JP4830906B2 - 化粧シート - Google Patents

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Description

本発明は、木質系ボード類、無機系ボード類、金属板などの下地材の表面に化粧シートを接着剤で貼り合わせてなる化粧板を構成する化粧シートに関するものである。
従来、前記した構成になる化粧板の用途に用いられる化粧シートとしては、塩化ビニル樹脂製化粧シートが最も一般的であった。しかし、塩化ビニル樹脂は酸性雨の原因となる塩化水素ガスや猛毒物質であるダイオキシンを焼却時に発生させる原因物質といわれており、さらにはその塩化ビニル樹脂からなるシートにおいては、そこに添加されている可塑剤のブリードアウトにより派生する種々の問題点も指摘されており、環境保護などの観点からそれらの取り扱いには種々の配慮が求められている。このような状況のもと、最近はポリプロピレンやポリエチレン、アクリルなどの塩化ビニル樹脂以外の材料を使用した化粧シートが強く要望されるようになった。
このような事情により、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアルコール、アクリルなどの樹脂やそれらの共重合体などを使用した化粧シートが、塩化ビニル樹脂を使用した化粧シートの代替品として種々提案され、市販されるようになってきている。
その中でも、化粧シートに要求される適度な柔軟性、耐磨耗性、耐傷性、耐熱性、耐薬品性、後加工性などを備え、なおかつ安価に提供されるポリプロピレンを用いた化粧シートがもっとも数多く提案されている。その中には単層のものもあるが、意匠性の観点から、2層以上の積層構造のものが大部分を占めている。
また近年は、ポリプロピレンを用いた化粧シートが市場に広く出回ってきたこともあり、化粧シートを板状の基材に貼り合わせて作る化粧板は、従来の木質基材のものだけではなく、アルミ基材や鋼板基材などに貼り合わせたものも多くなってきている。木質基材に貼り合せた化粧板の場合には、木質基材の裏面側にV字状の溝を掘り、その溝に沿って折り曲げを行うことで化粧板を様々な形状に加工していたが、例えば鋼板基材に貼り合せた化粧板の場合には、V溝などを設けずにプレス機などを用いて直接折り曲げ加工を行う為、木質基材に貼り合せたものと比べて、化粧シートには引張や折り曲げなどの負荷がより多くかかり、化粧シートに白化や割れが生じて、意匠性を低下させてしまうことがある。
これらの問題の解決のために、柔軟性に富んだポリプロピレンを使用するようにした提案(例えば、特許文献1参照。)や、ポリプロピレンにエチレン系エラストマーとスチレン系エラストマーを添加した樹脂をマレイン酸変性して、白化が生じにくい接着性樹脂層の構成材料として使用する提案(例えば、特許文献2参照。)が種々提案されている。
特開2006−88349号公報 特開2004−181705号公報 これらのうち特に特許文献2に係る提案においては、水素添加スチレンブタジエン共重合エラストマーを混合することで白化抑制効果が得られるようにしているが、使用する樹脂が特殊かつ高価であり、コスト高になってしまう。また、水素添加スチレンブタジエン共重合エラストマーはポリプロピレン中に微分散されるが、あくまでポリプロピレンとは異種の材料である為に完全相溶はせず、混練などの条件あるいは加工環境などによっては白化が発生することもある。また、異種の樹脂を用いているため、廃材のリサイクルが難しい。
本発明は、以上のような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、基材シート上に、アンカーコート層と、2層以上のポリプロピレンを主体とする構成材料からなる透明樹脂層とがこの順で少なくとも積層されている化粧シートであって、鋼板基材などに貼り合わせられた後の折り曲げ加工においても白化を生じることなく、しかも基材シート側と透明樹脂層との密着性能をも向上させた化粧シートを提供をすることである。
