JP5430906B2 - 通信端末 - Google Patents
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Description
移動体通信網に接続されている基地局と移動体無線通信により通信を行う第1通信部と、
他端末と近距離無線通信により通信を行う第2通信部と、
再生可能なデータを再生し、自端末で再生中の前記データを前記第2通信部により前記他端末に配信し、当該他端末と前記データを同期再生するように制御している際に、前記第1通信部への着呼に応じた通話を行う場合、自端末における前記データの同期再生を停止すると共に、該データの同期再生の停止に依存することなく、前記第2通信部により前記他端末への前記データの配信を継続するように制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態にかかる通信端末100の機能ブロック図である。通信端末100は第三者と携帯電話網(移動体通信網)を利用して通話するための送受信部1(第1通信部)と、ブルートゥース(登録商標)等のように近距離に位置する他の通信端末200とデータを送受信するための近距離送受信部2(第2通信部)と、通信端末100のモード変更や電話番号、文字入力に使用するキー入力部3(例えば数字キー/上下キー等)と、アドレス帳のデータ、自端末のプロフィール、音楽や動画像コンテンツデータなどを格納する記憶部4と、音声を入力するマイク5と、通信端末100の状態・状況などあらゆる文字、絵、画像情報をユーザに知らせる表示部6(例えば液晶ディスプレイ等)と、携帯電話網を介して送受信部1より得られた音声データ、記憶部4に格納されている音楽や音声データ、および近距離送受信部2から得られた音楽や音声をユーザに報知するためのスピーカ7と、記憶部4や近距離送受信部2からの音楽データを再生する音楽再生部8と、携帯電話網を介して送受信部1より得られた音声データ、記憶部4に格納されている音楽や音声データや近距離送受信部2から得られた音楽や音声をユーザにイヤホンを介して報知するためのイヤホン部9と、記憶部4や近距離送受信部2からの動画像データを再生する動画像再生部10と、これらの制御を統括する制御部50から構成されている。送受信部1は、例えば、CDMA EV―DO等の携帯電話網の無線信号の送受信(移動体無線通信)に対応した、任意の好適なインターフェース機器から構成され、近距離送受信部2は、IEEE802.11g及びブルートゥース(登録商標)等の近距離無線信号の送受信(近距離無線通信)に対応した、任意の好適なインターフェース機器から構成される。また、音楽再生部8、動画再生部10及び制御部50は、例えば、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサで構成されるものであり、音楽再生部8、動画再生部10及び制御部50の各機能は、当該プロセッサ上で実行されるソフトウェアや、又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成することができる。なお、本発明に係る通信端末100は、音楽再生部8、動画再生部10及び制御部50を、それぞれ独立したプロセッサによって構成してもよく、また、音楽再生部8および動画再生部10を、制御部50が実行する1つの機能としてソフトウェア的に構成することも可能である。また、記憶部4は、例えば、揮発性メモリ(SRAM等)、不揮発性メモリ(EEPROM等)、又は他の好適な記憶媒体から構成される。
配信側通信端末100が受信側通信端末200に音楽データを配信中、音楽データの再生が4分まで進んだ時点(配信側再生時間:4分)で、ユーザAに対して第三者から着信があった。配信側通信端末100は音楽再生を停止して通話処理を行うと共に、配信側通信端末100は受信側通信端末200への音楽データ配信を継続する。ユーザBに対する音楽データの再生が5分まで進んだ時点(受信側再生時間:5分)で、ユーザBに対して第三者から着信があると、受信側通信端末200は、配信側通信端末100に対して通話状態信号を送信する。配信側通信端末100は、受信側通信端末200からの通話状態信号を取得して音楽データの配信を停止すると共に、ユーザBの受信側再生時間(5分)を記憶部4に記憶させる。