JP2006097633A - 波力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】波エネルギーの回収率を向上させた波力発電装置を提供する。
【解決手段】表面波の影響を受けずに水が殆んど静止している海の深い部分では、浮体が浮力と重力の差によって上下に動かされる時の水の抵抗が極力大きくなるように浮体の最下部の形状4を選び、反対に海の表面付近では波によって浮体が上下方向に動かされようとする力を最小にするため凹凸の無い筒型の形状1を選定し、さらに浮体の上下運動の固有の周期を係留する場所の年平均の波の周期の0.8倍から1.6倍の範囲で一致させる。ことによって波エネルギーの回収率を向上させている。また、電気分解装置を搭載した波力発電装置を海上の係留し、同じく海上に浮かべたタンクに自動的に高圧水素ガスを蓄積する。
【選択図】図3

Description

本発明は、水上に係留可能に形成された浮体と前記浮体に配設された発電手段を備えた波力発電装置に関する。
四方を海に囲まれたわが国は、波エネルギーの豊かな国の一つである。波エネルギーが簡単に入手可能となれば、そのメリットは計り知れない。
わが国周辺には、幅1m当たり7kWのエネルギーが存在し、国土の海岸線総延長距離33,800kmを延長5,200kmの折れ線で近似するならば、わが国全体で3,500万kWの波エネルギーが存在する(「高橋重雄1999年土木学会誌」を参照)。
この波の持っているエネルギーから仮に1割取り出せたとするとするだけでも、2003年のわが国の年間総発電電力量(10電力会社合計)の約12%を賄うことが可能となる。
わが国ではこれまでに様々な方式の波力発電の研究が行われており、実際に海で実験を行ったものだけに絞っても十数例が知られている。にもかかわらず波力発電の普及が本格化していない理由として、1)コストが高い、2)安全対策が大掛かりとなる、3)景観が損なわれる、と考えられている。
2004年5月資源エネルギー庁発行の「エネルギー白書」では波力発電の技術レベルは「実用化されていない」という欄に位置付けられており、「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」においても、太陽光発電、風力発電、バイオマス熱利用,燃料電池等14項目が積極的にその導入促進を図るべき政策的支援対象となっているのに対して、波力発電は現在はその対象に含まれていない。
さて、従来、波エネルギーを利用する記述としては、例えば、「極数可変型誘導発電機による波力タービン発電装置及びその運転方法」(特許文献1参照)、「波力発電装置」(特許文献2参照)、「波力発電用タービン」(特許文献3参照)あるいは、「地球温暖化モニタリング洋上プラットフォーム」(特許文献4参照)などが提案されていた。
特開平10−176649号公報 特開平11−201014号公報 特開平9−287546号公報 特開2001−151192号公報
ここで、特許文献1の従来装置は、発電機の回転速度を適正に制御して効率を向上し、発電電力の増加を可能とするものである。
また、特許文献2の従来装置は、ウエルズタービンを用いて発電機の回転方向を常に一定として構造の簡素化を行うものである。また、特許文献3の従来装置も同様に、タービンの回転翼の角度及び案内羽根の角度を空気の流れに応じて制御し、発電機の回転方向を常に一定として構造の簡素化と発電効率の向上を図るものである。
また、特許文献4の従来装置は、水平安定盤を設けて波エネルギーの回収率向上を図るものである。
しかしながら、特許文献1と特許文献3の従来装置の場合は機構及び制御が複雑になり過ぎて建設やメンテナンスのコストがあまり下がらない可能性があるという不具合がある。
また、特許文献2の従来装置の場合も、海底に固定する方式であるため建設時やメンテナンス時の安全対策のコストがあまり下がらない可能性があり、また、メンテナンスのための分解が大変であるため、多くの工数と長期の工事期間を要するという不具合がある。また、ウエルズタービンで効率を上げようとすると、それなりにコストがかかるという不具合もある。
また、特許文献4の従来装置は、海面上のプラットフォーム部分が球形であるため波の上下動の影響が大きく波エネルギーの回収を阻害しているという不具合がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、装置製作、設置のコストを低く抑え、メンテナンス性、安全性に優れ、かつ、景観に殆んど影響を与えない波力発電装置を提供することを目的とする。
本発明は、水上に係留可能に形成された浮体と前記浮体に配設された発電手段を備えた波力発電装置において、前記浮体を長い筒型に形成し、前記浮体の下端に取付けられたバラストと前記バラストから離れた位置の前記浮体中間部に設けられた浮力調整室の浮力を調整することにより前記浮体を垂直に浮遊させるとともに、前記浮体の上端部に空気室を設け、前記浮体の筒の上部分の凹凸を少なくして前記浮体の上下運動に対する水の抵抗を少なくする一方、前記浮体の下部分に前記水の抵抗を大きくする突起を設け、水面の上下動により前記空気室の内部と外部の間に生ずる空気流を利用する空気タービンと、当該空気タービンにより回転駆動される発電機を前記浮体の上端部に設けたものである。
また、前記浮体の筒の上部分の水平断面の面積と、装置の質量から次式によって計算される浮体の上下運動の固有の周期Tを、係留場所の年平均の波の周期の0.8倍〜1.6倍の範囲で一致させたものである。
