JP2006098895A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成ユニット(IDユニット)が正規の位置に装着されない場合でも、それに対応して印刷を行なえる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 どの位置に何色のトナーが収容されたIDユニットが装着されたかを判別するユニット判別部21を設け、ユニット判別部21の判別結果に基づいて、収容したトナー色と同色の印刷データをIDユニットに送信して印刷を行なうようにする。またIDユニットが所定の位置とは異なる位置に装着された場合にはIDユニットに出力する印加電圧を補正するようにして、正規の位置に装着された場合に比較して何ら遜色のない画像を得るようにする。
【選択図】 図2
【解決手段】 どの位置に何色のトナーが収容されたIDユニットが装着されたかを判別するユニット判別部21を設け、ユニット判別部21の判別結果に基づいて、収容したトナー色と同色の印刷データをIDユニットに送信して印刷を行なうようにする。またIDユニットが所定の位置とは異なる位置に装着された場合にはIDユニットに出力する印加電圧を補正するようにして、正規の位置に装着された場合に比較して何ら遜色のない画像を得るようにする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電子写真方式やインクジェット方式のカラー記録を行なう記録装置に使用される画像形成装置に関する。
従来、カラー印刷を行なう電子写真印刷装置等に使用される画像形成装置においては、複数色(例えば4色)の画像形成ユニットがそれぞれ所定の位置に装着されて印刷が行なわれる。例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に並べた状態で装着される。各画像形成ユニットの所定位置への装着は、印刷可否の条件となっていた。そのために、各画像形成ユニットがそれぞれ決められた位置に装着されたか否かを判別する判別手段を設け、各画像形成ユニットが所定の順番通りに装着されていないと判別された場合、あるいは同一色の複数の画像形成ユニットが装着されたと判別された場合は、印刷を行なわないようにしていた。このような装置を開示するものとして、例えば、特開2003−21991号公報が挙げられる。
印刷を停止した場合は、オペレータに画像形成ユニットの装着位置の変更や交換を促したりするが、判別手段が設けられていない装置の場合には、装着位置を誤った状態で印刷を行なってしまう。
特開2003−21991号公報
印刷を停止した場合は、オペレータに画像形成ユニットの装着位置の変更や交換を促したりするが、判別手段が設けられていない装置の場合には、装着位置を誤った状態で印刷を行なってしまう。
しかしながら上記従来の画像形成装置においては、画像形成ユニットが所定の位置に装着されなかった場合、表示によりオペレータに交換が促されるが、オペレータがその表示に気付かない場合には、装置は動作を停止したままで、印刷の指令が送られても印刷動作を行なわないままになっているという問題がある。また、判別手段が設けられていない装置の場合には、装着位置を誤った状態で印刷を行なってしまい、本来の色調とは異なる、あるいは原画の判別がつかないような、無駄な印刷を行なうことになり、本来の機能を十分に発揮できるものではなく、オペレータの要求を満足させる出力が得られないという問題もあった。
上記課題を解決するために、本発明は、それぞれ異なる色の現像剤を収容する着脱可能な複数のユニットを有し、各色の画像データを対応するユニットへ送って画像形成を行なう画像形成装置において、装着されたユニットが何色の現像剤を収容しているユニットであるかを判別する判別手段を設け、前記判別手段による判別結果に基づいて各色の画像データを対応するユニットに送信して画像形成を行なうことを特徴とするものである。
前記ユニットは特に画像形成ユニットとする。そして特に、画像形成ユニットが装着された位置により画像濃度を補正するようにする。その場合、画像濃度の補正量は、画像形成ユニットが装着された位置に応じて異ならせるようにするとさらによい。
また同色の現像剤を収容した画像形成ユニットが複数装着された場合、何れか1つの画像形成ユニットを選択して画像形成を行なうようにする。この場合、 画像形成ユニットに収容される現像剤の残量を検出する残量検出手段を設け、同色の現像剤を収容した複数の画像形成ユニットのうち、残量検出手段の検出結果に基づいて何れかの画像形成ユニットを選択して使用するようにする。さらに、何れかの画像形成ユニットを選択した場合、他の同色の現像剤を収容した画像形成ユニットを使用禁止にする。
また、画像形成ユニットは発光手段を有するものとし、画像形成ユニットが装着された位置に応じて発光手段の発光量を異ならせるようにする。
また、画像形成ユニットは発光手段を有するものとし、画像形成ユニットが装着された位置に応じて発光手段の発光量を異ならせるようにする。
上記構成の本発明によれば、装着されたユニットが何色の現像剤を収容しているユニットであるかを判別する判別手段を設け、判別手段による判別結果に基づいて各色の画像データを対応するユニットに送信して画像形成を行なうので、ユニットが所定の位置に装着されていない場合でも、ユニットを正規の位置に装着した場合と同様に画像形成を行なうことができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面に従って説明する。なお以下に説明する各実施の形態においては、電子写真印刷装置に使用される画像形成装置を例にして説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の画像形成装置を具備した電子写真印刷装置を示す構成図、図2は第1の実施の形態の要部を示すブロック図である。
