JP2006096021A - 壁装材表面保護用積層フィルム及び壁装材 - Google Patents

壁装材表面保護用積層フィルム及び壁装材 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、極めて高いエンボス追従性及び生産性を有し、壁装材に好適に用いることができる壁装材表面保護用積層フィルム、及び、該壁装材表面保護用積層フィルムを用いてなる壁装材を提供する。
【解決手段】 少なくとも、結晶性ポリプロピレン100重量部に対して、エチレン系共重合体5〜100重量部及び無機フィラー0.5〜40重量部を含有する中間層を有し、JIS K 6732に準ずる方法により測定した引張破壊伸びが160%以上、かつ、ASTM D882に準ずる方法により測定した引張弾性率が300〜1100MPaであることを特徴とする壁装材表面保護用積層フィルム。
【選択図】 なし

Description

本発明は、極めて高いエンボス追従性と生産性とを有し、壁装材に好適に用いることができる壁装材表面保護用積層フィルム、及び、該壁装材表面保護用積層フィルムを用いてなる壁装材に関する。
室内の壁やクローゼット、家具等には、長期間の使用でも汚れにくいように防汚性に優れた壁装材が貼付されることが多い。このような壁装材としては、諸物性に優れ、成形加工性もよく安価であるという理由から塩化ビニル層を含む塩化ビニル壁紙が多用されている。しかし、塩化ビニル壁紙は汚れやすく、また、一度汚れるとその汚れが落ちにくいという問題があった。また、塩化ビニル壁紙は、一般に可塑剤が配合されているため、その可塑剤が表面にブリードアウトして空気中の浮遊物が付着することにより汚れが生じやすいという問題もあった。
そこで、塩化ビニル壁紙に防汚性を付与する手段の一つとして、防汚性を有する樹脂からなる防汚フィルムを塩化ビニル壁紙の塩化ビニル層の表面に積層する方法が知られている。従来、このような防汚フィルムとしては、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)フィルムやアクリル系フィルムが使用されており、特にEVOHフィルムが広く使用されている。また、例えば、特許文献1には、基材層として透明2軸延伸ポリエステルフィルムを用いた防汚フィルムが開示されており、特許文献2には、基材層として共重合ポリエステルフィルムを用いた防汚フィルムが開示されている。
壁装材には、その用途上高い意匠性が要求される。壁装材に意匠を施す方法としては、例えば、塩化ビニル壁紙の表面にエンボス加工等を施して微細な凹凸を形成し、立体的な意匠性を付与する方法が多用されている。従って、防汚フィルムには、このような塩化ビニル壁紙表面の凹凸に追従するエンボス追従性も要求される。しかし、従来の酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)フィルムやアクリル系フィルムからなる防汚フィルムは、エンボス追従性に劣っており、高発泡壁紙に積層すると穴開きが生じてしまうことがあるという問題点があった。
一方、エンボス追従性を過度に向上させたフィルムを防汚フィルムとして用いようとしても、製造時の加熱工程等で容易に変形してしまうことから接着層等を積層することが困難であり、生産性に劣るという問題もあった。
これに対して、特許文献3には、防汚層とガラス転移点が35〜100℃の非晶性ポリエステル樹脂層の少なくとも二層からなる無延伸複合フィルムであって、かつ、該防汚層が結晶性ポリプロピレン樹脂層である無延伸複合フィルムが開示されている。この無延伸複合フィルムは、結晶性ポリプロピレン樹脂層の優れた防汚性、可塑剤のブリードアウト防止性と、非晶性ポリエステル樹脂層の優れたエンボス追従性とにより、防汚性、可塑剤のブリードアウト防止性とエンボス追従性とを両立したものである。
近年、塩化ビニル壁紙の表面に積層するフィルムとして、ポリエチレンやポリプロピレン等の種類の異なるポリオレフィン系樹脂の混合物を含有するフィルムが用いられており、例えば、特許文献4には、2軸延伸により製造されたポリプロピレンに、ポリエチレンとポリプロピレンとの混合物やエチレンとプロピレンとの共重合体等からなり、2軸延伸により製造されたポリマー層を積層した艶消し積層フィルムが開示されている。また、特許文献5には、ポリエチレンとポリプロピレンとの混合物からなるコア層と、プロピレン・α−オレフィン共重合体からなるスキン層とからなる2軸延伸複合フィルムが開示されている。
これらのフィルムは、ヘイズ値が低く、透明性に優れることから、全光線透過率は高いが、艶消し性は不充分で、壁装材に貼り合わせた場合に、てり感が見られるという問題があった。また、2軸延伸により製造されたフィルムは、延伸時に発生した応力が残留しているため、基材の微細な凹凸に追従することができず、エンボス追従性の面で問題があった。更に、加熱等のストレスがかかった場合には、フィルムが残留応力に耐え切れずに収縮等を起こすことがあった。
