JP2006094339A - 携帯電話機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マナーモード解除中で外部出力用スピーカからコンテンツの音を出力する状態から、マナーモード設定中で音が外部出力用スピーカから出力せずにコンテンツの受信再生処理をする状態へ切り換える際の操作負担を軽減することである。
【解決手段】 本携帯電話機は、操作手段、電話手段、スピーカ出力手段、モード設定手段、スピーカ出力制御手段、データ通信手段、受信再生手段及びスピーカ出力制御手段を有する。モード設定手段は、電話の着信音をスピーカ出力手段により出力する第1モード及びその出力を停止する第2モードのいずれかのモードに設定するもので、受信再生処理中に第2モードへ設定変更可能である。スピーカ出力制御手段は、モード設定手段により第2モードへ設定変更されたとき、コンテンツの音の出力を停止させるべくスピーカ出力手段の出力を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークを介してサーバから受信したデータに基づくコンテンツを再生可能な携帯電話機に関するものである。
ネットワーク上のサーバに記憶された映像データや音データ等のコンテンツデータを携帯電話機で再生する方法には、ダウンロード再生方法とストリーミング再生方法の2つの方法がある。前者の方法は、コンテンツデータの全てを携帯電話機へダウンロードしてからそのコンテンツデータを再生するものである。後者の方法は、コンテンツデータを受信しつつ、受信したデータ部分から順次再生するものである。ストリーミング再生方法については、例えば特許文献1や特許文献2に記載されたものが知られている。
また、従来の携帯電話機には、電話の着信音を外部出力用スピーカから出力しないように動作するマナーモードと呼ばれる動作モードが備わっている。ここでいうマナーモードには、電話の着信音以外の音(メール着信音等)も電話の着信音と一緒に外部出力用スピーカから出力しないように動作する場合も含まれる。以下、同様である。このような携帯電話機においては、着信音を外部出力用スピーカから出力可能な通常モード(第1モード)からマナーモード(第2モード)へ設定変更することで、利用者の回りにいる人々にとって騒音となり得る着信音が外部出力用スピーカから出力されなくなる。利用者は、自分の回りに多くの人々が存在する電車内などの場所へ移動する場合には、自分の携帯電話機をマナーモードへ設定変更するための操作を行い、着信音を外部出力用スピーカから出力させないようにする。
特開2003−333579号公報 特開2003−229843号公報
携帯電話機でコンテンツの再生を行う場合、そのコンテンツが音出力を伴うものであると、上記着信音と同様に、そのコンテンツの音も利用者の回りにいる人々にとって騒音となり得る。そのため、外部出力用スピーカからコンテンツの音を出力しながら受信再生処理が行われている状態で利用者が電車内などの場所へ移動し、その場所でも受信再生処理を継続する場合には、利用者は、マナーモードに設定する操作を行うとともに、外部出力用スピーカからコンテンツの音を出力しないようにする操作も行うという作業を強いられることになる。
また、従来の携帯電話機の中には、その受信再生処理中にマナーモードへの設定変更を行うことができない構成のものもある。これは、受信再生処理中にマナーモードへの設定変更が行われることを従来は想定していなかったため、受信再生処理の開始前にマナーモードへの設定変更を行うための動作割当がなされたキーが受信再生処理の開始時に他の動作に割り当てられるように構成されていたからである。このような携帯電話機においては、上記のような場合、利用者は、コンテンツの再生を終了する操作を行い、マナーモードに設定する操作を行った後、コンテンツの再生操作を行うとともに、外部出力用スピーカからコンテンツの音を出力しないようにする操作も行うという作業を強いられることになる。したがって、利用者は多くの操作を行わなければならず、利便性が悪いという問題があった。
また、従来の携帯電話機の中には、コンテンツの受信再生処理を開始する前にすでにマナーモードに設定されていれば、そのコンテンツの音が外部出力用スピーカから出力しないというものがある。この携帯電話機においては、上記のような場合には、コンテンツの再生を終了する操作を行い、マナーモードに設定する操作を行った後、コンテンツの再生操作を行えばよく、外部出力用スピーカからコンテンツの音を出力しないようにする操作を省略することができる。しかし、この携帯電話機でも、利用者は多くの操作を行わなければならず、利便性が悪いという問題は依然として残る。
一方、外部出力用スピーカからコンテンツの音を出力せずに受信再生処理が行われている状態で利用者が電車内などの場所を離れ、マナーモードの設定を解除するとともにコンテンツの音を外部出力用スピーカから出力させる場合には、利用者は、マナーモードの設定を解除する操作を行い、かつ、外部出力用スピーカからコンテンツの音が出力されるようにする操作を行うという作業を強いられることになる。
また、従来の携帯電話機の中には、受信再生処理中にマナーモードへの設定変更を行うことができない構成となっていた理由と同様の理由から、その受信再生処理中にマナーモードの設定を解除できない構成のものもある。そのため、このような携帯電話機においては、上記のような場合、利用者は、コンテンツの再生を終了する操作を行い、マナーモードの設定を解除する操作を行った後、コンテンツの再生操作を行うという作業を強いられることになる。したがって、利用者は多くの操作を行わなければならず、利便性が悪いという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、第1の目的は、いわゆるマナーモードが解除されていて外部出力用スピーカからコンテンツの音が出力されている状態から、マナーモードが設定されていて外部出力用スピーカから音が出力されることなくコンテンツの受信再生処理されている状態へ切り換える際の操作負担を軽減することができる携帯電話機を提供することである。