この場合、近距離送受信部2及び202は、配信側通信端末100と受信側通信端末200との間の近距離無線通信のリンクを継続又は解除することができ、リンクを継続する場合には、消費電力量は増加するが再接続時の処理遅延が少なく、一方、リンクを一度解除する場合には、消費電力の削減に貢献するが、再接続に時間がかかることになる。ユーザAとユーザBが共に通話をしている状態から、ユーザBの通話がユーザAより先に終了すると、受信側通信端末200は、配信側通信端末100に対して通話終了信号を送信する。配信側通信端末100は、受信側通信端末200からの通話終了信号を取得すると、記憶部4に記憶されたユーザBの受信側再生時間(5分)が示す位置から、受信側通信端末200への音楽データの配信を再開する。これにより、ユーザBは、自身の通話終了後に、通話終了前の状態から継続して音楽再生を楽しむことができる。ユーザBに対する音楽データの再生が6分まで進んだ時点で、ユーザAの通話が終了すると、配信側通信端末100の音楽再生部8は、ユーザBに対する再生時間に合わせ、6分目以降の音楽データの再生を再開する。これにより、ユーザAはユーザBと共に、6分目以降の音楽データを楽しむことが出来る。この場合、ユーザAの配信側再生時間が4分であり、通話終了後の音楽再生時間が6分であるため、ユーザAにおいては、音楽再生の連続性が途切れることになるが、ユーザBについては、音楽再生の連続性が維持される。この場合、例えば、配信側通信端末100において、音楽再生部8は、6分目以降の音楽データから通常の再生を行うほかに、4分目以降の音楽データの再生速度を速めながら再生させ、ユーザBに対する再生位置に追いつくように再生させることができる。再生速度の早め方は、一定時間後に通常再生できるように速度を可変させる方法と再生速度を倍速等に固定しユーザBとの同時再生までの時間を可変させる方法が考えられる。また、曲と曲の間にある無音部(ブランキング区間)を検出し、無音部が2ヶ所あれば1曲抜くことで同時再生までの再生速度コントロールの時間を短縮させることも出来る。
配信側通信端末100が受信側通信端末200に音楽データを配信中、音楽データの再生が3分まで進んだ時点(配信側再生時間:3分)で、ユーザAに対して第三者から着信があった。配信側通信端末は音楽生成を停止して通話処理を行うと共に、配信側通信端末100は受信側通信端末200への音楽データ配信を継続する。ユーザBに対する音楽データの再生が5分まで進んだ時点(受信側再生時間:5分)で、ユーザBに対して第三者から着信があると、受信側通信端末200は、配信側通信端末100に対して通話状態信号を送信する。配信側通信端末100は、受信側通信端末200からの通話状態信号を取得して音楽データの配信を停止すると共に、ユーザBの受信側再生時間(5分)を記憶部4に記憶させる。ユーザAとユーザBが共に通話をしている状態から、ユーザAの通話がユーザBより先に終了すると、配信側通信端末100は、自端末の配信側再生時間(3分)から音楽の再生を再生する。その後、ユーザAに対する音楽データの再生が4分まで進んだ時点で、ユーザBの通話が終了すると、受信側通信端末200は、配信側通信端末100に対して通話終了信号を送信する。配信側通信端末100は、受信側通信端末200からの通話終了信号を取得すると、記憶部4に記憶されたユーザBの受信側再生時間(5分)が示す位置から、受信側通信端末200への音楽データの配信を再開する。これにより、ユーザBは、自身の通話終了後に、通話終了前の状態から継続して音楽再生を楽しむことができる。このとき、配信側通信端末100は、自端末における再生時間を、ユーザBの受信側再生時間(5分)に合わせる。これにより、ユーザAはユーザBと共に、5分目以降の音楽データを楽しむことが出来る。この場合、ユーザBが通話を終了した時点のユーザAの音楽再生時間は4分であり、ユーザBの通話終了後に音楽再生時間が5分の位置に移動するため、ユーザAにおいては、音楽再生の連続性が途切れることになるが、ユーザBについては、音楽再生の連続性が維持される。このとき、配信側通信端末100において、音楽再生部8は、4分目から5分目にジャンプして同時再生させるか、再生速度を高速にコントロールさせることで同時再生させることが出来る。なお、ジャンプ又は再生速度を高速にコントロールする場合は、ユーザAにジャンプを報知することが望ましい。
