JP2006096363A - 包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓋体や容器本体が高い寸法精度で製造されなくても、蓋体と容器本体を嵌合するにあたり、密閉性や断熱性を十分に維持し、容器本体に汁物を収納しても、その外部への汁漏れを十分に抑止できるような内嵌合容器を提供する。
【解決手段】 蓋体と合成樹脂発泡体からなる容器本体を有するとともに、容器本体の開口部と蓋体の開口部の双方の周囲には、夫々外方向に水平に張り出した段部と該段部の外方向端部から上方向に向かって延設された側壁部とを含むフランジ部を備え、容器本体のフランジ部と蓋体のフランジ部とが互いに沿うように嵌合してなる包装用容器において、嵌合する面における前記蓋体の段部の外方向端部と前記容器本体の段部の外方向端部とが接触しないとともに、蓋体の側壁部と容器本体の側壁部とが相互に全周囲で面接触するように設けられていることにより、蓋体や容器本体が高い寸法精度で製造されなくても、蓋体と容器本体を嵌合するにあたり、密閉性や断熱性を十分に維持し、容器本体に汁物を収納しても、その外部への汁漏れを十分に抑止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、合成樹脂発泡体からなる容器本体に蓋体を嵌合してなる包装用容器に関する。
麺類や惣菜、汁物等といった各種食料品をはじめ、様々な物を包装する容器として、容器本体の内側面に蓋体が当接することで容器本体と蓋体とを嵌合してなる包装用容器(以下、内嵌合容器という)が好適に使用されている。
このような内嵌合容器の材料としては、軽量化を図ることができるとともに、量産製造に要する原材料樹脂量を削減して製造コストを下げることができ、さらに保温性や断熱性を維持できるものが望ましい。そこで軽量化と原材料樹脂量の削減を図ることができる内嵌合容器として、容器本体を合成樹脂発泡シートより製造するものが提案されている。
例えば、特許文献1には、発泡倍率が3より大きい合成樹脂発泡体からなる容器本体に、合成樹脂製の蓋体を嵌合してなる合成樹脂製内嵌合容器が提案されている。
この合成樹脂製内嵌合容器は、容器本体の開口部を外方に張り出させて設けられた張り出し部の内側に、蓋体の開口周縁に張設された鍔部の外周縁より上方に向かって設けられた上向片を嵌合させることにより、容器本体と蓋体を嵌合できるように構成しており、張り出し部と上向片には嵌合機構が設けられている。嵌合機構は、容器本体と蓋体を嵌合して閉止するにあたり、条溝および突条が相対向するように張り出し部と上向片の夫々の周に沿って断続して設けられて構成される。
この合成樹脂嵌合容器は、閉止時において嵌合機構を構成する条溝と突条とが互いに嵌合することにより、容器本体と蓋体をより強固に嵌合しようとするものである。
特許文献2には、熱可塑性樹脂発泡体シートにて形成した容器本体と、これに被着できる合成樹脂製の蓋体からなり、容器本体には蓋体と嵌着する嵌合部が設けられており、前記容器本体の嵌合部は、水平方向における寸法差が0.2〜3.0mmであり、前記熱可塑性樹脂発泡体シートの密度及び曲げ弾性率が、それぞれ0.08〜0.6g/cm3及び200〜610MPaであるように構成されている蓋付き容器が提案されている。
この蓋付き容器は、容器本体の開口部の内周面に蓋体を載せ得る略水平の段部と、段部の外側から上方に形成される開口部側壁を設け、開口部側壁の上端部を内側方向に突き出して嵌合部を形成しており、また、蓋体に、容器本体の段部と開口部側壁に係合可能であるように底壁と外側の側壁とを有する溝型部分を設け、溝型部分には嵌合部に対応した受け部を蓋体と容器本体とを嵌着可能に形成している。
この蓋付き容器は、容器本体の材料となる合成樹脂発泡体シートとして、その曲げ弾性率などにつき特定の物性を有するものが使用されることで、着脱自在性の向上を図るものである。