また、第2の目的は、いわゆるマナーモードが設定されていて外部出力用スピーカから音が出力されることなくコンテンツの受信再生処理されている状態から、マナーモードの設定が解除されていてコンテンツの音が外部出力用スピーカから出力されている状態へ切り換える際の操作負担を軽減することができる携帯電話機を提供することである。
上記第1の目的を達成するために、請求項1の発明は、利用者により操作される操作手段と、他の電話機の利用者と通話するための電話手段と、外部出力用スピーカから音を出力するスピーカ出力手段と、該電話手段により電話の着信を受けた旨を報知する着信音を該スピーカ出力手段により出力する第1モード及び該スピーカ出力手段による該着信音の出力を停止する第2モードのいずれかのモードに設定するモード設定手段と、該モード設定手段により設定されたモードに従って該スピーカ出力手段の出力を制御するスピーカ出力制御手段と、ネットワークを介してサーバとデータ通信を行うデータ通信手段と、該操作手段によりコンテンツを再生するための操作を受け付けた後、該サーバから送信されてくるデータを受信して該データに基づくコンテンツを再生するための受信再生処理を行う受信再生手段とを備えた携帯電話機において、上記モード設定手段は、上記受信再生処理中に上記第1モードから上記第2モードに設定変更可能であり、該モード設定手段により該第1モードから該第2モードに設定変更されたときには、該受信再生処理中のコンテンツの音の出力を停止するように、上記スピーカ出力手段の出力を制御するスピーカ出力制御手段を有することを特徴とするものである。
この携帯電話機においては、受信再生処理中に第1モードから第2モードへ設定変更することができる。また、この設定変更がなされたときには、スピーカ出力制御手段により、再生対象のコンテンツの音の出力が停止される。すなわち、受信再生処理中に着信音の出力が停止するように第1モードから第2モードへ設定変更がなされると、その受信再生処理に係るコンテンツの音の出力も一緒に停止することになる。なお、第1モードから第2モードへの設定変更は、利用者のモード設定変更操作に基づくものに限られない。したがって、例えば、利用者がいる場所を検知手段で検知し、その場所がこの設定変更を行うべき予め決められた場所である場合には第1モードから第2モードへ設定変更するような、利用者の操作に基づかないものであってもよい。
上記第2の目的を達成するために、請求項2の発明は、利用者により操作される操作手段と、他の電話機の利用者と通話するための電話手段と、外部出力用スピーカから音を出力するスピーカ出力手段と、該電話手段により電話の着信を受けた旨を報知する着信音を該スピーカ出力手段により出力する第1モード及び該スピーカ出力手段による該着信音の出力を停止する第2モードのいずれかのモードに設定するモード設定手段と、該モード設定手段により設定されたモードに従って該スピーカ出力手段の出力を制御するスピーカ出力制御手段と、ネットワークを介してサーバとデータ通信を行うデータ通信手段と、該操作手段によりコンテンツを再生するための操作を受け付けた後、該サーバから送信されてくるデータを受信して該データに基づくコンテンツを再生するための受信再生処理を行う受信再生手段とを備えた携帯電話機において、上記モード設定手段は、上記受信再生処理中に上記第2モードから上記第1モードに設定変更可能であり、該モード設定手段により該第2モードから該第1モードに設定変更されたときには、該受信再生処理中のコンテンツの音を出力するように、上記スピーカ出力手段の出力を制御するスピーカ出力制御手段を有することを特徴とするものである。
この携帯電話機においては、受信再生処理中に第2モードから第1モードへ設定変更することができる。また、この設定変更がなされたときには、スピーカ出力制御手段により、再生対象のコンテンツの音が出力される。すなわち、受信再生処理中に着信音の出力が可能となるように第2モードから第1モードへ設定変更がなされると、その受信再生処理に係るコンテンツの音も一緒に出力されることになる。なお、第2モードから第1モードへの設定変更は、利用者のモード設定変更操作に基づくものに限られない。したがって、例えば、利用者がいる場所を検知手段で検知し、その場所がこの設定変更を行うべき予め決められた場所ではない場合には第2モードから第1モードへ設定変更するような、利用者の操作に基づかないものであってもよい。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の携帯電話機において、上記受信再生手段により再生されるコンテンツが音出力を伴うものであるか否かを判断する判断手段を有し、上記スピーカ出力制御手段は、該判断手段により音出力を伴うものであると判断された場合にだけ、上記モード設定手段により設定されたモードに従って上記スピーカ出力手段の出力を制御することを特徴とするものである。
再生対象のコンテンツが音出力を伴うものでない場合、スピーカ出力制御手段による出力制御は無駄な処理となる。本携帯電話機においては、この無駄な処理を省くことができる。
なお、上記「携帯電話機」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)などが挙げられる。
以上、請求項1の発明によれば、受信再生処理中に第1モードから第2モードへ設定変更することができ、かつ、受信再生処理中にその設定変更がなされるとその受信再生処理に係るコンテンツの音の外部出力用スピーカからの出力も停止するので、いわゆるマナーモードが解除されていて外部出力用スピーカからコンテンツの音が出力されている状態から、マナーモードが設定されていて外部出力用スピーカから音が出力されることなくコンテンツの受信再生処理されている状態へ切り換える際の操作負担を軽減することができるという優れた効果が奏される。
