JP2006101684A - 電源回路および電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通常動作時に使用する通常電源がオフしたときでも、バックアップ系統の電源が効果的に動作可能な電源回路を提供する。
【解決手段】 電源回路は、通常動作時に回路部(13)に第1電圧を供給するA電源系統と、A電源系統が異常時に瞬時に動作し、回路部に第1電圧を供給するバックアップ用(B)電源系統とを有する。B電源系統は、第1電圧と同等の第2電圧を出力するレギュレータ(22A)と、回路部(13)に印加される電圧を検出し、検出した電圧をレギュレータ(22A)に帰還する帰還回路(26)とを有する。レギュレータ(22A)は、帰還回路(26)で検出した電圧が第1電圧より低下しているとき、回路部(13)に印加される電圧が第1電圧になるように出力電圧を調整する。
【選択図】 図5
【解決手段】 電源回路は、通常動作時に回路部(13)に第1電圧を供給するA電源系統と、A電源系統が異常時に瞬時に動作し、回路部に第1電圧を供給するバックアップ用(B)電源系統とを有する。B電源系統は、第1電圧と同等の第2電圧を出力するレギュレータ(22A)と、回路部(13)に印加される電圧を検出し、検出した電圧をレギュレータ(22A)に帰還する帰還回路(26)とを有する。レギュレータ(22A)は、帰還回路(26)で検出した電圧が第1電圧より低下しているとき、回路部(13)に印加される電圧が第1電圧になるように出力電圧を調整する。
【選択図】 図5
Description
本発明は電源回路と、その電源回路から給電される電子装置に関するものであり、特に、バックアップ系統を備えた電源回路と、その電源回路から給電される電子装置に関する。
ディジタル機器等の電子装置(電子機器)において、電源オフ(遮断)や、電源電圧、電流が不安定になったとき、たとえば、一瞬の電圧低下(瞬断)など、正常に給電できなくなると、下記の述べる問題が発生する事が多い。
(1)電源電圧が低下し、電子機器各部の動作電圧が不足すると、たとえば、電子機器内のRAMからのプログラムやデータの読み値が異常な値となったり、電子機器内のCPUの動作が不安定になったりして、電子機器が暴走する場合がある。また、フラッシュ・メモリやディスクなど、記録メディアに異常な情報を記録してしまう可能性もある。
(2)フラッシュ・メモリ等は、例えば、EEPROMであり、電源オフ時に保持すべき処理データを退避させるため制御部としてのCPUからの命令を受けて書き込みを実行するのに、しばらく電源が保たれる必要がある。その期間、電源が維持できないと、フラッシュ・メモリ等の内部のデータが破損する可能性がある。
このような問題の発生を防止するため、電源オフ動作終了まで、メモリのデータの退避処理を行う期間など、電源がオフになるときも、その後しばらく電源を供給させる必要がある。
(1)電源電圧が低下し、電子機器各部の動作電圧が不足すると、たとえば、電子機器内のRAMからのプログラムやデータの読み値が異常な値となったり、電子機器内のCPUの動作が不安定になったりして、電子機器が暴走する場合がある。また、フラッシュ・メモリやディスクなど、記録メディアに異常な情報を記録してしまう可能性もある。
(2)フラッシュ・メモリ等は、例えば、EEPROMであり、電源オフ時に保持すべき処理データを退避させるため制御部としてのCPUからの命令を受けて書き込みを実行するのに、しばらく電源が保たれる必要がある。その期間、電源が維持できないと、フラッシュ・メモリ等の内部のデータが破損する可能性がある。
このような問題の発生を防止するため、電源オフ動作終了まで、メモリのデータの退避処理を行う期間など、電源がオフになるときも、その後しばらく電源を供給させる必要がある。
電源オフ時に、たとえば、メモリ、CPUなど電子装置内の回路の動作完了までしばらく残っていて欲しい電圧を供給する為に、たとえば、従来は、下記のごとく対策を講じていた。
図1に図解したように、たとえば、5Vの電源11と、たとえば、2.5Vの定電圧を出力する定電圧電源12と、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13とからなる回路において、静電容量の値が大きめのキャパシタ14を設けて、電源11がオフ後もキャパシタ14にバックアップ処理に必要な所定時間、電源電圧を維持させる。
しかしながら、この電源回路方式は、静電容量の値が大きなキャパシタ14、すなわち、サイズが大きなキャパシタを外付けしなければならない。
しかしながら、この電源回路方式は、静電容量の値が大きなキャパシタ14、すなわち、サイズが大きなキャパシタを外付けしなければならない。
図2に図解した回路は、図1に図解した回路構成と比較して、電源11に代えて電流容量を大きくした電源15を設け、この電源15と出力側に静電容量の値が大きなキャパシタ14を設けている。
しかしながら、この電源回路方式は、電流容量を大きくした電源15を設け、さらに、静電容量の値が大きなキャパシタ14、すなわち、サイズが大きなキャパシタを外付けしなければならない。
しかしながら、この電源回路方式は、電流容量を大きくした電源15を設け、さらに、静電容量の値が大きなキャパシタ14、すなわち、サイズが大きなキャパシタを外付けしなければならない。