一方、特許文献6には、特定のポリプロピレン単独共重合体及びエチレン−プロピレン共重合体エラストマーからなるポリプロピレン系樹脂と、ポリエチレン樹脂とを含有するマット調無延伸フィルム用ポリプロピレン樹脂組成物が開示されており、特許文献7には、MFRが所定の範囲内のプロピレン重合体、エチレン・α−オレフィンランダム共重合体及びエチレン重合体からなるポリオレフィン組成物から得られるポリオレフィンフィルムが開示されている。しかしながら、これらを用いたフィルムは、艶消し性、耐熱性、溶断シール強度、スリップ性等に優れるものの、柔軟性が低下し、エンボス追従性の面で問題があった。
特開平7−232415号公報 特開平7−290667号公報 特許第3098205号公報 特公平2−19788号公報 特開平10−86299号公報 特許第3386878号公報 特開2003−55509号公報
本発明は、上記現状に鑑み、極めて高いエンボス追従性と生産性とを有し、壁装材に好適に用いることができる壁装材表面保護用積層フィルム、及び、該壁装材表面保護用積層フィルムを用いてなる壁装材を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも、結晶性ポリプロピレン100重量部に対して、エチレン系共重合体5〜100重量部及び無機フィラー0.5〜40重量部を含有する中間層を有し、JIS K 6732に準ずる方法により測定した引張破壊伸びが160%以上、かつ、ASTM D882に準ずる方法により測定した引張弾性率が300〜1100MPaであることを特徴とする壁装材表面保護用積層フィルムである。
以下に本発明を詳述する。
本発明者らは、鋭意検討の結果、結晶性ポリプロピレンにエチレン系共重合体と無機フィラーとが配合された中間層を有するフィルムは、引張破壊伸びが高く、極めて高いエンボス追従性を有するとともに、適度な範囲の引張弾性率を維持できることから生産性も極めて高く、適当な防汚層と組み合わせることにより防汚性、可塑剤のブリードアウト防止性に優れた壁装材用防汚フィルムとして好適に用いることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムは、結晶性ポリプロピレン、エチレン系共重合体及び無機フィラーを含有する中間層を有する。
上記結晶性ポリプロピレンをマトリックスとして用いることにより、防汚性、可塑剤のブリードアウト防止性に優れたフィルムが得られる。また、別に結晶性ポリプロピレンを含有する防汚層を積層した場合に、該防汚層と中間層との密着性が優れたものとなる。
上記結晶性ポリプロピレンとしては特に限定されず、例えば、ホモのポリプロピレン樹脂、エチレンとプロピレンとのブロック共重合体、エチレン等共重合可能な1種以上のモノマーとプロピレンとの共重合体等を用いることができる。
なお、本明細書において結晶性とは、原料ペレット又はフィルムをいったん加熱溶融させた後徐冷したものが結晶性であるという、樹脂本来が持つ性質を意味する。
上記エチレン系共重合体は、柔軟なエラストマーであることから、これを含有する中間層は、極めて高い柔軟性と引張破壊伸びを発現し、本発明の壁装材表面保護用積層フィルムに高いエンボス追従性を付与することができる。
上記エチレン系共重合体としては特に限定されないが、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ペンテン共重合体等が好適である。なかでも、エチレン−酢酸ビニル共重合体は特に柔軟であり、エンボス追従性の極めて高いフィルムが得られることから好適である。また、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン(VLDPE)等も、柔軟でエンボス追従性の高いフィルムが得られることから好適である。
上記エチレン系共重合体としてエチレン−酢酸ビニル共重合体を用いる場合、上記エチレン−酢酸ビニル共重合体における酢酸ビニル含量としては特に限定されないが、好ましい下限は10重量%、好ましい上限は50重量%である。10重量%未満であると、充分なエンボス追従性が得られないことがあり、50重量%を超えると、フィルム成形性が劣ることがある。
上記エチレン−酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニル成分の一部がケン化されたものも用いることができる。
上記中間層の上記エチレン系共重合体の含有量の下限は結晶性ポリプロピレン100重量部に対して5重量部、上限は100重量部である。5重量部未満であると、得られるフィルムのエンボス追従性が劣り、100重量部を超えると、得られるフィルムの引張弾性率が極端に低くなって、加工性が劣ったり、壁装材表面保護用積層フィルムに加工できなかったりする。好ましい下限は10重量部、好ましい上限は40重量部である。
