JP2006101625A - 車両用交流発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 正極側ヒートシンクの冷却性能に何等影響を与えることなく、負極側ヒートシンクの冷却性能を向上させ、また、負極側ヒートシンクの冷却フィン数を増加させることなく比較的簡単な手段で通風量を増大させることができる車両用交流発電機を実現する。
【解決手段】
ケーシング本体と冷却ファンとの間に正極側及び負極側の一方向導通素子をそれぞれ支持する正極側及び負極側支持部材を備え、上記正極側支持部材と負極側支持部材を回転軸と直交するほぼ同じ平面状に配置した車両用交流発電機において、上記正極側及び負極側支持部材のうち回転軸に対して遠い側に位置する支持部材の内周面を、当該支持部材のケーシング本体側端面からファン側端面に向かってその径方向寸法が増大するように傾斜させたものである。
【選択図】図1

Description

この発明は車両に用いられる車両用交流発電機、特にその整流装置部分の改良に関するものである。
従来のこの種車両用交流発電機において、ブラケット内に収容した整流装置の発熱による問題点が指摘され、冷却用ヒートシンクを大型化することなく冷却効率を向上する構造が提案されている。(例えば特許文献1参照)
図14乃至図20は上記特許文献1に記載された車両用交流発電機を説明する図であり、図14は従来の車両用交流発電機の構成を示す断面図、図15は車両用交流発電機をリア側から見た正面図、図16は従来の車両用交流発電機に搭載された整粒装置をリア側から見た斜視図、図17は従来の車両用交流発電機に搭載された整粒装置のサーキットボード取り付け前の状態をフロント側から見た斜視図、図18は従来の車両用交流発電機の要部断面図、図19及び図20は従来の車両用交流発電機に搭載されたダイオードを示す断面図である。
従来の車両用交流発電機は図14に示すように、ランドル型の回転子7がアルミニウム製のフロントブラケット1およびリヤブラケット2から構成されたケーシング本体3内にシャフト6を介して回転自在に装着され、固定子8が回転子7の外周側を覆うようにケーシング本体3の内壁面に固着されて構成されている。シャフト6は、一対の軸受14a、14bを介してフロントブラケット1およびリヤブラケット2に回転可能に支持されている。このシャフト6の一端にはプーリ4が固着され、エンジンの回転トルクがベルト(図示せず)を介してシャフト6に伝達できるようになっている。
そして、回転子7に電流を供給するスリップリング9がシャフト6のリア側端部に固着され、一対のブラシ10がこのスリップリング9に摺接するようにケーシング本体3内に配設されたブラシホルダ11に収納されている。固定子8で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器(レギュレータ)17がブラシホルダ11に嵌着されたヒートシンク18に接着されている。固定子8に電気的に接続され、固定子8で生じた交流電流を直流電流に整流する整流装置12がケーシング本体3内に装着されている。
回転子7は、電流を流して磁束を発生する回転子コイル13と、上記回転子コイル13を覆うように設けられ、当該回転子コイル13で発生した磁束によって磁極が形成される一対のランドル型ポールコア20、21とから構成される。一対のポールコア20、21は鉄製で、それぞれ爪状磁極22、23が外周縁に周方向に等間隔で複数突設され、爪状磁極22、23をかみ合わせるように対向してシャフト6に固定されている。そして、冷却手段としての冷却ファン5a、5bがポールコア20、21の軸方向の両端面にそれぞれ固着されている。
一方、固定子8は、固定子コア15と、この固定子コア15に巻回してなり、回転子7の回転に伴い回転子7からの磁束の変化で交流電流が生じる固定子コイル16とから構成されている。そして、固定子コア15に巻回された導線の一部が固定子コア15の軸方向に延在し、フロント側コイルエンド16fおよびリヤ側コイルエンド16rを構成している。なお、固定子コイル16は三つのコイルをY字形に結線して構成されるY形三相巻線である。