計算式:T=2π×SQR(M/(S×ρ×g))
ここに、 T:浮体の上下運動の固有の周期(s)
S:浮体の筒の上半部分の水平断面積(m
M:本装置の内部の海水も含めた全質量(kg)
π:円周率
ρ:海水の密度(kg/m
g:重力の加速度(m/s
SQR(x):xの平方根を演算する関数
また、前記空気タービンは、前記空気室の内部と外部との間に生じる空気の往復流の方向によらず常に一定方向に回転し、さらに、空気の流れの方向に応じて回転軸方向に一定距離移動可能なフローティングノズルを備えたものである。
また、前記フローティングノズルを移動させる手段としてダイアフラムを用いたものである。
また、前記浮体の最下部近傍に設けられ、前記発電機から出力される電力により水を電気分解する電気分解装置と、前記浮体の最下部近傍に設けられ、前記電気分解装置から発生した水素を溜めて捕集する空間をさらに備えたものである。
また、前記発電機は、前記浮体の密閉された空間に収容され、当該空間には、前記電気分解装置で生産された水素を導入して与圧し、水の浸入を防止するようにしたものである。
また、複数の前記浮体と、これらの複数の前記浮体を互いに連結して浮体集合物を構成する継手手段をさらに備えたものである。
また、前記浮体は、最上部、中間部、および、最下部の3つのセクションに分割され、前記中間部は、軸方向の所定長さを持つ単位部材を連結してなり、当該単位部材の個数を変えることで前記浮体の全長寸法を設定するとともに、前記浮体は、全体を通しボルトによって結合、組立てる構造としたものである。
また、前記通しボルトの代わりにワイヤロープの引張力により結合、組立てる構造としたものである。
また、前記通しボルトは、中空部を有するボルト部材からなり、前記通しボルトの中空部には、前記発電機から出力される電力を前記電気分解装置へ供給するための電力線、あるいは、前記電気分解装置で発生した水素を水上に導くための導管部材が配設されるものである。
また、さらに、水素回収用圧力タンクを水上に配置し、前記導管部材を前記水素回収用圧力タンクへ接続するようにしたものである。
また、前記水素回収用圧力タンクに接続される前記導管部材の端部には、逆止弁を備えたものである。
また、前記バラストをリング状に形成し、その周辺に手摺り状の取っ手を設けたものである。
また、前記空気室の圧力が低下して真空に近づいてきた場合に外気を導入してその真空を緩和するための調整弁を設けたものである。
また、海上の風力がある値より大きくなったことを検出して自動的に開動作を行い、前記浮力調整室の内部の気体を外部に排出して浮力を減じて装置全体を水中に待避させる自動弁を設けたものである。
また、前記浮体の筒の上端に、風車と、この風車の回転により駆動される第2の発電機をさらに備えたものである。
したがって、表面波の影響を受けずに水が殆んど静止している海の深い部分では、浮体が浮力と重力の差によって上下に動かされる時の水の抵抗が極力大きくなり、かつ、反対に海の表面付近では、波によって浮体に作用する力が最小になるので、波エネルギーを利用して効率の良い発電が可能となるという効果を得る。
また、浮体の上下運動の固有の周期Tを、係留場所の年平均の波の周期の0.8倍〜1.6倍の範囲で一致させたので、波動と浮体の上下振動の位相差が約90°となり、波と浮体の上下方向の位置の差を波の高さ以上にもでき、そのため、波エネルギーの回収率を向上できるという効果もある。
また、水深の深い場所での電気分解により水素を発生させているので、海上のタンクには水深に応じた大気圧よりも高い圧力を持った水素の回収が可能となるという効果も得る。
また、空気の往復流の方向によらず常に一定方向に回転する空気タービンを用いて発電機を駆動するので、波エネルギーの回収率を向上できるという効果も得る。
また、前記浮体を最上部、中間部及び最下部の3つのセクションに分割し、さらに中間部を軸方向の所定長さを持つ単位部材を連結して構成しているので、海の深さや年間平均波高さ及び年間平均波周期等に応じて前記中間部の単位長さ部材の個数を変えることにより前記浮体の全長を選択し得るので、基本設計は変えずに広範囲の設置条件に対応可能であり、その結果、標準化あるいは量産化に有利となるという効果も得る。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、本発明の原理について説明する。なお、以下の説明では、本発明にかかる浮体(後述)等を海洋に設置する前提で記述しているが、湖等の内水域においても、本発明にかかる浮体を配置することができる。
図1に示すように、波長が水の深さにくらべ小さい場合には、水面の各点は鉛直面内で波の振幅に等しい半径の円運動を行う。また、図2に示すように、このときには水面下の水の実質の各点も円運動を行うが、その半径は水面から中に入るにしたがって急に小さくなり、半波長程度以上の深さでは水は殆んど動かないことが理論的に証明されている(例えば、『藤本武助著 「流体力学」 昭和35年第6版 養賢堂発行』を参照)。
そこで、図3に示すように、筒状の細長い浮体1を海中に配置する。この浮体1の略中央部には浮力F1を得るための浮力調整室2が設けられ、浮力調整室2の上端部では、内部が仕切られている。また、浮体1の下端部は開放されており、海水が自由に出入りすることができる。浮体1の最下部には、浮体1の重力F2を調整するためのバラスト3が設けられている。このバラスト3は、浮体1の上下動を抑制するための円環状の突起部4の上に設けられており、また、そのために、バラスト3も円環状の形状を有する。