特許文献3には、発泡シート製の容器本体と、非発泡シート製の蓋体とからなり、容器本体の開口縁には外周から下方へ湾曲した湾曲縁部を形成すると共に湾曲縁部内側面に嵌合用段部を形成し、蓋体の外周縁部には外方へ水平方向に突出する突出縁部を形成し、容器本体の嵌合用段部上に蓋体の突出縁部を嵌合可能に形成している包装用容器が提案されている。
特開2002−29576号公報 特開平9−323743号公報 実開昭61−119910号公報
特許文献1の合成樹脂製内嵌合容器では、発泡シートから容器本体が一体成形されるが、その際、嵌合部を構成する条溝および突条が正確な位置に正確な形状で賦形される必要がある。それには、発泡シートから容器本体を一体成形する際に冷却時間を十分に確保することが必要となる。冷却時間が短いと、成形された発泡シートの形状が不安定な状態での離型が行なわれることとなって、条溝および突条の正確な賦形が困難になるためである。しかしながら、この冷却時間を十分に取ると、一体成形された容器本体の離型が困難になるという問題がある。
また、この合成樹脂製内嵌合容器では、蓋と容器本体に条溝や突条とが断続的に設けられて相互に嵌合するように構成しているため、蓋と容器本体の形状が複雑であるばかりか、蓋と容器本体が高い寸法精度で製造される必要もあり、製造コストが嵩むという問題もある。
特許文献2の蓋付き容器は、蓋体における溝型部分の外側の側壁に形成された受け部の形状と、容器本体の開口部側壁に形成された嵌合部とが互いに対応するように構成しているから、外側の側壁に形成された受け部の形状と、開口部側壁に形成された嵌合部の形状とが同一の形状になるように成形される必要がある。したがって、この蓋付き容器は、高い寸法精度で蓋体と容器本体を製造する必要が生じ、製造コストが嵩んでしまうという問題がある。
特許文献3の包装用容器は、蓋体の突出縁部の先端と容器本体の湾曲縁部とが互いに弾力的に当接することによって嵌合係止するものであり、蓋体の突出縁部を少し内側に移動するように力を加えて変形させるだけで、蓋体の突出縁部の先端と容器本体との接触が解除されて、蓋体を容易に取り外すことができるものである。
しかし、この包装用容器では、蓋体の突出縁部の先端が容器本体に接触して容器本体と蓋体との嵌合状態が形成されるから、蓋体は、容器本体の湾曲縁部に対して突出縁部の上下方向の肉厚程度の幅で容器本体に係止され、嵌合状態を形成するにとどまる。したがって、蓋体の突出縁部の先端と容器本体の湾曲縁部との間に隙間が生じやすく、特にこの包装用容器に汁物が納められている場合、この包装用容器では汁漏れが容易に生じてしまうという問題がある。
また、この包装用容器では、製造時に容器本体の嵌合用段部の形状にずれが生じた場合蓋体の突出縁部の先端と容器本体との接触が一層容易に解除されて、蓋体が過度に外れ易くなる。したがって、この包装用容器では、容器本体は正確な寸法で製造される必要があり、製造コストが嵩んでしまうという問題がある。
なお、この包装用容器について、蓋体の突出縁部の先端を上方に屈曲させた屈曲部を形成したものも提案されている。この場合、この屈曲部は、被蓋状態で容器本体の湾曲縁部の上面に突出して露出するように備えられている。しかし、この屈曲部は、蓋体の開閉作業時における手掛かりとなるように設けられているものにすぎず、蓋体と容器本体との密閉性とは何ら関係せず、密閉性を向上させるように設けられるものでない。したがって、この包装用容器に屈曲部を備えたものについても、やはり上記した包装用容器と同様に、汁漏れが容易に生じてしまう問題がある。
本発明は、蓋体や容器本体が高い寸法精度で製造されなくても、蓋体と容器本体を嵌合するにあたり、密閉性や断熱性を十分に維持し、容器本体に汁物を収納しても、その外部への汁漏れを十分に抑止できるような内嵌合容器を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、(1)蓋体と、合成樹脂発泡体からなる容器本体を有するとともに、容器本体の開口部と蓋体の開口部の双方の周囲には、夫々外方向に水平に張り出した段部と該段部の外方向端部から上方向に向かって延設された側壁部とを含むフランジ部を備え、容器本体のフランジ部と蓋体のフランジ部とが互いに沿うように嵌合してなる包装用容器において、嵌合する面における前記蓋体の段部の外方向端部と前記容器本体の段部の外方向端部とが接触しないとともに、蓋体の側壁部と容器本体の側壁部とが相互に全周囲で面接触するように設けられていることを特徴とする包装用容器、