整流装置12では、図16、図17に示されるように、ダイオード35、36が配列された略円弧状の正極側および負極側ヒートシンク37、38と、略円弧状のサーキットボード39とから構成されている。ダイオード35は図19に示されるように、それぞれN型半導体とP型半導体とをPN接合して構成された整流素子35aのN型半導体に銅ベース35b、P型半導体にサーキットボードと接続するためのリード端子35cを半田接合し、絶縁性樹脂35dにより整流素子35aをモールドして略直方体形状に成型されたものである。一方、ダイオード36は図20に示されるように、それぞれN型半導体とP型半導体とをPN接合して構成された整流素子36aのP型半導体に銅ベース36b、N型半導体にサーキットボード39と接続するためのリード端子36cを半田接合し、絶縁性樹脂36dにより整流素子36aをモールドして略直方体形状に成型されたものである。
正極側ヒートシンク37は、その背面、即ち主面と反対側の面に放射状に伸びる複数個の冷却フィン37aと、ダイオード35を支持すると共にダイオードの熱を効率よく冷却フィン37aに拡散するためのベース37bを有している。正極側ダイオード35は、正極側ヒートシンク37の主面(冷却ファン対向面)に、所定間隔をおいて周方向に一列に配設されている。そして、正極側ダイオード35の平板状のベース35bが半田付けにより正極側ヒートシンク37のベース37bの主面に接続されている。同様に負極側ダイオード36も負極側ヒートシンク38の主面に所定間隔おいて周方向に一列に配設されている。
負極側ヒートシンク38はリヤブラケット2に電気的、熱的に接続されている。ここで、負極側ヒートシンク38は正極側ヒートシンク37のベース37bの厚みよりも大きい。正極側ヒートシンク37は軸方向内径側に位置しているため、面積が小さいのでダイオード35が蜜に実装されているが、負極側ヒートシンク38は軸方向外径側に位置しているため、面積が大きいので、ダイオード36が疎に実装されている。負極側ヒートシンク38では、各ダイオード36の温度を均一にするために、熱を効率よく拡散する必要があるために、負極側ヒートシンク38の厚みを大きくする必要がある。負極側ヒートシンク38と正極側ベース37bはダイオードを支持すると同時にダイオードの熱を効率よく拡散するという機能が同じであるにも拘わらず、負極側ヒートシンク38の方が厚みが大きいのは上記理由からである。しかし、負極側ヒートシンク38が接続されるリヤブラケット2には、負極側ヒートシンク38との接続面であり負極側ヒートシンク38からの熱を効率よく伝熱するためのベース2eとベース2eの背面には放射状に伸びる複数個の冷却フィン2dを有している。
ここで、負極側ヒートシンク38が接続されるリヤブラケット2の背面には放射状に伸びる複数個の冷却フィン36aを有している。
そして、正極側ヒートシンク37と負極側ヒートシンク38とは、互いの主面がシャフト6と直交するほぼ同じ平面上に位置するように同軸に配置されている。この時、正極側ダイオード35および負極側ダイオード36とステータコイル16とを電気的に接続するサーキットボード39を備えており、固定子コイル16で生じた三相交流を直流に整流している。このように構成された車両用交流発電機は、電流がバッテリ(図示せず)からブラシ10、スリップリング9を介して回転子コイル13に供給され磁束が発生する。この磁束により、一方のポールコア20の爪状磁極22がN極に着磁され、他方のポールコア21の爪状磁極23がS極に着磁される。一方、エンジンの回転トルクがベルト、プーリ4を介してシャフト6に伝達され、回転子7が回転される。そのため、固定子コイル16に回転磁界が与えられ、固定子コイル16に起電力が発生する。この交流の起電力が整流装置12を通って直流に整流されるとともに、その大きさが電圧調整器17により調整され、バッテリに充電される。
このような従来の車両用交流発電機においては、回転子コイル13、固定子コイル16、整流装置12および電圧調整器17は、発電中、常に発熱している。例えば、定格出力電流100Aクラスの発電機では、温度的に高い回転ポイントで、それぞれ、60W、500W、120W、6Wの発生熱量がある。過度の発熱は発電機の性能を悪化させ、また部品の寿命を低下させることとなる。そこで、発電による発熱を冷却するため、吸気穴1a、2a、2cおよび排気穴1b、2bがフロントブラケット1およびリヤブラケット2に設けられている。