また、浮体1の仕切られている上部は、側面が一部開口していて、海水が出入りできるようになっており、海面から上の部分は空気室5を構成し、浮体1の上端開口部には、空気タービン6が配設されている。
このようにして、本発明では、浮体1は、浮力F1と重力F2の釣り合いにより、空気室5に所定の空間を残すように海中に設置される。また、波の上下動に伴って水面が上下動する際に表面波の影響を受けずに水が殆んど静止している水中の深い部分では、浮体1が浮力F1と重力F2の差によって上下に動かされる時の水の抵抗が極力大きくなるように、浮体1の最下部が周囲に突出するような円環状の突起部4を設け、反対に海の表面付近では波によって浮体1が上下方向に動かされようとする力を最小にするため凹凸の無い筒型の形状を選定している。
したがって、浮体1は、波の上下動に伴った上下方向への力は、ほぼ抑制され、浮体の慣性により最初に設置した姿勢を維持しようとする。また、浮体1の上部空間に入り込む海水は、出入りの抵抗がほぼ無い程度に十分な開口面積を設けてある。そのために、空気室5の海面は、波の上下動に伴って上下方向に変動し、その変動に伴って浮体1に対して相対的に、空気室5と外気との間で空気のやりとりがある。
そして、波の上下動に伴って空気室5の海面が上昇すると、空気室5の空気は、浮体1の上端開口部より外へ流出し、また、波の上下動に伴って空気室5の海面が下降すると、浮体1の上端開口部より外気が空気室5へ流入する。
一方、空気タービン6は、空気室5から空気が流出されるとき、および、空気室5に空気が流入するときのいずれの場合でも、同一方向へ回転駆動される往復流駆動可能なものを用いており、これにより、空気タービン6は、波の上下動のいずれの際にも同一方向へ回転駆動される。
したがって、この空気タービン6の回転に伴って発電駆動される発電機を備えることで、波の上下動のいずれの際にも発電機の発電作用を得ることができ、波のエネルギーを効率よく電気エネルギーへと変換することができる。
ここで、海面の周期的な上下運動が波である。したがって浮体1の上下運動は海面の波を加振源とする強制振動として解析することが出来る。
図4は、筒状の浮体1の海面近傍の水平断面積と、浮体1を含む装置全体の質量によって決まる浮体1の上下運動の固有の周期と、波の周期の比に対する波エネルギー回収率の変化を示すグラフである。この図の波エネルギー回収率は、例えば海底に固定するなどして浮体1を固定した場合を1として表している。
この図によると浮体1の上下運動の固有の周期を、波の周期の0.8倍から1.6倍に選定すると特に高い波エネルギー回収率が得られる。
計算式:T=2π×SQR(M/(S×ρ×g))
ここに、 T:浮体の上下運動の固有の周期(s)
S:浮体の筒の上半部分の水平断面積(m
M:本装置の内部の海水も含めた全質量(kg)
π:円周率
ρ:海水の密度(kg/m
g:重力の加速度(m/s
SQR(x):xの平方根を演算する関数
また、この場合、装置内の海水も浮体1と同時に上下運動を行うので、浮体1の長さにより質量を変えることができる。したがって、本発明によると、比較的容易に固有の周期を選定することが出来るので、浮体1を係留する場所の年平均の波の周期に対応することが可能である。
図5は、本発明の一実施例にかかる波力発電装置PMの一例を示している。なお、この波力発電装置PMは、後述するように複数台が連結されて1つの波力発電クラスタを構成し、その波力発電クラスタ毎に、各波力発電装置PMで生成された水素ガス(後述)を回収する回収タンク装置が設けられる。
この波力発電装置PMは、上述したような浮体1を中心にした構成を有し、海面上にあらわれる上部PMa、海面から海中に没する部分の中部PMb、および、バラスト3等が設けられる下部PMcからなる。
上部PMaは、浮体1の躯体を構成する円筒部材BM1,BM2,BM3からなり、最上部の円筒部材BM1には、風車11と、この風車により回転駆動される発電機12が収容され、円筒部材BM2には、空気タービン6とこの空気タービン6により回転駆動される発電機13(図示略)からなる発電ユニット14が収容され、円筒部材BM3には、その外周面に、他の波力発電装置PM等と連結するためのリンク部材15を連結するための複数の連結部16が設けられている。また、調整弁17は、空気室5の真空度を緩和するためのものである(後述)。
中部PMBは、浮体1の躯体を構成する円筒部材BL1,BL2,BK1,BK2,〜BKnからなり、円筒部材BL1は円筒部材BM3に連結し、円筒部材BL1に連結される円筒部材BL2は、海水が出入りするための開口部BLaが設けられている。
また、円筒部材BL2の下には、同一形状の円筒部材BK1〜BKnが順次連結されており、最下端の円筒部材BKnには、下部PMcの構成部材を収容するための大径の円筒部材BYが連結されている。ここで、円筒部材BYの上端面は閉じていて、円筒部材BYの内部と円筒部材BKnの内部は連通せず、円筒部材BYの内部は独立した空間を構成している。
したがって、円筒部材BK1〜BKnの連結個数を増減することにより、中部PMcの長手方向の寸法を決めることができ、それにより、浮体1の長さを設定することができる。
また、円筒部材BK1,BK2には、生成した水素ガスを貯蓄するための第1水素タンク21、第2水素タンク22、および、浮力調整室2が収容されている。また、浮力調整室2は、その下端面が開放されていて、海水を排除する空間を調整することができるようになっている。
