JP2006097551A - 内燃機関の駆動制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際にシリンダ室に吸入される吸入空気量に基づいて次回の吸気行程における吸入空気量を推定して高精度なエンジン制御を行う。
【解決手段】エアフロメータ66によって検出された前回のエンジン12の吸気行程における実吸入空気量Qm(n)から前々回の実吸入空気量Qm(n−1)を減算して実吸入空気変化量ΔQmを算出し、スロットル開度センサから検出された前回の吸気行程におけるスロットル開度TH(n)と前々回の吸気行程におけるスロットル開度TH(n−1)との差からなるスロットル開度変化量ΔTHに基づいて吸入空気の実吸入空気変化量ΔQmの補正係数Ktが設定される。そして、実吸入空気変化量ΔQmに補正係数Ktを乗算し、得られた推定吸入空気変化量ΔQpを前回の実吸入空気量Qm(n)に加えることにより、次回の吸気行程におけるシリンダ室18に吸入される推定吸入空気量Qpが算出される。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関に吸入される吸入空気を検出し、前記吸入空気の吸入空気量に基づいて内燃機関を駆動制御することが可能な内燃機関の駆動制御方法に関する。
従来から、車両等に用いられる内燃機関には、燃焼室となるシリンダに対して吸入エアを吸入するための吸気管が接続され、前記吸気管が接続されるシリンダの吸気ポートには、前記シリンダと吸気管との間の連通状態を切り換え可能な吸気弁が設けられている。そして、前記吸気弁が開弁することにより、前記吸気管を介してシリンダの内部に吸入エアが吸入される。
この吸気管には、前記吸気管の内部に流通する吸入エアの流量(空気量)を調整するためのスロットルバルブが設けられ、前記スロットルバルブを開閉動作させることにより、シリンダの内部に吸入される吸入エアの空気量を調整している。吸気管におけるスロットルバルブの上流側には、前記吸気管内を流通する吸入エアの空気量を測定検出する手段として空気流量センサが設けられている。また、一方、吸気管におけるスロットルボディの下流側には、サージタンクが設けられ、前記サージタンクには、吸気管内の圧力を検出する圧力センサが設けられている。
そして、前記空気流量センサによって検出された検出信号が制御回路へと出力され、前記検出信号からシリンダ内に吸入される吸入エアの空気量(質量又は体積)が演算される。その後、前記空気量に対して内燃機関の運転状態に応じた最適な燃料噴射量が演算され、前記制御回路で算出された結果に基づいて制御信号が燃料噴射装置へと出力されて前記燃料噴射装置の制御が行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−190591号公報
ところで、特許文献1に係る従来技術においては、例えば、車両を急加速させる際に、前記スロットルバルブを急速に開状態とした場合に、実際にシリンダの内部に吸入される吸入エアに加えて、負圧状態にある吸気管のサージタンク内を充填するための吸入エアが前記吸気管の内部に導入される。これにより、空気流量センサによって検出される空気量は、実際に内燃機関のシリンダに吸入される吸入エアと、吸気管内に充填される吸入エアの一部とが合算されたものとなる。
そのため、前記空気流量センサとは別個にスロットルバルブの下流側に設けられた圧力センサによって前記吸気管の内部の吸入エアの圧力値を検出することにより、前記吸気管の内部に充填された空気量を推定している。そして、この推定された空気量を前記空気流量センサによって検出された全空気量から減算することにより、実際にシリンダへと吸入される吸入エアの空気量を推定してエンジン制御を行う必要がある。
しかしながら、上述した吸気装置では、シリンダに吸入される吸入エアの空気量は、吸気管においてスロットルボディの上流側に設けられた空気流量センサによって検出された空気量及び圧力センサによって検出された圧力値に基づいて推定されたものであるため、実際にシリンダに吸入される空気量を正確に把握することができず、前記空気量に基づいて行われる燃料の噴射量を高精度に制御することが困難である。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、内燃機関に吸入される吸入空気の空気量の検出精度を向上させ、高精度なエンジン制御を行うことが可能な内燃機関の駆動制御方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、内燃機関を構成する吸気マニホールドに接続された絞り弁を開閉させることにより、前記吸気マニホールドの主吸気通路を通じて吸入空気が前記内燃機関に吸入され、前記内燃機関を駆動制御する方法であって、
前記主吸気通路とは別個に前記吸気マニホールドに形成される副吸気通路と、前記副吸気通路に設けられる空気量検出部とを有し、
前記空気量検出部によって検出された前記内燃機関の前回の吸気行程における実吸入空気量と、さらに前々回の吸気行程における実吸入空気量との差から吸入空気の実吸入空気変化量を算出する工程と、
前記実吸入空気変化量に対して内燃機関の駆動状況によって変化するスロットル開度変化量に基づいた係数を乗算して補正する工程と、
前記実吸入空気変化量を補正することにより得られた推定吸入空気変化量を、前回の吸気行程における実吸入空気量に加えることにより次回の吸気行程における前記内燃機関に吸入される吸入空気量を推定する工程と、
前記推定された吸入空気量に基づいた燃料噴射量を算出し、前記燃料噴射量の燃料を前記内燃機関に供給して前記内燃機関を駆動制御する工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、内燃機関に吸入される吸入空気の吸入空気量を副吸気通路に設けられた空気量検出部によって検出し、前記空気量検出部によって得られた吸入空気量に基づいて実際に内燃機関に吸入される実吸入空気量を検出している。そして、内燃機関における前回及び前々回の吸気行程において実際に吸入された実吸入空気量に基づいて実吸入空気変化量を算出し、前記実吸入空気変化量をスロットル開度の変化量に基づいた補正係数によって補正した後に、前回の実吸入空気量に加えることにより、次回の吸気行程において実際に内燃機関に吸入される吸入空気量を推定することができる。
すなわち、内燃機関において次回の吸気行程を迎える前に、予め空気量検出部によって検出された前回及び前々回の吸気行程における実吸入空気量に基づいて、次回の吸気行程における吸入空気量を高精度に推定する。そのため、推定された次回の吸気行程における吸入空気量に基づいて噴射される燃料噴射量を高精度に制御することが可能となり、前記内燃機関に吸入される吸入空気の空気量と、前記吸入空気に対して噴射される燃料の量との比である空燃比の最適化を図ることができる。その結果、前記燃料の噴射量と吸入空気の空気量とからリアルタイムでの高精度なエンジン制御を行うことができる。
