JP2006098031A - 換気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 1つの通風経路に遠心ファンを配設して、回転方向を切換えずに換気性能を高めるとともに、壁に大きな穴を開けることなく、簡単な構造とした給気及び排気の機能を兼ね備えた換気装置を提供すること。
【解決手段】 一側面に給気口1aと排気口1bとを備え、内部で同給気口1aと同排気口1b間とを結ぶ通風路に遠心ファン型の送風機1cを設けた通風ダクト本体1と、前記給気口1a又は前記排気口1bに接続される換気管3と、同換気管3の接続先を切換える切換手段5 とから構成され、例えば、前記切換手段5が、スライド切換であることとした。
【選択図】 図4
【解決手段】 一側面に給気口1aと排気口1bとを備え、内部で同給気口1aと同排気口1b間とを結ぶ通風路に遠心ファン型の送風機1cを設けた通風ダクト本体1と、前記給気口1a又は前記排気口1bに接続される換気管3と、同換気管3の接続先を切換える切換手段5 とから構成され、例えば、前記切換手段5が、スライド切換であることとした。
【選択図】 図4
Description
本発明は、室内に外気を給気すると共に、前記室内の空気を室外に排気するための換気装置に係わり、より詳細には、1つの通風経路に遠心ファンを配設して、ファンの回転方向を切換えずに換気性能を高めるとともに、壁に大きな穴を開けることなく、簡単な構造により、前記通風経路の空気の流れの方向を切換え、給気または排気を行うようにした換気装置に関する。
従来より、室内に外気を給気する給気機能と、前記室内の空気を室外に排気する排気機能とを兼ね備えた換気装置が実用化され、また、近年では、空気調和機の室内機に換気機能を備えたものも実現されている。
このような給気機能と排気機能とを備えた換気装置は、壁や窓に設置される換気扇が代表的なものとして実用化されている。
前記換気扇は、プロペラファンの回転方向を切換えることにより、通風路の空気の流れを逆にして、給気または排気を行うようになっているが、前記プロペラファンの正回転よりも逆回転の方が送風効率が低下し、給気と排気での送風量が異なるという問題点があった。
また、前記換気扇は、前記プロペラファンを使用したものであるため、送風ファンの中でも比較的送風量が小さくなってしまい、かつ、壁に大きな穴を開けなければならないという問題点があった。
また、空気調和機の室内機に給気機能を設けたものとして、遠心ファンの回転により、通風路に空気の流れを作って給気を行うようになっているので、前記換気扇と比べて、送風ファンの中でも送風量が大きく、かつ、壁に給気管を貫通するだけであるので、小さな穴をあけるのみでよいものである(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、遠心ファンは一方向に大きな風量を得る構造であるため、遠心ファンを逆回転してもほとんど風量が得られず、遠心ファンを使用したもので給気機能と排気機能を兼ね備えた換気装置が望まれていた。
更に、給気機能と排気機能とを備えた換気装置として、給気ダクトと排気ダクトの2つの通風経路を備え、2つの通風経路を結合するように送風ファンが配設され、それぞれの通風経路内の空気の流れを逆にする切換装置を設けた換気装置が実現されている。
この換気装置は、前記給気ダクトから前記排気ダクトを結ぶ連結路と前記排気ダクトから前記給気ダクトを結ぶ連結路を備え、これら2つの連結路を2つの連動ダンパで連動して切換えることにより、前記送風ファンの回転方向はそのままで、前記給気ダクトと前記排気ダクトのそれぞれの空気の流れを逆にするものであり、壁に小さな穴をあけるのみでよいものである(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、2つの連結路を交差させ、2つの連動ダンパを連動させる構成となり、連結路、連動ダンパ及びその駆動手段を必要とし、複雑な構造となってしまうという問題点があった。
以上のことから、給気または排気を行うために、給気と排気の送風量がともにバランスよく大きく、かつ、室内と室外とを連通する穴を小さくでき、簡単な構造で実現されることが望まれていた。