したがって、この場合、第1水素タンク21と第2水素タンク22の総容積、および、浮力調整室2の空間容積により浮力F1の大きさが決定され、また、第1水素タンク21と第2水素タンク22の総容積は固定なので、浮力F1の大きさは、浮力調整室2の空間容積により調整することができる。
また、円筒部材BK1〜BKnは、その内部には海水が満たすために、海水が流入できるように小さな開口部を設けている。
下部PMcの円筒部材BYには、発電機12,13により発電された電力により海水を電気分解して水素ガスおよび酸素ガス等を発生させる電気分解装置25が収容されており、円筒部材BYの内部は、電気分解装置25により発生された水素ガスを貯留するための空間(水素ガス貯留部)を構成している。
また、円筒部材BYの上端部には、円環状のバラスト3が取り付けられるとともに、円環状の突起部4が配設される。また、バラスト3の外周面には、取手部材26が設けられている。
そして、円筒部材BM3、円筒部材BK1,BK2、円筒部材BL1〜BLn、および、円筒部材BYは、中空通しボルト(後述)を複数本使って連結固定されている。
図6は、上部PMaの具体例を示している。
同図において、風車11は、例えば、サポニウス型の4枚羽根のものを用いることができ、その軸11aに、発電機12の駆動軸12aが連結されている。また、駆動軸12aには、ベルト駆動機構30を介してリリーフ弁装置31の回転軸が連結されている。なお、発電機12およびリリーフ弁装置31は、そのケーシング内に水素ガスが導かれるようになっている(後述)。
また、空気タービン6の回転軸6aには、発電機13の回転軸13aが連結されるとともに、フライホイール32が取り付けられていて、回転力の安定化が図られている。そして、空気タービン6の下側の空間が、空気室5を構成する。調整弁17は、空気室5の気圧が一定値より下がると、空気室5の閉塞を開放して、空気室5の気圧を上げるようにしている。また、発電機13は、水素ガスが満たされるケーシング13bに収容されている。
また、円筒部材BM3、円筒部材BK1,BK2、円筒部材BL1〜BLn、および、円筒部材BYを連結固定するための中空通しボルト33は、円筒部材BM3、円筒部材BK1,BK2、および、円筒部材BL1〜BLnの外壁のすぐ内側に挿通部34が設けられていて、その挿通部34に通されている。この中空通しボルト33の中空部は、発電機12,13から電気分解装置25へ電力を供給するための電力線(図示略)、および、電気分解装置25で発生した水素ガスを回収タンクへ導くための水素ガス輸送チューブ(図示略)を通すための通路となっている。
図7は、空気タービン6の一例を示している。
同図において、回転軸6aに連結される回転体6bの中央部外周には動翼6cが設けられているとともに、動翼6cを駆動するための上側の静翼6dと下側の静翼6eは、ケーシング6fの内側に設けられている。また、ケーシング6fの外側には、それぞれ下ベルマウス6gおよび上ベルマウス6hが設けられているとともに、ケーシング6fは、ダイアフラム6iにより、上下方向に移動可能に支持されているとともに、常時は、重力に抗してケーシング6fを上方向に付勢されている。
空気室5の内部から外部へ向かって空気が流れるときには、ダイアフラム6iによりケーシング6fが上方向に移動され、下側の静翼6eが動翼6cに近接する状態となり、それにより、静翼6eにより整流された空気が動翼6cを駆動する(図8,9参照)。
逆に、空気室5の内部に外部から空気が流入するときには、ダイアフラム6iによりケーシング6fが下方向に移動され、上側の静翼6dが動翼6cに近接する状態となり、それにより、静翼6dにより整流された空気が動翼6cを駆動する(図8,9参照)。
これにより、空気室5の海面が上昇して空気室5の内部空気が圧縮され、空気が空気室5から外部へ流出するとき、および、空気室5の海面が下降して空気室5の室内の気圧が低下し、空気が外部から空気室5へ流入するとき、そのいずれの場合でも、空気タービン6の動翼6cが駆動され、それによって、回転体6bが回転し、回転軸6aが回転して、発電機13が適切に駆動される。
なお、波の高さが想定していたものより極端に高くなった場合、空気タービン6を通過して流入する空気の流速が音速に近づくと、空気室5に流入する空気の質量が、排出される空気の質量より少なくなる傾向になり、次第に内部の空気量が減少し、装置の設計上の海面バランス位置が上方にずれた状態となり、機能が低下する。
このような現象を避けるために、空気室5の真空を緩和するための調整弁17が設けられており、その動作圧力は調整可能であり、本波力発電装置PMを係留する場所の条件を勘案して最適値に設定される。
また、調整弁17を最大限に調整し、空気室5の内部と外部の圧力差を無くする事もできるので、空気タービン6の回転をとめてメンテナンスを行う場合や据付調整時に便利に利用できる。
図10は、リリーフ弁装置31の一例を示している。このリリーフ弁装置31は、風車11の回転速度が所定の風力に対応した値を超えたときに、リリーフ動作するものである。
リリーフ弁装置31において、筺体31fの内部は従来から一般に使用されている遠心式調速機と同じ構造であり、軸31aの回転素度に応じてスリーブ31cが回転しながら上下動を行う。
スリーブ31cの頂上部は、ベアリング31oを介してスライドブロック31pに接続され、上下動のみが伝達される。
遠心式調速機の筺体31fの上には、リリーフ弁の外ケース31rが固定され、弁31tは圧縮スプリング31wの付勢力により孔31uを閉塞する。