また、請求項2の発明によれば、受信再生処理中に第2モードから第1モードへ設定変更することができ、かつ、受信再生処理中にその設定変更がなされるとその受信再生処理に係るコンテンツの音も外部出力用スピーカから出力されるようになるので、いわゆるマナーモードが設定されていて外部出力用スピーカから音が出力されることなくコンテンツの受信再生処理されている状態から、マナーモードの設定が解除されていてコンテンツの音が外部出力用スピーカから出力されている状態へ切り換える際の操作負担を軽減することができるという優れた効果が奏される。
特に、請求項3の発明によれば、無駄な処理を省くことで、無駄な電力消費を抑制し、携帯電話機の稼働時間を延ばすことができるという優れた効果が奏される。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機が利用可能な移動体通信システムの全体構成を説明するための説明図である。
この移動体通信システムにおいて、ユーザーが使用する携帯電話機20は、ユーザーによって登録されたアプリケーションプログラムを実行可能な構成を有している。本実施形態において、このアプリケーションプログラムは、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミング等によって開発されたものである。このようなアプリケーションプログラムとしては、JAVA(登録商標。以下同様。)で記述されたアプリケーションプログラム、C++言語で記述されたアプリケーションプログラム、BREW(登録商標。以下同様。)のアプリケーション実行環境上で動作するアプリケーションプログラムなどが挙げられる。また、アプリケーションプログラムは、C言語やアセンブリ言語等で記述された構造化プログラムであってもよい。この携帯電話機20は、ネットワークとしての携帯電話通信網10に接続可能である。また、この携帯電話通信網10には、コンテンツデータを配信するストリーミングサーバ11が接続されている。このストリーミングサーバ11は、携帯電話機20からの要求に応じて、コンテンツデータに基づくストリーミングデータを携帯電話機20に対して送信する。
ストリーミングサーバ11で配信されるコンテンツデータは、コンテンツ開発事業者等のコンテンツ開発元から提供される。具体的には、例えば、コンテンツ開発元側のパーソナルコンピュータ等から、専用回線や公衆回線を介してストリーミングサーバ11にアップロードして提供する。なお、開発したコンテンツのデータを記録した光ディスクや磁気ディスク等の記録媒体を、コンテンツ開発元からストリーミングサーバ11を管理・運営する通信事業者に送り、その記録媒体内のコンテンツデータをストリーミングサーバ11で読み取るようにして、提供してもよい。このようにして提供されたコンテンツデータは、携帯電話機20から携帯電話通信網10を介してストリーミング配信可能な状態でストリーミングサーバ11に登録される。なお、本実施形態では、予め生成したコンテンツ(蓄積型コンテンツ)をストリーミング配信する場合について説明するが、コンテンツの生成と同時に配信を行うライブ型コンテンツについても同様である。ただし、ライブ型コンテンツについては、コンテンツ開発元側で撮影したリアルタイムの映像等のデータを、専用回線や公衆回線を介してストリーミングサーバ11に送信し、そのデータをストリーミングサーバ11で受信すると同時に携帯電話通信網10を介して携帯電話機20へストリーミング配信する。また、「コンテンツデータ」としては、画像と音を組合せた映画等の映像コンテンツのデータ、音楽等の音のみからなるコンテンツのデータ、画像のみからなるコンテンツのデータなどが含まれる。
図3は、上記ストリーミングサーバ11のハードウェア構成を示す概略構成図である。
このストリーミングサーバ11は、システムバス100、CPU101、内部記憶装置、外部記憶装置104、入力装置105及び出力装置106を備えている。上記内部記憶装置は、RAM102やROM103等で構成されている。上記外部記憶装置104は、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等で構成されている。上記入力装置105は、マウスやキーボード等で構成されている。上記出力装置106は、ディスプレイやプリンタ等で構成されている。更に、このストリーミングサーバ11は、携帯電話通信網10を介して各ユーザーの携帯電話機20と通信するための通信手段としての携帯電話用通信装置107を備えている。
上記CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行う。このストリーミングサーバ11を所定の手順に従って動作させるための各種プログラムは、ROM103や外部記憶装置104に記憶されており、必要に応じてCPU101やRAM102上の作業エリアに呼び出されて実行される。また、このストリーミングサーバ11には、携帯電話機20に対して送信するコンテンツデータが外部記憶装置104に記憶されている。ストリーミングサーバ11は、携帯電話機20からの要求に応じ、CPU101、RAM102、携帯電話通信網用通信装置107等が協働して、外部記憶装置104に記憶されているコンテンツデータを、携帯電話通信網10を介して携帯電話機20にストリーミングデータ送信する機能を有している。また、外部記憶装置104に記憶されているコンテンツデータを紹介するためのWebサイトを提供するWebサーバとしての機能も有している。本実施形態では、携帯電話機20のユーザーは、コンテンツデータをストリーミング再生しようとする場合、まず、Webサイトにアクセスして再生対象のコンテンツデータを選択し、その後、選択したコンテンツデータに基づくストリーミングデータを受信して再生することになる。なお、このストリーミングサーバ11は、専用装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
図4(a)は上記携帯電話機20の外観を示す正面図であり、図4(b)はその背面図である。また、図5は、その携帯電話機20のハードウェア構成を示す概略構成図である。
