JP2006099909A - 記録再生複合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
VCRユニットとDVDユニットとHDDユニットの3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置において、従来あるVCRユニットとDVDユニットの2つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置の外観寸法とほぼ同じ寸法に抑えることを目的とする。
【解決手段】
筐体3の内部に、VCRユニット4を左側上部前方に配置し、DVDユニット5を右側上部前方に配置し、HDDユニット6を正面に側面部を向けた横向きにして右側下部後方に筐体底面7と間を空けて配置し、HDDユニット6の前端がDVDユニット5の後端よりも前方に位置し間を開けて部分的に上下に対向していることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、VCRユニット(Video Cassette Recorder unit)とDVDユニット(Digital Versatile Disk unit)とHDDユニット(Hard Disk Drive unit)の3種類の記録再生装置を一台に収納して複合的に動作可能である複合装置において、従来のVCRユニットとDVDユニットの2種類の記録再生装置を一台に収納した記録再生複合装置と比べても、大幅に大型化させずに外観寸法をほぼ同じ大きさに抑えることが可能な記録再生複合装置に関するものである。
また、本発明は、各パーツの取り付けが簡単であり、配線故障トラブルを防止することが可能であり、効率よく放熱が可能な記録再生複合装置に関するものでもある。
本発明は、各ユニット及びパーツを如何に効率よく装置内に配置するかに係る発明であるので、本明細書においては、その位置関係を「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」、の用語で説明する。ただし、この場合の相互の位置関係は、記録再生複合装置を通常の使用状態に静置させた状態で、装置の使用者に面した側を「前方」とし、使用者が見た左右方向を「左右」とし、その状態での上下方向を「上下」として説明する。
従来の記録再生複合装置には、一般的には、2種類の記録再生装置たとえばVCRユニットとDVDユニットを備えた記録再生複合装置がある。その筐体内部に配置されている主なパーツは、VCRユニットとDVDユニット(例えば、DVD−RWローダDigital Versatile Disk ReWritable)である。その他のパーツは、アナログ信号処理基板とデジタル信号処理基板(MPEG基板Moving Picture Experts Group board)とPCB電源基板である。
このように、2種類の記録再生装置を備えた記録再生複合装置は、従来から多くの公知例が知られている。
例えば、特許文献1は、テープ及びディスクの駆動のためのそれぞれの駆動部を一体に構成している複合記録/再生装置に関し、本体前面にカセットテープ及び光ディスクの挿入のための挿入口、テープ駆動部及びディスク駆動部を備え、テープ駆動部はヘッドドラムを含む走行系を備えたテープレコーダーデッキ及びテープレコーダーデッキにテープを安着させるホルダーを有し、ディスク駆動部は、ディスクトレー、テープ駆動部の後面に位置するディスクデッキ、ディスクデッキ及び本体上に形成されたギヤー群及びディスクトレーに形成されギヤー群と係合されるラックで構成されるディスクトレー移送手段、及び本体の内部に回動自在に結合されディスクデッキをローディング位置に移動させるディスクデッキ回動手段を含む複合記録/再生装置が開示されている。
また、特許文献2には、2台のテープデッキを内蔵する映像記録再生装置において、蓋部を閉じた場合でも、各デッキが動作していることを確認可能な映像記録再生装置を提供することを目的とするものであり、2台のテープデッキを内蔵し、テープデッキの動作を制御する操作部を有するベース部と、ベース部と結合関係にあり、ベース部に対し開閉動作をし、開蓋時に現れ閉蓋時に隠れる表示装置を有する蓋体と、ベース部又は蓋体の少なくとも一つに、2台のテープデッキの動作状態を示す表示部を有する映像記録再生装置が開示されている。