弁31tは、外ケース31rに組み込まれたスライドブロック31pを貫通し、ダブルナット31zにより余裕を持って接続される(図10の状態)。
したがって、軸31aの回転速度が上がればスライドブロック31pが下がり始め、ついには弁31tのダブルナット31zに辺り、これを押し下げ、それにより、弁31tは孔31uを開放し、弁を満たした流体は流出する(リリーフ状態)。ここで、ダブルナット31zの位置は、本装置を待避させる風力(後述)に合わせて調整する。
図11は、中空通しボルト33の構成例を示している。
この中空通しボルト33は、適宜な長さで設けられ、その複数個が連結部33aで連結されることで、浮体1の長さの増減に対応できるようになっている。
図12は、本発明の一実施例にかかる水素ガス系統の一例を示している。
同図において、電気分解装置25により生成された水素ガスは、円筒部材BYに設けられる水素ガス貯留部に貯められた後、逆止弁41を介して、一次タンク21へ導かれ、一次タンク21に蓄積された水素ガスは、逆止弁42を介して二次タンク22へ導かれ、二次タンク22に蓄積された水素ガスは、逆止弁43を介して、回収タンクへと導かれる。
この系統は、水素ガスの生成と回収のための系統である。
一方、一次タンク21は、分岐ユニット44に連絡され、この分岐ユニット44には、外部から手動弁45を介して、水素ガスHGが導入される。また、分岐ユニット44は、絞り弁46を介して、浮力調整室23のフロート弁47に接続されている。ここで、絞り弁46には、手動弁48がバイパス接続されている。
また、分岐ユニット44は、絞り弁49を介して、発電機13のケーシング13bに接続されている。ここで、ケーシング13bには、発電機13の軸13aをシールする軸シール50が設けられている。
また、分岐ユニット44は、絞り弁51を介して、発電機12とリリーフ弁装置31のケーシング52に接続されている。ここで、ケーシング52には、発電機12の軸12aをシールする軸シール52aが設けられている。
また、分岐ユニット44は、絞り弁53を介して、圧力制御弁54の圧力制御部に接続されている。また、絞り弁53と圧力制御弁54の圧力制御部への接続部には、蓄圧タンク55が接続されているとともに、リリーフ弁装置31に接続されている。
また、圧力制御弁54は、浮力調整室23において、後述する水没状態を規定するための水位LBに設定された管路56を、外部へ接続するためのものであり、また、浮力調整室23の最上位レベルを連通する手動弁57にも接続されている。
さて、この波力発電装置PMを起動する際、まず、取手部材26に引き綱を繋いで引き船で移動して波力発電装置PMを海面上の適宜な位置に配置する。次いで、手動弁45を開き、水素ガスHGを装置内に引き入れる。
これにより、まず、分岐ユニット44を介して、各部へ水素ガスが送られる。例えば、一次タンク21に送られた水素ガスは、逆止弁42を介して二次タンク22へ送られ、それにより、一次タンク21と二次タンク22に貯留していた空気は、水素ガスに置き換えられる。
また、絞り弁46をバイパスさせる手動弁48を開くことにより、浮力調整室23のフロート弁47に送られた水素ガスは、浮力調整室23へ貯留し、徐々に浮力調整室23の空間が大きくなり、浮体1の浮力F1が大きくなる。そして、フロート弁47のフロート47aが、あらかじめ設定された通常運転水位LAに達すると、フロート弁47は閉塞し、それにより、波力発電装置PMは、図13の左側に示すような通常運転状態まで浮上した状態となる。
また、絞り弁49を介してケーシング13bに送られた水素ガスは、発電機13の周囲を満たす。それにより、発電機13のケーシング13bは、水素ガスにより予圧され、ケーシング13bの内部に海水が入り込むような事態が抑制される。
また、絞り弁51を介してケーシング52に送られた水素ガスは、発電機12およびリリーフ弁装置31の周囲を満たす。それにより、ケーシング52は、水素ガスにより予圧され、ケーシング52の内部に海水が入り込むような事態が抑制される。
また、絞り弁53を介して圧力制御弁54の圧力制御部に供給される水素ガスは、蓄圧タンク55へ蓄積されて、一定の圧力を作用する。この圧力が所定値よりも大きくなっている状態では、圧力制御弁54がオフ動作し、それにより、浮力調整室23の管路56は外部から遮断され、圧力調整部23は、フロート弁47による浮力調整が有効となる。それとともに、通常の運転状態では、手動弁57を閉塞しておく。
このようにして、波力発電装置PMが通常運転状態まで浮上している状態では、波の上下運動により空気タービン6が回転し、それにより、発電機13が駆動され、発電機13で発生された電力が電気分解装置25へ供給される。
それとともに、海上に吹く風により風車11が回転し、それにより、発電機12が駆動され、発電機12で発生された電力も電気分解装置25へ供給される。
このようにして、発電機12,13で発生された電力が電気分解装置25へ供給され、それにより、電気分解装置25が作動して、海水を電気分解し、それによって得られた水素ガスは、円筒部材BYの水素ガス貯留部へ貯留し、水素ガス貯留部から一次タンク21へと送られる。
一次タンク21へ送られた水素ガスは、逆止弁42を介して二次タンク22へ送られ、さらに、逆止弁43を介して、回収タンクへ送られる。