この携帯電話機20は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機であり、システムバス200、CPU201、RAM202やROM203等からなる内部制御装置、入力装置204、出力装置205及び携帯電話用通信装置206を備えている。CPU201やRAM202等の構成要素は、システムバス200を介して、互いに各種データや後述のアプリケーションプログラムの命令等のやり取りを行っている。上記入力装置204は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)21、通話開始キー22、終話キー23、スクロールキー24、多機能キー25、マイク26などから構成されている。上記出力装置205は、表示手段としての液晶ディスプレイ(LCD)27、通話用スピーカ28、外部出力用スピーカ29、イヤホン30等から構成されている。上記携帯電話用通信装置206は、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機や上記ストリーミングサーバ11と通信するためのものである。また、RAM202内には、後述する電話機プラットフォームが管理する第1の記憶手段としてのプラットフォーム用記憶領域と、後述するアプリケーション実行環境上で管理される第2の記憶手段としてのアプリケーション用記憶領域とが存在する。本実施形態において、RAM202及びROM203は、端末記憶手段として機能する。
図6は、上記携帯電話機20の主要部を抽出して示したブロック図であり、図7は、その携帯電話機20におけるソフトウェア構造の説明図である。
この携帯電話機20は、電話手段としての電話通信部211及びデータ通信手段としてのデータ通信部212、操作手段としての操作部213、アプリケーションプログラム実行手段としてのアプリケーションプログラム実行管理部214、モード設定手段としての主制御部215、スピーカ出力手段としての出力部216、記憶部218等により構成される。
上記電話通信部211は、他の携帯電話機や固定電話機と電話通信を行うために、携帯電話通信網10の基地局と無線通信を行うものであり、上述のハードウェア構成上の携帯電話用通信装置206等に対応する。
上記データ通信部212は、上記電話通信部211と同様に、上述のハードウェア構成上の携帯電話用通信装置206等に対応する。このデータ通信部212は、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機とメールのやり取りを行ったり、携帯電話通信網10からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部のネットワークに接続し、インターネット上での電子メールのやり取りやWebページの閲覧等を行ったりするためのものである。また、このデータ通信部212は、携帯電話通信網10を介して、ストリーミングサーバ11が提供するアプリケーションプログラムをダウンロードするためにも用いられる。
上記操作部213は、ユーザーにより操作される上述のテンキー21、通話開始キー22、終話キー23等で構成されている。この操作部213の各種キーを操作することにより、ユーザーは、携帯電話機20に対してURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、ユーザーは操作部213の各種キーを操作することにより、上記ストリーミングサーバ11が提供するWebサイトにアクセスしてコンテンツデータに基づくストリーミングデータを受信してこれを再生することもできる。
上記アプリケーションプログラム実行管理部214は、上述のシステムバス200、CPU201やRAM202の一部等で構成されている。このアプリケーションプログラム実行管理部214は、図7のソフトウェア構造上において中央の「アプリケーション実行環境」に対応しており、オブジェクト指向プログラミングで開発されたアプリケーションプログラムに利用されるクラスライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーション管理等のソフトウェアを提供し、アプリケーションプログラムの実行環境を管理する。このアプリケーション実行環境は、実行するアプリケーションプログラムに応じて適宜選定される。例えば、実行するアプリケーションプログラムがJAVAで記述されたものである場合には、JAVAのアプリケーション実行環境を選定する。また、実行するアプリケーションプログラムがBREWの実行環境上で動作するC言語で記述されたものである場合には、BREWのアプリケーション実行環境を選定する。なお、実行するアプリケーションプログラムがJAVAで記述されたものである場合には、BREWのアプリケーション実行環境上に更にJAVAのアプリケーション実行環境を構築することで、これを実行することができる。
ここで、アプリケーションプログラムは、クラスライブラリAPI(アプリケーションインターフェース)を介して上記アプリケーション実行環境内にある関数等のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履歴は、アプリケーションプログラムの仮想的な実行環境(仮想マシン:VM)が終了するまで、RAM202内におけるアプリケーション用記憶領域に記憶される。また、アプリケーション実行環境は、アプリケーションプログラムの実行に際して用いる各種データも、そのアプリケーション用記憶領域に保存する。そして、この各種データを用いるときには、このアプリケーション用記憶領域から読み出したり、書き込んだりする。また、アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォームAPIを介して後述の電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになっている。
