JP2006100208A - 同軸ケーブルコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付けが簡単で固着力に優れたものにする。

【解決手段】一方側に前記同軸ケーブルの編組導体を接続する挿入部を備え,前記挿入部端部に立設された止着部と,該止着部の先端部から前記挿入部の先端方向に向かって内周径が徐々に開くよう形成された係止部と,該係止部に延設され内周面に雌螺子を形成した導入部とを備えたコネクタ本体と,該コネクタ本体に枢着された接続筒と,中心位置に前記同軸ケーブルを挿通する挿通孔を備え,外周面に前記雌螺子に螺合する雄螺子を形成し,少なくとも他方側端部の外周径が前記係止部の最大内周径より小さく最少内周径より大きい寸法であり,複数個のすり割りを形成した締着部とを備えた止具と,からなり,前記雌螺子と前記雄螺子との螺合により,少なくとも前記締着部の先端部と前記係止部の内周面とは当接しながら摺動され,軸中心方向に押圧されて同軸ケーブルを固着する。

【選択図】 図1

Description

本発明は,同軸ケーブルコネクタに関し,詳しくは接続作業が容易で且つ同軸ケーブルを引っ張っても引き抜け難い同軸ケーブルコネクタの構造に関する。
従来,同軸ケーブルの端部に装着する同軸ケーブルコネクタとしては,同軸ケーブルの編組導体と接続されるケーブル連結部と,当該ケーブル連結部の基端部に軸方向に移動可能に且つ円周方向に回転可能に枢着したリング状係合部と,前記ケーブル連結部と前記係合部との間の弾性緩衝作用を行う弾性部材とを有し,前記係合部には端面近傍の内方に突設させた係止片を備え,当該係止片をコネクタ座のねじ面に設けた導入部,誘導部及び係止部の一連からなる溝に係合させて接続する構成となっていたので,この同軸ケーブルコネクタは前記リング状係合部を回転操作するだけでコネクタ座に接続でき,しかも強固に取り付けできた。また,前記ケーブル連結部と係合部との間に設けた弾性部材による弾性緩衝作用によって円滑に脱着操作が行える構成となっていた。
(例えば,特許文献1参照)
特許3034534号公報
しかし,従来の同軸ケーブルコネクタによると,リング状係合部の端面の内方に係止片を設けたことにより,この同軸ケーブルコネクタは取り付けられるコネクタ座に係止用の溝が必要であり専用のコネクタ座でないと取付けができないことになり,前記コネクタ座は他の構成の同軸ケーブルコネクタを受け入れることが出来る汎用性を有していても,この実施例に示す同軸ケーブルコネクタは汎用性の点で問題があった。
また,接続の操作性の向上と,接続後の取付け強度向上のために備えられた弾性部材は,止リングによって保持された皿ばねや,コネクタ座の先端面に当接する菊型ばねと言った複数の構成部品から構成されているので,構造が複雑になると共に,延いては製品のコストアップになるといった問題があった。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,接続作業のための同軸ケーブルの加工が簡単な同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,同軸ケーブルの取付け作業が簡単な同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,接続対象であるコネクタ座に簡単に接続できる同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,コストの安い同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,固着力の優れた接続を行うことのできる同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,同軸ケーブルを引っ張っても抜け難い同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,高周波特性の優れた同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,イミュニティーの優れた同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