(2)前記容器本体の側壁部は、蓋体の側壁部と面接触する位置では、上方向に向かった位置ほど肉厚を厚く形成し、前記容器本体の密度(A)がフランジ部を除いた容器本体の密度(B)より低いことを特徴とする上記(1)記載の包装用容器、
(3)前記容器本体の側壁部の密度(A)を100とした場合、フランジ部を除いた容器本体の密度(B)が100を超えて200以下であることを特徴とする上記(2)記載の包装用容器、を要旨とする。
本発明の包装用容器によれば、嵌合する面における蓋体の段部の外方向端部が容器本体の段部の外方向端部に接触しないので、蓋体の取り外しをスムーズに実施できる。また、この包装用容器は、容器本体の側壁部と蓋体の側壁部とが全周で相互に面接触してなるので、密閉性に優れ、特に容器本体に汁物を収納して蓋体を嵌合したような場合、包装用容器外部への汁漏れを十分に抑止することができる。さらに、この包装用容器は、容器本体を合成樹脂発泡体で構成しているから、汁漏れを抑止するために蓋体のフランジ部の外寸法と容器本体のフランジ部の内寸法を厳密に一致させる必要がなく、さらに相互に面接触する容器本体の側壁部と蓋体の側壁部の形状を厳密に一致させる必要もないため、容器本体を製造する際に厳密な寸法精度を要せず、低コストで量産製造可能なものである。
また、本発明の包装用容器は、蓋体の側壁部と面接触する位置では、上方向に向かった位置ほど肉厚を厚く形成し、前記容器本体の側壁部の密度がフランジ部を除いた容器本体の密度より低くなるように構成することにより、容器本体の側壁部以外の部分について剛性を保ちつつ、容器本体の側壁部にクッション性を備えて容器本体の側壁部と蓋体の側壁部との密着性を向上することができ、密封性を向上することができる。
さらにまた、本発明の包装用容器は、容器本体の側壁部の密度を100とする場合にフランジ部を除いた容器本体の密度が100を超えて200以下となるように構成することにより、容器本体の側壁部と蓋体の側壁部との密着性と、容器本体の剛性と、両方の性質のバランスがよいものとなる。
本発明の包装用容器について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の包装用容器における実施例の1つについて、蓋体と容器本体を示す縦断面模式図である。
本発明の包装用容器である内嵌合容器1は、蓋体2と、合成樹脂発泡体でなる容器本体3とからなり、蓋体2は上方向に窪むとともに下方向に開口して開口部を形成し、容器本体3は下方向に窪むとともに上方向に開口して開口部を形成している。容器本体3には、その開口部の全周にわたり、フランジ部9が外方向に向かって張り出して形成されているとともに、フランジ部9の外方向端部に鍔状部12が略水平に延設形成されており、蓋体2には、その開口部の全周にわたり、容器本体3と同様に、フランジ部8が形成されるとともに、フランジ部8の外方向端部に鍔状部11が延設されている。
容器本体3のフランジ部9は、容器本体3の開口部の全周にわたって外方向に略水平に張り出した段部7と、段部7の外方向端部より上方に向かって立ち上がる側壁部6とからなり、容器本体3の側壁部6は蓋体2の側壁部4に当接している。
蓋体2のフランジ部8は、蓋体2の外縁部の全周にわたり、容器本体3のフランジ部9に対向して外方向に張り出した段部5と、段部5の外方向端部より上方に向かって立ち上がる側壁部4とからなり、蓋体2の鍔状部11は、容器本体3の鍔状部12に対向している。
側壁部4は、その嵌合面における下端位置が上端位置よりも蓋体2の外方向に向かうように傾斜した面を備えている。