また、本発明では、複数のシリンダ室を有する多気筒の内燃機関に接続され、複数に分岐した分岐部がそれぞれ複数のシリンダ室に連通する吸気マニホールドを備え、前記吸気マニホールドに接続された絞り弁を開閉させることにより、前記吸気マニホールドの主吸気通路を通じて吸入空気が前記シリンダ室に吸入され、前記内燃機関を駆動制御する方法であって、
前記主吸気通路とは別個に前記吸気マニホールドに形成される副吸気通路と、前記副吸気通路に設けられる空気量検出部とを有し、
前記内燃機関における前回の吸気行程となる第1の気筒において前記空気量検出部によって検出された実吸入空気量と、前記第1の気筒における前々回の吸気行程において検出された実吸入空気量との差から吸入空気の実吸入空気変化量を算出する工程と、
前記実吸入空気変化量に対して内燃機関の駆動状況によって変化するスロットル開度変化量に基づいた係数を乗算して補正する工程と、
前記実吸入空気変化量を補正することにより得られた推定吸入空気変化量を、第2の気筒における前回の吸気行程の実吸入空気量に加えることにより、次回の吸気行程において内燃機関に吸入される前記第2の気筒の吸入空気量を推定する工程と、
前記推定された吸入空気量に基づいた燃料噴射量を算出し、前記燃料噴射量の燃料を前記内燃機関に供給して前記内燃機関を駆動制御する工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のシリンダ室を有する内燃機関に吸入される吸入空気の吸入空気量を、副吸気通路に設けられた空気量検出部によってそれぞれ検出し、前記空気量検出部によって得られた吸入空気量に基づいて実際に内燃機関に吸入される実吸入空気量を検出している。そして、内燃機関における前回の吸気行程となる第1の気筒で実際に吸入された実吸入空気量と、前記第1の気筒における前々回の吸気行程における実吸入空気量とから実吸入空気変化量を算出し、前記実吸入空気変化量をスロットル開度の変化量に基づいた補正係数によって補正した後に、次回の吸気行程となる第2の気筒における前回の実吸入空気量に加えることにより、次回の吸気行程において実際に内燃機関に吸入される吸入空気量を推定することができる。
すなわち、複数のシリンダ室を有する内燃機関において次回の吸気行程を迎える前に、予め空気量検出部によって検出された第1の気筒の前回及び前々回の吸気行程における実吸入空気量に基づいて、次回の吸気行程となる第2の気筒に実際に吸入される吸入空気量を高精度に推定する。そのため、推定された次回の吸気行程における吸入空気量に基づいて噴射される燃料噴射量を高精度に制御することが可能となり、前記内燃機関に吸入される吸入空気の空気量と、前記吸入空気に対して噴射される燃料の量との比である空燃比の最適化を図ることができる。その結果、前記燃料の噴射量と吸入空気の空気量とからリアルタイムでの高精度なエンジン制御を行うことができる。
さらに、内燃機関において次回の吸気行程となる第2の気筒の吸入空気量を、前記第2の気筒に対して前回の吸気行程となる第1の気筒の実吸入空気量の検出が完了していない場合に、前記第1の気筒に対してさらに最前の吸気行程となる第3の気筒の吸気行程の実吸入空気量と、前記第3の気筒における前々回の吸気行程における実吸入空気量との差から算出される実吸入空気変化量に基づいて推定するとよい。
このような内燃機関の駆動制御方法では、次回の吸気行程となる第2の気筒の吸入空気量を推定する際、例えば、内燃機関が高回転で駆動している場合には、各吸気行程の間がそれぞれ接近しているため前回の吸気行程となる第1の気筒の実吸入空気量の検出が間に合わないことがある。このような場合においても、前回の吸気行程に対して最も時間的に近い前々回の吸気行程となる第3の気筒における実吸入空気量に基づいて次回の吸気行程における吸入空気量の推定を行うことが可能となる。そのため、内燃機関に吸入される吸入空気の吸入空気量を常に確実且つ高精度に推定することができる。
またさらに、実吸入空気量は、前記実吸入空気量の最大値を検出した時点で空気量検出部による検出を完了し、前記最大値まで検出された実吸入空気量から前記実吸入空気量の全体量を推定するとよい。
すなわち、空気検出部によって検出される実吸入空気量は、最大値を中心とした山状の略対称形状となる特性を有しているため、前記実吸入空気量の最大値まで検出した後に検出を停止し、本来の実吸入空気量の略半分となる計測された前記実吸入空気量を約2倍とすることにより、本来の実吸入空気量の全体量を推定することが可能となる。これにより、実吸入空気量の検出時間が略半分となるため、検出時間の短縮化を図ることができる。そのため、最も近い前回の吸気行程における実吸入空気量を好適に次回の吸気行程における吸入空気量の推定にフィードバックさせることが可能となる。
さらにまた、次回の吸気行程における吸入空気量を、内燃機関における吸入空気が吸入されるシリンダ室の容積を上限値として推定するとよい。
これにより、吸入空気が吸入される内燃機関のシリンダ室の容積を予め算出しておき、次回の吸気行程において前記シリンダ室に吸入される吸入空気量を推定する際に、前記吸入空気量がシリンダ室の容積を越えることがないように推定を行う。その結果、次回の吸気行程においてシリンダ室に吸入される吸入空気量の誤推定を防止することができ、より一層高精度な吸入空気量の推定が可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、吸気マニホールドの副吸気通路に設けられた空気量検出部によって検出された吸入空気量に基づいて内燃機関に吸入される実吸入空気量を算出し、内燃機関の前回及び前々回の吸気行程における実吸入空気量から実吸入空気変化量を算出し、前記実吸入空気変化量をスロットル開度の変化量に基づいた補正係数によって補正した後に、前回の実吸入空気量に加えて次回の吸気行程において実際に内燃機関に吸入される吸入空気量を高精度に推定することができる。
そのため、推定された次回の吸気行程における吸入空気量に基づいて噴射される燃料噴射量を高精度に制御することが可能となり、燃料の噴射量と吸入空気の空気量とからリアルタイムでの高精度なエンジン制御を行うことができる。
また、複数のシリンダ室を有する内燃機関において次回の吸気行程を迎える前に、予め空気量検出部によって検出された第1の気筒の前回及び前々回の吸気行程における実吸入空気量に基づいて、次回の吸気行程となる第2の気筒に実際に吸入される吸入空気量を高精度に推定することができる。そのため、推定された次回の吸気行程における吸入空気量に基づいて噴射される燃料噴射量を高精度に制御することが可能となり、燃料の噴射量と吸入空気の空気量とからリアルタイムでの高精度なエンジン制御を行うことができる。