配信側通信端末100が受信側通信端末200に音楽データを配信中、音楽データの再生が3分まで進んだ時点で(配信側再生時間:3分)、ユーザAに対して第三者から着信があった。配信側通信端末100は音楽再生を停止して通話処理を行うと共に、配信側通信端末100は受信側通信端末200への音楽データ配信を継続する。ユーザBに対する音楽データの再生が4分まで進んだ時点(受信側再生時間:4分)で、ユーザBに対して第三者から着信があると、受信側通信端末200は、配信側通信端末100に対して通話状態信号を送信する。配信側通信端末100は、受信側通信端末200からの通話状態信号を取得して音楽データの配信を停止すると共に、ユーザBの受信側再生時間(4分)を記憶部4に記憶させる。ユーザAとユーザBが共に通話をしている状態から、ユーザAの通話がユーザBより先に終了すると、配信側通信端末100は、自端末の配信側再生時間(3分)から音楽の再生を再生する。その後、ユーザAに対する音楽データの再生が6分まで進んだ時点で、ユーザBの通話が終了すると、受信側通信端末200は、配信側通信端末100に対して通話終了信号を送信する。配信側通信端末100は、受信側通信端末200からの通話終了信号を取得すると、記憶部4に記憶されたユーザBの受信側再生時間(4分)が示す位置から、受信側通信端末200への音楽データの配信を再開する。これにより、ユーザBは、自身の通話終了後に、通話終了前の状態から継続して音楽再生を楽しむことができる。このとき、配信側通信端末100は、自端末における再生時間を、ユーザBの受信側再生時間(4分)に合わせる。これにより、ユーザAはユーザBと共に、4分目以降の音楽データを楽しむことが出来る。この場合、ユーザBが通話を終了した時点のユーザAの音楽再生時間は6分であり、ユーザBの通話終了後に音楽再生時間が4分の位置に移動するため、ユーザAにおいては、音楽再生の連続性が途切れることになるが、ユーザBについては、音楽再生の連続性が維持される。このとき、配信側通信端末100において、音楽再生部8は、6分目か4分目にジャンプして同時再生させるか、再生速度を低速にコントロールさせることで同時再生させることが出来る。なお、ジャンプ又は再生速度を低速にコントロールする場合は、ユーザAにジャンプを報知することが望ましい。
配信側通信端末100が受信側通信端末200に音楽データを配信中、音楽データの再生が4分まで進んだ時点(配信側再生時間:4分)で、ユーザAに対して第三者から着信があった。配信側通信端末100は音楽再生を停止して通話処理を行うと共に、配信側通信端末100は受信側通信端末200への音楽データ配信を継続する。ユーザBに対する音楽データの再生が5分まで進んだ時点(受信側再生時間:5分)で、ユーザBに対して第三者から着信があると、受信側通信端末200は、配信側通信端末100に対して通話状態信号を送信する。配信側通信端末100は、受信側通信端末200からの通話状態信号を取得して音楽データの配信を停止すると共に、ユーザBの受信側再生時間(5分)を記憶部4に記憶させる。ユーザAとユーザBが共に通話をしている状態から、ユーザBの通話がユーザAより先に終了すると、受信側通信端末200は、配信側通信端末100に対して通話終了信号を送信する。配信側通信端末100は、受信側通信端末200からの通話終了信号を取得すると、記憶部4に記憶されたユーザBの受信側再生時間(5分)が示す位置から、受信側通信端末200への音楽データの配信を再開する。これにより、ユーザBは、自身の通話終了後に、通話終了前の状態から継続して音楽再生を楽しむことができる。ユーザBに対する音楽データの再生が6分まで進んだ時点で、ユーザAの通話が終了すると、配信側通信端末100の音楽再生部8は、自端末の再生時間である配信側再生時間(4分)以降の音楽データの再生を再開する。このとき、配信側通信端末100は、受信側通信端末200に対しても、配信側再生時間(4分)以降の音楽データを配信する。これにより、ユーザAは、ユーザBと共に、4分目以降の音楽データを楽しむことが出来る。この場合、ユーザAが通話を開始した時点では、ユーザBの音楽再生時間は6分であり、ユーザAの通話終了後の音楽再生時間が4分であるため、ユーザBにおいては、音楽再生の連続性が途切れることになるが、ユーザAについては、音楽再生の連続性が維持される。このとき、受信側通信端末200において、音楽再生部208は、6分目か4分目にジャンプして同時再生させるか、再生速度を低速にコントロールさせることで同時再生させることが出来る。なお、ジャンプ又は再生速度を低速にコントロールする場合は、ユーザBにジャンプを報知することが望ましい。例えば、静止画像などを順番に表示させるスライドショーのような使い方の場合が想定される。