先ず、リヤ側では、図21中点線矢印Aで示されるように、リヤ側の冷却ファン5bの回転により、外気が吸気穴2a、2cを通じてケース3内に吸い込まれて、正極側ヒートシンク35に当たり、その冷却フィン35aに沿ってシャフト6側に流れ、シャフト6と正極側ヒートシンク35との間を通って回転子7側に流れ、リヤ側冷却ファン5bにより遠心方向に曲げられて固定子コイル16のリヤ側コイルエンド16rを冷却し、その後排気穴2bから外部に排出される。また、フロント側では、外気が吸気穴1aを通じてケース3内に吸い込まれ、フロント側冷却ファン5aにより遠心方向に曲げられて、固定子コイル16のフロント側コイルエンド16fを冷却し、その後排気穴1bから外部に排出される。
特開平8−182279号公報
近年オルタネータの出力が向上しつつある。オルタネータの出力が向上すると、整流装置に備えられているダイオード35、36の発熱量が増加しダイオード35、36の温度が増加する。ダイオード35、36の温度が増加すると、整流素子35a、36aと銅ベース35b、36bを接合している半田に熱疲労が原因でクラックが生じ、最終的には、ダイオード35、36が破壊してしまう。そこで、ダイオード35、36を冷却するヒートシンクの冷却性能を向上させる必要がある。従来装置の構造では、ファンまでの通風路は、主として、A)ブラケットフィン2d→正極側フィン37a→ファン5bと、B)吸気穴2a→正極側フィン37a→ファン5bの2つである。正極側ヒートシンク37はヒートシンクに設けたフィン37aによって冷却しており、負極側ヒートシンク38は、主としてブラケット2に設けたフィン2dによって冷却している。正極側ヒートシンク37は軸方向内側に位置しているため、A)、B)を通過する風で冷却することができるが、負極側ヒートシンク36は軸方向外側に位置しているため、A)を通過する風でしか冷却できない。
一般的にヒートシンクの冷却性能を向上させる方法として、フィンの表面積を増大させるか、フィンを通過する風量を増大させることが主として考えられる。正極側ヒートシンク37はフィンの長さを増加させる、フィンの本数を増加させるなどフィンの表面積を増加させることにより、冷却性を向上させることができる。しかし、負極側ヒートシンク36の冷却性を向上させるために、ブラケットフィン2dの表面積を増大させると、フィン隙間が小さくなり、ブラケットフィン2dの通風抵抗が増大するため、図21に示すように、A)を通過する風量が減少し、B)を通過する風量が増加する。
そのため負極側ヒートシンク38を冷却する風量が減少するので、ヒートシンクの冷却性能が逆に悪化してしまう。つまり負極側は軸方向外側に位置しているために、上記理由により正極側と異なって表面積を増大させて冷却させることができない。
次に、ブラケットフィン本数はそのままで、ブラケットフィン2dを通過する風量を増大させる方法を考える。その方法として、図22に示すように負極側ヒートシンク38とリヤブラケット2のベース2eの内周を削除する方法がある。すなわち径方向寸法Sを短くする。このようにすると、負極側ヒートシンク38、正極側ヒートシンク37間を通過する風量が増加し、ブラケットフィン2dを風がスムーズに流入するため、負極側の冷却性能は向上する。
しかし、A)に流入する風の大部分が負極側ヒートシンク38と正極側ヒートシンク37間を通過するので、正極側ヒートシンク37に流入する風量が減少し、正極側ヒートシンク37の冷却性能が低下する。
このように、従来装置の構造では、負極側ヒートシンク38と、正極側ヒートシンク37がほぼ同一平面状に位置しているため、軸方向に縮小でき、小型が図れるという利点はあるが、負極側ヒートシンク38が軸方向外側に位置しているため、上記理由で正極側ヒートシンク37の冷却性能を損なわずに負極側ヒートシンク38の冷却性能を向上させることが困難である。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その第1の目的とするところは、正極側ヒートシンクの冷却性能に何等影響を与えることなく、負極側ヒートシンクの冷却性能を向上させることができる車両用交流発電機を実現することである。
また、この発明の第2の目的は、負極側ヒートシンクの冷却フィン数を増加させることなく比較的簡単な手段で通風量を増大させることができる車両用交流発電機を実現することを目的とする。