本発明に係る内燃機関の駆動制御方法について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の第1の実施の形態に係る内燃機関の駆動制御方法が適用される吸気装置を示す。なお、ここでは、先ず、単一のシリンダ室からなる単気筒エンジンに適用される吸気装置について説明する。
この吸気装置10は、車両等に搭載されたエンジン(内燃機関)12に設けられ、インテークマニホールド(吸気マニホールド)14を介して前記エンジン12の内部に吸入される吸入空気の吸入空気量(以下、単に空気量という)を測定する装置である。なお、このエンジン12が搭載される車両としては、例えば、自動二輪車等が挙げられる。
エンジン12は、図1に示されるように、エンジン本体16の内部に形成されるシリンダ室18にピストン20が軸線方向に沿って変位自在に設けられ、前記ピストン20がストローク変位し、シリンダ室18内の容積を変化させることによりエンジン12における吸気、圧縮、燃焼、排気行程が行われる。そして、前記ピストン20からコネクティングロッド22及びクランクシャフト24を介してエンジン12の駆動力として出力される。
エンジン12におけるシリンダ室18には、吸気ポート26及び排気ポート28が開口し、前記吸気ポート26には吸気バルブ30が設けられると共に、排気ポート28には排気バルブ32が設けられている。そして、前記吸気ポート26と排気ポート28との間となるシリンダ室18の上方には、点火プラグ34が設けられている。
吸気ポート26には、車両の外部より吸入空気が導入される管状のインテークマニホールド14が接続され、前記インテークマニホールド14には、アクセルペダル(図示せず)の操作に連動して開閉するスロットルバルブ(絞り弁)36を有するスロットルボディ38が設けられている。前記スロットルボディ38には、吸気管40を介してエアクリーナ42が接続され、前記エアクリーナ42を通じてインテークマニホールド14へ外部から吸入空気が取り込まれる。その際、前記エアクリーナ42によって前記吸入空気に含有される塵埃等が好適に除去される。
この場合、スロットルバルブ36が接続されるインテークマニホールド14の端部には、所定容量を有するタンク部44が形成されている。
インテークマニホールド14の内部には、吸入空気が流通する吸気通路(主吸気通路)46が形成され、吸気ポート26に接続されるインテークマニホールド14の一端部には、燃料噴射弁として機能するインジェクタ48が前記吸気ポート26と対向するように配設されている。そして、制御部50からの制御信号によってインテークマニホールド14の吸気通路46に対してインジェクタ48から燃料が噴射される。
さらに、インテークマニホールド14のタンク部44には、管状のバイパス配管(副吸気通路)54の一端部が接続されると共に、前記バイパス配管54の他端部が、インテークマニホールド14の管壁52に接続されている。このバイパス配管54の内部に形成されるバイパス通路56は、インテークマニホールド14の吸気通路46より細管状に形成されている。
なお、バイパス配管54の一端部となる第1接続端部58は、タンク部44に接続される場合に限定されるものではなく、前記第1接続端部58が、前記インテークマニホールド14におけるスロットルボディ38側に接続され、他端部側となる第2接続端部60が、前記インテークマニホールド14におけるエンジン本体16側となるように接続されていればよい。
すなわち、この第1接続端部58は、スロットルボディ38の下流側となるインテークマニホールド14における任意の位置に接続され、一方、第2接続端部60は、インテークマニホールド14におけるシリンダ室18により近い位置に接続するとよい。
そして、バイパス通路56が、第1接続端部58側に形成される第1開口部62及び第2接続端部60側に形成される第2開口部64を介してインテークマニホールド14の吸気通路46とそれぞれ連通している。
すなわち、インテークマニホールド14の内部を流通する吸入空気が、第1接続端部58からバイパス配管54のバイパス通路56に導入され、第2接続端部60を介して再びインテークマニホールド14の内部に導入される。
換言すると、吸気通路46の内部を流通する吸入空気が、バイパス配管54の第1接続端部58から前記吸気通路46とバイパス通路56に分流し、前記バイパス配管54の内部を流通する吸入空気が、前記第2接続端部60から前記吸気通路46へと再び合流する。
一方、バイパス配管54には、バイパス通路56を流通する吸入空気の空気量を検出するためのエアフロメータ(空気量検出部)66が配設されている。このエアフロメータ66は、空気量検出部として機能すると共に、バイパス通路56を流通する吸入空気の流れが安定した層流状態となる位置に設けられている。
エアフロメータ66は、例えば、シリコン基板にプラチナ薄膜が蒸着された検出部68を有し、前記検出部68の周囲に吸入空気が流通することにより、予め一定温度に保持されている前記検出部68の温度が変化し、前記検出部68の温度を一定温に保持させるために検出部68に供給される電流量が変化する。すなわち、前記エアフロメータ66は、前記電流の変化量を検出することによりバイパス通路56における吸入空気の質量流量を検出する熱線式である。
なお、空気量検出部として機能するエアフロメータ66は、上述した熱線式に限定されるものではなく、前記バイパス通路56の内部に流路抵抗となる抵抗部材を設け、前記抵抗部材の下流側に発生する渦を検出することにより吸入空気の体積流量を検出するカルマン渦式や、前記バイパス通路56を流通する吸入空気によって押されるフラップの回動角度を検出することにより吸入空気の体積流量を検出するフラップ式等を採用してもよい。
また、制御部50は、例えば、ECU(Electronic Control Unit)からなり、点火プラグ34、インジェクタ48及びエアフロメータ66にそれぞれ接続されている。そして、制御部50は、エアフロメータ66からの出力信号に基づいて点火プラグ34及びインジェクタ48へとそれぞれ制御信号を出力し、前記点火プラグ34による点火タイミング、前記インジェクタ48による燃料噴射タイミング及び燃料噴射量を制御している。
本発明の第1の実施の形態に係る内燃機関の駆動制御方法が適用される吸気装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその制御動作並びに作用効果について説明する。
先ず、図2に示されるように、エンジン12が始動している状態において、運転者が図示しないアクセルペダルを操作してスロットルバルブ36を開弁させ、吸気バルブ30が吸気ポート26より離間し、且つ、ピストン20が下方へ変位する吸気行程においてシリンダ室18からの吸入負圧によってエアクリーナ42(図1参照)を介して吸入空気がインテークマニホールド14の内部に導入される。