本発明は上記問題点に鑑み、1つの通風経路に遠心ファンを配設して、ファンの回転方向を切換えずに換気性能を高めるとともに、壁に大きな穴を開けることなく、簡単な構造とした給気及び排気の機能を兼ね備えた換気装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、一側面に給気口と排気口とを備え、同給気口と同排気口間とを内部で結ぶ通風路に遠心ファンを設けた通風ダクト本体と、前記給気口又は前記排気口に接続される換気管と、同換気管の接続先を切換える切換手段とから構成したことにより、1つの通風経路内の空気の流れを逆方向にできる構成となっている。
前記切換手段が、スライド切換であることを特徴とする構成となっている。
前記切換手段が、回転切換であることを特徴とする構成となっている。
一側面に給気口と排気口とを備え、同給気口と同排気口間とを内部で結ぶ通風路に遠心ファンを設けた通風ダクト本体と、同通風ダクト本体の一側面に回転可能に結合され、前記給気口に連通する第一連通部と、前記排気口に連通する第二連通部とを設けた回転ユニットと、同回転ユニットの前記第一連通部又は前記第二連通部の少なくともどちらか一方に接続する換気管とから構成され、前記回転ユニットの回転によって、前記給気口に連通する前記第一連通部を第二連通部に切換えるとともに、前記排気口に連通する前記第二連通部を前記第一連通部に切換え可能としたことを特徴とする構成となっている。
また、前記回転ユニットは、その中心に形成するシャフトと、同シャフトに連結するモータとからなる駆動手段を備え、前記シャフトから対称となる位置に前記第一連通部と第二連通部とを設けると共に、前記通風ダクト本体は、前記第一連通部と前記第二連通部の位置に対応して前記給気口と前記排気口とを設けたことを特徴とする構成となっている。
更に、前記回転ユニットを天板部を有する筒状体とし、同天板部に前記第一連通部と前記第二連通部とを形成したことを特徴とする構成となっている。
本発明によれば、1つの通風経路に遠心ファンを配設して、その回転方向を切換えずに換気性能を高めるとともに、壁に大きな穴を開けることなく、簡単な構造とした給気及び排気の機能を兼ね備えた換気装置を提供することができる。
また、本発明によれば、交差する連結路や連動ダンパによる切換手段によらず、スライドするのみ、または、回転をするのみで、空気の流れを逆方向にでき、簡単な構造で実現できる。
更に、本発明によれば、回転ユニットの筒状体内に駆動手段を収容でき、外観性を良くして小型化を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。図1は本発明による換気装置を説明する説明図で(A)は給気機能に切換えた状態の概略断面図、(B)は排気機能に切換えた状態の概略断面図、図2は本発明による換気装置の回転ユニットを説明する説明図で(A)は回転ユニットの第一実施例を示す概略断面図、(B)は回転ユニットの第二実施例を示す概略断面図、図3は本発明による換気装置の換気管を説明する説明図で(A)は給気機能に切換えた場合の概略断面図、(B)は排気機能に切換えた場合の概略断面図である。
図4は本発明による換気装置の回転ユニットに代えて、スライドユニットを構成した場合を説明する説明図で(A)は給気機能に切換えた状態の概略断面図、(B)は(A)を下方から見た概略断面図、(C)はスライドユニットの横方向から見た概略断面図、図5は本発明による換気装置の回転ユニットに代えて、スライドユニットを構成した場合を説明する説明図で(A)は排気機能に切換えた状態の概略断面図、(B)は(A)を下方から見た概略断面図である。
図6は本発明による換気装置の回転ユニットに代えて、別の回転ユニットを構成した場合を説明する説明図で(A)は給気機能に切換えた状態の概略断面図、(B)は(A)を下方から見た概略断面図、図7は本発明による換気装置の回転ユニットに代えて、別の回転ユニットを構成した場合を説明する説明図で(A)は排気機能に切換えた状態の概略断面図、(B)は(A)を下方から見た概略断面図である。
本発明による換気装置は、一側面に給気口と排気口とを備え、内部で同給気口と同排気口間を結ぶ通風路に遠心ファン型の送風機を設けた通風ダクト本体と、同通風ダクト本体の一側面に回転可能に結合され、前記給気口に連通する第一連通部と、前記排気口に連通する第二連通部とを設けた回転ユニットとから構成されている。
