JP2006102055A - コードレス電源装置 - Google Patents

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宗玄 吉田
Saeko Tezuka
佐恵子 手塚
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龍太郎 島崎
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Abstract

【課題】壁等にコンセントを設けることなくワークトップ上に載置して電源として使用することができ、不使用時には取り除いて邪魔にならず、ワークトップ面をフラットにしてこれを広く使用することができるコードレス電源装置を提供すること。
【解決手段】少なくとも送電側の電磁誘導式1次コイル5と該1次コイル5に通電してこれを励磁するインバータ回路10を備える1次コイルユニット2と、少なくとも受電側の2次コイル17とコンセント部18を備えるコースター型アダプタ3とを、システムキッチン等のカウンターのワークトップ32を間に挟んで対向配置してコードレス電源装置1を構成する。ここで、コースター型アダプタ3は、これを電源として使用する際はワークトップ32上の所定位置に載置され、不使用時には取り除くことが可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、電磁誘導による電力伝送を利用したコードレス電源装置に関するものである。
例えば、キッチンの壁には、商用AC電源に接続されたコンセントが予め固設されており、キッチンカウンター上でミキサーやシェーカー等の調理家電品を使用する場合は、調理家電品から延びるコードをコンセントに差し込んで商用AC電源から電力供給を受けることが行われている。
ところで、電磁誘導による電力伝送を利用してコードレスを実現する提案が今までに種々なされている(例えば、特許文献1,2参照)。
例えば、特許文献1には、高周波磁界を発生する1次コイルを含む磁気発生部をトッププレートの下方に固設し、該磁気発生部の上方のトッププレート上に、2次コイルを内蔵した回転調理機器等の負荷部が載置されると、これを検知して1次コイルに通電し、該1次コイルと2次コイルとを電磁誘導結合させて負荷部側に給電する技術が開示されている。
又、特許文献2には、電話機等の電源として使用される2次電池(充電式電池)を、電磁誘導による電力伝送を利用して非接触で充電する充電装置が提案されている。
特許第2855929号公報 特開平8−163792号公報
例えば、キッチンにおいて、従来のように壁に固設されたコンセントにコードを差し込んで調理家電品を使用する場合には、キッチンカウンタ上での調理家電品の使用場所が壁のコンセントに近い位置に限定されるため、作業中の移動距離が増えて作業効率が悪いという問題がある。コンセントの位置から遠くてコードが届かない場所で調理家電品を使用するためには、延長コードを使用すれば良いが、延長コードがキッチンカウンターの作業スペースを制約したり、コードがコンロ等の熱機器に触れる可能性があるという問題が発生する。又、コードをその都度コンセントに差し込んだり、抜く作業が必要であるため、その手間が大変で、作業者に負担を強いることとなる。
そこで、特許文献1,2等に提案されているような電磁誘導による電力伝送を利用したコードレスを実現してコンセントを廃することが考えられるが、特許文献1,2に提案されている構成は、何れもワークトップ上に載置してコンセントを使用することができる構成にはなっていない。そして、特許文献1に記載された構成では、ワークトップ上に負荷部を置いて加熱等を行う場合には、1次側の磁気発生部が厚くて大きいために邪魔になるという問題がある。又、引用文献2に記載された構成では、ワークトップ面に凹部や位置決め突起が設けられているため、ワークトップに特別な加工が必要となるとともに、上面がフラットでないワークトップは、調理する場合やものを置く場合に不便となる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、壁等にコンセントを設けることなくワークトップ上に載置して電源として使用することができ、不使用時には取り除いて邪魔にならず、ワークトップ面をフラットにしてこれを広く使用することができるコードレス電源装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、少なくとも送電側の電磁誘導式1次コイルと該1次コイルに通電してこれを励磁するインバータ回路を備える1次コイルユニットと、少なくとも受電側の2次コイルとコンセント部を備えるコースター型アダプタとを、システムキッチン等のカウンターのワークトップを間に挟んで対向配置してコードレス電源装置を構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記コースター型アダプタは、これを電源として使用する際は前記ワークトップ上の所定位置に載置され、不使用時には取り除くことが可能であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記コースター型アダプタを電源として使用する際にこれを前記ワークトップ上に載置する前記所定位置は、前記ワークトップ上にマーキングされていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記コースター型アダプタに、少なくとも位置信号を発信する発信手段を設け、前記1次コイルユニットに、前記発信手段から発信される信号を受信する受信手段を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記受信手段が前記発信手段から発信される信号を受信すると、前記インバータ回路による前記1次コイルへの通電がなされて該1次コイルが励磁されて磁界を発生し、該1次コイルと前記2次コイルが電磁誘導結合されて1次コイル側から2次コイル側への送電が行われることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、前記インバータ回路による前記1次コイルへの通電がなされた後、前記コースター型アダプタのコンセント部に接続された負荷による電力消費が所定時間以上なされない場合には、前記1次コイルへの通電を停止することを特徴とする。
請求項1及び2記載の発明によれば、コースター型アダプタを電源として使用する場合には、これをワークトップ上の所定位置に載置すれば、送電側の1次コイルと受電側の2次コイルとの電磁誘導結合によって1次コイルユニットからコースター型アダプタへの送電がなされ、該コースター型アダプタのコンセント部から調理家電品等の負荷への給電が可能となるため、コードレスの電源装置が実現される。この結果、ワークトップ上の所定位置で調理家電品等の負荷を使用することができ、作業中の移動距離が短縮され、或はコードのコンセントへの抜き差し作業が省略されるため、調理作業等の効率向上を図ることができる。
又、コースター型アダプタを使用しない場合には、これをワークトップ上から取り除いておくことできるため、ワークトップ面をフラットにしてこれを広く使用することができる。
請求項3記載の発明によれば、コースター型アダプタを電源として使用する際にこれを前記ワークトップ上のマーキングに沿って所定位置に正しく載置することができ、該コースター型アダプタを1次ユニットとの間に大きな位置ずれを生じることなく常に正しく対向配置することができる。
請求項4及び5記載の発明によれば、発信手段からの信号を受信手段が受信することによって、コースター型アダプタが1次コイルユニットに対向する適正な位置にあることを確認した上で、インバータ回路による1次コイルへの通電がなされるようにしたため、1次コイルと2次コイルとの電磁誘導結合が確実になされて1次コイルユニット側からコースター型アダプタへの給電が安定的になされる。
請求項6記載の発明によれば、インバータ回路による1次コイルへの通電がなされた後、コースター型アダプタのコンセント部に接続された負荷による電力消費が所定時間以上なされない場合には、前記1次コイルへの通電を停止するようにしたため、無駄な電力消費が抑えられるとともに、安全性が高められる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るコードレス電源装置の一部を破断した斜視図、図2は同コードレス電源装置の基本構成図、図3は同コードレス電源装置の使用形態を示すシステムキッチンの部分斜視図である。
本実施の形態に係るコードレス電源装置1は、システムキッチン30において使用されるものであって、図1に示すように、システムキッチン30の水平な台31上に設置された1次コイルユニット2と、台31の上方のキッチンカウンター(以後、「ワークトップ」と称する)32上に取り外し可能に設置されたコースター型アダプタ3とを、ワークトップ32を間に挟んで対向配置して構成されている。ここで、ワークトップ32は、耐熱ガラスで構成されており、その全表面は凹凸の無い平坦な平面を形成している。