図3に図解した回路は、図1に図解した、たとえば、5Vの第1電源11と、たとえば、2.5Vの定電圧を出力する第1定電圧電源12からなるA系統の他に、バックアップ用のB系統を設けている。B系統は、たとえば、電源11とは別系統の5Vの第2電源21と、たとえば、2.5Vの定電圧を出力する第2定電圧電源22と、逆流阻止用のダイオード23を有する。逆流阻止用のダイオード23としては、好ましくは、電圧降下の低いショットキーバリアダイオードを用いる。
通常は、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13は、A系統の第1定電圧電源12から、たとえば、2.5Vの電圧が供給される。第2定電圧電源22からも第1定電圧電源12と同様、たとえば、2.5Vの電圧が供給されるが、逆流阻止用のダイオード23における電圧降下により、第2定電圧電源22から電圧が第1定電圧電源12の電圧より低下するので、第2定電圧電源22からは回路部13には給電されない。また、逆流阻止用のダイオード23によりA系統の電圧はB系統には供給されない。
第1電源11がオフになったとき、第1定電圧電源12の出力電圧が0に低下する。B系統の電源の電圧は正常なので、逆流阻止用のダイオード23を通してフラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13にB系統の電源回路、すなわち、第2電源21および第2定電圧電源22からの電圧が印加される。
通常は、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13は、A系統の第1定電圧電源12から、たとえば、2.5Vの電圧が供給される。第2定電圧電源22からも第1定電圧電源12と同様、たとえば、2.5Vの電圧が供給されるが、逆流阻止用のダイオード23における電圧降下により、第2定電圧電源22から電圧が第1定電圧電源12の電圧より低下するので、第2定電圧電源22からは回路部13には給電されない。また、逆流阻止用のダイオード23によりA系統の電圧はB系統には供給されない。
第1電源11がオフになったとき、第1定電圧電源12の出力電圧が0に低下する。B系統の電源の電圧は正常なので、逆流阻止用のダイオード23を通してフラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13にB系統の電源回路、すなわち、第2電源21および第2定電圧電源22からの電圧が印加される。
しかしながら、逆流阻止用のダイオード23に順方向電圧降下の少ないショットキーバリアダイオードを使用しても、順方向電圧が、たとえば、0.4V程度低下するので、第2定電圧電源22から2.5Vの電圧が出力されたとしても、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に印加される電圧は、2.1V程度となる。この電圧では規定電圧2.5Vで動作するフラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に対して駆動電圧が約2割も低下するので、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13の動作に問題が出る可能性がある。
そのような問題を解決するためには、第2電源21と第2定電圧電源22との出力電圧を上げることが考えられるが、B系統の電源の電圧が上がった際に、逆流阻止用のダイオード23が順方向に電流が流れるようになってくるので、通常状態においても、B系統の電源からフラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に給電される可能性があり、電源回路としてシステム的に、電流容量などの点で問題が起きる場合がある。
ダイオードの順方向の電圧は、温度によっても変化し、素子による特性のばらつきもあるため、低電圧という領域では問題がでる場合もあった。
ダイオードの順方向の電圧は、温度によっても変化し、素子による特性のばらつきもあるため、低電圧という領域では問題がでる場合もあった。
かかる観点から、退避時に、使用するメモリやCPUなどに関して低電圧でも動作可能という実力の性能に頼って動作させていることが多い。
特に、フラッシュ・メモリに関しては、CPUが正常に停止処理に入っても、フラッシュ・メモリ内部の動作を継続していた場合などに、記憶されたデータが化けてしまったり、壊れたりする可能性があった。
特に、フラッシュ・メモリに関しては、CPUが正常に停止処理に入っても、フラッシュ・メモリ内部の動作を継続していた場合などに、記憶されたデータが化けてしまったり、壊れたりする可能性があった。
図4は従来の他の電源回路の構成を示す図である。
図4に図解した電源回路は、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に給電するため、商用周波数の交流電源ACと、電源スイッチ32と、第1整流回路10と、DC−DCコンバータ11と、第1定電圧回路12と、待機(バックアップ)用変圧器20と、第2整流回路21と、第2定電圧回路22と、逆流防止用ダイオード23を有する。
図4に図解した電源回路と、図3に図解した電源回路とを比較すると、A系統の電源回路として、電源スイッチ32と、第1整流回路10と、DC−DCコンバータ11と、第1定電圧回路12とが含まれ、図3において第1電源11として図解した回路が、図4においては、電源スイッチ32と、第1整流回路10と、DC−DCコンバータ11とが構成されている。また、B系統の電源回路が、待機用変圧器20と、第2整流回路21と、第2定電圧回路22と、逆流防止用ダイオード23で構成されており、図3において第2電源21として図解した回路が、待機(バックアップ)用変圧器20と、第2整流回路21とで構成されている。