また、特許文献3には、ハードディスクドライブ装置を内蔵したビデオ信号記録及び/又は再生の防音効果を向上することを目的とし、機器の筺体内に内蔵するハードディスクドライブ装置を取付けベースに固定し、この取付ベースを下側回路基板上に脚片を介して所要間隔を置いて固定し、上側回路基板をハードディスクドライブ装置の上面側との間に所要の間隔を置くように支持部材により支持して配置するものが開示されている。
また、特許文献4には、回路等が共通化され、記録したディスクをそのまま再生できる機能が確保された、低コストなダブルデッキタイプのオーディオ装置の提供を目的とするものであり、ディスクの再生及び記録用のツインデッキタイプのオーディオ装置は、再生専用デッキと記録専用デッキとを有し、再生専用デッキ用のデコード回路及び記録専用デッキ用のエンコード回路の双方が、1つのエンコード/デコード回路に統合され、また、再生専用デッキ用のディスクが載置されるディスクトレイの配置と、記録専用デッキ用のディスクトレイの配置とを相互に入れ替えることができる機構を有するオーディオ装置が開示されている。
また、特許文献5には、DVDユニットとビデオカセットユニットを同一筐体に内装したオーディオ・ビデオ記録再生複合装置器において、シールド板を設けずに、作動装置から発生するノイズの影響を減らすことを目的とし、ビデオカセットデッキと筐体の底板パネルとの間に、DVD作動装置、ビデオ作動装置を実装した両面基板を配置し、DVD作動装置は、ビデオカセットデッキの下方に位置させ、ビデオカセットデッキの金属製シャーシと筐体の金属製底板パネルとにDVD作動装置が囲まれることにより、電磁シールドされ、DVD作動装置から発生するノイズが遮蔽され、ビデオカセットデッキに影響を及ぼさないオーディオ・ビデオ記録再生複合装置器が開示されている。
さらに、ドライブユニットが3つ設けられた装置に関しても、特許文献6に、複数の記録/再生ユニットを設けることにより、撮像手段を含むこれらの間で画像信号のバックアップ記録、長時間連続記録を含む種々の画像処理を簡単に行い得る複数の記録/再生ユニットを有する撮像装置およびその記録/再生ユニットを提供するものであり、本体部に3台のドライブユニットが取り外し可能に装着されるとともに、本体部の一方の側にはカメラヘッド、CCU、システムコントローラ等を含む制御部が取り付けられ、この制御部にカメラレンズが更に取り付けられ、該カメラレンズを介してカメラヘッドで撮像した画像信号は複数のドライブユニットに同時に記録されるというパラレル記録や、また複数のドライブユニットに順次記録するというシリーズ記録、更には各ドライブユニット間での編集記録等のような種々の記録再生編集処理を行うことができる記録/再生ユニットが開示されている。
また、特許文献7には、ユーザーが記録再生デッキ部を本体制御部に容易に着脱交換することができ、所望の記録媒体を選んで記録再生を行うことができるようにしたり、本体制御部の小型化を図ることができるようにしたりできる記録再生装置及びその使用方法を提供するものであり、記録媒体をスロットから内部に装填し記録再生のための機械的,電気的動作を行う記録再生デッキ部と、この記録再生デッキ部をワンタッチで着脱自在に装着可能な装着口を有し記録再生デッキ部への電源の供給や記録再生デッキ部を制御して記録再生動作を行わせる本体制御部とを備え、記録再生デッキ部は異なる種類の記録媒体毎に複数種類用意し、本体制御部は所望の記録再生デッキ部を装着口にワンタッチで装着することにより所望の種類の記録媒体の記録再生動作を行うことができるようにしたものが開示されている。
また、特許文献8には、単独でも動作可能なドライブを複数備えたビデオデッキの各ドライブの分割・統合を、ケーブル配線替えを行なうことなく容易に可能とするものであり、それぞれのドライブに備えられた着脱可能なデータバスコネクタを互いに接合して接続させることにより、複数のドライブ同士を相互に接続させていずれかのI/F&セレクタ又はI/Fに接続された共通の外部機器との間でデータを送受信し、逆に、データバスコネクタを互いに離脱させることにより、複数のドライブに分割して互いに独立させてそれぞれ異なる外部機器との間でデータを送受信させ、ドライブのデータバスコネクタとビデオ表示モニタのビデオ端子とを直接接合して接続し、ドライブの記録媒体をビデオ表示し、分割時、ドライブの記録・削除動作を禁止し、再生動作のみを許容し、分割したドライブと記録媒体とを安全に他人に貸与することも可能とするものが開示されている。
特開平8−106762号公報 特開平10−222973号公報 特開2002−8361号公報 特開2003−288771号公報 特開2004−134017号公報 特開平11−284938号公報 特開平11−297057号公報 特開2004−134000号公報