上記課題を達成するためになされ、請求項1に記載の発明は、基材シート上に、アンカーコート層と、ポリプロピレンを主体とする構成材料からなる2層以上の透明樹脂層とがこの順で少なくとも積層されている化粧シートであって、前記透明樹脂層のうちのアンカーコート層と接する層が少なくとも弾性率が1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂60〜95重量部とエチレン・αオレフィン共重合樹脂5〜40重量部を含有する混合物からなり、かつ、該弾性率が1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂が少なくとも融点が55〜90℃のプロピレン・ブテンランダム共重合体を10〜100重量部含有していることを特徴とする化粧シートである。
また、請求項2に記載の発明は、基材シート上に、アンカーコート層と、ポリプロピレンを主体とする構成材料からなる2層以上の透明樹脂層とがこの順で少なくとも積層されている化粧シートであって、前記透明樹脂層のうちのアンカーコート層と接する層が少なくとも弾性率が1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂60〜95重量部とエチレン・αオレフィン共重合樹脂5〜40重量部を含有する混合物からなり、かつ、該弾性率が1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂が少なくとも融点が55〜90℃のプロピレン・ブテンランダム共重合体を10〜100重量部と、ホモあるいはランダムポリプロピレンを1〜90重量部含有する混合物からなることを特徴とする化粧シートである。
さらにまた、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の化粧シートにおいて、前記ポリプロピレン系樹脂とエチレン・αオレフィン共重合樹脂を含有する混合物のポリプロピレン系樹脂とエチレン・αオレフィン共重合樹脂のJIS K7210により規定されるメルトマスフローレートは、ポリプロピレン系樹脂のメルトマスフローレートが、エチレン・αオレフィン共重合樹脂のメルトマスフローレートの3倍以上、70倍以下であることを特徴とする。
さらにまた、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シートにおいて、前記2層以上のポリプロピレンを主体とする構成材料からなる透明樹脂層が、Tダイによる加熱溶融共押出ラミネート法によって積層されてなるものであることを特徴とする。
さらにまた、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の化粧シートにおいて、前記透明樹脂層のうち、アンカーコート層と接する透明樹脂層の構成材料には0.1〜2.0重量部の不飽和カルボン酸あるいはその無水物がグラフト重合されていることを特徴とする。
請求項1、2に記載の発明によれば、基材シートの上部にアンカーコート層が設けられていて、さらにその上に積層されている2層以上の透明樹脂層のうちの、アンカーコート層と接する側の層の構成材料として、弾性率が1〜800MPaのプロピレン系樹脂60〜95重量部と、エチレン・αオレフィン共重合樹脂5〜40重量部とを含有する混合物を用いているので、その透明樹脂層と基材シート側との間にそれらの積層を剥離させるような応力が生じた時、その応力を吸収するように働き、密着力も向上させることが可能となる。さらには弾性率の低いポリプロピレン系樹脂を用いているので、例えば鋼板上に貼り合わせた後の折り曲げ加工などにおいても、ポリプロピレン系樹脂とエチレン・αオレフィン共重合樹脂との間の乖離(クレイズ)に起因する白化や、シート延伸による結晶の配向化に起因する白化などを抑制することができるようになる。また弾性率1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂を、プロピレン・ブテンランダム共重合体を単独使用かまたはホモあるいはランダムポリプロピレンとの混合物とすることによって、ポリプロピレン系樹脂がほぼ完全相溶の形で柔軟化される為、透明かつ均一な物性の透明樹脂層とすることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、ポリプロピレン系樹脂のメルトマスフローレートをエチレン・αオレフィン共重合樹脂のメルトマスフローレートの3倍以上、70倍以下に限定することにより、透明樹脂層中のマトリックス・ドメイン構造を、透明樹脂層とアンカーコート層などとの間に剥離させるような応力が加わった時にその応力を吸収する能力を最大限に発揮させるようにすることが可能となる。その結果、さらなる密着力向上の効果が得られるようになる。