上記無機フィラーは、上記中間層中に分散させることにより、上記エチレン系共重合体の配合による引張弾性率の極端な低下を防いで本発明の壁装材表面保護用積層フィルムの引張弾性率を適当な範囲に維持し、高い加工性を実現する役割を有する。また、中間層に無機フィラーを分散することにより、本発明の壁装材表面保護用積層フィルムに壁装材として要求されるつや消し性を付与することもできる。
上記無機フィラーとしては特に限定されないが、例えば、タルク、クレイ、カオリナイト、モンモリロナイト、パイロフィライト、セリサイト、ウォラストナイト、含水珪酸カルシウム、含水珪酸アルミニウム、マイカ、チタン酸カリウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛、亜鉛華、酸化マグネシウム等が挙げられる。
上記中間層の上記無機フィラーの含有量の下限は結晶性ポリプロピレン100重量部に対して0.5重量部、上限は40重量部である。0.5重量部未満であると、得られる壁装材表面保護用積層フィルムのフィルム成形性や加工性が劣り、40重量部を超えると、得られる壁装材表面保護用積層フィルムのエンボス追従性が劣る。好ましい下限は5重量部、好ましい上限は15重量部である。
上記中間層には、後述する防汚層に用いられる樹脂を添加してもよい。この場合、より高い艶消し効果を得ることができる。また、上記中間層は、本発明の目的を損なわない範囲内で、その他の樹脂や、難燃剤、難燃助剤、色剤、紫外線吸収剤等の従来から壁装材に用いられる各種の添加剤を含有してもよい。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムは上記中間層のみからなる単層構造のものであってもよく、更に他の機能を担保する層を有する多層構造のものであってもよい。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムが多層構造である場合は、防汚層を有することが好ましい。
上記防汚層としては、例えば、本発明の壁装材表面保護用積層フィルムに、日本ビニル工業会の性能表示規定に基づいた評価における5級(汚れが残らない)又は4級(ほとんど汚れが残らない)の性能を付与できるものであれば特に限定されないが、このような防汚層としては、結晶性ポリプロピレンからなるものが好ましい。上記結晶性ポリプロピレンからなる防汚層は、防汚性、可塑剤のブリードアウト防止性に優れるとともに、上記中間層との密着性にも優れる。なかでも、融点が150℃以上の結晶性ポリプロピレンからなる防汚層は、特に防汚性、可塑剤のブリードアウト防止性に優れる。
また、上記防汚層としては、密度をA(g/cm)、MFRをB(g/10分)としたときに0.50<A/B<30の関係を満たすポリエチレン、並びに、プロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体を含有する混合物からなるものが好ましい。
一般的に、ポリエチレンとポリプロピレンとを含有するフィルムは、ポリエチレンとポリプロピレンの屈折率の違いにより、外部からの光が散乱し、光沢度が低下するとともに、ヘイズ値が高くなることが知られているが、密度をA(g/cm)、MFRをB(g/10分)としたときに0.50<A/B<30の関係を満たすポリエチレンと、プロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体とを併用した混合物を用いることにより、混合物中の上記ポリエチレンと、プロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体とが極めて均一に分散され、特に高い艶消し効果が得ることができる。
従って、上述の防汚層を有する壁装材表面保護用積層フィルムを壁装材の防汚フィルムとして用いた場合、壁装材表面の凹凸に充分に追従することができ、風合いが良く、外観に高級感を持たせることができる。また、このような壁装材表面保護用積層フィルムは、優れた艶消し性を有しつつ、高い全光線透過率が確保されることから、印刷が施された塩化ビニル壁紙に積層する場合であっても、印刷の鮮明性が損なわれることを防止することができる。
上記A/Bが0.50以下であると、密度に対してMFRが大きすぎることから、上記防汚層の光沢度が上昇したり、ヘイズ値が低下したりすることにより、艶消し効果が低下することがある。上記A/Bが30以上であると、密度に対してMFRが小さすぎることから、製膜性の面で問題となることがある。
上記ポリエチレンの含有量の好ましい下限は5重量%、好ましい上限は35重量%である。5重量%未満であると、得られる壁装材表面保護用積層フィルムの光沢度が上昇して、艶消し効果が低下することがあり、35重量%を超えると、耐熱性、引裂強度が低下することがある。
