JP2006101761A - 緑化用プランタ - Google Patents

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Abstract

【課題】緑化用プランタを所定の形状として、その敷設作業を容易とすることにある。
【解決手段】複数の籾殻を結合剤で互いに結合して形成され、植物を載置する表面12と、他の部材と当接する当接面6と、敷設される箇所と当接する敷設面2とを備える緑化用プランタ14であって、当接面6と敷設面2との接合部位には切欠き部4が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、緑化用プランタに関する。例えば、緑化したい場所に複数個ならべて敷設する緑化用プランタに関する。
上述の緑化用プランタの従来例として、複数の籾殻を結合剤で互いに結合させてシート形状に形成したものがある(特許文献1を参照。)。個々の緑化用プランタは運搬可能な大きさに形成され、その表面には、芝生シートが固定されている。使用時には複数個の緑化用プランタが敷設される。
芝生シートは、その根が張った土(客土層)ごとシート状に切り取られたものである。芝生シートを緑化用プランタ上に配置した状態で放置しておくと、緑化用プランタの内部にまで芝生の根が張った状態(活着した状態)となり、緑化用プランタ表面に芝生シートが固定されることとなる。
そして、緑化用プランタを緑化したい場所に運搬し、複数の緑化用プランタを並べて敷設する。これにより、緑化したい場所に芝生等を直接植える場合と比較して、その場所を短期間で緑化することができる。
特開2003−325037号公報
この緑化する場所では、その美感上、緑化用プランタを隙間なく隣接させて敷設することが必要である。しかし緑化する場所には小石などがあり、この小石などのためにシート形状の緑化用プランタ間に隙間があいてしまう。このため、緑化用プランタの敷設作業の前に緑化する場所から小石などを取除く必要があり、その敷設作業に若干手間がかかっていた。
また、緑化用プランタに芝生を活着させる際には、芝生の生育状態を揃えるため、緑化用プランタを複数個ならべて放置しておく。このとき、隣り合う緑化用プランタ同士が芝生の根によって連結してしまうことがあった。これは、緑化用プランタから露出した客土層より芝生の根が伸びていき、他の緑化用プランタの客土層内にも入り込んでしまうためである。このため、緑化用プランタ同士を連結する根を運搬前に切り取る必要があった。
本発明は上述した点に鑑みて創案されたものである。すなわち本発明が解決しようとする課題は、緑化用プランタを所定の形状として、その敷設作業を容易とすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の各発明は次の手段をとる。
先ず第1の発明に係る緑化用プランタは、複数の籾殻を結合剤で互いに結合して形成され、植物を載置する表面と、他の部材と当接する当接面と、敷設される箇所と当接する敷設面とを備える緑化用プランタであって、当接面と敷設面との接合部位には切欠き部が形成されている。
第1の発明に係る緑化用プランタには、他の部材と接触する当接面が形成されている。また、当接面と敷設面との接合部位には切欠き部が形成されている。他の部材と当接面を接触させた状態の緑化用プランタには、当接面と敷設面との接合部位に切欠き部の分だけの隙間が生じる。このため、緑化用プランタと他の部材とを並べて敷設すると、小石等がこの隙間に入り込むことになる。
次に第2の発明に係る緑化用プランタは、第1の発明に係る緑化用プランタであって、植物を載置する表面には、敷設面に向かって凹形状となった収納部が形成されている。
第2の発明では、植物を収納するための収納部が緑化用プランタに形成されている。なお収納部に植物を収納する時期は、緑化用プランタを敷設する前と後のいずれでもよい。
上述した本発明によれば、次の効果を得ることができる。