さらにまた、請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シートの透明樹脂層を、Tダイによる加熱溶融共押出ラミネート法によって積層されてなるものとすることで、各透明樹脂層同士の積層が接着剤などを介することなく同時に行なえ、さらには基材シート側との積層も一度に行える為、効率的な化粧シートの製造が可能になる。
さらにまた、請求項5に記載の発明によれば、透明樹脂層の構成材料に0.1〜2.0重量部の不飽和カルボン酸あるいはその無水物をグラフト重合させることによって、透明樹脂層の表面に極性基を導入させ、基材シート側と透明樹脂層との密着強度をより向上させることが可能となる。
以下本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る化粧シートの概略の断面構造が示してある。この化粧シートは、非塩化ビニル系樹脂材料からなる基材シート1の上に、模様層2、アンカーコート層3が設けられていて、さらにその上にポリプロピレンを主体とする構成材料からなる透明樹脂層4及び透明樹脂層5が積層されてなるものである。
透明樹脂層5は、主に化粧シートの模様層の保護と意匠性の向上および、耐傷性、耐摩耗性、耐薬品性などが発現するように設けられており、上述したようにポリプロピレンを主体とする構成材料からなっている。耐傷性や耐摩耗性、さらには熱履歴に対する耐性を重視する場合には、プロピレンを単独で重合してできるホモポリプロピレンが好適に用いられる。ホモポリプロピレンはランダムポリプロピレンやブロックポリプロピレンと比較すると結晶化度が高く、弾性率などの数値も高い為、耐傷性や耐摩耗性などの性能が比較的良好となる。またホモポリプロピレンはポリプロピレンの中でも特に融点や軟化点などが高く、特にチグラーナッタ触媒により重合されたホモポリプロピレンの融点は160℃以上に達する為、熱履歴に対する耐性も高く、好ましく用いられる。
一方、本発明の化粧シートの木質基材や鋼板などへの貼り合わせの後における折り曲げなどの加工適性や、透明性などを重要視する場合には、透明樹脂層5の構成材料としては、プロピレン90〜99重量部に対しエチレン、ブテン、ヘキセン、オクテン、4−メチルペンテンなどを1つ以上トータルで1〜10重量部ランダムに共重合させた、ランダムポリプロピレンが好適に用いられる。一般的にランダムポリプロピレンはホモポリプロピレンと比較して結晶化度が低い為、それにより構成される透明樹脂層の柔軟性が増し、透明性も向上するようになる。
上記した透明樹脂層5の構成材料の中に、各種ゴム成分を添加することで、それによって構成される透明樹脂層の柔軟性と透明性をより向上させるようにしてもよい。ゴム成分の種類としては、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴム、αオレフィンコポリマーゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム、ニトリルゴム、多硫化ゴムなどが挙げられるが、材料の種類によっては、透明性を阻害する要因となりかねない為、注意が必要である。
また、化粧シートの機能性向上の為に、透明樹脂層5には必要に応じて熱安定剤、難燃剤、紫外線吸収剤、光安定剤、造核剤、ブロッキング防止剤、触媒補足剤などが適宜添加されていてもよい。
一方の透明樹脂層4の主たる役割は、前記した透明樹脂層5と基材シート1側との密着性を向上させることにある。その為に、この透明樹脂層4には、基材シート1側との積層を剥離させようとする応力が働いた時に、その剥離応力を分散・吸収させるような性能を付与させた層となっている。
特に、共押出にて透明樹脂層5と透明樹脂層4とを積層する場合には、透明樹脂層4も同じくポリプロピレン系樹脂を用いると、同種材料同士の共押出積層になる為、それらの積層強度は強固なものになる。
もし仮に、プロピレン成分が主体となっていない構成材料であっても、それが図2のようなマトリックス・ドメイン構造になっており、かつマトリックス部がポリプロピレンであるような場合には、共押出積層により両方の透明樹脂層間の積層強度は強固なものとなる。