上記1次コイルユニット2は、磁気シールドされたハウジング4に送電側の電磁誘導式1次コイル5を組み込んで構成されており、ハウジング4の下部外周に設けられた複数の吸着パッド6によって台31上に固定されている。ここで、1次コイル5は、環状巻線によって構成されており、図2に示すように、その中心部には銅製の導電材7が設けられている。又、1次コイルユニット1は、ハウジング4の側部に接続されたコード8(図1参照)を介して家庭用のAC200V(50/60Hz)の商用電源9(図2参照)に接続されている。
又、1次コイルユニット2には、図2に示すように、前記1次コイル5に通電してこれを励磁するインバータ回路10を含む駆動回路が組み込まれている。
上記インバータ回路10は、周波数切替式であって、前記商用電源9からの交流を不図示の整流器で整流するとともに、不図示の平滑コンデンサで平滑化する。このインバータ回路10の出力端子間には2つのスイッチング素子11,12が直列に接続されており、これらのスイッチング素子11,12には2つの共振コンデンサ13,14が並列に接続されている。そして、2つのスイッチング素子11,12の接続点と2つの共振コンデンサ13,14の接続点には前記1次コイル5が接続されており、各スイッチング素子11,12と2つの共振コンデンサ13,14の接続点には、各スイッチング素子11,12を制御する制御回路15が接続されている。
尚、図示しないが、1次コイルユニット2には、前記コースター型アダプタ3に設けられた不図示の送信手段から発信される信号を受信する受信手段が設けられている。
他方、前記コースター型アダプタ3は、コースターに類似の扁平な矩形板状のケース16に受電側の2次コイル17を組み込むとともに、ケース16のコーナー部に形成された凸部16aに電源取り出し用のコンセント部18(図1参照)を設けて構成されており、図2に示すように、2次コイル17とコンセント部18とを結ぶ導線19には整流器20が設けられている。ここで、ケース16は磁気シールドされており、これに組み込まれた前記2次コイル17は、環状巻線によって構成されており、その中心部には銅製の導電材21が設けられている。
尚、図示しないが、コースター型アダプタ3には、当該コースター型アダプタ3の位置を示す位置信号や種別を示す識別信号(例えば、アダプタ3に付されたIDを示す信号)等を1次コイルユニット1側の前記受信手段に向かって発信する発信手段が設けられている。
ところで、後述のように、コースター型アダプタ3は、これを電源として使用する場合には前記ワークトップ32上の所定位置(図1に示すように、1次コイルユニット2に対向する位置)に載置されるが、ワークトップ32上の所定位置には、目印としてコースター型アダプタ3の外形形状に沿う矩形枠状のマーク33が付されており、このマーク33に合わせてコースター型アダプタ3をワークトップ32上の所定位置に正しく載置することができる。尚、コースター型アダプタ3を使用しない場合には、これをワークトップ32上から取り除いておくことができる。
而して、以上のように構成されたコードレス電源装置1の使用に際しては、図3に示すように、キッチンカウンタ32上に複数のコースター型アダプタ3を配置する構成も可能であり、各コースター型アダプタ3から電源供給を受けて例えばミキサー50やシェーカー51或は炊飯器52を動作させてこれらを調理に供することができる。即ち、ミキサー50とシェーカー51の使用に際しては、これらから延びるコード41,42の端部に設けられたプラグ43,44を各コースター型アダプタ3のコンセント部18(図1参照)に差し込み、炊飯器52の使用に際しては該炊飯器52をコースター型アダプタ3上に載せることによって、ミキサー50やシェーカー51或は炊飯器52に通電してこれらを使用することができる。尚、図示していないが、ワークトップ32上の各コースター型アダプタ3の下方には、これらに対向する1次コイルユニット2(図1及び図2参照)が配置されている。
次に、本発明に係るコードレス電源装置1の動作手順を図4に示すフローチャートに従って説明する。
当該コードレス電源装置1の操作が開始されると、コースター型アダプタ3を図1に示すようにワークトップ32上の前記マーク33が付された所定位置(1次コイルユニット2の真上)に載置する(ステップS1)。この状態では、コースター型アダプタ3の真下に1次コイルユニット2が位置している。そして、コースター型アダプタ3側の発信手段から位置信号や識別信号等を1次コイルユニット2に向かって発信し(ステップS2)、その信号が1次コイルユニット2側の受信手段によって受信されたか否かが判断される(ステップS3)。