先ず第1の発明によれば、当接面と敷設面との接合部位に形成された切欠き部に小石等が入り込む。このため、小石等があったとしても緑化用プランタと他の部材とを隙間なく隣接させた状態で敷設することができる。
次に第2の発明によれば、収納部に植物を収納することで、緑化用プランタの表面外周から植物が離間して配置されることとなる。表面外周から植物が離間して配置されるだけ、他の緑化用プランタとの間の距離が長くなる。距離が長くなる分、他の緑化用プランタに植物の根が届くための生育期間が長くなるので、従来のように緑化用プランタ同士が植物の根で互いに絡まることなく出荷できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。図1〜図3は実施例1であり、図4〜図6は実施例2であり、図7〜図10は実施例3である。なお図3,図8,図10では、その内部の籾殻を省略して緑化用プランタを表すこととする。
各実施例に係る緑化用プランタ14,24(24a),34(34a)は、「植物」を活着させた状態で運搬され、「緑化する場所」に複数個ならべて敷設して使用するものである。また植物は、その根が張り巡らされた土(「客土層」)と一体的になったものである。
なお「植物」としては、例えば、タマリュー,日本芝,西洋芝などの一年草や、オオマツ,ヨイグサなどの二年草や、省管理型コウライシバ(TM9),アルファルファ,セダムなどの多年草がある。多年草として、高木(喬木)と低木(潅木)の何れも含む。また洋茎や和茎などのラン科植物,サボテンなどの多肉植物,木本植物,球根,観葉植物,地衣植物,水生植物,温室植物,斑入植物,つる性植物,ヤシ科植物、高山植物,シダ植物,地這植物も「植物」に含まれる。なお「植物」は、発芽後の状態でもよく、種子の状態でもよい。
「緑化する場所」としては、例えば、公園,グランド,駐車場,ビアホール,アウトドアイベント会場のなどの野外や、ベランダ,屋根などの屋上や、イベント会場内部,室内などの屋内がある。
「客土層」としては、例えば、黒土,赤玉土,川砂,鹿沼土,桐生砂,浅間砂,富士砂,バーミキュライト,ゼオライトなどの鉱物性用土や、腐葉土,ピートモス,バーク堆肥などの植物性用土がある。また「客土層」は、一種類のみの用土で構成されていてもよく、二種類以上の用土が混合して構成されていてもよい。
実施例1に係る緑化用プランタ14を図1〜図3に基づいて説明する。
図1は芝生シートと緑化用プランタとの関係図、図2は図1のII−II線断面図、図3は芝生シートを活着させた状態の緑化用プランタの一部断面図である。
なお図1,3の芝生シート16は、本来の生育場所から客土層ごとシート状に切り取られた日本芝(又は西洋芝)である。
[緑化用プランタの外観]
本実施例に係る緑化用プランタ14は直方体の部材である。図1の緑化用プランタ14は、その横幅寸法Tyが300mm、縦幅寸法Weが380mm、高さ寸法Taが25mmに設定されている。この緑化用プランタ14は、図3の通り、敷設面部2を載置面20に向けた状態で緑化用プランタ14が敷設される。
図2に示す表面部12には、直方体状(凹状)の収納部10が穿設され、その周囲には縁部8が形成されている。
収納部10は、上述の芝生シート16(図1を参照。)を収納できる寸法(幅寸法tsや収納寸法tnなど)を有している。この収納部10は、内側面部17,17と底面部18とからなる。
また、図3に示す縁部8の幅寸法weは、少なくとも、活着期間を考慮して水平方向に芝生の根が生育する長さ寸法よりも大きく設定されている。
また、外側面部5の当接面部6と敷設面部2との接合部位には、載置面20に対して傾斜角度θで傾斜した面取部4が形成されている。
更に当接面部6と面取部4との接合位置5aは、図2の断面で見て、収納部10の底面部18よりも敷設面部2寄りに形成されている。このため、収納部10の内側面部17と当接面部6との間の厚みは、その強度を確保するために一定(縁部8の幅寸法weと同一)に形成されている。なお接合位置5aは、少なくとも底面部18と同位置か若しくはそれよりも敷設面部2寄りに形成されていればよい。