この発明に係る車両用交流発電機においては、ケーシング本体の内部に収容され、回転軸を介して回転自在に支持された回転子と、上記回転子に設けられ外気を発電機本体の内部へ通風する冷却ファン、上記ケーシング本体と冷却ファンとの間に配設され、正極側及び負極側の一方向導通素子をそれぞれ支持する正極側及び負極側支持部材を備え、上記正極側支持部材と負極側支持部材が上記回転軸と直交するほぼ同じ平面状に配置してなる車両用交流発電機において、上記正極側及び負極側支持部材のうち回転軸に対して遠い側に位置する支持部材の内周面を、当該支持部材のケーシング本体側端面からファン側端面に向かってその径方向寸法が増大するように傾斜させたものである。
この発明によれば、正極側ヒートシンクの冷却性能に何等影響を与えることなく、負極側ヒートシンクの冷却性能を向上させることができ、また、負極側ヒートシンクの冷却フィン数を増加させることなく比較的簡単な手段で通風量を増大させることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の車両用交流発電機の要部断面図、図2は本発明の車両用交流発電機に搭載された整流装置をリヤ側から見た斜視図、図3は本発明の整流装置の斜視図である。 本実施例の構成は、従来例の構成とほぼ同じであり、従来例と異なる点は、図1において、負極側ヒートシンク52の内周が、ケーシング本体側端面からファン側端面に向かってその径方向寸法が増大するように傾斜していることと、リヤブラケットベース51e内周を削除していることである。
図4に従来の車両用交流発電機に対して熱流体解析を実施したときの流速分布、図5に本発明の車両用交流発電機に対して熱流体解析を実施したときの流速分布、図6に従来の車両用交流発電機に対して熱流体解析を実施したときの流速分布、図7に本発明の車両用交流発電機に対して熱流体解析を実施したときの圧力分布を示している。図4からわかるように、従来では負極側ヒートシンクの内周側(○で囲った部分)で、風が剥離しており、また風の流れがスムーズでないことが分かる。図6では、色が濃くなるにつれ圧力が低下していることを示しているが、上記剥離部分で圧力が低下していることが分かる。 つまり圧力低下しているということは、剥離部分で圧力損失すなわち風のエネルギーの損失が大きいと考えられる。
しかし本発明では、図5からわかるように、風の剥離は多少しているものの、風の流れがスムーズになっており、図7からわかるように、図6と比較して、○で囲った部分の圧力低下が小さい、すなわち風のエネルギーの損失が少ないことが分かる。風のエネルギーの損失が少ないということは、風量が増加するということになるが、実際に熱流体解析の結果によると、本発明において従来例に比べてAに流入する風量が12%増加していることが分かった。また熱流体解析から、20℃雰囲気で従来例では、正極側ダイオードの温度は111℃、負極側ダイオードの上昇温度は116℃に対して、本発明では、正極側ダイオードの上昇温度は111℃、負極側ダイオードの上昇温度は111degと負極側ダイオードで5degの温度低減効果が見られた。
そこで、実際に実験を実施したところ、従来では正極側ダイオードの温度が114℃、負極側ダイオードの温度が120℃に対して、本発明では、正極側ダイオードの温度が113℃、負極側ダイオードの温度が113℃と負極側ダイオードで7degの温度低減効果が見られた。また、負極側ヒートシンク52のリヤブラケットベース51eとの接触面の径方向長さlcと、上記接触面の外径からフィン2dの内径までの長さlbとすると、lbに対して、lcが小さくなればなるほどフィンにより効率良く流入するが、負極側ヒートシンク52とリヤブラケットベース51eの接触面積が減少するため、負極側ヒートシンク52からリヤブラケットベース51eへの伝熱の効率が悪くなる。lc/lbの値と冷却性には、図8のような関係がある。図8の縦軸は本実施例のヒートシンクの温度を示し、横軸はlc/lbを示している。図8より、0.5<lc/lb<0.9(図中X)としたときに、本実施例の効果があると考えられる。
実施の形態2.
また上記熱流体解析と実験は負極側ヒートシンク52が直線状に傾斜しているパターンで行ったが、例えば図9に示すように、負極側ヒートシンク52のブラケット2側端面から冷却ファン5b側端面に向ってその径方向寸法が階段状に傾斜したり、図10に示すように曲線状に傾斜する場合も同様の冷却性向上の効果がある。このように傾斜の仕方に関わらず、同様の冷却性向上の効果が認められ、また、図11に示すように傾斜部にディンプルやフィンを設けると更に冷却性能は向上する。
実施の形態3.