図1において、電子写真印刷装置1には画像形成装置20が具備されている。画像形成装置20には、4つの印刷機構、即ち、イエローの印刷機構4、マゼンタの印刷機構5、シアンの印刷機構6およびブラックの印刷機構7が備えられている。各印刷機構は同様の構成を有するもので、印刷機構内に収容される現像剤(トナー)の色のみが異なる。ここで代表してイエローの印刷機構4について説明する。
イエローの印刷機構4には、感光ドラムを中心に帯電ローラ、現像部、クリーニングローラ等が一体にユニット化されたドラムユニット(画像形成ユニット:IDユニット)4a、後述のカバーに取り付けられたLEDヘッド4b、除電ランプ4cおよび転写ローラ4eが備えられている。IDユニット4aの現像部にはイエローのトナーが収容されている。IDユニット4aは消耗品として着脱可能であり、イエローのIDユニット4aは通常は所定の装着位置として図における一番右側に装着される。
他の色の印刷機構も同様の構成を有し、各IDユニット5a、6a、7aの所定の装着位置としては、イエローの隣りにマゼンタのIDユニット5a、その隣にシアンのIDユニット6a、さらにその隣にブラックのIDユニット7aの順になっている。
画像形成装置20の下方には転写ベルト11が回転可能に配設されている。転写ベルト11は印刷媒体を保持して搬送するもので、駆動ローラ11aによる回転駆動される。さらに転写ベルト11の下方にはカセットトレイ8が装着される。カセットトレイ8には印刷媒体が収容され、ホッピングローラ9により印刷媒体が1枚ずつ繰出されるようになっている。
画像形成装置20の下方には転写ベルト11が回転可能に配設されている。転写ベルト11は印刷媒体を保持して搬送するもので、駆動ローラ11aによる回転駆動される。さらに転写ベルト11の下方にはカセットトレイ8が装着される。カセットトレイ8には印刷媒体が収容され、ホッピングローラ9により印刷媒体が1枚ずつ繰出されるようになっている。
画像形成装置20の左側には定着器12が設けられている。定着器12は印刷媒体上に転写されたトナー画像を印刷媒体に定着させるもので、加熱ローラ12aと圧接ローラ12bとを具備している。画像形成装置20の上部はカバー13が開閉可能に設けられている。カバー13には上述のように各LEDヘッド4b、5b、6b、7bが取り付けられ、またその上部は排出された印刷媒体が載置されるスタッカ部13aとなっている。
図2において、エンジン制御部15は画像形成装置20の動作全体を制御するもので、中継基板16を介して各LEDヘッド4b、5b、6b、7bに対してそれぞれ、イエローの印刷データ、マゼンタの印刷データ、シアンの印刷データおよびブラックの印刷データを供給し、これらの制御を行なう。さらにエンジン制御部15は、除電ランプ4c、5c、6c、7c、モータ4d、5d、6d、7d、ホッピングモータ9d、ベルトモータ11d、ヒータモータ12dおよびフロントモータ14dを直接制御する。
モータ4d、5d、6d、7dは、それぞれIDユニット4a、5a、6a、7aおよび転写ローラ4e、5e、6e、7aを駆動するものである。ホッピングモータ9dは印刷媒体を繰出すホッピングローラ9を駆動する。ベルトモータ11dは転写ベルト11の駆動ローラ11aを駆動する。ヒータモータ12dは、定着器12の加熱ローラ12aを駆動する。またフロントモータ14d、手差しの印刷媒体を搬送するためのフロントローラ14を駆動する。
画像形成装置20には、低圧電源2および高圧電源3が設けられている。低圧電源2は、定着器12内の熱源、即ち、加熱ローラ12a内のハロゲンランプに電力を供給する。高圧電源3は、各IDユニット4a、5a、6a、7aおよび各転写ローラ4e、5e、6e、7aに対し、各々独立に高圧電力を供給するように構成されており、各トナー色およびIDユニットの装着位置に応じた電圧を印加するように制御される。
エンジン制御部15は、各種のセンサ(一括して17とする)からの検出信号を受信できるように構成されている。これらのセンサとしては、例えば、印刷媒体の有無を検出するセンサやカバー13の開閉を検出するセンサ等が含まれている。さらにIDユニットに収容されているトナーの残量を検出するセンサも含まれている。またエンジン制御部15は、画像形成装置20に、何色のトナーを収容したIDユニットが装着されたかを検出するユニット判別部21が接続され、ユニット判別部21からの判別信号を受信する。ユニット判別部21としては、例えば、特開2003−21991号公報の段落[0053]から段落[0055]に記載されるものを使用する。ユニット判別部21はトナー色ごとに設けられる。
エンジン制御部15には高圧補正テーブル22が設けられている。高圧補正テーブル22は、各LEDヘッド4b、5b、6b、7bに対して出力される高圧出力値の補正を行なうための補正テーブルであり、IDユニット4a、5a、6a、7aの装着位置に対してどのような補正を行なうかを表したものである。高圧補正テーブル22を図3に示す。
高圧補正テーブル22について説明する。例えば、イエローの印刷機構4には本来イエローのIDユニット4aが装着されるべきである。本来のIDユニット4aが印刷機構4に装着された場合、補正なしの通常の制御が行なわれる。即ち、図3におけるポジション:Y、ID:Yの値0が補正値として選択される。そしてイエローの印刷機構4にマゼンタのIDユニット5aが装着された場合、ポジション:Y、ID:M(マゼンタ)の値M4が補正値として選択されるようになっている。