並べて敷設された二つの緑化用プランタ14,14aには、図3に示す通り、各面取部4,4aの間に隙間部19が形成されている。この隙間部19は、載置面20の表面状況に応じてその大きさが設定される。つまり隙間部19の底面幅は、面取部4の傾斜角度θを調整して大きく又は小さく設定される。また隙間部19の高さ寸法は、接合位置5aの位置を調整してを高く又は低く設定される。
[緑化用プランタの材質]
緑化用プランタ14の材質は、籾米の外被である籾殻である。つまり緑化用プランタ14は、複数の籾殻を結合剤で互いに結合させて上述の形状に成形したものである。
籾殻は粒状であるため、複数の籾殻を密集させても籾殻同士の間には空気や水が通る隙間ができる。このため、その内部に隙間が形成された緑化用プランタ14は、透水性や通気性を備えたものとなっている。また、芝生の根が張り巡らされるのに適した隙間を有することにもなる。また、籾殻内部は空洞状であり、外部から供給された水が外部にそのまま流出することなく留まる。このため籾殻製の緑化用プランタ14は芝生の根の生育に適した保水性を有する。
この緑化用プランタ14の備える透水性や通気性は、隙間のないウレタン等の樹脂で形成された従来品よりも植物の生育に適したものである。また緑化用プランタ14の備える保水性は、その繊維内部が密のフェルト繊維やヤシ繊維と比較して高い。また一つ一つのチップが籾殻と比較して大きい木質チップでは、隙間から水が流出しやすく必要とされる保水性が得られない。
特に、籾殻製の緑化用プランタ14は、木質チップやヤシガラ製のものと比較して腐りにくい。このため籾殻製の緑化用プランタ14は、より長い期間芝生シート16の生育基盤として機能することとなる。
なお活着作業前には、必要に応じて緑化用プランタ14に加熱処理を施す。例えば、蒸気等で加熱処理し、緑化用プランタ14の殺菌や殺虫や殺草などを行う。
なお、籾殻を薫蒸して炭化したクンタンが含まれた緑化用プランタ14であってもよいまた籾殻のかわりにクンタンで形成された緑化用プランタ14であってもよい。クンタンを含む緑化用プランタ14は、クンタンに由来するリン酸とカリ分を多く含む。また炭化した部分の吸着作用によって客土層中の有害物質を吸着除去するため、芝生の根の生育が促進される。
また、使用される「結合剤」としては、接着剤,ポリウレタン等の樹脂,高吸水性ポリマー,透水性セメントなどがある。「接着剤」としては、例えば、デンプン,にかわ,カゼイン,天然ゴム,セラック,タール等の天然系接着剤、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂やゴム等の有機接着剤、珪酸ソーダがある。
また、熱をかけることで溶融する熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂が「結合剤」として好ましい。つまり、粉状や粒状となった熱可塑性樹脂等と籾殻とを混合して緑化用プランタ14を加熱成形する。成形時の熱により、発芽可能な籾殻や紛れ込んだ玄米の発芽能力を喪失させることができるためである。粉状や粒状の熱可塑性樹脂等は、液体状の接着剤と比較して籾殻と均等に混合しやすい。特に、脂肪族ポリエステルやポリ乳酸などの生分解性を有する熱可塑性樹脂が好ましい。生分解性の熱可塑性樹脂で籾殻を結合した緑化用プランタ14は、土中の微生物により全て分解されるため、環境にもやさしいものとなる。
[緑化用プランタの作用効果]
先ず、図3に示す通り、緑化用プランタ14と緑化用プランタ14aとを接触させて並べる。緑化用プランタ14の当接面部6は、緑化用プランタ14aの当接面部6aと面接触した状態となる。一方、緑化用プランタ14の面取部4と緑化用プランタ14aの面取部4aとの間には隙間部19が形成される。この隙間部19に、載置面20に落ちている小石21などが入り込むこととなる。このため、載置面20に小石21などがあったとしても緑化用プランタ14,14a同士を隙間なく隣接させた状態で敷設できる。