図4に図解した電源回路は、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に給電するため、商用周波数の交流電源ACと、電源スイッチ32と、第1整流回路10と、DC−DCコンバータ11と、第1定電圧回路12と、待機(バックアップ)用変圧器20と、第2整流回路21と、第2定電圧回路22と、逆流防止用ダイオード23を有する。
図4に図解した電源回路と、図3に図解した電源回路とを比較すると、A系統の電源回路として、電源スイッチ32と、第1整流回路10と、DC−DCコンバータ11と、第1定電圧回路12とが含まれ、図3において第1電源11として図解した回路が、図4においては、電源スイッチ32と、第1整流回路10と、DC−DCコンバータ11とが構成されている。また、B系統の電源回路が、待機用変圧器20と、第2整流回路21と、第2定電圧回路22と、逆流防止用ダイオード23で構成されており、図3において第2電源21として図解した回路が、待機(バックアップ)用変圧器20と、第2整流回路21とで構成されている。
図4に図解した電源回路において、通常動作時は、電源スイッチ32がオン状態であり、第1整流回路10、DC−DCコンバータ11、第1定電圧回路12のA系統電源回路から回路部13に給電が行われる。この状態において、B系統の電源回路、すなわち、待機用変圧器20、第2整流回路21、第2定電圧回路22も動作しているが、逆流防止用ダイオード23の電圧降下により、B系統の電源回路から回路部13への給電は行われない。
たとえば、電源スイッチ32がオフ状態(開状態)になると、A系統電源回路から回路部13への給電は停止される。しかしながら、B系統の電源回路は動作しているので、B系統の電源回路から回路部13への給電が、瞬断なしで、行われる。
上述した図4の電源回路の動作は、図3を参照して述べた電源回路の動作と同様である。
図4に図解した第1定電圧回路12と第2定電圧回路22とを図3に図解した第1定電圧回路12と第2定電圧回路22と同様、たとえば、2.5Vの定電圧を出力するとした場合、B系統の電源回路から回路部13への給電に際して、上述した逆流防止用ダイオード23における電圧降下による回路部13への電圧不足が問題になる。
他方、それを改善するため、第2定電圧回路22の出力電圧を高くすると、上述した問題に遭遇する。
たとえば、電源スイッチ32がオフ状態(開状態)になると、A系統電源回路から回路部13への給電は停止される。しかしながら、B系統の電源回路は動作しているので、B系統の電源回路から回路部13への給電が、瞬断なしで、行われる。
上述した図4の電源回路の動作は、図3を参照して述べた電源回路の動作と同様である。
図4に図解した第1定電圧回路12と第2定電圧回路22とを図3に図解した第1定電圧回路12と第2定電圧回路22と同様、たとえば、2.5Vの定電圧を出力するとした場合、B系統の電源回路から回路部13への給電に際して、上述した逆流防止用ダイオード23における電圧降下による回路部13への電圧不足が問題になる。
他方、それを改善するため、第2定電圧回路22の出力電圧を高くすると、上述した問題に遭遇する。
特許文献1は、バックアップ電源などを用いず、回転する記録媒体の慣性力を用いて発電してその電力を用いてデータの保存などを行う技術を開示している。
特開平11−175203号公報
特許文献1に開示された方法は、回転する記録媒体の存在する機器への適用に限定され、かつ、発電回路を設ける必要がある。
本発明の目的は、上述した問題を克服して、通常動作時に使用する通常電源が遮断したときでも、バックアップ(待機)系統の電源が効果的に動作可能な電源回路を提供することにある。
また本発明の他の目的は、上記電源回路から給電される電子装置を提供することにある。
また本発明の他の目的は、上記電源回路から給電される電子装置を提供することにある。
本発明の第1観点によれば、回路部に電源を供給する電源回路であって、通常動作時に前記回路部に第1電圧を供給する第1電源系統と、前記第1電源系統が前記第1電圧を供給できないとき前記回路部に前記第1電圧を供給する第2電源系統とを具備し、前記第2電源系統は、第2電圧を出力する第1電源と、該第1電源から給電されるレギュレータと、該レギュレータの出力部と前記回路部との間に設けられた逆流防止用ダイオードと、前記回路部に印加される電圧を検出し、検出した電圧を前記レギュレータに帰還する帰還回路とを有し、前記レギュレータは、前記第1電源系統が前記第1の電圧を供給できなくなったのち所定時間にわたって前記回路部に印加される電圧がほぼ前記第1の電圧になるように出力電圧を調整する、ことを特徴とする、電源回路が提供される。
本発明の第2観点によれば、電源スイッチを介して供給される交流電圧に基づいて生成される直流電圧を供給する電源回路であって、第1回路部に第1電圧を供給する第1電源系統と、前記第1回路部に比べて軽負荷とされる第2回路部に前記第1電圧よりも高い第2電圧を供給する第2電源系統とを具備し、前記第2電源系統は、前記第2電圧を給電されるレギュレータと、該レギュレータの出力部と前記第1回路部との間に設けられた逆流防止用ダイオードと、前記第1回路部に印加される電圧を検出し、該検出された電圧を前記レギュレータに帰還する帰還回路とを有し、前記レギュレータは、前記帰還回路により検出された電圧に基づき前記電源スイッチがオフされたのち所定時間にわたって前記第1回路部に印加される電圧がほぼ前記第1電圧になるように出力電圧を調整する、ことを特徴とする、電源回路が提供される。