上記主制御部215は、電話通信部211、データ通信部212、出力部216、記憶部218を制御するものであり、上述のシステムバス200、CPU201やRAM202等で構成されている。この主制御部215は、アプリケーションプログラム実行管理部214との間で制御命令や各種データのやりとりを行い、これと協働して制御を行うことで、受信再生手段、スピーカ出力制御手段及び判断手段として機能する。主制御部215は、図7のソフトウェア構造上において最下部の「電話機プラットフォーム」に対応しており、上記電話通信部211等を制御するための制御用プログラムやユーザインターフェースを実行したり、電話機プラットフォームライブラリを提供したりする。この電話機プラットフォームは、上記アプリケーション実行環境内の実行環境管理ライブラリに対してイベントを送ることにより、アプリケーションプログラムにおいて各種処理を実行したり、アプリケーション管理APIを介して上記アプリケーション実行環境内のアプリケーション管理のソフトウェアを呼び出して使用したりできるようになっている。また、アプリケーション実行環境が電話機プラットフォームAPIを介して電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用したとき、電話機プラットフォームは、その電話機プラットフォームライブラリに応じた処理を実行する。例えば、電話機プラットフォームは、電話機プラットフォームライブラリを利用したアプリケーション実行環境からの指示に基づき、RAM202内における電話機プラットフォームが管理するプラットフォーム用記憶領域に記憶されたデータを読み出して、これをアプリケーション用記憶領域に移行することができる。
上記出力部216は、上述の液晶ディスプレイ27、通話用スピーカ28、外部出力用スピーカ29及びイヤホン30、並びに外部出力用スピーカ29から出力される音量を調節するための音量調節手段である音量調節部等からなる出力装置205等で構成されている。この出力部216は、上記データ通信部212で受信したWebページ画面を液晶ディスプレイ27に表示する。また、この出力部216の液晶ディスプレイ27は、上記電話通信部211やデータ通信部212で情報を着信した旨をユーザーに報知するときに用いられる。具体的には、その情報を着信すると、主制御部215により、出力部216の液晶ディスプレイ27に着信報知画像を表示したり、外部出力用スピーカ29から着信音を出力させたりする。更に、この出力部216は、アプリケーション実行環境で実行される後述のコンテンツ再生用アプリケーションプログラムを実行中には、再生されたコンテンツデータの映像や音などの出力にも用いられる。また、出力部216は、アプリケーションプログラム実行管理部214から主制御部215を介して送られてくるコンテンツの音用の外部出力用スピーカ音量調節部(コンテンツ用音量調節部)と、それ以外の音用の外部出力用スピーカ音量調節部(一般音量調節部)とをそれぞれ個別に備えており、各音量調節部はアプリケーションプログラム実行管理部214により主制御部215を介して独立に制御される。また、出力部216は、携帯電話機本体外部に露出したイヤホン端子を備え、イヤホン30はこの端子に対して着脱自在に構成されている。そして、出力部216は、このイヤホン30から出力される音量を調節するためのイヤホン音量調節部(イヤホン音量調節部)を有し、このイヤホン音量調節部は、上述したコンテンツ用音量調節部及び一般音量調節部とは独立してアプリケーションプログラム実行管理部214により主制御部215を介して制御される。
上記記憶部218は、上述のRAM202の一部やROM203などによって構成されている。この記憶部218のRAM202は、第2モードであるマナーモードについての情報を記憶するマナーモード記憶領域を有している。このマナーモード記憶領域には、マナーモードが設定されているか否かの現在設定情報、マナーモード設定中に主制御部215やアプリケーションプログラム実行管理部214が処理動作すべき内容が含まれたマナーモード設定内容情報などが記憶されている。マナーモードが設定されている場合、本携帯電話機20は、マナーモード設定内容情報に従って外部出力用スピーカ29からの電話の着信音出力を禁止するように動作する。一方、マナーモードが設定されていない場合、本携帯電話機20は、電話の着信音を外部出力用スピーカ29から出力する通常モード(第1モード)として動作する。マナーモード設定内容情報は、メールやショートメッセージの着信音等を外部出力用スピーカ29から出力させるか否かの情報も含まれている。なお、このようなマナーモード設定内容情報は、ユーザー操作に基づいて、例えば、電話の着信音はOFFにするがメールやショートメッセージの着信音はOFFにしないというふうに変更できるようにしてもよい。また、携帯電話機20を所定の手順に従って動作させる各種プログラム等も、上記記憶部218のRAM202やROM203に記憶されている。これらのプログラムは、必要に応じてCPU201やRAM202中の作業エリアに呼び出されて実行される。
次に、本移動体通信システムにおけるコンテンツデータのストリーミング再生処理の一例について説明する。なお、本実施形態では、画像(動画像)と音とを組合せた映像コンテンツをストリーミング再生する場合について説明するが、音出力を伴う他のコンテンツについても同様である。
図8は、コンテンツデータを携帯電話機20でストリーミング再生する際の携帯電話機20の処理動作の流れを示すフローチャートである。図9は、コンテンツデータを携帯電話機20でストリーミング再生する際の通信手順を示すシーケンスフロー図である。