次に、芝生シート16を収納部10に収納する。収納部10の周囲は縁部8で囲われている。このため、収納された状態の芝生シート16は、緑化用プランタ14の表面部12外周から縁部8の幅寸法weだけ離間して配置されることとなる。表面部12外周から芝生シート16が離間して配置されるだけ、他の緑化用プランタ14aとの間の距離が長くなる。距離が長くなる分、他の緑化用プランタ14aに芝生の根が届くための生育期間がなるので、緑化用プランタ14aに芝生の根が入り込むことを防止又は低減することができる。このため、従来のように緑化用プランタ同士が植物の根で互いに絡まることなく出荷できる。
更に、芝生シート16を収納部10の内側面部17,17が支えるため、図3で見て左右に芝生シート16がズレることがない。また、緑化用プランタ14を手で抱えたり、車椅子に乗せて持ち運ぶ場合にも、その際に生じる揺れや振動で緑化用プランタ14から芝生シート16がズレることを防止または低減できる。また、芝生シート16の客土層表面から用土がくずれ落ちることを防止又は低減できる。
次に、収納部10に対応する外側面部5には部分的に厚みの薄い箇所がない。このため、対応する外側面部5の強度にはムラが生じず一定となる。このため外側面部5に外力が加わることで、強度の低い部分が破壊されることを防止することができる。特に、その内部に空隙が形成されている籾殻製の外側面部5が、その強度の低い部分で破断することを防止できる。
次に、緑化用プランタ14では、図3に示す通り、収納部10の底面部18と内側面部17との両者に芝生シート16が活着した状態となっている。つまり、垂直方向のみ活着される従来品よりも、その活着度合いが高い(活着率が高い)ものとなる。活着率の高い芝生シート16は、その根からの養分吸収がスムーズに行なわれる。また芝生シート16の厚み面16aは、収納部10の内側面部と接した状態であるため、乾燥しにくい状態となっている。このため、緑化用プランタ14施工時に芝生の根が受けるストレスを軽減し、その植え痛みを防止することができる。また、緑化用プランタ14を敷設した後に芝生シート16を養生する手間が、低面部のみで植物と活着する(活着率が低い)従来品と比較して少なくてすむ。
次に実施例2にかかる緑化用プランタ24を図4〜図6に基づいて説明する。図4及び図6は緑化用プランタの別の例の斜視図、図5は植物を配置した別の例の緑化用プランタの一部断面図である。なお図5の緑化用プランタは、図4のV−V線断面に相当する。
緑化用プランタ24は直方体の板部材であり、表面部12と,外側面部5と,敷設面部2とを有する。表面部12には、収納部10aと縁部8とが形成されている。また外側面部5には、当接面部6と面取部4とが形成され、互いに接合位置5aで連接している。なお図面上、一つの収納部10aのみに符号を付すこととする。
つまり緑化用プランタ24の基本的構成は上述の緑化用プランタ14の基本的構成と同一である。よって緑化用プランタ14と同一の構成部分には同一の符号を付し、その詳細説明を省略する。
緑化用プランタ24が緑化用プランタ14と異なっている点は、収納部10aの形状である。つまり、緑化用プランタ24には、図3の通り、略円筒形状の収納部10aが8個形成されている。収納部10aの筒深さ寸法to及び収納部10aの径寸法は、収納される植物26の大きさによって適宜変更される。
緑化用プランタ24によれば、収納部10aが円筒形状であるため、角部がある場合と比較して植物26と収納部10aとの間に隙間ができにくい。隙間ができにくい分、植物26の活着率が高まる。また、6つの収納部10aにそれぞれ異なる植物を収納することもできる。
また図6の緑化用プランタ24aには二つの収納部10bが形成されており、各収納部10b,10bには四つの誘導溝部10cが90度間隔で形成されている。この誘導溝部10cの形状及び寸法は、収納部10b内に収納された植物の葉や茎などに対応して設定されることとなる。