ここで、水素ガス貯留部は、波力発電装置PMの浮体1の最下部に位置しており、当該水深位置における水圧を受けるので、例えば、2(Kgゲージ圧)程度の圧力を有している。したがって、特別な圧送機構を備えなくても、電気分解装置25で生成された水素ガスは、回収タンクへと順調に供給される。この場合、例えば、逆止弁41,42,43の設定圧力を1.5気圧程度に設定することが好ましい。
また、一次タンク21に貯留した水素ガスは、分岐ユニット44に送られるので、例えば、浮力調整室23の貯留水素が抜けた場合、フロート47aが上がってフロート弁47が開動作したとき、一次タンク21から供給される水素ガスが浮力調整室23へ送られるので、再度、浮力調整室23の水面が下降し、フロート47aが所定水位LAまで移動した状態で、フロート弁47が閉動作する。
このようにして、浮力調整室23の作用により、波力発電装置PMは、通常運転状態まで浮上した状態が維持される。
さて、荒天により海上の風速が大きくなり、波浪も高くなり、波力発電装置PMを運転することが危険になる状態になった場合、このときには、風車11の回転速度が非常に大きくなり、上述したように、リリーフ弁装置31がリリーフ動作する。
それにより、圧力調整弁54の圧力制御部の圧力が低下しようとするが、このとき、蓄圧タンク55に蓄積された水素圧力により、圧力制御部に作用する圧力が維持される。
ここで、荒天の状況が続き、リリーフ弁装置31のリリーフ動作が長い時間継続されると、蓄圧タンク55に蓄積された水素圧力も低くなり、圧力制御部に作用する圧力が設定値よりも低下する。
それにより、圧力調整弁54が開動作し、浮力調整室23の管路56が外部へと連通されるので、浮力調整室23の水位が水没状態水位LBまで上昇し、図13の中央に示すように、風車11上部の制御室のみ残して波力発電装置PMが水没する。
この状態では、空気タービン6および風車11は回転せず、したがって、発電機12および発電機13の発電が停止する。ただし、一次タンク21には、浮力調整室23を満たした他に発電機12,13のケーシング52,13bに長時間供給できるための十分な余裕を持つため、ケーシング52,13bに海水が入り込むような事態は抑制される。
風車11の回転停止と同時に、リリーフ弁31は閉じられ、水素ガスは一次タンク21から分岐ユニット44および絞り弁53を介して蓄圧タンク55および圧力制御弁54の駆動部に送られ、症圧を開始する。しかし、絞り弁53の流量が小さく調整されているため、圧力制御弁54が閉塞されるまでに長時間を有する。
この状態で、水素ガスは、一次タンク21から分岐ユニット44、絞り弁46、および、フロート弁47を介して浮力調整室23へと供給されるが、圧力制御弁54が開いているため、浮力調整室23の内部の水位は、水位LBに留まる。
このようにして、一旦水没した際には、一定時間、図13の中央に示したように、水車部以下水没の状態が維持される。
一方、圧力調整弁54の制御部に作用する水素ガスの圧力が高まり、圧力調整弁54が閉じると、浮力調整室23内の圧力は徐々に上昇し、それに伴って、浮力調整室23内の水位が下がり、波力発電装置PMは徐々に浮上する。
そして、浮力調整室23の水位が基準水位LAに達すると、フロート弁47が閉動作し、それ以降は、上述した場合と同様に、通常運転状態を維持する。
ここで、水没してから、波力発電装置PMの浮上が完了するまでの時間は、絞り弁46の流通量により設定することができ、例えば、6〜12時間程度に設定すると良い。
さて、台風が接近している場合などで、非常に荒天状態が悪い場合、例えば、図13の右側で示したように、波力発電装置PMを安全な位置まで完全に水没させる必要がある。
このような場合には、事前に、手動弁57を開放する。これにより、浮力調整室23に貯留された水素ガスが全て排出されるので、波力発電装置PMは沈下を続け、例えば、回収タンクを支持するボート(後述)に接続する綱などにより、図13の右側に示すように安全な水位で止まる。あるいは、設置海域の水深によっては、海底に達しても良い。
この状態からの浮上には、風車以下水没の状態から浮上する場合に要する時間に、浮力調整室23内の水位が、天井から水位LBまで下がる時間が加算される。例えば、24〜48時間程度に設定することができる。
ここで、どの状態にまで水没させるかは、手動弁57の開閉により決めることができる。また、どれだけの時間、水没状態を維持するかは、絞り弁46および絞り弁53の流通量によって定まるため、例えば、設置場所や台風シーズンの前後にそれらを操作するだけで、後は、一切の調整作業を必要としない。
また、この緊急待避状態から復帰させる場合には、手動弁45を介し、外部より水素ガスを供給して、通常運転状態まで浮上させるようにすればよい。
図14(a),(b)は、本発明の一実施例にかかる波力発電プラントの一例を示している。
この波力発電プラントでは、複数の波力発電装置PMをリンク部材15により連結して構成した波力発電クラスタを有し、また、それぞれの波力発電装置PMで生成した水素ガスを収容する回収タンク60は、ボート61に収容されている。
このようにして、複数の波力発電装置PMにより波力発電クラスタを形成しているので、効率が良く、かつ、安定した水素生成が可能となる。
また、海上に浮かべた回収タンク60の圧力が、電気分解装置25の水深に見合う圧力まで到達すると、水素は浮体1の最下部の円筒部材BYに溜まり出し、それによる浮力の増加により浮体が浮き上がりやがて水素発生が止まる。
したがって、浮体1の海面からの飛び出し量を観察することで、波力発電プラントにおける水素回収時期を認識することができるようになり、非常に便利である。