しかしながら、透明樹脂層4にポリプロピレン系樹脂以外の材料を主成分とする樹脂を用いて、かつマトリックス部がポリプロピレン以外の材料になる場合には、多くの場合、共押出しされたものの積層部分の界面において密着力が発現しない。結晶化度を極端に低くした樹脂や、タッキファイヤーなどの粘着成分を添加した樹脂などの中には、ポリプロピレン系樹脂以外の樹脂でもポリプロピレン系樹脂と共押出して積層強度が得られるものもあるが、多くの場合は耐熱性に難があり、熱履歴があるとその後に強度の大幅な低下を招くことが多い。
本発明においては、透明樹脂層5を構成する材料としては、前述のようにポリプロピレン系樹脂を主体として用い、この透明樹脂層4を構成する材料も同じくポリプロピレン系樹脂を主体とする材料、特に弾性率1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂60〜95重量部と、エチレン・αオレフィン共重合樹脂5〜40重量部とを含有する混合物とし、かつこのポリプロピレン系樹脂が融点が55〜90℃のプロピレン・ブテンランダム共重合体を10〜100重量部含有する混合物とすることで、例えば、鋼板基材に本発明の化粧シートを貼り合わせた後の折り曲げ加工においても白化が生じることなく、かつその他の層との密着性も高いものとすることが可能となる。
また、透明樹脂層4の構成材料を、弾性率1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂60〜95重量部と、エチレン・αオレフィン共重合樹脂5〜40重量部とを含有する混合物とし、かつこのポリプロピレン系樹脂が融点が55〜90℃のプロピレン・ブテンランダム共重合体を10〜100重量部と、ホモあるいはランダムポリプロピレンを1〜90重量部含有する混合物とすることによっても上述と同等の効果を発現することが可能となる。
透明樹脂層4のポリプロピレン系樹脂の弾性率が800MPaを超える場合には、剛性が高すぎる為に、例えば、化粧シートを鋼板基材に貼り合せた後の折り曲げ加工において、白化が発生してしまう。また1MPa未満の場合には、層の弾性率が低すぎる為に、充分な剥離強度が発現しない。
また透明樹脂層4のポリプロピレン系樹脂とエチレン・αオレフィン共重合樹脂との比率において、ポリプロピレン系樹脂の割合が95重量部を超える場合には、エチレン・αオレフィン共重合樹脂による応力吸収能力が充分に発揮されず、密着力が低下する。また60重量部未満の場合には、透明樹脂層4の凝集力が低下してしまい、充分な剥離強度が発現しない。
またプロピレン・ブテンランダム共重合体の融点は55〜90℃の範囲内とする。融点が90℃を超えると、透明樹脂層4の白化を抑制するには不十分であり、かつまた55度未満だと、樹脂の融点及び軟化点が低くなりすぎてしまう為、熱履歴に対する耐性が低くなってしまう。また、ブテンの代わりにエチレンなどのオレフィン材料を使用した場合には、充分な透明性が得られない。
上記条件を満足するような透明樹脂層4の構成材料に対して、さらにポリプロピレン系樹脂のメルトマスフローレートを、エチレン・αオレフィン共重合樹脂のメルトマスフローレートの3倍以上、70倍以下の範囲内とすることによって、エチレン・αオレフィン共重合樹脂による応力吸収能力を最大限に発揮することができる。尚、JIS K7210にて規定されるメルトマスフローレートは、エチレン・αオレフィン共重合樹脂では190℃で溶融した場合の測定値、プロピレン系では230℃で溶融した場合の測定値であり、両者は測定条件が異なるが、数値の比較としては、それぞれの条件下で測定した数値同士の比較でよい。
ポリプロピレン系樹脂のメルトマスフローレートが、エチレン・αオレフィン共重合樹脂のメルトマスフローレートの3倍未満の場合には、両者の粘度差が小さい為に、エチレン・αオレフィン共重合樹脂がスジ状に引き伸ばされた形になり、層の凝集力を低下させてしまう。さらに粘度差が接近し、逆にエチレン・αオレフィン共重合樹脂のメルトマスフローレートがポリプロピレン系樹脂のメルトマスフローレートの2倍以上程度にまでなった場合には、マトリックスとドメインの関係が逆転し、エチレン・αオレフィン共重合樹脂がマトリックスにくる為に、共押出積層物の界面の強度が小さくなる。
また逆に、ポリプロピレン系樹脂のメルトマスフローレートが、エチレン・αオレフィン共重合樹脂のメルトマスフローレートの70倍を超えた場合には、その溶融粘度差が大きすぎる為に、エチレン・αオレフィン共重合樹脂のドメインサイズが大きくなりすぎて、充分な応力吸収能力が発揮できなくなる。