上記混合物は、プロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体を含有する。上記プロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体を上記の要件を満たすポリエチレンと併用することにより、高い艶消し性を発揮することができる。
また、上記プロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体は、防汚性に優れるとともに、接着層との密着性にも優れる。上記混合物がプロピレン−エチレンランダム共重合体又はプロピレン−エチレンブロック共重合体の何れかのみを含有する場合や、プロピレンホモ重合体やプロピレン−エチレングラフト共重合体のみを含有する場合は、光沢度が上昇して艶消し性が不充分となったり、引裂強度が低下したりすることがある。
上記プロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体は、プロピレン、エチレン以外のα−オレフィン成分等のような他の成分を含有するものであってもよい。
上記プロピレン、エチレン以外のα−オレフィン成分としては、例えば、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−3−ペンテン、1−オクテン等が挙げられる。
上記混合物におけるプロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体の含有量の好ましい下限は65重量%、好ましい上限は95重量%である。65重量%未満であると、本発明の壁装材表面保護用積層フィルムの耐熱性が低下して、壁装材と貼り合わせた場合に艶消し性が不充分となることがあり、95重量%を超えると、上記防汚層の艶消し性が低下するとともに、充分なエンボス追従性が得られないことがある。
上記プロピレン−エチレンブロック共重合体100重量部に対するプロピレン−エチレンランダム共重合体の含有量の好ましい下限は10重量部、好ましい上限は90重量部である。10重量部未満であると、艶消し性、柔軟性が損なわれるとともに、壁装材表面保護用積層フィルムの全光線透過率が低下することがあり、90重量部を超えると、耐熱性や艶消し性が低下することがある。
上記プロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体のプロピレン成分の含有量の好ましい下限は85モル%、好ましい上限は99モル%である。85モル%未満であると、本発明の壁装材表面保護用積層フィルムの耐熱性、引裂強度が低下することがあり、99モル%を超えると、上記防汚層の艶消し性が低下することがある。
上記防汚層の入射角45°における光沢度の好ましい上限は10%である。10%を超えると、上記防汚層の表面に照り感が出て、艶消し効果が不充分となることがある。なお、入射角60°における光沢度の好ましい上限は16%であり、入射角75°における光沢度の好ましい上限は20%である。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムが、密度とMFRが特定の関係を有するポリエチレンと、プロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体との混合物を含有する場合、フィルム製膜時に防汚層の表面が粗面化されるため、艶消し性が向上するとともに、巻き取り時のシワの発生がなく、巻き取り保管後の接着層とのブロッキングもない壁装材表面保護用積層フィルムを得ることができる。
上記防汚層表面が粗面化されている場合、JIS B 0601に準ずる方法により測定される算術平均粗さ(Ra)の好ましい下限は0.4μm、上限は3.0μmである。0.4μm未満であると、ロール巻きにして使用する場合に、フィルムの内面と外面がブロッキングしやすくなる傾向にある。3.0μmを超えると、製膜時にピンホールが発生したり、均一な厚みのフィルムが得られないことがある。また、JIS B 0601に準ずる方法により測定される十点平均粗さ(Rz)の好ましい下限は2.5μm、上限は15μmである。2.5μm未満であると、ブロッキングが発生することがあり、15μmを超えると、製膜時にピンホールが発生したり、均一な厚みのフィルムが得られないことがある。
また、本発明の壁装材表面保護用積層フィルムの特性を阻害しない範囲であれば、上記防汚層及び/又は中間層に紫外線吸収剤、難燃剤、防カビ剤、抗菌剤、吸湿剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、滑剤、充填剤、着色剤等の添加剤を添加してもよい。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムは、更に、中間層を挟んで防汚層とは反対側に表層を有することが好ましい。上記表層は、本発明の壁装材表面保護用積層フィルムが後述する接着層を有する場合に、上記中間層と接着層との密着性を向上させる役割を果たすものである。また、上記表層は、上記中間層に含有される無機フィラーの露出による外観不良、生産性の低下、又は、ピンホールの発生等を抑制する役割をも有する。