このようにIDユニットの装着位置が本来の装着位置と異なっていた場合にLEDヘッドに印加する高電圧を補正するのは、装着位置の違いによる転写効率の違い、トナーの特性差等があるために行なわれるもので、補正値は実験等により決定される。なお図3に示す高圧補正テーブル22は、1つの出力電圧に対する補正値を示すものであるが、複数の出力がある場合には、それぞれの出力に対して補正値のテーブルを設けて補正を行なうようにすることはいうまでもない。
またエンジン制御部15には管理テーブル23が設けられている。管理テーブル23は、ユニット判別部21による判別結果を印刷に生かすためのテーブルであり、図示しないメモリに記憶される。管理テーブル23は、各LEDヘッド4b、5b、6b、7bへ何色の印刷データを出力すればよいのか、また各装着位置の印刷機構4、5、6、7に装着されているIDユニット4a、5a、6a、7aへどのような高圧電圧を印加すべきかを記憶するためのテーブルである。この管理テーブル23を図4に示す。
図4において、上段のテーブル23aは初期状態を示すもので、IDユニットが所定の位置に装着されていれば書き換えは行なわれず、初期状態のままで制御が行なわれる。なお以前に書き換えが行なわれている場合には、前回書き換えた内容が今回の初期状態となる。所定の装着位置ではない位置にIDユニットが装着された場合には、管理テーブル23の書き換えが行なわれ、例えば、イエローのIDユニット4aとマゼンタのIDユニット5aが入れ替わって装着されている場合には、図4の下段に示すように書き換えが行なわれる。即ち、本来イエローのIDユニット4aが装着されるべき印刷機構4にマゼンタの印刷データが送られるようにし、本来マゼンタのIDユニット5aが装着されるべき印刷機構5にイエローの印刷データが送られるようにする。管理テーブル23には、印刷機構4、5、6、7に印加すべき印加電圧も記憶される。補正がある場合には補正された電圧値が記憶される。
次に第1の実施の形態をさらに図5に示すフローチャートにしたがって説明する。図5は第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。ここでは主にIDユニットの交換時にIDユニットが本来の所定の装着位置ではない位置に装着された場合の印刷制御を中心に説明する。なお電子写真印刷装置1のカセットトレイ8には印刷媒体が収納されているものとする。
まず、電源が投入されている状態において、オペレータにより消耗品の交換、即ち、IDユニットの交換のためにカバー13が開けられると、エンジン制御部15はセンサ17からのカバー13開検出信号を受信し、画像形成装置20の動作を停止する。オペレータによりIDユニットの交換が行なわれてカバー13が閉じられると、エンジン制御部15はセンサ17からのカバー13閉検出信号を受信し(ステップ1)、まず、センサ17からの情報を読み取り(ステップ2)、消耗品、即ち、IDユニットの状態が変化したかどうかを検出する。センサ17からの情報を読み取るタイミングとしては、電源投入時またはジョブの切れ目に行なうようにしてもよい。センサ17からの情報によりIDユニットの状態に変化がなければ、単にカバー13が開閉されたものと判断し、ステップ7の初期化処理へ進む。
センサ17からの情報によりIDユニットの状態に変化があったと判断された場合、各IDユニット4a、5a、6a、7aが各印刷機構4、5、6、7の正規の位置に装着されているか否かをユニット判別部21からの情報により判別する(ステップ3)。すべての各IDユニット4a、5a、6a、7aが正規の位置に装着されていると判別された場合には、ステップ7へ進んで初期化処理を行なう。
誤った位置に装着されている場合には、何色のトナーを収容したIDユニットがどの位置に装着されているかに従って、各色の印刷データをLEDヘッド4b、5b、6b、7bのうちのどれに出力するかその出力先を変更する。即ち、図4に示す管理テーブル23の印刷データ欄を書き換える(ステップ4)。例えば、イエローのIDユニット4aとマゼンタのIDユニット5aが入れ替わって装着されている場合には、図4の下段に示すように書き換えが行なわれる。即ち、本来イエローのIDユニット4aが装着されるべき印刷機構4にマゼンタの印刷データが送られるようにし、本来マゼンタのIDユニット5aが装着されるべき印刷機構5にイエローの印刷データが送られるようにする。
次にエンジン制御部15は、何色のトナーを収容したIDユニットがどの位置に装着されているかに従って、図3に示す高圧補正テーブル22を参照して、管理テーブル23の印加電圧欄を書き換える。即ち、図4の下段に示すように、各印刷機構4、5、6、7のIDユニット4a、5a、6a、7aに印加する高圧電圧を補正する補正値を決定する(ステップ5)。
次にエンジン制御部15は、IDユニットが所定の位置に装着されていない旨をオペレータパネルに表示し、オペレータへ通知する(ステップ6)。その後初期化処理を行う(ステップ7)。
次に印刷機構4、5、6、7内のイエローのIDユニット4aとマゼンタのIDユニット5aが入れ替わって装着された場合の印刷動作を説明する。なお、図4に示す管理データ23の印刷データ欄と印加電圧欄はすでに書き換えられているものとする。
図1において、印刷起動がかかると、エンジン制御部15はホッピングローラ9を駆動し、カセットトレイ8内の印刷媒体を1枚繰出す。繰出された印刷媒体は、画像形成装置20へ搬送される。イエローの印刷機構4の手前には吸着ローラ10が設けられており、吸着ローラ10は静電荷を発生し、印刷媒体を転写ローラ11に吸着させる。吸着ローラ10により転写ベルト11に吸着された印刷媒体は、転写ベルト11の回転により印刷機構4、5、6、7を順次通過する。