他の目的は,一般的なコネクタ座に簡単且つ強固に取付け可能な同軸ケーブルコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,同軸ケーブルの端部に装着する同軸ケーブルコネクタにおいて,一方側には前記同軸ケーブルの編組導体を接続するためであって,外周の任意の位置に隆起部を備えた挿入部を,他方側には接続対象の外部導体に接続する接続筒を枢着する枢着部を備え,前記挿入部と前記枢着部との接続点には周方向に立設された止着部と,該止着部の先端部から前記挿入部の先端方向に向かって内周径が徐々に大きくなるようテーパー状に形成された係止部と,該係止部に延設されて内周面に雌螺子を形成した導入部とを備えた筒状のコネクタ本体と,該コネクタ本体の枢着部に一方側を枢着された接続筒と,中心位置に前記同軸ケーブルを挿通するための挿通孔を備え,外周面に前記導入部の内周面に形成した雌螺子に螺合する雄螺子を形成した螺合部と,該螺合部の一方側に形成した操作部と,前記螺合部の他方側に,少なくとも他方側端部の外周径が前記係止部の最大内周径より小さく最少内周径より大きい寸法であると共に,前記他方側端部近傍には複数個のすり割りを形成した締着部とを備えた筒状の止具と,からなり,
同軸ケーブルを前記コネクタ本体に挿入後,前記コネクタ本体の導入部に形成した雌螺子と前記止具の螺合部に形成した雄螺子とを螺合することによって,少なくとも前記締着部の先端部外周面と前記係止部の内周面とは当接しながら摺動され,前記締着部が軸中心方向に押圧されることによって前記同軸ケーブルを固着するように構成した。
請求項2の発明は,請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて,前記止具の挿通孔は,少なくとも2つの異なる内周径からなる挿通孔を同一軸線上に連設してなるように構成される。
請求項3の発明は,請求項1又は請求項2に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて,前記止具の締着部は,内周の先端部に隆起部を備えた。
請求項4の発明は,請求項1乃至請求項3に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて,前記コネクタ本体の隆起部は,該コネクタ本体の挿入部の先端部付近及び前記止具の締着部に対向する位置付近の外周に形成した。
請求項1の発明によれば,同軸ケーブルの端部に装着する同軸ケーブルコネクタにおいて,一方側には前記同軸ケーブルの編組導体を接続するためであって,外周の任意の位置に隆起部を備えた挿入部を,他方側には接続対象の外部導体に接続する接続筒を枢着する枢着部を備え,前記挿入部と前記枢着部との接続点には周方向に立設された止着部と,該止着部の先端部から前記挿入部の先端方向に向かって内周径が徐々に大きくなるようテーパー状に形成された係止部と,該係止部に延設されて内周面に雌螺子を形成した導入部とを備えた筒状のコネクタ本体と,該コネクタ本体の枢着部に一方側を枢着された接続筒と,
中心位置に前記同軸ケーブルを挿通するための挿通孔を備え,外周面に前記導入部の内周面に形成した雌螺子に螺合する雄螺子を形成した螺合部と,該螺合部の一方側に形成した操作部と,前記螺合部の他方側に,少なくとも他方側端部の外周径が前記係止部の最大内周径より小さく最少内周径より大きい寸法であると共に,前記他方側端部近傍には複数個のすり割りを形成した締着部とを備えた筒状の止具と,からなり,
同軸ケーブルを前記コネクタ本体に挿入後,前記コネクタ本体の導入部に形成した雌螺子と前記止具の螺合部に形成した雄螺子とを螺合することによって,少なくとも前記締着部の先端部外周面と前記係止部の内周面とは当接しながら摺動され,前記締着部が軸中心方向に押圧されることによって前記同軸ケーブルを固着するように構成したので,