上記表層としては特に限定されないが、例えば、結晶性ポリプロピレン等からなるものが好適である。
また、上記表層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレン系共重合体を含有してもよい。エチレン系共重合体を含有することにより、接着剤との密着性が向上する。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムは、更に、接着層を有することが好ましい。接着層を有することにより、塩化ビニル壁紙等と容易に積層して壁装材を製造することができる。
上記接着層としては特に限定されず、従来公知の接着剤を含有するものを用いることができるが、ポリエステルポリオール−アクリル共重合体、イソシアナート、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体及びワックスを含有することが好適である。ポリエステルポリオール−アクリル共重合体、イソシアナート、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体及びワックスを含有する接着層は、90℃程度の低温でも塩化ビニル壁紙等に対して充分な接着力を発揮できることから、高温処理による可塑剤のブリードアウトやフィルムの変形等を防止することができる。更に、このような接着層を用いた場合には、本発明の壁装材表面保護用積層フィルムを巻き取った状態又は積層した状態で保管したときにでも、フィルム同士が接着してしまう、所謂、ブロッキングが起こることがない。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムは、JIS K 6732に準ずる方法により測定した引張破壊伸びの下限が160%である。160%未満であると、エンボス追従性が不充分で、塩化ビニル壁紙の表面にエンボス加工等を施して微細な凹凸を形成し、立体的な意匠性を付与した場合に、充分に塩化ビニル壁紙表面の凹凸に追従できず、穴開き等が発生してしまったり、凹凸のめりはりがなくなり塩化ビニル壁紙に施された意匠とは異なった意匠になってしまったりする。好ましくは250%以上、より好ましくは300%以上である。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムは、ASTM D882に準ずる方法により測定した引張弾性率の下限が300MPa、上限が1100MPaである。300MPa未満であると、加熱工程等で容易に変形してしまったりすることから生産性に劣り、1100MPaを超えると、エンボス追従性が不充分で、塩化ビニル壁紙の表面にエンボス加工等を施して微細な凹凸を形成し、立体的な意匠性を付与した場合に、充分に塩化ビニル壁紙表面の凹凸に追従できず、穴開き等が発生してしまう。好ましい下限は400MPa、好ましい上限は900MPaである。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムは、ヘイズ値の好ましい下限が65%である。65%未満であると、外部からの光が乱反射せず、艶消し効果が不充分となり、壁装材に用いた場合に、外観が損なわれることがある。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムは、全光線透過率の好ましい下限が90%である。90%未満であると、印刷を施した塩化ビニル壁紙の壁装材表面保護用積層フィルムとして用いる場合に、塩化ビニル壁紙の印刷の鮮明さが損なわれることがある。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムの厚さとしては特に限定されないが、塩化ビニル壁紙等に積層して壁装材として用いる場合には、100μm以下であることが好ましい。100μmを超えると、塩化ビニル壁紙の表面にエンボス加工等を施して微細な凹凸を形成し、立体的な意匠性を付与した場合に、充分に塩化ビニル壁紙表面の凹凸に追従できず、凹凸が浅くなり塩化ビニル壁紙に施された意匠とは明らかに異なってしまうことがある。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムを製造する方法としては特に限定されず、上記中間層、防汚層、表層等を別々に製膜してから従来公知の方法により積層してもよいし、上記中間層、防汚層、表層等を共押出ししてもよい。また、本発明のフィルムが接着層を有する場合には、その溶液を塗工した後、熱乾燥する等の従来公知の方法を用いることができる。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムは、極めてエンボス追従性に優れ、塩化ビニル壁紙の表面に複雑な凹凸が施されている場合であっても、この凹凸に極めてよく追従することができる。従って、本発明の壁装材表面保護用積層フィルムを用いれば、極めて高い意匠性を優する壁装材を製造することができる。また、本発明の壁装材表面保護用積層フィルムは、このように高いエンボス追従性を有するにも係わらず、加熱工程でも変形したりすることなく、生産性にも優れている。