コースター型アダプタ3が1次コイルユニット2の直上の所定位置に正しく位置している場合には、1次コイルユニット2側の受信手段による信号の受信がなされる(ステップS3での判断結果がYes)ため、コースター型アダプタ3側の発信手段からの信号の発信が停止される(ステップS4)。これに対して、1次コイルユニット2とコースター型アダプタ3との間に位置ずれが生じている場合には、1次コイルユニット2側の受信手段による信号の受信がなされない(ステップS3での判断結果がNo)ため、1次コイルユニット2側の受信手段による信号の受信がなされるまでコースタ型アダプタ3をワークトップ32上で移動させてその位置を調整し(ステップS5)、両者の位置を一致させる。
而して、1次コイルユニット2とコースター型アダプタ3の位置が一致したために発信手段からの信号の発信が停止される(ステップS4)と、1次コイルユニット2側の商用電源9、インバータ回路10、スイッチング素子11,12、共振コンデンサ13,14及び制御回路15によって構成される駆動回路によって1次コイル5に通電がなされる(ステップS6)。すると、1次コイル5が高周波発振によって励磁され、導電材7から図2に示すような高周波の磁束が発生し、この磁束の領域にコースター型アダプタ3の2次コイル17が配置されることによって、電磁誘導の原理に従って2次コイル17の導線19に電流が流れ、この電流は、整流回路20によって整流され、コンセント部18から1次側の商用電源9と同じ200V(50/60Hz)の電源として取り出してこれを各種調理家電品の駆動に供することができる(ステップS7)。即ち、図3に示すように、例えばミキサー50から延びるコード41の端部に取り付けられたプラグ43をコースター型アダプタ3のコンセント部18(図1及び図2参照)に差し込めば、ミキサー50に給電されて該ミキサー50が駆動されて使用される。
以上のように、本発明に係るコードレス電源装置1は、トランスとして実質的に機能し、送電側の1次コイル5と受電側の2次コイル17を対面させて両者を電磁誘導結合させることによって、電磁誘導による電力伝送を実現したものであって、受電側のコースター型アダプタ3のコンセント部18に調理家電品等の負荷を接続してこれに給電することができる。
上述のようにコースター型アダプタ3のコンセント部18に調理家電品が接続されてこれが使用されている状態において、この調理家電品が使用中であるか否かが電力消費の有無によって判断され(ステップS8)、調理家電品の使用が終了して電力消費がなされない場合(ステップS8での判断結果がNoである場合)には、その状態が所定時間(例えば10分)経過したか否かが判断される(ステップS9)。調理家電品の使用が終了して電力消費がなされない状態が所定時間継続すると(ステップS9の判断結果がYes)、1次コイル5への通電を停止し(ステップS10)、それ以外の場合(ステップS8での判断結果がYes又はステップS9での判断結果がNoである場合)には、1次コイル5への通電が継続してなされる。
而して、調理家電品の使用が終了して電力消費がなされない状態が所定時間継続したために1次コイル5への通電が停止される(ステップS10)と、当該コードレス電源装置1を続けて使用するか否かを判断し(ステップS11)、続けて使用しない場合(ステップS11での判断結果がNoである場合)には、コースター型アダプタ3をキッチンカウンタ32から取り除いてこれを不図示のコースタースタンドに立てて保管し(ステップS12)、操作を終了する(ステップS13)。これに対して、当該コードレス電源装置1を続けて使用する場合(ステップS11での判断結果がYesである場合)には、以上の一連の動作が繰り返される。
以上のように、本実施の形態に係るコードレス電源装置1によれば、送電側の1次コイル5と受電側の2次コイル17との電磁誘導結合によって1次コイルユニット2からコースター型フダプタ3への送電がなされ、該コースター型アダプタ3のコンセント部18から調理家電品等の負荷への給電がなるため、コードレスの電源装置が実現される。この結果、ワークトップ32上の所定位置で調理家電品等の負荷を使用することができ、作業中の移動距離が短縮され、或はコードのコンセントへの抜き差し作業が省略されるため、調理作業等の効率向上を図ることができる。
そして、コースター型アダプタ3を電源として使用する際にこれをワークトップ32上のマーク33に沿って所定位置に正しく載置することができるため、該コースター型アダプタ3を1次ユニット2との間に大きな位置ずれを生じることなく常に正しく対向配置することができる。
又、本実施の形態では、コースター型アダプタ3側の発信手段からの信号を1次コイルユニット2側の受信手段が受信することによって、コースター型アダプタ3が1次コイルユニット2に対向する適正な位置にあることを確認した上で、インバータ回路10を含む駆動回路による1次コイル5への通電がなされるようにしたため、1次コイル5と2次コイル17との電磁誘導結合が確実になされて1次コイルユニット2側からコースター型アダプタ3への給電が安定的になされる。