同軸ケーブルを加工するさいに特に困難な加工技術を必要とせず,取付けが容易に可能であるものの,同軸ケーブルの引き抜け方向に対しても固着性が優れ,この結果,長期に亘る使用においても,その固着性が良く保たれると共に,固定部からノイズの侵入や放出が発生するといった問題を防止できるのである。
また,同軸ケーブルの接続の際に,同軸ケーブルの内部絶縁体の変形を伴わないので,高周波特性に優れた同軸ケーブルコネクタを提供できる。
請求項2の発明によれば,請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて,前記止具の挿通孔は,少なくとも2つの異なる内周径からなる挿通孔を同一軸線上に連設してなるように構成したので,
前記挿入部を同軸ケーブルに挿入することによって,同軸ケーブルの外周径が膨らんだとしても,この膨らみ部分は止具に形成された一方の内周径の大きい挿通孔に収納させ,同軸ケーブルの一般に規定された寸法部分は他方の内周径の小さいほうの挿通孔に挿通させるようにすることで,前記止具を締め付けたときに,同軸ケーブルと挿通孔の間に余分な空間を生じることがないので,同軸ケーブルが大きく振動することなどを防ぐことができる。
また,内周径の異なる2つの挿通孔は軸線が同じ位置となるように連設されているので,これらの挿通孔の接続部分には段差等ができる。この段差部分が止具をコネクタ本体に締め付けたときに,同軸ケーブルの外周面であって,挿入部によって膨らんだ部分をコネクタ本体方向に押圧するように構成することによって,更に同軸ケーブルの引き抜け方向に対する固着性が優れた同軸ケーブルコネクタを提供できる。
請求項3の発明によれば,請求項1又は請求項2に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて,前記止具の締着部は,内周の先端部に隆起部を備えたので,
更に同軸ケーブルの引く抜け方向に対して固着性が優れ,この結果,長期に亘る使用においても,その固着性が良く保たれると共に,固定部からノイズの侵入や放出が発生するといった問題を防止できる同軸ケーブルコネクタを提供できる。
請求項4の発明によれば,請求項1乃至請求項3に記載の同軸ケーブルコネクタにおいて,前記コネクタ本体の隆起部は,該コネクタ本体の挿入部の先端部付近及び前記止具の締着部に対向する位置付近の外周に形成したので,
同軸ケーブルの差し込み,挿入操作を容易にするばかりでなく,前記同軸ケーブルが挿入部11から引き抜け難い同軸ケーブルコネクタを提供できる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本発明に係る同軸ケーブルコネクタの実施形態の1例を示した分解状態の断面図である。図2は組付けの途中経過を示す断面図である。図3は本発明に係る同軸ケーブルコネクタの組付け状態を示す図である。図4は最終的な組付け状態における要部拡大図である。
図1において,2は接続筒,10は止具,20はアルミラミネート箔6を被覆した同軸ケーブル,30はコネクタ本体である。
本発明に係る同軸ケーブルコネクタは,コネクタ本体30とコネクタ接続対象に螺着させる接続筒2と止具10とから構成されている。
前記コネクタ本体30は導電性材料で形成されており,11に示す挿入部と12に示す止着金具とからなり,前記挿入部11の先端部には同軸ケーブル20に組み付けが容易なようにテーパー状等挿入し易い形状に加工された第1の隆起部41を全周に備えた挿入先端部11aが形成され,その挿入部11は同軸ケーブル20のアルミラミネート箔6と編組導体7との間に挿入される。
また,前記止着金具12は,同軸ケーブル20の保護被覆8等を挿入止着する止着部12aと,該止着部12aの先端部から前記挿入部11の先端方向に向かって内周径が徐々に広がるようにテーパー状に形成された係止部12bと,該係止部12bに延設されて内周面に雌螺子42を形成した導入部12cとからなり,前記挿入部11の後端に圧入固着されている。
また,前記止着金具12の後端側の周りには前記接続筒2がはめ込まれる取付溝12dを備えた枢着部18が形成されている。