上述した透明樹脂層4と透明樹脂層5との積層方法、及びそれらの積層物の基材シートの上部への積層方法としては、ドライラミネート法やサンドラミネート法をはじめとする公知の手法を用いてもよいが、Tダイによる加熱溶融共押出しラミネート法を用いることで、様々な利点を得ることができる。例えば、透明樹脂層4と透明樹脂層5との間には接着剤層を設けなくても良くなり、また透明樹脂層4と透明樹脂層5との積層物と基材シートとのラミネートが同時に行なえ、効率的な製造が可能になる。さらには、共押出ラミネートを行なう際、冷却ロールに、化粧シートに付与したい意匠形状とは凹凸を反転させた柄を予め付与しておくことで、化粧シート表面へのエンボス模様の付与も同時に行なうことができるようにもなる。
また上記の様にTダイによる加熱溶融共押出しラミネート法を用いる場合には、透明樹脂層4を構成する材料には、予め0.1〜2.0重量部の不飽和カルボン酸あるいはその無水物をグラフト重合しておくと、さらに密着力を向上させることが可能になる。ポリオレフィン樹脂は基本的には極性基を持たないため、ラミネート界面の密着性を向上させるには、何らかの方法で極性基を導入する必要がある為である。
押出ラミネート法において、ラミネート界面に極性基を導入する最も一般的な方法としては、樹脂温度を上げることにより、空気中の酸素によって溶融樹脂を酸化させる方法があるが、ポリプロピレン系樹脂の場合には、空気による酸化の影響が出始めるのはおよそ300℃以上からであり、この温度域ではポリプロピレン系樹脂の熱劣化も始まる為、成形条件の設定が難しい。
また、オゾンガスを溶融樹脂のラミネート界面に吹付けることにより、溶融樹脂を強制酸化させる方法も一般的であるが、この場合は無色透明なオゾンガスを巾方向に均一に吹付ける技術が難しい。オゾン処理量の不足は密着強度を低下させることはもちろんのこと、ポリプロピレン系樹脂における過剰なオゾン処理は、積層界面の樹脂を劣化させてしまう可能性もあるので注意が必要である。
これらの方法に比べて、予めラミネート界面にあたる透明樹脂層4を構成する材料に0.1〜2.0重量部程度の不飽和カルボン酸あるいはその無水物をグラフト重合しておく方法は、押出温度が300℃以下の低温であっても効果が期待でき、巾方向の極性基の導入量もほぼ均一なものになるという特徴をもつ。また、空気酸化やオゾン吹き付けによる極性基の導入方法は、その処理量がラミネートの速度に依存してしまうが、極性基を予めグラフト重合させておく方法では、その心配もない。
グラフト重合量としては、0.1〜2.0重量部が最適である。0.1重量部未満では、極性基の導入量としては少なく、充分なラミネート強度が発現しない。また2.0重量部を超えるとポリマーの分解が起きてしまい、樹脂の脆化や黄変などの問題が発生する。
尚、不飽和カルボン酸あるいはその無水物としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フタル酸、シトラコン酸、イタコン酸、およびそれらの無水物などが挙げられるが、これらの中で無水マレイン酸が特に好ましい。
以下、本発明の化粧シートに関してさらに詳細な説明を続ける。
透明樹脂層4と基材シート1との間に設けてあるアンカーコート層3の構成材料としては、非塩化ビニル樹脂の材料を用いるのであれば、その材質などに制限は無いが、ポリオールとイソシアネートとの反応でウレタン結合を形成する2液硬化型ウレタン系樹脂が好ましく用いられる。そして、ポリオール成分としてはポリエステルポリオールか、あるいはポリエステルポリウレタンポリオールが好適に用いられる。さらにはイソシアネート成分としては、ヘキサメチレンジイソシアネートあるいはイソホロンジイソシアネートのうち、少なくとも一方を含むものが好ましく用いられる。またアンカーコート層3の形成方法としてはグラビア法(グラビア印刷法、グラビア塗布法)が好適に用いられるが、必ずしもこれに限定されるものではない。
本発明の化粧シートにおいては、基材シート1としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリスチレン、ABS、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸ブチル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリアミド、ナイロン6、ナイロン66などの非塩化ビニル系の樹脂材料からなるシートが具体的な例として挙げることができる。このうち、リサイクル性などを考慮すると、ポリプロピレンやポリエチレンからなる基材シートが望ましいが、必ずしもこの限りではない。