さらに、図2に示すように蓋体2において、段部5の外方向端部51の位置は、蓋体2と容器本体3との嵌合状態において、容器本体3の段部7の外方向端部71の位置よりもやや内側にあり、また段部5は、その外方向端部51近傍では段部7に対してやや上方向を向いている。
上記嵌合する面における蓋体2の段部5の外方向端部51と容器本体3の段部7の外方向端部71との間隔は、蓋体2の取り付け、取り外しがし易い観点と密閉性に優れる観点から0.1〜0.5mmが好ましい。この間隔は、上記観点から0.1〜0.4mmがさらに好ましく、0.1〜0.3mmがより好ましい。上記間隔を定めるにあたり、寸法は、蓋体2、容器本体3それぞれの段部における外方向の最大寸法を採用し、また、上記間隔は、蓋体2と内嵌本体3との嵌合面の全周に渡って上記範囲内であることが好ましい。
図2に示す側壁部6は、その嵌合面における上端位置が下端位置よりも内嵌合容器1の内方向に向かうように傾斜した面を備えている。この場合、側壁部6は、その上端位置が下端位置より0.3mm〜0.7mm程度内方向に向かうように傾斜している(以下、アンダー量という(図2におけるR))ことが好ましい。側壁部6のアンダー量が0.7mmよりも大きくなると、内嵌合容器1は、蓋体2と容器本体3の嵌合係止にあたり、内嵌合容器1の密封性を確保できるものの、蓋体2の着脱が困難になってしまう虞がある。また、側壁部6のアンダー量が0.3mmよりも小さくなると、蓋体2と容器本体3との嵌合状態が上方向の作用力により解除され易くなって、蓋体2が外れ易くなり、内嵌合容器1は汁漏れ等の生じやすいものとなってしまう虞がある。
容器本体3の側壁部6は、上方向に向かって肉厚が厚くなるように上下方向位置の相違に応じて肉厚を異にする構成を備えることが好ましい。このような側壁部6の構成は、側壁部6に部分的に設けられても、側壁部6全体に設けられてもよい。蓋体2と容器本体3が嵌合する際、側壁部6の嵌合面は、その上方向に向かって肉厚が厚くなる領域で側壁部4の嵌合面と面接触するが、その面接触する領域においては、側壁部6のアンダー量が上記した範囲であって、且つ、側壁部6は、その肉厚の変化量が、上下方向互いに異なる位置で、その差が0.1mmから1mmであることが好ましく、0.2mmから0.8mmであることがより好ましい。
側壁部6が、このように構成されることで、内嵌合容器1はより蓋体2の取り付け、取り外しが容易となる。
内嵌合容器1においては、蓋体2のフランジ部8と容器本体3のフランジ部9とが互いに沿うようにフランジ部8とフランジ部9とが重なることで、蓋体2が容器本体3の内側面に嵌合して係止される。内嵌合容器1では、フランジ部8の嵌合面と、これに相対向するフランジ部9の嵌合面のいずれについても、その上端位置が下端位置より内嵌合容器1の内方向の位置にあるように傾斜して設けられているため、蓋体2と容器本体3の嵌合係止により形成される嵌合状態は、蓋体2に対して上方向に極僅かの作用力を受けた程度で解除されることもない。
また、内嵌合容器1では、容器本体3が合成樹脂発泡体からなるため、フランジ部9は多少のクッション性を有してフランジ8と弾力的に面接触することができる。
内嵌合容器1では、蓋体2の側壁部4と容器本体3の側壁部6との面接触にあたり、側壁部6のうち面接触している領域の上下端間隔(図2におけるD)が、側壁部6の上下端間隔(図2におけるE)の10%〜90%であることが好ましく、15%〜80%であることがより好ましく、20%〜70%であることがさらに好ましい。この面接触する領域が小さくなりすぎると、蓋体2と容器本体3との間に隙間が生じ、内嵌合容器1は十分な密閉状態を確保し難いものとなり、汁漏れの生じやすいものとなってしまう虞がある。