接続筒2はコネクタ本体30と同様に導電材料で形成された筒状の外部導体であり,その筒状導体の一方開口端を全周に亘って内側方向へ折り込んだ搾部2aと前記コネクタ本体30の取付溝12dとを互いにかみ合った状態で接触導通させながら中心軸を一致させて枢着されている。
止具10は,中心位置に前記同軸ケーブル20を挿通するための挿通孔16を備え,外周面に前記導入部12cの内周面に形成した雌螺子42に螺合する雄螺子43を形成した螺合部13と,該螺合部13の一方側に形成した操作部15と,前記螺合部13の他方側に,少なくとも他方側端部の外周径が前記係止部12bの最大内周径より小さく最少内周径より大きい寸法であるように形成されていると共に,前記他方側端部近傍に形成した複数個のすり割り14a,14a・・・を備えた締着部14からなる。
次に図2及び図3を用いて,本発明に係るコネクタと同軸ケーブル20の装着の手順を説明する。
先ず,止具10に同軸ケーブル20を挿通してから,コネクタ本体30の挿入先端部11aを,コネクタ本体30にあわせた所定長さで段剥きした同軸ケーブル20の端部からアルミラミネート箔6と編組導体7の間に差し込み,挿入操作する。この時,同軸ケーブル20の編組導体7及び外部絶縁体8の加工端部が止着金具12の止着部12aに当接するように挿入する。
次に止具10の締着部14を止着金具12の導入部12cに挿入することによって,止具10の螺合部13の周面に形成された雄螺子43と,止着金具12の内周面に形成された雌螺子42とを螺合させて,前記止具10をコネクタ本体30に螺着させるのである。
本願の実施例では前記止具10の操作部15の外周面にはローレット掛けがなされており,前記止具10の回転操作を指先で行っても,回転操作がよりやり易く,且つ,確実とすることができるように形成されている。
尚,操作部15は上述のようなローレット掛けに限定されるものではなく,例えば六角形状に形成すれば,指先での回転操作ばかりでなく,スパナ等の工具を使ってより確実に締着することができるように構成してもよい。
この螺着の状態について図4を用いて更に詳細に説明する。止具10を螺合させていくと,止具10の締着部14の先端部が,前記止着金具12の内周面にテーパー状に形成された係止部12bに当接するようになる。締着部14にはすり割14aが複数個形成されているので,さらに止具10をねじ込んでゆくことによって,締着部14の先端部外周面が前記係止部12bの内周に摺動接触しながら締着部14の各片が内側方向に押付けられて,締着部14の周径が僅かに小さくなっていく。
前記係止部12bの内周であって,前記止着部12aとの接続部分には,止具10をコネクタ本体30に螺合した時に,前記止具10に形成した締着部14の先端部が前記係止部12bの範囲を越えて,同軸ケーブルの外部絶縁体8及び導体編組止7が挿入される止着部12a方向に入り込んでしまわないように,締着部14の先端を当接させて止具10の螺合範囲を制限するように当付部12eが形成されている。
同軸ケーブル20の外部絶縁体8は軟質の合成樹脂材で形成されているので,止具10をコネクタ本体30に螺合することによって,前記外部絶縁体8は締着部14によって弾性変形させられ,前記外部絶縁体8と外部導体7とは挿入部11に確実に接触させられ,装着を終了させるのである。

更に本願の実施例においては,前記挿入先端部11aには第1の隆起部41が形成されることで,同軸ケーブル20の差し込み,挿入操作を容易にするばかりでなく,前記同軸ケーブルが挿入部11から引き抜け難くなるように構成されていると共に,加えて前記締着部14の先端部内周面には,隆起部14bが内方向に向けて突設させてあり,締着部14によって同軸ケーブル20は更に確実に締着されるように構成されている。
尚,本願の実施例においては前記第1の隆起部41を形成した例を示したが特にこれに限定されるものではなくコネクタ本体の第1の隆起部41は無くてもよい。