コンテンツデータを再生しようとする場合、まず、ユーザーは、操作部213のキーを操作し、ブラウザを起動する(S1)。そして、操作部213のキーを操作して、ストリーミングサーバ11のコンテンツ選択サイトのURLを入力し、アクセスする(S2)。これにより、ブラウザを実行する主制御部215は、そのURLによって特定されるストリーミングサーバ11に対してリクエストを送信する。このリクエストを受けたストリーミングサーバ11は、そのリクエストの送信元である携帯電話機20に向けて、そのリクエストに係るコンテンツ選択サイトの画面(コンテンツリスト画面)をレスポンスとして送信する。その後、ユーザーは、操作部213のキーを操作して、LCD27上に表示された画面のコンテンツリストの中から自分が希望するコンテンツを選択する(S3)。これを受けて、図7に示した電話機プラットフォームすなわち図6に示した主制御部215に、アプリケーションプログラムの実行指示が入力される。これにより、主制御部215は、コンテンツ再生用アプリケーションプログラムを読み出してこれを起動する(S4)。アプリケーションプログラムが起動すると、図7に示したアプリケーション実行環境すなわち図6に示したアプリケーションプログラム実行管理部214上で、そのアプリケーションプログラムが動作する。なお、このアプリケーションプログラムは、予め携帯電話機20のROM203に記憶されたものでも、外部からダウンロードしてRAM202に記憶されたものでもよい。
アプリケーションプログラムが起動すると、アプリケーションプログラム実行管理部214は、上記S3で選択したコンテンツについて、ストリーミングサーバ11に対し、そのコンテンツデータを配信するコンテンツ配信サイトへSDPデータ(コンテンツ情報データ)の取得要求を主制御部215を介して送信する。本実施形態において、携帯電話機20とストリーミングサーバ11との間は、主に、RTSP(Real Time Streaming Protocol)及びRTP(Real-time Transport Protocol)を用いてデータ通信を行う。したがって、ここでは、SDPデータの取得要求として、DESCRIBEコマンドを送信する。SDPデータの取得要求を受けたストリーミングサーバ11は、その応答としてSDPデータを携帯電話機20に送信する。このSDPデータを受信した携帯電話機20のアプリケーションプログラム実行管理部214は、そのSDPデータをRAM202に保存する(S5)。なお、SDPデータを取得するまでの処理については、HTTP(HyperText Transfer Protocol)又はHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)等を用いてデータ通信を行い、その後の処理で行う通信については、RTSP及びRTPを用いてデータ通信を行うようにしてもよい。
SPDデータには、対応するコンテンツのストリーミングデータを本携帯電話機20で再生するために携帯電話機側で設定すべき設定項目及び設定内容を示す各種端末設定情報とともに、当該コンテンツの名前(題名)や当該コンテンツの総再生時間などのコンテンツ情報がそれぞれ項目分けして記述されている。このSDPデータには、端末設定用の項目として、コンテンツ中の画像データをダウンロードするのに必要なストリーミングIDを記述するための項目と、コンテンツ中の音データをダウンロードするのに必要なストリーミングIDを記述するための項目が設けられている。このストリーミングIDとは、ストリーミングサーバ11がコンテンツ中の画像データ及び音データの配信にそれぞれ使用する通信ポートを特定するための情報である。
SDPを受信したら、アプリケーションプログラム実行管理部214は、SDPデータに含まれる端末設定用の項目を参照し、その設定内容に従ってストリーミングセッション(ストリーミング通信用の接続)の確立要求(SETUPコマンド)を主制御部215を介してストリーミングサーバ11へ送信する。この要求に応じて、ストリーミングサーバ11は、本携帯電話機20との間のストリーミングセッションを確立し、ストリーミングセッションが確立した旨の応答を携帯電話機20へ送信する。なお、本実施形態では、コンテンツ選択サイトとコンテンツ配信サイトが同じストリーミングサーバ11によって提供されているが、別々のサーバで提供するようにしてもよい。
一方、コンテンツ再生用アプリケーションプログラムが起動すると、LCD27上にコンテンツ再生用画面が表示される。ユーザーが操作部213のキーに対してコンテンツの再生操作を行うと(S6)、アプリケーションプログラム実行管理部214は、ストリーミングサーバ11に対してコンテンツ再生要求(PLAYコマンド)を主制御部215を介して送信する。この要求に応じて、ストリーミングサーバ11は、要求を受け付けた旨の応答を携帯電話機20へ送信する。また、ストリーミングサーバ11のCPU101は、要求に係るコンテンツデータを外部記憶装置104から読み出し、そのストリーミングデータを携帯電話機20に対して送信を開始する(S7)。
携帯電話機20のアプリケーションプログラム実行管理部214は、受信したストリーミングデータをRAM202内の所定のバッファリング領域に順次保存する。そして、規定量のストリーミングデータがバッファリング領域に保存されたら(S8)、アプリケーションプログラム実行管理部214は、RAM202内のバッファリング領域からストリーミングデータを順次読み出して再生を開始する(S9)。具体的には、アプリケーションプログラム実行管理部214は、主制御部215を介して、出力部216に対してストリーミングデータの再生命令を出力する。これにより、出力部216のLCD25にはストリーミングデータに基づく画像が表示される。また、現在のモードが通常モードである場合には、出力部216の外部出力用スピーカ29からコンテンツの音が出力され、ユーザーは、コンテンツを視聴することができる。一方、現在のモードがマナーモードである場合には、出力部216の外部出力用スピーカ29からコンテンツの音が出力されない。ただし、マナーモードに設定されているときでも、イヤホン30からコンテンツの音が出力され、ユーザーは、コンテンツを視聴することができる。