その際、スロットルバルブ36を介してインテークマニホールド14の吸気通路46へと導入された吸入空気の一部が、タンク部44よりバイパス配管54の第1接続端部58からバイパス通路56の内部へと導入され、前記バイパス配管54に設けられたエアフロメータ66によってバイパス通路56を流通する吸入空気の空気量が検出される。なお、前記吸入空気の空気量は、バイパス通路56の内部において流れが安定した層流状態でエアフロメータ66によって検出される。
そして、バイパス配管54のバイパス通路56を流通する吸入空気は、第2接続端部60を介して再びインテークマニホールド14の吸気通路46に合流して、前記吸気通路46を流通している吸入空気と共にシリンダ室18の内部へと吸入される。
その際、エアフロメータ66によって検出された吸入空気の空気量が、検出信号として制御部50へと出力され、前記制御部50において前記検出信号に基づいて最適な燃料噴射量が演算される。そして、前記制御部50において演算された燃料噴射量に基づいた制御信号がインジェクタ48へと出力されることにより、前記インテークマニホールド14の吸気通路46内を流通する前記吸入空気に対して、吸気ポート26の近傍においてインジェクタ48から燃料が噴射され、前記燃料と吸入空気とが混合された混合気がシリンダ室18の内部へと吸入される。
次に、このような吸気装置10を通じて前記エンジン12における単一のシリンダ室18に吸入される空気量を決定するプロセスについて図3及び図4を参照しながら詳細に説明する。なお、ここでは、例えば、車両の加速時等においてエンジン12の出力を増大させるためにスロットル開度を大きくし、シリンダ室18に吸入される空気量が徐々に増大すると共に、それに伴って、燃料噴射量が徐々に変化している状態について説明する。
先ず、図3に示されるエンジン12において、実際にシリンダ室18に吸入された前回の実吸入空気量Qm(n)、前々回の実吸入空気量Qm(n−1)がエアフロメータ66によって検出され、その空気量が予め制御部50のメモリ(図示せず)にそれぞれ記憶される。
そして、図4のステップS1において、制御部50からエンジン12における次回の吸気行程においてシリンダ室18で必要とされる推定吸入空気量Qpの算出が指示される。
次に、ステップS2において、エアフロメータ66によって検出された前回のエンジン12の吸気行程における実吸入空気量Qmから前々回の実吸入空気量Qm(n−1)を減算することにより、前回の吸気行程と前々回の吸気行程との間に生じる実吸入空気変化量ΔQmが算出される。すなわち、実吸入空気変化量ΔQmは、今回のように車両の加速時等のスロットル開度THが徐々に大きくなっている場合には、正の値(ΔQm>0)となり、反対に、車両の減速時等のスロットル開度THが徐々に小さくなっている場合には、負の値(ΔQm<0)となる。
次に、ステップS3において、例えば、スロットルボディ38に設けられたスロットル開度センサ70から検出された前回の吸気行程におけるスロットル開度TH(n)から前々回の吸気行程におけるスロットル開度TH(n−1)を減算することにより、制御部50においてスロットル開度変化量ΔTHが算出される。そして、制御部50内に予め設定されたテーブルから、前記スロットル開度変化量ΔTHに対するシリンダ室18に吸入される吸入空気の実吸入空気変化量ΔQmの補正係数Ktを算出する。
詳細には、スロットル開度変化量ΔTHの値が増加している場合には、それに伴って実吸入空気変化量ΔQmも増加するものと推定し、反対に、スロットル開度変化量ΔTHの値が減少している場合には、それに伴って実吸入空気変化量ΔQmも減少するものと推定する。
そして、ステップS4において、この補正係数Ktを実吸入空気変化量ΔQmに乗算することにより、前回の吸気行程に対する次回の吸気行程における空気量の増減を表す推定吸入空気変化量ΔQpが算出される。この際、推定吸入空気変化量ΔQpは、実吸入空気変化量ΔQmのみでなく、スロットル開度変化量ΔTHに基づいて補正され算出されているため、より一層実際の吸入空気変化量に近似して高精度に推定することができる。
最後に、ステップS5において、この推定吸入空気変化量ΔQpを前回の吸気行程における実吸入空気量Qm(n)に加えることにより、次回の吸気行程においてシリンダ室18に吸入される推定吸入空気量Qpが推定される。これによって、前記推定吸入空気量Qpに基づいて制御部50からインジェクタ48に制御信号が出力され、前記インジェクタ48から所定量の燃料が噴射されることにより、図4に示すフローチャートにおける推定吸入空気量Qpに基づいたエンジン制御が行われる。
この場合、吸入空気が吸入されるシリンダ室18の容積を予め算出しておき、前記シリンダ室18の容積を制御部50に記憶させておく。そして、推定吸入空気量Qpを制御部50で算出する際、前記推定吸入空気量Qpがシリンダ室18の容積を越えることがないように推定することにより、前記推定吸入空気量Qpの誤推定を防止することができる。換言すると、推定吸入空気量Qpを算出する際に、シリンダ室18の容積を推定吸入空気量Qpの最大値とすることにより、より高精度な推定吸入空気量Qpの推定が可能となる。
以上のように、本発明の第1の実施の形態では、シリンダ室18に吸入される吸入空気の空気量をバイパス通路56に設けられたエアフロメータ66によって検出し、前記エアフロメータ66によって得られた空気量に基づいて実際にシリンダ室18に吸入される実吸入空気量Qmを制御部50で算出している。そして、エンジン12における前回及び前々回の吸気行程において、実際にシリンダ室18に吸入された実吸入空気量Qm(n)、Qm(n−1)から実吸入空気変化量ΔQmを算出し、前記実吸入空気変化量ΔQmを前回の実吸入空気量Qm(n)に加えることにより、次回の吸気行程において実際にシリンダ室18に吸入される推定吸入空気量Qpを推定することができる。
すなわち、前回及び前々回の吸気行程における実際の実吸入空気量Qm(n)、Qm(n−1)に基づいて次回の吸気行程における推定吸入空気量Qpを高精度に算出することができる。
また、エンジン12における実際の実吸入空気量Qm(n)、Qm(n−1)に基づいて算出された実吸入空気変化量ΔQmに対し、車両のスロットル開度THの変化量ΔTHに基づいた補正係数Ktによって補正することにより、吸気装置10における実吸入空気量Qm(n)、Qm(n−1)のみでなく、前記スロットル開度THの変化量を加えた推定吸入空気量Qpとすることができる。このため、次回の吸気行程における推定吸入空気量Qpをより一層高精度に推定することが可能となる。
このように、エンジン12で次回の吸気行程を迎える前に、予めエアフロメータ66によって測定された前回及び前々回の吸気行程における実吸入空気量Qm(n)、Qm(n−1)に基づいた実吸入空気変化量ΔQm及びスロットル開度THによって、次回の吸気行程におけるシリンダ室18に吸入される推定吸入空気量Qpを高精度に推定することができる。そのため、前記推定吸入空気量Qpに基づいて噴射される燃料噴射量を高精度に制御することが可能となり、前記シリンダ室18に吸入される吸入空気の空気量と、前記吸入空気に対して噴射される燃料の量との比である空燃比の最適化を図ることが可能となる。その結果、前記燃料の噴射量と吸入空気の空気量とからリアルタイムでの高精度なエンジン制御を行うことができる。