印刷媒体の搬送のタイミングに合わせて、LEDヘッド4b、5b、6b、7bには図6に示すタイミングで図4に示す管理テーブル23に従って印刷データが送られる。図6は印刷データの送信タイミングを示すタイムチャートであり、図6において、t1〜t3は各々印刷機構間の離間距離を印刷媒体が通過する時間を表し、T1のタイミングでLEDヘッド4bに対して印刷データが出力を開始し、T2のタイミングでLEDヘッド5bに対して印刷データが出力を開始する。このときLEDヘッド4bに出力される印刷データはマゼンタの印刷データであり、LEDヘッド5bに出力される印刷データはイエローの印刷データである。また各LEDヘッド4b、5b、6b、7bには図4の管理テーブル23b(下段)に従った高圧電圧が印加される。
印刷媒体が各印刷機構を通過する際に、各印刷機構からそれぞれの色のトナー像が転写される。ここで最初の印刷機構4からはマゼンタのトナー像が転写され、次の印刷機構5からはイエローのトナー像が転写される。なお印刷機構6からは本来通りシアンのトナー像が転写され、印刷機構7からはブラックのトナー像が転写される。
各色のトナー像を転写された印刷媒体は、定着器12へ送られ、ここでトナー像が印刷媒体に定着される。定着が終了すると、印刷媒体はスタッカ13a上に排出されて印刷動作を終了する。
上記の動作はエンジン制御部15により制御される。エンジン制御部15は、上述したように、図4に示す管理テーブル23bを参照し、この管理テーブル23bに従って、中継基板16を介してLEDヘッド4b、5b、6b、7bに対してそれぞれ、マゼンタの印刷データ、イエローの印刷データ、シアンの印刷データおよびブラックの印刷データを供給し、印刷制御を行なう。同時にエンジン制御部15は、高圧電源3を介して、印刷機構4、5、6、7に対し、それぞれY+M4、M+Y3、C、Kの高圧電圧を印加する。
以上のように第1の実施の形態によれば、IDユニットが所定の位置に装着されない場合でも、どの位置に何色のトナーが収容されたIDユニットが装着されたかを判別し、それに基づいて、収容したトナー色と同色の印刷データをIDユニットに送信して印刷を行なうようにしたので、原画に対して正しい色調の印刷を行なうことができる。またIDユニットが所定の位置とは異なる位置に装着された場合にはIDユニットに出力する印加電圧を補正するようにしたので、印刷濃度が補正され、正規の位置に装着された場合に比較して何ら遜色のない画像を得ることができる効果がある。
したがって、IDユニットが所定の位置とは異なる位置に装着された場合に、印刷を停止する必要もなくなり、またオペレータに装着位置の変更を要求する必要も無くなる。あるいは印刷を続行して誤った色調の印刷を行なうこともなくなる。
以上の説明では、IDユニットに用いた例について述べたが、現像剤である各色のトナーを収容するユニットであるトナーカートリッジに用いても良い。
次に第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態の画像形成装置の構成は第1の実施の形態のものと同様である。図7は第2の実施の形態の管理テーブルを示す。管理テーブルはエンジン制御部15に設けられている。
図7において、管理テーブル25は、各LEDヘッド4b、5b、6b、7bへ何色の印刷データを出力すればよいのか、また各IDユニット4a、5a、6a、7aに残存しているトナー量、各印刷機構4、5、6、7の印刷可否、および各IDユニット4a、5a、6a、7aへどのような高圧電圧を印加すべきかを記憶するためのテーブルである。管理テーブル25には、第1の実施の形態の管理テーブル23に対して、新たに印刷許可欄とトナー残量欄が設けられている。
上段のテーブル25aは初期状態を示すもので、IDユニットが所定の位置に装着されていれば書き換えは行なわれず、初期状態のままで制御が行なわれる。なお以前に書き換えが行なわれている場合には、前回書き換えた内容が今回の初期状態となる。
所定の装着位置ではない位置にIDユニットが装着された場合や、あるいは状態の変化を検出した場合には、管理テーブル25の書き換えが行なわれる。例えば、イエローとマゼンタの印刷機構4、5に、ともにマゼンタのIDユニット5aが装着され、かつそれぞれのトナー残量がイエローの印刷機構4に装着されたIDユニットは「1」で、マゼンタの印刷機構5に装着されたIDユニットは「10」である場合には、図7の下段に示すように、印刷データ欄、印加電圧欄および印刷許可欄が書き換えられる。なおトナー残量は、「無し」から「満杯」までの間を10段階に分割して表す。「1」の場合は殆ど空で、「10」の場合はほぼ満杯の状態を示す。
同一色のトナーを収容した複数のIDユニットが装着された場合には、同色のIDユニットを全部使用する必要は無いので、トナー残量の多いIDユニットを使用するようにし、トナー残量の少ないIDユニットを有する印刷機構に対しては印刷許可欄(フラグ)を「0」にして、使用禁止状態にする。
次に第2の実施の形態の動作を説明する。図8は第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。なお説明に当たっては第1の実施の形態で使用した図面を流用する。この場合も主にIDユニットの交換時にIDユニットが本来の所定の装着位置ではない位置に装着された場合の印刷制御を中心に説明する。なお第2の実施の形態においても、エンジン制御部15に高圧補正テーブル22が設けられている。
まず、電源が投入されている状態において、オペレータにより消耗品の交換、即ち、IDユニットの交換のためにカバー13が開けられると、エンジン制御部15はセンサ17からのカバー13開検出信号を受信し、画像形成装置20の動作を停止する。オペレータによりIDユニットの交換が行なわれてカバー13が閉じられると、エンジン制御部15はセンサ17からのカバー13閉検出信号を受信し(ステップ11)、まず、センサ17からの情報を読み取り(ステップ12)、消耗品、即ち、IDユニットの状態が変化したかどうかを検出する。またこのとき、センサ17からの情報として、各IDユニット内のトナー残量を検出する。センサ17からの情報を読み取るタイミングとしては、電源投入時または印刷ジョブの切れ目に行なうようにしてもよい。センサ17からの情報によりIDユニットの状態に変化がなければ、単にカバー13が開閉されたものと判断し、ステップ20の初期化処理へ進む。