まず、図1(A)及び図1(B)で示すように、前記通風ダクト本体1は、箱状の一側面に給気口1aと排気口1bを備え、同給気口1aと同排気口1b間を結ぶ通風路、即ち、矢印の空気の流れをつくる通風路を形成するように内部が仕切壁等により仕切られ、前記排気口1b側の通風路に、遠心ファン型の送風機1cを配設している。そして、同送風機1cにはモータが備わっている。
前記通風ダクト本体1では、前記給気口1aから空気を給気し、前記送風機1cの一側面の吸込口1eから吸込んで他側面の吹出口1fから吹出し、前記排気口1bより空気を排気するようになっている。このため、前記送風機1cは一定の回転方向で運転される。
また、前記通風ダクト本体1の筺体構造は、前記送風機1cのファンケーシングと連続的に形成された構造としてもよく、例えば、前記給気口1aから前記送風機1cの一側面の前記吸込口1eまでの通風路と、前記送風機1cの他側面の前記吹出口1fと前記排気口1bまでの通風路を連接したものとし、前記通風ダクト本体1の筺体を、既存の前記送風機1cのファンケーシングを利用した簡単な構造にすることができる。
前記回転ユニット2は、前記通風ダクト本体1の一側面に回転可能に結合するように、中心に回転軸2cが設けられ、前記給気口1aに連通する第一連通部2aaと、前記排気口1bに連通する第二連通部2abを備えている。
前記換気管3は、例えば柔軟性又は伸縮性のあるフレキシブルホース3からなり、前記第一連通部2aaと前記第二連通部2abにそれぞれ接続されている。更に、どちらか一方の前記換気管3は、部屋の壁4に設けた貫通孔4aを通じて、室外に導かれている。
そして、図1(A)に示すように、前記回転ユニット2の前記第一連通部2aaに対応する前記通風ダクト本体1の前記給気口1aと、前記回転ユニット2の前記第二連通部2abに対応する前記通風ダクト本体1の前記排気口1bとの連通状態から、図1(B)に示すように、前記回転ユニット2の前記回転軸2cを中心に180度回転させることで、前記第二連通部2abが前記給気口1aに連通され、前記第一連通部2aaが前記排気口1bに連通されて、連通状態が切換って、前記前記第一連通部2aaと前記第二連通部2abを介して、前記給気口1aと前記排気口1bに連通される前記換気管3の接続状態が入れ替わることとなる。
この結果、前記通風ダクト本体1の前記送風機1cの回転方向を切換えずに換気性能を高めるとともに、前記回転ユニット2を回転させるだけで、前記換気管3、前記回転ユニット2、前記通風ダクト本体1による1つの通風経路を流れる空気の流れの方向を逆方向とすることができる。
次に、図2(A)及び図2(B)を用いて、前記回転ユニット2の具体例について説明する。
図2(A)の第一実施例に示すように、前記回転ユニット2を円筒形の天板部2dを有する筒状体とし、同天板部2dを周方向に回転する駆動手段2bを設け、前記駆動手段2bは、前記回転ユニット2の前記天板部2dの周囲にギア2baが形成され、同ギア2baと噛合するピニオン2bcを備えるモータ2bbを、前記天板部2dの側面に配設した構成となっている。
そして、前記天板部2dの中心に前記回転軸2cが形成され、同回転軸2cから対称となる位置に、前記第一連通部2aaと前記第二連通部2abを設けており、同第一連通部2aaと前記第二連通部2abの位置に対応して、前記通風ダクト本体1の前記給気口1aと前記排気口1bとを設けている。
また、図2(B)の第二実施例に示すように、前記回転ユニット2を、第一実施例と同様に、前記天板部2dを有する筒状体とし、前記駆動手段2bに替えて、前記回転ユニット2の前記天板部2dの中心に、前記筒状体内に形成されるシャフト2bdと、前記シャフト2bdに連結する前記モータ2bbを備えた構成となっている。
そして、前記天板部2dの中心に、前記シャフト2bdとは反対側に突出する前記回転軸2cが形成され、第一実施例と同様に、前記シャフト2bdから対称となる位置に、前記第一連通部2aaと前記第二連通部2abを設けており、同第一連通部2aaと同第二連通部2abの位置に対応して、前記通風ダクト本体1の前記給気口1aと前記排気口1bとを設けている。
第一実施例の前記モータ2bbの回転駆動により、前記ピニオン2bcを介して前記ギア2baに伝達されて、前記回転ユニット2が前記回転軸2cを中心に回転し、また、第二実施例の前記モータ2bbの回転駆動により、前記シャフト2bdに伝達されて、前記回転ユニット2が前記回転軸2cを中心に回転するようになっており、前記換気管3の接続の入れ替えが行われる。そして、前記モータ2bbの回転駆動は正逆回転できるものとなっている。