好ましくは、前記帰還回路は、前記逆流防止用のダイオードの両端に接続された、直列接続された1対の第1および第2抵抗器と、該第1および第2抵抗器の接続部に接続された直列接続された1対の第3および第4抵抗器とを有し、前記第3および第4抵抗器の接続部が前記レギュレータの帰還信号入力端子に接続されている。
本発明の第3観点によれば、上記電源回路を有する電子装置であって、オン・オフにより交流電源の供給が制御される電源スイッチと、前記第1回路部としてメモリおよび該メモリを制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記電源スイッチがオフされたときに前記第2電源系統からの給電されて前記メモリのデータの退避処理を行う、ことを特徴とする電子装置が提供される。
本発明の電源回路においては、第1系統の電源回路から第2系統の電源回路への逆流に関しては、逆流防止用ダイオードの両端に印加される電圧に関して、第2系統の電源回路の電圧が第1系統の電源回路の電圧を上まわらないように、第2系統の電源回路の電圧を最初から第1系統の電源回路の電圧より低く設定する事ができ、電流の異常供給の心配がない。実際に、第1系統の電源回路の異常動作時に、逆流防止用ダイオードを電流が通過し、かつ、逆流防止用ダイオードの順方向電圧降下量である程度ばらついたとしても、その電圧降下分を帰還し、かつ、レギュレータの出力電圧を自動的に適正に調整する(上げる)ので、その結果、回路の動作完了までしばらく残っていて欲しい電圧を安定に作り出す事が出来る。
さらに本発明の電源回路によれば、回路電圧の立ち下がりタイミングの管理が必要なフラッシュ・メモリやRAMやCPUなどの電源に対して、リセットなどの動作終了の状態発生から、実際の各部の動作の終了まで、安定に必要な電圧を保つことが出来る。
本発明の電子装置は、上述した電源回路からの給電により動作するので、第1系統の電源回路が正常に動作できなくなった場合でも、正常に動作できる。
第1実施の形態
本発明の第1実施の形態の回路構成を図5に示す。
図5は、電子機器における電源回路と、この電源回路から給電を受ける回路部を示す。
図5に図解した回路において、通常動作に使用するA(第1)系統の、たとえば、5Vの電圧を出力する第1電源11、たとえば、2.5Vの定電圧をフラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に提供する第1定電圧電源12は、図3、図4を参照して述べたものと同様である。なお、CPUは電子機器において制御部として機器全体の制御をバスを介して接続されたROMに記録されたプログラムに従って実行する。RAMは、このときワークエリアとして使用される。フラッシュメモリは、例えばユーザによる設定を保存する。
本発明の第1実施の形態の回路構成を図5に示す。
図5は、電子機器における電源回路と、この電源回路から給電を受ける回路部を示す。
図5に図解した回路において、通常動作に使用するA(第1)系統の、たとえば、5Vの電圧を出力する第1電源11、たとえば、2.5Vの定電圧をフラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に提供する第1定電圧電源12は、図3、図4を参照して述べたものと同様である。なお、CPUは電子機器において制御部として機器全体の制御をバスを介して接続されたROMに記録されたプログラムに従って実行する。RAMは、このときワークエリアとして使用される。フラッシュメモリは、例えばユーザによる設定を保存する。
図5に図解したB(第2)系統(バックアップ系統)の電源回路において、図3、図4に図解した第2定電圧電源22に代えて、帰還信号として誤差電圧が入力される誤差電圧(帰還信号)入力端子cが付いており、入力端子aから入力された誤差電圧(帰還信号)に応じて出力端子bから所定の電圧を出力することが可能な、可変出力型のレギュレータ22Aを使用している。
また図5に図解したB系統の電源回路において、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に印加される電圧を監視するため(電圧供給点N1の電圧を監視するため)、逆流阻止用のダイオード23の端子電圧を監視し、逆流阻止用のダイオード23の端子電圧を検出して、検出した電圧をレギュレータ22Aの誤差電圧入力端子cに帰還する、抵抗器R1〜R4の抵抗網回路として構成される帰還回路26を有する。
さらに図5に図解したB系統の電源回路において、たとえば、5Vの電圧を出力する別系統の第1電源21にほかに、好ましくは、バックアップ時の信頼性が高めるため、たとえば、8Vの電圧を出力する別系統の第2電源24を設けることができる。もちろん、第2電源24は必須ではないが、第1電源11がオフしまたは不動作状態になったとき、さらに、別系統の第1電源21もオフ状態または不動作状態になったとき、第2電源24があれば、別系統の第1電源21のオフまたは不動作に対しても信頼性が高まる。