内嵌合容器1では、蓋体2のフランジ部8の外方向端部51の外寸法よりも容器本体3のフランジ部9の側壁部6の上端位置の内寸法の方が若干小さく、蓋体2と容器本体3とが嵌合した状態においては、蓋体2の段部5と側壁部4との交差位置における外方向端部51の位置が、容器本体3の段部7と側壁部6との交差位置における外方向端部71の位置よりもやや内側にある。そして、段部5は、その内方向端部近傍では段部7に対して平行するように蓋体2より水平方向に向かって張り出すとともに、その外方向端部51近傍では、段部7に対してやや上方向に向かうように構成している。すなわち、内嵌合容器1では、蓋体2と容器本体3とが嵌合するにあたり、段部5の外方向端部51は、容器本体2のフランジ部9の嵌合面において段部7から側壁部6に向かって湾曲している外方向端部71の位置よりもやや内方向に離間した位置にあり、段部7と側壁部6のいずれとも接触しない。したがって、段部5の外方向端部51近傍の嵌合面とフランジ部9の外方向端部71近傍の嵌合面との間には隙間が生じている。こうして、この内嵌合容器1では、フランジ部8の段部5の外方向端部51と容器本体3のフランジ部9とが接触しない(図2)。
このように、蓋体2の段部5の外方向端部51が容器本体3の段部7と側壁部6のいずれとも接触していないと、鍔状部11を上方向に押し上げて蓋体2を取り外そうとする時、蓋体2の段部5は、その外方向端部51が容器本体3の側壁部6に強く引っかかりすぎることがないから、内嵌合容器1は、鍔状部11の上方向への押し上げに応じた側壁部4と側壁部6との当接の解除により、蓋体2をよりスムーズに取り外すことができるものとなる。
また、この内嵌合容器1に汁物が収納されているような場合、蓋体2と容器本体3が嵌合して側壁部4と側壁部6とが当接している状態では、汁物を構成する液体が段部5と段部7との間隙に毛細管現象により染み込む。すると、この液体が段部5の外方向端部51と段部7の外方向端部71との間の空気層を密閉する役目をはたしこの内嵌合容器1は、蓋体2と容器本体3との密閉性がより一層向上したものとなる。
なお、内嵌合容器1は、図3に示すように、蓋体2と容器本体3とが嵌合するにあたり、水平方向に向かって延設された蓋体2の段部5をその容器本体3の段部7の外方向端部71よりもやや内方向よりの位置で容器本体3の段部7に接触させ、かつ、蓋体2のフランジ部8の側壁部4の嵌合面と容器本体3のフランジ部9の側壁部6の嵌合面とを相互に面接触させるように構成してもよい。この場合、内嵌合容器1には、蓋体2のフランジ部8と容器本体3のフランジ部9との間に、空間部20が形成される。この場合も、前記蓋体2の段部5の外方向端部51と前記容器本体3の段部7の外方向端部71とが接触しない。
このような内嵌合容器1は、蓋体2と容器本体3とが嵌合する際、蓋体2のフランジ部8と容器本体3のフランジ部9との隙間の空気を内嵌合容器1の外部に若干抜き出しつつ空間部20を形成できるから、空間部20内を外部に比べて若干減圧状態とすることができ、蓋体2と容器本体3とをより強く嵌合させることができる。
また、この内嵌合容器1では、鍔状部11の外方向端部を斜め上方向に押し上げると、鍔状部11に接合する側壁部4の上端位置が内方向に移動し、蓋体2の側壁部4と容器品体3の側壁部6との面接触が解除され、空間部20における若干の減圧状態が解消されることで、蓋体2と容器本体3との嵌合状態を容易に解除することができる。この場合、段部5と段部7は互いに接触する状態を維持できるため、内嵌合容器1の密閉性は維持されており、したがって内嵌合容器1は、たとえ容器本体3に汁物が収納されていても汁漏れ等を生じる虞の少ないものとなる。
容器本体3を構成する基材樹脂としては、例えば、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等の芳香族ポリエステル系樹脂、生分解性樹脂等の単独又はそれら二以上の混合樹脂が挙げられる。これら樹脂の中でも熱成形が容易で耐油性に優れる観点からポリオレフィン系樹脂が上記した基材樹脂として好ましく、さらには、基材樹脂から容器を形成する際の保形性等の剛性に優れ、電子レンジでの加熱にも耐え得る等の耐熱性にも優れる観点からポリプロピレン系樹脂がより好ましい。尚、容器本体3の寸法精度を向上させる場合、容器本体3を構成する基材樹脂をポリスチレン系樹脂とすることが好ましい。本発明における容器本体3は、ポリスチレン系樹脂を基材樹脂とする場合と比較して寸法精度が低くとも密閉性が優れることから特に基材樹脂をポリプロピレン系樹脂とすると前述した剛性、耐熱性に優れたものとなる。