以上説明したように、本発明によれば、水深の深い場所での電気分解により水素が発生するため、海上のタンクには水深に応じた大気圧よりも高い圧力を持った水素の回収が可能である。
また、空気の往復流の方向によらず常に一定方向に回転する空気タービンにおいて、羽根車の上流側に案内羽根を有するノズル(静翼)を設けて羽根車の翼の入り口で回転方向の成分を持った空気流れを生じさているので、性能を改善することができる。この場合空気流の方向が逆になると羽根車の翼の出口においてはノズルの案内羽が流れを阻害することになるが,本発明では空気の流れの方向に応じて回転軸方向に一定距離移動可能なフローティングノズル構造を採用することによって下流側のノズルを羽根車から遠ざけ(図7参照)、且つフローティングノズルが移動することによって生ずる流路へ羽根車から出た空気の流れを導くことによって性能低下を防いでいる。
また、前記フローティングノズルを移動させる手段としてダイアフラムを用いることによって、可動部を有しながら極めて単純な機構となっていて、組立及び調整の作業性が向上する。
また、前記浮体の筒の上端に風車を備えているため、波の静かな時にも海上に風さえあれば水素生産が出来る。
また、前記浮体を複数個、互いに連結して前記浮体の集合体として海面に敷設するための手段として両端に回転自由の継手を有するリンクを設けているので、互いに上下方向の動きをあまり制約することなく、互いの衝突による破損を避けることが出きる。
また、本発明によると、海上に浮かべた水素回収用圧力タンク内の圧力が電極部の水深に見合う圧力まで到達すると、水素は浮体最下部に溜まり出し、それによる浮力の増加により浮体が浮き上がりやがて水素発生が止まる。すなわちこの現象を利用すると、浮体の海面からの飛び出し量によって、装置が水素回収時期を自動的に人間に知らせることが出来る。
また、本発明の装置の最下部から周囲に放出される酸素によって海水の溶存酸素を増加させることによって付近の海水の赤潮対策や海藻魚介類の養殖に寄与することができる。
また、前記浮体を最上部、中間部及び最下部の3つのセクションに分割し、さらに中間部を単位長さに分割しているので、海の深さや年間平均波高さ及び年間平均波周期等に応じて前記中間部の単位長さ部材の個数を変えることにより前記浮体の全長を選択し得るので、本発明によると基本設計は変えずに、広範囲の設置条件に対応可能であるという効果があり、標準化、量産化に有利である。
一般に、海上に長時間浮遊している物体は太陽の紫外線により劣化する。特にプラスチックは太陽光により脆化する性質がある。本発明の装置によると、前記中間部のセクションについて定期的に単位長さの部品を組立て換えを行い、海面からの深さ方向の位置のローテーションによって、太陽光による劣化を均一化して全体として耐用年数を伸ばすことができる。
また、海上に長時間浮遊している物体の海面付近では、貝や海藻など水棲物が付着し易く、水棲物が付着すると海表面の波によって浮体が上下方向に動かされようとする力が増大し、装置の波エネルギー吸収を阻害する。一方水深の深い部分即ち浮体の筒の下半部分では外表面に凹凸がある方が水の抵抗が大きくなるので、波エネルギー吸収の観点から望ましい。本発明の装置によると、前項と同様、前記中間部のセクションにおいて、海面付近の貝や海藻など水棲物が付着しる部品と、深い位置にあって水棲物がまだ付着していない部分にある部品とのローテーションを行うことによって波エネルギー吸収率を増加させる。
また、本発明によると、前記空気タービン用発電機及び前記風車用発電機内部に本装置で生産した水素を導入し常に内圧をプラスに保持されているので、高波により発電機部分に海水がかかっても海水の浸入を防止できる。
また、本発明によると、前記バラストの周辺に全周に亘って手摺り状の取っ手が設けられているため、この取っ手に錨状の釣具を引っ掛けて引き上げ浮体を水平或いは斜めの姿勢にして、海上におけるメンテナンスや運搬時の作業を容易に行うことができる。
波の運動の説明図。 水の粒子の運動の深さによる変化を説明する概略図。 浮体の上下運動を説明する概略図。 波エネルギー回収率と装置の固有周期の関係を示すグラフ図。 本発明の一実施例にかかる波力発電装置PMの一例を示し構成図。 上部PMaの具体例を示した概略断面図。 空気タービンの構成例を示した概略断面図。 ノズル(静翼)及び羽根車(動翼)翼断面の円筒面展開図。 羽根車(動翼)の入口、出口における速度三角形の説明図。 リリーフ弁装置31の一例を示した概略部分断面図。 中空通しボルト断面図。 本発明の一実施例にかかる水素ガス系統の一例を示したブロック図。 波力発電装置PMの運転状態を説明するための概略図。 本発明の一実施例にかかる波力発電プラントの一例を示した概略図。
符号の説明
1 浮体
2,23 浮力調整室
3 バラスト
4 突起部
5 空気室
6 空気タービン
6a 回転軸
6b 回転体
6c 動翼
6d,6e 静翼
6f ケーシング
6g 下ベルマウス
6h 上ベルマウス
6i ダイアフラム
11 風車
12,13 発電機
21 一次タンク
22 二次タンク
25 電気分解装置
26 取手部材
30 ベルト駆動機構
31 リリーフ弁装置
31a 軸
31b ブロック
31c スリーブ
31d,31w 圧縮スプリング
31e 下軸受
31f 筺体
31g 上軸受
31h,31i 錘
31j,31k,31m,31n 腕
31o 軸受
31p 内ケース
31q 弁ロッド
31r 外ケース
31s 弁室
31t 弁
31u,31x 孔
31y 接栓
31z ネジ