次に、第2の実施の形態に係る内燃機関の駆動制御方法が適用される吸気装置200を図5及び図6に示す。なお、上述した第1の実施の形態に係る吸気装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この第2の実施の形態に係る吸気装置200は、車両に搭載される、例えば、4つの第1〜第4シリンダ室202a〜202dを有する多気筒のエンジン204に適用される。この吸気装置200が適用されるエンジン204では、エンジン本体206の内部に複数の第1〜第4シリンダ室202a〜202dが形成され、前記第1〜第4シリンダ室202a〜202dにはそれぞれ第1〜第4ピストン208a〜208dが変位自在に設けられている。
そして、第1〜第4ピストン208a〜208dと第1〜第4シリンダ室202a〜202dとからそれぞれ第1気筒C1、第2気筒C2、第3気筒C3及び第4気筒C4が構成されている(図6参照)。
また、エンジン204における複数の第1〜第4シリンダ室202a〜202dには、図5に示されるように、それぞれ吸気ポート26及び排気ポート28が開口するように形成され、吸気バルブ30と排気バルブ32がそれぞれ設けられている。そして、第1〜第4シリンダ室202a〜202dの上方には、前記第1〜第4シリンダ室202a〜202d毎に点火プラグ34が設けられている。
第1〜第4シリンダ室202a〜202dの吸気ポート26には、インテークマニホールド210の下流側に形成された複数本の第1〜第4分岐管212a〜212d(図6参照)がそれぞれ接続されている。この第1〜第4分岐管212a〜212dは、第1〜第4シリンダ室202a〜202dの数に対応した本数(4本)に枝状に分岐している。
また、前記インテークマニホールド210の上流側には、図6に示されるように、前記複数の第1〜第4分岐管212a〜212dが纏められて集合した集合管214が形成されている。換言すると、インテークマニホールド210は、上流側に形成される単一の集合管214から下流側に向かって複数の第1〜第4分岐管212a〜212dに分岐するように形成されている。この集合管214には、所定容量を有するタンク部44が形成されている。
そして、前記集合管214の上流側には、アクセルペダル(図示せず)の操作に連動して開閉するスロットルバルブ(絞り弁)36を含むスロットルボディ38が設けられている。
インテークマニホールド210の内部には、吸入空気が流通する吸気通路(主吸気通路)216が形成され、前記吸気通路216は、集合管214の内部に形成される集合通路218と、第1〜第4分岐管212a〜212dの内部にそれぞれ形成される分岐通路220a〜220dとから構成されている。吸気ポート26に接続される第1〜第4分岐管212a〜212dには、それぞれ燃料噴射弁として機能するインジェクタ48(図5参照)が前記吸気ポート26と対向するように配設されている。
一方、インテークマニホールド210には、集合管214のタンク部44と第1〜第4分岐管212a〜212dとの間をバイパスするバイパス配管(副吸気通路)222が接続されている。前記バイパス配管222は、前記タンク部44に接続され、前記バイパス配管222の上流側となる導入部224と、前記第1〜第4分岐管212a〜212dに対応して複数の枝状に分岐して形成され、下流側となるように前記第1〜第4分岐管212a〜212dに配設される分岐部226a〜226dと、前記分岐部226a〜226dを集合させて導入部224に導く集合部228とからなる。
このバイパス配管222の一端部となる導入部224の第1接続端部230は、インテークマニホールド210を構成する集合管214のタンク部44に接続され、前記バイパス配管222と集合管214の集合通路218とが連通した状態となる。
また、バイパス配管222の他端部となる分岐部226a〜226dの第2接続端部232は、それぞれインテークマニホールド210を構成する第1〜第4分岐管212a〜212dの管壁52に接続され、前記バイパス配管222の内部と第1〜第4分岐管212a〜212dの分岐通路220a〜220dとがそれぞれ連通した状態となる。このバイパス配管222を構成する導入部224、分岐部226a〜226d及び集合部228は、インテークマニホールド210を構成する集合管214及び第1〜第4分岐管212a〜212dより細管状に形成されている。
さらに、バイパス配管222の導入部224には、前記バイパス配管222の内部を流通する吸入空気の空気量を検出するためのエアフロメータ(空気量検出部)66が配設されている。
一方、図5に示される点火プラグ34、インジェクタ48及びエアフロメータ66は、それぞれ制御部50に接続され、前記制御部50が、エアフロメータ66と回転角度センサ234との出力信号に基づいてインジェクタ48へとそれぞれ制御信号を出力し、前記インジェクタ48による燃料噴射タイミング及び燃料噴射量を制御している。
本発明の第2の実施の形態に係る内燃機関の駆動制御方法が適用される吸気装置200は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその制御動作並びに作用効果について説明する。
先ず、エンジン204が始動している状態において、運転者が図示しないアクセルペダルを操作してスロットルバルブ36を開弁させることにより、吸気バルブ30が吸気ポート26より離間し、且つ、第1〜第4ピストン208a〜208dが順次下方へ変位する吸気工程において第1〜第4シリンダ室202a〜202dからの吸入負圧によってエアクリーナ42(図5参照)を介して吸入空気がインテークマニホールド210の内部に導入される。
そして、スロットルバルブ36を介してインテークマニホールド210の吸気通路216へと導入された吸入空気の一部が、タンク部44を介してバイパス配管222の第1接続端部230から導入部224へと導入され、前記バイパス配管222に設けられたエアフロメータ66によって前記バイパス配管222の内部を流通する吸入空気の空気量が検出される。なお、前記吸入空気の空気量は、バイパス配管222の内部において流れが安定した層流状態でエアフロメータ66によって検出されている。
例えば、第1ピストン208a及び第1シリンダ室202aからなる第1気筒C1が吸気行程にある場合には、図6に示されるように、エアフロメータ66によって空気量が検出された吸入空気が、前記第1ピストン208aの変位作用下に集合部228を通じて分岐部226aへと流通し、第1シリンダ室202aに接続された第1分岐管212aの分岐通路220aへと吸引される。その場合、前記バイパス配管222からの吸入空気は、前記インテークマニホールド210の吸気通路216を流通してきた吸入空気と合流して第1シリンダ室202aに吸入される。