以上のように、複数のドライブユニットを備えた記録再生複合装置は知られているが、従来のVCRユニットとDVDユニットを備えた記録再生複合装置にHDDユニットを加えてVCRユニット、DVDユニット及びHDDユニットを一つの記録再生複合装置として構成する場合には、通常は、HDDユニットを収納するために筐体の幅または奥行きを拡大してスペースを作らねばならず、その分筐体を大型化しなければならず、装置の外観寸法を従来のVCRユニット及びDVDユニットの2つのユニットの記録再生複合装置とほぼ同等に抑えることはできなかった。
そのため、製造者は筐体の製造とパーツの組み立てを従来とは異なる製造ラインで製作しなければならず、従来の製造工程をそのまま使用することはできなかった。そうすると、ユーザーは、VCRユニットとDVDユニットを備えた記録再生複合装置から、VCRユニットとDVDユニットとHDDユニットの3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置に買い換える時に、装置を収納するラックなど、従来使用していたものを利用できなくなる恐れが生じるものであった。
本発明は、新規な構成により、上記した問題を解決することが可能なVCRユニットとDVDユニットとHDDユニットの3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明のVCRユニットとDVDユニットとHDDユニットの3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置は、正面の左側上部にビデオカセット用挿入排出口を有し正面の右側上部にDVDディスク用挿入排出口を有し装置の外側ケーシングを構成している筐体の内部に、VCRユニットを左側上部前方に配置し、DVDユニットを右側上部前方に配置し、HDDユニットを正面に対して側面部を向けた横向きにして右側下部後方に筐体底面部と間を空けて配置し、上記したHDDユニットの前端がDVDユニットの後端よりも前方に位置させて、両者が間隙を設けて部分的にオーバラップして上下に対向させて配置したことを特徴とする。
請求項2に係る本発明の記録再生複合装置では、VCRユニットはアナログ信号処理基板上に搭載配置し、DVDユニットの下部には間隙を設けてデジタル信号処理基板を配置し、HDDユニットの上部には間隙を設けてPCB電源基板を配置し、デジタル信号処理基板とHDDユニット、及び、DVDユニットとPCB電源基板がそれぞれ相互に間隙を設けて接触しないように配置されたことを特徴とする。
請求項3に係る本発明の記録再生複合装置は、支持部材を用いてDVDユニットとデジタル信号処理基板を一緒に支持して筐体に固定し、かつ別の支持部材を用いてHDDユニットとPCB電源基板を一緒に支持して筐体に固定したことを特徴とする。
請求項4に係る本発明の記録再生複合装置では、VCRユニットと前記アナログ信号処理基板が接続され、PCB電源基板からアナログ信号処理基板、DVDユニット及びHDDユニット間はそれぞれに電源配線が接続され、デジタル信号処理基板からアナログ信号処理基板、DVDユニット及びHDDユニット間はそれぞれに信号配線が接続され、各配線は隣り合っている上記各ユニット間を短距離で連結し、どの配線の中間部もDVDユニットに接触しないように配線したことを特徴とする。
請求項5に係る本発明の記録再生複合装置は、筐体の内部と外気をつなぐ通気部を少なくとも筐体の右側面の前方と右側の背面に設け、右側背面の前記通気部に排気用のファンを外付け配置したことを特徴とする。
請求項1の記録再生複合装置は、VCRユニットとDVDユニットとHDDユニットの3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置において、正面の左側上部にビデオカセット用挿入排出口を有し正面の右側上部にDVDディスク用挿入排出口を有し装置の外側ケーシングを構成している筐体の内部に、VCRユニットを左側上部前方に配置し、DVDユニットを右側上部前方に配置し、HDDユニットを正面に対して側面部を向けた横向きにして右側下部後方に筐体底面部と間を空けて配置し、上記したHDDユニットの前端がDVDユニットの後端よりも前方に位置させて、両者が間隙を設けて部分的にオーバラップさせて上下に対向して配置したものであり、請求項1をはじめとする本発明によれば、各ユニットを効率よく配置することができるため、HDDユニットを加えても奥行きを大きくする必要がないので、従来のVCRユニットとDVDユニットの2つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置とほぼ同じ大きさに筐体の外観寸法の拡大を抑えることができる。