図2(A)の第一実施例、図2(B)の第二実施例に示す前記回転ユニット2によれば、前記特許文献2に示すように、交差する連結路や連動ダンパによる切換手段によらず、前記駆動手段2bを備えた前記回転ユニット2を、同駆動手段2bにより180度回転するのみで、空気の流れを逆方向にすることができ、部品点数を少なくした簡単な構造を実現できる。
また、前記回転ユニット2に直接、前記換気管3を接続するようにしているので、前記換気管3の柔軟性の性質を利用して、前記回転ユニット2の前記駆動手段2bにより180度回転するのみで、空気の流れを逆方向にすることができ、かつ、換気装置を設置する場合に、前記換気管3の配管に、自由度を持たせることができ、部品点数を少なくした簡単な構造を実現できる。
図2(B)の第二実施例に示す前記回転ユニット2によれば、前記回転ユニット2の筒状体内に前記駆動手段2bを収容でき、外観性を良くして小型化を実現できる。
前記モータ2bbの回転駆動による前記換気管3の接続の入れ替えは、図3(A)に示すように、給気機能から排気機能へ切換える場合、前記回転ユニット2を前記モータ2bbの正回転の駆動により180度回転させることで行われ、図3(B)に示すように、前記換気管3が交差するような捩れた状態となる。そして、図3(B)に示すように、排気機能から給気機能に戻す場合、前記モータ2bbの逆回転の駆動により180度回転させることで行われる。
これまで説明してきたように、本発明によれば、前記換気管3、前記回転ユニット2、前記通風ダクト本体1による1つの通風経路を流れる空気の流れの方向を逆方向にすることができ、また、1つの通風経路に遠心ファン型の前記送風機1cを配設して、その回転方向を切換えずに、換気性能を高めるとともに、壁に大きな穴を開けることなく、簡単な構造の給気または排気の機能を兼ね備えた換気装置を実現できる。
以上説明してきた実施例1では、前記回転ユニット2に前記駆動手段2bを設けてなるようにしたが、本発明はこれに限るものではなく、前記回転ユニット2が手動で回転できるものでもよい。
また、以上説明してきた実施例1では、前記回転ユニット2を円筒形の天板部2dを有する筒状体としたが、本発明はこれに限るものではなく、円筒形以外の筒状体で前記換気管3を収容できればよい。また、前記回転ユニット2の外観性を考慮しなければ、前記回転ユニット2を天板部2dのみで構成し、筒状体でなくてもよい。
また、以上説明してきた実施例1では、前記第一連通部2aaと前記第二連通部2abのそれぞれに前記換気管3を接続したが、本発明はこれに限るものではなく、前記第一連通部2aaと前記第二連通部2abのどちらか一方に接続した場合も適用できる。
次に、これまで説明してきた本発明による換気装置の回転ユニットに代えて、スライドユニットと、前記実施例1の回転ユニットとは異なる構造の回転ユニットを構成した場合について説明する。
本発明による換気装置は、一側面に給気口と排気口とを備え、内部で同給気口と同排気口間とを結ぶ通風路に遠心ファン型の送風機を設けた通風ダクト本体と、前記給気口又は前記排気口に接続される換気管と、同換気管の接続先を切換える切換手段とから構成されている。
前記切換手段によって、1つの通風経路内の空気の流れを逆方向にすることができる構成となっている。
前記通風ダクト本体は、前記実施例1で説明してきた通風ダクト本体と略同等な構成であるため、ここでは異なる構成要素を中心に説明することとし、前記換気管も、前記実施例1で説明してきた換気管と同様であるため、説明を省略する。
まず、図4及び図5に示すように、前記切換手段5がスライド切換であることを特徴とし、前記通風ダクト本体1の一側面にスライド可能に設けたスライドユニット5aを構成して、スライドさせる場合について説明する。
図4(A)乃至図4(C)に示すように、前記通風ダクト本体1には、箱状の一側面に給気口1aと排気口1bを備え、同給気口1aと同排気口1bの位置は、前記通風ダクト本体1の一側面に横方向に並んで設けられ、前記通風ダクト本体1の一側面の横方向の両端部に、前記スライドユニット5aをスライド可能にスライド案内片1dが設けられている。
前記スライドユニット5aは、前記給気口1a又は前記排気口1bのどちらか一方に連通する連通部5aaと、前記給気口1aと前記排気口1bとの間でスライドするように、前記スライド案内片1dに係合する案内枠5abを設けている。