さらに、別系統の第1電源21の他、別系統の第1電源21より高い電圧を出力する第2電源24が存在したとき、レギュレータ22Aは低い電圧の第1電源21の電圧より高い電圧を出力する第2電源24の電圧に応じて電圧を出力するようになる。
別系統の第1電源21の他に、第2電源24が設けられたとき、逆流防止用のダイオード回路27が設けられる。別系統の第1電源21しか用いない場合は、ダイオード回路27は不要である。
さらに、別系統の第1電源21の他、別系統の第1電源21より高い電圧を出力する第2電源24が存在したとき、レギュレータ22Aは低い電圧の第1電源21の電圧より高い電圧を出力する第2電源24の電圧に応じて電圧を出力するようになる。
別系統の第1電源21の他に、第2電源24が設けられたとき、逆流防止用のダイオード回路27が設けられる。別系統の第1電源21しか用いない場合は、ダイオード回路27は不要である。
通常動作時のA系統の電源からB系統の電源回路への電流の回り込みを防止する逆流阻止用のダイオード23の役割は、図3、図4の回路と同様であるが、降伏電圧が低く、電圧降下の少ない、たとえば、ショットキーバリアダイオードが好ましい。
レギュレータ22Aは、たとえば、5Vの電圧を出力する別系統の第1電源21から5Vの電圧が入力されたときも、たとえば、8Vの電圧を出力する別系統の第2電源24から8Vの電圧が入力されたときも、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13用の電圧として、規定の、たとえば、2.5Vの電圧を出力する。ただし、レギュレータ22Aは、抵抗器R1〜R4からなる抵抗網回路の帰還回路26から誤差電圧入力端子cに帰還された誤差電圧に応じて、その出力電圧を調整可能に構成されている。
そのような動作を行うレギュレータ22Aは、たとえば、シリーズレギュレータである。
そのような動作を行うレギュレータ22Aは、たとえば、シリーズレギュレータである。
フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13などの終了処理中の電流は、通常1A以内である。たとえば、フラッシュ・メモリの場合は100mA程度)である。レギュレータ22Aはバックアップ動作とき、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13にそのような電流の給電を行う。
図5の電源回路において、逆流阻止用のダイオード23の両端から直列抵抗器R1、R2で分圧した電圧を、直列抵抗器R3とR4の抵抗回路でさらに分圧して、分圧した電圧を誤差電圧(帰還信号)としてレギュレータ22Aの誤差電圧入力端子cに入力する(帰還させる)。
通常動作時、B系統の電圧は、A系統の電圧よりも少しだけ低くなる様に、4つの抵抗器R1〜R4の値を決めておく。
抵抗器R1とR2の抵抗値は、逆流阻止用のダイオード23、好ましくは、ショットキーダイオードの電圧をどの程度レギュレータ22Aに帰還させるかを決定する値に設定する。抵抗器R1とR2の抵抗値の一般的な値としては、数10Ω程度とし、抵抗器R1とR2の抵抗値比は、5:1程度が好ましい。この抵抗値の比率が低いと、レギュレータ22Aに帰還がかかったときにレギュレータ22Aの電圧低下が大きくなる。他方、抵抗値の比率が高いと、A系統の電圧が通常動作時に変動した際に、B系統の回路からの電流供給の頻度が高くなる場合があるからである。
なお、抵抗器R3とR4は、数キロΩのオーダーの抵抗であり、抵抗値が低い抵抗器R1とR2の抵抗値と合わせて、B系統の電圧を決定する。A系統の電源回路が動作してB系統の回路が非動作時(通常動作時)に軽負荷、バックアップ動作時にB系統の回路が重負荷となるので、好ましくは、B系統の電源回路に発振防止用のキャパシタ(図示せず)を付ける。
抵抗器R1とR2の抵抗値は、逆流阻止用のダイオード23、好ましくは、ショットキーダイオードの電圧をどの程度レギュレータ22Aに帰還させるかを決定する値に設定する。抵抗器R1とR2の抵抗値の一般的な値としては、数10Ω程度とし、抵抗器R1とR2の抵抗値比は、5:1程度が好ましい。この抵抗値の比率が低いと、レギュレータ22Aに帰還がかかったときにレギュレータ22Aの電圧低下が大きくなる。他方、抵抗値の比率が高いと、A系統の電圧が通常動作時に変動した際に、B系統の回路からの電流供給の頻度が高くなる場合があるからである。
なお、抵抗器R3とR4は、数キロΩのオーダーの抵抗であり、抵抗値が低い抵抗器R1とR2の抵抗値と合わせて、B系統の電圧を決定する。A系統の電源回路が動作してB系統の回路が非動作時(通常動作時)に軽負荷、バックアップ動作時にB系統の回路が重負荷となるので、好ましくは、B系統の電源回路に発振防止用のキャパシタ(図示せず)を付ける。
B系統の電源回路の電圧は、A系統の電源回路が正常にフラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に給電している場合、A系統の電圧より少しだけ低くしてあるので、すなわち、A系統の電源回路の電圧がB系統の電源回路の電圧よりも高くなるので、換言すれば、逆流阻止用のダイオード23によりA系統の電源回路からB系統の電源回路に電流が流れない様になるので、図3、図4を参照して述べた問題点は解決できた。