32 フライホイール
33 中空通しボルト
41,42,43 逆止弁
44 分岐ユニット
45、48,57 手動弁
47 フロート弁
49,51,53 絞り弁
54 圧力制御弁
55 蓄圧タンク
60 回収タンク
PM 波力発電装置
BM1,BM2,BM3,BL1,BL2,BK1〜BKn 円筒部材

Claims (16)

  1. 水上に係留可能に形成された浮体と前記浮体に配設された発電手段を備えた波力発電装置において、
    前記浮体を長い筒型に形成し、
    前記浮体の下端に取付けられたバラストと前記バラストから離れた位置の前記浮体中間部に設けられた浮力調整室の浮力を調整することにより前記浮体を垂直に浮遊させるとともに、前記浮体の上端部に空気室を設け、
    前記浮体の筒の上部分の凹凸を少なくして前記浮体の上下運動に対する水の抵抗を少なくする一方、前記浮体の下部分に前記水の抵抗を大きくする突起を設け、
    水面の上下動により前記空気室の内部と外部の間に生ずる空気流を利用する空気タービンと、当該空気タービンにより回転駆動される発電機を前記浮体の上端部に設けたことを特徴とする波力発電装置。
  2. 前記浮体の筒の上部分の水平断面の面積と、装置の質量から次式によって計算される浮体の上下運動の固有の周期Tを、係留場所の年平均の波の周期の0.8倍〜1.6倍の範囲で一致させたことを特徴とする請求項1記載の波力発電装置。
    計算式:T=2π×SQR(M/(S×ρ×g))
    ここに、 T:浮体の上下運動の固有の周期(s)
    S:浮体の筒の上半部分の水平断面積(m
    M:本装置の内部の海水も含めた全質量(kg)
    π:円周率
    ρ:海水の密度(kg/m
    g:重力の加速度(m/s
    SQR(x):xの平方根を演算する関数
  3. 前記空気タービンは、前記空気室の内部と外部との間に生じる空気の往復流の方向によらず常に一定方向に回転し、さらに、空気の流れの方向に応じて回転軸方向に一定距離移動可能なフローティングノズルを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の波力発電装置。
  4. 前記フローティングノズルを移動させる手段としてダイアフラムを用いたことを特徴とする請求項3記載の波力発電装置。
  5. 前記浮体の最下部近傍に設けられ、前記発電機から出力される電力により水を電気分解する電気分解装置と、
    前記浮体の最下部近傍に設けられ、前記電気分解装置から発生した水素を溜めて捕集する空間をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の波力発電装置。
  6. 前記発電機は、前記浮体の密閉された空間に収容され、
    当該空間には、前記電気分解装置で生産された水素を導入して与圧し、水の浸入を防止することを特徴とする請求項5記載の波力発電装置。
  7. 複数の前記浮体と、
    これらの複数の前記浮体を互いに連結して浮体集合物を構成する継手手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の波力発電装置。
  8. 前記浮体は、最上部、中間部、および、最下部の3つのセクションに分割され、
    前記中間部は、軸方向の所定長さを持つ単位部材を連結してなり、
    当該単位部材の個数を変えることで前記浮体の全長寸法を設定するとともに、
    前記浮体は、全体を通しボルトによって結合、組立てる構造としたことを特徴とする請求項1記載の波力発電装置。
  9. 前記通しボルトの代わりにワイヤロープの引張力により結合、組立てる構造としたことを特徴とする請求項8記載の波力発電装置。
  10. 前記通しボルトは、中空部を有するボルト部材からなり、
    前記通しボルトの中空部には、前記発電機から出力される電力を前記電気分解装置へ供給するための電力線、あるいは、前記電気分解装置で発生した水素を水上に導くための導管部材が配設されることを特徴とする請求項8記載の波力発電装置。
  11. さらに、水素回収用圧力タンクを水上に配置し、前記導管部材を前記水素回収用圧力タンクへ接続することを特徴とする請求項10記載の波力発電装置。
  12. 前記水素回収用圧力タンクに接続される前記導管部材の端部には、逆止弁を備えることを特徴とする請求項11記載の波力発電装置。
  13. 前記バラストをリング状に形成し、その周辺に手摺り状の取っ手を設けたことを特徴とする請求項1記載の波力発電装置。
  14. 前記空気室の圧力が低下して真空に近づいてきた場合に外気を導入してその真空を緩和するための調整弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の波力発電装置。
  15. 海上の風力がある値より大きくなったことを検出して自動的に開動作を行い、前記浮力調整室の内部の気体を外部に排出して浮力を減じて装置全体を水中に待避させる自動弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の波力発電装置。
  16. 前記浮体の筒の上端に、風車と、この風車の回転により駆動される第2の発電機をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の波力発電装置。
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