容器本体3の剛性や焼却処分する際の燃焼性を向上させるために、前記した基材樹脂に無機充填剤を添加することが好ましい。無機充填剤としては、例えば、タルク、炭酸カルシウム、カオリン、マイカ、アルミナ、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム等が挙げられる。無機充填剤の添加量は樹脂100重量部当たり5乃至100重量部が好ましい。添加量が少ないと剛性を向上させるという効果が不充分となり、添加量が多いと熱成形の際に、伸びが低下し金型と同じ形状が得られない等の支障をきたす虞れがある。
容器本体3の厚みは、0.5mm〜6mmが好ましい。厚みが0.5mmより薄いと断熱性が十分でなくなる虞があり、あまり厚いと製造コストが嵩むものとなる虞ある。
また、容器本体3の見かけ密度は、0.15g/cm3を超えて0.6g/cm3以下が好ましい。かかる構成であると内容物が入った容器本体3を手で持っても開口部が開いて内容物がこぼれることがない等の剛性に優れ、内容物が加熱され熱くとも手でもてる等の断熱性にも優れる。上記観点から容器本体3の見かけ密度は、0.2〜0.5g/cm3がより好ましく、0.25〜0.45g/cm3がさらに好ましい。
蓋体2を構成する基材樹脂としては、例えば、ポリスチレン、ゴム成分が配合されたポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂などのポリオレフィン系樹脂、脂肪族ポリエステル系樹脂、ポリ乳酸系樹脂等の生分解性樹脂等の単一又はそれらの混合物が挙げられる。
蓋体2の基材樹脂としては、前記した樹脂等の中でも、熱成形が容易で、安価であるという点から、ポリスチレン系樹脂が好ましく、透明度が高く収納した食品を容易に外部から見ることができる観点から二軸延伸ポリスチレン(OPS)シートを用いることが好ましい。また、ポリスチレン系樹脂等の中でも、透明性に優れる観点から耐衝撃性ポリスチレンが好適に使用できる。
本発明における蓋体2及び容器本体3は、射出発泡法でも構わないが発泡シートを用いて従来公知の真空成形や圧空成形によって熱成形することにより製造することが生産性に優れるので好ましい。
容器本体3及び蓋体2は、その外形形状を特に限定するものではないが、開口部を上から見た平面視で見た場合、円形状、四角形状、五角形状等の多角形状が挙げられる。円形状の場合、直径100mmから300mmを呈していることが好ましい。多角形状の場合、最大寸法が100〜300mmであることが好ましい。容器本体3及び蓋体2は、あまりにも直径或いは最大寸法が小さいものでは実用性に欠くものとなり、あまりにも直径或いは最大寸法が大きいものでは撓みやすくなる虞れがある。
また、蓋体2は上方向に窪むとともに下方向に開口して開口部を形成するものに限定されず、上方向への窪みのないものであってもよい。
なお、本発明の内嵌合容器1は、容器本体3の側壁部6の密度を、容器本体3におけるフランジ部9を除く部分の密度より小さいように構成していることが好ましい。このような容器本体3を用いることによって、内嵌合容器1は、容器本体3の剛性を保持しつつ、側壁部6の嵌合面にクッション性を持たせることができ、容器本体3が正確な寸法よりも部分的にやや小寸法で製造されるなどにより、容器本体3の形状にゆがみが生じた場合でも、容器本体3にクッション性があるため、蓋体2と容器本体3の嵌合を良好に実施できる。
また、容器本体3は、容器本体3の側壁部6の密度(図3のFの部分)を100とする場合に、容器本体3のフランジ部9を除く部分の密度が100を超えて200以下であるように構成していることがより好ましい。このように容器本体3が構成されていると、内嵌合容器1は蓋体2の取り付け、取り外しが容易であるとともに、容器本体3のフランジ部9がクッション性があるので、密閉性にも優れたものとなる。