センサ17からの情報によりIDユニットの状態に変化があったと判断された場合、各IDユニット4a、5a、6a、7aが各印刷機構4、5、6、7の正規の位置に装着されているか否かをユニット判別部21からの情報により判別する(ステップ13)。すべての各IDユニット4a、5a、6a、7aが正規の位置に装着されていると判別された場合には、ステップ20へ進んで初期化処理を行なう。
誤った位置に装着されている場合には、何色のトナーを収容したIDユニットがどの位置に装着されているかに従って、各色の印刷データをLEDヘッド4b、5b、6b、7bのうちのどれに出力するかその出力先を変更する。即ち、図7に示す管理テーブル25の印刷データ欄を書き換える(ステップ14)。例えば、イエローの印刷機構4にマゼンタのIDユニット5aが装着された場合には、図7の下段に示すように書き換えが行なわれる。
またエンジン制御部15は、図3に示す高圧補正テーブル22を参照して、管理テーブル25の印加電圧欄を書き換える。イエローの印刷機構4にマゼンタのIDユニット5aが装着された場合は、図7の下段に示すように、印刷機構4のIDユニット4aに印加する高圧電圧が補正される(ステップ15)。
さらにエンジン制御部15は、各IDユニットのトナー残量に従って、管理テーブル25のトナー残量欄を書き換える(ステップ16)。次にエンジン制御部15は、同色のトナーを収容した複数のIDユニットが装着されているか否かを判定し(ステップ17)、装着されていないと判別した場合には、ステップ20へ進んで初期化処理を行なう。
同色のトナーを収容した複数のIDユニットが装着されていると判定した場合、同色のトナーを収容した複数のIDユニットのうち、トナー残量の最も多いIDユニットのみ使用可とし、他のIDユニットを使用禁止とするように管理テーブル25を書き換える(ステップ18)。例えば、イエローとマゼンタの印刷機構4、5に、ともにマゼンタのIDユニット5aが装着された場合には、図7の下段に示すように、トナー残量がイエローの印刷機構4に装着されたIDユニット5aの方がマゼンタの印刷機構5に装着されたIDユニット5aよりも少ないので、イエローの印刷機構4に対して印刷許可が「0」と書き込まれ、印刷禁止状態とされる。
次にエンジン制御部15は、IDユニットが所定の位置に装着されていない旨をオペレータパネルに表示し、オペレータへ通知する(ステップ19)。その後初期化処理を行う(ステップ20)。
次に印刷機構4、5にともにマゼンタのIDユニット5aが装着された場合の印刷動作を説明する。なお、図7に示す管理データ25の印刷データ欄、印加電圧欄、印刷許可欄およびトナー残量欄はすでに書き換えられているものとする。
図1において、印刷起動がかかると、エンジン制御部15はホッピングローラ9を駆動し、カセットトレイ8内の印刷媒体を1枚繰出す。繰出された印刷媒体は、画像形成装置20へ搬送される。イエローの印刷機構4の手前には吸着ローラ10が設けられており、吸着ローラ10は静電荷を発生し、印刷媒体を転写ローラ11に吸着させる。吸着ローラ10により転写ベルト11に吸着された印刷媒体は、転写ベルト11の回転により印刷機構4、5、6、7を順次通過する。
印刷媒体の搬送のタイミングに合わせて、LEDヘッド5b、6b、7bには図9に示すタイミングで図7に示す管理テーブル25に従って印刷データが送られる。このときLEDヘッド4bへは印刷データは送られない。図9は印刷データの送信タイミングを示すタイムチャートであり、図9において、t1、t2は各々印刷機構間の離間距離を印刷媒体が通過する時間を表し、T1のタイミングでLEDヘッド5bに対して印刷データが出力を開始し、T2のタイミングでLEDヘッド6bに対して印刷データが出力を開始し、T3のタイミングでLEDヘッド7bに対して印刷データが出力を開始する。また各IDユニット5a、6a、7aには図7の管理テーブル25b(下段)に従った高圧電圧が印加される。
印刷媒体が各印刷機構を通過する際に、イエローの印刷機構4を除く各印刷機構からそれぞれの色のトナー像が転写される。ここで印刷機構5からはマゼンタのトナー像が転写され、次の印刷機構6からはシアンのトナー像が転写され、印刷機構7からはブラックのトナー像が転写される。
マゼンタ、シアン、ブラックの色のトナー像を転写された印刷媒体は、定着器12へ送られ、ここでトナー像が印刷媒体に定着される。定着が終了すると、印刷媒体はスタッカ13a上に排出されて印刷動作を終了する。
上記の動作はエンジン制御部15により制御される。エンジン制御部15は、上述したように、図7に示す管理テーブル25bを参照し、この管理テーブル25bに従って、中継基板16を介してLEDヘッド5b、6b、7bに対してそれぞれ、マゼンタの印刷データ、シアンの印刷データおよびブラックの印刷データを供給し、印刷制御を行なう。同時にエンジン制御部15は、高圧電源3を介して、印刷機構5、6、7に対し、それぞれM、C、Kの高圧電圧を印加する。
以上の説明では、同色のトナーを収容したIDユニットが2つ装着された場合を説明したが、3つ以上装着された場合も最もトナー量の多いIDユニットを選択して使用し、他のIDユニットを使用禁止状態にすることで対応することはいうまでもない。
また使用禁止状態にするIDユニットについては、印刷媒体搬送時に、図示しないアップダウン機構により、そのIDユニットが装着される印刷機構をアップさせ、印刷媒体に接触させないようにすることにより、より良好な印刷結果が得られる。