また、製造者は筐体の製造とパーツの組み立てを従来と同じ製造ラインで製作することができ、従来の製造工程をそのまま使用してバラエティに富んだ生産が可能となる。そして、ユーザーは、従来の記録再生複合装置からVCRユニットとDVDユニットとHDDユニットの3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置に買い換えても、従来使用していたラックなどの収納スペースをそのまま利用できる。
請求項2に記載された記録再生複合装置の発明によれば、請求項1において、前記VCRユニットはアナログ信号処理基板上に搭載配置し、前記DVDユニットの下部には間隙を設けてデジタル信号処理基板を配置し、前記HDDユニットの上部には間隙を設けてPCB電源基板を配置し、前記デジタル信号処理基板とHDDユニット、及び、DVDユニットとPCB電源基板がそれぞれ相互に間隙を設けて接触しないように配置したものであり、各パーツを効率よく配置することができるため、HDDユニットを加えても奥行きを大きくする必要がないので、筐体の外観寸法の拡大を抑えることができる。
請求項3に記載された記録再生複合装置の発明によれば、請求項1又は請求項2において、支持部材を用いて前記DVDユニットとデジタル信号処理基板を一緒に支持して筐体に固定し、かつ別の支持部材を用いて前記HDDユニットとPCB電源基板を一緒に支持して筐体に固定したものであり、DVDユニットとデジタル信号処理基板を支持部材で一緒に固定し、同じく、HDDユニットとPCB電源基板を支持部材で一緒に固定することにより、使用する支持部材の数が少なくてすむ。また、この方式によれば、各パーツの取り付けが簡単になる。VCRユニットとDVDユニット2つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置にHDDユニットを加えても、HDDユニットを筐体内に固定するための支持部材を新たに追加する必要がない。部品数が少なくてすみ、軽量化を図ることができ、工程が減り、その分組み立て時間が短縮できる。
請求項4に記載された記録再生複合装置の発明によれば、請求項1、2又は3の内の一つにおいて、前記VCRユニットと前記アナログ信号処理基板が接続され、前記PCB電源基板から前記アナログ信号処理基板、前記DVDユニット及び前記HDDユニット間はそれぞれ電源配線が接続され、前記デジタル信号処理基板から前記アナログ信号処理基板、前記DVDユニット及び前記HDDユニット間はそれぞれ信号配線が接続され、各配線は隣り合っている上記各ユニット間を短距離で連結し、どの配線の中間部も前記DVDユニットに接触しないように配線したものであり、PCB電源基板を右側に配置したことにより、外付けの複雑な配線を必要とせずに各配線の長さを短くすることができる。また、デジタル信号処理基板をDVDユニットの下に設けたので、配線が途中でDVDユニットに触れないため、断線の発生を防ぐことができる。
請求項5に記載された記録再生複合装置の発明によれば、請求項1、2、3又は4の内の一つにおいて、前記筐体の内部と外気をつなぐ通気部を少なくとも前記筐体の右側面の前方と右側の背面に設け、右側背面の前記通気部に排気用のファンを外付け配置したものであり、各パーツの間に空気中に放熱できるスペースを確保することができ、これらの配置が各パーツ間に空気が通り易い流路を形成し、ファンで強制的に排気することにより、右側面前方の通気部から外気を吸引し、常にDVDユニットとデジタル信号処理基板とHDDユニットとPCB電源基板の周囲に空気の流れが形成でき、奪った熱を右側背面の通気部から外に排気することができる。また、主な発熱源を筐体の右側に集約したため、効率的な冷却を集中的に行うことができる。
以下、本発明に係る記録装置としてVCRユニットとDVDユニットとHDDユニットの3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置を実施するための最良の形態の一例について図を参照しながら説明するが、本発明は本実施の形態にのみ限定されるべきものでないことは云うまでもない。
本発明に係る記録再生複合装置は、ユニットの構成上から見れば、従来の一般的なVCRユニットとDVDユニットの2つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置にHDDユニットを加えたものとの認識もできる。