更にまた,挿入部11の外周面であって,前記締着部14と対向する位置には,同軸ケーブル20の差し込み,挿入操作には影響が少なく,引き抜け方向には引き抜け防止となるように形成された第2の隆起部44が形成されており,締着部14の締着によって前記第2の隆起部44の先端部が前記同軸ケーブル20の内方向から係止するような構成とすることによって,同軸ケーブル20に対する引き抜き方向の力に対しても一層信頼性及び耐久性のよい構造となっている。
このように本願の同軸ケーブルコネクタは,締着部14及び該締着部14の内周面に形成した隆起部14bと,前記挿入部11に形成した第1の隆起部41及び第2の隆起部44によって,確実に固定されると共に,前記同軸ケーブル20は一層引き抜け難い構成となっているが,一方で同軸ケーブル20をコネクタ本体30に挿入することによって,挿入部11の周径によって,同軸ケーブル20の外周径が大きくなり,この周径は第1の隆起部41の近傍で最も大きくなる。
そこでこの実施例では,止具10に形成した挿通孔16は,少なくともコネクタ本体30の取付後における外周径の寸法が挿通可能とする内周径と,同軸ケーブル20の一般的に規定された外周径の寸法が挿通可能となる内周径との,2つの異なる内周径を有する挿通孔を同一軸線上に連設した構成となっている。本願の実施例によれば締着部14側に形成した挿通孔16aが,同軸ケーブル20をコネクタ本体30に取付けた時の最大外周径を収容できる内周径に形成されており,操作部15側に形成した挿通孔16bは,同軸ケーブル20の一般的に規定された外周径を挿通可能に形成されている。
更に前記挿通孔16aと挿通孔16bとの接続部分は,連続的にテーパー状に広がるように延設部16cが形成されており,止具10をコネクタ本体30に螺着させたときに,前記延設部16cが同軸ケールブル20の隆起した部分をコネクタ本体30方向に押付けるように形成することによって,更に強固に同軸ケーブル20がコネクタ本体30から引き抜けないように構成されている。
尚,挿通孔16aと挿通孔16bとは延設部16cを形成しないで連設させてもよく,この場合,挿通孔16aと挿通孔16bとの接続部に生じる段差の角部が,同軸ケールブル20の隆起した部分に食い込むように構成することによって,コネクタ本体30の引き抜け方向に対する力を受け止めるように形成してもよい。
尚,挿入部11の第1の隆起部41が無い場合や該隆起部41があっても膨らみ部分が僅かであるような場合は,挿通孔16を上記実施例のように形成しても良いし,膨らみ部分が挿通するように1つの挿通孔を備えさせた構成としてもよい。
本願の実施例においては,同軸ケーブル20を所定の長さに段剥きする際に,内部絶縁体5の端部が,コネクタ本体30に形成した挿通孔30aの,枢着部18側開口端より出ない位置であって,略等しい位置に挿入されるように加工する取付方法をすればよいのであるが,本願の実施例に限定されるものではなく,例えば,前記挿通孔30aの枢着部側開口端部分に,該挿通孔30aの周径より小さく形成すると共に,同軸ケーブル20の中心導体4から所定間隔を保ちながら,該中心導体4を挿通させる充分な空間を有し,その中心軸を挿通孔30aと同一軸線とする芯線孔を備えさせることで,挿通孔30aに挿入した内部絶縁体5の端部が,前記芯線孔の周縁に当接するように構成しておけば,内部絶縁体5が接続筒2方向に突出することのない同軸ケーブルコネクタが提供できる。
また,コネクタの中心導体は,本実施例では同軸ケーブル20の芯線4を使用している例を示したが,中心導体として別体に成形されたコネクタピンを同軸ケーブルの芯線4に被せるようにしてもよい。
また,少なくともコネクタ本体30の挿入部11の外周面に凹凸手段を形成して,この凹凸手段10と編組導体7とが相互に噛み合うように密着することで,一層確実に抜脱しにくい機械的接合による接続を確保するよう構成としてもよい。
尚,凹凸手段10の実施例としてローレット掛けであっても良いし,挿入部11の外周面に,軸線方向に複数本の溝を設ける方法でもよい。また,隆起部42の外周にも凹凸手段を設けても良いことは言うまでもない。