また使用禁止状態にするIDユニットについては、印刷媒体搬送時に、図示しないアップダウン機構により、そのIDユニットが装着される印刷機構をアップさせ、印刷媒体に接触させないようにすることにより、より良好な印刷結果が得られる。
以上のように第2の実施の形態によれば、同色のトナーが収容された複数のIDユニットが装着された場合には、いずれか1つのIDユニットを選択して使用し、他のIDユニットは使用禁止にしているので、印刷データを異なる色で印刷することによる判別不能な印刷を防止することができる。また、収容されているトナー残量が最も多いIDユニットを選択して使用するようにしているので、IDユニットの使用率、使用頻度を均一化することができる。
さらにすべて同じ色のトナーを収容したIDユニットを装着することにより、長ランニング時間対応、即ち、消耗品の交換周期のきわめて長い単色画像形成装置として使用可能になる。また2種類のIDユニットを2個ずつ装着することにより、2色の画像形成装置として使用可能になる。
次に第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態の画像形成装置の構成は第1の実施の形態のものと同様である。図10は第3の実施の形態の管理テーブルを示す。管理テーブルはエンジン制御部15に設けられている。
図10において、管理テーブル26は、各LEDヘッド4b、5b、6b、7bへ何色の印刷データを出力すればよいのか、また各IDユニット4a、5a、6a、7aに残存しているトナー量、各印刷機構4、5、6、7の印刷可否、各IDユニット4a、5a、6a、7aへどのような高圧電圧を印加すべきか、および各LEDヘッド4b、5b、6b、7bの光量どの程度補正すべきかを記憶するためのテーブルである。管理テーブル26には、第2の実施の形態の管理テーブル25に対して、新たにLED光量補正欄が設けられている。
上段のテーブル26aは初期状態を示すもので、IDユニットが所定の位置に装着されていれば書き換えは行なわれず、初期状態のままで制御が行なわれる。なお以前に書き換えが行なわれている場合には、前回書き換えた内容が今回の初期状態となる。
所定の装着位置ではない位置にIDユニットが装着された場合や、あるいは状態の変化を検出した場合には、管理テーブル26の書き換えが行なわれる。例えば、シアンの印刷機構6の装着位置にマゼンタのIDユニット5aが装着され、マゼンタの印刷機構5の装着位置にイエローのIDユニット4aが装着され、さらにイエローの印刷機構4の装着位置にシアンのIDユニット6aが装着された場合、図10の下段に示すように、印刷データ欄、印加電圧欄、LED光量補正欄およびトナー残量欄が書き換えられる。
図11は第3の実施の形態におけるLED光量補正テーブルを示す図である。LED光量補正テーブル27はLEDヘッド4b、5b、6b、7bの光量を補正するためのものであり、IDユニットが装着された位置によりどのような光量補正を行なうかを表しており、LEDヘッドの光量を補正することにより、印刷濃度を調整するようになっている。LED光量補正テーブル27はエンジン制御部15に設けられている。
例えば、イエローの印刷機構4には本来イエローのIDユニット4aが装着されるべきである。本来のIDユニット4aが印刷機構4に装着された場合、補正なしの通常の制御が行なわれる。即ち、図11におけるLEDヘッド:LED4b、IDユニット:Yの値0が補正値として選択される。そしてイエローの印刷機構4にマゼンタのIDユニット5aが装着された場合、LEDヘッド:LED4b、IDユニット:Mの値Y―Mが補正値として選択されるようになっている。他の組み合わせについても同様にして補正値が得られる。
この補正値は、IDユニットの装着位置の差により、色を重ねる順番の違いにより生じる微妙な色調のずれなどを補正するための印刷濃度の補正に用いられる。ここではIDユニットの各装着位置により一義的に求められるものとしているが、色の順番の組み合わせにより求めるようにしてもよいし、さらに他の条件を含めて求めるようにしてもよい。
次に第3の実施の形態の動作を説明する。図12は第3の実施の形態の動作を示すフローチャートである。なお説明に当たっては第1の実施の形態で使用した図面を流用する。この場合も主にIDユニットの交換時にIDユニットが本来の所定の装着位置ではない位置に装着された場合の印刷制御を中心に説明する。なお第3の実施の形態においても、エンジン制御部15に高圧補正テーブル22が設けられている。
まず、電源が投入されている状態において、オペレータにより消耗品の交換、即ち、IDユニットの交換のためにカバー13が開けられると、エンジン制御部15はセンサ17からのカバー13開検出信号を受信し、画像形成装置20の動作を停止する。オペレータによりIDユニットの交換が行なわれてカバー13が閉じられると、エンジン制御部15はセンサ17からのカバー13閉検出信号を受信し(ステップ21)、まず、センサ17からの情報を読み取り(ステップ22)、消耗品、即ち、IDユニットの状態が変化したかどうかを検出する。またこのとき、センサ17からの情報として、各IDユニット内のトナー残量を検出する。センサ17からの情報を読み取るタイミングとしては、電源投入時または印刷ジョブの切れ目に行なうようにしてもよい。センサ17からの情報によりIDユニットの状態に変化がなければ、単にカバー13が開閉されたものと判断し、ステップ30の初期化処理へ進む。
センサ17からの情報によりIDユニットの状態に変化があったと判断された場合、各IDユニット4a、5a、6a、7aが各印刷機構4、5、6、7の正規の位置に装着されているか否かをユニット判別部21からの情報により判別する(ステップ23)。すべての各IDユニット4a、5a、6a、7aが正規の位置に装着されていると判別された場合には、ステップ30へ進んで初期化処理を行なう。