たとえば、第1の電源11のオフなどにより、A系統の電源回路の電圧が下がると、B系統の電源回路の電圧の方が高くなるので、逆流阻止用のダイオード23を通してB系統の電源回路からフラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に電流が供給される。この際、逆流阻止用のダイオード23の順方向電圧降下分だけフラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に給電される電圧が下がるが、それを帰還回路26で検出してレギュレータ22Aの誤差入力端子cに入力して、レギュレータ22Aに帰還をかけている。このように、図5に図解した回路のフラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13への電圧供給点N1において電圧変動が起きたことが検出できる。レギュレータ22Aはその検出電圧に応じて、電圧供給点N1において規定電圧になるようにダイオード23の電圧降下分を補償して出力電圧を高める。その結果、電圧供給点N1の電圧は、通常動作時にA系統の電源回路から給電されたときと同じ電圧となる。
このように、図5に図解した回路は、図3、図4に図解した回路の問題を解決している。
このように、図5に図解した回路は、図3、図4に図解した回路の問題を解決している。
図6は比較例として図3、図4に図解した回路の動作特性図である。図7は図5に図解した回路の動作特性図である。
図6と図7の特性図を比較すると、図7の特性図においては、第1電源11などのオフにより、電圧供給点N1の電位が低下したとき、B系統の電源回路の電圧は逆流阻止用のダイオード23で電圧降下する分だけ高くなっている。これに対して、図6の特性図においては、第1電源11などのオフにより、電圧供給点N1の電位が低下したとき、B系統の電源回路の電圧は変化しない。
このように、図5の回路においては、逆流阻止用のダイオード23を使用した場合、順方向電圧が、たとえば、0.4V程度落ちても、その電圧低下を抵抗器R1〜R4からなる抵抗網回路の帰還回路26で検出し、帰還電圧としてレギュレータ22Aに入力する。その結果、レギュレータ22Aはダイオード23の電圧降下分を補償して、たとえば、2.8V程度の電圧を出力して、逆流阻止用のダイオード23の電圧低下を瞬時に補正し、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に、通常動作時にA系統の電源回路から供給される場合と同様に、約2.4Vの電圧を供給できる。
図6と図7の特性図を比較すると、図7の特性図においては、第1電源11などのオフにより、電圧供給点N1の電位が低下したとき、B系統の電源回路の電圧は逆流阻止用のダイオード23で電圧降下する分だけ高くなっている。これに対して、図6の特性図においては、第1電源11などのオフにより、電圧供給点N1の電位が低下したとき、B系統の電源回路の電圧は変化しない。
このように、図5の回路においては、逆流阻止用のダイオード23を使用した場合、順方向電圧が、たとえば、0.4V程度落ちても、その電圧低下を抵抗器R1〜R4からなる抵抗網回路の帰還回路26で検出し、帰還電圧としてレギュレータ22Aに入力する。その結果、レギュレータ22Aはダイオード23の電圧降下分を補償して、たとえば、2.8V程度の電圧を出力して、逆流阻止用のダイオード23の電圧低下を瞬時に補正し、フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部13に、通常動作時にA系統の電源回路から供給される場合と同様に、約2.4Vの電圧を供給できる。
本発明の実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1)B系統の電源回路の電圧が、A系統の電源回路の電圧を上まわらないように、B系統の電源回路の電圧を最初からA系統の電源回路の電圧より低く設定する事ができ、A系統の電源回路からB系統の電源回路への電流の異常供給の心配がない。たとえば、A系統からB系統への逆流に関しても、逆流阻止用のダイオード23で阻止出来る。
(2)A系統の電源回路がオフしたとき、ダイオード23を通してレギュレータ22Aから回路部13に給電が行われるが、この際、ダイオード23において電圧降下が発生するが、帰還回路26による帰還により、電圧供給点N1の電圧を規定の電圧に保つことができる。
(3)その結果、回路の動作完了までしばらく残っていて欲しい電圧を安定に作り出す事が出来る。
本実施の形態によれば、実際、電圧の立ち下がりタイミングの管理が必要なフラッシュ・メモリやRAMやCPUなどの電源に対して、リセットなどの動作終了の状態発生から、実際の各部の動作の終了まで、安定に必要な電圧を保つことが出来るようになる。
(1)B系統の電源回路の電圧が、A系統の電源回路の電圧を上まわらないように、B系統の電源回路の電圧を最初からA系統の電源回路の電圧より低く設定する事ができ、A系統の電源回路からB系統の電源回路への電流の異常供給の心配がない。たとえば、A系統からB系統への逆流に関しても、逆流阻止用のダイオード23で阻止出来る。
(2)A系統の電源回路がオフしたとき、ダイオード23を通してレギュレータ22Aから回路部13に給電が行われるが、この際、ダイオード23において電圧降下が発生するが、帰還回路26による帰還により、電圧供給点N1の電圧を規定の電圧に保つことができる。
(3)その結果、回路の動作完了までしばらく残っていて欲しい電圧を安定に作り出す事が出来る。