例えば、タイトゴメやツルマンネングサなど葉や茎が地面を這って生育していく地這植物がある。またキュウリなどの植物を地面に這わせて生育することで気温上昇時や乾燥時に受ける害を少なくする地這栽培が一般に行なわれている。このような地這植物の生育や地這栽培において、植物の伸びた葉や茎を誘導溝部10cに収納することでその育成方向を調節することができる。
次に実施例3にかかる緑化用プランタ34を図7〜図10に基づいて説明する。図7は緑化用プランタを設置面側から見た斜視図、図8及び図10は緑化用プランタの一部断面図、図9は緑化用プランタと樹脂製のプランタとの関係を示した図である。
緑化用プランタ34は直方体の板部材であり、表面部12と,外側面部5と,敷設面部2aとを有する。表面部12には、収納部10と縁部8とが形成されている。また外側面部5には、当接面部6と面取部4とが形成され、互いに接合位置5aで連接している。
つまり緑化用プランタ34の基本的構成は上述の緑化用プランタ14の基本的構成と同一である。よって緑化用プランタ14と同一の構成部分には同一の符号を付し、その詳細説明を省略する。
緑化用プランタ34が緑化用プランタ14と異なっている点は、金型を用いて成形する際に、敷設面部2aを縁どりしてその内部を凹状部2cにしたことである。また縁取りの四隅に台部2bを形成したことである。
図8の緑化用プランタ34の台部2bは、長さ寸法dnが70mmで幅寸法dwが30mmに設定されている。また台部2bと凹状部2cとの高低差s1は2.3mmである。台部2bと縁取りとの高低差s2は1.6mmである。
この緑化用プランタ34を、図2のような状態で載置しておくと、表面部12の方が敷設面部2aよりも乾燥しやすいため、緑化用プランタ34の縁が表面部12に向けて反り返る場合がある。このとき、凹状部2c中央付近が載置面に対して突出した状態となるが、四つの台部2bと凹状部2cとには高低差s1があるため、四つの台部2bと載置面とは接地したままとなる。このため反り返った状態の緑化用プランタ34であっても、敷設した際のガタつきを防止又は低減できる。また金型を用いて形成する場合、その条件によっては凹状部2cに凹凸ができる場合があるが、そのような場合にも高低差s1によって凹凸分の寸法誤差を吸収することができる。
また載置した状態の緑化用プランタ34では、台部2bと凹状部2cとの高低差s1分の隙間があくため、敷設面部2aと載置面20との間に小石21(図3を参照。)などがあっても安定して敷設できる。
また図9に示すように、緑化用プランタ34aを樹脂製のプランタ36に嵌め込んでもよい。緑化用プランタ34aの縁が樹脂製のプランタ36に嵌め込まれて固定されているため、緑化用プランタ34aに求められる強度が確保でき、その反り返りも防止又は低減できる。
なお図10の嵌め込み時においては、緑化用プランタ34aの敷設面部2に形成された溝部35に樹脂製のプランタ36の剣山状の針38が刺さった状態となる。
[その他の実施の形態]
本発明に係る緑化用プランタ14,24(24a),34(a34)は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その他各種の実施の形態を取り得る。
先ず、略四角の凸部の枠を表面部12に形成してもよい。この略四角の凸部で囲まれた内部が収納部10となる。この場合、収納部10の底面部18は縁部8と面一となる。
また芝生シート16の表面積を緑化用プランタ14の表面部12の表面積よりも小さく形成した場合には、収納部10を表面部12に形成する必要はない。つまり、芝生シート16を表面部12中央位置に配置することで、芝生シート16と表面部12の外周とが離間状態となる。
また当接面部6と内側面部17との間の厚みは、その強度を確保していれば一定でなくともよい。例えば、当接面部6と内側面部17との間の厚みが、縁部8から底面部18に向けて徐々に厚くなっていてもよい。
次に、緑化用プランタ14等の形状は適宜変更できる。例えば、図1及び図4の上側から見て三角形や四角形や六角形などの多角形状の緑化用プランタ14等であってもよい。
