。図1は、下型14と上型15が分離し、成形型12が開いた状態を示している。図7は、成形型12が閉じ、下型14と上型15がワーク27をプレスした状態を示している。
図1に示すように、溝成形装置10は、成形型12、支持機17、プレス機16を備えている。成形型12は、下型14と上型15から構成されている。図2に示すように、下型14には、水平方向に並んだ複数の凹部20が形成されている。凹部20は、側壁21によって三方が囲まれている(四方の内、一方の側壁が切り欠かれている)。図3に良く示すように、凹部20の上端縁22には、アールが付けられている。図3、図4に示すように、凹部20の底部23は、側壁21によって囲まれていない側を除いて、球に対応した形状に形成されている。
図5に示すように、上型15は、本体26と、本体26から下方に向かって突設した複数の凸部24を有している。凸部24の軸直角断面は円形状に形成されている。凸部24の先端部25は半球状に形成されている。図6に示すように、凸部24は、凹部20の上方に配されている。
図1、図6に示すように、下型14と上型15の間には、板状のワーク27が配置されている。ワーク27は、支持機17によって、水平、かつ面が張った状態に支持されている。
プレス機16は、成形型12を開閉するとともに、閉じた状態の成形型12をその長手直角方向に水平移動させる。図1は、下型14と上型15が分離し、成形型12が開いた状態を示している。図7は、成形型12が閉じ、下型14と上型15がワーク27をプレスした状態を示している。
図8に示すように、成形型12が閉じて下型14と上型15がワーク27をプレスすると、凸部24が凹部20内にワーク27を押し込む。凸部24が凹部20内にワーク27を押し込むと(張り出し成形すると)、ワーク27に窪み28が形成される。そして、図9に示すように、プレス機16は、閉じたままの状態で、成形型12をワーク27の一方側端部31から他方側端部32に向けて移動させる。すると、図10に示すように、凹部20にワーク27が引きずり込まれながら、ワーク27が凸部24に接触することによって、ワーク27に溝30が形成される。図11は、成形型12がワーク27の他方側端部32に達した状態を示している。その後、図12に示すように、成形型12が開く。このようにして、ワーク27に、一方側端部31から他方側端部32に至る平行な溝30が複数形成される。
図13に示すように、成形型12は、閉じた状態のままワーク27の一方側端部31から他方側端部32に移動しながら、その直角方向に往復移動しても良い。このように成形型12が移動すると、ワーク27に互いに平行な曲線状の溝30が形成される。
成形型12を移動せずに、成形型12を閉じたまま支持機17がワーク27を水平方向に移動させてもよい。このようにしても、ワーク27に溝30を形成することができる。
下型14の凹部20と上型15の凸部24の形状は、上述したものに限られない。例えば、図14に示すように、台形状に形成した凹部20と凸部24を有する成形型12を用いて、ワーク27に溝を成形することもできる。
溝成形装置10が加工したワークは、例えば、燃料電池のセパレータや、熱交換器のフィンに用いることができる。
以上では、便宜上、上下方向を設定して溝成形装置10を説明したが、もちろん、溝成形装置10の上下方向は、それに限られるものではない。
図13に示すように、成形型12は、閉じた状態のままワーク27の一方側端部31から他方側端部32に移動しながら、その直角方向に往復移動しても良い。このように成形型12が移動すると、ワーク27に互いに平行な曲線状の溝30が形成される。
成形型12を移動せずに、成形型12を閉じたまま支持機17がワーク27を水平方向に移動させてもよい。このようにしても、ワーク27に溝30を形成することができる。
下型14の凹部20と上型15の凸部24の形状は、上述したものに限られない。例えば、図14に示すように、台形状に形成した凹部20と凸部24を有する成形型12を用いて、ワーク27に溝を成形することもできる。
溝成形装置10が加工したワークは、例えば、燃料電池のセパレータや、熱交換器のフィンに用いることができる。
以上では、便宜上、上下方向を設定して溝成形装置10を説明したが、もちろん、溝成形装置10の上下方向は、それに限られるものではない。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:溝成形装置
12:成形型
14:下型
15:上型
16:プレス機
17:支持機
20:凹部
21:側壁
22:上端縁
23:底部
24:凸部
25:先端部
26:本体
27:ワーク
28:窪み
31:一方側端部
32:他方側端部
12:成形型
14:下型
15:上型
16:プレス機
17:支持機
20:凹部
21:側壁
22:上端縁
23:底部
24:凸部
25:先端部
26:本体
27:ワーク
28:窪み
31:一方側端部
32:他方側端部
Claims (4)
- 板状のワークに複数本の溝を成形する装置であり、
開閉可能な第1型と第2型を有する成形型と、
成形型とワークを溝長手方向に相対移動させる移動手段を備えており、
第1型には、複数本の溝に対応する複数個の凹部が列状に配されているとともに、移動方向後方側の側壁には各凹部と型外を連通する切欠きが設けられており、
第2型には、凹部の深さ方向を向いた凸部が複数個の凹部に対応して複数個が列状に配されており、
第1型と第2型の間に板状のワークが介在した状態で第1型と第2型を閉じると、第1型の各凹部に第2型の各凸部が入り込むことによって複数本の溝の成形開始端での成形を開始し、
その後に移動手段が成形型とワークを溝長手方向に相対移動させることによって、複数本の溝が長手方向に成形されることを特徴とする溝成形装置。 - 成形型とワークの相対移動方向が、移動中に変化することを特徴とする請求項1に記載の溝成形装置。
- 第1型の各凹部と第2型の各凸部の横断面形状が台形であることを特徴とする請求項1に記載の溝成形装置。
- 板状のワークに複数本の溝を成形する方法であり、
複数本の溝に対応する複数個の凹部が列状に配されているとともに、一方側の側壁には各凹部と型外を連通する切欠きが設けられている第1型と、凹部の深さ方向を向いた凸部が複数個の凹部に対応して複数個が列状に配されている第2型との間に板状のワークが介在した状態で、第1型と第2型を閉じる第1工程と、
第1型と第2型が閉じた状態で、第1型と第2型に対してワークを相対移動させる第2工程を備える溝成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004290920A JP2006102765A (ja) | 2004-10-04 | 2004-10-04 | 溝成形装置と溝成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004290920A JP2006102765A (ja) | 2004-10-04 | 2004-10-04 | 溝成形装置と溝成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006102765A true JP2006102765A (ja) | 2006-04-20 |
Family
ID=36373057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004290920A Pending JP2006102765A (ja) | 2004-10-04 | 2004-10-04 | 溝成形装置と溝成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006102765A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109622709A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-04-16 | 四川九洲电器集团有限责任公司 | 金属薄板鼓包成型装置 |
CN110434214A (zh) * | 2019-08-16 | 2019-11-12 | 重庆市鸿全电器制造有限公司 | 一种导电杯的加工工艺 |
CN110548803A (zh) * | 2016-12-02 | 2019-12-10 | 浙江盛达铁塔有限公司 | 凹模底座以及冲压机 |
-
2004
- 2004-10-04 JP JP2004290920A patent/JP2006102765A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110548803A (zh) * | 2016-12-02 | 2019-12-10 | 浙江盛达铁塔有限公司 | 凹模底座以及冲压机 |
CN109622709A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-04-16 | 四川九洲电器集团有限责任公司 | 金属薄板鼓包成型装置 |
CN110434214A (zh) * | 2019-08-16 | 2019-11-12 | 重庆市鸿全电器制造有限公司 | 一种导电杯的加工工艺 |
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