この際、エンジン204を構成するクランクシャフト24やカムシャフト等の回転角度を検出する回転角度センサ234(図5参照)によって、現在のクランクシャフト24等の回転角度が前記回転角度センサ234から制御部50へと出力され、この制御部50への検出信号に基づいて前記制御部50においてエンジン204の第1〜第4気筒C1〜C4のうち吸気行程にある気筒を特定することができる。すなわち、前記回転角度センサ234とエアフロメータ66とを併用し、前記回転角度センサ234及びエアフロメータ66からの検出信号が入力される制御部50において、前記エアフロメータ66によって検出された吸入空気が、前記第1〜第4シリンダ室202a〜202dのいずれに吸入されたかを確認することができ、単一のエアフロメータ66によってそれぞれ第1〜第4シリンダ室202a〜202dに吸入される吸入空気の空気量を検出することが可能となる。
そして、図6に示されるように、エアフロメータ66によって検出された吸入空気の空気量が検出信号として制御部50へと出力され、前記制御部50において前記空気量に基づいた実際に第1分岐管212aに流通する空気量が演算される。この空気量に対して最適な燃料噴射量が演算され、前記制御部50において演算された燃料噴射量に基づいた制御信号が第1分岐管212aに設けられたインジェクタ48へと出力される。
これにより、前記第1分岐管212aの分岐通路220a内を流通する前記吸入空気に対して、吸気ポート26の近傍においてインジェクタ48から燃料が噴射され、前記燃料と吸入空気とが混合された混合気が第1シリンダ室202aの内部へと吸入される。
次に、例えば、第3気筒C3を構成する第3ピストン208cが変位することにより、第3分岐管212cを介して第3シリンダ室202cに吸入空気が吸入されると共に、その際、回転角度センサ234によって吸入空気が第3シリンダ室202cに吸入されることが確認される。これによって、エアフロメータ66を介して検出された空気量に基づいて、第3シリンダ室202cに実際に吸入される吸入空気の空気量が制御部50によって演算され、前記空気量に基づいた噴射量の燃料が第3分岐管212cに設けられたインジェクタ48より前記吸入空気に噴射される。
このようにして、第1〜第4ピストン208a〜208dが、第1〜第4シリンダ室202a〜202dに沿って順次ストローク変位して吸気行程に移行することにより生じる吸入負圧によって、スロットルバルブ36からインテークマニホールド210へと導入された吸入空気が、吸気行程となる第1〜第4気筒C1〜C4に接続されたインテークマニホールド210の第1〜第4分岐管212a〜212dのいずれかへと流通する。
また、同時に、前記吸入空気の一部が、インテークマニホールド210に接続されたバイパス配管222へと流通する際にエアフロメータ66によってその空気量が測定される。なお、エンジン204における第2気筒C2、第4気筒C4の吸入行程時に関する詳細な説明は、前記第3気筒C3と同様であるので省略する。
前記エアフロメータ66によって検出された吸入空気の空気量が、制御部50において回転角度センサ234からの検出信号に基づいて吸気行程にある第1〜第4シリンダ室202a〜202dのいずれに吸入されるかが判断され、前記吸入空気の空気量に対応して第1〜第4分岐管212a〜212dに設けられたインジェクタ48からそれぞれ燃料を噴射している。
次に、例えば、車両の加速時等においてエンジン204の出力を増大させるためにスロットル開度を大きくし、第1〜第4シリンダ室202a〜202dに吸入される空気量がそれぞれ徐々に増大する状態において、前記吸気装置200を通じて次回の吸気行程におけるエンジン204の第4シリンダ室202dに吸入される空気量を推定するプロセスについて図7及び図8を参照しながら詳細に説明する。ここで、図7は、第1〜第4気筒C1〜C4の第1〜第4シリンダ室202a〜202dに実際に吸入される実吸入空気量Qmの時間経過毎における変化を示したものであり、前記実吸入空気量Qmの変化に伴って燃料噴射量が変化している様子を示している。
先ず、図7に示されるように、エンジン204における第1〜第4気筒C1〜C4ではそれぞれ順番に吸気行程が行われ、前記吸気行程において実際に第1〜第4シリンダ室202a〜202dに吸入された実吸入空気量Qm(n)、Qm(n−1)、Qm(n−2)、Qm(n−3)、Qm(n−4)、Qm(n−5)がそれぞれエアフロメータ66によって検出され、その空気量が予め制御部50のメモリ(図示せず)にそれぞれ記憶されている。
なお、一般的に4つのシリンダ室を有する4気筒エンジンの場合には、吸気、圧縮、燃焼、排気行程が、それぞれ第1気筒C1、第3気筒C3、第4気筒C4、第2気筒C2の順番で行われるため、前記第4気筒C4の吸気行程の最前となる前回の吸気行程は第3気筒C3のものとなり、さらに第4気筒C4の前々回にあたる吸気行程は第1気筒C1のものとなる。
そのため、Qm(n)は、第3気筒C3の実吸入空気量となり、Qm(n−1)が第1気筒C1の実吸入空気量となり、Qm(n−2)が第2気筒C2の実吸入空気量となり、Qm(n−3)が第4気筒C4の実吸入空気量となる。また、Qm(n−4)が再び第3気筒C3の実吸入空気量となり、Qm(n−5)が再び第1気筒C1の実吸入空気量となる。換言すると、Qm(n)に対してQm(n−4)は、第3気筒C3における前々回の実吸入空気量となり、Qm(n−1)に対するQm(n−5)は、第1気筒C1における前々回の実吸入空気量となる。
そして、図8のステップS1において、エンジン204において次回の吸気行程となる第4気筒C4の第4シリンダ室202dに必要とされる推定吸入空気量Qpの算出が制御部50より指示される。
次に、ステップS2において、現時点から最も近い前回の吸気行程において実吸入空気量の計測が完了しているか否かが判断される。すなわち、第4気筒C4の前回の吸気行程となる第3気筒C3の第3シリンダ室202cに吸入される実吸入空気量の計測が完了している場合にはステップS3に移り、前記第3シリンダ室202cに吸入される実吸入空気量の計測が未だ完了していない場合には、ステップS4に移る。
次に、ステップS3において、エアフロメータ66によって検出された前回の吸気行程における第3シリンダ室202cの実吸入空気量Qm(n)から前記第3シリンダ室202cにおける前々回の実吸入空気量Qm(n−4)を減算する。その前回の第3シリンダ室202cの実吸入空気量Qmと前々回の実吸入空気量Qm(n−4)との差から実吸入空気変化量ΔQmが算出された後に、ステップS5に移る。