誤った位置に装着されている場合には、何色のトナーを収容したIDユニットがどの位置に装着されているかに従って、各色の印刷データをLEDヘッド4b、5b、6b、7bのうちのどれに出力するかその出力先を変更する。即ち、図10に示す管理テーブル26の印刷データ欄を書き換える。例えば、シアンの印刷機構6の装着位置にマゼンタのIDユニット5aが装着され、マゼンタの印刷機構5の装着位置にイエローのIDユニット4aが装着され、さらにイエローの印刷機構4の装着位置にシアンのIDユニット6aが装着された場合、図10の下段に示すように書き換えが行なわれる。
またエンジン制御部15は、印刷機構4、5、6、7に装着されているIDユニットに応じて、図11に示すLED光量補正テーブル27を参照して、図10の下段に示すように、管理テーブル26のLED光量補正欄を書き換える(ステップ24)。イエロー、マゼンタ、シアンのIDユニット4a、5a、6aの装着位置が本来の位置と違っている場合には、これらのIDユニット4a、5a、6aのLEDヘッド4b、5b、6bに対する光量補正を行なう。
またエンジン制御部15は、印刷機構4、5、6、7に装着されているIDユニットに応じて、図3に示す高圧補正テーブル22を参照して、管理テーブル25の印加電圧欄を書き換える(ステップ25)。イエロー、マゼンタ、シアンのIDユニット4a、5a、6aの装着位置が本来の位置と違っている場合には、これらのIDユニット4a、5a、6aのLEDヘッド4b、5b、6bに対する印加電圧の補正を行なう。
さらにエンジン制御部15は、各IDユニットのトナー残量に従って、管理テーブル26のトナー残量欄を書き換える(ステップ26)。次にエンジン制御部15は、同色のトナーを収容した複数のIDユニットが装着されているか否かを判定し(ステップ27)、装着されていないと判別した場合には、ステップ30へ進んで初期化処理を行なう。
同色のトナーを収容した複数のIDユニットが装着されていると判定した場合、同色のトナーを収容した複数のIDユニットのうち、トナー残量の最も多いIDユニットのみ使用可とし、他のIDユニットを使用禁止とするように管理テーブル25を書き換える(ステップ28)。これは第2の実施の形態で説明したとおりである。
次にエンジン制御部15は、IDユニットが所定の位置に装着されていない旨をオペレータパネルに表示し、オペレータへ通知する(ステップ29)。その後初期化処理を行う(ステップ30)。
次に印刷機構4、5、6の装着位置に、それぞれシアンのIDユニット6a、イエローのIDユニット4a、マゼンタのIDユニット5aが装着された場合の印刷動作を説明する。なお、図10に示す管理データ26の印刷データ欄、印加電圧欄、LED光量補正欄、印刷許可欄およびトナー残量欄はすでに書き換えられているものとする。
図1において、印刷起動がかかると、エンジン制御部15はホッピングローラ9を駆動し、カセットトレイ8内の印刷媒体を1枚繰出す。繰出された印刷媒体は、画像形成装置20へ搬送される。イエローの印刷機構4の手前には吸着ローラ10が設けられており、吸着ローラ10は静電荷を発生し、印刷媒体を転写ローラ11に吸着させる。吸着ローラ10により転写ベルト11に吸着された印刷媒体は、転写ベルト11の回転により印刷機構4、5、6、7を順次通過する。
印刷媒体の搬送のタイミングに合わせて、LEDヘッド4b、5b、6b、7bには図6に示すタイミングで図10に示す管理テーブル26に従って印刷データが送られる。また各LEDヘッド4b、5b、6b、7bには図10の管理テーブル26b(下段)に従った高圧電圧が印加される。さらに管理テーブル26b(下段)に従ってLEDヘッド4b、5b、6bの光量が補正される。
印刷媒体が各印刷機構を通過する際に、各印刷機構からそれぞれの色のトナー像が転写される。ここで印刷機構4からはシアンのトナー像が転写され、印刷機構5からはイエローのトナー像が転写され、次の印刷機構6からはマゼンタのトナー像が転写され、印刷機構7からはブラックのトナー像が転写される。
各色のトナー像を転写された印刷媒体は、定着器12へ送られ、ここでトナー像が印刷媒体に定着される。定着が終了すると、印刷媒体はスタッカ13a上に排出されて印刷動作を終了する。
各色のトナー像を転写された印刷媒体は、定着器12へ送られ、ここでトナー像が印刷媒体に定着される。定着が終了すると、印刷媒体はスタッカ13a上に排出されて印刷動作を終了する。
上記の動作はエンジン制御部15により制御される。エンジン制御部15は、上述したように、図10に示す管理テーブル26bを参照し、この管理テーブル26bに従って、中継基板16を介してLEDヘッド4b、5b、6b、7bに対してそれぞれ、光量補正値Y―C、M―Y、C―M、Kを設定した上で、シアンの印刷データ、イエローの印刷データ、マゼンタの印刷データおよびブラックの印刷データを供給し、印刷制御を行なう。同時にエンジン制御部15は、高圧電源3を介して、印刷機構4、5、6、7に対し、それぞれ補正値を含んだ電圧Y+C4、M+Y3、C+M2、Kを印加する。
以上の動作により、印刷機構4、5、6、7により、それぞれシアン、イエロー、マゼンタおよびブラックのトナー現像が行なわれ、カラーマッチングされた正しい色調の印刷を行なうことができる。
以上の動作により、印刷機構4、5、6、7により、それぞれシアン、イエロー、マゼンタおよびブラックのトナー現像が行なわれ、カラーマッチングされた正しい色調の印刷を行なうことができる。
以上の説明では、図12のステップ30において、IDユニットが所定の位置に装着されていない旨をオペレータに通知するようにしているが、本実施の形態では、IDユニットが本来の装着位置ではない位置に装着されても、全ての色のIDユニットが装着されれば、本来の位置に装着された場合と同様の印刷結果を得ることができるので、オペレータへの通知は必ずしも必要ではなく、オペレータパネルへの表示を省略してもよい。