そこで、従来の、VCRユニットとDVDユニット2つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置にHDDユニットを追加して、本発明の如く、3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置を構成する一つの手法を、図6〜図8に基づいて説明する。本発明者らも、当初は、VCRユニットとDVDユニットとHDDユニットの3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置を構成する際に、これと同様に、従来のVCRユニットとDVDユニット2つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置にHDDユニットを追加することを試みた。これは、本発明を構成しないものであるが、本発明の理解を容易にするためには必要な途中経過である。なお、本発明においては、各基板上の各部品の配置に発明があるものではないので、詳細な部品配置については図示していない。
上述の本発明に至る経緯の概略を示すと、各ユニットの平面配置図は図6の通りであり、これは装置上面から見た内部構造の平面図である。まず、通常は一番大きなユニットであるVCRユニット24が装置の左側前方に配置され、その下にアナログ信号処理基板28を配置した。図からも明らかなように、各ユニットを平面的にできるだけ密集して配置したが、個々のユニットを支持する構成であったために支持部材31の数が多く、電源及び信号配線32も長めである。
図7は、図6の装置の左側面から見た内部構造である。これに示すように、PCB電源基板30は、VCRユニット24の後方に配置した。また、アナログ信号処理基板28、DVDユニット25、デジタル信号処理基板29及びPCB電源基板30は、それぞれ別々の支持部材31により筐体23内部に固定した。
図8は、図6の装置の右側面から見た内部構造である。これに示すように、DVDユニット25の後方の筐体底面27にHDDユニット26が支持部材31で固定されている。
このように、各ユニット毎を独立した支持部材31で固定する方法では、使用する支持部材31の数が多くなる。また、以上のように、VCRユニット24とDVDユニット25の2つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置に、HDDユニット26を単純に平面的に加えた場合には、単純に必要な面積は大きくなり、また、少なくともHDDユニット26を筐体内に固定するための支持部材を新たに追加しなければならない。すると、部品数も多くなり、軽量化を阻害する要因になり、組み立てる際の工程が増え、その分、組み立てに時間がかかることになる。
また、PCB電源基板30を左側に配置する構成では、電源回路と各ユニット間の電源及び信号配線32が長くなり、各配線がDVDユニット25に触れてトレーのスライドにより断線を起こす危険性も考えられる。特に、デジタル信号処理基板29をDVDユニット25の上に設けた場合には、そこに接続されている電源或いは信号配線がDVDユニット25自身に接触してしまう。
次いで、上述のような装置における発熱の問題を検討してみる。当然のこと、各ユニットが発熱するが、主としてPCB電源基板30とデジタル信号処理基板29が高熱を発するパーツである。そして、このようにVCRユニットとDVDユニットとHDDユニットの3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置の場合には、HDDユニット26が追加された分、消費する電力が増え、各ユニット及びパーツが密集して配置されると、相互の間隙に形成される空間に放熱できる余分なスペースが減少することにより、装置内の温度は上昇しやすくなる。しかも、デジタル信号処理基板29が右側でPCB電源基板30が左側というように発熱源が分散した場合には、ファンをつけても装置内全体に空気流を形成することは難しく、効率的に冷却できない。これは、ユニット及びパーツが増えて内部構造が複雑になり、各ユニット及びパーツが隙間無く密集し、空気の流れが悪くなり、かつ主要な熱源が離れて配置されていることなどが原因である。