また、一方で、ステップS4においては、第4気筒C4における前回の吸気行程となる第3シリンダ室202cの実吸入空気量の計測が完了していないため、前記第3気筒C3の吸気行程に最も近く、且つ、時間的に前となる吸気行程の第1気筒C1に吸入された実吸入空気量Qm(n−1)から第1シリンダ室202aにおける前々回の実吸入空気量Qm(n−5)が減算される。そして、この前回の第1シリンダ室202aの実吸入空気量Qm(n−1)と前々回の実吸入空気量Qm(n−5)との差から実吸入空気変化量ΔQmが算出された後に、ステップS5に移る。
すなわち、実吸入空気変化量ΔQmは、今回のように車両の加速時等のスロットル開度THが徐々に大きくなっている場合には、正の値(ΔQm>0)となり、反対に、車両の減速時等のスロットル開度THが徐々に小さくなっている場合には、負の値(ΔQm<0)となる。
次に、ステップS5において、例えば、スロットルボディ38に設けられたスロットル開度センサ70から検出された前回の吸気行程におけるスロットル開度TH(n)、前々回の吸気行程におけるスロットル開度TH(n−1)が検出され、前記スロットル開度TH(n)から前記スロットル開度TH(n−1)を減算することによりスロットル開度変化量ΔTHが算出される。そして、制御部50内に予め設定されたテーブルから、前記スロットル開度変化量ΔTHに対する第3気筒C3又は第1気筒C1のいずれか一方に吸入される吸入空気の実吸入空気変化量ΔQmの補正係数Ktを算出しておく。
そして、ステップS6において、この補正係数Ktを実吸入空気変化量ΔQmに乗算することにより、前回の吸気行程に対する第4気筒C4の次回の吸気行程における空気量の増減を表す推定吸入空気変化量ΔQpが算出される。これにより、推定吸入空気変化量ΔQpは、実吸入空気変化量ΔQmのみでなく、スロットル開度変化量ΔTHに基づいて補正され算出されているため、より一層実際の吸入空気変化量に近似して高精度に推定される。
最後に、ステップS7において、この推定吸入空気変化量ΔQpを第4気筒C4における前回の実吸入空気量Qm(n−3)に加えることにより、次回の吸気行程において第4シリンダ室202dに吸入される推定吸入空気量Qpが推定される。これによって、前記推定吸入空気量Qpに基づいて制御部50からインジェクタ48に制御信号が出力され、前記インジェクタ48から所定量の燃料が噴射されることにより、図8に示すフローチャートにおける今回の推定吸入空気量Qpに基づいたエンジン制御が行われる。
なお、上述の説明においては、エンジン204の第4気筒C4における次回の吸気行程の吸入空気量を推定する場合について説明したが、前記エンジン204における第1〜第3気筒C1〜C3の次回の吸気行程の実吸入空気量を推定する場合についてもそれぞれ同様であるため、その詳細な説明を省略する。
また、エアフロメータ66によって検出される実吸入空気量Qmは、図7に示されるように、それぞれ第1〜第4気筒C1〜C4の吸気行程において頂部Tを有する山状に膨出した特性となる。換言すると、実吸入空気量Qmは、頂部Tを中心とした鉛直仮想線Dに対して略対称形状となるように出力される特徴を有している。
すなわち、実吸入空気量Qmが最大となる頂部Tでエアフロメータ66による前記実吸入空気量の計測を停止することにより、前記実吸入空気量Qmの略半分(図中、斜線部分)が計測されている状態となる。そのため、本来の略半分となる実吸入空気量の値を制御部50によって約2倍とすることにより、本来の実吸入空気量Qmを算出することが可能となる。
これにより、実吸入空気量の計測時間が略半分となり、且つ、前記実吸入空気量に基づいて制御部50で本来の実吸入空気量Qmを演算する時間も僅かで済むことから、前記本来の実吸入空気量Qmの全体をエアフロメータ66で計測する場合と比較して計測時間の短縮化を図ることができる。
そのため、次回の吸気行程における推定吸入空気量Qpの推定を行う際に、前回の吸気行程における実吸入空気量Qmを制御部50を介して迅速にフィードバックすることができる。その結果、例えば、エンジン204が高回転で回転駆動し、第1〜第4気筒C1〜C4の吸気行程がそれぞれ時間的に接近した場合においても、最も近い前回の吸気行程における実吸入空気量Qmを好適に次回の吸気行程における推定吸入空気量Qpの推定にフィードバックさせることが可能となる。
さらに、実吸入空気量Qmの計測時間を短縮することにより、エアフロメータ66による計測回数を増大させてより一層高精度な制御を行うことも可能となる。
以上のように、本発明の第2の実施の形態では、複数の第1〜第4シリンダ室202a〜202dを有するエンジン204において、前記第1〜第4シリンダ室202a〜202dに吸入される空気量をバイパス配管222に設けられたエアフロメータ66によってそれぞれ検出し、前記エアフロメータ66によって得られた空気量に基づいて実際に第1〜第4シリンダ室202a〜202dに吸入される実吸入空気量Qmを制御部50でそれぞれ算出している。
そして、前回の吸気行程が行われた第1〜第4気筒C1〜C4のうちのいずれかの1気筒(例えば、第3気筒C3)において実際にシリンダ室に吸入された吸入空気の実吸入空気量、例えば、第3気筒C3におけるQm(n)と、前記気筒における前々回の吸気行程における実吸入空気量、例えば、第3気筒C3におけるQm(n−4)とから実吸入空気変化量ΔQmを算出し、吸入空気量の推定を行う気筒(例えば、第3気筒C3)で検出された前回の実吸入空気量、第4気筒C4におけるQm(n−3)に対して前記実吸入空気変化量ΔQmを加えることにより、次回の吸気行程において実際に第4シリンダ室202dに吸入される第4気筒C4の推定吸入空気量Qpを推定することができる。このように、第1〜第4気筒C1〜C4を有するエンジン204において、前回及び前々回の吸気行程における実際の実吸入空気量Qmに基づいて次回の吸気行程における推定吸入空気量Qpを高精度に推定することができる。
また、例えば、エンジン204の高回転駆動時においては、第4気筒C4で行われる次回の吸気行程での吸入空気の空気量を推定する際に、最も時間的に近い前回の吸気行程となる第3気筒C3の実吸入空気量Qm(n)の測定が間に合わず未完了となる場合が想定される。そのような場合でも、前回の吸気行程(第3気筒C3)に対して最も時間的に近い前々回の吸気行程となる他の気筒(この場合、第1気筒C1)の実吸入空気量Qm(n−1)に基づいて次回の吸気行程における吸入空気量の推定を行うことが可能となる。
詳細には、例えば、他の気筒となる第1気筒C1において前回の吸気行程での実吸入空気量Qm(n−1)と、前記他の気筒における前々回の吸気行程における実吸入空気量Qm(n−5)との差から実吸入空気変化量ΔQmを算出し、前記実吸入空気変化量ΔQmを第4気筒C4における前回の実吸入空気量Qm(n−3)に加えることにより、前記実吸入空気変化量ΔQmに基づいて次回の吸気行程における吸入空気量の推定を行うことができる。