また、基材シート1を構成する上記樹脂中には、無機顔料、酸化防止剤、光安定剤、ブロッキング防止剤などの添加剤の1種もしくは2種以上を適宜の量で添加することは可能である。
本発明の化粧シートにおいては、基材シート1に隠蔽性を付与することができる。隠蔽を施す理由は、貼り合わせる木質系ボード、無機系ボード、金属板などの下地材が、化粧シートの表面から見えないようにするためである。但し、下地材の素材感を活かしたい場合には、その限りではない。
基材シート1に対する隠蔽性(隠蔽性層)や模様層2の付与は、基材シート1の表面あるいは裏面、あるいはその両方にグラビア印刷、凹版印刷、フレキソ印刷、シルク印刷、静電印刷、インクジェット印刷などの公知の印刷方法によるものが一般的であるが、必ずしもこの限りではない。またこの際に用いられるインキも公知のもの、すなわちビヒクルに染料または顔料などの着色剤や体質顔料などを添加し、さらに可塑剤、安定剤、ワックス、グリース、乾燥剤、硬化剤、増粘剤、分散剤、充填剤などを任意に添加して溶剤、希釈剤などで充分混練してなるインキでよい。
また、上記化粧シート用の基材シート1とは別の任意の転写用基材シートに、上記形成方法などによって隠蔽性層あるいは模様層、あるいはその両方を形成しておき、前記した熱ラミネート法、ドライラミネート法、またはウエットラミネート法、押出ラミネート法などにより、上記基材シート1と貼り合わせた後に、前記転写用基材シートを剥離して、隠蔽性層あるいは模様層、あるいはその両方を基材シート1上に転写する方法を用いることもできる。
また、基材シート1の製造方法としてTダイ押出法を用いる場合には、それを製膜するための合成樹脂材料を染料や顔料などの隠蔽性のある着色剤により直接着色して加熱溶融状態でTダイから押出して、得られる基材シート1を着色して隠蔽性を付与するようにしてもよい。
この場合のTダイ押出法における基材シート1の着色方法としては、ドライカラー法やマスターバッチ法などがあるが、特に限定されるものではない。ドライカラー法とは、顔料を分散助剤や界面活性剤で処理した微粉末状の着色剤を、基材シート1を製膜するための着色されていない通常の合成樹脂材料中に直接混入して着色を行う方法である。一方、マスターバッチ法とは、基材シート1を製膜するための着色されていない通常の合成樹脂材料と高濃度の顔料を、溶融混練して予備分散したマスターバッチペレットを予め作製しておき、押出ホッパ内でこのマスターバッチペレットと基材シート1を製膜するための着色されていない通常の合成樹脂材料とをドライブレンドする方法である。
着色に使用される顔料の種類も通常用いられているものでよいが、特に耐熱性、耐候性を考慮して、酸化チタン、群青、カドミウム顔料、酸化鉄などの無機顔料が望ましい。また有機顔料でもフタロシアニン顔料、キナクリドン顔料などは使用できる。顔料の対樹脂比率や色相は、隠蔽の度合い、意匠性を鑑みて適宜決められるものであり、特に制約はない。
また、基材シート1に模様層2を施す方法としては、基材シート1の表面に施す方法と、基材シート1自体(シート1の層内)に施す方法がある。表面に施す方法としては上記のような印刷方法や転写方法を用いることができる。基材シート1自体に施す方法としては、高濃度の顔料を基材シート1を構成する樹脂とは流動特性の異なる樹脂に溶融混練して予備分散したマスターバッチペレット、あるいは木粉、ガラス粉末などを、基材シート1を製膜するための隠蔽性を付与した上記合成樹脂材料に添加して加熱溶融し、押出し、製膜することにより、隠蔽性のある基材シート1自体にマスターバッチペレットや木粉やガラス粉末などによる模様を付与する方法もある。勿論、基材シート1自体に着色隠蔽性や模様を付与するこれらの方法と、前述した印刷方法、転写方法などを併用することもできる。
また、隠蔽性のある基材シート1の製造方法としてカレンダー法を用いる場合において、同様の手法、即ち基材シート1をカレンダー法にて製造しながら、同時に基材シート1自体に着色隠蔽性や模様を付与する方法、またはこれらの方法と前述した印刷方法、転写方法などを併用した手法で、基材シート1に対して隠蔽性および模様を付与することができる。