以上のような経緯を経て到達した本発明の最良の実施形態を説明する。まず、図5には、本発明のVCRユニット4とDVDユニット5とHDDユニット6の3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置の主要なユニットとパーツを平面的に配線接続した状態を示す。VCRユニット4はアナログ信号処理基板8上に搭載されており、デジタル信号処理基板(MPEG基板)9との間は、電源配線、VIDEO/AUDIO入出力配線及びタイマー・マイコン・通信配線の各配線12で接続されている。DVDユニット5及びHDDユニット6は、デジタル信号処理基板(MPEG基板)9と、それぞれ、デジタル信号線の配線12で接続されている。VCRユニット4、DVDユニット5及びHDDユニット6は、各々PCB電源基板10に対して電源供給が配線12により為されている。
本発明は、この図5に示した主要なユニット及びパーツを、装置内に如何に効率的に配置するかである。図1は、本発明に係る記録再生複合装置の内部構造をあらわす正面配置図であり、図2は、本発明に係る記録再生複合装置の内部構造をあらわす平面配置図である。図中の数字3は、本装置の外側を構成している筐体である。該筐体3内部の左側上部前方にVCRユニット4を配置し、筐体3内部の右側上部前方にDVDユニット5を配置し、筐体3内部の右側下部後方にHDDユニット6を配置する。その際、HDDユニット6は、正面に側面部を向けた横向きにして、筐体底面7と間隙を設けて配置する。
ここにおいて、HDDユニット6の前端(装置正面を向いているHDDユニット6の側面部)は、DVDユニット5の後端よりも前方に位置させることにより距離L(図2)だけオーバラップする構成に配置し、両者は上下方向に若干の間隙を設けて部分的に上下に対向し、上面から見るとDVDユニット5の下にHDDユニット6の一部が入り込んで重なった構成とする。これは、DVDユニット5を筐体3の上面近くに配置し、その下部にデジタル信号処理基板(MPEG基板)9を配置し、HDDユニット6は筐体3の底面近くに配置し、その上部にPCB電源基板10を配置することにより可能とされたものである。これにより、装置寸法を短く構成することが可能となる。
これにより、装置正面図は詳細に図示しないが、筐体3の正面の左側上部にはビデオカセット用挿入排出口1を形成し、ほぼ同じ高さで、正面の右側上部に横向きのDVDディスク用挿入排出口2を形成している。
図3及び図4を参照すると、VCRユニット4の下部にアナログ信号処理基板8を配置し、DVDユニット5の下部に間を開けてデジタル信号処理基板9を配置し、HDDユニット6の上部に間を開けてPCB電源基板10を配置した構成が明瞭に示されている。ここにおいて、デジタル信号処理基板9とHDDユニット6、および、DVDユニット5とPCB電源基板10がそれぞれ間隙を設けて配置される。このように間隙を設けるのは、各ユニットから発生した熱を間隙に放熱しやすくするためと、空気の流れる軌道(図4において矢印にて表示)を確保し空気が流れ易くするためである。また、主要な発熱部分であるデジタル信号処理基板(MPEG基板)9とPCB電源基板10を近くにまとめて配置することによりその近傍にファンを設けて効率的な冷却を図ることができるものである。
各ユニット間に間隙を設けて配置するためには、支持部材11を用いて固定する。その際には、各ユニットを独立した支持部材11で支持する構成を採らずに、本発明においては、DVDユニット5と、その下に配置したデジタル信号処理基板9は同じ支持部材11で一緒に筐体3に固定される(図1参照)。また、HDDユニット6とPCB電源基板10も同じ支持部材11で一緒に筐体3に固定される(図4参照)。支持部材11は、DVDユニット5の場合も、HDDユニット6の場合も、両側部に取り付けて支持固定する。
HDDユニット6を筐体底面7から少し離して固定するのは、無用な衝撃を受けるのを防ぐことが主な目的である。また、ビデオカセット用挿入排出口とDVDディスク用挿入排出口が、ほぼ同じ高さで、横に並んだデザインは、バランスがとれており完成度の高い印象を与えることができる。