本実施の形態によれば、実際、電圧の立ち下がりタイミングの管理が必要なフラッシュ・メモリやRAMやCPUなどの電源に対して、リセットなどの動作終了の状態発生から、実際の各部の動作の終了まで、安定に必要な電圧を保つことが出来るようになる。
第2実施の形態
図8に本発明の電源回路の第2実施の形態の回路構成を示す。
図8に図解した電源回路においては、たとえば、5Vの電圧を出力する第1電源11の他に、たとえば、5Vの電圧を出力する別系統の第1電源21と、たとえば、8Vの電圧を出力する第2電源24に加えて、たとえば、11Vの電圧を出力する第3電源25を付加して、バックアップを確実にしている。第3電源25の付加に伴いダイオード回路27において逆流防止用のダイオードも1個増えている。
図8に本発明の電源回路の第2実施の形態の回路構成を示す。
図8に図解した電源回路においては、たとえば、5Vの電圧を出力する第1電源11の他に、たとえば、5Vの電圧を出力する別系統の第1電源21と、たとえば、8Vの電圧を出力する第2電源24に加えて、たとえば、11Vの電圧を出力する第3電源25を付加して、バックアップを確実にしている。第3電源25の付加に伴いダイオード回路27において逆流防止用のダイオードも1個増えている。
第1電源11は最も負荷が重いため電源スイッチ32がオフしたとき電圧の立ち下がりが最も早い。これに比べて別系統の第1電源21、第2電源22、第3電源25は負荷が軽く、電圧の立ち下がりが遅いものが選ばれる。
このように、別系統の第1電源21と、第2電源24と、第3電源25とを設けた場合、レギュレータ22Aは、電源スイッチ32をオフ(開路)したとき、別系統の第1電源21、第2電源22、第3電源25のうちで最も高い電圧の電源から給電された電圧に応じて動作する。
たとえば、テレビジョン受像機の場合、LNB(パラボラアンテナ)の電源など高い電圧で高容量の電解コンデンサ(キャパシタ)が設けられている電源もあるので、第3電源25としては、たとえば、それを利用する。
このように、別系統の第1電源21と、第2電源24と、第3電源25とを設けた場合、レギュレータ22Aは、電源スイッチ32をオフ(開路)したとき、別系統の第1電源21、第2電源22、第3電源25のうちで最も高い電圧の電源から給電された電圧に応じて動作する。
たとえば、テレビジョン受像機の場合、LNB(パラボラアンテナ)の電源など高い電圧で高容量の電解コンデンサ(キャパシタ)が設けられている電源もあるので、第3電源25としては、たとえば、それを利用する。
レギュレータ22Aは、たとえば、11Vの第3電源25から給電を受けたとき、5Vに落ちるまでに、数秒のオーダーで時間がかかる。その為、通常動作と復帰時に、バックアップ回路を回避(遮断)する回路を設けることが望ましい。
第1電源11も、別系統の第1〜3電源21、24、25も、共通の商用電源31から電源スイッチ32を介して給電されている。
図9は、図8に図解した電源回路の変形態様の電源回路を示す構成図である。図8に図解した電源回路は、回路部13および複数の負荷1〜3に給電するため、商用周波数の交流電源ACと、電源スイッチ32と、整流回路10と、DC−DCコンバータ35と、第1定電圧回路12と、逆流防止用ダイオード回路27と、第2定電圧回路としてのレギュレータ22Aと、ダイオード23と、帰還回路26とを有する。
DC−DCコンバータ35は、複数の負荷L1〜L3に、これら負荷に要求される電圧である、5V,8V,11Vを出力する。5V電圧が2つ準備されているのは、5Vの電圧がの需要が多いことによる。負荷L1は例えばLNBであり、負荷L2はオーディオアンプ、負荷3はチューナを含むフロントエンド部、負荷4は、CPU、フラッシュメモリ、RAMの他、ディジタル信号処理回路を含み、最も重い負荷とされる。
回路部13への給電のため、DC−DCコンバータ35の5Vが第1定電圧回路12に供給され、第1定電圧回路12から回路部13に2.5Vの電圧を供給する。
バックアップ用の電源回路の一部としてのレギュレータ22Aには、逆流防止用ダイオード回路27を介して、5V,8V,11Vの3種の電圧が印加されており、レギュレータ22Aはこれらのいずれかの電圧に応じて、第1定電圧回路12と同様、2.5Vの電圧をダイオード23に出力する。ダイオード23の端子電圧はレギュレータ22Aに帰還されている。
DC−DCコンバータ35は、複数の負荷L1〜L3に、これら負荷に要求される電圧である、5V,8V,11Vを出力する。5V電圧が2つ準備されているのは、5Vの電圧がの需要が多いことによる。負荷L1は例えばLNBであり、負荷L2はオーディオアンプ、負荷3はチューナを含むフロントエンド部、負荷4は、CPU、フラッシュメモリ、RAMの他、ディジタル信号処理回路を含み、最も重い負荷とされる。
回路部13への給電のため、DC−DCコンバータ35の5Vが第1定電圧回路12に供給され、第1定電圧回路12から回路部13に2.5Vの電圧を供給する。
バックアップ用の電源回路の一部としてのレギュレータ22Aには、逆流防止用ダイオード回路27を介して、5V,8V,11Vの3種の電圧が印加されており、レギュレータ22Aはこれらのいずれかの電圧に応じて、第1定電圧回路12と同様、2.5Vの電圧をダイオード23に出力する。ダイオード23の端子電圧はレギュレータ22Aに帰還されている。
なお、電源スイッチ32をオフした時は、第1定電圧回路12の出力もレギュレータ22Aの出力も喪失するが、負荷の重い5Vによってのみ動作する第1定電圧回路12がオフしても、負荷の軽い11Vなどによって動作するレギュレータ22Aはしばらく動作するので、この期間に、メモリの退避処理などを行うことができる。