配信側通信端末100が受信側通信端末200に音楽データを配信中、音楽データの再生が3分まで進んだ時点(配信側再生時間:3分)で、ユーザAに対して第三者から着信があった。配信側通信端末100は音楽再生を停止して通話処理を行うと共に、配信側通信端末100は受信側通信端末200への音楽データ配信を継続する。ユーザBに対する音楽データの再生が5分まで進んだ時点(受信側再生時間:5分)で、ユーザBに対して第三者から着信があると、受信側通信端末200は、配信側通信端末100に対して通話状態信号を送信する。配信側通信端末100は、受信側通信端末200からの通話状態信号を取得して音楽データの配信を停止すると共に、ユーザBの受信側再生時間(5分)を記憶部4に記憶させる。ユーザAとユーザBが共に通話をしている状態から、ユーザAの通話がユーザBより先に終了すると、配信側通信端末100は、自端末の再生時間である配信側再生時間(3分)から音楽の再生を再生する。その後、ユーザAに対する音楽データの再生が4分まで進んだ時点で、ユーザBの通話が終了すると、受信側通信端末200は、配信側通信端末100に対して通話終了信号を送信する。配信側通信端末100は、受信側通信端末200からの通話終了信号を取得すると、自端末における再生時間(4分)から、受信側通信端末200への音楽データの配信を再開する。これにより、ユーザAはユーザBと共に、4分目以降の音楽データを楽しむことが出来る。この場合、ユーザBが通話を終了した時点の音楽再生時間は5分であり、通話終了後に音楽再生時間が4分の位置に移動するため、ユーザBにおいては、音楽再生の連続性が途切れることになるが、ユーザAについては、音楽再生の連続性が維持される。このとき、受信側通信端末200において、音楽再生部208は、5分目か4分目にジャンプして同時再生させるか、再生速度を低速にコントロールさせることで同時再生させることが出来る。なお、ジャンプ又は再生速度を低速にコントロールする場合は、ユーザBにジャンプを報知することが望ましい。
2 近距離送受信部
3 キー入力部
4 記憶部
5 マイク
6 表示部
7 スピーカ
8 音楽再生部
9 イヤホン部
10 動画像再生部
50 制御部
100 通信端末
Claims (4)
- 移動体通信網に接続されている基地局と移動体無線通信により通信を行う第1通信部と、
他端末と近距離無線通信により通信を行う第2通信部と、
再生可能なデータを再生し、自端末で再生中の前記データを前記第2通信部により前記他端末に配信し、当該他端末と前記データを同期再生するように制御している際に、前記第1通信部への着呼に応じた通話を行う場合、自端末における前記データの同期再生を停止すると共に、該データの同期再生の停止に依存することなく、前記第2通信部により前記他端末への前記データの配信を継続するように制御する制御部と、
を備える通信端末。 - 前記制御部は、前記データの配信先の前記他端末から該他端末が通話状態であることを示す通話状態信号を前記第2通信部により受信した場合、前記他端末への前記データの配信を停止するように制御する、請求項1に記載の通信端末。
- 前記制御部は、前記通話状態信号により、前記他端末における前記データの再生時間を示す他端末再生時間を取得し、前記他端末から該他端末の通話終了を示す通話終了信号を前記第2通信部により受信した場合、前記他端末に対し、前記他端末再生時間に基づき前記データの配信を再開するように制御する、請求項2に記載の通信端末。
- 前記制御部は、前記第1通信部への着呼に応じた前記通話により自端末における前記データの再生を停止する場合、自端末における前記データの再生時間を示す自端末再生時間を記憶し、前記通話終了時に、前記自端末再生時間に基づき前記データの再生を再開すると共に、前記自端末再生時間に基づき前記データを前記第2通信部により前記他端末に配信するように制御する、請求項2又は3に記載の通信端末。
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