JP2006097282A - ガラス間仕切り構造及びガラスを取付けるガスケット - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス板をガスケットを介してスタッドに直接連結するガラス間仕切り構造であって、簡単な構造でコストが安くなるガラス間仕切り構造の提供。
【解決手段】ガスケット1はガスケット本体2と押え3の2ピースから成り、ガスケット本体2の底部4に設けた係止片5a,5bをスタッド側面に設けた凹溝25に嵌めて係止し、底部4の一方側に設けた嵌合部15には押え3の嵌合片16を嵌めて取付け、そしてガスケット本体2と押え3に設けた押え部10a,10bにてガラス板24を挟み込んで取付ける。
【選択図】図1

Description

本発明はガラス間仕切りのスタッドにガラスを取付ける為の構造及び該ガスケットに関するものである。
図4は従来のガラス間仕切りの横断面を示す具体例である。スタッド(イ)を中心として両側にはガラスパネル(ロ)、(ロ)が連結して間仕切りを構成しているが、該ガラスパネル(ロ)は長方形の枠体にガラス板(ハ)が取付けられている。この際、ガラス板(ハ)は枠体に内面に設けている溝(ホ)に嵌っているガスケット(ニ)を介して取付けられ、枠体に嵌っている。
同図は横断面を表している為に、枠体を構成する縦材(ヘ)がスタッド(イ)の側面に形成した凹溝に嵌って連結している状態と成っている。このように、従来のガラス間仕切りのガラスパネル(ロ)は枠体にガスケット(ニ)を介してガラス板(ハ)を嵌めた構造と成っている。このような、ガラスパネル(ロ)、(ロ)がスタッド(イ)を間にして直線状に連結し、スタッド(イ)の一側面に形成している凹溝にはカバー(ト)が取付けられている。
T型連結構造を構成する場合であれば、上記カバー(ト)を外して同じガラスパネル(ロ)の縦材(ヘ)を凹溝に嵌めて連結することが出来る。このように、従来のガラスパネル(ロ)はガラス板(ハ)が枠体に嵌って構成され、ガラス板(ハ)を直接取付けた構造ではない。従って、ガラス間仕切りはその分だけコストが高く成ってしまう。しかし、同図に示すような従来のガスケット(ニ)では、ガラス間仕切りのスタッド(イ)に該ガスケット(ニ)を介してガラス板(ハ)を直接取付けることは出来ない。
このように、従来のガラス間仕切りのガラスパネル取付け構造には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、ガラス板をガスケットを介して直接取付けることが出来、簡単な構造でコストが安くなるガラス間仕切り構造及びガスケットを提供する。
本発明に係るガスケットはガスケット本体と押えの2ピース構造とし、ガスケット本体の底部には2本の係止片を有し、スタッド側面に設けている凹溝に嵌ると共にツメに係止して取付けられる。そして、押えはガスケット本体に取付けられるが、ガスケット本体に設けた嵌合部に嵌合すると共に、外れないようにツメに係止される。
ガスケット本体と押えにてガラス板を挟み込んで取付けることが出来、ガスケット本体の嵌合部に嵌合して組合わされた押えはその外観がガスケット本体と対称形を成してガスケットが構成される。ガスケット本体と押えにはガラス板の押え部が設けられ、ガラス板の厚さに応じて調整可能と成っている。そして、ガスケットが取付けられるスタッドには、側面に凹溝が長手方向に連続して形成され、ガラス板の連結形態に応じて側部カバーを取付けたり、ガスケットを取付けたりすることが出来る構造と成っている。
本発明のガラス間仕切りは、スタッドにガスケットを介してガラス板を直接連結・取付けることが出来、従来のような枠体にガラス板を嵌めて構成したガラスパネルは不要となる。従って、ガラス板が嵌る枠体が要らなく成ることで、ガラス間仕切りとしての構造は簡略化され、勿論、製作及び据付コストは安くなる。
そして、ガスケットはガスケット本体と押えの2ピースで構成され、スタッド側面に設けた凹溝に取付けられるが、ガスケット本体と押えに挟まれたガラス板は安定して支持される。又、ガスケット本体と押えには剥離可能な複数の押え片を有していることで、ガラス板の厚さが変化した場合であっても何ら支障なく連結され得る。
図1は本発明に係るガスケット1を表している。該ガスケット1はガスケット本体2と押え3の2ピースで構成され、ガラス板はガスケット本体2と押え3との間に挟まれて支持される。ガスケット本体2は底部4の両側に係止片5a,5bを下方へ延ばし、底部4の一方の係止片側から上方へ延びる立上がり部6を有し、立上がり部6の先端から表面部7aが垂直外方向へ延び、そして、表面部先端からは脚部8aが斜め下方へ延びている。そして、脚部先端には当り部9aを有している。
又、上記立上がり部6の上端部表面にはガラス板を押える押え部10aを設け、該押え部10aは複数の押え片11a,11b・・から成っていて、ガラス板の厚さに応じて剥離することで調整できる形態と成っている。そして、表面部7aと脚部8aを繋ぐ境界には約45°に傾斜したコーナー部12aと傾斜部13aを設けている。
一方の押え3はガスケット本体2と同じく、表面部7bと脚部8bを有し、表面部7bと脚部8bを繋ぐ境界には約45°に傾斜したコーナー部12bと傾斜部13bを設けている。そして、この押え3はガスケット本体2に取付けられて、ガスケット1となることが出来る訳で、該ガスケット1は中心を軸としてガスケット本体2と押え3は外観的に対称形を成している。ガスケット本体2の底部他方側には嵌合部15を設け、この嵌合部15に押え3のコーナー部12bから斜め方向へ延びる嵌合片16が嵌合している。
上記嵌合部15は両側片14a,14bにて形成され、側片14aの先端部は外側へ湾曲して入口幅を拡大し、一方の側片14bの内面にはツメ17を形成し、嵌合部15に嵌合した嵌合片16の先端に設けているツメ18が係止することで、外れないようになる。又、押え3の先端には剥離可能な複数の押え片11b、11b・・から成る押え部10bを有している。
ところで、ガラス板は両押え部10a,10bの間に挟まれて取付けられるが、ガラス板の厚さに応じて押え片11a,11b・・は適当に剥離される。ガラス板の取付け方は、ガスケット本体2をスタッドに取付けた状態でガラス板を嵌め、そして、押え3の嵌合片16を嵌合部15に嵌合してガラス板を挟み込むことが出来る。
図2はスタッド19の具体例を示す断面である。該スタッド19はスタッド本体20と押え材21の2ピースで構成され、該スタッド19は3方向にパネルを連結してT型連結形態を構成することが出来る。三方には嵌合空間22a,22b,22cを有し、これら嵌合空間22a,22b,22cにパネル23a,23b,23cの側端が嵌って連結される。そして、スタッド10の一側面はW形断面を形成し、デザインの向上を図っている。
ところで、同じスタッド19はパネル23a,23b,23cだけでなく、上記図1に示したガスケットを介してガラス板を連結することが出来る構成と成っている。図3は上記スタッド19にガスケット1a,1b,1cを取付けて、ガラス板24a,24b,24cを保持している場合の断面を示している。すなわち、T型ガラス間仕切り構造と成っている。
スタッド19の三方には凹溝25a,25b,25cが長手方向に連続して設けられ、これら凹溝25a,25b,25cにガスケット1a,1b,1cが取付けられる。上記ガスケット本体2の底部4に設けられる両係止片5a,5bが凹溝25に嵌り、凹溝両側に形成しているツメ26a,26bに係止片5a,5bの先端ツメ27a,27bが係止することで外れないように取付けられる。
ガスケット本体2の係止片5a,5bが凹溝25に嵌って先端ツメ27a,27bがツメ26a,26bに係止すると共に、底部両側に設けているストッパー28a,28bがスタッド側面に当接し、又、脚部8a,8bの先端に設けている当り部9a,9bもスタッド側面に当接して安定して取付けられる。
ガスケット1aはガラス板24aを挟み込む途中の段階であるが、ガスケット本体2の係止片5a,5bを凹溝25に嵌めて係止したところでガラス板24を嵌め、その後、押え3を取付けてガスケット本体2の押え部10aと押え3の押え部10bとで挟持することが出来る。この際、押え3を取付けるに際して、45°に傾斜したコーナー部12bを押圧して嵌合片16を嵌合部15に嵌合することが出来る。
図3は3方向にガラス板24a,24b,24cを連結した構造と成っているが、同じスタッド19を用いて直線型連結、及びL型連結を行うことも可能である。この場合には、ガラス板24が連結しない側のスタッドには、上記ガスケット1に代わって、側面カバーが取付けられる。又は、直線型連結構造及びL型連結構造とする専用のスタッド19を用いることは自由である。すなわち、ガラス板24が連結しないスタッド本体20の側面を、図2に示すW形断面とすることも出来る。
本発明に係るガスケットを示す実施例。 スタッドの断面図。 スタッドの三方向側面に取付けたガスケットを介してガラス板を連結した場合。 従来のガラスパネルの連結構造。
符号の説明
1 ガスケット
2 ガスケット本体
3 押え
4 底部
5 係止片
6 立上がり部
7 表面部
8 脚部
9 当り部
10 押え部
11 押え片
12 コーナー部
13 傾斜部
14 側片
15 嵌合部
16 嵌合片
17 ツメ
18 ツメ
19 スタッド
20 スタッド本体
21 押え材
22 嵌合空間
23 パネル
24 ガラス板
25 凹溝
26 ツメ
27 ツメ
28 ストッパー