本発明の電源回路の実施に際しては、上述したほか、種々の変形態様をとることができる。
本発明の実施の形態によれば、ディジタル機器など電子装置において電源オフ時に、たとえば、電子装置内の所定の回路の動作完了までしばらく残っていて欲しい電圧を供給する電源回路が提供される。
特に、電源電圧の立ち下がりタイミングの管理が必要なフラッシュ・メモリやRAMやCPU等の電源を、使用可能な他の電圧を使用して、瞬時に、電圧変化を非常に少なく、自動的に切り替えて安定な電圧を供給する事が出来る。
また本発明は特に、複数の電源を使用する回路で、使用する回路電圧の立ち下がりタイミングの管理が必要なフラッシュ・メモリやRAMやCPUなどの電源として有効である。
さらに本発明の実施の形態の電源回路を既存の電源回路への追加も容易であり、この種の問題が発生した時の有効な改善対策の手段にもなり得る。
なお本発明は、これまでに説明した各実施の形態の構成に限定されるべきものではない。例えば実施の形態ではデジタル機器のフラッシュメモリやRAMに対して保持すべき処理データを退避させる例を示したが、その他、外部の記録媒体としてスロットに装着されるメモリカードについてデータを退避する場合についても広く適用することができる。
特に、電源電圧の立ち下がりタイミングの管理が必要なフラッシュ・メモリやRAMやCPU等の電源を、使用可能な他の電圧を使用して、瞬時に、電圧変化を非常に少なく、自動的に切り替えて安定な電圧を供給する事が出来る。
また本発明は特に、複数の電源を使用する回路で、使用する回路電圧の立ち下がりタイミングの管理が必要なフラッシュ・メモリやRAMやCPUなどの電源として有効である。
さらに本発明の実施の形態の電源回路を既存の電源回路への追加も容易であり、この種の問題が発生した時の有効な改善対策の手段にもなり得る。
なお本発明は、これまでに説明した各実施の形態の構成に限定されるべきものではない。例えば実施の形態ではデジタル機器のフラッシュメモリやRAMに対して保持すべき処理データを退避させる例を示したが、その他、外部の記録媒体としてスロットに装着されるメモリカードについてデータを退避する場合についても広く適用することができる。
11…第1の電源、12…第1の定電圧電源
13…フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部
21…別系統の第1電源、22…第2定電圧電源、
22A…レギュレータ、23…逆流阻止用のダイオード
24…第2電源、25…第3電源
26…帰還回路、27…ダイオード回路
13…フラッシュ・メモリ、CPU、RAMなどの回路部
21…別系統の第1電源、22…第2定電圧電源、
22A…レギュレータ、23…逆流阻止用のダイオード
24…第2電源、25…第3電源
26…帰還回路、27…ダイオード回路
Claims (4)
- 回路部に電源を供給する電源回路であって、
通常動作時に前記回路部に第1電圧を供給する第1電源系統と、
前記第1電源系統が前記第1電圧を供給できないとき前記回路部に前記第1電圧を供給する第2電源系統と
を具備し、
前記第2電源系統は、
第2電圧を出力する第1電源と、
該第1電源から給電されるレギュレータと、
該レギュレータの出力部と前記回路部との間に設けられた逆流防止用ダイオードと、
前記回路部に印加される電圧を検出し、検出した電圧を前記レギュレータに帰還する帰還回路と
を有し、
前記レギュレータは、前記第1電源系統が前記第1の電圧を供給できなくなったのち所定時間にわたって前記回路部に印加される電圧がほぼ前記第1の電圧になるように出力電圧を調整する、
ことを特徴とする、
電源回路。 - 電源スイッチを介して供給される交流電圧に基づいて生成される直流電圧を供給する電源回路であって、
第1回路部に第1電圧を供給する第1電源系統と、
前記第1回路部に比べて軽負荷とされる第2回路部に前記第1電圧よりも高い第2電圧を供給する第2電源系統とを具備し、
前記第2電源系統は、
前記第2電圧を給電されるレギュレータと、
該レギュレータの出力部と前記第1回路部との間に設けられた逆流防止用ダイオードと、
前記第1回路部に印加される電圧を検出し、該検出された電圧を前記レギュレータに帰還する帰還回路と
を有し、
前記レギュレータは、前記帰還回路により検出された電圧に基づき前記電源スイッチがオフされたのち所定時間にわたって前記第1回路部に印加される電圧がほぼ前記第1電圧になるように出力電圧を調整する、
ことを特徴とする、
電源回路。 - 前記帰還回路は、
前記逆流防止用のダイオードの両端に接続された、直列接続された1対の第1および第2抵抗器と、
該第1および第2抵抗器の接続部に接続された直列接続された1対の第3および第4抵抗器と
を有し、
前記第3および第4抵抗器の接続部が前記レギュレータの帰還信号入力端子に接続されている、
請求項1に記載の電源回路。 - 請求項1または請求項2に記載の電源回路を有する電子装置であって、
オン・オフにより交流電源の供給が制御される電源スイッチと、
前記第1回路部としてメモリおよび該メモリを制御する制御回路と
を備え、
前記制御回路は、前記電源スイッチがオフされたときに前記第2電源系統からの給電されて前記メモリのデータの退避処理を行う、
ことを特徴とする電子装置。
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