なお、ユーザーがコンテンツ再生中に操作部213のキーに対してコンテンツの再生を停止するための操作を行うと(S10)、アプリケーションプログラム実行管理部214は、主制御部215を介して、出力部216に対し、コンテンツの出力を停止させる命令を出力する。また、アプリケーションプログラム実行管理部214は、ストリーミングサーバ11に対して図示しない再生停止要求(TEARDOWNコマンド)を主制御部215を介して送信する。この要求に応じて、ストリーミングサーバ11は、本携帯電話機20との間のストリーミングセッションを切断し、ストリーミングセッションを切断した旨の応答を携帯電話機20へ送信する。コンテンツが最後まで再生され、その再生が終了した場合も同様である(S11)。
〔動作例1〕
次に、ユーザーが操作部213に対してモード設定変更操作を行って通常モードからマナーモードへ設定変更されたときの動作例(本動作例を「動作例1」という。)について説明する。本動作例1では、マナーモードへの設定変更時に、コンテンツの再生が行われているときには、外部出力用スピーカ29からのそのコンテンツの音の出力を停止させる制御を行う。
図1は、本動作例1における処理動作の流れを示すフローチャートである。
ユーザーが通常モードからマナーモードへ設定変更するためのモード設定変更操作を操作部213に対して行うと(S21)、その操作内容が操作部213から主制御部215に送られる。これにより、主制御部215は、現在コンテンツが受信再生処理中か否かを判断する(S22)。具体的には、現在、コンテンツ再生用アプリケーションプログラムが実行されているか否かにより、これを判断する。この判断においてコンテンツの受信再生処理中でないと判断された場合、主制御部215は、RAM202のマナーモード記憶領域からマナーモード設定内容情報を読み出し(S25)、その情報の内容に従って、電話の着信音等の外部出力用スピーカ29からの出力を停止させるためのマナーモード設定処理を実行する(S26)。これにより、本携帯電話機20の動作モードはマナーモードとなり、電話の着信等を受けてもその着信音等が外部出力用スピーカ29から出力されることがなくなる。
上記S22の判断においてコンテンツの受信再生処理中であると判断された場合、主制御部215は、マナーモードへの設定変更指示があった旨をアプリケーションプログラム実行管理部214へ通知する。その後、主制御部215は、マナーモードへの設定変更の処理を行う(S25,S26)。一方、この通知を受けたアプリケーションプログラム実行管理部214は、当該コンテンツが音出力を伴うものであるか否かを判断する(S23)。この判断は、取得したSDPデータに、音データ用のストリーミングIDが記述されているか否かにより行う。なお、当該コンテンツが音出力を伴うものであるか否かの判断方法は、これに限られるものではなく、他の判断方法であってもよい。この判断において当該コンテンツが音出力を伴うものであると判断した場合、アプリケーションプログラム実行管理部214は、主制御部215を介して出力部216のコンテンツ用音量調節部へ消音命令を送信する。これにより、出力部216のコンテンツ用音量調節部の音量はOFFになり、外部出力用スピーカ29からのコンテンツ音の出力が禁止される(S24)。なお、外部出力用スピーカ29からのコンテンツ音の出力が禁止されても、イヤホン音量調節部の音量はOFFにならないので、そのコンテンツ音はイヤホン30から出力される。したがって、ユーザーは、イヤホン30を耳に装着することで、その放送音を聴くことができる。
以上、本動作例1によれば、コンテンツの受信再生処理が行われているときでも、ユーザーがマナーモードに設定変更するためのモード設定変更操作を行うと、本携帯電話機20の動作モードをマナーモードにすることができる。しかも、そのモード設定変更操作によりコンテンツ音の外部出力用スピーカ29からの出力も停止できるので、ユーザーは、1回の操作でマナーモードへの設定変更とともにコンテンツ音の外部出力用スピーカ29からの出力を停止させることができる。
なお、本動作例1では、出力部216のコンテンツ用音量調節部の音量をOFFにすることで、外部出力用スピーカ29からのコンテンツ音の出力を停止させる場合について説明したが、他の方法で出力を停止させてもよい。例えば、アプリケーションプログラム実行管理部214は、上記S23でコンテンツが音出力を伴うものであると判断したとき、そのコンテンツの画像データについてのみ出力部216へ送信し、音データについては出力部216へ送信しないようにしてもよい。
〔動作例2〕
次に、ユーザーが操作部213に対してモード設定変更操作を行ってマナーモードから通常モードへ設定変更されたときの動作例(本動作例を「動作例2」という。)について説明する。本動作例2では、通常モードへの設定変更時すなわちマナーモードの設定解除時に、コンテンツの再生が行われているときには、外部出力用スピーカ29からコンテンツの音を出力させる制御を行う。
図10は、本動作例2における処理動作の流れを示すフローチャートである。
ユーザーがマナーモードを解除して通常モードへ設定変更するためのモード設定変更操作を操作部213に対して行うと(S31)、その操作内容が操作部213から主制御部215に送られる。これにより、主制御部215は、上記動作例1の場合と同様に、現在コンテンツが受信再生処理中か否かを判断する(S32)。この判断においてコンテンツの受信再生処理中でないと判断された場合、主制御部215は、電話の着信音等の外部出力用スピーカ29からの出力を許可するためのマナーモード設定解除処理を実行する(S35)。これにより、本携帯電話機20の動作モードは通常モードとなり、電話の着信等を受けたときにその着信音等が外部出力用スピーカ29から出力される。
上記S32の判断においてコンテンツの受信再生処理中であると判断された場合、主制御部215は、マナーモードの設定解除指示があった旨をアプリケーションプログラム実行管理部214へ通知する。その後、主制御部215は、上記マナーモード設定解除処理を実行する(S35)。一方、この通知を受けたアプリケーションプログラム実行管理部214は、上記動作例1の場合と同様に、当該コンテンツが音出力を伴うものであるか否かを判断する(S33)。この判断において当該コンテンツが音出力を伴うものであると判断した場合、アプリケーションプログラム実行管理部214は、主制御部215を介して出力部216のコンテンツ用音量調節部へ出力許可命令を送信する。これにより、出力部216のコンテンツ用音量調節部の音量が復帰し、外部出力用スピーカ29からコンテンツ音の出力が可能になる。