Claims (2)

  1. ガラス板をガスケットを介してスタッドに連結するガラス間仕切り構造において、上記ガスケットはガスケット本体と押えの2ピースから成り、ガスケット本体の底部に設けた係止片をスタッド側面に設けた凹溝に嵌めて係止し、底部の一方側に設けた嵌合部には押えの嵌合片を嵌めて取付け、そしてガスケット本体と押えに設けた押え部にてガラス板を挟み込んで取付けたことを特徴とするガラス間仕切り構造。
  2. ガラス板を直接スタッドに連結してガラス間仕切りを構成するガスケットにおいて、該ガスケットはガスケット本体と押えの2ピースから構成し、ガスケット本体は底部の両側に係止片を下方へ延ばして設けると共に先端にはツメを形成し、底部の一方側には立上がり部と該立上がり部先端から外方向へ延びる表面部、そして表面部の先端にはコーナー部と傾斜部を介して脚部を斜め下方へ延ばし、該脚部先端には当り部を設け、上記底部の他方側には両側片にて形成している嵌合部を形成し、一方の押えはガスケット中心を対称軸としてガスケット本体を対称位置に表面部とコーナー部、傾斜部、及び脚部、当り部を設け、そしてコーナー部から傾斜して延ばした嵌合片を上記嵌合部に嵌合して押えを取付け、上記ガスケット本体の立上がり部と押え表面部先端には剥離可能な複数の押え片から成る押え部を設けたことを特徴とするガラス間仕切りのガスケット。
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