本発明の壁装材表面保護用積層フィルムを用いてなる壁装材もまた、本発明の1つである。
本発明によれば、極めて高いエンボス追従性と生産性とを有し、壁装材に好適に用いることができる壁装材表面保護用積層フィルム、及び、該壁装材表面保護用積層フィルムを用いてなる壁装材を提供できる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
二軸混練押出機を用いてプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂(三井化学社製:F707V、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点163℃)、プロピレン−エチレンランダム共重合体樹脂(三井化学社製:F327、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点135℃)、線状低密度ポリエチレン樹脂(三井化学社製:エボリューSP3010、MFR0.8、密度0.926g/cm、密度/MFR1.16、融点124℃)をそれぞれ、40:45:15の割合で溶融混練して、ストランド状に押出、冷却固化した後、カットして防汚層用樹脂ペレットを得た。
次に、二軸混練押出機を用いてプロピレンホモ重合体樹脂(サンアロマー社製:サンアロマーPL500A、MFR3.5、密度0.9g/cm、融点162℃)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井・デュポンポリケミカル社製:エバフレックスV523、MFR14、密度0.96g/cm、融点105℃)、タルク含有プロピレンホモ重合体(竹原化学社製:MAX6070TAL、MFR1.0、密度1.67g/cm、融点160℃)を66:20:14の割合で溶融混練して、ストランド状に押出、冷却固化した後、カットして中間層用樹脂ペレットを得た。
得られた防汚層用樹脂ペレット、中間層用樹脂ペレット、及び、表層用樹脂としてプロピレン−エチレンブロック共重合体(三井化学社製:F707V、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点163℃)を三層共押出機を用いて共押出しを行い、防汚層(3μm)/中間層(9μm)/表層(3μm)の三層構造からなる厚さ15μmの無延伸積層フィルムを得た。
メチルエチルケトン30重量部に対してポリエステルポリオールとアクリルとの共重合体(日本ポリウレタン工業社製:SH538A(固形分40%))30重量部を溶解した溶液にブロックイソシアナートであるポリイソシアナート(日本ポリウレタン工業社製:コロネート2507)2重量部を添加し、室温にて均一に分散させることにより接着剤液を調製した。得られた接着剤液を無延伸積層フィルムの表層上に乾燥後の厚さが2μmとなるように塗工した後、乾燥することにより、接着層を有する無延伸積層フィルムを得た。
(実施例2)
二軸混練押出機を用いてプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂(三井化学社製:F707V、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点163℃)、プロピレン−エチレンランダム共重合体樹脂(三井化学社製:F327、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点135℃)、高密度ポリエチレン樹脂(三井化学社製:ハイゼックス5305E、MFR0.8、密度0.951g/cm、密度/MFR1.19、融点130℃)をそれぞれ、60:32:8の割合で溶融混練して、防汚層用樹脂ペレットを得た以外は、実施例1と同様にして接着層を有する無延伸積層フィルムを得た。
(実施例3)
プロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂(三井化学社製:F707V、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点163℃)、プロピレン−エチレンランダム共重合体樹脂(三井化学社製:F327、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点135℃)、高密度ポリエチレン樹脂(三井化学社製:ハイゼックス5305E、MFR0.8、密度0.951g/cm、密度/MFR1.19、融点130℃)を40:48:12の割合で溶融混練して、防汚層用樹脂ペレットを得た以外は、実施例1と同様にして接着層を有する無延伸積層フィルムを得た。