各ユニット及びパーツ間の配線方法は、VCRユニット4とアナログ信号処理基板8が信号配線により接続され、PCB電源基板10からアナログ信号処理基板8とDVDユニット5とHDDユニット6へ、それぞれに電源配線12が接続され、デジタル信号処理基板9からアナログ信号処理基板8とDVDユニット5とHDDユニット6へ、それぞれに信号配線12が接続される。PCB電源基板10とアナログ信号処理基板8、DVDユニット5、HDDユニット6を接続する各配線12は電源ケーブルである。デジタル信号処理基板9とDVDユニット5、HDDユニット6を接続する配線12はデジタル信号伝達ケーブルであり、アナログ信号処理基板8を接続する配線12は、電源・タイマーマイコン通信・ビデオ/オーディオ入出力の各ケーブルである。各配線12は隣り合っている上記各パーツ間を短距離で連結する。これは、PCB電源基板10を装置の右側後方上部に配置し、その前方で筐体底面7近く(装置の右側前方下部)にデジタル信号処理基板9を配置し、アナログ信号処理基板8を装置の左側下部に配置することにより達成される。DVDユニット5にはどの配線12の中間も接触していない。
筐体3内部で各ユニット及びパーツから発生する熱を逃がすために、筐体3の内気と外気をつなぐ通気部13を、少なくとも筐体3の右側面の前方と右側の背面に設ける。必要に応じて、通気部13をさらに筐体3の多くの所望位置に設けることも可能である。本実施形態における通気部13はスリット状であるが、穴やその他の形状であってもよい。
装置奥行きを増加させずにファン14を取り付ける場合には、筐体3の内側と外気をつなぐ通気部13を少なくとも筐体3の右側面の前方と右側の背面に設けて、右側背面の通気部13に排気用のファン14を外付けすることが好ましい。
本発明に係る記録再生複合装置の内部構造を表す正面図。 本発明に係る記録再生複合装置の内部構造を表す平面図。 本発明に係る記録再生複合装置の左側面から見た内部構造を表す左側面図。 本発明に係る記録再生複合装置の右側面から見た内部構造を表す右側面図。 本発明に係る記録再生複合装置の主要なユニット構成を表す説明図。 本発明の経緯を説明するための内部構造を表す平面図。 本発明の経緯を説明するための内部構造を表す左側面図。 本発明の経緯を説明するための内部構造を表す右側面図。
符号の説明
1 ビデオカセット用挿入排出口
2 DVDディスク用挿入排出口
3 筐体
4 VCRユニット
5 DVDユニット
6 HDDユニット
7 筐体底面
8 アナログ信号処理基板
9 デジタル信号処理基板
10 PCB電源基板
11 支持部材
12 各種配線
13 通気部
14 ファン

Claims (5)

  1. VCRユニットとDVDユニットとHDDユニットの3つの記録再生機能を備えた記録再生複合装置において、正面の左側上部にビデオカセット用挿入排出口を有し正面の右側上部にDVDディスク用挿入排出口を有し装置の外側ケーシングを構成している筐体の内部に、VCRユニットを左側上部前方に配置し、DVDユニットを右側上部前方に配置し、HDDユニットを正面に対して側面部を向けた横向きにして右側下部後方に筐体底面部と間を空けて配置し、上記したHDDユニットの前端がDVDユニットの後端よりも前方に位置させて、両者が間隙を設けて部分的にオーバラップさせて上下に対向して配置したことを特徴とする記録再生複合装置。
  2. 前記VCRユニットはアナログ信号処理基板上に搭載配置し、前記DVDユニットの下部には間隙を設けてデジタル信号処理基板を配置し、前記HDDユニットの上部には間隙を設けてPCB電源基板を配置し、前記デジタル信号処理基板とHDDユニット、及び、DVDユニットとPCB電源基板がそれぞれ相互に間隙を設けて接触しないように配置されたことを特徴とする請求項1記載の記録再生複合装置。
  3. 支持部材を用いて前記DVDユニットとデジタル信号処理基板を一緒に支持して筐体に固定し、かつ別の支持部材を用いて前記HDDユニットとPCB電源基板を一緒に支持して筐体に固定したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の記録再生複合装置。
  4. 前記VCRユニットと前記アナログ信号処理基板が接続され、前記PCB電源基板から前記アナログ信号処理基板、前記DVDユニット及び前記HDDユニット間はそれぞれ電源配線が接続され、前記デジタル信号処理基板から前記アナログ信号処理基板、前記DVDユニット及び前記HDDユニット間はそれぞれ信号配線が接続され、各配線は隣り合っている上記各ユニット間を短距離で連結し、どの配線の中間部も前記DVDユニットに接触しないように配線したことを特徴とする請求項1、2又は3の内の一つに記載の記録再生複合装置。
  5. 前記筐体の内部と外気をつなぐ通気部を少なくとも前記筐体の右側面の前方と右側の背面に設け、右側背面の前記通気部に排気用のファンを外付け配置したことを特徴とする請求項1、2、3又は4の内の一つに記載の記録再生複合装置。

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