他方、コースター型アダプタ3を使用しない場合には、これをワークトップ32上から取り除いておくことできるため、ワークトップ32面をフラットにしてこれを広く使用することができ、作業スペースが拡大されて作業性が改善され、一層高い作業効率が確保される。
更に、本実施の形態によれば、インバータ回路10を含む駆動回路による1次コイル5への通電がなされた後、コースター型アダプタ3のコンセント部18に接続された負荷による電力消費が所定時間以上なされない場合には、1次コイル5への通電を停止するようにしたため、無駄な電力消費が抑えられるとともに、安全性が高められる。
尚、本発明に係るコードレス電源装置1において、コースター型アダプタ3を取り除いてその箇所に鍋等を載置すれば、当該電源装置1はIHヒータとしても機能する。このため、1次コイルユニット2のインバータ回路10は、前述のように周波数切替式となっており、コードレス電源装置1を「電源」として使用する場合と「IHヒータ」として使用する場合とで出力周波数を60Hz/20kHzに切り替えることができる。
ところで、以上の実施の形態では、1次コイルユニット2を固定式として説明したが、これを自由に移動可能な可動式とすれば、この一次コイルユニット2に対向するコースター型アダプタ3をワークトップ32上の任意の位置に載置することができ、可動式のコードレス電源装置が実現される。この場合、1次コイルユニット2をコースター型アダプタ3に追従させて自動的に移動させる構成を採用すれば、当該コードレス電源装置1の利便性が更に高められる。
本発明に係るコードレス電源装置は、システムキッチン等の他、家庭内のリビングやダイニングを含む他の任意の場所で使用して前記と同様の効果を奏することができる。
本発明に係るコードレス電源装置の一部を破断した斜視図である。 本発明に係るコードレス電源装置の基本構成図である。 本発明に係るコードレス電源装置の使用形態を示すシステムキッチンの部分斜視図である。 本発明に係るコードレス電源装置の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コードレス電源
2 1次コイルユニット
3 コースター型アダプタ
4 ハウジング
5 1次コイル
6 吸着パッド
7 導電材
8 コード
9 商用電源
10 インバータ回路
11,12 スイッチング素子
13,14 共振コンデンサ
15 制御回路
16 ケース
17 2次コイル
18 コンセント部
19 導線
20 整流器
21 導電材
30 システムキッチン
31 台
32 キッチンカウンター(ワークトップ)
33 マーク
41,42 コード
43,44 プラグ
50 ミキサー(負荷)
51 シェーカー(負荷)
52 炊飯器(負荷)

Claims (6)

  1. 少なくとも送電側の電磁誘導式1次コイルと該1次コイルに通電してこれを励磁するインバータ回路を備える1次コイルユニットと、少なくとも受電側の2次コイルとコンセント部を備えるコースター型アダプタとを、システムキッチン等のカウンターのワークトップを間に挟んで対向配置して構成されることを特徴とするコードレス電源装置。
  2. 前記コースター型アダプタは、これを電源として使用する際は前記ワークトップ上の所定位置に載置され、不使用時には取り除くことが可能であることを特徴とする請求項1記載のコードレス電源装置。
  3. 前記コースター型アダプタを電源として使用する際にこれを前記ワークトップ上に載置する前記所定位置は、前記ワークトップ上にマーキングされていることを特徴とする請求項1又は2記載のコードレス電源装置。
  4. 前記コースター型アダプタに、少なくとも位置信号を発信する発信手段を設け、前記1次コイルユニットに、前記発信手段から発信される信号を受信する受信手段を設けたことを特徴とする1〜3の何れかに記載のコードレス電源装置。
  5. 前記受信手段が前記発信手段から発信される信号を受信すると、前記インバータ回路による前記1次コイルへの通電がなされて該1次コイルが励磁されて磁界を発生し、該1次コイルと前記2次コイルが電磁誘導結合されて1次コイル側から2次コイル側への送電が行われることを特徴とする請求項4記載のコードレス電源装置。
  6. 前記インバータ回路による前記1次コイルへの通電がなされた後、前記コースター型アダプタのコンセント部に接続された負荷による電力消費が所定時間以上なされない場合には、前記1次コイルへの通電を停止することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のコードレス電源装置。
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