(実施例4)
二軸混練押出機を用いてプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂(三井化学社製:F707V、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点163℃)、プロピレン−エチレンランダム共重合体樹脂(三井化学社製:F327、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点135℃)、高密度ポリエチレン樹脂(三井化学社製:ハイゼックス5000H、MFR0.1、密度0.958g/cm、密度/MFR9.58、融点132℃)をそれぞれ、40:51:9の割合で溶融混練して、防汚層用樹脂ペレットを得た以外は、実施例1と同様にして接着層を有する無延伸積層フィルムを得た。
(実施例5)
二軸混練押出機を用いてプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂(三井化学社製:F707V、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点163℃)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井・デュポンポリケミカル社製:エバフレックスV523、MFR14、密度0.96g/cm、融点105℃)、タルク含有プロピレンホモ重合体(竹原化学社製:MAX6070TAL、MFR1.0、密度1.67g/cm、融点160℃)を66:20:14の割合で溶融混練して、ストランド状に押出、冷却固化した後、カットして中間層用樹脂ペレットを得た以外は、実施例4と同様にして接着層を有する無延伸積層フィルムを得た。
(実施例6)
二軸混練押出機を用いてプロピレンホモ重合体樹脂(サンアロマー社製:サンアロマーPL500A、MFR3.5、密度0.9g/cm、融点162℃)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井・デュポンポリケミカル社製:エバフレックスV523、MFR14、密度0.96g/cm、融点105℃)、タルク含有プロピレンホモ重合体(竹原化学社製:MAX6070TAL、MFR1.0、密度1.67g/cm、融点160℃)を73:13:14の割合で溶融混練して、ストランド状に押出、冷却固化した後、カットして中間層用樹脂ペレットを得た。
また、二軸混練押出機を用いてプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂(三井化学社製:F707V、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点163℃)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井・デュポンポリケミカル社製:エバフレックスV523、MFR14、密度0.96g/cm、融点105℃)を80:20の割合で溶融混練して、ストランド状に押出、冷却固化した後、カットして表層用樹脂ペレットを得た。
このようにして得られた中間層用樹脂ペレット及び表層用樹脂ペレットを用いた以外は、実施例4と同様にして接着層を有する無延伸積層フィルムを得た。
(比較例1)
二軸混練押出機を用いてプロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂(三井化学社製:F707V、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点163℃)、プロピレン−エチレンランダム共重合体樹脂(三井化学社製:F327、MFR6.5、密度0.9g/cm、融点135℃)、高密度ポリエチレン樹脂(三井化学社製:ハイゼックス5000H、MFR0.1、密度0.958g/cm、密度/MFR9.58、融点132℃)をそれぞれ、40:51:9の割合で溶融混練して、防汚層用樹脂ペレットを得た。
次いで、二軸混練押出機を用いてプロピレンホモ重合体樹脂(サンアロマー社製:サンアロマーPL500A、MFR3.5、密度0.9g/cm、融点162℃)、タルク含有プロピレンホモ重合体(竹原化学社製:MAX6070TAL、MFR1.0、密度1.67g/cm、融点160℃)を70:30の割合で溶融混練して、ストランド状に押出、冷却固化した後、カットして中間層用樹脂ペレットを得た。
このようにして得られた防汚層用樹脂ペレット及び中間層用樹脂ペレットを用いた以外は、実施例1と同様にして接着層を有する無延伸積層フィルムを得た。
なお、上記実施例及び比較例において、MFRはJIS K 6760に準拠して測定し、ポリプロピレンに関しては、230℃、荷重2.16kg、ポリエチレンに関しては、190℃、荷重2.16kgの測定条件下により測定した。