本発明の化粧シートにおいては、場合によっては、化粧シートの表面の手触り感や、より一層の意匠感を得るため、図3のように、透明樹脂層5に凹陥模様6を施し、さらに必要に応じてその凹陥部内に充填インキ7を埋め込むようにしてもよい。そしてさらに化粧シートの意匠感や諸物性などを高める為の施策として、化粧シートの最表層への表面保護層8を積層するようにしてもよい。
凹陥模様6を施す方法としては、通常の熱圧エンボス加工法でも良いが、前記したように化粧シートの製造方法としてTダイ共押出法を用いる場合には、溶融樹脂を冷却固化させるチルロールの表面に凹陥模様を反転した突起模様を施しておき、押し出された樹脂をチルロールとプレスロールとの間でエンボスして、透明樹脂層あるいは透明ポリプロピレン樹脂層の表面に凹陥模様を施す方法が好適に用いられる。
以下、実施例により、本発明をより詳細に説明する。
基材シートとして、ランダムポリプロピレン樹脂に無機顔料を6重量%、フェノール系酸化防止剤を0.2重量%、ヒンダードアミン系光安定剤を0.3重量%、ブロッキング防止剤を0.2重量%添加してなる樹脂を溶融押出して得られたシートを用い、その表面にコロナ処理を施した後、グラビア印刷法により絵柄用インキ(東洋インキ製造株式会社製;ラミスター)を使用して木目模様を施し、模様層を形成した。さらに木目模様の模様層2上に2液硬化型のウレタン系アンカーコート剤(三井化学ポリウレタン株式会社製;タケラック(主剤)とタケネート(硬化剤))からなるアンカーコート剤をグラビア印刷法により厚み約1μmで塗工して、アンカーコート層を形成した。
次に、アンカーコート層の上面に、軟質ポリプロピレン樹脂(株式会社プライムポリマー製プライムTPO J−5900)にフェノール系酸化防止剤を0.2重量部、ヒンダードアミン系光安定剤を0.5重量部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を0.5重量部添加したもの(樹脂A)と、表1に示す配合割合で樹脂1〜3を溶融混練したもの(樹脂B)とを、厚みの比が、樹脂A層/樹脂B層=65μm/15μmでかつ樹脂B層とアンカーコート層とが接するように、押出温度230℃でTダイ共押出ラミネート法により2層構成になる透明樹脂層を積層し、実施例1〜4に係る本発明の化粧シートを得た。
Figure 0004830906
表1に示す樹脂は以下の通りである。
[F329RA]
メルトマスフローレート25、引張弾性率600MPaのランダムポリプロピレン(株式会社プライムポリマー製)
[タフマーXM]
メルトマスフローレート7、融点75℃、引張弾性率600MPaのプロピレン・ブテン共重合体(三井化学株式会社製)
[タフマーA]
メルトマスフローレート18のエチレン・ブテン共重合体(三井化学株式会社製)
[タフマーP]
メルトマスフローレート0.4のエチレン・プロピレン共重合体(三井化学株式会社製)
樹脂B層を構成する樹脂を、表2に示す配合割合で樹脂5〜7を溶融混練したものに代えた他は、上記実施例1〜4と同様の手法を用いて、比較例1〜2に係る化粧シートを得た。
Figure 0004830906
表2に示す樹脂は以下の通りである。
[J−2000GP]
メルトマスフローレート21、引張弾性率1450MPaのホモポリプロピレン(株式会社プライムポリマー製)
このようにして得られた実施例1〜4および比較例1〜2のそれぞれの化粧シートについて次の4項目の評価を行った。
<比較評価>
(1)23℃雰囲気下での剥離強度。
(2)90℃のオーブンで72時間加熱した後の剥離強度。
(3)表面保護層(大日本インキ化学工業株式会社製 UCクリヤー)を樹脂A層の表面にコーティングした後の耐候試験[耐候試験機(ダイプラウインテス社製:ダイプラメタルウェザー)を使用し、照度70mW/cm(波長300〜400nm)、ブラックパネル温度53℃とし、20時間照射と4時間の結露モードを繰り返し、96時間経過後に測定]後の剥離強度。
(4)厚さ0.5mmの鋼板上に貼り合せた後、5℃の環境下で1R曲げを行なった際の、折り曲げ加工部の白化の程度。
尚、鋼板上への貼り合わせの際は、接着剤を活性化させて接着剤と化粧シートとの密着力を向上させるために、接着剤を塗布した鋼板を200℃のオーブンで3分間加熱した後、鋼板の熱が冷めないうちにラミネーターを用いて化粧シートを貼り合わせ、その直後に冷水で冷却するという方法を採った。
上記の試験方法による評価結果を、表3に示す。
Figure 0004830906