以上のように第3の実施の形態によれば、IDユニットが本来の装着位置ではない位置に装着された場合、高圧電圧を補正するとともに、LEDヘッドの光量を補正するようにしたので、カラーマッチング、濃度補正を実現でき、IDユニットを本来の位置に装着した場合と同様の色調の画像を得ることができる。
したがって、オペレータに装着位置の変更を要求し、印刷を停止状態にする必要もなく、あるいは印刷を続行して誤った色調の印刷を行なうこともなくなる。さらには、IDユニットをどの位置に装着しても印刷が行なえる配列フリー化を実現できる。
したがって、オペレータに装着位置の変更を要求し、印刷を停止状態にする必要もなく、あるいは印刷を続行して誤った色調の印刷を行なうこともなくなる。さらには、IDユニットをどの位置に装着しても印刷が行なえる配列フリー化を実現できる。
上記各実施の形態ではユニット判別部として、特開2003−21991号公報に開示されるものを使用する例で説明したが、これに限らず、図13に示すユニット判別手段を用いてもよい。図13は他のユニット判別部を示すブロック図である。
図13において、画像形成装置20にはエンジン制御部15が設けられている。またIDユニット4aにはメモリ30が設けられており、メモリ30にはこのIDユニット4aがイエローのトナーを収容したIDユニットであることを示す色情報31が格納されている。IDユニット4aが画像形成装置20に装着されると、エンジン制御部15がメモリ30から色情報31を読み出し、何色のトナーを収容したIDユニットが装着されたかを判別する。
図13ではイエローのIDユニット4aのみ示しているが、他の色のトナーを収容したIDユニットもそれぞれ同様の色情報を格納するメモリを有しており、それぞれのIDユニットが装着されると、エンジン制御部15がメモリから色情報を読み取るようになっている。
なお本発明は上記各実施の形態に限定されない。例えば、上記各実施の形態ではタンデム方式の電子写真印刷装置で説明したが、感光ドラムが1つの4パス方式のカラーレーザプリンタにも本発明は適用可能である。また、トナーをインク、LEDヘッドをインク吐出ヘッドに置き換えることにより、カラーインクジェットプリンタあるいは複写機などの画像形成装置にも適用可能である。
さらに、何色の現像剤を収容したユニットが装着されたかを判別する判別手段を持たない場合においても、画像形成装置側に設定モードを設け、どの装着位置に何色の現像剤を収容したユニットが装着されたかを設定できるようにすれば、高価な判別手段を設ける必要がなく、低コストで長ランニング時間の単色またはn色の記録が可能な装置を実現できる。
1 電子写真印刷装置
4、5、6、7 印刷機構
4a、5a、6a、7a IDユニット
4b、5b、6b、7b LEDヘッド
15 エンジン制御部
20 画像形成装置
21 ユニット判別部
22 高圧補正テーブル
23、25、26 管理テーブル
27 LED光量補正テーブル
4、5、6、7 印刷機構
4a、5a、6a、7a IDユニット
4b、5b、6b、7b LEDヘッド
15 エンジン制御部
20 画像形成装置
21 ユニット判別部
22 高圧補正テーブル
23、25、26 管理テーブル
27 LED光量補正テーブル
Claims (8)
- それぞれ異なる色の現像剤を収容する着脱可能な複数のユニットを有し、画像形成を行なう画像形成装置において、
装着されたユニットが何色の現像剤を収容しているユニットであるかを判別する判別手段を設け、
前記判別手段による判別結果に基づいて各色の画像データとユニットとを対応付けて画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置。 - それぞれ異なる色の現像剤を収容する着脱可能な複数の画像形成ユニットを有し、各色の画像データを対応する画像形成ユニットへ送って画像形成を行なう画像形成装置において、
装着された画像形成ユニットが何色の現像剤を収容している画像形成ユニットであるかを判別する判別手段を設け、
前記判別手段による判別結果に基づいて各色の画像データを対応する画像形成ユニットに送信して画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成ユニットが装着された位置により画像濃度を補正する請求項2記載の画像形成装置。
- 前記画像形成ユニットが装着された位置に応じて前記画像濃度の補正量を異ならせる請求項3記載の画像形成装置。
- 同色の現像剤を収容した画像形成ユニットが複数装着された場合、何れか1つの画像形成ユニットを選択して画像形成を行なう請求項2記載の画像形成装置。
- 装着された画像形成ユニットに収容される現像剤の残量を検出する残量検出手段を有し、
前記同色の現像剤を収容した複数の画像形成ユニットのうち、前記残量検出手段の検出結果に基づいて何れかの画像形成ユニットを選択して使用する請求項5記載の画像形成装置。 - 前記何れかの画像形成ユニットを選択した場合、他の前記同色の現像剤を収容した画像形成ユニットを使用禁止にする請求項6記載の画像形成装置。
- 前記画像形成ユニットは発光手段を有し、
前記画像形成ユニットが装着された位置に応じて前記発光手段の光量を異ならせる請求項3記載の画像形成装置。
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-
2004
- 2004-09-30 JP JP2004286552A patent/JP2006098895A/ja not_active Withdrawn
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