図4(A)及び図4(B)では、前記通風ダクト本体1の一側面上を、前記スライドユニット5を左矢印の方向にスライドすることにより、前記給気口1aに前記連通部5aaを連通させ、前記換気管3を介して、室外の空気を室内に導入する給気機能として換気装置を利用することができる。
また、図5(A)及び図5(B)に示すように、前述前記通風ダクト本体1の一側面上を、前記スライドユニット5を右矢印の方向にスライドすることにより、前記排気口1bに前記連通部5aaを連通させ、前記換気管3を介して、室内の空気を室外に導出する排気機能として換気装置を利用することができる。
これまで説明してきた実施例2によれば、前述の実施例1と同様に、1つの通風経路に遠心ファン型の前記送風機1cを配設して、その回転方向を切換えずに、換気性能を高めるとともに、壁に大きな穴を開けることなく、簡単な構造の給気または排気の機能を兼ね備えた換気装置を実現できる。
また、実施例2によれば、前記スライドユニット5aには、1つの前記連通部5aaを設けた構成となっているので、前述の実施例1のように、前記第一連通部2aaと前記第二連通部2abを設けた前記回転ユニット2の構成と比べて、前記スライドユニット5aの小型化と材料削減を実現できる。
次に、前記実施例2において、前記切換手段5がスライド切換であることを特徴とし、前記スライドユニット5aをスライドさせる構成を説明したが、図6及び図7に示すように、前記切換手段5が回転切換であることを特徴とし、前記通風ダクト本体1の一側面に回転可能に設けた回転ユニット5bを構成して、回転させる場合について説明する。なお、前記回転ユニット5bは、前記実施例1において説明した回転ユニットとは異なる構成となっている。
図6(A)及び図6(B)に示すように、前記通風ダクト本体1には、箱状の一側面に給気口1aと排気口1bを備え、同給気口1aと同排気口1bの位置は、前記通風ダクト本体1の一側面に横方向に並んで設けられている。
前記回転ユニット5bは、前記通風ダクト本体1の一側面に回転可能に結合するように、端部に回転軸5bbが設けられ、前記給気口1a又は前記排気口1bのどちらか一方に連通する連通部5baを備えている。そして、前記通風ダクト本体1の一側面の前記給気口1aと前記排気口1bの間を結ぶ中間位置に対応して、前記回転軸5bbが前記通風ダクト本体1に結合されている。
図6(A)及び図6(B)では、前記通風ダクト本体1の一側面上を、前記回転ユニット5bを矢印の方向に前記回転軸5bbを中心に回転することにより、前記給気口1aに前記連通部5baを連通させ、前記換気管3を介して、室外の空気を室内に導入する給気機能として換気装置を利用することができる。
また、図7(A)及び図7(B)に示すように、前記通風ダクト本体1の一側面上を、前記回転ユニット5bを矢印の方向に前記回転軸5bbを中心に回転することにより、前記排気口1bに前記連通部5baを連通させ、前記換気管3を介して、室内の空気を室外に導出する排気機能として換気装置を利用することができる。
これまで説明してきた実施例3によれば、前述の実施例1と同様に、1つの通風経路に遠心ファン型の前記送風機1cを配設して、その回転方向を切換えずに、換気性能を高めるとともに、壁に大きな穴を開けることなく、簡単な構造の給気または排気の機能を兼ね備えた換気装置を実現できる。
また、実施例3によれば、前記回転ユニット5bには、1つの前記連通部5baを設けた構成となっているので、前述の実施例1のように、前記第一連通部2aaと前記第二連通部2abを設けた前記回転ユニット2の構成と比べて、前記回転ユニット5bの小型化と材料削減を実現できる。
以上説明してきた実施例2及び実施例3では、前記切換手段5がスライド切換または回転切換であることとしたが、本発明はこれに限るものではなく、前記換気管3の接続先を切換えられれば、スライド切換または回転切換以外の方法でもよい。
これまで説明してきた実施例1乃至実施例4による換気装置を、空気調和機の室内機本体の背面や側面に連接又は同室内機本体に内蔵するようにしてもよい。
例えば、前記室内機本体と室外とを結ぶ箇所に換気装置を配置し、前記換気管3を介して前記室内機本体の内部に外気を導入し、この外気と前記室内機本体内部に吸込んだ室内空気と混合され室内に吹出すことによって、室内空気の換気を行い、逆に前記室内機本体内部に吸込んだ室内空気を前記換気管3を介して室外に排気することによって、室内空気の換気を行うようにした換気機能付き空気調和機を構成することができる。