さらに、上述した実際の実吸入空気量Qmに基づいて算出された実吸入空気変化量ΔQmに対し、スロットル開度THの変化量ΔTHに基づいた補正係数Ktを乗算して補正することにより、吸気装置200における実吸入空気量Qmのみでなく、前記スロットル開度THの変化量を加味した推定吸入空気量Qpとすることができる。このため、次回の吸気行程における推定吸入空気量Qpをより一層高精度に推定することが可能となる。
このように、エンジン204における次回の吸気行程を迎える前に、予めエアフロメータ66によって測定された前回及び前々回の吸気行程における第1〜第4気筒C1〜C4からなる他の気筒での実吸入空気量Qmに基づいた実吸入空気変化量ΔQm及びスロットル開度THによって、次回の吸気行程におけるシリンダ室に吸入される推定吸入空気量Qpを高精度に推定することができる。
そのため、前記推定吸入空気量Qpに基づいて噴射される燃料噴射量を高精度に制御することが可能となり、前記第1〜第4シリンダ室202a〜202dに吸入されるそれぞれの吸入空気の空気量と、前記吸入空気に対して噴射される燃料の量との比である空燃比の最適化を図ることが可能となる。そのため、前記燃料の噴射量と吸入空気の空気量とからリアルタイムでの高精度なエンジン制御を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る内燃機関の吸気装置を示す概略構成説明図である。 図1における吸気装置の近傍を示す概略縦断面図である。 図2の吸気装置によって検出される吸入空気の吸入空気量と時間との関係を示す特性曲線である。 実際にシリンダ室に吸入された吸入空気量に基づいて次回の吸気行程における吸入空気量を推定する場合のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る内燃機関の吸気装置を示す概略構成説明図である。 図5における吸気装置の近傍を示す拡大縦断面図である。 図6の吸気装置によって検出される第1〜第4気筒におけるそれぞれの吸入空気の吸入空気量と時間との関係を示す特性曲線である。 実際に第1〜第4シリンダ室に吸入された吸入空気量に基づいて次回の吸気行程における第4気筒の吸入空気量を推定する場合を示すフローチャートである。
符号の説明
10、200…吸気装置 12、204…エンジン
14、210…インテークマニホールド 16、206…エンジン本体
18…シリンダ室 26…吸気ポート
28…排気ポート 34…点火プラグ
36…スロットルバルブ 38…スロットルボディ
40…吸気管 44…タンク部
46、216…吸気通路 48…インジェクタ
50…制御部 54、222…バイパス配管
56…バイパス通路 66…エアフロメータ
68…検出部
202a〜202d…第1〜第4シリンダ室
212a〜212d…第1〜第4分岐管
214…集合管 218…集合通路
220a〜220d…分岐通路 224…導入部
226a〜226d…分岐部 228…集合部

Claims (5)

  1. 内燃機関を構成する吸気マニホールドに接続された絞り弁を開閉させることにより、前記吸気マニホールドの主吸気通路を通じて吸入空気が前記内燃機関に吸入され、前記内燃機関を駆動制御する方法であって、
    前記主吸気通路とは別個に前記吸気マニホールドに形成される副吸気通路と、前記副吸気通路に設けられる空気量検出部とを有し、
    前記空気量検出部によって検出された前記内燃機関の前回の吸気行程における実吸入空気量と、さらに前々回の吸気行程における実吸入空気量との差から吸入空気の実吸入空気変化量を算出する工程と、
    前記実吸入空気変化量に対して内燃機関の駆動状況によって変化するスロットル開度変化量に基づいた係数を乗算して補正する工程と、
    前記実吸入空気変化量を補正することにより得られた推定吸入空気変化量を、前回の吸気行程における実吸入空気量に加えることにより次回の吸気行程における前記内燃機関に吸入される吸入空気量を推定する工程と、
    前記推定された吸入空気量に基づいた燃料噴射量を算出し、前記燃料噴射量の燃料を前記内燃機関に供給して前記内燃機関を駆動制御する工程と、
    を有することを特徴とする内燃機関の駆動制御方法。
  2. 複数のシリンダ室を有する多気筒の内燃機関に接続され、複数に分岐した分岐部がそれぞれ複数のシリンダ室に連通する吸気マニホールドを備え、前記吸気マニホールドに接続された絞り弁を開閉させることにより、前記吸気マニホールドの主吸気通路を通じて吸入空気が前記シリンダ室に吸入され、前記内燃機関を駆動制御する方法であって、
    前記主吸気通路とは別個に前記吸気マニホールドに形成される副吸気通路と、前記副吸気通路に設けられる空気量検出部とを有し、
    前記内燃機関における前回の吸気行程となる第1の気筒において前記空気量検出部によって検出された実吸入空気量と、前記第1の気筒における前々回の吸気行程において検出された実吸入空気量との差から吸入空気の実吸入空気変化量を算出する工程と、
    前記実吸入空気変化量に対して内燃機関の駆動状況によって変化するスロットル開度変化量に基づいた係数を乗算して補正する工程と、
    前記実吸入空気変化量を補正することにより得られた推定吸入空気変化量を、第2の気筒における前回の吸気行程の実吸入空気量に加えることにより、次回の吸気行程において内燃機関に吸入される前記第2の気筒の吸入空気量を推定する工程と、
    前記推定された吸入空気量に基づいた燃料噴射量を算出し、前記燃料噴射量の燃料を前記内燃機関に供給して前記内燃機関を駆動制御する工程と、
    を有することを特徴とする内燃機関の駆動制御方法。
  3. 請求項2記載の駆動制御方法において、
    前記内燃機関において次回の吸気行程となる第2の気筒の吸入空気量は、前記第2の気筒に対して前回の吸気行程となる第1の気筒の実吸入空気量の検出が完了していない場合に、前記第1の気筒に対してさらに最前の吸気行程となる第3の気筒の吸気行程の実吸入空気量と、前記第3の気筒における前々回の吸気行程における実吸入空気量との差から算出される実吸入空気変化量に基づいて推定することを特徴とする内燃機関の駆動制御方法。
  4. 請求項2記載の駆動制御方法において、
    前記実吸入空気量は、前記実吸入空気量の最大値を検出した時点で前記空気検出部による検出を完了し、前記最大値まで検出された実吸入空気量から前記実吸入空気量の全体量を推定することを特徴とする内燃機関の駆動制御方法。
  5. 請求項1又は2記載の駆動制御方法において、
    前記次回の吸気行程における吸入空気量は、前記内燃機関における吸入空気が吸入されるシリンダ室の容積を上限値として推定されることを特徴とする内燃機関の駆動制御方法。
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