以上、本動作例2によれば、マナーモードに設定されている状態でイヤホン30から出力されているコンテンツの音を聴いているユーザーが、そのマナーモードを解除するためのモード設定変更操作を行うと、本携帯電話機20の動作モードを通常モードにすることができる。しかも、そのモード設定変更操作によりコンテンツ音を外部出力用スピーカ29から出力させることもできるので、ユーザーは、1回の操作でマナーモードの設定解除すなわち通常モードへの設定変更とともに、コンテンツ音を外部出力用スピーカ29から出力させることができる。
なお、本実施形態では、コンテンツをストリーミング再生する場合について説明したが、ダウンロード再生する場合についても同様の効果を得ることができる。ただし、上述したように、ストリーミング再生方法は、記憶手段の容量がダウンロード再生方法に比べて小さくて済むという利点がある。そして、小型化の要請が強い携帯電話機20には大容量の記憶手段を搭載することが困難であることから、記憶手段の容量が小さくて済むストリーミング再生方法を採用するのが望ましい。
実施形態における携帯電話機における動作例1の処理動作の流れを示すフローチャート。 同携帯電話機が利用可能な移動体通信システムの全体構成を説明するための説明図。 同移動体通信システムを構成するストリーミングサーバのハードウェア構成を示す概略構成図。 は同携帯電話機の外観を示す正面図。(b)はその背面図。 同携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 同携帯電話機の主要部を抽出して示したブロック図。 同携帯電話機におけるソフトウェア構造の説明図。 同携帯電話機でコンテンツデータをストリーミング再生する際の処理動作の流れを示すフローチャート。 同携帯電話機でコンテンツデータをストリーミング再生する際の通信手順を示すシーケンスフロー図。 同携帯電話機における動作例2の処理動作の流れを示すフローチャート。
符号の説明
10 携帯電話通信網
11 ストリーミングサーバ
20 携帯電話機
21 テンキー
27 液晶ディスプレイ
29 外部出力用スピーカ
30 イヤホン
102,202 RAM
103,203 ROM
213 操作部
214 アプリケーションプログラム実行管理部
215 主制御部
216 出力部
218 記憶部

Claims (3)

  1. 利用者により操作される操作手段と、
    他の電話機の利用者と通話するための電話手段と、
    外部出力用スピーカから音を出力するスピーカ出力手段と、
    該電話手段により電話の着信を受けた旨を報知する着信音を該スピーカ出力手段により出力する第1モード及び該スピーカ出力手段による該着信音の出力を停止する第2モードのいずれかのモードに設定するモード設定手段と、
    該モード設定手段により設定されたモードに従って該スピーカ出力手段の出力を制御するスピーカ出力制御手段と、
    ネットワークを介してサーバとデータ通信を行うデータ通信手段と、
    該操作手段によりコンテンツを再生するための操作を受け付けた後、該サーバから送信されてくるデータを受信して該データに基づくコンテンツを再生するための受信再生処理を行う受信再生手段とを備えた携帯電話機において、
    上記モード設定手段は、上記受信再生処理中に上記第1モードから上記第2モードに設定変更可能であり、
    該モード設定手段により該第1モードから該第2モードに設定変更されたときには、該受信再生処理中のコンテンツの音の出力を停止するように、上記スピーカ出力手段の出力を制御するスピーカ出力制御手段を有することを特徴とする携帯電話機。
  2. 利用者により操作される操作手段と、
    他の電話機の利用者と通話するための電話手段と、
    外部出力用スピーカから音を出力するスピーカ出力手段と、
    該電話手段により電話の着信を受けた旨を報知する着信音を該スピーカ出力手段により出力する第1モード及び該スピーカ出力手段による該着信音の出力を停止する第2モードのいずれかのモードに設定するモード設定手段と、
    該モード設定手段により設定されたモードに従って該スピーカ出力手段の出力を制御するスピーカ出力制御手段と、
    ネットワークを介してサーバとデータ通信を行うデータ通信手段と、
    該操作手段によりコンテンツを再生するための操作を受け付けた後、該サーバから送信されてくるデータを受信して該データに基づくコンテンツを再生するための受信再生処理を行う受信再生手段とを備えた携帯電話機において、
    上記モード設定手段は、上記受信再生処理中に上記第2モードから上記第1モードに設定変更可能であり、
    該モード設定手段により該第2モードから該第1モードに設定変更されたときには、該受信再生処理中のコンテンツの音を出力するように、上記スピーカ出力手段の出力を制御するスピーカ出力制御手段を有することを特徴とする携帯電話機。
  3. 請求項1又は2の携帯電話機において、
    上記受信再生手段により再生されるコンテンツが音出力を伴うものであるか否かを判断する判断手段を有し、
    上記スピーカ出力制御手段は、該判断手段により音出力を伴うものであると判断された場合にだけ、上記モード設定手段により設定されたモードに従って上記スピーカ出力手段の出力を制御することを特徴とする携帯電話機。
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JP2008244536A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 携帯端末装置及びプログラム

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