また緑化用プランタ14等の寸法も適宜変更できる。例えば、図3に示す緑化用プランタ14の高さ寸法Taを緑化用プランタ14aよりも高くしてもよい。この場合、隣接して緑化用プランタ14、14aを並べると階段状に段差が形成されることとなる。
また収納部10,10aの形状も適宜変更可能である。三角形や四角形や星形など異なる形状の収納部10aでもよく、形状の異なる収納部10aを混在させて形成してもよい。また、収納部10aの個数も適宜変更できる。例えば、収納される植物が大きい場合には、収納部10aの径を大きくして表面部12に1個〜7個形成する。収納される植物が小さい場合には、収納部10aの径を小さくして表面部12に8個よりも多く形成する。
また、緑化用プランタ24aの誘導溝部10cの形状や寸法も適宜変更可能である。
また、緑化用プランタ34の敷設面部2aの形状も適宜変更可能である。図7では、敷設面部2aを縁取りしたが、必ずしも縁取りする必要はなく台部2bのみが形成されていてもよい。台部2bの形状も、図7のように略L字形ばかりでなく、三角や丸など適宜変更できる。
また、樹脂製のプランタ36に針38を設けず、ただ緑化用プランタ34aを嵌め込むだけでもよい。この場合には、緑化用プランタ34aの敷設面部2に溝部35を形成する必要はなく面一となっていてもよい。
次に、面取部4と当接面部6とは、緑化用プランタ14等の全ての側面に設ける必要はない。例えば、緑化用プランタ14等を図3で見て左右方向にのみ配列する場合には、図3の左右の側面のみに面取部4と当接面部6とを形成するだけでよい。
また面取部4の形状は、図2の断面で見て階段状に形成されていてもよい。また、面取部4のように直線状の傾斜のほか、円弧状に傾斜が付されていてもよい。また面取部4は、緑化用プランタ14等の外側面部5の一部にのみ形成されているだけでもよい。
次に、収納部10,10a,10bに客土層となる用土のみを収納することもできる。この場合、用土の上に植物の種を直接播くことになる。
なお緑化用プランタ14等は、図3のように載置面20に載置するばかりでなく、壁などに斜めに立てかけて使用することも可能である。
実施例1の緑化用プランタと芝生シートとの関係図である。 図1のII−II線断面図である。 芝生シートを配置した実施例1の緑化用プランタの一部断面図である。 実施例2の緑化用プランタの斜視図である。 植物を配置した実施例2の緑化用プランタの一部断面図である。 実施例2の緑化用プランタの別の例の斜視図である。 実施例3の緑化用プランタをその敷設面部から見た場合の斜視図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 実施例3の緑化用プランタの別の例と樹脂製のプランタとの関係図である。 実施例3の緑化用プランタの別の例の一部断面図である。
符号の説明
2,2a 敷設面部
2c 凹状部
2b 台部
4,4a 面取部
5 外側面部
5a 接合位置
6 当接面部
8 縁部
10,10a,10b 収納部
10c 誘導溝部
12 表面部
14,24,24a,34,34a 緑化用プランタ
16 芝生シート
16a 芝生シートの厚み面
17 内側面部
18 底面部
19 隙間部
20 載置面
21 小石
26 植物
35 溝部
36 樹脂製のプランタ
38 針

Claims (2)

  1. 複数の籾殻を結合剤で互いに結合して形成され、
    植物を載置する表面と、他の部材と当接する当接面と、敷設される箇所と当接する敷設面とを備える緑化用プランタであって、
    前記当接面と前記敷設面との接合部位には切欠き部が形成されていることを特徴とする緑化用プランタ。
  2. 請求項1に記載の緑化用プランタであって、
    前記植物を載置する表面には、前記敷設面に向かって凹形状となった収納部が形成されていることを特徴とする緑化用プランタ。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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