表3からも明らかなように、本発明に係る実施例1〜4の化粧シートは、比較例1〜2の化粧シートと比較して、折り曲げ加工時の白化が抑制されている。しかも、加熱や紫外線照射の後も、強度低下は最低限に抑制されている。特に紫外線照射後の剥離強度については、表1における樹脂1と樹脂2と、表2における樹脂5と樹脂6との混合物の弾性率との相関関係が見られ、弾性率が低いほど、剥離強度は高い傾向が見られた。但し実施例1だけは弾性率が低いにもかかわらず、紫外線照射後の剥離強度の低下が少なかった。これは、樹脂1と樹脂2の混合物のMFRの比が0.39と小さく、剥離が凝集破壊になってしまった為である。しかしそれでも、比較例1〜2と比べれば、高い数値を示している。
本発明の化粧シートは、塩化ビニル樹脂を一切使用しないため環境問題の心配もなく、かつ市場での流通量の多いポリプロピレン系樹脂を主材料として採用している為に、安価で供給安定性が高いながらも、耐薬品性や耐傷付き性なども高い。さらに鋼板基材などに貼り合せた後の後加工性も良好である。さらに、耐熱密着性や耐候密着性も充分な値を有する。従って、意匠性にも優れた極めて実用性の高い化粧シートを提供することができる。
本発明の化粧シートの一実施形態に係る概略の断面構造を示す説明図である。 本発明の化粧シートの透明樹脂層のマトリックス・ドメイン構造を示す説明図である。 本発明の化粧シートの他の実施形態に係る概略の断面構造を示す説明図である。
1・・・基材シート
2・・・模様層
3・・・アンカーコート層
4・・・透明樹脂層
5・・・透明樹脂層
6・・・凹陥模様
7・・・充填インキ
8・・・表面保護層
21・・ドメイン
22・・マトリックス

Claims (5)

  1. 基材シート上に、アンカーコート層と、ポリプロピレンを主体とする構成材料からなる2層以上の透明樹脂層とがこの順で少なくとも積層されている化粧シートであって、前記透明樹脂層のうちのアンカーコート層と接する層が少なくとも弾性率が1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂60〜95重量部とエチレン・αオレフィン共重合樹脂5〜40重量部を含有する混合物からなり、かつ、該弾性率が1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂が少なくとも融点が55〜90℃のプロピレン・ブテンランダム共重合体を10〜100重量部含有していることを特徴とする化粧シート。
  2. 基材シート上に、アンカーコート層と、ポリプロピレンを主体とする構成材料からなる2層以上の透明樹脂層とがこの順で少なくとも積層されている化粧シートであって、前記透明樹脂層のうちのアンカーコート層と接する層が少なくとも弾性率が1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂60〜95重量部とエチレン・αオレフィン共重合樹脂5〜40重量部を含有する混合物からなり、かつ、該弾性率が1〜800MPaのポリプロピレン系樹脂が少なくとも融点が55〜90℃のプロピレン・ブテンランダム共重合体を10〜100重量部と、ホモあるいはランダムポリプロピレンを1〜90重量部含有する混合物からなることを特徴とする化粧シート。
  3. 前記ポリプロピレン系樹脂とエチレン・αオレフィン共重合樹脂を含有する混合物のポリプロピレン系樹脂とエチレン・αオレフィン共重合樹脂のJIS K7210により規定されるメルトマスフローレートは、ポリプロピレン系樹脂のメルトマスフローレートが、
    エチレン・αオレフィン共重合樹脂のメルトマスフローレートの3倍以上、70倍以下であることを特徴とする請求項1または2記載の化粧シート。
  4. 前記2層以上のポリプロピレンを主体とする構成材料からなる透明樹脂層が、Tダイによる加熱溶融共押出ラミネート法によって積層されてなるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
  5. 前記透明樹脂層のうち、アンカーコート層と接する透明樹脂層の構成材料には0.1〜2.0重量部の不飽和カルボン酸あるいはその無水物がグラフト重合されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の化粧シート。
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