また上記実施の形態に係る車両用交流発電機においては熱流体解析と実験によって本発明の効果を実証したが、正極側ヒートシンクと負極側ヒートシンクが径方向に交絡することなく上記回転軸とほぼ同じ平面状に位置している車両用交流発電機であれば、例えば図12に示すように、負極側ヒートシンク52は、リヤブラケット2を介さず、直接フィン52dを設け、リヤブラケット2内に収容しているような構成でも同様な効果がある。また図12においてはフィン52dをストレートフィンとして図示しているが、ピンフィンのようなパターンなど、フィン形状によらず同様な効果があることはいうまでもない。更に、出力が低く、発熱量の小さい車両用交流発電機であれば、図13のようにフィンがなくても同様な効果がある。なお、上記実施例ではすべてダイオードの形状が長方形のモールドタイプで記述してきたが、例えば円弧状のダイオードのように、ダイオードの形状によらず、同様の効果がある。
本発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の要部断面図である。 本発明の車両用交流発電機に搭載された整流装置をリヤ側から見た斜視図である。 本発明の整流装置の斜視図である。 従来の車両用交流発電機に対して熱流体解析を実施したときの流速分布図である。 本発明の車両用交流発電機に対して熱流体解析を実施したときの流速分布図である。 従来の車両用交流発電機に対して熱流体解析を実施したときの流速分布である。 本発明の車両用交流発電機に対して熱流体解析を実施したときの圧力分布を示している。 負極側ヒートシンクとリヤブラケットベースの接触面積と伝熱効率との関係を測定した特性図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の要部断面図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の要部断面図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の要部断面図である。 本発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の要部断面図である。 本発明の実施の形態3の変形例を示す車両用交流発電機の要部断面図である。 従来の車両用交流発電機の構成を示す断面図である。 車両用交流発電機をリア側から見た正面図である。 従来の車両用交流発電機に搭載された整流装置をリア側から見た斜視図である。 従来の車両用交流発電機に搭載された整流装置のサーキットボード取り付け前の状態をフロント側から見た斜視図である。 従来の車両用交流発電機の要部断面図である。 従来の車両用交流発電機に搭載された正極側ダイオードを示す断面図である。 従来の車両用交流発電機に搭載された負極側ダイオードを示す断面図である。 風の通過状況を説明する車両用交流発電機の要部断面図である。 風の通過状況の他の例を説明する車両用交流発電機の要部断面図である。
符号の説明
1 フロントブラケット、 2 リヤブラケット、 2d 冷却用フィン、
3 ケーシング本体、 5a、5b 冷却ファン、
6 シャフト、 7 回転子、
8 固定子、 35 正極側ダイオード、
36 負極側ダイオード、 37 正極側ヒートシンク、
38、52 負極側ヒートシンク、 51 リヤブラケットベース。

Claims (6)

  1. ケーシング本体の内部に収容され、回転軸を介して回転自在に支持された回転子と、上記回転子に設けられ外気を発電機本体の内部へ通風する冷却ファンと、上記ケーシング本体と冷却ファンとの間に配設され、正極側及び負極側の一方向導通素子をそれぞれ支持する正極側及び負極側支持部材とを備え、上記正極側支持部材と負極側支持部材が上記回転軸と直交するほぼ同一平面状に配置してなる車両用交流発電機において、上記正極側及び負極側支持部材のうち回転軸に対して遠い側に位置する支持部材の内周面を、当該支持部材のケーシング本体側端面からファン側端面に向かってその径方向寸法が増大するように傾斜させたことを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 回転軸に対して遠い側に位置する上記支持部材のケーシング本体側端面はケーシング本体に固着されており、上記支持部材のケーシング本体と反対側端面には回転軸方向と径方向内側に突出した冷却用のフィンを設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用交流発電機。
  3. 固着面の径方向長さlcと、固着面の外径からフィンの内径までの長さlbの比lc/lbが0.5<lc/lb<0.9であることを特徴とする請求項2に記載の車両用交流発電機。
  4. 上記正極側及び負極側支持部材のうち回転軸に対して遠い側に位置する支持部材の内周面を、当該支持部材のケーシング本体側端面からファン側端面に向かってその径方向寸法が階段状に増大するようにしたことを特徴とする車両用交流発電機。
  5. 上記正極側及び負極側支持部材のうち回転軸に対して遠い側に位置する支持部材の内周面を、当該支持部材のケーシング本体側端面からファン側端面に向かってその径方向寸法が曲線状に増大するようにしたことを特徴とする車両用交流発電機。
  6. 回転軸に対して遠い側に位置する上記支持部材のケーシング本体側端面に回転軸方向と径方向内側に突出した冷却用のフィンを設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用交流発電機。
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