このように、換気機能付き空気調和機を構成する場合、換気装置の前記通風ダクト本体1における遠心ファン型の前記送風機1cの回転軸を、前記室内機本体内の送風機、例えば、クロスフローファンの回転軸と連結するような構成とすることにより、前記通風ダクト本体1における前記送風機1cに備えたモータを不要にすることができ、より簡単な構造を実現できる。
以上説明してきた実施例1乃至実施例4では、本発明による換気装置を室内に設置したが、本発明はこれに限るものではなく、室外に設置した場合も適用できるものである。更に、本発明による換気装置では、壁に大きな穴を設ける必要がないので、台所、浴室、寝室、リビング等の様々な室内の場所に設置して適用できるものである。
1 通風ダクト本体
1a 給気口
1b 排気口
1c 送風機
1d スライド案内片
1e 吸込口
1f 吹出口
2 回転ユニット
2aa 第一連通部
2ab 第二連通部
2b 駆動手段
2ba ギア
2bb モータ
2bc ピニオン
2bd シャフト
2c 回転軸
2d 天板部
3 換気管
4 壁
4a 貫通孔
5 切換手段
5a スライドユニット
5aa 連通部
5ab スライド案内枠
5b 回転ユニット
5ba 連通部
5bb 回転軸
1a 給気口
1b 排気口
1c 送風機
1d スライド案内片
1e 吸込口
1f 吹出口
2 回転ユニット
2aa 第一連通部
2ab 第二連通部
2b 駆動手段
2ba ギア
2bb モータ
2bc ピニオン
2bd シャフト
2c 回転軸
2d 天板部
3 換気管
4 壁
4a 貫通孔
5 切換手段
5a スライドユニット
5aa 連通部
5ab スライド案内枠
5b 回転ユニット
5ba 連通部
5bb 回転軸
Claims (6)
- 一側面に給気口と排気口とを備え、同給気口と同排気口間とを内部で結ぶ通風路に遠心ファンを設けた通風ダクト本体と、前記給気口又は前記排気口に接続される換気管と、同換気管の接続先を切換える切換手段とから構成したことを特徴とする換気装置。
- 前記切換手段が、スライド切換であることを特徴とする請求項1記載の換気装置。
- 前記切換手段が、回転切換であることを特徴とする請求項1記載の換気装置。
- 一側面に給気口と排気口とを備え、同給気口と同排気口間とを内部で結ぶ通風路に遠心ファンを設けた通風ダクト本体と、同通風ダクト本体の一側面に回転可能に結合され、前記給気口に連通する第一連通部と、前記排気口に連通する第二連通部とを設けた回転ユニットと、同回転ユニットの前記第一連通部又は前記第二連通部の少なくともどちらか一方に接続する換気管とから構成され、前記回転ユニットの回転によって、前記給気口に連通する前記第一連通部を第二連通部に切換えるとともに、前記排気口に連通する前記第二連通部を前記第一連通部に切換え可能としたことを特徴とする換気装置。
- 前記回転ユニットは、その中心に形成するシャフトと、同シャフトに連結するモータとからなる駆動手段を備え、前記シャフトから対称となる位置に前記第一連通部と第二連通部とを設けると共に、前記通風ダクト本体は、前記第一連通部と前記第二連通部の位置に対応して前記給気口と前記排気口とを設けたことを特徴とする請求項4記載の換気装置。
- 前記回転ユニットを天板部を有する筒状体とし、同天板部に前記第一連通部と前記第二連通部とを形成したことを特徴とする請求項5記載の換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004288176A JP2006098031A (ja) | 2004-09-30 | 2004-09-30 | 換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2004
- 2004-09-30 JP JP2004288176A patent/JP2006098031A/ja active Pending
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CN107940556A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-04-20 | 珠海格力电器股份有限公司 | 室内分风器及空调器 |
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