また,本願の同軸ケーブルコネクタを接続するのに使用した同軸ケーブルは,その内部絶縁体5の外周面へアルミラミネート箔6を覆設したアルミラミネート型同軸ケーブルの例を示したが,アルミラミネート箔がない同軸ケーブルに対しても,挿入部11がその同軸ケーブル20の内部絶縁体5と編組導体7との間に挿入されるようにすればよい。
このように本願の同軸ケーブルコネクタによれば,同軸ケーブルを加工する際に特に困難な加工技術を必要とせず,取付けが容易に可能であるものの,同軸ケーブルの引く抜け方向に対しても固着性が優れ,この結果,長期に亘る使用においても,その固着性が良く保たれると共に,固定部からノイズの侵入や放出が発生するといった問題を防止できるのである。
また,同軸ケーブルの接続の際に,同軸ケーブルの内部絶縁体の変形を伴わないので,高周波特性に優れた同軸ケーブルコネクタを提供できる。
尚,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
本発明に係る同軸ケーブルコネクタの実施形態の1例を示した分解状態の断面図である。 組付けの途中経過を示す断面図である。 本発明に係る同軸ケーブルコネクタの組付け状態を示す図である。 組付け状態における要部拡大図である。
符号の説明
1…同軸ケーブルコネクタ,2…接続筒,2a…搾部,4…中心導体,5…内部絶縁体,6…アルミラミネート,7…外部導体,8…外部絶縁体,10…止具,11…挿入部,11a…挿入先端部,12…止着金具,12a…止着部,12b…係止部,12c…導入部,12d…取付溝,12e…当付部,13…螺合部,14…締着部,14a…すり割り,14b…隆起部,15…操作部,16a,16b…挿通孔,16c…延設部,18…枢着部,20…同軸ケーブル,30…コネクタ本体,30a…挿通孔,41…第1の隆起部,42…雌螺子,43…雄螺子,44…第2の隆起部

Claims (4)

  1. 同軸ケーブルの端部に装着する同軸ケーブルコネクタにおいて,
    一方側には前記同軸ケーブルの編組導体を接続するためであって,外周の任意の位置に隆起部を備えた挿入部を,他方側には接続対象の外部導体に接続する接続筒を枢着する枢着部を備え,前記挿入部と前記枢着部との接続点には周方向に立設された止着部と,該止着部の先端部から前記挿入部の先端方向に向かって内周径が徐々に大きくなるようテーパー状に形成された係止部と,該係止部に延設されて内周面に雌螺子を形成した導入部とを備えた筒状のコネクタ本体と,
    該コネクタ本体の枢着部に一方側を枢着された接続筒と,
    中心位置に前記同軸ケーブルを挿通するための挿通孔を備え,外周面に前記導入部の内周面に形成した雌螺子に螺合する雄螺子を形成した螺合部と,該螺合部の一方側に形成した操作部と,前記螺合部の他方側に,少なくとも他方側端部の外周径が前記係止部の最大内周径より小さく最少内周径より大きい寸法であると共に,前記他方側端部近傍には複数個のすり割りを形成した締着部とを備えた筒状の止具と,からなり,
    同軸ケーブルを前記コネクタ本体に挿入後,前記コネクタ本体の導入部に形成した雌螺子と前記止具の螺合部に形成した雄螺子とを螺合することによって,少なくとも前記締着部の先端部外周面と前記係止部の内周面とは当接しながら摺動され,前記締着部が軸中心方向に押圧されることによって前記同軸ケーブルを固着するように構成したことを特徴とした同軸ケーブルコネクタ。
  2. 前記止具の挿通孔は,少なくとも2つの異なる内周径からなる挿通孔を同一軸線上に連設してなることを特徴とする請求項1に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  3. 前記止具の締着部は,内周の先端部に隆起部を備えたことを特徴とした請求項1及び請求項2に記載の同軸ケーブルコネクタ。
  4. 前記コネクタ本体の隆起部は,該コネクタ本体の挿入部の先端部付近及び前記止具の締着部に対向する位置付近の外周に形成されたことを特徴とした請求項1乃至請求項3に記載の同軸ケーブルコネクタ
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