また、密度はJIS K 6760に準拠して測定し、融点はJIS K 7121に準拠し、示差走査熱量計DSC−50(島津製作所社製)により測定した。
(無延伸積層フィルムの評価)
実施例1〜6及び比較例1で得られた接着層を有する無延伸積層フィルムについて、(1)〜(7)の評価を行った。
結果を表1に示した。
(1)光沢度
ASTM D523に準ずる方法により、日本電色工業社製のVG−2000型を用いて、入射角45°における光沢度を測定した。
(2)ヘイズ値
ASTM D1003に準ずる方法により、ヘイズメーター(東京電色社製、TC−HIIIDKP)を用いて、ヘイズ値を測定した。
(3)全光線透過率
ASTM D1003に準ずる方法により、日本電色工業社製のDH2000型を用いて、全光線透過率を測定した。
(4)艶消しのきめの細かさ
得られた無延伸積層フィルムに形成された防汚層を目視で観察し、フィルムの艶消しのきめの細かさについて、以下の基準により評価を行った。
〇:きめが細かく、ポリエチレンの分散状態に優れていた。
△:ややきめが粗く、ポリエチレンの分散状態が不充分であった。
×:きめが著しく粗く、ポリエチレンの分散状態が悪かった。
(5)引張破壊伸び
JIS K 6732に準ずる方法により、押出方向(MD)及び押出方向とは垂直方向(TD)の引張破壊伸びを測定した。
(6)引張弾性率
ASTM D882に準ずる方法により、押出方向(MD)及び押出方向とは垂直方向(TD)の引張弾性率を測定した。
(壁装材の評価)
実施例1〜6及び比較例1で作製した接着層を有する無延伸積層フィルムを、5倍の発泡倍率を有する高発泡壁紙及びエンボスロールと重ね、110℃、1MPaの条件で圧着することによりエンボス模様が施された積層フィルムを得た。なお、この方法により得られた積層フィルムの表面粗さRmaxは109μmであった。得られた壁装材について、(7)、(8)の評価を行った。
(7)艶消しの均一性
得られた壁装材の防汚層表面を目視で観察し、表面の艶消し均一性について、以下の基準により評価を行った。
〇:艶消しが均一になされており、艶消しムラが確認されなかった。
△:やや艶消しムラが確認された。
×:艶消しムラが確認された。
(8)エンボス追従性の評価
日本ビニル工業会の汚れ防止商品性能評価規定に準じた方法により、得られた壁装材に醤油を塗布し、24時間放置した後、布に水を含ませて丁寧に拭き取った。この積層フィルムの表面を目視により以下の基準により評価した。
1級:汚れが汚染用グレースケールの1号又はその程度を超える
2級:汚れが汚染用グレースケールの2号程度
3級:汚れが汚染用グレースケールの3号程度
4級:汚れが汚染用グレースケールの4号程度
5級:汚れが汚染用グレースケールの5号程度
なお、フィルムに穴開き等が発生している場合には、壁紙にまで醤油が染み込むことから、汚れが残りやすくなる。
Figure 2006096021
本発明によれば、極めて高いエンボス追従性と生産性とを有し、壁装材に好適に用いることができる壁装材表面保護用積層フィルム、及び、該壁装材表面保護用積層フィルムを用いてなる壁装材を提供できる。

Claims (7)

  1. 少なくとも、結晶性ポリプロピレン100重量部に対して、エチレン系共重合体5〜100重量部及び無機フィラー0.5〜40重量部を含有する中間層を有し、JIS K 6732に準ずる方法により測定した引張破壊伸びが160%以上、かつ、ASTM D882に準ずる方法により測定した引張弾性率が300〜1100MPaであることを特徴とする壁装材表面保護用積層フィルム。
  2. 防汚層を有することを特徴とする請求項1記載の壁装材表面保護用積層フィルム。
  3. 防汚層は、結晶性ポリプロピレンからなることを特徴とする請求項2記載の壁装材表面保護用積層フィルム。
  4. 防汚層は、密度をA(g/cm)、MFRをB(g/10分)としたときに0.50<A/B<30の関係を満たすポリエチレンを5〜35重量%、並びに、プロピレン−エチレンブロック共重合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体を95〜65重量%含有する混合物からなることを特徴とする請求項2記載の壁装材表面保護用積層フィルム。
  5. 中間層を挟んで防汚層とは反対側に表層を有することを特徴とする請求項2、3又は4記載の壁装材表面保護用積層フィルム。
  6. 接着層を有することを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の壁装材表面保護用積層フィルム。
  7. 請求項1、2、3、4、5又は6記載の壁装材表面保護用積層フィルムを用いてなることを特徴とする壁装材。
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