尚、上記側壁部6の密度(A)(図3のFの部分)とは、容器本体3の段部7上面の延長した面と鍔状部12の下面の延長面で切り取った部分の密度いう。また、フランジ部を除いた容器本体の密度(B)とは、容器本体の段部7の下面を延長面で切り取った容器本体の密度をいう。
上記密度は、重量を体積で割った値が採用され、体積は水没法により測定された値を採用する。
ポリプロピレン押出発泡シート、見かけ密度0.36g/cm3、厚み1.2mmの両面に無延伸ポリプロピレンシート(CPP)厚み50μmを両面積層した積層発泡シートを用いて図1に示す容器本体3(開口部直径158mm、段部7の長さ4mm、底面直径98mm、高さ50mm)を熱成形した。蓋体2(開口部直径158.5mm、段部5の長さ3.8mm、上面直径98mm、高さ20mm)は、非発泡の耐衝撃性ポリスチレンシート厚み1mmを用いて図1に示すような形状に熱成形した。
アンダー量(R)は0.45mm、蓋体2のフランジ部8の側壁部4と容器本体3の側壁部6との面接触している領域の上下端間隔(D)が側壁部6の上下端間隔(E)の23%であった。
また、嵌合する面における蓋体2の段部5の外方向端部51と容器本体3の段部7の外方向端部71との間隔は、0.25mmであった。
得られた内嵌合容器1は、容器本体3から蓋体2を容易に取り付け取り外しでき、内容物を入れずに容器本体3と蓋体2との嵌合状態を形成した後、内嵌合容器1を全体が沈むまで水槽へ入れても内嵌合容器1内部から空気が漏れず、内嵌合容器1の密閉性が維持された。
尚、容器本体3において、側壁部6の密度(A)(図3におけるFに相当する部分)を100とした場合、フランジ部を除いた容器本体の密度(B)が150であった。
このように、内嵌合容器1は、密閉性を向上して汁漏れの抑制されたものが得られる点で利点がある。
特に、容器本体3の側壁部6の密度(A)を100とした場合、フランジ部9を除いた容器本体3の密度(B)が100を超えて200以下であるようにすることで、内嵌合容器1は、容器本体3と蓋体2の嵌合係止時における密着性と容器本体3の剛性のバランスよいものとすることができる。
本発明の包装用容器における実施例の1つについて、蓋体と容器本体を示す縦断面模式図である。 本発明の包装用容器における実施例の1つについて、蓋体と容器本体の嵌合状態を示す部分縦断面模式図である。 本発明の包装用容器における他の実施例について、蓋体と容器本体の嵌合状態を示す部分縦断面模式図である。
符号の説明
1 内嵌合容器
2 蓋体
3 容器本体
5、7 段部
4、6 側壁部
8、9 フランジ部
20 空間部

Claims (3)

  1. 蓋体と、合成樹脂発泡体からなる容器本体を有するとともに、容器本体の開口部と蓋体の開口部の双方の周囲には、夫々外方向に水平に張り出した段部と該段部の外方向端部から上方向に向かって延設された側壁部とを含むフランジ部を備え、容器本体のフランジ部と蓋体のフランジ部とが互いに沿うように嵌合してなる包装用容器において、嵌合する面における前記蓋体の段部の外方向端部と前記容器本体の段部の外方向端部とが接触しないとともに、蓋体の側壁部と容器本体の側壁部とが相互に全周囲で面接触するように設けられていることを特徴とする包装用容器。
  2. 前記容器本体の側壁部は、蓋体の側壁部と面接触する位置では、上方向に向かった位置ほど肉厚を厚く形成し、前記容器本体の側壁部の密度(A)がフランジ部を除いた容器本体の密度(B)より低いことを特徴とする請求項1記載の包装用容器。
  3. 前記容器本体の側壁部の密度(A)を100とした場合、フランジ部を除いた容器本体の密度(B)が100を超えて200以下であることを特徴とする請求項2記載の包装用容器。
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